JPH0951731A - 多機能装着素材生産用林業機械 - Google Patents
多機能装着素材生産用林業機械Info
- Publication number
- JPH0951731A JPH0951731A JP23588895A JP23588895A JPH0951731A JP H0951731 A JPH0951731 A JP H0951731A JP 23588895 A JP23588895 A JP 23588895A JP 23588895 A JP23588895 A JP 23588895A JP H0951731 A JPH0951731 A JP H0951731A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine
- felling
- work
- forestry
- functions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1台の機械で作業路作設から伐倒・造材・集
運材までの一連の作業が出来て、要員も少なく小規模分
散作業地にも対応できる林業機械を提供しようとするも
のである。 【構成】 履帯式ローダに、ブレード(路網作設用に排
土板)・ハーベスタ(伐倒、枝払、玉切機能)・グラッ
プル(集材用にスキッダ機能)・ベッセル(運材用荷台
のフオワーダ機能)を装着し、機械最後部の運転席で総
べての操縦が出来る機械である。したがって、従来作業
工程ごとに使用されていたブルドーザ・ハーベスタ・フ
ェラバンチャー・スキッダ・フオワーダの作業(機能)
を本発明機1台で実行出来る画期的な機種である。
運材までの一連の作業が出来て、要員も少なく小規模分
散作業地にも対応できる林業機械を提供しようとするも
のである。 【構成】 履帯式ローダに、ブレード(路網作設用に排
土板)・ハーベスタ(伐倒、枝払、玉切機能)・グラッ
プル(集材用にスキッダ機能)・ベッセル(運材用荷台
のフオワーダ機能)を装着し、機械最後部の運転席で総
べての操縦が出来る機械である。したがって、従来作業
工程ごとに使用されていたブルドーザ・ハーベスタ・フ
ェラバンチャー・スキッダ・フオワーダの作業(機能)
を本発明機1台で実行出来る画期的な機種である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】山林からの木材生産に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】木材を伐出するための作業システムは、
集運材路の作設=ブルドザー伐倒(枝払い)=チエ
ンソー又はフエラバンチャー、ハーベスタ造材(玉切
り)=チエンソー又はプロセッサ、グラップルソー
集運材=トラクター又はスキッダ、フオワーダ巻立=
グラップルの順での作業工程(行為)となっており、そ
れぞれの工程に機械及び要員を配置し、多くの機種と人
員で実施してきている。
集運材路の作設=ブルドザー伐倒(枝払い)=チエ
ンソー又はフエラバンチャー、ハーベスタ造材(玉切
り)=チエンソー又はプロセッサ、グラップルソー
集運材=トラクター又はスキッダ、フオワーダ巻立=
グラップルの順での作業工程(行為)となっており、そ
れぞれの工程に機械及び要員を配置し、多くの機種と人
員で実施してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】素材生産業を安定的に
営むに当たっては、事業量の確保はもとより労働力及び
機械器具の確保が不可欠の要件となるが、とりわけ近年
1ヵ所当たりの事業量が少なく作業ヵ所が分散されるの
に伴って重機類の移動が頻繁に行わなければならないこ
と、加えて林業就労者の激減と高齢化が進み労働力の確
保が難しくなっている中で、今後造材業として低コスト
作業をどう進めるかが大きな課題である。
営むに当たっては、事業量の確保はもとより労働力及び
機械器具の確保が不可欠の要件となるが、とりわけ近年
1ヵ所当たりの事業量が少なく作業ヵ所が分散されるの
に伴って重機類の移動が頻繁に行わなければならないこ
と、加えて林業就労者の激減と高齢化が進み労働力の確
保が難しくなっている中で、今後造材業として低コスト
作業をどう進めるかが大きな課題である。
【0004】今日の素材生産業は、高性能林業機械の導
入機械化の推進によって少しでも時代にマッチした事業
体となるよう努めているものの、現行の高性能林業機械
を駆使したとしても作業路の作設はブルドーザ、伐倒は
フェラバンチャー、集材はスキッダ、造材はプロセッサ
ー等のように、各作業工程ごとに対応した作業機の開発
導入が主体である。このことは、高価で多機種の保持と
機械に見合ったオペレータの確保が必要で依然として経
営を圧迫する要因となっている。
入機械化の推進によって少しでも時代にマッチした事業
体となるよう努めているものの、現行の高性能林業機械
を駆使したとしても作業路の作設はブルドーザ、伐倒は
フェラバンチャー、集材はスキッダ、造材はプロセッサ
ー等のように、各作業工程ごとに対応した作業機の開発
導入が主体である。このことは、高価で多機種の保持と
機械に見合ったオペレータの確保が必要で依然として経
営を圧迫する要因となっている。
【0005】本発明は1台の機械で作業路作設から伐
倒、造材、集運材までの一連の作業が可能でオペレータ
要員も少なく、小規模分散作業地にも対応できる林業機
械を提供しようとするものである。
倒、造材、集運材までの一連の作業が可能でオペレータ
要員も少なく、小規模分散作業地にも対応できる林業機
械を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、新開発機種のベースとなる本体については可能な限
り小型で大きなパーワが出せることを念頭に製作した。
なお、履帯式ローダ、各種機械(機能)の装着・開発状
況は図1、図2、図3の通りである。
め、新開発機種のベースとなる本体については可能な限
り小型で大きなパーワが出せることを念頭に製作した。
なお、履帯式ローダ、各種機械(機能)の装着・開発状
況は図1、図2、図3の通りである。
【0007】即ち、本機は路網の作設から伐倒、造材、
集運材までの一連の作業を可能ならしめた林業機械であ
る。
集運材までの一連の作業を可能ならしめた林業機械であ
る。
【0008】
【作用】本体はクロラータイプで機械最後部に運転席
(キャブ)を配置し運転操作は総べて同席で行うもので
ある。なお、オペレータシートは前後進変換式となって
おり作業中と走行時に使い分ける。
(キャブ)を配置し運転操作は総べて同席で行うもので
ある。なお、オペレータシートは前後進変換式となって
おり作業中と走行時に使い分ける。
【0009】地山の掘削、土盛り、不陸整生等の作業は
ベース本体前面に装着した排土板(ブレード)を上下左
右に操作して容易に路網の作設が出来る。
ベース本体前面に装着した排土板(ブレード)を上下左
右に操作して容易に路網の作設が出来る。
【0010】運転席の前面中央部には油圧モータによる
旋回台を設置、その上にブームを固定し、ブームの上面
に伸縮アームを取りつけ、更にアームの先端にハーベス
タを吊り下げ油圧操作で旋回作動させながら伐倒、造材
作業が行われる。
旋回台を設置、その上にブームを固定し、ブームの上面
に伸縮アームを取りつけ、更にアームの先端にハーベス
タを吊り下げ油圧操作で旋回作動させながら伐倒、造材
作業が行われる。
【0011】また、旋回ブーム設置位置と排土板間には
材長約4メートルの木材が搭載出来る荷台があり、上記
ハーベスタで造材される丸太がそのまま荷台に載せられ
一定量になるとハーベスタはブラケットに格納後、本機
は運材車(フオワーダ)に早変わりする。なお、排土板
(ブレード)の背面には全幹又は全木集材が出来るよ
う、丸太を挟み付けるグラップルを装着しスキッダとし
て使用する。
材長約4メートルの木材が搭載出来る荷台があり、上記
ハーベスタで造材される丸太がそのまま荷台に載せられ
一定量になるとハーベスタはブラケットに格納後、本機
は運材車(フオワーダ)に早変わりする。なお、排土板
(ブレード)の背面には全幹又は全木集材が出来るよ
う、丸太を挟み付けるグラップルを装着しスキッダとし
て使用する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について説明する。
【0013】昭和33年植栽トドマツ人工林96900
m2のうち46900m2を調査区に設定し本発明機械
を用い本格的に間伐作業を実施した。なお、作業地の概
況については表1の通りである。
m2のうち46900m2を調査区に設定し本発明機械
を用い本格的に間伐作業を実施した。なお、作業地の概
況については表1の通りである。
【0014】
【表1】
【0015】また、前項調査の対照区として接続地50
000m2を従来機種により通常の作業方法で間伐を実
施した。
000m2を従来機種により通常の作業方法で間伐を実
施した。
【0016】
【発明の効果】本発明機械の効果は、表2作業結果の概
要の通りである。対照区の作業機種はフェラバンチャ
ー、スキッダ(2台)、ハーベスタ、グラップルの5
台、人員4名を要したのに対し調査区は本発明機とグラ
ップルの2台で人員1.2人、即ちグラップルの巻立は
5日に1日の稼働でよかった。
要の通りである。対照区の作業機種はフェラバンチャ
ー、スキッダ(2台)、ハーベスタ、グラップルの5
台、人員4名を要したのに対し調査区は本発明機とグラ
ップルの2台で人員1.2人、即ちグラップルの巻立は
5日に1日の稼働でよかった。
【0017】
【表2】
【0018】また、1日1人当たりの労働生産性につい
ては、対照区7.00m3に対し調査区では14.85
m3と約2倍となる等、これから増加する人工林の素材
生産に極めて高い威力を発揮する機械の発明に成功し
た。
ては、対照区7.00m3に対し調査区では14.85
m3と約2倍となる等、これから増加する人工林の素材
生産に極めて高い威力を発揮する機械の発明に成功し
た。
【図1】本発明機の立体図である。
【図2】本発明機の側面図である。
【図3】本発明機の平面図である。
1 キャブ(運転席、計器類を保護するキャビン) 2 ブーム(旋回台に固定されていてアームを支えるも
の) 3 アーム(ブーム上で伸縮しながら先端にハーベスタ
を吊り下げているもの) 4 ハーベスタ(伐倒・枝払・玉切をするもの) 5 ブレード(排土板) 6 グラップル(木材を挟みつけるもの) 7 ベッセル(荷台) 8 旋回台 9 ブラケット(ハーベスタ格納用) 10 オペレータシート(前後進変換式)
の) 3 アーム(ブーム上で伸縮しながら先端にハーベスタ
を吊り下げているもの) 4 ハーベスタ(伐倒・枝払・玉切をするもの) 5 ブレード(排土板) 6 グラップル(木材を挟みつけるもの) 7 ベッセル(荷台) 8 旋回台 9 ブラケット(ハーベスタ格納用) 10 オペレータシート(前後進変換式)
Claims (1)
- 【請求項1】 1機種で伐出作業全工程を網羅可能なら
しめたことを特徴とする林業機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23588895A JPH0951731A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 多機能装着素材生産用林業機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23588895A JPH0951731A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 多機能装着素材生産用林業機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0951731A true JPH0951731A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16992736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23588895A Pending JPH0951731A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 多機能装着素材生産用林業機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0951731A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0970601A1 (de) * | 1998-07-07 | 2000-01-12 | Dasser Spezialfahrzeuge GmbH | Vorrichtung zum Rücken von Holz |
JP2009249947A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Nansei Kikai:Kk | ショベル装置 |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP23588895A patent/JPH0951731A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0970601A1 (de) * | 1998-07-07 | 2000-01-12 | Dasser Spezialfahrzeuge GmbH | Vorrichtung zum Rücken von Holz |
JP2009249947A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Nansei Kikai:Kk | ショベル装置 |
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