JPH0959648A - 低ベンゼン含有率改質ガソリン - Google Patents

低ベンゼン含有率改質ガソリン

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JPH0959648A
JPH0959648A JP24360895A JP24360895A JPH0959648A JP H0959648 A JPH0959648 A JP H0959648A JP 24360895 A JP24360895 A JP 24360895A JP 24360895 A JP24360895 A JP 24360895A JP H0959648 A JPH0959648 A JP H0959648A
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JP
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fraction
benzene
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catalyst
weight
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JP24360895A
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English (en)
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Mitsunori Shimura
光則 志村
Nobuto Kobayashi
伸人 小林
Yoshimi Shirato
義美 白戸
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低ベンゼン含有率でありながら、オクタン価
向上基剤の添加を特に必要としない、十分なオクタン価
を有する改質ガソリンの製造方法及び低ベンゼン含有率
改質ガソリンを提供する。 【解決手段】 低ベンゼン含有率改質ガソリンの製造方
法において、(i)ナフサをC6以下の留分とC7以上の
留分とに分離する第1工程、(ii)第1工程で得られた
7以上の留分を接触改質する第2工程、(iii)第2工
程で得られた接触改質油をC6以下の留分とC7以上の留
分とに分離する第3工程、(iv)第1工程、第2工程及
び第3工程で得たC6以下の留分をY型ゼオライトに白
金とセリウムを担持させた触媒又はβ−ゼオライトに白
金を担持させた触媒の存在下で水素化処理し、該留分に
含まれるベンゼンを水添異性化させる第4工程、からな
ることを特徴とする低ベンゼン含有率改質ガソリンの製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナフサを原料として用
い、これから低ベンゼン含有率ガソリンを製造する方
法、ベンゼンの水添異性化用触媒及び低ベンゼン含有率
改質ガソリンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】我が国で製造されるガソリンは、ナフサ
をリフホーミングして得た改質ガソリン(リホーメー
ト)が殆どを占めており、このものは、通常ベンゼンを
3〜10重量%程度含む。しかしながら、ベンゼンは揮
発性が高く、大気中に蒸散する可能性が高いことから、
環境保全の観点から問題となっている。また、アメリカ
では新大気浄化法の施行により、ガソリン中のベンゼン
の含有料を規制する方針を示しており、今後、ガソリン
中のベンゼン含有量を規制する動きは、世界的に広まる
ことが予想される。またベンゼンには発癌性の疑いがあ
ることから、人体に与える影響も懸念されている。
【0003】ガソリン中のベンゼンの低減法には、抽出
法、水添法、アルキル化法などが提案されている。抽出
法としては、溶剤としてスルホランを用いて接触改質油
からベンゼンを抽出分離する方法である。水添法は、ベ
ンゼン富化留分に、水素化処理を施し、ベンゼンをシク
ロヘキサンに転化する方法である。アルキル化法は、ベ
ンゼン富化留分にアルキル化処理を施し、ベンゼンをア
ルキル化させる方法である。ところで、ガソリン中から
ベンゼンを単に除去したり、ガソリン中のベンゼンを水
添してシクロヘキサンにする方法では、ガソリンのオク
タン化の低下が起るため、ガソリンのオクタン価を現状
の水準に保持するには、オクタン価向上基剤の添加が必
要となり、ガソリンコストが上昇するという問題があ
る。一方、ベンゼンをアルキル化する方法では、ガソリ
ンの沸点が高くなり、蒸留特性が変化するため、自動車
用燃料としての使用に問題を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低ベンゼン
含有率でありながら、オクタン価向上基剤の添加を特に
必要としない、十分なオクタン価を有する改質ガソリン
の製造方法及び低ベンゼン含有率改質ガソリンを提供す
ることをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ゼオライトに白金
とセリウムを担持させた触媒又はβ−ゼオライトに白金
を担持させた触媒は、ベンゼンをメチルシクロペンタン
に効率良く水添異性化させるとともに、n−パラフィン
が共存するときには、同時にこのn−パラフィンもメチ
ルシクロペンタンやiso−パラフィンに異性化させる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発
明によれば、低ベンゼン含有率改質ガソリンの製造方法
において、(i)ナフサをC6以下の留分とC7以上の留
分とに分離する第1工程、(ii)第1工程で得られたC
7以上の留分を接触改質する第2工程、(iii)第2工程
で得られた接触改質油をC6以下の留分とC7以上の留分
とに分離する第3工程、(iv)第1工程、第2工程及び
第3工程で得たC6以下の留分をY型ゼオライトに白金
とセリウムを担持させた触媒又はβ−ゼオライトに白金
を担持させた触媒の存在下で水素化処理し、該留分に含
まれるベンゼンを水添異性化させる第4工程、からなる
ことを特徴とする低ベンゼン含有率改質ガソリンの製造
方法が提供される。また、本発明によれば、低ベンゼン
含有率改質ガソリンの製造方法において、(i)ナフサ
を接触改質する第1工程、(ii)第1工程で得られた接
触改質油からC6留分を分離する第2工程、(iii)第2
工程で得られたC6留分をY型ゼオライトに白金とセリ
ウムを担持させた触媒又はβ−ゼオライトに白金を担持
させた触媒の存在下で水素化処理し、該留分に含まれる
ベンゼンを水添異性化させる第3工程、からなることを
特徴とする低ベンゼン含有率改質ガソリンの製造方法が
提供される。さらに、本発明によれば、ナフサを原料と
して得られる炭素数5〜6の炭化水素を主体とする改質
ガソリンであって、ベンゼン含有率が1重量%以下で、
メチルシクロペンタン含有率が7重量%以上で、炭素数
5及び6のイソパラフィンの合計含有率が49重量%以
上である低ベンゼン含有率改質ガソリンが提供される。
さらにまた、本発明によれば、ナフサを原料として得ら
れる炭素数6の炭化水素を主体とする改質ガソリンであ
って、ベンゼン含有率が10重量%以下で、メチルシク
ロペンタン含有率が30重量%以上で、イソヘキサン含
有率が30重量%以上である低ベンゼン含有率改質ガソ
リンが提供される。
【0006】本発明で用いる水添異性化用触媒は、Y型
ゼオライトに白金(Pt)とセリウム(Ce)を担持さ
せた触媒(以下触媒Aとも言う)又はβ−ゼオライトに
白金を担持させた触媒(以下、触媒Bとも言う)であ
る。触媒Aにおいて、Y型ゼオライトとしては、シリカ
/アルミナモル比が3〜6、好ましくは4〜6の範囲に
あるものが用いられている。白金担持量は、全触媒中、
白金金属(Pt)換算量で、0.01〜3.0重量%、
好ましくは0.01〜1.0重量%である。セリウムの
担持量は、全触媒中、セリウム金属(Ce)換算量で、
1.0〜10.0重量%、好ましくは5〜10重量%で
ある。
【0007】Y型ゼオライトに白金及びセリウムを担持
させる方法としては、通常、イオン交換法が用いられ
る。この場合、白金は、例えば、分子式(H2PtCl6
・nH2O)で表わされる白金塩として用いられ、セリ
ウムは、例えば、分子式(Ce(NO33)で表わされ
るセリウム塩として用いられる。触媒Aは、これらの金
属塩を含む水溶液中にY型ゼオライトを浸漬し、イオン
交換させることにより製造することができる。
【0008】触媒Bにおいて、β−ゼオライトとして
は、シリカ/アルミナモル比が10〜50、好ましくは
20〜50の範囲にあるものが用いられる。白金担持量
は、全触媒中、白金金属換算量で、0.01〜3.0重
量%、好ましくは0.01〜1.0重量%である。この
触媒Bも、前記触媒Aの場合と同様に、イオン交換法で
製造することができる。
【0009】本発明の触媒を用いて留分中に含まれるベ
ンゼンをメチルシクロペンタンに水添異性化するには、
留分を触媒充填層に水素とともに流通させればよい。こ
の場合の反応温度は200〜400℃、好ましくは30
0〜400℃、反応圧力は10〜50kg/cm2G、
好ましくは20〜50kg/cm2G、LHSV(液空
間速度)は0.1〜10hr-1、好ましくは0.5〜5
hr-1、水素/ベンゼンモル比は3〜10、好ましくは
3〜5である。
【0010】本発明によるナフサを原料とする改質ガソ
リンにおいて、炭素数5〜6の炭化水素を主体とする改
質ガソリンの組成を示すと、ベンゼン含有率:1重量%
以下、好ましくはゼロ%、メチルシクロペンタン含有
率:7重量%以上、好ましくは8〜10重量%、炭素数
5及び6のイソパラフィンの合計量:49.0重量%以
上、好ましくは50〜55重量%、イソヘキサンの含有
量:23.0重量%以上である。一方、炭素数6の炭化
水素を主体とする改質ガソリンの組成を示すと、ベンゼ
ン含有率:10重量%以下、好ましくはゼロ%、シクロ
ペンタン含有率:30重量%以上、好ましくは30〜4
5重量%、イソヘキサン含有率:30重量%以上、好ま
しくは30〜35重量%である。本発明の改質ガソリン
は、オクタン価向上基剤を添加しない状態でも十分高い
オクタン価を示し、そのRONオクタン価は80以上、
通常、80〜85である。もちろん、本発明による改質
ガソリンには、必要に応じ、オクタン価向上基剤を添加
してもよい。
【0011】次に、本発明を図面を参照しながら詳述す
る。図1はナフサの蒸留工程を含む方法についてのフロ
ーシートを示す。図2はナフサの接触改質工程を含む方
法のフローシートを示す。図1において、原料ナフサは
ライン5を通って蒸留工程1に導入され、ここでC6
下の留分とC7以上の留分とに分離される。C6以下の留
分は、ライン6及びライン12を通って水添異性化工程
4に送られる。一方、C7以上の留分はライン7を通っ
て接触改質工程2に送られる。接触改質工程2で得られ
た接触改質油はライン9を通って抜出され、蒸留工程3
に導入され、ここでC6以下の留分とC7以上の留分とに
分離され、C6以下の留分はライン10及び12を通っ
て水添異性化工程4へ送られ、一方、C7以上の留分は
ライン11を通って抜出される。接触改質工程2におい
て得られた接触改質ガスはライン8を通って排出され
る。水添異性化工程4で得られた生成物は、ライン13
を通って製品ガソリンとして抜出される。この製品ガソ
リン中のベンゼン含有率は、1.0重量%以下、好まし
くはゼロ%であり、そのメチルシクロヘプタン含有率は
7.7重量%以上である。
【0012】前記接触改質工程2は、従来良く知られた
工程であり、C7以上の留分を水素化処理触媒の充填層
に水素とともに流通させることによって実施される。こ
の場合の反応温度は300〜600℃、好ましくは40
0〜600℃であり、反応圧力は10〜50kg/cm
2Gであり、LHSVは0.1〜10hr-1、好ましく
は0.5〜5hr-1であり、水素/油比は、モル比で3
〜10、好ましくは3〜5である。触媒としては、白金
−アルミナ触媒や、白金−シリカアルミナ触媒、酸化モ
リブデン−アルミナ触媒等が用いられる。前記水添異性
化工程4は、C6以下の留分を、本発明触媒の充填層に
水素とともに流通させることによって実施される。この
場合の反応温度は200〜400℃、反応圧力は10〜
50kg/cm2Gであり、LHSVは0.1〜10h
-1、水素/ベンゼンモル比は3〜10である。
【0013】図2において、原料ナフサはライン24を
通って接触改質装置に供給され、ここで接触改質され
る。接触改質油はライン26を通って蒸留塔22に送ら
れる。接触改質ガスはライン25を通って排出される。
接触改質油は、蒸留工程22において、C6以下の留分
とC7以上の留分とに分離され、C6以下の留分はライン
27を通って水添異性化工程23に送られ、C7以上の
留分はライン28を通って抜出される。水添異性化工程
23で得られた生成物は、製品ガソリンとしてライン2
9を通して抜出される。この製品ガソリン中のベンゼン
含有率は10重量%以下で、好ましくは、ゼロ%であ
り、メチルシクロペンタン含有率は30重量%以上であ
る。
【0014】前記改質工程21は、従来良く知られた工
程であり、原料ナフサを水素化処理触媒の充填層に水素
とともに流通させることによって実施される。この場合
の反応温度は300〜600℃、好ましくは400〜6
00℃であり、反応圧力は10〜50kg/cm2G、
好ましくは20〜50kg/cm2Gであり、LHSV
は0.1〜10hr-1、好ましくは0.5〜5hr-1
あり、水素/油比は、モル比で3〜10、好ましくは3
〜5である。触媒としては、白金−アルミナ触媒や、白
金−シリカルミナ触媒、酸化モリブデン−アルミナ触媒
塔が用いられる。前記水添異性化工程28は、図1に関
して示したのと同様にして実施される。
【0015】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0016】実施例1 (ナフサ蒸留工程)マクマホンパッキングを充填した内
径20mmφ、高さ2000mmの回分式精留塔を用
い、常圧、還流比20の条件で、ナフサを蒸留処理した
ときの生成油組成を表1に示す。 (ナフサの接触改質工程及び接触改質油の蒸留工程)触
媒としてPt−シリカアルミナを用い、460℃、50
Kg/cm2Gの条件で、C7以上のナフサ留分の接触改
質を行った結果を表2に示す。また、この工程で得た接
触改質油をマクマホンパッキングを充填した内径20m
mφ、高さ2000mmの回分式精留塔を用いて、常
圧、還流比20の条件下で蒸留したときの結果を表3に
示す。 (水添異性化工程)Pt/Ce−Y型ゼオライトを充填
した固定床反応装置を用い、上記のナフサ蒸留工程及び
接触改質油の蒸留工程で得たC6以下の混合物に水添異
性化処理を行った。反応条件は、温度350℃、圧力4
0Kg/cm2G、液空間速度(LHSV)1.0hr
-1、水素/ベンゼンモル比10であった。表4に生成物
組成を示す。原料中のベンゼンは100%転化し、接触
改質油中のベンゼンを100%除去できた。生成物のオ
クタン価は、原料のオクタン価(77.8)に対し、8
4.6となった。前記Pt/Ce−Y型触媒は、Y型ゼ
オライト(SiO2/Al23モル比=5.5)にイオ
ン交換法によりPtとCeを担持させたもので、全触媒
に対し、Ptの担持量は0.06重量%、Ceの担持量
は8.5重量%であった。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】実施例2 接触改質油のC6留分をPt−βゼオライトを充填した
固定床反応装置を用いて水添異性化処理した。反応条件
は、温度350℃、圧力40Kg/cm2G、液空間速
度(LHSV)1.0hr-1、水素/ベンゼンモル比1
0であった。表5に、生成物組成を示す。生成物のオク
タン価は、原料のオクタン価(89.6)に対し、8
3.9となった。前記Pt−βゼオライトは、β−ゼオ
ライト(SiO2/Al23モル比=25)にPtをイ
オン交換法により担持させた触媒で、Ptの担持量は、
全触媒に対して0.35重量%である。
【0022】比較例1 接触改質油のC6留分をPt−シリカアルミナを充填し
た固定床反応装置を用いて水添異性化処理した。反応条
件は、温度350℃、圧力40Kg/cm2G、液空間
速度(LHSV)1.0hr-1、水素/ベンゼンモル比
10であった。表6に、生成物組成を示す。生成物のオ
クタン価は、原料のオクタン価(89.6)に対し、7
6.3となった。
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ナフサを原料として、
これから低ベンゼン含有率でありながら、オクタン価向
上基剤を添加することなしに、高オクタン価ガソリン
(改質ガソリン)を得ることができる。本発明の改質ガ
ソリンは、低ベンゼン含有率でありながら、逆に、メチ
ルシクロペンタンの含有率が著しく高いことを特徴と
し、オクタン価向上基材の無添加でも、そのオクタン価
は十分に高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する場合のフローシートの
1例を示す。
【図2】本発明の方法を実施する場合のフローシートの
他の例を示す。
【符号の説明】
1,3,22 蒸留工程 2,21 接触改質工程 4,23 水添異性化工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23K 5/08 F23K 5/08 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低ベンゼン含有率改質ガソリンの製造方
    法において、(i)ナフサをC6以下の留分とC7以上の
    留分とに分離する第1工程、(ii)第1工程で得られた
    7以上の留分を接触改質する第2工程、(iii)第2工
    程で得られた接触改質油をC6以下の留分とC7以上の留
    分とに分離する第3工程、(iv)第1工程、第2工程及
    び第3工程で得たC6以下の留分をY型ゼオライトに白
    金とセリウムを担持させた触媒又はβ−ゼオライトに白
    金を担持させた触媒の存在下で水素化処理し、該留分に
    含まれるベンゼンを水添異性化させる第4工程、からな
    ることを特徴とする低ベンゼン含有率改質ガソリンの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 低ベンゼン含有率改質ガソリンの製造方
    法において、(i)ナフサを接触改質する第1工程、
    (ii)第1工程で得られた接触改質油からC6留分を分
    離する第2工程、(iii)第2工程で得られたC6留分を
    Y型ゼオライトに白金とセリウムを担持させた触媒又は
    β−ゼオライトに白金を担持させた触媒の存在下で水素
    化処理し、該留分に含まれるベンゼンを水添異性化させ
    る第3工程、からなることを特徴とする低ベンゼン含有
    率改質ガソリンの製造方法。
  3. 【請求項3】 ナフサを原料として得られる炭素数5〜
    6の炭化水素を主体とする改質ガソリンであって、ベン
    ゼン含有率が1重量%以下で、メチルシクロペンタン含
    有率が7重量%以上で、炭素数5及び6のイソパラフィ
    ンの合計含有率が45重量%以上である低ベンゼン含有
    率改質ガソリン。
  4. 【請求項4】 ナフサを原料として得られる炭素数6の
    炭化水素を主体とする改質ガソリンであって、ベンゼン
    含有率が10重量%以下で、メチルシクロペンタン含有
    率が30重量%以上で、イソヘキサン含有率が30重量
    %以上である低ベンゼン含有率改質ガソリン。
JP24360895A 1995-08-29 1995-08-29 低ベンゼン含有率改質ガソリン Pending JPH0959648A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001077268A1 (fr) * 2000-04-10 2001-10-18 Nippon Oil Corporation Combustible pour systeme de pile a combustible
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