【発明の詳細な説明】
トーションダンピング装置
本発明は、所定の回転方向の範囲内で互いに回転自在に取り付けられ、弾性プ
リダンピングセンタリング手段と連動する少なくとも2つの同軸状部材を備える
トーションダンピング装置に関する。
本発明は特に、クラッチ摩擦部品を形成するハブへのハブディスクのねじりモ
ーメントの伝達をダンピングするようになっている、特に自動車用のプリダンピ
ングサブアセンブリの改善に関する。
公知のトーションダンピング装置では、上記回転部品の一方は、第1シャフト
、実際には自動車に用いられている場合にはエンジンの駆動シャフト、すなわち
クランクシャフトと共に回転するように接続されるようになっている被動プレー
トアセンブリを支持しており、他方、前記の回転部品の他方は、ハブを備え、こ
のハブにより第2シャフト、すなわち実際には自動車では被動シャフト、すなわ
ちギアボックスの第1シャフトに回転自在に接続されるようになっている。
かかるアセンブリでは、フランス国特許公開第2,496,210号公報に記載されて
いるように、トーションプリダンピングサブアセンブリを加えることも知られて
おり、緩く係合する手段により、2つの同軸状部品の回転方向への変位の限界を
定めており、緩い係合手段には、同軸状部品の一方の緩く噛合する歯に設けられ
たエラストマーから成る小さいスタッドを備え、この緩い噛み合わせ歯に他方の
同軸状部品の歯が当接し、緩い噛み合わせ手段の移動路の端部における衝撃ノイ
ズを低減させるようになっている。
しかし、このような解決案には欠点がある。寸法が小さくなっているために、
スタッドは局所的にしかダンピングを行えず、その結果、除去できない残留ノイ
ズが生じる。更に、エラストマー部品の有効寿命も限られている。
これらの問題を緩和するため、本発明は、2つの同軸状部品を備え、これらの
部品の間に緩い噛合手段があり、この噛合手段が、前記部品の相互の回転方向へ
の偏向を定める、特に自動車用のトーションダンピング装置であって、前記第1
部品のスロット内に円周方向の間隙をもって係合する軸方向を向くスタッドとし
て終了する少なくとも1つのラジアルアームを備えた結合ディスクを有し、この
スロットには、ダンピングストッパーが設けられており、可能な場合には、間隙
がなくなった後に、前記同軸状部品のうちの第2部品と結合ディスクが回転自在
に接続され、2つの軸方向部品の間に形成された緩い噛合手段が、それらの通路
の終了点に達する前に、スタッドによりダンピングストッパーのうちの1つの圧
縮が生じるようにしたことを特徴とするトーションダンピング装置を提案するも
のである。
一実施例では、前記結合ディスクが、前記同軸状部品のうちの第1部品に固着
され、前記同軸状部品のうちの第2部品に形成された歯と緩く噛合する歯を備え
、2つの同軸状部品の間に形成された緩い噛合手段がそれらの通路の終了点に達
する前に、前記結合ディスクの歯と前記同軸状部品の歯との接触が生じる。
別の実施例では、前記結合ディスクが、プリダンピングサブアセンブリの第2
ディスクにより形成され、前記ディスクが前記同軸状部品に回転自在に接続され
、2つの同軸状部品の間に形成された緩い噛合手段が通路の終了点に達する前に
、前記結合ディスクのスタッドと前記第1部品のスロットを提供するダンピング
ストッパーのうちの1つとの接触が生じる。
添付図面を参照して、次の説明を読めば、本発明の上記以外の特徴および利点
がより明らかとなろう。
図1は、本発明のトーションダンピング装置の部分断面図である。
図2は、II−II線に沿った図1の中心部分の断面図である。
図3は、III−III線に沿った図2の拡大断面図である。
図4は、図2の細部IVの拡大斜視図である。
図5は、V−V線に沿った図2の拡大部分断面図である。
図6は、本発明の別の実施例を示す詳細図である。
図7は、本発明の別の実施例を示す詳細図である。
これら図面は、本発明をトーションダンピング装置に適用した例を示すもので
あり、自動車用のクラッチ摩擦装置を形成するようになっているこのトーション
ダンピング装置は、互いに2つずつ回転自在に連続して取り付けられた3つの同
軸状部品から成る。すなわち、ハブ10からなる部品Aと、実質的にハブディス
ク11からなり、ハブ10を囲む部品Bと、2つのガイドワッシャー12によっ
て実質的に形成され、ハブディスク11の両側に配置されハブ10を囲む部品C
とから成り、2つのガイドワッシャー12は、小さいポスト9によって互いに接
続され、同じ回転運動させられる。同軸状部品Cは、被動プレートアセンブリ1
3を支持しており、被動プレートアセンブリの摩擦ライニングは、駆動シャフト
、すなわち自動車に用いられている場合には、エンジンの出力シャフトに回転自
在に接続された2つのプレートの間に、公知の態様でクランプされるようになっ
ている。
ハブ自体は、内側スプライン14を有し、このスプライン14は、被動シャフ
ト、すなわち自動車に用いられている場合には連動するギアボックスの第1シャ
フトに、回転自在にハブを接続するようになっている。
同軸状部品BおよびCは、これらの間で円周方向に配置された弾性手段に抗し
て互いに回転自在に取り付けられており、弾性手段は、図示の実施例では、ガイ
ドワッシャー12およびハブディスク11内で互いに向き会うように設けたスロ
ット内に取り付けられたコイルスプリングタイプのスプリング15、15aによ
って形成されている。このように、同軸状部品B、Cおよびスプリング15、1
5aによって形成されたアセンブリは、クラッチ摩擦用の主要ダンピング装置を
形成している。このダンピング装置の作動は周知であるので、これ以上詳細には
説明しない。
同軸状部品AおよびBは、緩く噛合する手段16によって決定される回転角方
向の偏向の範囲内で、弾性プリダンピングおよびセンタリング手段に抗して、互
いに回転自在に取り付けられている。
実際には、ハブ10は、その外周部の長手方向部分17に雄型の歯を形成する
ラジアル突起18を有し、噛合ディスク11自体は、ハブ10の部分17と反対
側の内周部にノッチ19を有し、このノッチは、歯18の回転角方向の開口より
も大きい回転角方向の開口部を有し、よって相補的な雄型の歯18と同様な台形
の雌型歯を形成する。
各ノッチ19には、1つの歯18が係合し、同軸状部品AとBとの間で生じ得
る回転方向の偏向は、ハブ10の歯18と、これに対応するディスク11のノッ
チ19との対応する側面との当接によって制限される。従って、歯18とノッチ
19は、上記のような緩い噛合手段16を形成している。
この装置は、緩く噛合する手段16によって決定される回転方向の偏向の範囲
内で、ハブディスク11とハブ10との間に配置された公知のタイプのプリダン
ピングカセットを含むプリダンピングサブアセンブリによって完成される。
上記カセットは、ハブ11とガイドワッシャー12の一方との間に軸方向に取
り付けることにより、ディスク11の平面に対して軸方向にずれた平面内に位置
する。このカセットは、ハブに固定された第2ディスク40と、第2ディスク4
0の両側に配置されフィンガー33によりハブディスク11に接続された2つの
フランジ31および32によって形成されている。これらフィンガー33は、ハ
ブディスク11のスロット34内に係合し、フランジ341および32は、ハブ
ディスク11によって回転自在に駆動される。
一方のフランジ31、32と、他方の第2ディスク40との間には、従来の構
造のように、すなわち、フランジ31、32と第2ディスク40内に互いに向き
合うように設けられたスロット内に取り付けることにより、スプリング15、1
5aよりも剛性の小さい円周方向に作用するスプリング35が設けられている。
従って、このスプリングは、ハブ11およびハブ10との相対的な回転により弾
性的な応力を受け、その回転に抗するように働く。
プリダンピングカセットとハブディスク11との間に、摩擦ワッシャー41を
挿入することができる。
かかるプリダンピングカセットの作動については、それ自体公知であるので、
これ以上詳細には説明しない。ちなみにスプリング35は、最初の段階では圧縮
されており、主ダンピング装置は、スプリング15、15aによるユニットを形
成している。緩く噛合する手段16の間隙がなくなった後は、延ばされたスプリ
ングおよびスプリング15、15aは、その後圧縮される。
本発明の重要な特徴によれば、プリダンピングサブアセンブリは、ハブディス
ク11およびプリダンピングカセットと反対側でハブディスク11に固着された
ディスク10と同軸状な回転結合ディスク20も含む。
この回転結合ディスク20は、金属またはプラスチック材料のような合成材料
から製造できる。
前記回転結合ディスク20は、その外周部から延びる2つのラジアルアーム2
1を含んでいる。各ラジアルアーム21の端部には、突起が設けられており、こ
の突起は、ハブディスク11の方向に前記アームに対して垂直に延び、軸方向に
配置されたスタッド21を形成している。ハブディスク11内には、スタッド2
2と対抗するスロット23が設けられており、軸方向スタッド22は、本発明の
特徴に従い、これらスロット34内で円周方向の間隙をもって係合される。
より正確に説明すれば、スロット23の径方向の境界は、2つの同心状の弧状
部分によって定められている。この弧状部分の長さは、スタッドの幅よりも長く
、その結果、スタッドはスロット23内で移動し、ハブディスク11に対する回
転結合ディスク20の回転角方向の偏向を可能にしている。スタッド22の変位
は、弧状部分を有するスロット23のエッジによってガイドされる。これについ
ては、他の図面にも当てはまる。
各スロット23の端部には、2つのダンピングストッパー24が配置されてい
る。ストッパー24には、スロット23のエッジと協働するようになっているク
リッピングエッジ25が設けられている。従って、このストッパー24の取り付
けは容易である。このストッパーは、エラストマーから製造することが好ましい
。
図2、図4および図6に示すように、スタッド24は、ほぼ三角形の断面を有
し、そのうちの1つの側面は、スロット23の境界を定める弧状部分とほぼ平行
である。この側面は、スロット23の形状に良好に従うよう、若干凸状となって
いる。
三角断面の他の2つの側面は、スタッドの第1面27を形成し、ストッパー2
4は、ハブディスクに対する結合ディスク20の衝撃時にスタッドの第1面27
とほぼ平行となるようになっている接触面28を有する。
図7に示す変形例によれば、ダンピングストッパー24に接触するようになっ
ているスタッド22の第1面27は、各ダンピングストッパー24にある程度徐
々に係合できるような形状となっている。この実施例によれば、各第1面27は
、若干突出するエッジを形成することにより、第1面27の中心で合流する2つ
の面を有する。このスタッド22は、他の図面に示されるように、スロット23
内に円周方向の間隙をもって取り付けられている。
別の実施例においては、このような形状にできるのは、ストッパー24の第1
面である。スロット23の各端部にストッパー24を係止するためには、前記ス
ロットは、図6および図7に示すように、中心制限部を有することができる。
図7に示す実施例によれば、ダンピングストッパー24とスロット23の間に
は、スペース26が設けられている。この場合、軸方向のスタッド22がストッ
パー24に衝突すると、前記ストッパーはより容易に変形し得る。その結果、よ
り小さい応力を受けるエラストマーにより良好なダンピングが得られ、エラスト
マーの摩耗も少なくなる。
図1〜図7の回転結合ディスク20は、更に雌型の歯30を備え、この歯は、
ハブディスク11の歯と同様なハブ10の雄型の歯18の方を向いているが、ハ
ブディスク11に形成されたノッチ19よりも幅の狭いノッチ30を有する。回
転結合ディスク20の各ノッチ30には、ハブ10の1つの歯18が係合し、前
記ディスク20と前記ハブ10との間に緩い噛合手段を形成する。
ハブディスク11およびハブ10が、互いの回転方向の運動により刺激を受け
ると、歯18がノッチ19および32内で移動する。
ノッチ30は、ノッチ19よりも幅が狭いので、歯18とノッチ19の側面が
係合する前に、ハブ10の歯18とノッチ30の間の接触が生じる。結合ディス
ク20のラジアルアーム21は、スロット23内の走行方向の終了点まで駆動さ
れ、終了点でのショックは、ストッパー24によって低減される。ハブディスク
11とハブ10との間でトルクモーメントの伝達を可能にするよう、ハブ10の
歯18は、ノッチ19に接触可能となっている。
回転結合デイスクの使用により、エラストマーのブロック、すなわちストッパ
ー24を、直接ハブディスク11またはハブ10に設置しなければならない場合
よりも、このストッパー24をより合理的に収容することが可能となっている。
更に、ストッパー24が存在していることにより、デイスクがノイズを反射し
、制限する態様が変わっている。このプリダンピングは、特にディスクがノイズ
を発生する瞬間にエラストマーが応力を受ける場合に有効である。
結合ディスク20は、支持ワッシャーとガイドワッシャー12との間で応力を
受けるように挿入されたベルビーユワッシャー43により、ベアリングワッシャ
ー42によって、ディスク11の表面に対して応力を受ける。
従って、結合ディスク20は、上記のように構成された部品BとCとの間に配
置された境界(乾式)摩擦構造の摩擦ワッシャーとして働く。従って、歯18の
ディスク20のノッチ30との間の円周方向の間隙がなくなると、ディスク20
がディスク11および当該ガイドワッシャー12に対してピンにより回転自在に
接続されたワッシャー40を擦る摩擦面の数が増す(図1)。
ストッパー24は、スプリング35の剛性よりも大きい剛性度を有することが
好ましいことが明らかであろう。
図8に示す変形例では、第2ハブ40の外周部には、2つのラジアルアーム1
21を設けるてあり、これらラジアルアームの端部には、先の図面のように、ス
ロット23内に円周方向の間隙をもって係合する軸方向に配置されたスタッド2
2が設けられている。従って、結合ディスクは第2ハブ40と置換されている。
2つの連続するフィンガー33の間に、各アーム121が延長している。図1
、図3および図8では、フィンガー33はフランジ31から生じ、その各々は、
フランジ32の外周部に設けたノッチと係合している。
フィンガー33は、その中心部に球形の変形部を有するので、第2手段40お
よびスプリング35を、金属製のフランジ31と類似するフランジ32にクリッ
ピングして取り付けた後に、それ自体公知の態様でフランジ31が取り付けられ
る。
第2ディスク40は、その内周部にハブの雄歯18と相補的な雌歯を有する。
ラジアル突起18および長手方向部分17には、ディスク40を一つの軸方向
にロックするためのステップが設けられている。ディスクは、他方向にはクリン
チング(折り曲げ)により軸方向にロックされる。従って、このディスクは、噛
合によりハブ10に回転自在に接続され、ハブ10のクリンチングにより、軸方
向にも接続されている。
ディスク11とハブとが相対的に偏向する間、スタッド22は、緩い噛合手段
の間隙がなくなる前に当該ストッパー24と接触する。
先の図面に示されているように、ワッシャー12およびディスク11内に対抗
した状態で設けたスロットに取り付けられたスプリング15、15aの作用によ
り、ガイドワッシャー12とディスク11との間に相対的運動が生じる。
フランジ31、32および第2ディスク40内に互いに対抗するように設けら
れたスロット内に、スプリング35も取り付けられている。
スロット23は、スロット34上で径方向に設けられ、ディスク11のスロッ
トの下方に径方向に設置されているので、小さいポスト9(図1および2)の通
過を可能にしている。このスロット23は、スプリング15、15aを収容する
よう、2つの連続するスロットの間に円周方向に設けられている。
当然ながら、プリダンピングサブアセンブリは、フランス国特許公開第2,496,
210号公報に記載されているタイプのものでもよい。
最後に、変形例として、係止するためディスク11を部分的にカバーするイン
サートにより、各ストッパー24を形成してもよい。
本発明の構造体は、ダンピングストッパー24とスタッドの間に設けることが
可能である。より正確に説明すれば、ストッパー24をスタッド22自体へ接合
してもよい。このストッパー24も、先の図面のようにスロット23を提供する
。スタッド22は、緩い噛合手段が通路の終了点に達する前に、ストッパー24
と衝突(ストッパー24を圧縮)する。Detailed Description of the Invention
Torsion damping device
According to the present invention, the elastic plates are rotatably attached to each other within a predetermined rotation direction range.
At least two coaxial members associated with the redamping centering means
The present invention relates to a torsion damping device.
The invention is particularly concerned with the twisting of hub discs into a hub forming a clutch friction component.
Equipment, especially for motor vehicles.
To improve the subassembly.
In the known torsion damping device, one of the rotating parts is the first shaft.
, The engine drive shaft if it is actually used in a car, ie
A driven play adapted to be connected for rotation with the crankshaft
Support assembly, while the other of the rotating parts has a hub.
The hub of the second shaft, that is, in reality the driven shaft in an automobile,
The gearbox is rotatably connected to the first shaft.
Such an assembly is described in French Patent Publication No. 2,496,210.
It is also known to add a torsion pre-damping subassembly,
And the means of loosely engaging limit the displacement of the two coaxial parts in the direction of rotation.
A loose engaging means is provided on one loosely engaging tooth of the coaxial part.
With small studs made of
The teeth of the coaxial parts come into contact with each other, and the impact noise at the end of the moving path of the loose meshing means occurs.
It is designed to reduce the gap.
However, such a solution has drawbacks. Due to the smaller dimensions,
The studs can only be damped locally, resulting in residual noise that cannot be removed.
There is a crack. Furthermore, the useful life of elastomeric parts is also limited.
To alleviate these problems, the present invention comprises two coaxial components,
There is a loose meshing means between the parts, which meshes in the direction of mutual rotation of the parts.
And a torsion damping device for an automobile, which determines the deflection of the
An axially oriented stud that engages in a slot in the component with a circumferential gap
A coupling disc with at least one radial arm terminating at
The slots are equipped with damping stoppers and, if possible, gaps
The second part of the coaxial parts and the coupling disc are free to rotate after the
The loose meshing means formed between the two axial parts connected to the
Before reaching the end point of the
We also propose a torsion damping device that is characterized in that
Of.
In one embodiment, the coupling disc is secured to the first of the coaxial parts.
And a tooth loosely meshing with a tooth formed on the second part of the coaxial parts
The loose meshing means formed between the two coaxial parts reach the end of their passages.
Prior to this, contact between the teeth of the coupling disc and the teeth of the coaxial part takes place.
In another embodiment, the coupling disc is the second of the pre-damping subassembly.
Formed by a disc, the disc being rotatably connected to the coaxial component
Before the loose meshing means formed between the two coaxial parts reaches the end of the passage
Damping providing studs on the coupling disc and slots on the first part
Contact with one of the stoppers occurs.
Other features and advantages of the present invention will be understood when the following description is read with reference to the accompanying drawings.
Will become more apparent.
FIG. 1 is a partial sectional view of a torsion damping device of the present invention.
2 is a sectional view of the central portion of FIG. 1 taken along the line II-II.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of FIG. 2 taken along the line III-III.
FIG. 4 is an enlarged perspective view of detail IV of FIG.
FIG. 5 is an enlarged partial sectional view of FIG. 2 taken along the line VV.
FIG. 6 is a detailed view showing another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a detailed view showing another embodiment of the present invention.
These drawings show an example in which the present invention is applied to a torsion damping device.
Yes, this torsion designed to form a clutch friction device for automobiles
The damping device is composed of three identically mounted two rotatably consecutive
It consists of a shaft-shaped part. That is, the part A including the hub 10 and the hub
Part 11 surrounding the hub 10 and two guide washers 12
A part C which is substantially formed on both sides of the hub disk 11 and surrounds the hub 10.
And the two guide washers 12 are connected to each other by a small post 9.
It is continued and is made to make the same rotary motion. The coaxial part C is a driven plate assembly 1
The friction lining of the driven plate assembly supports the drive shaft.
, I.e., when used in an automobile,
To be clamped in a known manner between two plates connected to the
ing.
The hub itself has an inner spline 14, which is a driven shuffle.
That is, the first chassis of the gearbox that interlocks when used in an automobile.
The hub is rotatably connected to the shaft.
The coaxial parts B and C resist the elastic means arranged circumferentially between them.
Rotatably attached to each other, and the elastic means are
Slots provided in the washer 12 and the hub disk 11 so as to face each other.
The coil spring type springs 15 and 15a mounted in the
Is formed. Thus, the coaxial parts B, C and the springs 15, 1
The assembly formed by 5a provides the primary damping device for clutch friction.
Is forming. The operation of this damping device is well known and will not be described in further detail.
I won't explain.
The coaxial parts A and B have a rotation angle determined by the loosely meshing means 16.
Within the deflection of the opposite directions, against each other against the elastic pre-damping and centering means.
It is attached so that it can rotate freely.
In practice, the hub 10 forms male teeth on the longitudinal portion 17 of its periphery.
It has a radial projection 18 and the meshing disc 11 itself is opposite the portion 17 of the hub 10.
There is a notch 19 on the inner peripheral side of the
Also has a large opening in the direction of the angle of rotation, and thus a trapezoid similar to the complementary male tooth 18
Forming female teeth of.
Each notch 19 is engaged by one tooth 18 and may occur between the coaxial parts A and B.
The deflection of the rotating direction is caused by the teeth 18 of the hub 10 and the corresponding knock of the disk 11.
It is limited by the contact with the corresponding side surface of the switch 19. Therefore, the tooth 18 and the notch
19 forms the loose meshing means 16 as described above.
This device has a range of deflections in the rotational direction determined by the loosely meshing means 16.
In which a pre-dunn of the known type is arranged between the hub disc 11 and the hub 10.
It is completed by a pre-damping subassembly containing a ping cassette.
The cassette is mounted axially between the hub 11 and one of the guide washers 12.
Position on a plane axially displaced from the plane of the disk 11 by attaching
I do. This cassette includes a second disc 40 fixed to the hub and a second disc 4
2 on both sides of 0 connected to the hub disk 11 by fingers 33
It is formed by the flanges 31 and 32. These fingers 33 are
The disk 34 in the slot 34 and the flanges 341 and 32 are
It is rotatably driven by the disk 11.
A conventional structure is provided between the flanges 31 and 32 on the one hand and the second disc 40 on the other hand.
Like construction, that is, the flanges 31, 32 and the second disc 40 face each other
The springs 15, 1 can be mounted by fitting them in slots that are fitted
A spring 35 having a rigidity smaller than that of 5a and acting in the circumferential direction is provided.
Therefore, this spring is elastic by the relative rotation of the hub 11 and the hub 10.
It receives sexual stress and acts to resist its rotation.
Install a friction washer 41 between the pre-damping cassette and the hub disk 11.
Can be inserted.
Since the operation of such a pre-damping cassette is known per se,
It will not be described in further detail. By the way, the spring 35 is compressed in the first stage.
The main damping device is a unit consisting of springs 15 and 15a.
Has formed. After the loose meshing means 16 gap is gone, the extended sprung
The ring and springs 15 and 15a are then compressed.
According to an important feature of the present invention, the pre-damping subassembly includes a hub disk.
Fixed to the hub disk 11 on the opposite side of the disk 11 and the pre-damping cassette.
It also includes a rotary coupling disk 20 that is coaxial with the disk 10.
The rotary coupling disc 20 is made of synthetic material such as metal or plastic material.
Can be manufactured from
The rotary coupling disc 20 has two radial arms 2 extending from the outer periphery thereof.
Contains 1. A protrusion is provided at the end of each radial arm 21,
The protrusion of the shaft extends perpendicularly to the arm in the direction of the hub disk 11, and
The arranged studs 21 are formed. In the hub disk 11, the stud 2
2 is provided with a slot 23 that opposes the axial stud 22 of the present invention.
According to a characteristic, they are engaged with a circumferential clearance in these slots 34.
To be more precise, the radial boundaries of the slots 23 are two concentric arcs.
Defined by the part. The length of this arc is longer than the width of the stud.
As a result, the stud moves in the slot 23 and rotates with respect to the hub disk 11.
This enables deflection of the rolling coupling disc 20 in the direction of the rotation angle. Displacement of stud 22
Are guided by the edges of the slots 23 having arcuate portions. About this
Applies to other drawings as well.
Two damping stoppers 24 are arranged at the end of each slot 23.
You. The stopper 24 has a click adapted to cooperate with the edge of the slot 23.
A ripping edge 25 is provided. Therefore, installation of this stopper 24
Injury is easy. This stopper is preferably manufactured from an elastomer
.
As shown in FIGS. 2, 4 and 6, the stud 24 has a substantially triangular cross section.
One side of which is approximately parallel to the arcuate portion that bounds the slot 23.
It is. This side surface is slightly convex so as to follow the shape of the slot 23 well.
I have.
The other two sides of the triangular cross section form the first surface 27 of the stud, and the stopper 2
4 is the first surface 27 of the stud when the coupling disk 20 impacts the hub disk.
Has a contact surface 28 that is substantially parallel to.
According to the modified example shown in FIG. 7, the damping stopper 24 is contacted.
The first surface 27 of the stud 22 that is held is attached to each damping stopper 24 to some extent.
It has a shape that can be engaged with each other. According to this embodiment, each first surface 27
, Two that meet at the center of the first surface 27 by forming a slightly protruding edge
Have a face. This stud 22 has slots 23, as shown in the other figures.
It is mounted inside with a circumferential gap.
In another embodiment, such a shape can be provided by the first of the stoppers 24.
Plane. To engage the stopper 24 at each end of the slot 23,
The lot can have a central restriction, as shown in FIGS. 6 and 7.
According to the embodiment shown in FIG. 7, between the damping stopper 24 and the slot 23
Is provided with a space 26. In this case, the axial stud 22 is
Upon hitting the par 24, the stopper can be more easily deformed. As a result
Elastomers that receive less stress provide better damping and
Less wear on the mer.
The rotary coupling disc 20 of FIGS. 1 to 7 further comprises female teeth 30, which are
It faces towards the male teeth 18 of the hub 10, similar to the teeth of the hub disc 11,
It has a notch 30 that is narrower than the notch 19 formed in the disk 11. Times
Each notch 30 of the rolling coupling disc 20 is engaged by one tooth 18 of the hub 10 and
A loose meshing means is formed between the disk 20 and the hub 10.
The hub disk 11 and the hub 10 are stimulated by the rotational movements of each other.
The tooth 18 then moves within the notches 19 and 32.
Since the notch 30 is narrower than the notch 19, the side surfaces of the tooth 18 and the notch 19 are
Prior to engagement, contact occurs between the teeth 18 of the hub 10 and the notches 30. Combined disc
The radial arm 21 of the wheel 20 is driven to the end point in the traveling direction in the slot 23.
The shock at the end point is reduced by the stopper 24. Hub disc
11 of the hub 10 to allow the transmission of torque moments between the hub 11 and the hub 10.
The teeth 18 can contact the notches 19.
Blocks of elastomer, or stoppers, due to the use of rotationally coupled disks
-24 must be installed directly on the hub disk 11 or hub 10.
Rather, the stopper 24 can be accommodated more rationally.
Furthermore, the presence of the stopper 24 causes the disk to reflect noise.
, The mode of restriction has changed. This pre-damping is particularly
This is effective when the elastomer is stressed at the moment of occurrence.
The coupling disc 20 stresses between the support washer and the guide washer 12.
The Bell wasille washers 43 inserted to receive the bearing washers
The -42 stresses the surface of the disk 11.
Therefore, the coupling disk 20 is arranged between the parts B and C configured as described above.
Acts as a friction washer for the installed boundary (dry) friction structure. Therefore, the teeth 18
When the circumferential gap between the disc 20 and the notch 30 disappears, the disc 20
Can be rotated by a pin with respect to the disk 11 and the guide washer 12
The number of friction surfaces rubbing the connected washers 40 increases (FIG. 1).
The stopper 24 may have a rigidity higher than that of the spring 35.
It will be clear that it is preferable.
In the modification shown in FIG. 8, the two radial arms 1 are provided on the outer peripheral portion of the second hub 40.
21 are provided, and at the ends of these radial arms, as shown in the previous drawing,
Axial studs 2 that engage in the lot 23 with a circumferential gap.
2 are provided. Therefore, the coupling disc is replaced with the second hub 40.
Each arm 121 extends between two consecutive fingers 33. FIG.
3 and 8, the fingers 33 originate from the flange 31, each of which is
It engages with a notch provided on the outer peripheral portion of the flange 32.
Since the finger 33 has a spherical deformed portion in the center thereof, the second means 40 and
And spring 35 onto flange 32, which is similar to metal flange 31.
After pinging and mounting, the flange 31 is mounted in a manner known per se.
You.
The second disk 40 has female teeth complementary to the male teeth 18 of the hub on its inner circumference.
The radial projection 18 and the longitudinal portion 17 are provided with a disc 40 in one axial direction.
There are steps to lock in. The disc should be clean in the other direction.
It is locked in the axial direction by ching (bending). Therefore, this disc is
It is rotatably connected to the hub 10 according to the combination, and the clinching of the hub 10
It is also connected to the direction.
During the relative deflection of the disk 11 and the hub, the stud 22 provides a loose engagement means.
The stopper 24 comes into contact with the stopper 24 before the gap disappears.
As shown in the previous figures, counteract in washer 12 and disk 11.
By the action of the springs 15 and 15a attached to the slots provided in the
Therefore, relative movement occurs between the guide washer 12 and the disk 11.
Provided in the flanges 31, 32 and the second disc 40 so as to oppose each other.
A spring 35 is also mounted in the slot formed.
The slots 23 are provided on the slots 34 in the radial direction, and the slots of the disk 11 are slotted.
The small post 9 (Figs. 1 and 2) can be passed through because it is installed radially below the boot.
It is possible to pass. This slot 23 accommodates the springs 15 and 15a.
Thus, it is provided circumferentially between two consecutive slots.
Not surprisingly, the pre-damping subassembly is based on French Patent Publication No. 2,496,
It may be of the type described in Japanese Patent Publication No. 210.
Finally, as a variant, an insert that partially covers the disk 11 for locking.
Each stopper 24 may be formed of sart.
The structure of the present invention may be provided between the damping stopper 24 and the stud.
It is possible. To be more precise, the stopper 24 is joined to the stud 22 itself.
May be. This stopper 24 also provides the slot 23 as in the previous figures
. The stud 22 is provided with a stopper 24 before the loose engagement means reaches the end of the passage.
Collide with (stopper 24 is compressed).