【発明の詳細な説明】
カルナバ蝋を処理、製造する方法
本発明は蝋粉末からカルナバ蝋を処理、製造する新規な方法に関し、淡色の蝋
を得るものである。これらの蝋は、それらの製造に使用される原料の種類に依存
して淡黄色を帯びた白色から淡黄色まで変わり得る色を持っている。この方法は
新規であって、今日までこの工業分野において知られ、利用された他のどの方法
とも異なる。
本発明によれば、ヤシ科の木であるコペルニシア・プルニフェラL(Copernic
ia Prunifera L)の若葉から採集された、以下においてタイプ“A”粉末と称さ
れる蝋粉末、又は既に成熟している葉から採集された、タイプ“B”粉末と称さ
れる蝋粉末の双方が使用できる。これらの用語“A”及び“B”は、認可時に、
農作物の価格を維持し、購入する仕事を担当しているブラジル政府機関、即ちコ
ンパニア・ナチョナル・デ・アバステイシメント(COMPANHIA NACIONAL DE ABAS
TECIMENTO −CNA)によって定義され、使用されているものである。
本発明の方法でまた使用できる出発原料は、生産地域で作られたままの粗加工
の、脂肪質グレー(fatty gray)カルナバ蝋又は遠心分離した同脂肪質グレーで
ある。ここで、後者の遠心分離脂肪質グレーは、通常、ブラジルのほとんど全て
の精製業者がそれ単独で、又は上記の粉末と混合して製造しているものである。
粉末タイプAを使用する場合、得られる最終生成物は、一般に、色がほとんど
白色に近い非常に薄い黄色であって、現在使用されているいかなる方法によって
も今日まで提供されていなかった。
粉末タイプBを、これに粗製脂肪質グレー蝋又は遠心分離された脂肪質グレー
蝋を添加し、又は添加せずに使用する場合、得られる最終生成物は、一般に、公
式のブラジル規格(1970年3月9日付きの決議No.57及び CONCEX から
の他のもの)に規定されている、一級黄色(prime yellow)カルナバ蝋、即ちN
o.1カルナバ蝋として認められる規格と同等か又はそれより優れている淡
黄色を有している。
この主題に係わる公式のブラジル規格によれば、カルナバ蝋は次のタイプに分
類される:
−タイプ1(即ち、一級黄色蝋):白色及び/又は淡黄色の蝋であって、通常
”フロア(Flor)”、“黄色No.1蝋”とも称され、不純物含量が最大で1%
、水分含量が最大で2%のもの。
−タイプ3[即ち、軽質の(light)脂肪質蝋]:淡くり色乃至くり色、黄色
味を帯びた褐色乃至赤褐色又は淡緑色の蝋であって、“カウイペ(cauipe)”、
軽質の脂肪質蝋、軽質の脂肪質グレー蝋、ノース・カントリー(north country
)No.2蝋、漂白、精製されたノース・カントリーNo.3蝋と色々な名称で
知られ、不純物含有が最大で2%、水分含量が2%以下のもの。
−タイプ4(即ち、脂肪質グレー蝋):暗くり色乃至暗緑色又は暗乃至黒色の
蝋であって、脂肪質グレー蝋、脂肪質蝋、ノース・カントリーNo.3蝋と称さ
れ、不純物が最大2%、水分が2%以下のもの。
粗製の蝋をその採集地域で製造する通常の方法によれば、原料粉末を5ガロン
の錫板で、蝋が燃えるのを避けるために少量の水を用いて加熱処理し、蝋が溶融
したら、脂肪質蝋用の大きな垂直スクリューで作動されるラスティック・プレス
機(rustic press)でプレス成形するか、又は綿組織布で濾過し、そしてこのよ
うに処理された蝋が黄色タイプのものであるときは瑪瑙被覆が施された皿に排液
する。
原料粉末を大きな鉄製容器中で大量の水を用いて加熱処理し、容器表面まで上
がってきた蝋を採集する方法もある。このような蝋は、次に、その中に含まれる
水が全て留去されるまで加熱処理される。
既に公知となっている方法や商業的に又は工業的に使用されている方法では、
採集地域で提供される如き原料粉末又は粗製の蝋は加熱処理/溶融され、次いで
遠心分離及び/又は濾過される。仕上げは、過酸化水素で化学的に漂白するか、
又は、清澄化が必要とされない場合には、水分含有量及び蝋中に含まれる空気を
調節するためにその蝋を加熱処理するだけで行われる。
本発明の方法をここに特許請求する本出願人会社を含めて、精製業者は、本明
細書に記載されるように、前の段落に記載された溶融工程に先立って、原料粉末
の篩又はサイクロンで分離することによる予備清浄化及び/又は原料粉末の冷間
洗浄を行い、続いてその原料粉末を遠心分離及び真空乾燥するのが常である。
色についての規格を許容できるようにするためには、実施される化学的漂白工
程には、時に、大量の過酸化水素が必要とされるが、その操作条件は、知られて
いるように、生成物のある種の化学的定数を変えることがある。
しかし、一般に、タイプ1のカルナバ蝋又はタイプ3のカルナバ蝋を製造する
場合であって、このようなグレードの各々についた定められた色規格を達成する
ことを目的とするときは化学的漂白工程が必要とされる。
このような蝋を用いて作られる薄膜は半透明ではあるものの、無色ではない。
本発明による方法は、生成物の化学的パラメーターを変化させず、そのように
して得られた生成物は、優れた特徴を有する。
前記のように、篩分け、サイクロンによる空気分離、水による洗浄、遠心分離
及び濾過の各工程を含む通常の工業的方法では、必ず、大量の蝋を含み、特別の
脂肪族溶媒で処理することを要する残留物が生成する。このような回収蝋は、従
来の通常タイプのカルナバ蝋として販売するために、再度処理される。
ブラジルの法規は溶媒回収蝋の使用に関して制限を設けていないけれども、食
品・医薬品管理局は、クロロホルムに可溶な残留物が特定された量を越えないこ
とを条件として、溶媒で処理された蝋及び樹脂の使用を認めている。本出願人の
新規な方法―ここに特許されることを求めるものであるが―では、塩素化溶媒は
使用されず、最終的に得られる蝋はクロロホルムに可溶な成分を含まない(FD
A決議、HHS第175.300項、第175.320項及び第176.170
項を読まれたい)。
前記のように、粉末、繊維含有蝋粉末及びフィルターからのケーキの各形態で
与えられるそのような残留物の溶媒抽出は、異なる種類の溶媒が加えられ、循環
せしめられる定置抽出装置で行われる。それらの溶媒は、ほとんどの場合、ナフ
サ類である。何時間もの循環後に、上記操作で得られた溶液はポンプで取り出さ
れ、そして溶媒を回収し、残留物から抽出された蝋を得る両処理のために蒸留さ
れる。
次に、抽出装置の中に保持されている、砂、植物残渣、その他の不溶性物質を
含む残りの残留物が残留溶媒の回収のために何時間も加熱され、次いで排出され
る。
ここに特許請求される本発明の方法の工程は、両出発原料のいずれもに関して
も、即ち蝋単独又は脂肪質グレー蝋単独を添加し又は添加することなく、タイプ
Aの粉末又はタイプBの粉末を使用するいずれもの場合に関しても同様であるの
で、こういった理由から、原料及び仕上げ生成物の所望の品質によって使用され
る化学薬品の量は変わるが、後続の段落では1つの方法だけを説明する。
蝋タイプAの粉末は、ブラジルでカルナベイラ(Carnaubeira)又はカルナバ
(Carnauba)として知られる、ヤシ科の木・コペルニシア・プルニフェラLの若
葉から得られた粉末として認められているものであり;蝋タイプBの粉末は成熟
した葉から得られた粉末として認められているものである。これらの葉を切り刻
み、放置乾燥し、そして手でもって又は機械的に叩解すると、大量の砂、植物残
渣、その他の不純物を更に含む粉末が製造される。
上記のようにして製造された粉末を購入し、それを各ロットの試料の分析後に
そのカルナバ蝋含有量に従って本出願人の処理プラントで処理され、そしてその
由来源と蝋の平均含有量に従って貯蔵される。
上記粉末を処理して仕上げ精製蝋とする第一工程として、その粉末は振動して
いる篩に通され、その篩にある35メッシュ以下の開口を有するステンレス鋼製
スクリーン上に全ての繊維及びその他の大きな不純物を保持する。
きれいになった粉末はステンレス鋼製の反応器に仕込まれ、そしてその粉末中
に含まれる蝋が全て60〜80℃の範囲内の温度で完全に溶解されるように、適
当な脂肪族溶媒に正確な比率で溶解される。蝋の量、温度及び溶媒の所要量の間
にはある公知の関係があり、このため、使用されるべき溶媒の量を決定し、その
量を越えないようにすることが科学的に可能となる。
使用されるべき脂肪族溶媒は狭い蒸留帯、好ましくは85℃以下の蒸留帯を有
するものでなければならない。ナフサ類、ヘプタン類又はヘキサン類のような市
販の溶媒が使用できる。
蝋が完全に溶解された後、上記の操作で得られた溶媒“溶液”は目の細かいフ
ィルターでの濾過によるか、又は固体の連続排出に供される特別のバスケットそ
の他を装備する遠心分離機で完全に清浄化される。全ての蝋と極く少量の不純物
を含有する上記溶媒溶液は、次に、他の反応器に給送され、そこで本発明による
次の諸工程が行われる。
上記精製工程の後、原料(粉末及び/又は蝋)中にもともと存在していた蝋を
全て含有する前記溶媒溶液は別の反応器に給送され、そこで漂白性の土(bleach
ing earths)が加えられる。蝋に対するその漂白効果は、前記溶媒溶液内ではそ
の蝋単独を用いる場合よりはるかに効果的であることが本発明者によって確認さ
れた。その結果には接触時間が重要である。添加剤たるこれらの漂白性の土は、
粒径か、又は蝋に含まれる天然顔料を吸収することができる鉱物質のブレンドの
いずれかに関して、正確に選ばれる。漂白性の土は、より良好な反応を可能にす
るために1倍量又は2倍量で加えることができる。この工程の各1回についての
反応時間は約1〜約2時間である。
平均的な漂白性の土は酸化シリカ68%、酸化アルミニウム10%、酸化鉄5
%、酸化マグネシウム3%、酸化カルシウム2%、酸化カリウム2%、酸化ナト
リウム2%という平均含有量を有する。また、漂白性の土は、一般に、大きな吸
収力と大きな接触表面(比表面積)を有し、その嵩密度は500〜700グラム
/リットルである。
漂白性の土の量は製造しようとする蝋の最終的な特徴に従って定められる。
このような漂白性の土(フラー土とも呼ばれる)には、更に、充填材料として
も非常に良好な効果があり、その理由からこれに続く下記の濾過工程には他の何
らの濾過助剤も添加する必要がない。このように、他の濾過材料を添加すること
なく濾過できる可能性があるので、後の使用のためその漂白性の土を回収するこ
とが可能になる。
前記の溶媒溶液を目の細かいフィルターで分離して、その溶液を完全に純粋な
ものにするための第二濾過工程の後、その溶液は、真空下、80℃以下の温度、
好ましくは60〜70℃の範囲内の温度及び600mmHgの減圧下で作動され
る蒸留系に原料を供給する貯蔵タンクに給送される。
上記溶媒溶液に含まれる溶媒を全て蒸発させた後、蝋はステンレス鋼製の開放
容器に給送され、そこで化学的漂白工程が、極く少量の過酸化水素を用い、そし
て製造しようと考えられている蝋の最終のタイプに従って実施される。生成物は
いかなる水も残留物として含有すべきでないので、過酸化水素の添加は専門的技
術を必要とする操作であり、またその反応は発熱反応であり、しかもカルナバ蝋
はこれを煮沸すると容積が元の容積の何倍にも増加するので、その初期温度は制
御されなければならない。
従って、本明細書で述べられるように、蝋の酸化はこれを避けなければならず
、よって生成物と接触している装置のあらゆる部分はステンレス鋼でできている
か、又はガラスでライニングされていることが非常に好ましい。
温度は全工程を通じて制御され、全ての操作について60〜80℃の範囲内の
温度に保たれる。このような温度は最終蒸留工程で溶媒を全て除去するのに十分
なものであり、従って蝋には痕跡量の溶媒しか残らず、実に全ての溶媒が回収さ
れる。
カルナバ蝋を製造する本発明の方法に求められる保護は、その新規な着想に帰
せられるものである。それらの内で、本発明者が指摘するところは次の通りであ
る:
(a)本件特許出願は、カルナバ蝋の工業的な規模での連続製造を可能にする
方法を特許請求するもので、その方法によって既存の諸方法により製造される蝋
に対して改良された物理的、化学的特性を有する蝋が製造される;
(b)本件特許出願は、所定の物理的、化学的特性を持つ蝋の製造を可能にす
る方法を特許請求するものである;
(c)本件特許出願は、あらゆる種類のカルナバ粉末、タイプA粉末かタイプ
B粉末のいずれかの粉末、又はそれらと混合された更なる粉末及び蝋から、或い
は蝋だけからカルナバ蝋タイプ1である1級黄色蝋の製造を可能にする方法を特
許請求するもので、そのカルナバ蝋タイプ1は、1級黄色のタイプ1カルナバ蝋
が現在まさにタイプAの原料粉末から製造されているに過ぎないので、現行の他
の諸方法によっては得ることが全く不可能なものである。今現在製造されている
原料粉末は品質が悪く、このことに起因して、カルナバ蝋も品質がますます悪化
して来ており、市場の最終ユーザーが認め得る許容限界の所まで来ている。本件
特許出願でここに特許請求される本発明の方法に由来するタイプ1のカルナバ蝋
は何年も前に作成された古いグレードの色と特徴を備えている;
(d)本件特許出願は、粉末タイプAを出発原料として処理するときは、最終
製品として、ほとんど白色か、又は極く薄く黄色に着色したタイプ1カルナバ蝋
及び/又は市場の要求に従っているタイプ1カルナバ蝋を製造することが可能な
方法を特許請求するものである;
(e)本件特許出願は、色が非常に薄く、灰分含有量が少なく、そして優れた
物理的、化学的定数を有するタイプ3、即ち軽質の脂肪質グレーのカルナバ蝋を
製造することが可能な方法を特許請求するものである;
(f)本件特許出願は、過酸化水素の量が非常に少なくすることができ、しか
も漂白性の土の使用で原料中に存在している顔料の吸着が制御される方法を特許
請求するものである;
(g)本発明の方法に従って、添加される漂白性の土の量、接触時間及び実施
される工程の数を使用すると、それら顔料の全量が吸収され得るので、蝋を完全
に透明にし、出発原料粉末のタイプAに由来するいかなる色もない半透明の皮膜
を与えることが可能である;
(h)適当な脂肪族溶媒を選択する点;処理される原料中の蝋含有量に対応し
た量の溶媒を使用する点;色であれ最終工程で蝋に対する使用量が定められてい
る過酸化水素による物理的又は化学的定数であれ、所望の最終生成物の性質に応
じて本願方法で使用する漂白性の土を適正化できる点といった新規な着想に加え
て、本発明は、更に、カルナバ蝋の斯かる製造の際、真のクロマトグラフ法のよ
うに、その蝋中に存在している着色源を分離することができる。斯かる新規な着
想はこの蝋の将来の全ての使用見込みを変え、その予想を広げ、また特定のグレ
ードの蝋類の製造を可能にするものであり、そしてこれら特徴は全て、それらが
組合わさって、カルナバ蝋の年間生産量を次第に成長させて行くことを可能にす
る。Detailed Description of the Invention
Method for treating and manufacturing carnauba wax
The present invention relates to a novel method for treating and manufacturing carnauba wax from wax powder, which is a light colored wax.
Is what you get. These waxes depend on the type of raw materials used to make them
And has a color that can change from pale yellowish white to pale yellow. This method
Any other method that is new and has been known and used in the industry to date
Is also different.
According to the invention, the palm tree Copernicia purnifera L (Copernic
ia Prunifera L) collected from young leaves, referred to below as type "A" powder
Wax powder, or type "B" powder, collected from an already mature leaf
Both wax powders can be used. These terms “A” and “B” are
The Brazilian government agency responsible for maintaining and purchasing the prices of crops,
COMPANHIA NACIONAL DE ABAS
TECIMENTO-CNA) and is used.
The starting material which can also be used in the process of the invention is a raw material as produced in the production area.
Of fat gray carnauba wax or centrifuge of the same fat gray
is there. Here, the latter centrifuge fat gray is usually almost all of Brazil
Are produced by the refiner of the present invention alone or in a mixture with the above powder.
When using powder type A, the final product obtained generally has almost no color.
It is a very pale yellow that is close to white and is produced by any method currently in use.
Was not offered until today.
Powder type B with crude fat gray wax or centrifuged fat gray
When used with or without the addition of wax, the final product obtained is generally a public product.
Brazilian standard of ceremony (from Resolution No. 57 and CONCEX dated March 9, 1970)
Other than that), a primary yellow carnauba wax, ie N
o. 1 Lightness equivalent to or superior to the standard recognized as carnauba wax
Has a yellow color.
According to the official Brazilian standard for this subject, carnauba wax is classified into the following types:
Be similar:
-Type 1 (i.e. primary yellow wax): white and / or pale yellow wax, usually
Also known as "Flor" or "Yellow No.1 wax", the maximum impurity content is 1%.
, With a maximum water content of 2%.
-Type 3 [ie light fatty wax]: light to yellow, yellow
A brown to reddish-brown or light green wax with a tinge of "cauipe",
Light fat wax, light fat gray wax, north country
) No. 2 wax, bleached, refined North Country No. 3 wax and various names
It is known that the maximum impurity content is 2% and the water content is 2% or less.
-Type 4 (ie fatty gray wax): dark to dark green or dark to black
Waxes, such as fatty gray wax, fatty wax, North Country No. It is called 3 wax
Impurities of up to 2% and water content of 2% or less.
According to the usual method of producing crude wax in the area where it is collected, 5 gallons of raw powder are used.
The tin plate is heat treated with a small amount of water to avoid burning the wax and the wax melts
Then, a rustic press operated by a large vertical screw for fatty wax
Press in a rustic press or filter with a cotton tissue cloth and
If the wax treated in this way is of the yellow type, drain it into a dish covered with agate.
I do.
Heat the raw material powder in a large iron container with a large amount of water and raise it to the container surface.
There is also a method of collecting the wax that came. Such waxes are then contained therein
Heat treatment is performed until all the water is distilled off.
In the methods already known or used commercially or industrially,
Raw powder or crude wax as provided in the collection area is heat treated / melted and then
Centrifuged and / or filtered. Finish can be chemically bleached with hydrogen peroxide,
Or, if clarification is not required, remove the water content and the air contained in the wax.
All that is required is to heat treat the wax for conditioning.
Refiners, including the Applicant Company, which claims the method of the present invention herein, may
Raw powder prior to the melting step described in the previous paragraph, as described in the detailed text
Precleaning by separating with a sieve or cyclone and / or cold starting powder
It is customary to carry out washing, followed by centrifugation and vacuum drying of the raw material powder.
In order to make the color specifications acceptable, the chemical bleachers used
However, sometimes large amounts of hydrogen peroxide are needed, but the operating conditions are not known.
As such, it may change certain chemical constants of the product.
However, in general, a type 1 carnauba wax or a type 3 carnauba wax is produced.
In some cases to achieve the defined color standards for each of these grades
For that purpose, a chemical bleaching step is required.
Thin films made with such waxes are translucent, but not colorless.
The method according to the invention does not change the chemical parameters of the product, so
The product thus obtained has excellent characteristics.
As above, sieving, cyclone air separation, water washing, centrifugation
The usual industrial processes involving the steps of filtration and filtration always contain large amounts of wax and
A residue is formed which requires treatment with an aliphatic solvent. Such recovered wax is
Reprocessed for sale as the conventional regular type carnauba wax.
Although Brazilian legislation does not place restrictions on the use of solvent recovery waxes,
The Drug and Drug Administration will ensure that chloroform-soluble residues do not exceed the specified amount.
The use of solvent-treated waxes and resins is permitted provided that and. Applicant's
In the new method-which is required to be patented here-the chlorinated solvent is
Not used, the final wax obtained contains no components soluble in chloroform (FD
Resolution A, HHS 175.300, 175.320 and 176.170
Please read the section).
As mentioned above, in the form of powders, fiber-containing wax powders and cakes from filters
Solvent extraction of such residues given, different types of solvents are added and recycled.
This is done with a stationary extractor. Most of these solvents are naphth
It is a moss. After circulating for many hours, the solution obtained above was pumped out.
And recover the solvent and distill for both treatments to obtain the wax extracted from the residue.
It is.
Then remove sand, plant debris, and other insoluble matter retained in the extractor.
The remaining residue containing is heated for many hours to recover residual solvent and then discharged.
You.
The steps of the method of the invention as claimed herein relate to both starting materials.
Type, with or without addition of wax alone or fatty gray wax alone
The same applies to any case of using A powder or type B powder.
And for these reasons, depending on the desired quality of raw materials and finished products.
The amount of chemicals used will vary, but the following paragraphs describe only one method.
Wax type A powder is used in Brazil for Carnaubeira or Carnaubeira.
(Carnauba), a young palm tree, Copernicia prunifera L
It is recognized as a powder obtained from leaves; wax type B powder is mature
It is recognized as a powder obtained from the leaves. Chop these leaves
When left to stand, dried, and beaten by hand or mechanically, a large amount of sand and plant residues are left.
A powder is further produced that further contains residue and other impurities.
Purchase the powder produced as described above, and analyze it for each lot of samples.
Processed in Applicants' processing plant according to its carnauba wax content, and
Stored according to source and average wax content.
As a first step in processing the powder into a finished refined wax, the powder vibrates.
Made of stainless steel that has an opening of less than 35 mesh
Keep all fibers and other large impurities on the screen.
The cleaned powder was placed in a stainless steel reactor and
So that all the waxes contained therein are completely dissolved at a temperature within the range of 60 to 80 ° C.
It is dissolved in the correct aliphatic solvent in the correct ratio. Between amount of wax, temperature and required amount of solvent
Has a known relationship, which is why it determines the amount of solvent to be used,
It is scientifically possible not to exceed the amount.
The aliphatic solvent to be used has a narrow distillation zone, preferably below 85 ° C.
Must be something that Markets like naphtha, heptane or hexanes
Commercial solvents can be used.
After the wax is completely dissolved, the solvent "solution" obtained in the above operation is a fine-grained solution.
A special basket for filtration through a filter or for continuous discharge of solids.
Completely cleaned with a centrifuge equipped with the other. All waxes and very small amounts of impurities
The above solvent solution containing is then fed to another reactor where it is according to the invention.
The following steps are performed.
After the above refining step, the wax originally present in the raw material (powder and / or wax)
The solvent solution containing all is fed to a separate reactor where the bleaching earth (bleach
ing earths) is added. Its bleaching effect on wax does not increase in the solvent solution.
It has been confirmed by the present inventor that it is much more effective than using the wax alone.
Was. Contact time is important for the result. These bleachable soils that are additives are
Of a blend of minerals capable of absorbing natural pigments in particle size or in waxes
Exactly which one is chosen. Bleachable soil allows for better reaction
For this purpose, it can be added in a single or double amount. For each one of this step
The reaction time is about 1 to about 2 hours.
The average bleaching soil is 68% silica oxide, 10% aluminum oxide, 5 iron oxides.
%, Magnesium oxide 3%, calcium oxide 2%, potassium oxide 2%, sodium oxide
It has an average content of 2% of helium. In addition, bleachable soil is generally
It has a strong force and a large contact surface (specific surface area), and its bulk density is 500-700 grams.
/ Liter.
The amount of bleachable soil is determined according to the final characteristics of the wax to be produced.
For such bleaching soil (also called fuller's soil), as a filling material,
Also has a very good effect, and for that reason nothing else in the following filtration steps
It is not necessary to add these filter aids. In this way, adding other filtering materials
The bleachable soil can be recovered for later use because it may be filtered without
And become possible.
Separate the above solvent solution with a fine filter to make the solution completely pure.
After the second filtration step to make the solution, the solution is placed under vacuum at a temperature below 80 ° C.,
It is preferably operated at a temperature in the range of 60 to 70 ° C. and a reduced pressure of 600 mmHg.
It is fed to a storage tank that supplies the raw materials to the distillation system.
After evaporating all the solvent contained in the above solvent solution, the wax is opened in stainless steel.
Delivered to a container where the chemical bleaching process uses a very small amount of hydrogen peroxide and
It is carried out according to the final type of wax that is to be manufactured. The product is
The addition of hydrogen peroxide is a professional technique, as no water should be included as a residue.
It is an operation that requires surgery and the reaction is exothermic, and carnauba wax
The boiling point of this increases the volume many times the original volume, so its initial temperature is limited.
Must be controlled.
Therefore, as described herein, wax oxidation must avoid this.
, So every part of the device that is in contact with the product is made of stainless steel
It is highly preferred that it is lined with glass or glass.
Temperature is controlled throughout the process and is in the range of 60-80 ° C for all operations.
Kept at temperature. Such temperatures are sufficient to remove all solvent in the final distillation step.
Therefore, only a trace amount of solvent remains in the wax, and indeed all the solvent is recovered.
It is.
The protection sought in the process of the invention for producing carnauba wax is attributed to its novel idea.
It can be done. Among these, the points pointed out by the present inventor are as follows.
RU:
(A) The present patent application enables continuous production of carnauba wax on an industrial scale.
Claims a method by which the wax is produced by existing methods
A wax with improved physical and chemical properties is produced;
(B) The present patent application enables the production of waxes with predetermined physical and chemical properties.
Claiming a method of
(C) The patent application is for all kinds of carnauba powder, type A powder or type
From any powder of B powder, or further powders and waxes mixed therewith, or
Is a method that enables the production of carnauba wax type 1 grade 1 yellow wax from wax alone.
Carnauba wax type 1 is a first-class yellow type 1 carnauba wax.
Is currently produced from the raw powder of type A,
It is completely impossible to obtain by the methods of. Currently manufactured
The raw powder is of poor quality, which also causes the quality of carnauba wax to deteriorate.
It has come to the point where the end user of the market can accept it. This case
Type 1 carnauba wax derived from the process of the present invention as claimed herein in a patent application
Has old-grade colors and features created many years ago;
(D) The present patent application states that when powder type A is used as a starting material,
As a product, type 1 carnauba wax colored almost white or very pale yellow
And / or it is possible to produce type 1 carnauba wax according to market requirements
Claims a method;
(E) The patent application is very light in color, low in ash content, and excellent
Type 3 with physical and chemical constants, a light fat gray carnauba wax
Claims a process that can be manufactured;
(F) The present patent application requires that the amount of hydrogen peroxide can be extremely reduced.
Also patented a method to control the adsorption of pigments existing in raw materials by using bleachable soil
Claiming;
(G) Amount of bleachable soil added, contact time and performance according to the method of the invention.
With the number of steps used, the total amount of those pigments can be absorbed,
Translucent film which is transparent and has no color derived from the type A starting powder
Can be given;
(H) Selection of a suitable aliphatic solvent; corresponding to the wax content in the raw material to be treated
The amount of solvent used; the amount used for the wax is fixed in the final step, whether it be color
Physical or chemical constants of hydrogen peroxide depending on the desired end product properties.
In addition to the new idea that the bleaching soil used in the method of the present application can be optimized
Thus, the present invention further provides a true chromatographic method during such production of carnauba wax.
As such, the color sources present in the wax can be separated. Such new wear
Thoughts change the prospects for all future uses of this wax, broaden its expectations, and
It makes it possible to produce waxes of the
Combined to enable the annual production of carnauba wax to grow gradually
You.