JPH09507700A

JPH09507700A - ホース組立体、ホースカプリングと、そのための部品及びそれらの製造方法

Info

Publication number: JPH09507700A
Application number: JP7519196A
Authority: JP
Inventors: エル．ウィルソン，サムエル
Original assignee: デイコプロダクツ，インコーポレイテッド
Priority date: 1994-01-13
Filing date: 1995-01-13
Publication date: 1997-08-05
Also published as: US5607191A; WO1995019520A1; US5487570A; EP0739469A1; CA2180256C; CA2180256A1; EP0739469B1; DE69528520D1; US5382059A; ES2180623T3; DE69528520T2; MX9602686A; EP0739469A4

Abstract

(57)【要約】ホース組立体、ホースカプリング及びそのための部品、及びそれらを製造する方法が提供される。このホース組立体（２１Ａ）は、ホース（２２Ａ）と、ホースの一端（２３Ａ）に挿入された筒状インサート部分（２４Ａ）を有するホースカプリング（２０Ａ）とから成る。筒状インサート部分（２４Ａ）の外周表面（３４Ａ）は、複数の互いに離隔した環状凸部（５２，５３，５６）と、環状凸部（５２，５３，５６）によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝（５０，５１）を有し、環状溝（５０，５１）は、インサート部分（２４Ａ）の両端間の中央に位置する中央溝（５０）と、中央溝の両側に位置する端部溝（５１）であり、端部溝（５１）は、中央溝（５０）より幅狭とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】ホース組立体、ホースカプリングと、そのための部品及びそれらの製造方法技術分野本発明は、新規なホース組立体、新規なホースカプリングと、ホースカプリングのための新規なインサート部分、及びそのようなホース組立体、ホースカプリング及びインサート部品を製造するための新規な製造方法に関する。技術背景環状凹部を有するホースカプリングと、一端を該カプリングの該環状凹部内にクランプされたホースとから成るホース組立体であって、該カプリングは、該ホースの一端内に挿入されておりカプリングの長手軸線にほぼ平行な外周表面を有する筒状インサート部分と、該インサート部分と同心関係に配置され、インサート部分から離隔してインサート部分を囲繞し、インサート部分との間に前記環状凹部を画定する筒状フェルールとから成り、ホースの一端が前記環状凹部内に挿入された後、筒状フェルールが半径方向内方へ変形されてホースの一端がフェルールとインサート部分との間にクランプされており、インサート部分の外周表面は、複数の互いに離隔した環状凸部と、該環状凸部によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝を有し、それらの環状溝はいずれも同じ寸法とされているホース組立体は周知である。例えば、米国特許第４，６５３，７７９号参照。発明の開示本発明の１つの特徴は、ホースの一端をホースカプリングのフェルールとインサート部分との間にクランプするために半径方向内方へかしめられたフェルールの力を受けて圧潰されることがないように構成された、ホースカプリングのための新規なインサート部分を提供することである。従来技術のホースカプリングにおいては、カプリングのインサート部分の保持溝は、インサート部分の両端間の中央に配置されており、カプリングのフェルールがインサート部分に向けて半径方向内方にかしめられて、ホースの端部がフェルールとインサート部分の間にかしめられると、ホースの端部の素材であるゴム又は他の材料が、かしめられた組立体の中央部分に捕捉され、インサート部分に向かうほかどこにも行き場がないためにインサート部分の中央部分が圧潰することが知られている。その結果、従来のホースカプリングの、それに対してかしめられたホースの端部に作用する保持力が著しく減少する。しかしながら、本発明によれば、カプリングのインサート部分の中央部分においてホースの端部の素材（ゴム又は他の材料）が流動していく場所を創生するように、そして、インサート部分の把持部分（ホースの端部を把持即ち保持する部分）をより好適な部位へ移行するようにインサート部分を改変することができる。より具体的にいえば、本発明の教示によれば、インサート部分の両端に、ホースを保持するための保持溝として機能する端部溝を形成し、両端の端部溝の間に中央溝を形成し、中央溝は、インサート部分に向けてかしめられるホースの端部の素材（ゴム又は他の材料）を受け入れるための空隙を創生するように形成することができ、それによって、インサート部分の中央部分の圧潰を防止する。例えば、本発明の一実施形態によれば、環状凹部を有するホースカプリングと、一端を該カプリングの該環状凹部内にクランプされた筒状ホースとから成るホース組立体であって、該カプリングは、前記筒状ホースの前記一端内に挿入されており該カプリングの長手軸線にほぼ平行な外周表面を有する筒状インサート部分と、該インサート部分と同心関係に配置され、該インサート部分から離隔してインサート部分を囲繞し、インサート部分との間に前記環状凹部を画定する筒状フェルールとから成り、前記ホースの前記一端が前記環状凹部内に挿入された後、前記筒状フェルールが半径方向内方へ変形されて該ホースの一端が該筒状フェルールと前記インサート部分との間にクランプされており、前記インサート部分の前記外周表面は、複数の互いに離隔した環状凸部と、該環状凸部によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝を有し、該環状溝は、該インサート部分の両端間の中央に位置する中央溝と、該中央溝の両側に位置する端部溝であり、該端部溝は、該中央溝より幅狭であることを特徴とするホース組立体が提供される。従って、本発明の目的は、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又はそれ以上を有する新規なホース組立体を提供することである。本発明の他の目的は、そのようなホース組立体を製造する方法であって、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又はそれ以上を有する方法を提供することである。本発明の他の目的は、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又はそれ以上を有する、上記のようなホース組立体のための新規なホースカプリングを提供することである。本発明の他の目的は、そのようなホースカプリングを製造する方法であって、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又はそれ以上を有する方法を提供することである。本発明の他の目的は、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又はそれ以上を有する、ホースカプリングのための新規なインサート部分を提供することである。本発明の他の目的は、そのようなインサート部分を製造する方法であって、上述した、あるいは以下に説明する本発明の特徴の１つ又はそれ以上を有する方法を提供することである。図面の簡単な説明本発明の特徴及びその技術的利点は、好ましい実施形態の以下の説明並びに特許請求の範囲の記載及び添付図面から明らかになろう。図１は、従来技術のホースカプリングの側面図であり、そのフェルールを断面で示す。図２は、ホースの端部にかしめられてホース組立体を構成する図１のホースカプリングを示す。図３は、図１と同様な図であるが、本発明のホースカプリングを示す。図４は、図３と同様な図であるが、本発明のホースカプリングがホースの端部にかしめられて本発明のホース組立体を構成した状態を示す。図５は、図４と同様な図であるが、図４の組立て状態の部品を互いに締着する態様を示す。図６は、図３のホースカプリング及び図４のホース組立体を構成するために用いられる本発明の新規なインサート部分の一部断面による拡大側面図である。好ましい実施形態の説明本発明のいろいろな特徴は、特定の筒状ホースのためのホースカプリングを構成するのにに特に適合されたものとして以下に例示され、説明されるが、本発明の各特徴は、所望に応じて他の筒状ホースを構成するために、単独で又は組合せて用いることができる。従って、本発明は、添付図に示された実施形態だけに限定されるものではなく、それらの図面は、本発明の広範囲の用途の１つを例示するためのものにすぎない。図１を参照すると、従来周知のホースカプリング２０が示されており、図２には、ホースカプリング２０が従来周知のホース組立体２１の一部分を構成するものとして示されている。ホース組立体２１は、可撓性の筒状ホース２２と、周知の態様でホース２２の一端２３に固定されたホースカプリング２０とから成る。詳述すれば、ホース２２の一端２３は、カプリング２０のインサート部分２４と、カプリング２０の筒状フェルール（環）２５との間にクランプされた、又はかしめられている。このようなホース組立体は、例えば上述した米国特許第４，６５３，７７９号に記載されている。従って、このような従来のホース組立体２１の構造、その素材及び製造方法は周知であるから、本発明の特徴を理解するのに必要と考えられる部分だけを以下に説明する。カプリング２０は、そのナット部分を構成する本体部分２６と、本体部分２６と一体にワンピースに形成されており、カプリング２０を周知の態様で任意所望の構造体に螺着させることができるように本体部分２６の一端面２７から外方に突出した雄ねじ付き延長部分２９を有する。インサート部分２４は、本体部分２６の他端面２８から外方に延長し、本体部分２６と一体にワンピースに形成されており、本体部分２６の他端面２８との間に環状凹部３０を画定している。筒状フェルール２５を斯界において周知の態様でインサート部分２４に固着するために筒状フェルールの端部分３１が凹部３０にかしめられている。フェルール２５は、インサート部分２４の長手軸線とほぼ同心であり、インサート部分２４の外周表面３４との間に環状凹部３５を画定する筒状部分３２を有している。フェルール２５の筒状部分３２は、外周表面３６と内周表面３７を有し、内周表面３７は、ホース２２の端部２３を凹部３５に挿入した後、ホース２２の端部２３に食い込むようになされた複数の軸方向に隔置された環状凸部３８を有している。ホース２２の端部２３を凹部３５に挿入すると、インサート部分２４も、ホース２２内の通路３９内に嵌入され、ホース２２内の通路３９をインサート部分２４、本体部分２６及び雄ねじ付き延長部分２９を貫通した通路４２に流体連通させる。フェルール２５の筒状部分即ち本体部分３２をインサート部分２４に向けて半径方向内方にかしめることによってホース組立体２１を任意の適当な態様に完成することができるが、そのようなかしめ装置及び方法の１例は米国特許第４，６２５，５３９号に開示されている。カプリング２０のインサート部分２４の外周表面３４には、複数のほぼ同じサイズの環状溝４０と、複数のやはりほぼ同じサイズの環状凸部４１とが交互に形成されている。先に述べたように、フェルール２５の筒状部分３２がインサート部分２４に向けて半径方向内方にかしめられて、図２に示されるようにホース２２の端部２３がフェルールの筒状部分とインサート部分の間にかしめられると、インサート部分２４の中央部分４３が圧潰する。この圧潰は、ホース２２の端部２３の素材であるゴム又は他の材料が、かしめられた組立体の中央部分に捕捉され、インサート部分２４に向かうほかどこにも行き場がないためであると考えれられる。このゴム又は他の材料は、インサート部分２４の中央部分４３の両端からある程度は流出することができるが、ホース２２の端部２３のゴム又は他の材料の、中央部分４３に対応する部分は、中央部分４３に向かわざるを得ない。カプリング２０がホース２２の端部２３を保持する作用は、環状溝４０に依存しているので、インサート部分２４の中央部分４３がこのように内方へ圧潰すると、溝４０の保持能力が低下するので、カプリング２０をホース２２から軸方向に引き離すのに要する引張り力が、インサート部分２４が図１に示されるように圧潰されない状態に保たれている場合ほど大きくない。ホース２２は、主として、斯界において慣用されているようなポリマー材で形成される任意の構造とすることができるが、通常、ホース２２は、合成又は天然ゴムで形成されたポリマー材製の本体４４から成る。本体４４は、その外周表面４６と内周表面４７の間に埋設された金属又は織物編組材のような環状補強材４５が埋設されている。ただし、本発明のカプリング２０と組み合わせて用いるホース２２は、他の任意の適当なホースであってよい。図３〜５を参照すると、本発明の新規なホース組立体が、総体的に参照番号２１Ａで示されている。本発明のホース組立体２１Ａの、上述したホース組立体２１の部品に類似した各部品は、同じ参照番号にＡを付して示される。従って、本発明のカプリングは、参照番号２０Ａで示され、カプリング２０Ａの新規なインサート部分は、参照番号２４Ａで示されている。新規なインサート部分２４Ａは、図５に拡大図で示されている。カプリング２０Ａの外周表面３４Ａを画定する環状溝４０Ａと環状凸部４１Ａは、総体的に符号５０で示されている中央溝と、その両側にある端部溝５１を画定するように独特の形状とされている。中央溝５０及び端部溝５１の数は、単一又は複数の任意の数とすることができるが、添付図に示された本発明のインサート部分２４Ａの実施形態は、２つの同じ形状の中央溝５０と、その両側にそれぞれ２つづつ設けられた端部溝５１を有し、各中央溝５０の幅は、各端部溝５１の幅より相当に大きくされており、それによって、上述したようにホース２２Ａの端部２３Ａをフェルール２５Ａの本体部分３２Ａとインサート部分２４Ａの間にかしめる際、フェルール２５Ａの本体部分３２Ａが半径方向内方に圧潰されるときホース２２Ａの端部２３Ａの素材であるゴム又は他の材料がインサート部分２４Ａの中央部分４３Ａから分散して中央溝５０内に流入することができるようにし、それによって中央部分４３Ａの内方への圧潰が防止され、各端部溝５１は、かしめられたカプリング２０Ａをホース２２Ａの端部２３Ａに保持するための保持手段を構成する。実際、比較テストにおいて、本発明のこの実施形態のインサート部分２４Ａは、図１及び２に示された従来のものに比べて、保持力がほぼ３０％増大し、圧潰度が５０％も小さいことが認められた。図にみられるように、本発明の中央溝５０は、それらの間に環状凸部５２を有し、端部溝５１は、それらの間に環状凸部５３を有している。又、各端部溝５１は、直線５０によって画定される長手断面外輪郭を有し、各中央溝５０は、環状凸部５２から、それに隣接する環状凸部５３と協同して間に前記端部溝５１の１つを画定する環状凸部５６にまで延長した円弧状凹面線５５によって画定される長手断面外輪郭を有する。中央溝５０に曲面状空隙を設けたことにより、中央溝５０によって形成されたその空隙が、上述したかしめ操作中ホース２２Ａのゴム（素材）が進入する場所を提供するのみならず、線５５で表される中央溝５０の曲面状表面は、インサート部分２４Ａに作用する力の方向を、保持溝５１や、従来技術のインサート部分２４の溝４０におけるように垂直に向けるのではなく斜めに偏向させ、それによって圧潰に抵抗するより大きい断面を提供する。更に、２つの中央溝５０の間に環状凸部５２によって形成されたリングが、インサート部分２４Ａが最も圧潰し易い部分の強度を高める働きをする。従って、かしめ力は、圧潰が問題にならない端部溝５１のところへ移行される。以上の説明から分かるように、本発明によれば、比較的簡単な方法によってインサート部分２４Ａに独特の中央溝５０と、その両側に端部溝５１を形成することができ、両端の端部溝５１は、中央溝５０より幅狭であり、かしめ操作が上記米国特許第４，６２５，５３９号に記載されているかしめ装置によるなどして先に述べたような態様で実施されるとき、カプリング２０Ａをホース２２Ａの端部２３Ａに保持するより大きい保持力を発揮するように機能する。本発明のカプリング２０Ａを構成するフェルール２５Ａは、図１及び２に示されるように、又、上述した米国特許第４，６５３，７７９号に記載されているように斜め表面５８ではなく平坦な内表面５７を有する環状凸部３８Ａを有していが、フェルール２５Ａの表面５７は、所望ならば、斜めにしてもよく、又、本発明のインサート部分２４Ａと共に使用されるフェルール２５Ａには、必ずしも環状凸部３８Ａを形成しなくてもよく、あるいは、必要に応じて他のタイプの把持手段（ホースの端部を把持即ち保持する手段）を設けてもよい。カプリング２０Ａの本体部分２６Ａ及び雄ねじ付き延長部分２９Ａ並びにインサート部分２４Ａは、任意の適当な材料で任意の適当な態様で形成することができるが、ここに例示した実施形態では、それらは冷間引き抜き炭素鋼で形成することができる。インサート部分２４Ａは、ほぼ０．９６５ｃｍ（０．３８０ｉｎ）の外径とほぼ０．６６５ｃｍ（０．２６２ｉｎ）の内径を有するものとすることができ、本体部分２６Ａの端面２８Ａから自由端面６０までの長さをほぼ３．９１２ｃｍ（１．５４０ｉｎ）とし、各凸部５２，５３，５６の頂点が画定する直径をほぼ０．９６５ｃｍ（０．３８０ｉｎ）とすることができる。更に、各凸部５３には、曲率半径ほぼ０．０５３ｃｍ（０．０２１ｉｎ）の凸面状丸みを付し、２つの中央溝５０と５０の間の環状凸部５２は、ほぼ０．０７６ｃｍ（０．０３０ｉｎ）の幅を有し、その頂面は断面でみてほぼ直線６１（図５参照）によって画定されるようにし、円弧状凹面線５５に連接する直線６１の両端には、線５５と円滑に連接するように丸みを付することができる。同様に、各線５５も、環状凸部５６に連接する部位に丸みを付することができる。環状凸部５６の幅は、ほぼ０．０７６ｃｍ（０．０３０ｉｎ）とすることができる。各中央溝５０の円弧状凹面線５５は、ほぼ１．０１６ｃｍ（０．４００ｉｎ）の曲率半径とし、凸部５２と５６の間の距離は、ほぼ０．６３５ｃｍ（０．２５０ｉｎ）とする。かくして、各中央溝５０の底部の外径は、ほぼ０．８６４ｃｍ（０．３４０ｉｎ）の直径６２（図５）によって画定される。各端部溝５１の底部（線５４で表される）の直径６３は、ほぼ０．８８９ｃｍ（０．３５０ｉｎ）であり、底部の幅はほぼ０．１７５ｃｍ（０．０６９ｉｎ）である。各凸部５３の幅は、ほぼ０．１０４ｃｍ（０．０４１ｉｎ）である。インサート部分２４Ａをホース２２Ａ内に挿入するのを容易にするために、インサート部分２４Ａの端部外周表面６４には、その外端面６０に向けて約２°の角度でテーパを付する。部分２４Ａ，２６Ａ及び２９Ａを構成する部材の全長は、ほぼ５．９９４ｃｍ（２．３６０ｉｎ）である。本発明のこのようなインサート部分２４Ａと組み合わせて用いられるホース２２Ａは、任意の適当な外径を有するものであってよく、例えば、ほぼ１．９８１ｃｍ（０．７８０ｉｎ）の外径を有するものとすることができる。又、インサート部分２４Ａは、本体部分２６Ａと一体でワンピースに形成されるものとして説明したが、本体部分２６Ａとは別体に形成してもよく、その場合は、本体部分２６Ａに斯界において周知の任意の適当な態様で固定することができる。叙上のように、本発明は、新規なホース組立体、新規なホースカプリング及びホースカプリングのための新規インサート部分を提供するとともに、それらを製造する方法を提供する。以上、本発明の現在好ましい実施形態及び方法を例示して説明したが、本発明の特許請求の範囲の記載の範囲内で他の実施形態及び方法の工程を用いることができる。

Claims

【特許請求の範囲】１．環状凹部（３５）を有するホースカプリング（２０Ａ）と、一端（２３Ａ）を該カプリング（２０Ａ）の該環状凹部内にクランプされた筒状ホース（２２Ａ）とから成るホース組立体であって、該カプリングは、前記筒状ホース（２２Ａ）の前記一端（２３Ａ）内に挿入されており該カプリングの長手軸線（３３）にほぼ平行な外周表面（３４Ａ）を有する筒状インサート部分（２４Ａ）と、該インサート部分と同心関係に配置され、該インサート部分から離隔してインサート部分を囲繞し、インサート部分との間に前記環状凹部（３５）を画定する筒状フェルール（２５Ａ）とから成り、前記ホース（２２Ａ）の前記一端（２３Ａ）が前記環状凹部（３５）内に挿入された後、前記筒状フェルール（２５Ａ）が半径方向内方へ変形されて該ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）が該筒状フェルールと前記インサート部分（２４Ａ）との間にクランプされており、前記インサート部分（２４Ａ）の前記外周表面（３４Ａ）は、複数の互いに離隔した環状凸部（５２，５３，５６）と、該環状凸部（５２，５３，５６）によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝（５０，５１）を有し、該環状溝（５０，５１）は、該インサート部分（２４Ａ）の両端間の中央に位置する中央溝（５０）と、該中央溝の両側に位置する端部溝（５１）であり、該端部溝（５１）は、該中央溝（５０）より幅狭であることを特徴とするホース組立体。２．筒状ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）に取付けられるようになされたホースカプリング（２０Ａ）であって、該筒状ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）内に挿入されており該カプリングの長手軸線（３３）にほぼ平行な外周表面（３４Ａ）を有する筒状インサート部分（２４Ａ）と、該インサート部分と同心関係に配置され、該インサート部分から離隔してインサート部分を囲繞し、インサート部分との間に環状凹部（３５）を画定する筒状フェルール（２５Ａ）とから成り、該筒状フェルール（２５Ａ）は、前記ホース（２２Ａ）の前記一端（２３Ａ）が前記環状凹部（３５）内に挿入された後、半径方向内方へ変形されて該ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）を該筒状フェルールと前記インサート部分（２４Ａ）との間にクランプするようにされており、前記インサート部分（２４Ａ）の前記外周表面（３４Ａ）は、複数の互いに離隔した環状凸部（５２，５３，５６）と、該環状凸部（５２，５３，５６）によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝（５０，５１）を有し、該環状溝（５０，５１）は、該インサート部分（２４Ａ）の両端間の中央に位置する中央溝（５０）と、該中央溝の両側に位置する端部溝（５１）であり、該端部溝（５１）は、該中央溝（５０）より幅狭であることを特徴とするホースカップリング。３．筒状ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）に取付けられるようになされたホースカプリング（２０Ａ）のための筒状インサート部分（２４Ａ）であって、該カプリング（２０Ａ）は、該筒状ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）内に挿入されており該カプリングの長手軸線（３３）にほぼ平行な外周表面（３４Ａ）を有する該筒状インサート部分（２４Ａ）と、該インサート部分と同心関係に配置され、該インサート部分から離隔してインサート部分を囲繞し、インサート部分との間に環状凹部（３５）を画定する筒状フェルール（２５Ａ）とから成り、該筒状フェルール（２５Ａ）は、前記ホース（２２Ａ）の前記一端（２３Ａ）が前記環状凹部（３５）内に挿入された後、半径方向内方へ変形されて該ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）を該筒状フェルールと該インサート部分（２４Ａ）との間にクランプするようにされており、該インサート部分（２４Ａ）の前記外周表面（３４Ａ）は、複数の互いに離隔した環状凸部（５２，５３，５６）と、該環状凸部（５２，５３，５６）によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝（５０，５１）を有し、該環状溝（５０，５１）は、該インサート部分（２４Ａ）の両端間の中央に位置する中央溝（５０）と、該中央溝の両側に位置する端部溝（５１）であり、該端部溝（５１）は、該中央溝（５０）より幅狭であることを特徴とするインサート部分。４．環状凹部（３５）を有するホースカプリング（２０Ａ）と、一端（２３Ａ）を該カプリング（２０Ａ）の該環状凹部内にクランプされた筒状ホース（２２Ａ）とから成るホース組立体を製造する方法において、該カプリングを、前記筒状ホース（２２Ａ）の前記一端（２３Ａ）内に挿入され、該カプリングの長手軸線（３３）にほぼ平行な外周表面（３４Ａ）を有する筒状インサート部分（２４Ａ）と、該インサート部分と同心関係に配置され、該インサート部分から離隔してインサート部分を囲繞し、インサート部分との間に前記環状凹部（３５）を画定する筒状フェルール（２５Ａ）を有するものとして形成し、前記ホース（２２Ａ）の前記一端（２３Ａ）を前記環状凹部（３５）内に挿入した後、前記筒状フェルール（２５Ａ）を半径方向内方へ変形させて該ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）を該筒状フェルールと前記インサート部分（２４Ａ）との間にクランプすることから成り、前記インサート部分（２４Ａ）の前記外周表面（３４Ａ）は、複数の互いに離隔した環状凸部（５２，５３，５６）と、該環状凸部（５２，５３，５６）によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝（５０，５１）を有するものとして形成し、該環状溝（５０，５１）は、該インサート部分（２４Ａ）の両端間の中央に位置する中央溝（５０）と、該中央溝の両側に位置する端部溝（５１）とし、該端部溝（５１）を該中央溝（５０）より幅狭にすることを特徴とするホース組立体製造方法。５．筒状ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）に取付けられるようになされたホースカプリング（２０Ａ）を製造する方法において、該筒状ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）内に挿入され、該カプリングの長手軸線（３３）にほぼ平行な外周表面（３４Ａ）を有する筒状インサート部分（２４Ａ）と、該インサート部分と同心関係に配置され、該インサート部分から離隔してインサート部分を囲繞し、インサート部分との間に環状凹部（３５）を画定する筒状フェルール（２５Ａ）を形成し、該筒状フェルール（２５Ａ）は、前記ホース（２２Ａ）の前記一端（２３Ａ）が前記環状凹部（３５）内に挿入された後、半径方向内方へ変形されて該ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）を該筒状フェルールと前記インサート部分（２４Ａ）との間にクランプすることができる構成とし、前記インサート部分（２４Ａ）の前記外周表面（３４Ａ）は、複数の互いに離隔した環状凸部（５２，５３，５６）と、該環状凸部（５２，５３，５６）によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝（５０，５１）を有するものとして形成し、該環状溝（５０，５１）は、該インサート部分（２４Ａ）の両端間の中央に位置する中央溝（５０）と、該中央溝の両側に位置する端部溝（５１）とし、該端部溝（５１）を該中央溝（５０）より幅狭にすることを特徴とするホースカップリング製造方法。６．筒状ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）に取付けられるようになされたホースカプリング（２０Ａ）のための筒状インサート部分（２４Ａ）を製造する方法において、該インサート部分（２４Ａ）は、該筒状ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）内に挿入されており該カプリングの長手軸線（３３）にほぼ平行な外周表面（３４Ａ）を有し、前記カプリング（２０Ａ）の筒状フェルール（２５Ａ）と同心関係をなし、該筒状フェルールとの間に環状凹部（３５）を画定するように該筒状フェルールから離隔して該筒状フェルールによって囲繞されるものとして形成し、該インサート部分（２４Ａ）は、前記ホース（２２Ａ）の前記一端（２３Ａ）が前記環状凹部（３５）内に挿入された後、該筒状フェルール（２５Ａ）が半径方向内方へ変形されたとき、該ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）を該筒状フェルールとの間にクランプすることができる構成とし、該インサート部分（２４Ａ）の前記外周表面（３４Ａ）は、複数の互いに離隔した環状凸部（５２，５３，５６）と、該環状凸部（５２，５３，５６）によって互いに分離された複数の互いに離隔した環状溝（５０，５１）を有するものとして形成し、該環状溝（５０，５１）は、該インサート部分（２４Ａ）の両端間の中央に位置する中央溝（５０）と、該中央溝の両側に位置する端部溝（５１）とし、該端部溝（５１）を該中央溝（５０）より幅狭にすることを特徴とするインサート部分製造方法。７．前記中央溝（５０）は、前記環状凸部の１つ（５２）によって互いに分離された２つの同じ形状の環状溝（５０）であり、前記各端部溝（５１）は、前記環状凸部の他の１つ（５３）によって互いに分離された２つの同じ形状の環状溝（５１）であることを特徴とする請求の範囲第１項〜６項のいずれかに記載のホース組立体、ホースカップリング又はインサート部分又は方法。８．前記中央溝（５０）の間の前記１つの環状凸部（５２）は、前記外周表面（３４Ａ）に直線（６１）によって画定された長手方向の外輪郭を有する断面形状を有し、前記端部溝（５１）の間の前記他の１つの環状凸部（５３）は、前記外周表面（３４Ａ）に円弧状凸面曲線によって画定された長手方向の外輪郭を有する断面形状を有することを特徴とする請求の範囲第７項に記載のホース組立体、ホースカップリング又はインサート部分又は方法。９．前記２つの同じ形状の中央溝（５０）の各々は、円弧状凸面曲線（５５）によって画定された長手方向の外輪郭を有する断面形状を有し、前記２つの同じ形状の端部溝（５１）の各々は、直線（５４）によって画定された長手方向の外輪郭を有する断面形状を有することを特徴とする請求の範囲第７項に記載のホース組立体、ホースカップリング又はインサート部分又は方法。１０．前記フェルール（２５Ａ）は、半径方向内方へ変形されたとき、前記ホース（２２Ａ）の一端（２３Ａ）に食い込むようになされた複数の軸方向に互いに離隔された内向きの環状凸部（３８Ａ）を有することを特徴とする請求の範囲第１項〜６項のいずれかに記載のホース組立体、ホースカップリング又はインサート部分又は方法。