JPH0951630A - ケーブルプロテクタ - Google Patents

ケーブルプロテクタ

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JPH0951630A
JPH0951630A JP22261495A JP22261495A JPH0951630A JP H0951630 A JPH0951630 A JP H0951630A JP 22261495 A JP22261495 A JP 22261495A JP 22261495 A JP22261495 A JP 22261495A JP H0951630 A JPH0951630 A JP H0951630A
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JP
Japan
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cable
protector
protector body
fixing
laying surface
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Pending
Application number
JP22261495A
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English (en)
Inventor
Akio Nojiri
昭夫 野尻
Kisaburo Ono
喜三郎 大野
Tadashi Hosoya
忠 細谷
Kazutoshi Yoshiraku
和敏 吉楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSHIMA DENKI KK
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
OSHIMA DENKI KK
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実にケーブルを保護でき、かつ敷設し易
く、小規模な水中配線区間のケーブル保護に最適なケー
ブルプロテクタを提供する。 【解決手段】 本ケーブルプロテクタ10は、半円筒状
のプロテクタ本体12と、プロテクタ本体の両側縁から
直角方向外方に相互に反対方向に突出し、かつ長手方向
に連続的に延在し、止め具によりケーブル敷設面に固定
される固定部14と、ケーブル敷設面とプロテクタ本体
と固定部とにより区画され、敷設されたケーブルを収容
するケーブル収容空間部16とを備えている。プロテク
タ本体及び固定部は、次の不等式を満足する寸法を有す
る。(t/20)1/3 ・(0.5H+0.5h)>D、
ここで、D:ケーブルの外径(mm)、H:ケーブル収容
空間部の高さ(mm)、t:プロテクタ本体の厚さ(m
m)、及びh:ケーブル敷設面に直交する方向の固定部
の厚さ(mm)である。プロテクタ本体及び固定部を形成
する材料の曲げ弾性率は、1500kg/cm2〜3000kg
/cm2の範囲にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線及びケーブル
(以下、ケーブルと総称する。)を保護するケーブルプ
ロテクタに関し、特に水中に敷設されたケーブルの保護
用として最適なケーブルプロテクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】製造工場、原料・製品貯蔵区域、倉庫等
の構内に河川、運河及び港等の水面領域が存在し、その
領域の水底に電力ケーブル、通信ケーブル等のケーブル
が、敷設されていることもしばしばある。ケーブルが水
底に敷設されている場合には、水の流れ、水と共に流れ
る砂、異物、或いは落石等により、ケーブルが損傷した
り、摩耗したりしないように、ケーブルを保護すること
が必要である。
【0003】ところで、ケーブルが電力会社或いは通信
会社の管理の下にない工場等の構内に敷設されている場
合には、工場等の管理者がそれらケーブルを保全、点検
する義務がある。従って、管理すべき水底にケーブルを
敷設する場合、或いは既に敷設されている場合には、管
理者がケーブル保護のための対策を施さなければならな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、管理者がその
対策を施そうとする際に、ケーブル保護用の適当な手段
が見当たらず、管理者は困惑しているのが現状である。
それは、ケーブルが水中に敷設されているため、空中架
線或いは地中埋設配線とは異なり、保護手段の種類が限
られ、しかも構内のケーブル配線の場合、一般に短い区
間が多く、長い水底配線の技術を適用するのは、技術的
にも経済的に難しいからである。かかる場合、従来は、
管理者は、例えば、適当な大きさの市販の金属製或いは
プラスチック製の電線保護管を敷設して、そこにケーブ
ルを通していた。しかし、電線保護管を使用する方法
は、ケーブルの通線が難しく、また電線保護管を水底に
固定することも実際には難しかった。更には、既に水底
に敷設されているケーブルを保護する場合には、この方
法を適用することはできないと言う問題もあった。
【0005】そこで、本発明の目的は、確実にケーブル
を保護でき、かつ敷設し易く、小規模な水中配線区間の
ケーブル保護に最適なケーブルプロテクタを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者等は、
上述の目的に適うケーブルプロテクタを開発するに当た
り、必要な条件を次のように設定した。第1には、ケー
ブルプロテクタは、落石に対してケーブルを保護するこ
とがその目的の一つであるから、耐衝撃性を有すること
が必要である。そこで、耐性衝撃性を評価するために、
実績データ及び実験結果に基づき、ケーブルプロテクタ
の耐衝撃性の試験方法を設定した。その試験方法は、敷
設されたケーブルを上から覆う試料ケーブルプロテクタ
に対して、その3mの上から重量35kgの鉄製の立方
体を落下させて、ケーブルプロテクタの損傷の程度によ
り合否の判定をする方法である。そして、試料ケーブル
プロテクタ内のケーブルに損傷が生じていない場合に
は、ケーブルプロテクタの耐衝撃性を合格と判定し、逆
にケーブルに損傷が生じた場合には、ケーブルプロテク
タの耐衝撃性を不合格と判定する。
【0007】第2には、落石等により瞬間的な変形がケ
ーブルプロテクタに生じたとしても、ケーブルに損傷が
生じないようにすることである。そのためには、ケーブ
ルプロテクタが適度の柔軟性を備えていることが必要で
ある。第3には、1本のケーブルプロテクタを適当な長
さとし、複数本のケーブルプロテクタを長手方向に連続
させて、長いケーブル敷設区間に使用できるようにし、
しかもケーブルプロテクタ同士を隙間無く連結できるよ
うにすることである。
【0008】第4には、起伏、或いは部分的な凹凸や段
差がケーブル敷設面に存在する場合でも、ケーブルプロ
テクタがそれに不陸に追随できるように適度の柔軟性を
有することである。更に、説明すると、硬質の材料で形
成されている場合、ケーブルプロテクタがケーブル敷設
面の凹凸、段差に不陸に追随できずにケーブル敷設面と
の間に隙間を作り易く、また、ケーブルプロテクタをボ
ルトでケーブル敷設面に止めた時に、ボルトへの反力が
大きくなって、極端な場合には、ボルトが抜けることも
ある。以上の条件を満足するようなケーブルプロテクタ
を開発するために、本発明者等は、種々の実験の末、本
発明を完成するに到った。
【0009】以上の条件を考え、上記目的を達成するた
めに、本発明に係るケーブルプロテクタは、ケーブル敷
設面に敷設されたケーブルを保護するケーブルプロテク
タであって、長手方向に直交する方向に湾曲した壁を周
方向の中央に備え、湾曲壁の中心線に関し対称な形状の
横断面形状を有して長手方向に延びる略半筒状のプロテ
クタ本体と、プロテクタ本体の周方向の両側縁から中心
線に対して直角方向外方に突出し、かつ両側縁に沿って
長手方向に連続的又は断続的に延在し、止め具によりケ
ーブル敷設面に固定される固定部と、ケーブル敷設面と
プロテクタ本体と固定部とにより区画され、ケーブル敷
設面に敷設されたケーブルを収容するケーブル収容空間
部と、固定部を止め具によりケーブル敷設面に固定する
ために固定部に設けられた止め具用孔とを備え、プロテ
クタ本体及び固定部がそれぞれ、次の不等式(1)を満
足する寸法を有し、 (t/20)1/3 ・(0.5H+0.5h)>D (1) (ここで、 D:ケーブルの外径(mm) H:中心線に沿ったケーブル収容空間部の高さ(mm) t:プロテクタ本体の厚さ(mm) h:ケーブル敷設面に直交する方向の固定部の厚さ(m
m)) かつ、プロテクタ本体及び固定部を形成する材料の曲げ
弾性率が1500kg/cm2〜3000kg/cm2の範囲にある
ことを特徴としている。
【0010】本発明は、電力用ケーブル、通信用ケーブ
ル等のケーブルの種類、仕様を問わず、全ての種類、仕
様のケーブルの保護に適用でき、場合によっては、ケー
ブルを束ねたケーブル束の保護にも適用できる。また、
本発明に係るケーブルプロテクタは、水底面、水底のコ
ンクリート面にケーブルを敷設する場合に、水中とは限
らず地上及び地下の地面、コンクリート面等のケーブル
敷設面にケーブルを敷設する場合にも適用できる。
【0011】プロテクタ本体の断面形状は、特に限定は
無く、好適には、落石或いは水流に流される石と衝突等
によっても変形が生じないような、例えば半円形、正弦
曲線形、アーチ状の曲線形、更にはその一部を断面形状
とする湾曲壁、又はそれら湾曲部と、湾曲部の両側縁か
ら接線方向に伸びる直線部とから構成される。プロテク
タ本体及び固定部の肉厚は、実用的には5mmから50mm
の範囲にある。
【0012】本発明でケーブル収容空間部の高さH、プ
ロテクタ本体の厚さt、固定部の厚さh、ケーブル外径
D(H、h、t及びDは図5参照)が、次の不等式
(1) (t/20)1/3 ・(0.5H+0.5h)>D (1) を満足するように規定したのは、曲げ弾性率が1500
〜3000kg/cm2の範囲にあり、H、h、t及びDがこ
の関係を満足すれば、前述した耐衝撃性試験に合格する
ことができるからである。尚、この関係は、多数個の試
験ケーブルプロテクタを試作し、その耐衝撃性試験の結
果に基づき実験的に求められたものである。
【0013】本発明で曲げ弾性率を1500kg/cm2〜3
000kg/cm2の範囲に限定したのは、曲げ弾性率が30
00kg/cm2以上であれば、割れ易く、かつ硬すぎるため
に、ケーブル敷設面の形状に追随するのが難しく、また
ボルトに対する反力が大きいためにボルトが抜け易く、
更にケーブルと接触した際にケーブルを摩耗する恐れが
あるからである。逆に、曲げ弾性率が1500kg/cm2
下であると、軟らか過ぎて変形が生じ易く、収容された
ケーブルが損傷する恐れがあるからである。ケーブルプ
ロテクタの材質は、曲げ弾性率が1500kg/cm2〜30
00kg/cm2の範囲にある限り、特に限定はないが、好適
には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、軟質
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリブデン−1等の
プラスチック、ゴム、軟質性のEVA樹脂、ポリα−オ
レフィン、或いは無機物を添加したプラスチック、硬質
ゴム、及びそれらの発泡体である。
【0014】固定部をケーブル敷設面に固定する止め具
は、例えばボルト、釘等の既知の止め具であって、固定
部1m当たり止め具用の孔を2〜4個設けるのが望まし
い。
【0015】本発明に係るケーブルプロテクタの長さ
は、特に限定されるものではないが、実用的には20cm
から5mであり、一つのケーブルプロテクタの長手方向
端面にもう一つのケーブルプロテクタの端面を合わせて
連結することにより、長尺ケーブル用のケーブルプロテ
クタを実現することができる。よって、本発明の実施態
様は、固定部がプロテクタ本体の長手方向全長に沿って
連続的に設けられ、かつプロテクタ本体の長手方向両端
部の一方が長手方向に突出する凸部を有し、他方が凸部
に合致する凹部を有すると共に一方の端面に合致する端
面を有することを特徴としている。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。実施例1 図1は本発明に係るケーブルプロテクタの実施例の構成
を示す平面図、図2は図1のケーブルプロテクタの矢視
I−Iの正面図及び図3は図1のケーブルプロテクタの
矢視II−IIの側面部分断面図である。図1から図3に示
すように、本実施例のケーブルプロテクタ10は、半円
筒状のプロテクタ本体12と、プロテクタ本体12の周
方向の両側縁からプロテクタ本体12の中心線13に対
して直角方向外方に相互に反対方向に突出し、かつ両側
縁に沿って長手方向に連続的に延在する2条の帯状固定
部14A、Bとから構成されている。本実施例では、プ
ロテクタ本体12と固定部14とが同じ材料で一体的に
成形されている。
【0017】図2に示すように、プロテクタ本体12
は、内半径Rの円筒体を二つ割りにした形状として形成
され、その内側にケーブル敷設面F、及び固定部14
A、Bと協働して区画したケーブル収容空間部16を備
えている。図2中、プロテクタ本体12と固定部14
A、Bの仮想的境界面は仮想線Lで示されている。図1
に示すように、プロテクタ本体12は、プロテクタ本体
12の長手方向の端面の一方18の中央に長手方向外方
に突出する凸部20を有し、また他方の端面22の中央
に凸部20に合致する形状の凹部24を有し、かつ端面
22が一方の端面18に合致する形状になっている。こ
れにより、複数個のケーブルプロテクタ10を連続して
順次配置することが容易になり、しかもケーブルプロテ
クタ10の端面と次のケーブルプロテクタ10の端面と
を密着させ、その間に隙間が生じないようにすることが
できる。
【0018】固定部14A、Bは、プロテクタ本体12
の周方向の両側縁から外方に突出する板状の形状に形成
され、プロテクタ本体12との仮想的境界面Lに対向す
る面26A、Bを任意のケーブル敷設面F、例えばコン
クリート面に対する着座面としている。固定部14に
は、ケーブル敷設面Fに固定部14を固定するための止
め具用孔28が着座面26に対して直交方向に固定部1
4を貫通して設けてある。本実施例では、コンクリート
用埋め込みボルトが止め具として使用される。
【0019】本実施例のケーブルプロテクタ10は、曲
げ弾性率が2000kg/cm2で、密度が0.850g/cm3
の気泡分散型ポリエチレンを使用して以下の寸法(図4
参照)で一体成形されている。 保護するケーブル(3芯、6.6kv)の外径D:36mm プロテクタ本体12の厚さt :15mm ケーブル収容空間部16の高さH :70mm プロテクタ本体12の半円筒状部の半径R :27.5mm 固定部14の厚さh :15mm ケーブルプロテクタ10の長さ :2m 止め具孔28の径とピッチ :11mm径、2mに3個 C=(t/20)1/3 ・(0.5H+0.5h):38.6>D=36
【0020】本実施例のケーブルプロテクタ10の性能
評価を行うために、ケーブルプロテクタ10を実際にコ
ンクリートのケーブル敷設面に6kmの長さにわたり敷設
して耐衝撃性試験及び敷設試験を行った。敷設の際に
は、止め具として10mmのボルトを使用し、全ての止め
具用孔28に通してケーブル敷設面に打ち込んだ。この
結果、耐衝撃性試験では、ケーブルプロテクタ10には
クラックが発生したが、ケーブルは損傷していないこと
を確認できた。よって、耐衝撃性試験は、合格と判定し
た。また、敷設試験では、ケーブルプロテクタ10がコ
ンクリート床面の不陸や起伏に追随でき、ケーブルプロ
テクタ10とコンクリート床面との間に隙間が殆ど生じ
なかった。また、ボルト抜けは、1km当たり1本以下
と極めて少なかった。よって、本実施例のケーブルプロ
テクタ10は、耐衝撃性及び敷設性の双方を満足してい
ると評価できる。
【0021】実施例2〜5 実施例1と同じ材料を使用し、実施例1と同じ形状で表
1に示すような種々の寸法の試料ケーブルプロテクタを
作製し、実施例1と同様にして耐衝撃性試験を行い、そ
の評価結果を合わせて表1に示した。
【表1】 表1から判る通り、C=(t/20)1/3 ・(0.5H
+0.5h)>Dを満足すれば、曲げ弾性率が1500
kg/cm2〜3000kg/cm2の範囲にある限り、耐衝撃性を
満足できると評価できる。
【0022】比較例1〜4 実施例1と同じ材料を使用し、実施例1と同じ形状で表
2に示すような種々の寸法の試料ケーブルプロテクタを
作製して、比較例1〜4とし、実施例1と同様にして耐
衝撃性試験を行い、その評価結果を合わせて表2に示し
た。
【表2】 表2から判る通り、C=(t/20)1/3 ・(0.5H
+0.5h)>Dを満足しなければ、曲げ弾性率が15
00kg/cm2〜3000kg/cm2の範囲にあっても、耐衝撃
性が不合格になることが判る。
【0023】比較例5 材料として高密度ポリエチレンを使用した結果、曲げ弾
性率が6000kg/cm2になったことを除いて、実施例1
と同じ形状、寸法になるように成形して、比較例5の試
料ケーブルプロテクタを得た。実施例1と同様して耐衝
撃性試験を実施したところ、試料ケーブルプロテクタに
割れが発生した。また、実施例1と同様にして敷設試験
を行ったところ、試料ケーブルプロテクタは、コンクリ
ート床面の不陸或いは起伏に追随できず、各所で試料ケ
ーブルプロテクタの固定部とコンクリート床面との間に
3mm以上の隙間が生じた。また、敷設試験中、コンクリ
ート床面に起伏のあるところでは、ケーブルプロテクタ
の長さ1m当たり3〜5本のボルトが抜けた。
【0024】比較例6 材料として低密度ポリエチレンに32重量%のVA樹脂
及び30重量%のEVA樹脂を混合して得た樹脂を使用
した結果、曲げ弾性率が1400kg/cm2になったことを
除いて、実施例1と同じ形状、寸法になるように成形し
て、比較例6の試料ケーブルプロテクタを得た。実施例
1と同様に耐衝撃性試験を実施したところ、試料ケーブ
ルプロテクタには、落錘により35mm深さの凹部が生
じ、中のケーブルに損傷が生じた。
【0025】以上の実施例1から5の評価データから、
本発明で特定した材質、形状を備えたケーブルプロテク
タは、耐衝撃性に優れ、また敷設性に優れて使い勝手が
良いことが判る。一方、比較例1から6の評価データか
ら、本発明で特定した材質、形状を備えていないケーブ
ルプロテクタは、耐衝撃性、又は敷設性で劣り、ケーブ
ル保護の目的を達成できず、また使い勝手が悪い。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、略半筒状のプロテクタ
本体と、プロテクタ本体の周方向の両側縁から突出する
固定部と、ケーブル敷設面とプロテクタ本体と固定部と
により区画されたケーブル収容空間部とを備え、その寸
法が特定の関係にあって、曲げ弾性率を1500kg/cm2
〜3000kg/cm2の範囲にある材料でプロテクタ本体及
び固定部を形成することにより、耐衝撃性及びケーブル
敷設面に対する追随性に優れて、ケーブルを確実に保護
し、かつ敷設し易いケーブルプロテクタを実現してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルプロテクタの実施例の構
成を示す平面図である。
【図2】図1のケーブルプロテクタの矢視I−Iの正面
図である。
【図3】図1のケーブルプロテクタの矢視II−IIの側面
部分断面図である。
【図4】実施例1のケーブルプロテクタの寸法を示す図
である。
【図5】本発明で特定する寸法関係の記号を説明する図
である。
【符号の説明】
10 本発明に係るケーブルプロテクタの実施例1 12 プロテクタ本体 14 固定部 16 ケーブル収容空間部 18 ケーブルプロテクタの端面の一方 20 凸部 22 ケーブルプロテクタの他方の端面 24 凹部 26 着座面 28 止め具用の孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細谷 忠 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 吉楽 和敏 新潟県十日町市明石町25番地 大島電気株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル敷設面に敷設されたケーブルを
    保護するケーブルプロテクタであって、 長手方向に直交する方向に湾曲した壁を周方向の中央に
    備え、湾曲壁の中心線に関し対称な形状の横断面形状を
    有して長手方向に延びる略半筒状のプロテクタ本体と、 プロテクタ本体の周方向の両側縁から中心線に対して直
    角方向外方に突出し、かつ両側縁に沿って長手方向に連
    続的又は断続的に延在し、止め具によりケーブル敷設面
    に固定される固定部と、 ケーブル敷設面とプロテクタ本体と固定部とにより区画
    され、ケーブル敷設面に敷設されたケーブルを収容する
    ケーブル収容空間部と、 固定部を止め具によりケーブル敷設面に固定するために
    固定部に設けられた止め具用孔とを備え、 プロテクタ本体及び固定部がそれぞれ、次の不等式
    (1)を満足する寸法を有し、 (t/20)1/3 ・(0.5H+0.5h)>D (1) (ここで、 D:ケーブルの外径(mm) H:中心線に沿ったケーブル収容空間部の高さ(mm) t:プロテクタ本体の厚さ(mm) h:ケーブル敷設面に直交する方向の固定部の厚さ(m
    m)) かつ、プロテクタ本体及び固定部を形成する材料の曲げ
    弾性率が1500kg/cm2〜3000kg/cm2の範囲にある
    ことを特徴とするケーブルプロテクタ。
  2. 【請求項2】 固定部がプロテクタ本体の長手方向全長
    にわたり連続的に設けられ、かつプロテクタ本体の長手
    方向両端部の一方が長手方向に突出する凸部を有し、他
    方が凸部に合致する凹部を有すると共に前記一方の端面
    に合致する端面を有することを特徴とする請求項1に記
    載のケーブルプロテクタ。
JP22261495A 1995-08-08 1995-08-08 ケーブルプロテクタ Pending JPH0951630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200006844A (ko) * 2018-07-11 2020-01-21 한국전력공사 해저케이블 보호 장치

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