JPH0954791A - 干渉チェック装置 - Google Patents

干渉チェック装置

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JPH0954791A
JPH0954791A JP7207044A JP20704495A JPH0954791A JP H0954791 A JPH0954791 A JP H0954791A JP 7207044 A JP7207044 A JP 7207044A JP 20704495 A JP20704495 A JP 20704495A JP H0954791 A JPH0954791 A JP H0954791A
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clearance
opening
interference
angle
object side
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JP7207044A
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Mitsunori Yamaguchi
満徳 山口
Hisayuki Kudou
寿雪 工藤
Kenichi Uno
健一 宇野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 干渉チェックの高速化を実現することにあ
る。 【構成】 第1の物体側と第2の物体側の干渉関係をチ
ェックする干渉チェック装置おいて、第1の物体の開閉
時の上・下限角度、この上下限角度範囲内のきざみ角度
を入力する条件データ入力部2と、きざみ角度ごとに変
更される第1の物体の開閉角度ごとに、第1の物体側と
第2の物体側とのクリアランスを求めるクリアランス計
算部4と、各開閉角度に対するクリアランスのグラフを
作成し、このグラフのクリアランスが零値になるか否か
を調べ、クリアランスが零値になったとき第1の物体側
と第2の物体側とが干渉関係に有ると判断する干渉判断
部7と、干渉関係に有ると判断したとき、クリアランス
零値の開閉角度の第1の物体側および第2の物体側の画
面を作成する画面作成部9とを設けた干渉チェック装置
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開閉扉をもつ物体の干渉
チェック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】設計者が扉の開閉機構をもつ構造物を設
計する場合、開閉扉およびこの開閉扉に取り付けられる
取付け用品と、筐体およびこの筐体に取り付けられる取
付け用品とが互いに接触するか否かを検討する必要があ
る。
【0003】このような開閉扉の接触有無の検討には、
2次元的な検討と3次元的な検討とが考えられている。
従来、2次元的な検討には、主に2次元CADが用いら
れ、扉の回転軸方向から見た投影図として、回転軸の回
転中心として開閉扉を所定のきざみ角度ごとに回転させ
たときの図面を作図し、この作図された図面を視覚的に
検討する方法である。
【0004】次に、3次元的な検討には、主に3次元C
ADが用いられ、この3次元CAD上で回転扉と筐体と
の角度寸法をきざみ角度ごとに変化させ、回転扉を開い
ていく状態の構造物を生成し、3次元CADのもつ干渉
チェック機能を利用して接触の有無を検証していく方法
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような2次元的な検討は、開閉扉を所定のきざみ角度で
回転させながら作成される図面を目視によって検討する
方法であるので、非能率的であり、チェックもれによる
設計ミスを起こし易い。従って、どちらかと言えば、2
次元的な検討よりも3次元的な検討の方が干渉チェック
の信頼性が高いと言える。
【0006】しかし、3次元的な検討は、回転扉と筐体
との角度寸法をきざみ角度ごとに変化させつつ、開閉扉
が開いた状態の構造物を生成するが、その都度ごとに干
渉チェックを行っていくので、莫大な時間を必要とする
問題がある。
【0007】請求項1に記載される発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、干渉チェックの高速化を実現する
干渉チェック装置を提供することを目的とする。請求項
2に記載される発明は、所要とする開閉角度に対する複
数の物体の画面を簡単かつ容易に作成可能とする干渉チ
ェック装置を提供することを目的とする。
【0008】請求項3に記載される発明は、複雑な形状
の物体であっても短時間で干渉関係をチェック可能とす
る干渉チェック装置を提供することを目的とする。請求
項4に記載される発明は、クリアランス計算処理の削減
化を図り、干渉チェックの高速化を実現する干渉チェッ
ク装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、第1の物体側と第2の
物体側との干渉関係をチェックする干渉チェック装置お
いて、前記第1の物体の開閉時の上・下限角度およびこ
の上下限角度範囲内のきざみ角度を入力する干渉チェッ
ク条件データ入力手段と、前記きざみ角度ごとに変更さ
れる前記第1の物体の開閉角度ごとに、前記第1の物体
側と前記第2の物体側とのクリアランスを求めるクリア
ランス計算手段と、このクリアランス計算手段による前
記各開閉角度に対するクリアランスが零値になるか否か
を調べ、クリアランスが零値になったとき前記第1の物
体側と前記第2の物体側とが干渉関係に有ると判断する
干渉判断手段と、この干渉判断手段によって干渉関係に
有ると判断したとき、クリアランス零値の前記開閉角度
の前記第1の物体側および前記第2の物体側の画面を作
成する画面作成手段とを設けた干渉チェック装置であ
る。
【0010】請求項2に対応する発明は、開閉扉である
第1の物体側と第2の物体側との干渉関係をチェックす
る干渉チェック装置おいて、前記第1の物体の開閉時の
上・下限角度およびこの上下限角度範囲内のきざみ角度
を入力する干渉チェック条件データ入力手段と、前記き
ざみ角度ごとに変更される前記第1の物体の開閉角度ご
とに、前記第1の物体側と前記第2の物体側とのクリア
ランスを求めるクリアランス計算手段と、このクリアラ
ンス計算手段による前記各開閉角度に対するクリアラン
スをグラフ化するグラフ作成手段と、このグラフ作成手
段によって作成されて表示されるグラフの点を指定入力
するグラフ点指定入力手段と、このグラフ点指定入力手
段によって指定されたグラフ点に対応する開閉角度の前
記第1の物体側および前記第2の物体側の画面を作成す
る画面作成手段とを設けた干渉チェック装置である。
【0011】次に、請求項3に対応する発明は、開閉扉
である第1の物体側と第2の物体側との干渉関係をチェ
ックする干渉チェック装置おいて、前記第1の物体の開
閉時の上・下限角度およびこの上下限角度範囲内のきざ
み角度を入力する干渉チェック条件データ入力手段と、
前記第1の物体と前記第2の物体の各取付け用品モデル
ごとにバウンダリー・ボックスモデルを作成するバウン
ダリー・ボックス作成手段と、前記きざみ角度ごとに変
更される前記第1の物体の開閉角度ごとに、前記第1の
物体側バウンダリー・ボックスモデルと前記第2の物体
側バウンダリー・ボックスモデルとのクリアランスを求
めるクリアランス計算手段と、このクリアランス計算手
段による前記各開閉角度に対するクリアランスが零値に
なるか否かを調べ、クリアランスが零値になったとき前
記第1の物体の取付け用品と前記第2の物体の取付け用
品とが干渉関係に有ると判断する干渉判断手段とを設け
た干渉チェック装置である。
【0012】さらに、請求項4に対応する発明は、開閉
扉である第1の物体側と第2の物体側との干渉関係をチ
ェックする干渉チェック装置おいて、前記第1の物体の
開閉時の上・下限角度およびこの上下限角度範囲内のき
ざみ角度を入力する干渉チェック条件データ入力手段
と、前記第1の物体の複数の取付け用品および第2の物
体の複数の取付け用品の中からクリアランス計算が可能
な対となる取付け用品を選択するクリアランス計算ペア
設定手段と、前記きざみ角度ごとに変更される前記第1
の物体の開閉角度ごとに、前記ペア設定手段によって選
択設定される対となる取付け用品間のクリアランスを求
めるクリアランス計算手段と、このクリアランス計算手
段による前記各開閉角度に対するクリアランスが零値に
なるか否かを調べ、クリアランスが零値になったとき前
記対となる取付け用品間に干渉関係が有ると判断する干
渉判断手段とを設けた干渉チェック装置である。
【0013】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、予め設定されたきざみ角
度ごとに第1の物体である開閉扉の開閉角度を変更し、
第1の物体側と第2の物体側とのクリアランスを求める
とともに、このクリアランスが零となったとき干渉関係
があると判断し、当該開閉角度時の第1の物体側および
第2の物体側の画面を作成し表示するので、自動的、か
つ、高速度で干渉関係をチェックできる。
【0014】次に、請求項2に対応する発明は、予め設
定されたきざみ角度ごとに変更される第1の物体である
開閉扉の開閉角度ごとに、第1の物体側と第2の物体側
とのクリアランスを求めつつ、各開閉角度に対するクリ
アランスをグラフ化して表示するので、第1の物体側と
第2の物体側との接近状態の推移を容易に把握でき、ま
たグラフ上の所要とする点を指定すれば、当該グラフ点
に対する第1の物体側および第2の物体側の画面を作成
し表示するので、操作者の要望する角度の画面を容易に
作成でき、しかも簡単な操作で画面を作成できる。
【0015】次に、請求項3に対応する発明は、各物体
の取付け用品モデルごとにバウンダリー・ボックスモデ
ルを作成し、きざみ角度ごとに変更される開閉扉の開閉
角度ごとに、第1の物体側バウンダリー・ボックスモデ
ルと第2の物体側バウンダリー・ボックスモデルとのク
リアランスを計算し干渉関係を判断するので、複雑な形
状の取付け用品であっても短時間にクリアランスを計算
して干渉チェックを行うことができる。
【0016】さらに、請求項4に対応する発明は、第1
の物体および第2の物体にそれぞれ複数の取付け用品が
取り付けられている場合、両物体の各複数の取り付け用
品のうち、クリアランス計算を必要とする両物体の対と
なる取り付け用品を選択し、これら対の取り付け用品間
のクリアランスを計算するので、クリアランスの計算回
数を削減化でき、干渉チェックの高速化を実現できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)図1は請求項1に係わる干渉チェック装
置の一実施例を示す機能ブロック図である。
【0018】この干渉チェック装置は、所定の干渉チェ
ック条件データ例えば開閉扉取り付け用品を含む開閉扉
(以下、開閉扉側と呼ぶ)および筐体取付け用品を含む
筐体(以下、筐体側と呼ぶ)との上・下限角度や開閉角
度の変更を行うためのきざみ角度を入力し、データバッ
フアメモリ1に格納する干渉チェック条件データ入力部
2と、データバッフアメモリ1に格納されている干渉チ
ェック条件データと3次元CAD3からの開閉扉側3次
元形状データおよび筐体側3次元形状データとを用いて
開閉扉側と筐体側との間のクリアランスを求めるクリア
ランス計算部2と、このクリアランス計算部2によって
求められるクリアランスル計算結果を用いて、横軸を開
閉扉側と筐体側との角度、縦軸をクリアランスとするグ
ラフ5を作成してCRT表示部6aに表示し、グラフ5
上のクリアランスが零値となったとき開閉扉側と筐体側
とが干渉関係にあると判断するグラフ作成部7と、この
グラフ作成部7によるグラフ作成結果から干渉関係にあ
ると判断したとき、干渉関係にある開閉扉の開閉角度と
3次元CAD3からの開閉扉側3次元形状データおよび
筐体側3次元形状データとを用いて、開閉扉側と筐体側
との画面8を作成し、CRT表示部6bに表示する画面
作成部9とによって構成されている。
【0019】前記クリアランス計算部4は、所定のきざ
み角度ずつ開閉扉を開けた時の3次元CAD3の開閉扉
側3次元形状データと筐体側3次元形状データとから開
閉扉側と筐体側とのクリアランスを求めるものであり、
このとき開閉扉側と筐体側との距離のうち、最も接近す
る2つの部分の距離をもってクリアランスを求めるもの
である。
【0020】次に、以上のような装置の動作について図
2を参照して説明する。先ず、干渉チェック条件データ
入力部1から開閉扉と筐体との上限角度・下限角度およ
び上・下限角度範囲内でのきざみ角度等の干渉チェック
条件データを入力すると、この干渉チェック条件データ
を取り込んでデータバッフアメモリ1に格納する(ST
1)。一般に、ユーザは、2つの物体の干渉状態を調べ
たい部分が予め想定しているので、その想定に従って角
度の上限および下限が入力され、また上下限角度範囲の
中でどの程度細かく調べるかも想定してきざみ角度が入
力される。しかし、ユーザとは関係なく、予めメモリに
干渉チェック条件データを格納し、必要な時にプログラ
ムデータに基づいてメモリ1から必要なデータを読み出
して利用してもよい。
【0021】以上のようにして干渉チェック条件データ
を取り込んでメモリ1に格納した後、プログラムデータ
に従ってメモリ1から必要なデータを取り出し、開閉扉
のある開閉角度における3次元CAD3の3次元形状デ
ータから開閉扉側と筐体側とのクリアランスを計算する
(ST2)。このクリアランス計算処理としては、ユー
ザによって入力される下限角度から開閉扉側と筐体側と
クリアランスを求めた後、このクリアランス計算結果
と、その時の開閉扉側および筐体側の間のなす角度とを
送出する。
【0022】ここで、グラフ作成部7では、クリアラン
ス計算処理結果とその計算時の角度とを取り込み(ST
3)、開閉扉側と筐体側との間のクリアランス計算処理
結果と、その時の開閉扉側および筐体側間の角度とを座
標とする点を作成する(ST4)。なお、グラフの横軸
は開閉扉と筐体との間の角度、縦軸は開閉扉側と筐体側
との間のクリアランスとする。このグラフを作成したな
らば、引き続き、グラフ上の点と点とを直線で結ぶこと
により、グラフ線を作成し(ST5)、CRT表示部6
aに表示する。グラフ上の点と点とを直線で結ぶ処理と
しては、点の座標値から高次の補間関数を求めてグラフ
を作成することが考えられるが、ある角度のクリアラン
スが正確に表せないので、直線の方が望ましい。その理
由は、ある角度でクリアランスが零値となっても、補間
関数を使用することにより、零とならないことが考えら
れるためである。
【0023】なお、グラフ5は、CRT表示部6aに表
示するが、このときCAD画面に空き領域があれば、そ
の空き領域にグラフを描画することも考えられるが、ユ
ーザによる見易さ、操作性の点からグラフ描画用の新し
いウィンドウを作成するのが望ましい。この場合にはグ
ラフ用ウィンドウメモリ上にグラフを描画し、予め定め
られているCAD画面のある定められた座標位置にウィ
ンドウ画面をはめ込むことにより、グラフを表示する。
また、ウィンドウを持っていない場合にはCAD画面を
複数に分割し、その1つにグラフを表示してもよい。
【0024】以上のようにしてグラフ線を作成した後、
クリアランス計算処理結果のクリアランスが零であるか
否かを判断し(ST6)、クリアランスが零でないとき
には開閉扉と筐体との間の角度をきざみ角度分だけ変更
し(ST7)、開閉扉と筐体との間の角度が上限角度を
越えていない場合には変更された角度に基づいて再度ク
リアランス計算処理などを繰り返す(ST8,ST3〜
ST7)。そして、ステップST8において開閉扉と筐
体との間の角度が上限角度を越えたとき干渉チェックを
終了する。
【0025】なお、ステップST6においてクリアラン
スが零ないし零以下と判断された場合には、開閉扉側と
筐体側とが干渉関係に有ると判断し、この干渉時の開閉
扉と筐体との間の角度を取り込み(ST9)、3次元C
AD3からの開閉扉側3次元形状データおよび筐体側3
次元形状データから作成される開閉扉側モデルと筐体側
モデルとを干渉関係にある開閉扉側と筐体側との角度に
従って修正し(ST10)、その修正モデル画面をCR
T表示部6bに表示する。
【0026】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、開閉扉側と筐体側との間の距離を求めるクリアラン
ス機能を利用して、開閉扉と筐体との角度をきざみ角度
ごとに変えてクリアランスを求めるとともに、このクリ
アランスが零となったとき干渉関係にあると判断するの
で、2つの物体間の干渉チェックを高速度に行うことが
できる。また、クリアランス機能を利用して干渉チェッ
クを行うことにより、2つの物体間のクリアランスが零
となる物体どうし開閉角度,つまり開閉扉の開閉角度を
容易に把握できる。
【0027】さらに、グラフから開閉扉の各開閉角度に
対するクリアランスの推移を把握できるので、実際に干
渉状態にないが、2つの物体間のクリアランスが除々狭
くなって危険な状態にあることを容易に確認できる。 (第2実施例)図3は請求項2に係わる干渉チェック装
置の一実施例を示す機能ブロック図である。
【0028】この干渉チェック装置は、図1と同様な機
能を有する干渉チェック条件データ入力部2、クリアラ
ンス計算部4、グラフ作成部7および画面作成部9の
他、新たにグラフ作成部7によって作成されるグラフか
ら点を入力指定するグラフ点指定入力部11と、この指
定点の角度に対応する開閉扉側および筐体側の画面を作
成しCRT表示部6cに表示する指定角度画面作成部1
2とが設けられている。
【0029】このような実施例の動作について図4を参
照して説明する。干渉チェック条件データ入力部1から
開閉扉と筐体との上限角度・下限角度および上・下限角
度範囲内でのきざみ角度等の干渉チェック条件データを
入力すると、この干渉チェック条件データを取り込んで
データバッフアメモリ1に格納した後(ST11)、プ
ログラムデータに従ってメモリ1から必要なデータを取
出し、開閉扉のある開閉角度における3次元CAD3の
3次元形状データから開閉扉側と筐体側とのクリアラン
スを計算する(ST12)。このクリアランス計算処理
としては、ユーザによって入力される下限角度から開閉
扉側と筐体側とクリアランスを求めた後、このクリアラ
ンス計算結果と、その時の開閉扉側および筐体側の間の
なす角度とを送出する。
【0030】ここで、グラフ作成部7では、クリアラン
ス計算処理結果とその計算時の角度とを取り込み(ST
13)、グラフ点の作成(ST14)、グラフ線の作成
(ST15)、クリアランス計算処理結果のクリアラン
スが零か否かの判断(ST16)等を行った後、続けて
グラフを作成するか否かを判断し(ST17)、グラフ
を作成すると判断した場合には図2と同様に開閉扉と筐
体間の角度をきざみ角度分変更し(ST18)、この変
更された角度,つまり開閉扉と筐体間との角度が上限角
度に達したかを判断し(ST19)、達していない場合
には変更された角度についてステップST12に戻って
同様の処理を繰り返し、また開閉扉と筐体間の角度が上
限角度に達している場合およびステップST17におい
てグラフの作成を終了すると判断した場合にはステップ
ST20に移行し、ここでメモリ1等から開閉扉と筐体
間の各角度に対する各クリアランスを取出してCRT表
示部6cにグラフ(図示イ)を描画する。
【0031】しかる後、操作者がグラフ上のある点をマ
ウスまたはタブレットその他同様の機能をもつ入力手段
によって指定する(ST21)。このとき、操作者にグ
ラフ上の点を指定することを要求する方法もあるが、操
作者の入力ミスを防ぎ、かつ、入力作業の簡単化を実現
する観点から、マウスまたはタブレットにより移動する
画面上のカーソルがグラフ上の任意の点に近付くことに
より、ダイナミックに指定される点に切り替わり、その
点の扉角度やクリアランスを出力するのが望ましい。
【0032】従って、本装置では、マウスまたはタブレ
ットによる指定に基づき、その指定点の少くとも扉角度
を取出して出力し(ST22)、指定角度画面作成部1
2に送出する。この指定角度画面作成部12では、指定
点の扉角度を取り込み、3次元CAD3からの開閉扉側
3次元形状データおよび筐体側3次元形状データから作
成される開閉扉側モデルと筐体側モデルとについて指定
点の角度に従って開閉扉側と筐体側の画面を作成し(S
T23)、その作成画面をCRT表示部6cに表示す
る。
【0033】この実施例の構成によれば、干渉が予想さ
れる扉角度とか設計上重要な扉角度の時、グラフの点を
指定すれば、複雑な操作を行うことなく当該扉角度に対
応する開閉扉側および筐体側のモデル画面を表示でき、
操作の簡素化および必要な扉角度のモデルを迅速に表示
可能となる。 (第3実施例)図5は請求項3に係わる発明の一実施例
を示す機能ブロック図である。
【0034】この装置は、複雑なモデル間の干渉チェッ
クを高速度で行うために、当該モデルを含む最小の直方
体(以下、バウンダリー・ボックスと呼ぶ)に置き換え
てクリアランス計算を行うバウンダリー・ボックス作成
部21を追加したものであり、その他の干渉チェック条
件データ入力部2,クリアランス計算部4、グラフ作成
部7および画面作成部9は図1,図3と同様の機能を有
するので、ここではそれらの詳しい説明は省略する。
【0035】次に、以上のように構成された装置の動作
について図6を参照して説明する。干渉チェック条件デ
ータ入力部1から入力される開閉扉と筐体との上限角度
・下限角度および上・下限角度範囲内でのきざみ角度等
の干渉チェック条件データを取り込んでメモリに格納す
る(ST21)。しかる後、バウンダリー・ボックス作
成部21において3次元CAD3から各取付け用品の3
次元形状データを取り込んでバウンダリー・ボックスの
頂点を計算する(ST32)。このバウンダリー・ボッ
クスの頂点の計算方法としては、種々考えられるが、モ
デルの位置関係から用品取付け面と当該用品取付け面に
直交する2面にそれぞれ投影される図形の最大値および
最小値を座標データをもってバウンダリー・ボックスの
頂点とすればよい。このようにして用品モデルのバウン
ダリー・ボックスの頂点を求めたならば、このバウンダ
リー・ボックスの頂点の座標データを基にバウンダリー
・ボックスモデルを作成する(ST33)。
【0036】さらに、バウンダリー・ボックスモデルの
作成後、他にモテセルが存在するか否かを判断し、(S
T34)、他のモデルが存在する場合には同様の処理に
よってバウンダリー・ボックスモデルを作成する。
【0037】しかる後、クリアランス計算部2では、バ
ウンダリー・ボックス作成部21で作成されたバウンダ
リー・ボックスモデルを使用して前述と同様の要領でク
リアランスの計算を実行し(ST35)、以後、図2と
同様にグラフの作成および3次元CAD3から3次元形
状データを取り込み、クリアランス零値の開閉扉と筐体
間との角度を下に開閉扉側および筐体側の画面を作成す
る。
【0038】従って、この実施例の構成によれば、複雑
な形状モデルに対し、当該モデルをバウンダリー・ボッ
クス作成部21によってバウンダリー・ボックスモデル
を作成し、開閉扉および筐体取付け時のバウンダリー・
ボックスモデルどうしのクリアランスを計算するように
すれば、複雑な形状モデルであっても短時間で容易に干
渉チェックを行うことができる。 (第4実施例)図7は請求項4に係わる発明の一実施例
を示す機能ブロック図である。
【0039】この干渉チェック装置は、開閉扉および筐
体にそれぞれ複数の取付け用品が取り付けられていると
き、クリアランスの計算を必要とする取付け用品どうし
のクリアランスを計算し、クリアランスの計算回数を削
減することにある。具体的には、干渉チェック条件デー
タ入力部1、クリアランス計算部4、グラフ作成部7お
よび画面作成部9の他、新たにクリアランスの計算を必
要とする取付け用品のペアを設定するクリアランス計算
ペア設定部41および選択用品ペアを記憶する用品組合
わせメモリ42が設けられている。
【0040】この実施例装置の動作について図8を参照
して説明する。干渉チェック条件データ入力部1から開
閉扉と筐体との上限角度・下限角度およびこの上・下限
角度範囲内でのきざみ角度等の干渉チェック条件データ
を入力すると、その干渉チェック条件データを取り込ん
でデータバッフアメモリ1に格納する(ST41)。
【0041】しかる後、クリアランス計算ペア設定部4
1は、用品組合わせメモリ32の開閉扉取付け用品例え
ばA,C,Eと筐体取付け用品B,D,Fの組合わせの
中からそれぞれ「0」となっている部分の取付け用品1
つずつ例えばA,Bを選択した後(ST42,ST4
3)、クリアランス計算の要否を判断する(ST4
4)。このクリアランス計算要否の判断は、3次元CA
D3から該当取付け用品A,Bの3次元形状データを取
り出し、これら2つの取付け用品の高さを比較すれば、
これら2つの取付け用品の間には干渉関係が生じないこ
とを判断でき、ひいてはクリアランスの計算が不要と判
断できる。2つの取付け用品の高さからクリアランスの
計算が必要であると判断すると、前記用品組合わせメモ
リ32の取付け用品A,Bに対応するエリアの「0」を
「1」に設定替えするとともに、当該取付け用品A,B
をクリアランス計算ペアとして出力し(ST45)、ク
リアランス計算処理を実行し(ST46)、そのクリア
ランス計算処理結果を順次メモリに記憶する。そして、
全部の取付け用品について組合わせを終了すると、各ク
リアランス計算ペアの取付け用品についてグラフを作成
し(ST47)、この作成されたグラフを表示する(S
T47)。このとき、グラフ各点の近くに取付け用品の
番号,符号およびクリアランス値を表示すれば、操作者
はどの取付け用品のペアの中で最も小さいクリアランス
を容易に判断できる。
【0042】従って、この実施例の構成によれば、操作
者がクリアランスを計算するペアを指定することなく、
用品組合わせメモリ32のデータ内容と2つの取付け用
品の高さとから、クリアランスの計算が必要なペアを見
つけ出して容易に干渉チェックを行うことができる。ま
た、クリアランス計算の要否を判断し、必要な取付け用
品ペアだけクリアランス計算を実行するので、クリアラ
ンス計算の回数を削減でき、ひいては干渉チェックの高
速化を図ることができる。さらに、グラフ表示部に各取
付け用品ペアのクリアランス値を順次表示すれば、干渉
の状況を正確に確認できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1の発明において
は、開閉扉側と筐体側の間の各角度のクリアランスを求
め、そのクリアランスが零のとき干渉関係にあると判断
するので、干渉チェックの高速化を実現できる。
【0044】請求項2の発明においては、グラフを作成
した後、当該グラフの所要のグラフ点を指定し、その指
定点の開閉角度に対する複数の物体の画面を表示するの
で、簡単かつ容易に所要の画面を作成できる。
【0045】請求項3の発明は、複雑な形状の物体であ
っても短時間に容易に干渉チェックを行うことができ
る。請求項4の発明は、クリアランス計算の回数を削減
化でき、干渉チェックの高速化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に係わる干渉チェック装置の一実施
例を示す機能ブロック図。
【図2】 図1に示す干渉チェック装置の動作手順を説
明する図。
【図3】 請求項2に係わる干渉チェック装置の一実施
例を示す機能ブロック図。
【図4】 図3に示す干渉チェック装置の動作手順を説
明する図。
【図5】 請求項3に係わる干渉チェック装置の一実施
例を示す機能ブロック図。
【図6】 図5に示す干渉チェック装置の動作手順を説
明する図。
【図7】 請求項4に係わる干渉チェック装置の一実施
例を示す機能ブロック図。
【図8】 図7に示す干渉チェック装置の動作手順を説
明する図。
【符号の説明】
2…干渉チェック条件データ入力部、4…クリアランス
計算部、7…グラフ作成部、9…画面作成部、11…グ
ラフ点指定入力部、12…指定角度画面作成部、21…
バウンダリー・ボックス作成部、31…クリアランス計
算ペア設定部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け用品を含む開閉扉である第1の物
    体(以下、第1の物体側と呼ぶ)と取付け用品を含む第
    2の物体(以下、第2の物体側と呼ぶ)との干渉関係を
    チェックする干渉チェック装置おいて、 前記第1の物体の開閉時の上・下限角度およびこの上下
    限角度範囲内のきざみ角度を入力する干渉チェック条件
    データ入力手段と、 前記きざみ角度ごとに変更される前記第1の物体の開閉
    角度ごとに、前記第1の物体側と前記第2の物体側との
    クリアランスを求めるクリアランス計算手段と、 このクリアランス計算手段による前記各開閉角度に対す
    るクリアランスが零値になるか否かを調べ、クリアラン
    スが零値になったとき前記第1の物体側と前記第2の物
    体側とが干渉関係に有ると判断する干渉判断手段と、 この干渉判断手段によって干渉関係に有ると判断したと
    き、クリアランス零値の前記開閉角度の前記第1の物体
    側および前記第2の物体側の画面を作成する画面作成手
    段と、 を備えたことを特徴とする干渉チェック装置。
  2. 【請求項2】 開閉扉である第1の物体側と第2の物体
    側との干渉関係をチェックする干渉チェック装置おい
    て、 前記第1の物体の開閉時の上・下限角度およびこの上下
    限角度範囲内のきざみ角度を入力する干渉チェック条件
    データ入力手段と、 前記きざみ角度ごとに変更される前記第1の物体の開閉
    角度ごとに、前記第1の物体側と前記第2の物体側との
    クリアランスを求めるクリアランス計算手段と、 このクリアランス計算手段による前記各開閉角度に対す
    るクリアランスをグラフ化するグラフ作成手段と、 このグラフ作成手段によって作成されて表示されるグラ
    フの点を指定入力するグラフ点指定入力手段と、 このグラフ点指定入力手段によって指定されたグラフ点
    に対応する開閉角度の前記第1の物体側および前記第2
    の物体側の画面を作成する画面作成手段と、 を備えたことを特徴とする干渉チェック装置。
  3. 【請求項3】 開閉扉である第1の物体側と第2の物体
    側との干渉関係をチェックする干渉チェック装置おい
    て、 前記第1の物体の開閉時の上・下限角度およびこの上下
    限角度範囲内のきざみ角度を入力する干渉チェック条件
    データ入力手段と、 前記第1の物体と前記第2の物体の各取付け用品モデル
    ごとにバウンダリー・ボックスモデルを作成するバウン
    ダリー・ボックス作成手段と、 前記きざみ角度ごとに変更される前記第1の物体の開閉
    角度ごとに、前記第1の物体側バウンダリー・ボックス
    モデルと前記第2の物体側バウンダリー・ボックスモデ
    ルとのクリアランスを求めるクリアランス計算手段と、 このクリアランス計算手段による前記各開閉角度に対す
    るクリアランスが零値になるか否かを調べ、クリアラン
    スが零値になったとき前記第1の物体の取付け用品と前
    記第2の物体の取付け用品とが干渉関係に有ると判断す
    る干渉判断手段と、 を備えたことを特徴とする干渉チェック装置。
  4. 【請求項4】 開閉扉である第1の物体側と第2の物体
    側との干渉関係をチェックする干渉チェック装置おい
    て、 前記第1の物体の開閉時の上・下限角度およびこの上下
    限角度範囲内のきざみ角度を入力する干渉チェック条件
    データ入力手段と、 前記第1の物体の複数の取付け用品および第2の物体の
    複数の取付け用品の中からクリアランス計算が可能な対
    となる取付け用品を選択するクリアランス計算ペア設定
    手段と、 前記きざみ角度ごとに変更される前記第1の物体の開閉
    角度ごとに、前記ペア設定手段によって選択設定される
    対となる取付け用品間のクリアランスを求めるクリアラ
    ンス計算手段と、 このクリアランス計算手段による前記各開閉角度に対す
    るクリアランスが零値になるか否かを調べ、クリアラン
    スが零値になったとき前記対となる取付け用品間に干渉
    関係が有ると判断する干渉判断手段と、 を備えたことを特徴とする干渉チェック装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009295024A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Toyota Motor Corp 車両用ボデー設計支援装置及び車両用ボデー設計支援方法
JP2019109931A (ja) * 2013-09-30 2019-07-04 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム

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