JPH09507029A - 未変性ホエータンパク質濃縮物の製造法 - Google Patents

未変性ホエータンパク質濃縮物の製造法

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JPH09507029A JP7517704A JP51770495A JPH09507029A JP H09507029 A JPH09507029 A JP H09507029A JP 7517704 A JP7517704 A JP 7517704A JP 51770495 A JP51770495 A JP 51770495A JP H09507029 A JPH09507029 A JP H09507029A
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Abstract

(57)【要約】 チーズ製造の副生成物としての未変性ホエータンパク質濃縮物を製造して、血清アルブミン含量が約9%以上であるホエータンパク質濃縮物を提供する、温度および他の因子の制御を含む方法。

Description

【発明の詳細な説明】 未変性ホエータンパク質濃縮物の製造法 本発明は、血清アルブミン含量が約9%以上のホエータンパク質濃縮物の改良 製造法に関する。関連出願 本出願は、1992年12月11日出願の米国連続番号07/989,186 号の一部継続出願である1993年12月30日出願の米国連続番号08/17 5,637号の一部継続出願である。これらの出願の内容は、完全な形で引用に よって本明細書に包含される。発明の背景および目的 1982年の初期にはBounousら(1)は、ヒツジ赤血球注射によって測定したと ころ、食物ホエータンパク質濃縮物(WPC)が哺乳動物の活性な全身性体液性免疫 応答を改善することを示した。しかしながら、[欧州でのサルモネラ症が流行し た結果1988年およびその後数年は]ミルクの高温殺菌を用いたため、免疫応 答を改善する市販のホエータンパク質濃縮物の有効性が大幅に減少したことが判 った。 1993年7月27日付の米国特許第5,230,902号明細書には、哺乳 動物に治療上または予防上有効量の未変性ホエータンパク質濃縮物を経口投与す ることを特徴とする哺乳動物における体液性免疫応答を改善するまたはグルタチ オンの濃度水準を増加させる方法が記載されている。前記関連の米国特許出願の 一部継続出願として1992年12月11日出願の米国特許出願第989,18 6号明細書には、未変性ホエータンパク質濃縮物の製造の改良法が提供された。 前記の関連出願には、未変性ホエータンパク質濃縮物が増強された免疫作用を 有するという発見が記載された。更に、ミルクの従来の高温処理では、熱感受性 タンパク質である血清アルブミンが部分的に熱変性することにより、カード中に 沈殿することも説明された。前記の関連出願には、安全基準に適合するミルクの 熱処理の最低規準を用いてWPCを調製し、高含量の熱に不安定な血清アルブミ ンを有するホエータンパク質の分配物が得られるようにした実験が記載されてい る。血清アルブミン(BSA)における6−グルタミルシステイン(Glu−C ys)基/分子の存在および分子の未変性配座に関連する特異的な分子内ジスルフ ィド結合が、WPCのグルタチオン(GSH)促進活性における重要な因子であ ることが判った(組織におけるGSH水準の増大)。それらは、WPCの有益な 効果の基礎となっている共通の通性を表わしていると思われる(2,3)。 低水準の熱処理によって生成した食物(dietary)W.P.C.は、全身の体液 性免疫応答を改善し、ジメチルヒドラジンのような化学的発癌物質などの発癌物 質の効果に対する標的細胞の耐性を増加し、肺炎球菌の感染に対する耐性を向上 させ、組織(細胞内)グルタチオンの増加を維持する。 本発明の目的は、過度の水準のタンパク質変性のない適度な低細菌水準のホエ ータンパク質濃縮物を製造する改良法を提供することである。特別な目的は、約 9%の血清アルブミンを有しかつ細菌を適度に減少させたホエータンパク質濃縮 物を達成する方法を提供することである。この約9%の濃度の血清アルブミンは 、前記の改良された全身性体液性免疫応答のような特性に対して組織グルタチオ ンの増加維持を達成する上で本発明者らの研究に重要であることが判った(文献 2および3)。 もう一つの目的は、高血清アルブミン含量だけでなく、高含量の他のGlu− Cys含有タンパク質またはグルタチオン同族体、例えば(Glu−Cys−A la)をも有するホエータンパク質濃縮物を達成する方法を提供することである 。高血清アルブミン含量を得る工程条件を用いることにより、高含量のこれら の他のGlu−Cys含有タンパク質も得られる。 血清アルブミンは、その変性はアルファーラクトアルブミンの変性ほど可逆性 ではないので、極めて容易に変性される血清タンパク質である(4)。従って、 本発明のもう一つの目的は、温度および他の条件の厳密な制御を維持して血清ア ルブミンの変性を最小限にすることである。 未加工ミルク中のカゼインは、コロイド分散液の形態で存在する。この分散液 の粒子は、直径が20〜200nm(ナノメーター)の範囲であり、通常はカゼ インミセルと呼ばれる。 カゼインの工業的分離法は、ミルクのpHを20℃において等電点(pH4. 6)まで低下させることによる、またはミセルを安定化させるカッパーカゼイン の酵素(レンネット)加水分解によるこれらのタンパク質の不安定化に基づいて いる。 酸性アミノ酸同士の反発作用が明らかであるため、pHが低いとウシ血清アル ブミンが変性することが示されているので、最初の手順は本来のホエータンパク 質の回収には適さない(Haurowitz,1963)(11)。更に、過度に高温をこの手 順で用いると、低pHの変性効果がかなり増加する。 第二の手順は、経済的には余り実施可能ではなく、回収されるカゼインは酪農 産業で使用するには余り機能的ではないからである。 これらの事実および他の経済的状況を考慮すれば、本発明の目的は、チーズ製 造に適合する方法段階の組合せを開発することである。チーズは処理されるミル ク約10(重量)%に相当し、ホエーは約90%に相当し、その0.6〜0.7 %はホエータンパク質からなっている。 最近の研究(5)は、平均直径が0.2ミクロンの細孔を有する微小濾過膜は 脱脂乳からのカゼインミセルを選択的に保持することを示している。しかしなが ら、この研究はカゼインの分離に集中していた。本発明 本発明者らは、本発明の目的を達成する目的で低温緩和法(low temperature lenient techniques)を用いることを提案する。 本発明によれば、チーズ、好ましくはチェダーチーズの製造工程の副生成物と して血清アルブミン含量が約9%以上である未変性ホエータンパク質濃縮物の製 造法であって、 (1) 約4℃を超えない温度におけるミルク中の脂肪含量の低温規格化。この方 法により、本発明者らは細菌の成長を減少させ、更にこの方法により脂肪損失お よび酵素および細菌による代謝が関与する更なる反応を生じる脂肪小球の崩壊が 減少する、 (2) ミルク中のタンパク質の実質的な変性が全く起こらなくする条件下での殺 菌(pasteurization)、 (3) チーズ生産の前に約30℃の温度まで冷却、 (4) 約40℃を超えない温度でのカードおよびホエーの製造、 (5) ホエーからカードの分離、 (6) ホエーから過剰の脂肪の除去、 (7) 必要ならば、ホエー中のタンパク質のほとんどが変性しないようにするの に十分な短時間、高温での殺菌、 (8) 40℃に近いがこれを実質的に超過しない温度における限外濾過を行って 、保持物(retentate)を提供し、これによって液状の最終生成物を提供すること ができる、 (9) 乾燥粉末が所望な場合には、前記保持物を、好ましくはタンパク質を変性 しない温度および時間、凍結乾燥することによって乾燥する、 ことを特徴とする方法が提供される。 pHは、段階1〜8の間中、6以上に保持される。図面の簡単な説明 図1は、免疫増強特性を有するホエータンパク質濃縮物を製造するための本発 明の方法を図解的に表わしたものである。発明の詳細な説明 材料および方法 個々のホエータンパク質は、ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって測定し た。濃縮したホエーの試料を10%2−メルカプトエタノールで還元した後、p H8(Laemmli緩衝系)で16%ポリアクリルアミド上に適用した。試料は、そ れぞれのスロットにタンパク質10〜20μg(マイクログラム)が収容される ように適用した。電気泳動は、200ボルトで70分間行った。結果は、クロマ トグラフィによっても確かめた。 本発明の方法によるタンパク質変性の程度は、pH4.6および3000gで 窒素溶解度インデックス(NSI)によって3回測定した。(Association of O fficial Analytical Chemists(A0AC) 1985、文献6)。これらの実験に用いた方 法は文献2に記載したものとは異なり、タンパク質の未変性状態を一層精確に反 映している。 試料のタンパク質含量(N×6.38)および総脂質は、それぞれKjeldahlの 標準的方法およびMojonnierの方法によって2回測定した。 水分含量は、AOACの方法によって2回測定した(7)。 総大腸菌数は、ブリリアント・グリーン中で37℃で18時間インキュベーシ ョンした後、最確数法(most probable number method)を用いて測定した。総細 菌数(好気性中温菌(mesophiles))は、PCA培地中で32℃で48時間インキ ュベーションした後に測定した。これらの方法はいずれも、国際酪農連盟および 米国公衆衛生協会によって承認されている。 ラクトースは、酵素法によって測定した。規格化(Standardization) 図1について説明すれば、第一段階はミルクの規格化である。これは、ミルク を脱脂(skimming)して所望な脂肪含量とすることを含んでいる。この手順は、2 つの理由で用いられる。第一の理由は、最終のチーズの乾燥分に対する脂肪の法 定百分率を達成するためである。第二は、チーズの最高収率および品質(ボディ ーおよびテキスチャー)を達成するためである。 チェダーチーズについては、ミルク中の脂肪対カゼインの最適比は脂肪1部対 カゼイン0.7部である(Kosikowski)(9)。 50℃〜65℃の範囲の温度は、脂肪を0.05%の濃度まで脱脂するのに最 も効率的な範囲であるので、通常の実施はこの範囲の温度を用いることであった 。しかしながら、本発明者らは、本発明により温度を更に低水準、好ましくは約 4℃以下に維持することの方を好むものである。脂肪除去工程の際のこの低温は 脂質の酸化を回避するのに必要であり、この脂質の酸化は保存中の時間にわたっ て継続しやすくかつ悪臭を生成し(脂肪酸の放出)、これが次に不安定なタンパ ク質の栄養効率には影響することなくコンホメーションを損なうことがある。 実施例で用いられる原料ミルクは、下記の組成を有していた。 組成 タンパク質3.2% 脂肪3.65% ラクトース4.7%。 組成物のpHは6.65であった。 本願に記載の実施例において、ミルクの規格化は、自動規格化装置(Alfa Lav al, Alfast Model 110)と組合せた低温分離装置(Alfa Laval, CMRPX 714-HGV )を用いて行った。総ての規格化段階は4℃で行った。(図1)および総ての実 施例について、脂肪含量は総ミルクの3.58%に調整した。 脂肪含量の3.58%は、規格化によれば、下記の計算によるものであった。 脂肪% = タンパク質%×1.12 (最終生成物中) (原料ミルク中) 脂肪% = 3.2×1.12殺菌(PASTEURIZATI0N) 図1による次の段階は殺菌である。本願における実施例では、ミルクの殺菌は 、HTST型の熱交換器(Alfa Laval H-10)で16秒間の保持時間で72.6℃に設 定した後30℃にフラッシュ冷却(flash cooling)して行った。 ほとんどの国では殺菌なしに酪農製品の生産を許可していない。様々な種類の 殺菌を用いることができる。 HTST、高温短時間: 72.8℃、16秒間、 LTLT、低温長時間: 65.6℃、30分間、 UHT、超高温: 120℃、数秒間、 しかし、タンパク質、特に血清アルブミンの変性に対する効果は、LTLTお よびUHTでほとんど明らかである。 ミルクの高温殺菌の導入は、2つの異なる目的によって促進された。第一は、 欧州において1988年中にチーズ関連感染症が報告された結果、ミルクのほと んどの殺菌(near sterilization)を得るためであった。第二の目的は、チーズ製 造の際の収率を向上させることであった。 実際に、これらの温度では、または前記の殺菌温度より5°以下だけ増加させ ることにより、ある種のチーズでは収率を増加させることができる点にチーズ製 造業者は注目している。 本発明の教示によれば、実施とは反対に、超高温は避けるべきである。65. 6℃程度の極めて低い温度に長時間暴露することも回避すべきである。 55℃の低い温度であっても、ウシ血清アルブミン分子の変性(unfolding)が 経時的に起こる(Wong & Call、1988年)。しかしながら、本発明は63℃ 〜75℃の範囲の高温、好ましくは約72℃を約20秒間までの短時間用いるこ とができる。温度および時間などの条件は、ミルク中のタンパク質、特に熱に不 安定な血清アルブミンおよび他のGlu−Cys含有タンパク質の変性を回避し なければならないが、このような殺菌条件は、病原菌が許容可能な水準まで殺さ れまたは減少するようにすべきである。チーズ生産−温度減少 図1による次の段階は、チーズ生産である。 チーズ生産の予備段階は温度を減少させることである。本発明の実施例によれ ば、温度は、例えばフラッシュ冷却などによってチーズ製造のための30℃の温 度まで直ちに減少させる。チーズ生産−培養物の添加 チーズ製造は発酵工程であるので、本発明者らは乳酸培養物を添加する。これ らの培養物およびおよびその代謝物は、主としてチーズの酸性化およびリパイン ニング(repining)に関与している。チェダーチーズについては、本発明者らは、 実施例ではCH. Hansen Laboratoryによって提供される中温菌生物の市販の培養 物を用いる。適当な培養物は、Miles Laboratoryのような他の供給元から容易に 入手できる。添加された培養物の量は、チェダーに変換されるミルク総量の1% であった。 これらの培養物は、チーズ製造のために中温菌である乳酸菌の必要な成長を行 うことができる約30℃まで冷却した後に添加される。これらの細菌の活性は、 ミルクのpHがpH6より低下することがないように調節される。細菌は生きて いる有機体であるので、それらの代謝速度は変化することができる。それが速す ぎる場合には、ミルクに添加する細菌の量を例えばミルク総量の1%から0.7 5%に減少させることができる。細菌が少なければ、生成する酸も少ない。 代謝の速度を調節するもう一つの方法は、発酵温度を下げることである。2℃ 下げることが、通常はこの目的に用いられる。 チーズ製造のこの予備段階では、通常は塩化カルシウムをミルクに添加して、チ ーズを製造する際のカードの堅さを増加させる。真の結果は、一層良好な沈殿お よびホエー中のチーズカード粒子の損失の減少によるチーズ収率の増加である。 しかしながら、本発明者らは、BSAの変性がカルシウムイオンの存在によって 増大することを見いだした。従って、本発明者らは、チーズ製造における通常の 実施とは反対にカルシウムイオンの添加を回避する。Shimada & Matsushta、1 981年(8)の報告も参照される。 この種の添加剤は、生成するホエーが本発明に用いられている場合には、チー ズの生産中には回避される。収率は、従来の実施においても、チーズに変換され るミルクにミルク誘導体(カゼイン、ホエータンパク質)を添加することによっ て増加することもできる。この手順は本発明では一般に避けられるが、これはこ の手順がホエーのタンパク質含量の品質に影響を及ぼすからである。通常のホエ ーに見られる各種の画分は改質されて、総タンパク質の単位当たり未変性のウシ 血清アルブミンの量が少ないホエータンパク質濃縮物を生じる。チーズ生産−発酵 発酵期間(リパインニング時間)は、30℃の温度の本発明の実施例では1. 5時間であった。pHは6.65から6.55に減少した。従って、pHの降下 は、レンネットを添加する前には0.1であった。チーズ生産−レンネットの添加 レンネットは、20ml/ミルク100リットルの割合で添加した。カード形 成に要する時間は25分間であった。 使用したレンネットは、CH. Hansens Laboratory製の純粋な子ウシレンネット 単一強度であった。量は、20ml/ミルク100リットルであった。温度は3 0℃に維持する。レンネットを水でその容積の10倍に希釈した後、ミルクに添 加した。凝固時間は25分であった。チーズ生産−カードの培養 次に、カードを、30℃の温度で6mmチーズナイフを用いて切断して1辺が 6mmの立方体とし、15分間攪拌した後、加熱処理した。チーズ生産−加熱処理 本発明の実施例では、加熱処理を75分間継続し、連続攪拌を用いた。30分 間で、38℃のピーク温度に到達した(1.3℃/5分)。この加熱処理期間の 後、攪拌を1時間継続した。 加熱処理後のホエーのpHは6.5であった。 40℃を越える温度を含む総てのチーズ製造段階を回避するのが極めて望まし い。実際には、エメンタールなどの幾つかのチーズを生産するには、50℃を上 回る温度が必要である。この水準まで温度を上昇した後、ホエーを分離し、この 温度に維持することは、血清アルブミン含量に不利な影響がある。 後攪拌の後、カードをホエーから分離する。ホエーからのカードの分離 カードは、この水準でホエーから分離すべきである。 成形の際に本発明の目的には、追加のホエーは集められず、この期間中に酸性 化としてカードの最終プレス加工によりpHは6未満に低下する。 ホエーを1/2時間を超えて保持する場合には、これをカードから分離したな らばできるだけ速く約4℃まで冷却すべきである。この手順により、乳酸菌の代 謝は減少して、酸性度は増加しない。(H22のような)添加剤を、抗細菌薬と して用いるべきではない。その代わりに、本発明者らは、細菌の代謝の低温抑制 を用いている。ホエーを濃縮する前には、そのpHはpH=6未満にすべきでは ない。ホエー−脂肪の除去 集められたホエーを最初に38℃で遠心分離機に圧送して、チーズ生産の際に 存在した過剰の脂肪を除去する(Alfa-Laval MHMRPX-214TGV)。脂肪の量を、生成 ホエー中で0.06%の濃度まで減少させる。本発明の実施例におけるpHは6 .48であった。 次にホエーを4℃まで冷却し、限外濾過(U.F.)を行うまで保存する。次 に、温度を40℃に上げて、(50,000ダルトンのカットオフを有するRomi conカートリッジを用いて)限外濾過を行う。必要であれば、前記の殺菌と同様 の条件下で、図1に示すように第二の殺菌を行うことができる。ホエー−殺菌 本発明の実施例では、ホエーを殺菌した。この熱処理を主として適用して、ミ ルクに以前に加えた乳酸菌の活性を制御した。この熱処理は、チーズ製造の際に 起こることがある殺菌後汚染を制御するのにも用いられる。限外濾過 限外濾過の際に、保持物(retentate)に水を加えてラクトース濃度を減少させ (4.6%)限外濾過からの保持物のラクトース含量が1%未満となるようにす ることによってダイアフィルトレーション(diafiltration)を行う。限外濾過の 完了後の保持物は、総固形分が19〜20%である。 限外濾過の条件を、下記の表1に示す。 膜フラックスは2〜21/2度/センチグラード(centigrade)に増加して、植物 の容量における同様な増加となる。これは、低温での作業には特別理由はないが 、従来の実施ではできるだけ高温で作業するのが有利であることを意味する。 この手順の際に他のほとんどの商業的方法で用いられる温度は50℃である。 この水準の温度では、膜を通過するフラックスが一層促進され、従って単位時間 当たりおよび単位膜当たりの保持物の生産も一層促進される。本発明の方法では 、単位膜当たりの生産が低いという欠点は、膜表面を増加することによって補償 される。 40℃を超過しないことの目的は、系における入力および出力の点を微細調整 して二点間に熱生成のアンバランスができないようにすることによって、系中で 得られる。限外濾過の後に、保持物の温度を4℃まで低下させ、凍結乾燥を開始 するまでこの温度に保持する。 保持物の組成は、総固形分が約19〜20%である。典型的な組成は、下記の 通りである。 脂肪 2.09% 真のタンパク質 15.91 非タンパク質窒素 0.04 ラクトース 0.84 灰分 1.0 総固形分 19.88% 所望であれば、限外濾過の後にビタミンおよびフレーバーを保持物に添加する ことができる。この保持物は最終生成物とされ、液状形態で発売されている。或 いは、保持物を濃縮して、下記のような乾燥生成物を提供することができる。ホエー−凍結乾燥 凍結乾燥(lyophilization)(凍結乾燥(freeze drying))によって乾燥生成物 を生成するための濃縮は、0℃以下の温度で15〜18時間行う。これによって 、熱に不安定なタンパク質は変性しない。 本発明の実施例では、保持物を凍結乾燥装置に入れる前に−25℃でブラスト ・フリーズを行った。冷却器(condenser)の温度は、凍結乾燥期間の17時間中 −50℃に保持した。 保持物の微生物計数は、通常の殺菌に適用可能な標準品に匹敵するのが好まし い。これらの標準品は、それぞれの管轄区域で異なっている。例えば、カナダ国 、ケベック州では、粉末状ミルク製品の場合には、工場および最終製品のいずれ でも総細菌数(好気性中温菌(32℃))が50,000(log4.69)未 満に維持することを要求している。大腸菌は10未満となっている。ケベック州 の殺菌または発酵されていないミルク製品の工場での細菌数の規格は、25,0 00(log4.39)であり、大腸菌数は5である。 表2に、上記基準を用いて得たホエータンパク質濃縮粉末物の組成を示す。 ある種の因子はホエー濃縮物粉末の通常の生産中には制御することができない 。ミルク組成およびチーズ製造工程の各段階のミルクに含まれる細菌代謝の季節 変動は、濃縮物の組成に見られる差異に主として関与している。しかしながら、 本発明の基準の実施により、血清アルブミンのような一貫して高濃度の熱に不安 定なタンパク質を生成し、かつホエータンパク質におけるグルタミルシステイン 基が実質的に失われないようにすることを期待することができる。 限外濾過および凍結乾燥による濃縮後の粉末状の最終生成物のタンパク質組成 および溶解度(表2)は、免疫増強活性の発展および組織GSH促進に必須であ ると本発明者らによってあらかじめに同定された要件、すなわち血清アルブミン 濃度が約9%でありかつ変性の程度が最小限であることを満たしている。実施例 のそれぞれにおいて、血清アルブミンは9.5%を上回る。表3および表4に、 現在市販されているW.P.C.の血清アルブミンの濃度および幾つかのW.P .C.製品においてDe Witによって測定された窒素溶解度指数が比較のために示 されている。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年2月5日 【補正内容】 低水準の熱処理によって生成した食物W.P.C.は、全身性体液性免疫応答 を改善し、ジメチルヒドラジンのような化学的発癌物質などの発癌物質の効果に 対する標的細胞の耐性を増加し、肺炎球菌の感染に対する耐性を向上させ、組織 (細胞内)グルタチオンの増加を維持する。 本発明の目的は、過度の水準のタンパク質変性のない適度な低細菌水準のホエ ータンパク質濃縮物を製造する改良法を提供することである。特別な目的は、約 9%の血清アルブミンを有しかつ細菌を適度に減少させたホエータンパク質濃縮 物を達成する方法を提供することである。この約9%の濃度の血清アルブミンは 、前記の改良された全身性体液性免疫応答のような特性に対して組織グルタチオ ンの増加維持を達成する上で本発明者らの研究に重要であることが判った(文献 2および3)。 もう一つの目的は、高血清アルブミン含量だけでなく、高含量の他のシスチン およびGlu−Cys含有タンパク質またはグルタチオン同族体、例えば(Gl u−Cys−Ala)をも有するホエータンパク質濃縮物を達成する方法を提供 することである。高血清アルブミン含量を得る工程条件を用いることにより、高 含量のこれらの他のGlu−Cys含有タンパク質も得られる。 血清アルブミンは、その変性はアルファ−ラクトアルブミンの変性ほど可逆性 ではないので、極めて容易に変性される血清タンパク質である(4)。従って、本 発明のもう一つの目的は、温度および他の条件の厳密な制御を維持して血清アル ブミンの変性を最小限にすることである。 請求の範囲 14. 多量のシスチンを含有するタンパク質(血清アルブミン、α−ラクト アルブミンおよびラクトフェリン)の生物学的に有効な量を含む未変性ホエータ ンパク質濃縮物の製造のための、請求項13に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT, LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK ,TJ,TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. チーズ製造工程の副生成物として約9%以上の血清アルブミン含量を有 する未変性ホエータンパク質濃縮物の製造法であって、 (1) ミルク中の脂肪含量の低温規格化、 (2) ミルク中のタンパク質が実質的に変性しない条件下でのチーズ製造の前 の殺菌、 (3) カルシウムイオンを添加しないでチーズ生産の前の冷却、 (4) 約40℃を超えない温度でのチーズカードおよびホエーの製造、 (5) ホエーからカードの分離、 (6) ホエーから過剰の脂肪の除去、 (7) 必要ならば、ミルク中のタンパク質が実質的に変性しないようにするの に十分な短時間、高温での殺菌、 (8) 40℃付近であるが実質的に40℃を超過しない温度で限外濾過して保 持物を提供すること、 の段階を含んでなり、 pHを段階1〜8を通して6以上に保持することを特徴とする、方法。 2. 保持物を、タンパク質を変性しない温度および時間で乾燥する、請求項 1に記載の方法。 3. 低温規格化が約4℃の温度においてである、請求項1に記載の方法。 4. 殺菌は約70°〜75℃の温度で20秒未満である、請求項1に記載の 方法。 5. チーズ製造の前の殺菌の後に約30℃の温度にフラッシュ冷却する、請 求項1に記載の方法。 6. 限外濾過にダイアフィルトレーションが伴い、保持物中のラクトース濃 度を1%未満に低下させる、請求項1に記載の方法。 7. 保持物を凍結乾燥によって濃縮する、請求項2に記載の方法。 8. カードの最終的な成形およびプレス加工の際に、追加のホエーは収集さ れない、請求項1に記載の方法。 9. 保持物を凍結乾燥する、請求項1に記載の方法。 10. チーズカードがチェダーチーズカードである、請求項1に記載の方法 。 11. ミルクへの塩化カルシウムの添加を行わない、請求項1に記載の方法 。 12. 限外濾過からの保持物が、固形物含量が約19〜20%である最終液 状生成物である、請求項1に記載の方法。 13. グルタミルシステイン基を有するタンパク質の生物学的に有効な量を 含む未変性ホエータンパク質濃縮物の製造法であって、ミルクの低温規格化、殺 菌、カードおよびホエーの形成、ホエーの分離、前記グルタミルシステイン基が 実質的に損失しない時間および温度の条件下でかつ濃縮前にpHが6以上でホエ ーを濾過濃縮および乾燥することを特徴とする、方法。 14. 血清アルブミンの変性を引き起こすカルシウム化合物の添加を行わな い、請求項13に記載の方法。 15. カードを成形して最終的にプレス加工する前にホエーを予備プレスす る、請求項13に記載の方法。 16. 未変性ホエータンパク質濃縮物が、少なくとも9%の血清アルブミン 濃縮物を有する、請求項13に記載の方法。
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