JPH0955165A - ディスプレイ調整装置及びディスプレイ調整方法及びそれを用いて調整されたディスプレイ - Google Patents

ディスプレイ調整装置及びディスプレイ調整方法及びそれを用いて調整されたディスプレイ

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JPH0955165A
JPH0955165A JP20625895A JP20625895A JPH0955165A JP H0955165 A JPH0955165 A JP H0955165A JP 20625895 A JP20625895 A JP 20625895A JP 20625895 A JP20625895 A JP 20625895A JP H0955165 A JPH0955165 A JP H0955165A
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Daiki Masumoto
大器 増本
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイを工場から出荷する際にはフォ
ーカス等の調整が行なわれているが現在これらの作業は
主に人手に行なわれており、効率が悪かった。また、エ
キスパートシステムにより自動化を行なうものもあった
が、ルールやデータの入力作業が複雑であり、多機能へ
の対応が困難であった。 【解決手段】 ニューラルネットワークを用いて調整パ
ラメータからディスプレイの表示状態を表わす特徴への
写像を学習した後、そのニューラルネットワークを使っ
て調整を行なうことにより容易にディスプレイの調整を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスプレイ調整装
置及びディスプレイ調整方法及びそれを用いて調整され
たディスプレイに係り、特に、工場出荷前にディスプレ
イの画面サイズ、位置歪みやフォーカス、色調等の表示
状態を調整するためのディスプレイ調整装置及びディス
プレイ調整方法及びそれを用いて調整されたディスプレ
イに関する。
【0002】ディスプレイを出荷する際にはディスプレ
イの画面の表示状態が最適な表示状態となるように調整
される。この調整作業は1台1台のディスプレイに対し
て行なう必要があることから作業の効率化が望まれてい
た。
【0003】
【従来の技術】従来、工場から出荷されるディスプレイ
の調整、特に、フォーカスの調整は主に人手により行な
われていた。人手によるディスプレイ調整は作業員がデ
ィスプレイを実際に見ながら、全体的にフォーカスが均
一となるように調整を行っていた。このため、手間がか
かり、コストの増加を招いてしまう。自動化を行なうた
めに特開平5−242890号に示されるようにエキス
パートシステムを用いるものも出てきている。エキスパ
ートシステムでは熟練者のこつ等を予めルールとして教
え込み、教え込んだルールに従って作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のディ
スプレイの調整は人手によるところが大きく作業の効率
化は困難であった。また、エキスパートシステムを用い
た方法では熟練者に実際にさまざまな状況で調節を行な
ってもらい、データやルールを集める必要があり、熟練
者の能力によってシステムの限界が決まってしまい、ま
た、熟練者は他の特徴や経験をも利用して調節を行なっ
ているため、表示の特徴をy、調整幅をΔxとするとy
→Δxの関係が一対多対応(同じ特徴に対して異なる調
節を行なう)になる場合はモデル構築困難となる。
【0005】さらに、y→Δxの関係は複雑なのでモデ
ルも複雑(たとえば、膨大なルールの集合)になり、そ
のため、調整時間が長くなってしまう等の問題点があっ
た。本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ディス
プレイの調整作業を効率良く行なえるディスプレイ調整
装置及びディスプレイ調整方法及びそれを用いて調整さ
れたディスプレイを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。ディスプレイ1には、調整用のパターンが表示さ
れる。画面計測手段2は、前記ディスプレイ1に表示さ
れた画像の表示状態を計測する。
【0007】特徴抽出手段3は、前記画面計測手段2で
計測された前記ディスプレイ1の画面の表示状態から調
整に必要となる特徴を抽出する。学習手段4は、ディス
プレイ1の必要な調整パラメータと前記特徴抽出手段3
で抽出された特徴との間の関係を学習する。
【0008】調整手段5は前記学習手段4で学習された
学習結果を用いて、前記特徴抽出手段3で抽出された特
徴に応じて調整パラメータを決定し、前記ディスプレイ
の画面の表示状態を調整する。請求項2は、前記学習手
段が前記特徴抽出手段で抽出された特徴との間の関係を
順モデルとして構築するモデル化手段を有することを特
徴とする。
【0009】請求項3は、前記モデル化手段が階層型ニ
ューラルネットワークを用いて前記順モデルを構築する
ことを特徴とする。請求項4は、前記モデル化手段が階
層型ニューラルネットワークが前記ディスプレイの調整
パラメータと前記特徴抽出手段で抽出された特徴との間
の関係を学習する際に誤差逆伝達学習法を用いることを
特徴とする。
【0010】請求項6は、調整パラメータを変えること
により画面の表示状態が所望の表示状態に調整されるデ
ィスプレイにおいて、前記画面の表示状態が請求項1乃
至4のいずれか一項記載のディスプレイ調整装置を用い
て調整されたことを特徴とする。
【0011】請求項7は、調整パラメータを変えること
により画面の表示状態が所望の表示状態に調整されるデ
ィスプレイにおいて、前記画面の表示状態が請求項5に
記載のディスプレイ調整装置を用いて調整されたことを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図2に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。本実施例のディスプレイ調整装置10
はディスプレイ11の画面を撮像して表示画像パターン
の表示状態を計測するビデオカメラ12,ビデオカメラ
12で撮像された画像パターンを画像処理して特徴値と
して例えばフォーカスの程度を表す特徴値を抽出する特
徴抽出器13,特徴抽出器13で抽出された特徴値とそ
のときのディスプレイ10の調整パラメータとの関係を
ディスプレイ10の調整パラメータの値を変えつつ、予
めモデル化しておき、調整時にモデル化されたデータに
応じて最適値を得る自動調整器14より構成される。
【0013】本実施例の自動調整器14ではニューラル
ネットワークによりモデリングが行なわれる。本実施例
の自動調整器14では入出力例(xi ,yi )を収集
し、それを提示することにより、階層型ニューラルネッ
トワークによって「ディスプレイ+カメラ+特徴抽出
器」の順モデルを構築する。ここで、階層型ニューラル
ネットワークについて説明する。
【0014】階層型ニューラルネットワークは、入力
層、出力層およびいくつかの中間層から構成される。各
層間には、入力から出力の方向に結合が存在する。各層
は、ニューロンと呼ばれるユニットから成り、ユニット
iの出力yi は、一つ入力寄りの層のユニットjの出力
j ,ユニットjからユニットiへの結合の重みをwij
としたとき、次式のように表現される。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、σは出力関数、θi は閾値とよば
れ、出力関数としては、通常シグモイド関数、
【0017】
【数2】
【0018】が用いられる。また、モデル化を行なうた
めのアルゴリズムとして、誤差逆伝播学習法(BP法:
BackPropagation)を採用する。誤差逆
伝播学習法はxp (ベクトル)を学習サンプルにおける
入力データ、y p (ベクトル)を目標出力とする。fを
ネットワークの入出力写像とするとき、誤差関数とし
て、誤差二乗和を採用すると、
【0019】
【数3】
【0020】として得られる式において、Eを最小にす
るようなネットワークの重みwij,閾値θi を最急降下
法で求める方法である。なお、これには、∂E/∂
ij,∂E/∂θi を求める必要があり、これらを求め
るアルゴリズムはRumelhartらによって与えら
れている。
【0021】図3に自動調整器14でのモデルを構築す
る際の処理手順を示す。自動調整器14では、まず、デ
ータの収集を行なう(ステップS1-1〜S1-4)。デー
タの収集は調整変数を適当な値xi (ベクトル)に設定
し、そのときの映像の特徴yi (ベクトル)を抽出する
ことにより得られ、これらの値を(xi ,yi )という
ようにペアにして記憶する。この操作を調整変数の値を
変えて適当な回数(N回)繰り返し、データを集める
(ステップS1-3,S1-4)。収集データDN
(x1 ,y1 ),(x2 ,y2 ),(x3 ,y3 ),…
(xN ,yN)で表わす。
【0022】次に自動調整器14は学習を行なう(ステ
ップS1-5)。学習は調節変数から特徴量への変換を前
述の誤差逆伝播学習法を使って学習する。図5に本発明
の一実施例の自動調整器14の学習時の動作説明図を示
す。図5に示されるように調節パラメータxのネットワ
ーク処理後の出力値と特徴値yとの誤差が最小になるよ
うにネットワークの重みを更新する。
【0023】学習終了後にネットワークNTの重みを固
定する(ステップS1-6)。以下に、自動調整器14に
おけるニューラルネットワークによって構築した順モデ
ルを使った最適調節値の探索方法について説明する。こ
の方法は、能動的なセンシングシステムを構築するため
の手法であり、インタレイティブ・インバージョン(I
terative Inversion)法とよんでい
る。
【0024】イタレイティブ・インバージョン法につい
て説明する。ここで、ネットワークは、予め入力データ
sと出力データf(s)との対応関係を学習しているも
のとする。まず、何らかの方法で、入力データの初期値
sを仮定して、ニューラルネットに入力する。
【0025】次に、ニューラルネットから出力されるデ
ータf(s)と、実際に観測されるデータdとの二重誤
差U(s,d)を計算する。
【0026】
【数4】
【0027】次に、U(s,d)がある定数 より大き
いとき、それを小さくするように次式に従って入力デー
タsを最急降下法で更新する。
【0028】
【数5】
【0029】但し、Kは定数、右辺第二項は、次式のよ
うに展開できる。
【0030】
【数6】
【0031】ここで、右辺の偏微分はsi が変化したと
きに、出力データfj (s)がどの程度変化するか、す
なわち、ネットワークの入力層の1つのユニットiの値
の変化が、出力層の1つのユニットjの出力値にどの程
度の影響を及ぼすかという感度を表す。
【0032】この偏微分は、以下のように計算できる。
入力層ユニットiの入出力値をsi (入力層ユニットは
入力と同じ値を出力する),入力層ユニットiと中間層
ユニットkとの間の結合の重みをwki,中間層ユニット
kの入力値をHk =Σi kii ,中間層ユニットkの
出力値をhk =σ(Hk ),(σはユニットの出力関
数)中間層ユニットkと出力層ユニットjとの間の結合
の重みをujk,出力層ユニットjの入力値をFj =Σk
jkk ,出力層ユニットjの出力値をfj =σ
(Fj ),と定義すると、次式が得られる。
【0033】
【数7】
【0034】ここで、更新したsを初期値として、式
(4)を実行する。以上の処理を繰り返すことにより、
観測データとの矛盾が少ない入力データsを決定するこ
とができる。自動調整器14では上記のイタレイティブ
・インバージョン法(Itera−tive Inve
rsion)を用い、最適値を計算する。
【0035】まず、初期値を決定する(ステップS
-1)。ここでは現在の知識を使って、最適調節値を推
測し、それを初期値x(0)とする。何も知識がない場
合は、ランダムな数値を初期値とする。例えば、t=0 次に、調節変数の入力とネットワークの前向き処理を行
なう(ステップS2-2,S2-3)。
【0036】ここでは調節変数x(t)をネットワーク
に入力する。ネットワークは学習で得られた重みを使っ
て出力値y(x(t))を計算する。次に、評価関数値
の計算を行なう(ステップS2-4)。評価関数は、特徴
がどのようになったときが最適なのかを考慮して、あら
かじめ設計しておく。イタレイティブ・インバージョン
法を使うためには、この関数は連続かつ一階微分可能な
ものである必要がある。
【0037】その評価関数に従って、ネットワーク出力
y(t)から評価関数値f(y(t))を計算する。次
に、調整変数の更新を行なう(ステップS2-5)。評価
関数値f(y(t))を逆伝搬することによって、xの
更新ベクトルΔxを求める。
【0038】x(t+1)=x(t)+Δx t=t+1 Iterative Inversion法を使えば、
評価が上がるようにネットワークの入力xを更新するこ
とができる。
【0039】次に評価関数値f(y(t))が希望の値
に達するか、または、tがあらかじめ決めた数を超えた
ら終了する(ステップS2-6)。ステップS2-6で評価
関数値が所定に達しない場合にはステップS2-2に戻
る。図6に本発明の一実施例の自動調整器14の最適調
節値の検索処理の動作説明図を示す。
【0040】図6に示すようにモデル化により重みが固
定されたネットワークに所定の調整パラメータxを入力
し、このとき得られる特徴値yを評価関数f(y)に代
入することにより評価値を求め、次にIterativ
e Inversion法を使うことにより調整パラメ
ータxの更新量Δxを求める。次に、Δxにより調整パ
ラメータxを更新し、それをネットワークに入力する。
【0041】以上の操作を評価値f(y)が最小となる
まで行なえば最適値を見つけることができる。図7,図
8に示す特性に基づいて教師パターンを作成する。調節
電圧Va,調節電圧Vbに対する7台のカメラのうち2
台のカメラの特性を示す。次に、カメラ1のXぼけ量,
カメラ2のXぼけ量,…カメラ7のXぼけ量、カメラ1
のYぼけ量,カメラ2のYぼけ量,…カメラ7のYぼけ
量、の形式で教師パターンファイルを作る。
【0042】このとき、調節電圧、ぼけ量を適切に正規
化する。調節電圧については、Va:0.0 →1.4 ,V
b:0.0 →1.0 となるように正規化する。ぼけ量につい
ては、ディスプレイ毎に正規化の方法を決める。現在
は、そのディスプレイを観測して得られたすべてのぼけ
量の最大値で割ることで0から1の範囲に正規化する
と、教師パターンは、以下に示されるようになる。
【0043】 pattern <s0> 0.050 0.100→0.1097 0.0936 0.0694 0.0802 0.1190 0.0924 0.0823 0.0846 0.0749 0.0639 0.1039 0.1035 0.0731 0.0672; … pattern <s87> 0.750 0.600 → 0.0797 0.0736 0.0505 0.0650 0.0912 0.0781 0.0682 0.1164 0.1078 0.1031 0.1637 0.1575 0.1280 0.1177; 次に、学習を行なう。ここでは図9に示すような2入力
14出力のネットワークを定義し、教師パターンを学習
させる。(ここでは、「neurosim」(トレード
マーク)というシミューレータを使用した)。
【0044】次に上述したような自動調整器14による
調整について検証する。ここでは、以下の3つの事項を
検証する。 (1)一台のディスプレイに限定をした場合に、その特
性の学習がどの程度行なえるか? (2)学習の結果得られたモデルを使った調整がどの程
度うまく行くか? 画面の7箇所での計測値のバランスをとりながら調整を
行うことができるか? (3)一台目のディスプレイ特性の学習が、他のディス
プレイの特性の学習にどのくらい役立つか? まず、前述のような学習処理を許容誤差5%で2万回学
習させた場合について説明する。このとき、計算に要し
た時間はS−4/20で約8分、最終誤差は、0.358 と
なり、図10に示される学習曲線となる。その学習され
た特性を3次元表示(Va軸、Vb軸、ぼけ量)したも
のを図11に示す。
【0045】ディスプレイDisp2についても同じ構
造のネットワークを使って学習を行なった。許容誤差5
%で2万回学習させた。計算に要した時間はS−4/2
0で約8分、最終誤差は、0.204 でその学習曲線は図1
0に示すものとなる。
【0046】次に、最適調節電圧の探索について検証を
行なう。評価関数として、ぼけ量の二乗和を使う。すな
わち、ネットワークの出力の二乗和である。評価関数の
曲面を図12に示す。図12(A)は三次元表示、図1
2(B),(C)は(A)を各軸Va,Vbに平行なB
方向から見た図を示す。
【0047】まず、初期値を〔0.0 ,0.1 ,…,1.3 ,
1.4 〕×〔0.0 ,0.1 ,…,0.9 ,1.0 〕の165通り
用意し、探索を行なう。各初期値について、以下の条件
で最適電圧の探索を行った。許容誤差1%,降下係数0.
01,最大5千ステップ降下。図13に、初期値〔7.0 ,
5.7 〕から出発した場合の降下の様子を軌跡で示し、さ
らに、すべての初期値からの最終到達点を重ね書きした
ものを同時に示す。一つの初期値から始めて5000ス
テップ降下するのに要する計算時間は、約1秒で、すべ
ての初期値がほぼ同じ点に到達している。このように、
高速で最終到達点に収束させることができる。
【0048】ここでは、ディスプレイ(Disp1,D
isp2)の映像を7台のカメラで撮影し、各撮影領域
のXぼけ量、Yぼけ量を算出した。調節電圧(Va,V
b)は、Va:5.6 →7.0 (0.2 KV毎)、Vb:5.7
→6.7 (0.1 KV毎)のように変化させた。データを3
次元表示(x,y,z)=(Va軸、Vb軸、ぼけ量)
したものを図7(Disp1)、図8(Disp2)に
示す。
【0049】次に別のディスプレイDisp2で学習を
行った検証結果を説明する。Disp1で学習した結果
得られたネットワークを使って、Disp2を学習す
る。また、その逆に、ディスプレイDisp2で学習し
た結果得られたネットワークを使ってDisp1を学習
する。
【0050】さらに、得られたネットワークを使って、
最適調節電圧の探索をし、独立に学習した場合の結果と
比較する。学習曲線を図14に示す。学習は高速に進む
ので、100回で打ち切った。計算時間は約2.5 秒であ
った。また、すべての初期値からの最終到達点を重ね書
きしたものを図15に示す。
【0051】別のディスプレイの特性を学習した結果得
られたネットワークを使って学習を開始すれば、図1
4,図15に示すように効率よく、かつ、確実に学習が
進むことがわかる。
【0052】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、学習機能を用いて常に一定の基準を満足するディス
プレイの調整が行なえる等の特長を有する。請求項2に
よれば、学習手段は順モデルとして学習モデルを構築し
ているため、調整パラメータに対して特徴を一定に決め
られるため、モデルの構築を容易に行なえ、また、自動
化が行なえるため、調整作業を効率的に行なえる等の特
長を有する。
【0053】請求項3によれば、ニューラルネットワー
クを用いることにより順モデルの構築が容易に可能とな
る等の特長を有する。請求項4によれば、学習に誤差逆
伝達学習法を用いることにより、順モデルの構築が効率
的に行なえる等の特長を有する。
【0054】請求項5によれば、学習機能を用い常に一
定の基準を満足するディスプレイの調整が行なえる等の
特長を有する。請求項6,7によれば、上記の調整装
置、方法により調整を行なうことにより、均一に調整さ
れたディスプレイを提供できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の自動調整器のモデリング処
理(学習)の動作フローチャートである。
【図4】本発明の一実施例の自動調整器の動作説明図で
ある。
【図5】本発明の一実施例の自動調整器の最適調節値検
索処理の動作フローチャートである。
【図6】本発明の一実施例の自動調整器の動作説明図で
ある。
【図7】本発明の一実施例のディスプレイdisp1の
ボケ特性図である。
【図8】本発明の一実施例のディスプレイdisp2の
ボケ特性図である。
【図9】本発明の一実施例の自動調整器の動作説明図で
ある。
【図10】本発明の一実施例のディスプレイdisp
1,2の学習曲線を示す図である。
【図11】本発明の一実施例のディスプレイdisp1
のボケ特性を学習した自動調整器の出力特性図である。
【図12】本発明の一実施例のディスプレイdisp1
の評価関数曲面を示す図である。
【図13】本発明の一実施例の最適調節電圧値の検索経
過と結果を示す図である。
【図14】本発明の一実施例の別のディスプレイで学習
した結果を用いてディスプレイを学習するときの学習曲
線を示す図である。
【図15】本発明の一実施例の別のディスプレイで学習
した結果を用いて探索を行った結果を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ 2 画面計測手段 3 特徴抽出手段 4 学習手段 5 調整手段 10 ディスプレイ調整装置 11 ディスプレイ 12 カメラ 13 特徴抽出器 14 自動調整器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイの画面の表示状態を調整パ
    ラメータを変えることにより所望の状態に調整するディ
    スプレイ調整装置において、 前記ディスプレイに表示された画像の表示状態を計測す
    る画面計測手段と、 前記画面計測手段で計測された前記ディスプレイの画面
    の表示状態から調整に必要となる特徴を抽出する特徴抽
    出手段と、 前記ディスプレイの調整パラメータと、前記特徴抽出手
    段で抽出された特徴との間の関係を学習する学習手段
    と、 前記学習手段で学習された学習結果を用いて前記特徴抽
    出手段で抽出された特徴に応じて前記ディスプレイの調
    整パラメータを調整する調整手段とを有することを特徴
    とするディスプレイ調整装置。
  2. 【請求項2】 前記学習手段は前記ディスプレイの調整
    パラメータと、前記特徴抽出手段で抽出された特徴との
    間の関係を順モデルとして構築するモデル化手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ調整装
    置。
  3. 【請求項3】 前記モデル化手段は階層型ニューラルネ
    ットワークを用いて前記順モデルを構築することを特徴
    とする請求項2記載のディスプレイ調整装置。
  4. 【請求項4】 前記モデル化手段は階層型ニューラルネ
    ットワークが前記ディスプレイの調整パラメータと前記
    特徴抽出手段で抽出された特徴との間の関係を学習する
    際に誤差逆伝達学習法を用いることを特徴とする請求項
    3記載のディスプレイ調整装置。
  5. 【請求項5】 ディスプレイの画面の表示状態を前記調
    整パラメータを変えることにより所望の状態に調整する
    ディスプレイ調整方法において、 前記ディスプレイに表示された画像の表示の状態を計測
    する画面計測手順と、 前記画面計測手順で計測された前記ディスプレイの表示
    の状態から調整に必要となる特徴を抽出する特徴抽出手
    順と、 前記ディスプレイの調整パラメータと、前記特徴抽出手
    順で抽出された特徴との間の関係を学習する学習手順
    と、 前記学習手順で学習された学習結果を用いて前記ディス
    プレイの調整パラメータを調整する調整手順とを有する
    ことを特徴とするディスプレイ調整方法。
  6. 【請求項6】 調整パラメータを変えることにより画面
    の表示状態が所望の表示状態に調整されるディスプレイ
    において、 前記画面の表示状態が請求項1乃至4のいずれか一項記
    載のディスプレイ調整装置を用いて調整されたことを特
    徴とするディスプレイ。
  7. 【請求項7】 調整パラメータを変えることにより画面
    の表示状態が所望の表示状態に調整されるディスプレイ
    において、 前記画面の表示状態が請求項5に記載のディスプレイ調
    整装置を用いて調整されたことを特徴とするディスプレ
    イ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001197332A (ja) * 1999-11-26 2001-07-19 Inst Fuer Neurosimulation & Bildtechnologien Gmbh 画像再生システムの欠陥を判定し且つ少なくとも部分的に補正する方法及び該方法を実施するための装置
JP2018194719A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 株式会社半導体エネルギー研究所 表示システム及び電子機器
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