JPH09555A

JPH09555A - 防止ベルト

Info

Publication number: JPH09555A
Application number: JP7190988A
Authority: JP
Inventors: Yoshikazu Hatano; 美和秦野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-06-22
Filing date: 1995-06-22
Publication date: 1997-01-07

Abstract

(57)【要約】【目的】アトピー性皮膚炎を悪化させない為に、両手の
動きを抑制する事を目的とするベルトである。【構成】ベルト（１）の両脇に、面ファスナーの腕バン
ド（３）をつけたリング（２）を通し、ベルト（１）の
後部より股ベルト（４）をつけ、前方でベルト（１）に
装着することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、アトピー性皮膚炎を
悪化させない為に、両手の動きを抑制する防止ベルトで
ある。

【０００２】

【従来の技術】アトピー性皮膚炎は、非常にかゆみを伴
うため、かきこわし、傷を作ったり出血や膿化疹等を引
き起こし、ますます悪化していた。「かきむしり」を抑
制する用具は特に無く、各家庭、病院等では紐やロープ
で乳幼児の腕を縛ったりベッドの柵に繋いでいた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の方法には、次の
様な欠点があった。（イ）手の動きを抑制しないでいると、かきむしること
により、症状が悪化したり、他の症状を引き起こす。（ロ）親や看護婦は、１日中患者から目が離せず、眠る
ときもつきっきりで見張ったり、紐やロープの確認や、
締め直しをしなくてはいけない。（ハ）患者は、縛られているため全く動く事ができな
い。（ニ）手足に紐やロープがくい込むため、患者にとって
苦痛である。（ホ）縛られていることのストレスや、親、看護婦への
不信感、手遊びが出来ない等、子供の心身の発達に与え
る弊害が大きい。（ヘ）乳幼児を「縛る」ということは残酷である。本発明は、これらの欠点を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【問題を解決するための手段】ベルト（１）の両脇に、
面ファスナーの腕バンド（３）をつけたリング（２）を
通し、ベルト（１）の後部より股ベルト（４）をつけ、
前方でベルト（１）に装着する。本発明は、以上のよう
な構成よりなる防止ベルトである。

【０００５】

【作用】以上の構成であるから、乳幼児を残酷にも縛る
ことなく抑制し、病状の悪化を防ぐことができる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。実
施例は、本発明を表現するためのものであり、請求の範
囲を限定するものではない。（実施例１）（イ）着脱式の長さの調節可能なベルト（１）の両脇
に、面ファスナーの腕バンド（３）をつけたリング
（２）を通す。（ロ）ベルト（１）の後部より二股に分かれた、長さ調
節部品（５）のついた股ベルト（４）をつける。（ハ）股ベルトの輪（６）を前方でベルト（１）に通
す。（実施例２）（イ）着脱式の長さの調節可能なベルト（１）の両脇
に、面ファスナーの腕バンド（３）をつけたリング
（２）を通す。（ロ）ベルト（１）の後部より二股に分かれた、長さ調
節部品（５）のついた股ベルト（４）をつける。（ハ）股ベルト（４）を前方でベルト（１）にバタン
（７）で装着する。（実施例３）（イ）着脱式の長さの調節可能なベルト（１）の両脇
に、面ファスナーの腕バンド（３）をつけたリング
（２）を通す。（ロ）ベルト（１）の後部より二股に分かれた、長さ調
節部品（５）のついた股ベルト（４）をつける。（ハ）股ベルト（４）を前方でベルト（１）にクリップ
（８）で装着する。（実施例４）（イ）着脱式の長さの調節可能なベルト（１）の両脇
に、面ファスナーの腕バンド（３）をつけたリング
（２）を通す。（ロ）ベルト（１）の後部より、先端部分に面ファスナ
ーの付いた布、又はネットの股ベルト（９）をつける。（ハ）股ベルト（９）を前方でベルト（１）に装着す
る。

【０００７】

【発明の効果】

（イ）腕バンド（３）は面ファスナーであるため、微妙
な長さ調節が可能、つけ外しが容易である。（ロ）リング（２）があることにより多少の余裕がで
き、手を動かすことが出来るので、おもちゃ遊びや物を
持つ事ができる。しかし、顔には手が届かない。（ハ）股ベルト（４）は、前方で外すことが出来るた
め、オムツ交換も防止ベルトを付けたまま可能。（ニ）股ベルト（４）があるため、ベルト（１）がずり
上がったり、片方の手が顔に届いたりすることが無い。（ホ）ベルトであるため、残酷さは低減する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の実施例１を示す斜視図である。

【図３】本発明の実施例２を示す斜視図である。

【図４】本発明の実施例３を示す斜視図である。

【図５】本発明の実施例４を示す斜視図である。

【図６】本発明の実施例１を装着した図である。

【符号の説明】

１ベルト２リング３面ファスナーの腕バンド４股ベルト５長さ調節部品６輪７ボタン８クリップ９先端に面ファスナーの付いた布、又はネットの股ベ
ルト

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）ベルト（１）の両脇に、面ファスナ
ーの腕バンド（３）をつけたリング（２）を通す。（ロ）ベルト（１）の後部より股ベルト（４）をつけ
る。（ハ）股ベルト（４）を前方でベルト（１）に装着す
る。以上のごとく構成された防止ベルト。