JPH0951559A - 波長分割多重光通信網 - Google Patents

波長分割多重光通信網

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JPH0951559A
JPH0951559A JP7202390A JP20239095A JPH0951559A JP H0951559 A JPH0951559 A JP H0951559A JP 7202390 A JP7202390 A JP 7202390A JP 20239095 A JP20239095 A JP 20239095A JP H0951559 A JPH0951559 A JP H0951559A
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JP
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terminals
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optical communication
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JP7202390A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Asano
弘明 浅野
Osamu Tanaka
治 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容できる端末数を飛躍的に増大させること
ができる波長分割多重光通信方法を提供することであ
る。 【解決手段】 N(Nは、2以上の正の整数)台の端末
12を、予めm(mは、2以上の正の整数で、m<N)
個のグループに分割する。各端末12は、単一の制御チ
ャネルを使用して少なくともデータの宛先情報および優
先権情報を含む制御情報を送受信し、各グループ毎に波
長の異なるデータチャネルを使用してデータを送受信す
る。制御チャネルにおいては、各端末12の制御情報を
格納する領域を制御チャネルの複数のスロットに分散し
て確保している。各端末12は、制御情報に基づいて、
各グループから送信権を有する端末を1つずつ選択し、
選択された端末群によるデータの送信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光交換技術を利用
した波長分割多重光通信方法および波長分割多重光通信
網に関し、より特定的には、N台(Nは、2以上の正の
整数)の端末を光ファイバを介してスターカップラに接
続し、各端末間で光通信を行う波長分割多重光通信方法
および波長分割多重光通信網に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送路に光ファイバを利用したネットワ
ークは、光ファイバの広帯域性を利用して多量の情報を
伝送可能であることや、光ファイバが雑音の影響を受け
にくい点等の利点により今後広範囲にわたり使用される
ことが予想される。
【0003】ところで、この光ファイバを利用した伝送
方式は、現在では、一般的に、送信端末から送られた光
信号をネットワーク内の交換機により一旦電気信号に変
換して交換を行い、その後に電気信号から光信号に変換
して受信端末へ配送する方式が広く利用されている。し
かしながら、この方式では、光信号と電気信号との変換
がネットワーク内の収容端末数や伝送速度を向上させる
上でボトルネックになることが指摘されている。
【0004】そこで、近年、光信号をネットワーク内で
電気信号に変換すること無く、送信端末から受信端末ま
で配送するネットワークが検討されつつある。その一例
として、アイ・イー・イー・イー・ジャーナル・オン・
セレクテッド・エリアズ・イン・コミュニケーションズ
vol8 No6 1990に、MON−SONCH
EN、NICHOLAS R. DONOおよびRAJ
IVRAMASWAMIの3名によって開示された波長
分割多重光通信網を説明する。
【0005】図9は、上記文献に開示された従来の波長
分割多重光通信網の構成を示すブロック図である。図9
において、波長分割多重光通信網では、N台の端末22
0を光ファイバ230を介してスターカップラ210
(N×N)に接続している。
【0006】ネットワークを構成するN台の各端末22
0は、制御チャネル用の共通の波長λcの光源221
と、データチャネル用の個別に異なる波長λk(1≦k
≦N)の光源222と、これらの光源からの光信号を合
波する合波器223と、制御チャネル用波長フィルタ2
26と、制御チャネル用受信器228と、データチャネ
ル用の波長選択フィルタ225と、データチャネル用受
信器227と、光ファイバから受信した光信号をこれら
の受信器に分波する分波器224等とを含む。
【0007】各端末220は、スロット同期して動作し
ており、図10に示すように、スロット単位で制御チャ
ネル310と、データチャネル320を利用する。な
お、図10(a)は制御チャネル310におけるスロッ
トを、図10(b)は図10(a)のミニスロット33
0のフォーマットの詳細を、図10(c)データチャネ
ル320におけるスロット340を、それぞれ示してい
る。制御チャネル310におけるスロットは、図10
(a)に示すように、端末数Nと同数のミニスロット3
30に分割されている。ミニスロット330には、図1
0(b)に示すように、アドレスフィールド410と、
ディレイフィールド420とが用意されている。データ
チャネル320は、波長毎N本が存在する。
【0008】次いで、各端末が送受信する手順につい
て、説明する。端末220−iにおいて送信すべきパケ
ットが内部で生成された場合、端末220−iは、その
次のスロットnの制御チャネル上で、自己に割り当てら
れたミニスロット330−iのアドレスフィールド41
0に、その宛先アドレスを設定するとともに、そのディ
レイフィールド420に、生成されたパケットが次のス
ロットで送信される場合に生成されてからの経過時間を
設定して、そのミニスロット330−iを送出する。
【0009】送信要求のある端末220−1から端末2
20−Nは、端末220−iと同様に、それぞれ割り当
てられるミニスロットに送信要求を設定して送出する。
ミニスロットに送信要求をした各端末は、その次のスロ
ットにおいて、データチャネル上にパケットを送信す
る。
【0010】一方、各端末220は、データチャネル上
のパケットを受信するため、また、送達確認なしにパケ
ットの送受信が成功したか否かを確認するため、制御チ
ャネル上のミニスロットを監視している。
【0011】データチャネル上のパケットを受信するた
め、各端末220は、アドレスフィールド410に自分
宛のアドレスが格納された自己宛の送信要求がスロット
内のどのミニスロット330にも存在しない場合には、
次のスロットでのデータチャネル320を介した受信動
作を行わない。自己宛の送信要求がスロット内の1つの
ミニスロット330だけに存在する場合には、各端末2
20は、そのミニスロット330の位置から送信要求の
ある端末の送出するデータチャネルの波長を知り、次の
スロット340においてその波長に自己の受信器を同調
させる。これにより、各端末220は、データチャネル
320上を送信されてくる自己宛のパケットを受信する
ことができる。また、自己宛の送信要求がスロット34
0内の複数のミニスロット330に存在する場合には、
それらのミニスロット330におけるディレイフィール
ド420を比較し、最大のディレイ値が格納されている
ミニスロット330を選択し、次のスロット340にお
いて、その割り当てられている端末の送信波長に自己の
受信器を同調させる。これにより、各端末220は、デ
ータチャネル320上を送信されてくるパケットを受信
することができる。なお、最大のディレイ値が格納され
ているミニスロット330を選択するのは、パケットの
最大遅延時間の分散を抑圧するためである。
【0012】一方、制御チャネル310のスロット34
0内のミニスロット330に送信要求を送信した端末
は、送達確認なしにパケットの送受信が成功したか否か
を確認するため、送信要求を送信した同一スロット34
0における他の端末からの制御チャネル310上のミニ
スロット330を受信して、自己と同一宛先に送信要求
を発行しているかどうかを監視する。そして、この端末
は、自己の送信する宛先に他の端末が送信要求を出して
いない場合は、そのデータチャネル320を利用したパ
ケット送信が成功したものとみなして、次のステップに
移行する。これに対し、自己の送信する宛先に、他の端
末も送信要求を出していることを確認した場合は、この
端末は、それらの送信要求の中で設定されているディレ
イ値が最も大きな送信要求が自己の送信要求であるかを
判定する。自己の設定したディレイ値が最大である場合
は、この端末は、送信成功と判断する。自己の設定した
ディレイ値が最大でない場合には、この端末は、送信失
敗と判断して、再送する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
波長分割多重光通信網では、制御チャネルのスロットの
ミニスロットの数を、端末の台数分用意する必要があ
る。このため、ネットワーク内に収容する端末数の上限
がスロット内のミニスロットの数で制限されてしまうと
いう第1の問題点がある。
【0014】また、従来の波長分割多重光通信網では、
送信用のデータチャネルのために、各端末に個別に異な
る波長の光源を割り当てるようにしている。この選択可
能な波長は、受信器側での利用可能な波長域に対する分
解能に依存する。現在、実用化されているパケット交換
に利用可能な同調速度としてμsecオーダーで動作可
能で、比較的安価な受信器デバイスとして、例えば音響
光学素子を利用したフィルタがある。このフィルタの分
解能は、例えば松下電器製EFLF100R1では、最
低4nmである。このため、利用可能な波長域として、
光ファイバでの減衰率を低く抑えることのできる130
0nmから1500nmまでの200nmの範囲の波長
を利用するものとすると、利用可能な波長数は約50波
となり、ネットワーク内に設置可能な端末数は、最大で
せいぜい約50台に制限されてしまうという第2の問題
点がある。
【0015】それゆえに、本発明は、収容できる端末数
を飛躍的に増大させることができる波長分割多重光通信
方法および波長分割多重光通信網を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
N台(Nは、2以上の正の整数)の端末を光ファイバを
介してスターカップラに接続し、各端末間で光通信を行
う波長分割多重光通信方法であって、N台の端末は、予
めm個(mは、2以上の正の整数であり、m<N)のグ
ループに分割されており、各端末は、単一の制御チャネ
ルを使用して少なくともデータの宛先情報および優先権
情報を含む制御情報を送受信し、各グループ毎に波長の
異なるデータチャネルを使用してデータを送受信し、各
端末は、制御情報およびデータの送受信に関し、スロッ
ト同期が確立されており、各端末の制御情報を格納する
領域を制御チャネルの複数のスロットに分散して確保
し、制御情報に基づいて、端末の各グループから送信権
を有する端末を1つずつ選択し、選択された端末群によ
るデータの送信を行うことを特徴とする。
【0017】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、スロットの継続する時間をtsとし、端末とス
ターカップラとの間の光ファイバを伝搬する光信号の伝
搬遅延時間をtdとした場合、伝搬遅延時間tdが
{(i−1)・ts}/2から(i・ts)/2(i=
1,2,…,m)の端末で、i番目のグループを形成し
たことを特徴とする。
【0018】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、スロットの継続する時間をtsとし、端末とス
ターカップラとの間の光ファイバを伝搬する光信号の伝
搬遅延時間をtdとした場合、伝搬遅延時間tdが(i
・ts)/2(i=1,2,… m)以下である端末
で、i番目のグループを形成したことを特徴とする。
【0019】請求項4に係る発明は、請求項2または3
の発明において、i番目のグループに属する各端末を、
さらに(i+1)個のサブグループにサブグループ分け
し、各サブグループ毎に異なるスロットを時分割に割り
当て、制御情報に基づいて、端末の各サブグループから
送信権を有する端末を1つずつ選択することを特徴とす
る。
【0020】請求項5に係る発明は、請求項2または3
の発明において、m個のグループに属する各端末を、そ
れぞれさらに(m+1)個のサブグループにサブグルー
プ分けし、各サブグループ毎に異なるスロットを時分割
に割り当て、制御情報に基づいて、端末の各サブグルー
プから送信権を有する端末を1つずつ選択することを特
徴とする。
【0021】請求項6に係る発明は、請求項1ないし4
のいずれかの発明において、優先権情報として、パケッ
ト発生時間を使用し、各端末がパケット発生時間を互い
に通知して、最も古くに発生したパケットを有する端末
を選択することを特徴とする。
【0022】請求項7に係る発明は、N台(Nは、2以
上の正の整数)の端末を光ファイバを介してスターカッ
プラに接続し、各端末間で光通信を行う波長分割多重光
通信網であって、N台の端末は、予めm個(mは、2以
上の正の整数であり、m<N)のグループに分割されて
おり、各端末は、単一の制御チャネルを使用して少なく
ともデータの宛先情報および優先権情報を含む制御情報
を送信する第1の送信器、制御チャネルの制御情報を受
信する第1の受信器、各グループ毎に割り当てられた波
長の異なるデータチャネルにデータを送信する第2の送
信器、m個のデータチャネルに可変同調可能で、同調し
たデータチャネルのデータを受信する第2の受信器、制
御情報に基づいて、端末の各グループから送信権を有す
る端末を1つずつ選択するためのグループ内送信権調停
手段、および選択された端末群によるデータの送信を行
うためのグループ間制御手段を備える。
【0023】
【作用】請求項1および7の発明においては、N台の端
末を、予めm個(mは、2以上の正の整数であり、m<
N)のグループに分割し、各端末の制御情報を格納する
領域を制御チャネルの複数のスロットに分散して確保
し、制御情報に基づいて、端末の各グループから送信権
を有する端末を1つずつ選択するようにしている。この
結果、従来のようにN台の端末全てにデータチャネル用
の異なる波長を割り当てる必要がなく、N台の端末全て
に制御チャネルのスロットにミニスロットを割り当てる
必要がなくなる。このため、通信網に収容する端末数を
増大させることが可能になる。
【0024】請求項2の発明においては、スロットの継
続する時間をtsとし、端末とスターカップラとの間の
光ファイバを伝搬する光信号の伝搬遅延時間をtdとし
た場合、伝搬遅延時間tdが{(i−1)・ts}/2
から(i・ts)/2(i=1,2,…,m)の端末
で、i番目のグループを形成するようにしている。この
結果、伝搬遅延時間がほぼ等しい複数の端末を同一端末
グループに設定し、送信要求がある場合に各端末の要求
がスターカップラを介してほぼ等しい時間の後に受信で
きる。このため、送信権調停作業を効率よく実施するこ
とができる。
【0025】請求項3の発明においては、スロットの継
続する時間をtsとし、端末とスターカップラとの間の
光ファイバを伝搬する光信号の伝搬遅延時間をtdとし
た場合、伝搬遅延時間tdが(i・ts)/2(i=
1,2,… m)以下である端末で、i番目のグループ
を形成するようにしている。この結果、伝搬遅延時間の
上限を超えない複数の端末を同一端末グループに設定
し、送信要求がある場合に各端末の要求がスターカップ
ラを介してある定められた時間以内に受信できる。この
ため、ある定められた時間内に送信権調停作業を実施す
ることができる。
【0026】請求項4の発明においては、i番目のグル
ープに属する各端末を、さらに(i+1)個のサブグル
ープにサブグループ分けし、各サブグループ毎に異なる
スロットを時分割に割り当て、制御情報に基づいて、端
末の各サブグループから送信権を有する端末を1つずつ
選択するようにしている。この結果、例えば、第1番目
のサブグループの複数の端末を要求があるスロットで送
信され、それがスターカップラを介して戻るまでに第2
番目のサブグループの複数の端末による送信要求が次の
スロットで送信され、という具合に、送信権の調停がパ
イプライン的に実施できる。このため、送信権調停にか
かる時間を見かけ上減らすことができる。
【0027】請求項5の発明においては、m個のグルー
プに属する各端末を、それぞれさらに(m+1)個のサ
ブグループにサブグループ分けし、各サブグループ毎に
異なるスロットを時分割に割り当て、制御情報に基づい
て、端末の各サブグループから送信権を有する端末を1
つずつ選択するようにしている。このため、サブグルー
プへの分割数を全てのグループで同一にすることによ
り、送信権の調停作業の機会の均等化を図ることができ
る。
【0028】請求項6の発明においては、優先権情報と
して、パケット発生時間を使用し、各端末がパケット発
生時間を互いに通知して、最も古くに発生したパケット
を有する端末を選択するようにしている。このため、最
も古く発生したパケットを持つ端末へ送信権を与えるこ
とにより、通信網においてパケットの遅延時間の分散の
減少を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施例を説明する。図1は、本発明の第1の実施例の波
長分割多重光通信網の構成を示すブロック図である。図
1において、波長分割多重光通信網では、N(2以上の
正の整数)台の端末12(図示4台)を光ファイバ13
を介してスターカップラ(N×N)11に接続してい
る。
【0030】図2は、図1の各端末12の構成を示すブ
ロック図である。図2において、各端末12は、制御チ
ャネル用送信器123と、データチャネル用送信器12
2と、合波器121と、送信部124と、タイミング制
御部125と、分波器131と、光フィルタ129と、
フォトダイオード127と、データチャネル用の光フィ
ルタ130と、フォトダイオード128と、受信制御部
126と、パケット格納部133と、制御部132を含
む。
【0031】制御チャネル用送信器123は、発振波長
λcの半導体レーザを有する。データチャネル用送信器
122は、発振波長λk(k=1,2,…,m)の半導
体レーザを有する。合波器121は、異なる2つの波長
λc,λkの光信号を合波してする。送信部124は、
後述するタイミングで、制御チャネルとデータチャネル
とのそれぞれに制御信号やパケットデータを送信する。
タイミング制御部125は、送信部124をタイミング
制御することにより、送信の対象となるスロットやミニ
スロットに制御信号やパケットデータを送信することを
可能とする。分波器131は、スターカップラ11から
の受信した光信号を均等に2分岐する。光フィルタ12
9は、制御チャネル用の波長λcのみを選択する。フォ
トダイオード127は、光フィルタ129からの出力光
信号を電気信号に変換する。データチャネル用の光フィ
ルタ130は、制御部132からの制御信号に基づいて
選択する波長をλ1〜λmに可変し、選択した波長の信
号のみを通過させる。フォトダイオード128は、光フ
ィルタ130からの出力光信号を電気信号に変換する。
受信制御部126は、フォトダイオード127で変換さ
れた受信信号を格納しミニスロットに書き込まれた制御
情報を制御部132に通知する。パケット格納部133
は、フォトダイオード128で変換されたパケット信号
を格納する。制御部132は、端末12全体の制御を行
う。
【0032】N台の端末12は、m(2以上の正の整数
であり、m<N)個の端末グループにグループ分けされ
る。端末12aは、第1番目の端末グループG1に属す
る。端末12b,12cは、第i番目の端末グループG
iに属する。端末12dは、第(i+1)番目の端末グ
ループG(i+1)に属する。第i番目の端末グループ
Giに属する端末12b,12cは、スターカップラ1
1からの伝搬遅延時間tdが{(i−1)・ts}/2
から(i・ts)/2の間であるものが選ばれている。
i番目の端末グループGiの端末は、さらに、(i+
1)のサブグループにグループ分けされる。端末12c
は、第j番目のサブグループに割り当てられている。端
末12bは、第(j+1)番目のサブグループに割り当
てられている。第1番目の端末グループG1に属する各
端末は、データチャネル用送信器122の発振波長とし
てλ1を使用する。第i番目の端末グループGiに属す
る各端末は、データチャネル用送信器122の発振波長
としてλiを使用する。第(i+1)番目の端末グルー
プG(i+1)に属する各端末は、データチャネル用送
信器122の発振波長としてλ(i+1)を使用する。
【0033】図3は、第1番目の端末グループの端末が
制御チャネル上のミニスロットに送信要求を書き込み送
信している様子を示す図である。図4は、第i番目(例
えば、i=3)の端末グループの端末が制御チャネル上
のミニスロットに送信要求を書き込み送信している様子
を示す図である。なお、図3および図4において、横軸
は時間を表し、図に示す1つのスロットの時間はtsで
ある。
【0034】図5は、制御チャネル81と、データチャ
ネル82との各スロットの構成を示す図である。特に、
図5(a)は制御チャネル81のスロット811を示
し、図5(b)はスロット811のフォーマットをより
詳細に示す、図5(c)はデータチャネル82のスロッ
ト821を示している。
【0035】制御チャネル81のスロット811は、グ
ループ間調整用のm個のミニスロット812と、各グル
ープ内調整用のサブグループ内要求フィールド813と
から形成されている。データチャネル82のスロット8
21は、チューニング時間フィールド822と、データ
フィールド823とから形成されている。チューニング
時間フィールド822の長さは、端末12の光フィルタ
130が制御信号により同調波長を選択する場合に、同
調に要する時間に等しく設定されている。
【0036】各ミニスロット812は、各端末グループ
毎に割り当てられており、グループ内で送信権を得た端
末がパケットの宛先とそのパケット発生時間を格納する
領域である。例えば、第i番目の端末グループには、各
スロット811におけるi番目のミニスロット812が
割り当てられる。第i番目の端末グループの各サブグル
ープには、(i+1)個のスロット単位で、1つづつス
ロットが割り当てられる。
【0037】より具体的には、スロット811の第1番
目のミニスロット812は、第1番目の端末グループの
端末に割り当てられる。スロット811の第i番目のミ
ニスロット812は、第i番目の端末グループの端末に
割り当てられる。スロット811の第(i+1)番目の
ミニスロット812は、第(i+1)番目の端末グルー
プの端末に割り当てられる。
【0038】サブグループ内要求フィールド813は、
各端末グループの各サブグループの各端末毎に割り当て
られており、グループ内で送信権を得るため、端末がパ
ケットの宛先とそのパケット発生時間を格納する領域で
ある。このサブグループ内要求フィールド813は、各
端末グループの各サブグループで、スロット毎に時分割
で使用される。
【0039】例えば、1つ目のスロット811の第i番
目の各サブグループ内要求フィールド813は、第i番
目の端末グループの1番目のサブグループの各端末に割
り当てられる。2つ目のスロット811の第i番目の各
サブグループ内要求フィールド813は、第i番目の端
末グループの2番目のサブグループの各端末に割り当て
られる。i番目のスロット811の第i番目の各サブグ
ループ内要求フィールド813は、第i番目の端末グル
ープのi番目のサブグループの各端末に割り当てられ
る。(i+1)番目のスロット811の第i番目の各サ
ブグループ内要求フィールド813は、第i番目の端末
グループの(i+1)番目のサブグループの各端末に割
り当てられる。
【0040】すなわち、第i番目の端末グループにおい
ては、(i+1)個を周期として、スロットを時分割に
使用する。第i番目の端末グループの第j番目のサブグ
ループに属する端末12cがスロット811xのサブグ
ループ内要求フィールド813を利用して送信権調停を
行う一方で、第i番目グループの第(j+1)番目サブ
グループに属する端末12bは、スロット811wのサ
ブグループ内要求フィールド813を利用して送信権調
停を行う。第i番目の端末グループについては、第1ス
ロットから第(i+1)スロットまでがそれぞれのサブ
グループに割り当てられることとなる。これにより、制
御信号の輻輳が防止され、かつスロット811中のミニ
スロットの数を減少させることができる。
【0041】各端末は、通信網内において、1つのマス
ターとなる端末のクロックに同期しており、スロット同
期や、パケットの発生時刻獲得は、同期したクロックに
基づき行われる。このサブグループ毎に割り当てられる
スロット811とミニスロット812は、端末内のタイ
ミング制御部125が把握しており、送信すべきタイミ
ングで送信部124へ通知することで、制御チャネルの
利用が可能となる。
【0042】図6は、パケットを送信する場合に、サブ
グループ内で端末が送信権を得るための調停方法のシー
ケンスおよびサブグループ内で端末が送信権を獲得した
後の送信シーケンスを示すフローチャートである。この
図6と図4とを用いて、送信権を獲得する方法を端末1
2cを一例として説明する。
【0043】まず、サブグループ内で端末が送信権を得
るための調停方法について説明する。端末12cの制御
部132は、時刻T0において、内部で送信すべきパケ
ットが発生した場合(ステップS101)、まず、その
宛先とパケットの発生時間とを制御部132に格納する
(ステップS102)。次いで、制御部132は、送信
要求の発生を送信部124に通知する。送信部124
は、タイミング制御部125のタイミングの通知に基づ
いて、端末12cの属するi番目グループのj番目サブ
グループに割り当てられる制御チャネル81のスロット
811のi番目グループ用のサブグループ内要求フィー
ルド813であることを知り(ステップS103)、宛
先とパケット発生時刻とをサブグループ内要求フィール
ド813に書き込み、送信する(ステップ104)。こ
れにより、スターカップラ11においてT1から始まる
制御チャネル上のスロット811xのサブグループ内要
求フィールド813に設定がされたこととなる。これに
より、書き込みがなされ、送信されたスロット811x
は、スターカップラ11を経由して各端末に配信され
る。
【0044】制御部132は、送信されたスロット81
1xがスターカップラ11を経由して自己に戻ってくる
時刻T2まで待ち(ステップ105)、受信するスロッ
ト811x内に設定されたサブグループの全ての送信要
求のあった端末により書き込まれたサブグループ内要求
フィールドを読み込む(ステップS106)。次いで、
制御部132は、読み込んだサブグループ内要求フィー
ルドの中で、自己の書き込んだ要求のパケット発生時刻
と、他の書き込んだパケット発生時刻とを比較し(ステ
ップS107)、自己の設定値が最も古い場合にはサブ
グループ内において送信権を獲得したと判断する(ステ
ップS108)。自己の設定値よりも他の設定値のほう
が古い値である場合には、制御部132は、送信権を獲
得するため、ステップS103に戻り、再度同様の手順
を実行する。
【0045】次いで、サブグループ内で端末が送信権を
獲得した後の送信シーケンスについて説明する。サブグ
ループ内で送信権が獲得された場合、スターカップラ1
1におけるスロット811yを利用して端末グループ間
での調停を行うため、制御部132は、スロット811
zにおける第i番目の端末グループ用ミニスロット81
2に、宛先とパケット発生時刻とを書き込み、送信する
(ステップS111)。これにより、書き込みがなされ
送信されたスロット811yは、スターカップラ11を
経由して各端末に配信される。次いで、制御部132
は、スロット811zに設定した後、次のスロット81
1vにおいて、データチャネル82のチューニング時間
フィールド822の時間だけ待ち(ステップS11
2)、データフィールド823にパケットを書き込み、
送信する(ステップS113)。これにより、書き込み
がなされたスロット811vは、スターカップラ11を
経由して各端末に配信される。
【0046】次いで、制御部132は、スロット811
yを受信する時間T3まで待ち(ステップS114)、
スロット内に設定された他のグループで送信権を獲得し
た各端末の宛先とパケット発生時刻との情報を獲得する
(ステップS115)。次いで、制御部132は、自己
の送信した宛先と同一の宛先へ送信した端末が存在する
かをチェックする(ステップS116)。存在しない場
合は、制御部132は、送信に成功したとみなす(ステ
ップS119)。同一宛先への送信が他にも存在する場
合には、制御部132は、同一宛先を設定した端末のパ
ケット発生時刻を比較し、自己の設定したパケット発生
時刻が最も古いかをチェックする(ステップS11
7)。自己の設定値が最も古い場合には、制御部132
は、送信に成功したものとみなす(ステップS11
9)。自己の設定値よりも古い設定値が他の端末に存在
する場合には、制御部132は、パケットの送信に失敗
したものとみなし(ステップS118)、ステップS1
03に戻り、パケット再送手順を実行する。
【0047】一方、全端末は、制御チャネル81の全て
のミニスロット812を常に監視しておき、自分宛に宛
先の設定された送信要求が無いかをチェックする。自分
宛の送信要求が一つのミニスロット812に設定されて
いる場合、制御部132は、送信要求を発行した端末の
データチャネルの波長λkを、そのミニスロットの位置
から確認し、次のスロット811においてデータチャネ
ル上でチューニング時間フィールドの間にデータチャネ
ル用の光フィルタ130の同調を完了させ、データフィ
ールド823に格納されたパケットを受信し、パケット
格納部133に格納する。自分宛の送信要求が複数のミ
ニスロット812に設定されている場合、制御部132
は、複数の要求に設定されるパケット発生時間を比較
し、最も古いパケット発生時間値が設定されたミニスロ
ットを選択する。そして、制御部132は、受信すべき
データチャネルの波長λkを、そのミニスロットの位置
から確認し、次のスロット811においてデータチャネ
ル用の光フィルタ130の同調を完了させ、データフィ
ールド823に格納されたパケットを受信し、パケット
格納部133に格納する。
【0048】したがって、従来のように、N台の端末全
てにデータチャネル用の異なる波長を割り当てる必要が
なく、N台の端末全てに制御チャネルのスロットにミニ
スロットを割り当てる必要がなくなる。このため、通信
網に収容する端末数を容易にかつ飛躍的に増大させるこ
とができる。また、最も古く発生したパケットを持つ端
末へ送信権を与えることにより、通信網においてパケッ
トの遅延時間の分散の減少を図ることができる。
【0049】図7は、本発明の第2の実施例の波長分割
多重光通信網の構成を示すブロック図である。図7にお
いて、スターカップラ11に端末12e〜12pが接続
されている。スロットの継続時間をtsとした場合、端
末12o,12pは、スターカップラ11と端末間の光
信号の伝搬遅延時間がts/2以内である。端末12
k,12l,12m,12nは、スターカップラ11と
端末間の光信号の伝搬遅延時間がts/2からtsの範
囲内である。端末12e,12f,12g,12h,1
2i,12jは、スターカップラ11と端末間の光信号
の伝搬遅延時間がtsから3ts/2の範囲内である。
【0050】端末12e〜12pは、3つの端末グルー
プに分割される。第1の端末グループは、端末12o,
12pで構成される。第2の端末グループは、端末12
k,12l,12m,12nで構成される。第3の端末
グループは、端末12e,12f,12g,12h,1
2i,12jで構成される。
【0051】また、第1の端末グループにおいては、2
つのサブグループに分割される。第1のサブグループは
端末12oで構成され、第2のサブグループは端末12
pで構成される。
【0052】第2の端末グループにおいては、3つのサ
ブグループに分割される。第1のサブグループは端末1
2kと端末12lとから構成され、第2のサブグループ
は端末12mから構成され、第3のサブグループは端末
12nにより構成される。
【0053】第3の端末グループにおいては、4つのサ
ブグループに分割される。第1のサブグループは端末1
2eと端末12fとから構成され、第2のサブグループ
は端末12gと端末12hとから構成され、第3のサブ
グループは端末12iで構成され、第4のサブグループ
は端末12jで構成される。
【0054】サブグループの構成は、それぞれの端末の
要求するトラヒックの容量によりその組み合わせ方を決
定する。それぞれの端末グループとサブグループにおい
て送信権調停方法と、パケットの送受信の方法は、第1
の実施例に示した方法と同様に実施される。
【0055】したがって、伝搬遅延時間tdがほぼ等し
い複数の端末を同一端末グループに設定するので、送信
要求がある場合に各端末の要求がスターカップラを介し
てほぼ等しい時間の後に受信される。このため、送信権
調停作業を効率よく実施することができる。また、例え
ば、第1番目のサブグループの複数の端末による送信要
求があるスロットで送信され、それがスターカップラを
介して戻るまでに第2番目のサブグループの複数の端末
による送信要求が次のスロットで送信され、という具合
に、送信権の調停がパイプライン的に実施することがで
きる。このため、送信権調停にかかる時間を見かけ上減
らすことができる。
【0056】図8は、本発明の第3の実施例の波長分割
多重光通信網の構成を示すブロック図である。図8の波
長分割多重光通信網では、送信の機会をなるべく均一に
することのできる端末グループとサブグループへの分割
が図られている。なお、図7と対応する部分に同一番号
を付し、説明を省略する。
【0057】端末12e〜12pは、3つの端末グルー
プに分割されている。第1の端末グループは、端末を含
まない。第2の端末グループは、端末12e,12f,
12g,12h,12i,12jで構成される。第3の
端末グループは、端末12k,12l,12m,12
n,12o,12pで構成される。
【0058】それぞれの端末グループは、第1の端末グ
ループを除いて、4つのサブグループに分割される。こ
の分類では、全ての端末グループは、第1の端末グルー
プを除き、6台の端末で構成されるため、それぞれのサ
ブグループは2台もしくは1台の端末で構成されるよう
に分割される。サブグループの構成は、それぞれの端末
の要求するトラヒックの容量によりその組み合わせ方を
決定する。それぞれのグループとサブグループにおい
て、送信権調停方法とパケットの送信と受信方法は、第
1の実施例に示した方法と同様にして実施される。
【0059】したがって、伝搬遅延時間tdの上限を超
えない複数の端末を同一端末グループに設定し、送信要
求がある場合に各端末の要求がスターカップラを介して
ある定められた時間以内に受信でき、ある定められた時
間内に送信権調停作業を実施することができる。このた
め、サブグループへの分割数を全てのグループで同一に
することにより、送信権の調停作業の機会の均等化を図
ることができる。
【0060】
【発明の効果】請求項1および7の発明によれば、従来
のようにN台の端末全てにデータチャネル用の異なる波
長を割り当てる必要がなく、N台の端末全てに制御チャ
ネルのスロットにミニスロットを割り当てる必要がない
ため、通信網に収容する端末数を増大させることが可能
になる。
【0061】請求項2の発明によれば、伝搬遅延時間が
ほぼ等しい複数の端末を同一端末グループに設定し、送
信要求がある場合に各端末の要求がスターカップラを介
してほぼ等しい時間の後に受信できるので、送信権調停
作業を効率よく実施することができる。
【0062】請求項3の発明によれば、伝搬遅延時間の
上限を超えない複数の端末を同一端末グループに設定
し、送信要求がある場合に各端末の要求がスターカップ
ラを介してある定められた時間以内に受信できるので、
ある定められた時間内に送信権調停作業を実施すること
ができる。
【0063】請求項4の発明によれば、例えば、第1番
目のサブグループの複数の端末を要求があるスロットで
送信され、それがスターカップラを介して戻るまでに第
2番目のサブグループの複数の端末による送信要求が次
のスロットで送信され、という具合に、送信権の調停が
パイプライン的に実施できるので、送信権調停にかかる
時間を見かけ上減らすことが可能になる。
【0064】請求項5の発明によれば、サブグループへ
の分割数を全てのグループで同一にすることにより、送
信権の調停作業の機会の均等化を図ることができる。
【0065】請求項6の発明によれば、最も古く端末に
おいて発生したパケットを持つ端末へ送信権を与えるこ
とにより、通信網においてパケットの遅延時間の分散の
減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の波長分割多重光通信網
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の各端末12の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】第1番目の端末グループの端末が制御チャネル
のスロットを送信している様子を示す図である。
【図4】第i番目(例えば、i=3)の端末グループの
端末が制御チャネルのスロットを送信している様子を示
す図である。
【図5】制御チャネル81と、データチャネル82のス
ロットの構成を示す図である。
【図6】パケットを送信する場合の送信シーケンスを示
すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例の波長分割多重光通信網
の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施例の波長分割多重光通信網
の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の波長分割多重光通信網の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】従来のスロットの構成を示す図である。
【符号の説明】
11…スターカップラ 12a〜12p…端末 13…光ファイバ 81…制御チャネル 82…データチャネル 811…制御チャネル用のスロット 812…ミニスロット 813…サブグループ内要求フィールド 821…データチャネル用のスロット 822…チューニング時間フィールド 823…データフィールド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N台(Nは、2以上の正の整数)の端末
    を光ファイバを介してスターカップラに接続し、各端末
    間で光通信を行う波長分割多重光通信方法であって、 前記N台の端末は、予めm個(mは、2以上の正の整数
    であり、m<N)のグループに分割されており、 各前記端末は、単一の制御チャネルを使用して少なくと
    もデータの宛先情報および優先権情報を含む制御情報を
    送受信し、各グループ毎に波長の異なるデータチャネル
    を使用してデータを送受信し、 各前記端末は、前記制御情報および前記データの送受信
    に関し、スロット同期が確立されており、 各前記端末の前記制御情報を格納する領域を前記制御チ
    ャネルの複数のスロットに分散して確保し、 前記制御情報に基づいて、前記端末の各グループから送
    信権を有する端末を1つずつ選択し、 前記選択された端末群によるデータの送信を行うことを
    特徴とする、波長分割多重光通信方法。
  2. 【請求項2】 前記スロットの継続する時間をtsと
    し、前記端末と前記スターカップラとの間の光ファイバ
    を伝搬する光信号の伝搬遅延時間をtdとした場合、伝
    搬遅延時間tdが{(i−1)・ts}/2から(i・
    ts)/2(i=1,2,…,m)の端末で、i番目の
    前記グループを形成したことを特徴とする、請求項1に
    記載の波長分割多重光通信方法。
  3. 【請求項3】 前記スロットの継続する時間をtsと
    し、前記端末と前記スターカップラとの間の光ファイバ
    を伝搬する光信号の伝搬遅延時間をtdとした場合、伝
    搬遅延時間tdが(i・ts)/2(i=1,2,…
    m)以下である端末で、i番目の前記グループを形成し
    たことを特徴とする、請求項1に記載の波長分割多重光
    通信方法。
  4. 【請求項4】 前記i番目のグループに属する各前記端
    末を、さらに(i+1)個のサブグループにサブグルー
    プ分けし、 前記各サブグループ毎に異なるスロットを時分割に割り
    当て、 前記制御情報に基づいて、前記端末の各サブグループか
    ら送信権を有する端末を1つずつ選択することを特徴と
    する、請求項2または3に記載の波長分割多重光通信方
    法。
  5. 【請求項5】 前記m個のグループに属する各前記端末
    を、それぞれさらに(m+1)個のサブグループにサブ
    グループ分けし、 前記各サブグループ毎に異なるスロットを時分割に割り
    当て、 前記制御情報に基づいて、前記端末の各サブグループか
    ら送信権を有する端末を1つずつ選択することを特徴と
    する、請求項2または3に記載の波長分割多重光通信方
    法。
  6. 【請求項6】 前記優先権情報として、パケット発生時
    間を使用し、 各前記端末が前記パケット発生時間を互いに通知して、
    最も古くに発生したパケットを有する端末を選択するこ
    とを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の
    波長分割多重光通信方法。
  7. 【請求項7】 N台(Nは、2以上の正の整数)の端末
    を光ファイバを介してスターカップラに接続し、各端末
    間で光通信を行う波長分割多重光通信網であって、 前記N台の端末は、予めm個(mは、2以上の正の整数
    であり、m<N)のグループに分割されており、 各前記端末は、 単一の制御チャネルを使用して少なくともデータの宛先
    情報および優先権情報を含む制御情報を送信する第1の
    送信器、 前記制御チャネルの制御情報を受信する第1の受信器、 各前記グループ毎に割り当てられた波長の異なるデータ
    チャネルにデータを送信する第2の送信器、 前記m個のデータチャネルに可変同調可能で、同調した
    データチャネルのデータを受信する第2の受信器、 前記制御情報に基づいて、前記端末の各グループから送
    信権を有する端末を1つずつ選択するためのグループ内
    送信権調停手段、および前記選択された端末群によるデ
    ータの送信を行うためのグループ間制御手段を備える、
    波長分割多重光通信網。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012080582A (ja) * 2000-04-14 2012-04-19 Qualcomm Inc 通信システムにおける信号の迅速な再送信のための方法および装置
JP2017508317A (ja) * 2013-12-16 2017-03-23 ノキア テクノロジーズ オサケユイチア データ共有の方法および装置

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