JPH09505757A - 子供用の安心感を高めるスリーピングバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 子供用スリーピングバッグ（１０）は、子供（３２）がバッグ（１０）内に抱き込まれると、感情的温さ及び安心感を子供に与えるように構成されている。バッグ（１０）は母の姿態の形態で構成され、母の保護と関連した柔らかさおよび優しさの感覚を更に高めるために織物（２４）および軟質の弾性充填材（２５）で製造されている。スリーピングバッグの開口部は、子供（３２）がバッグ（１０）に心地好く抱き込まれると、子供（３２）の頭が本質的に母の姿態の胸部の高さにあるように位置決めされる。ハートの形状の枕部（４０）は子供（３２）がその頭を載せる姿態の内側に設けられるのがよい。姿態には、子供が確実且つ安全に抱き込まれる感じを更に高めるために子供の首または肩の高さで開口部の周辺の腕部が設けられている。この姿態には、子供の世界で気に入った優しい仲間である多数の想像上の動物のうちの任意の１つの形態の三次元頭部（１２）が設けられている。例えば、このような想像上の動物としては、うさぎ、ねずみ、熊ならびに他の動物がある。姿態の頭部（１２）はスリーピングバッグの中心線から離れる方向に傾斜されており、姿態の視線が姿態の腕部に抱き込まれた眠っている子供に向けられるように片側にそれて面している。姿態の母の特性を更に強調するために、姿態は品のあるボディス（４６）、ゆったりした裾部（４２）及びエプロン（４４）を備えた代表的な母のような格好に装われている。

Description

【発明の詳細な説明】 子供用の安心感を高めるスリーピングバッグ 発明の背景 １．発明の分野 本発明は子供用のスリーピングバッグ（sleeping bag）に関し、特に、感情的 温さ及び安心感を子供に与えるように構成されたスリーピングバッグに関する。 ２．従来技術に関する説明 子供が屈伸性のある柔らかい織物製品との接触から満足及び安心感を得ること は周知である。お守り毛布（security blanket）及び抱き締め玩具（cuddling t oys）は、幼年期におけるこの強い共通の要望に向けられた装置の基本的な例と して容易に思いだされる。 従来技術には、子供が使用するスリーピングバッグが開示されており、これら のスリーピングバッグは感情的安心感を高め且つ強めるように、明確に構成され てはいない。例えば、米国特許第４，２３６，２６３号は、子供がワニの口に這 い込むスリーピングバッグを開示しており、米国特許第４，９７２，５３３号は 、幾分漠然とした被造物の形態の結合したスリーピングバッグ／掛け蒲団を述べ ており、この結合したものでは、被造物の頭部が、子供の頭を置く枕として機能 する。 発明の概要 従来技術と違って、本発明の子供用スリーピングバッグは、子供がバッグ内に 抱き込まれるときに感情的温さ／安心感をもたらすように構成されている。この バッグは、母のような人の姿態（maternal human figure）の胴部の形態に形成 され、母の保護（maternal protectiveness）を連想させる柔らかく優しい感じ を更に増すために、柔らかく弾力性のある充填材料を詰め込んだ織物で製造され ている。スリーピングバッグの開口部は、子供がバッグに心地好く抱き込まれる と、子供の頭が本質的に母の姿態の胸部の高さにあるように位置決めされる。ハ ート（heart）の形の枕部は、子供がその頭を載せる姿態（figure）の内側に設 けられるのがよい。その姿は、子供が確実且つ安全に抱き締められる印象（impr ession）を増すために、子供の首又は肩の高さで、開口部を囲む腕部を備え付け ている。この姿態は、子供の世界で気に入った優しい仲間である多数の想像上の 動物の任意の１つの形で三次元の頭部を備え付けている。例えば、このような想 像上の動物としては、うさぎ、ねずみ、熊及び他の動物がある。その姿態の頭部 は、スリーピングバッグの中心線から離れる方向に傾斜されており、姿態の視線 が姿態の腕部に抱き込まれた眠っている子供に向けられるように片側にそれて面 している。姿態の母の特徴を更に強調するために、姿態は品のあるボディス、ゆ ったりした裾部およびエプロンとを備えた代表的な母のような格好に装われてい る。 図面の簡単な説明 本発明を図面に関して説明する。図面のうち、 第１図は、本発明によるスリーピングバッグの図である。 第２図は、第１図の断面２−２に沿った図である。 好適な実施例の説明 第１図に見られるように、スリーピングバッグ１０は、頭部１２および胴部１ ４を有する母の姿態の形態で製造されている。第１図の断面２−２を示す第２図 を参照すると、ボディ１４は、軟質ライニング（soft lining）２４、織物裾部 ４２および織物模様縫いエプロンよりなる上側織物部分１５と、軟質織物ライニ ング２４’と基材２０との間に充填材２５を挟んでなる下側織物部分１９とを備 えている。要素２４、２４’、４２、４４よりなる織物は、軟質の軽量綿のもの であり、充填材２５はポリエステルまたは綿である。上側部分および下側部分１ ５、１９は側縫目２６、２８を形成するように側縁部に沿って、且つ底縫目３０ を形成するように下縁部に沿って接合されてバッグ状全構造体となっている。縫 い目２６、２８、３０は縫われた縫目でもよく、或いは当業界で公知な織物縁部 留め装置により構成されてもよい。 第１図を再び参照すると、姿態の頭部１２は三次元形態で製造されている。頭 部１２は下側胴部分１９の上端部で下側胴部分１９に接合されている。頭部１２ はスリーピングバッグ１０の中心線に対して中心を外れて傾斜されており、姿態 の頭部はスリーピングバッグ１０に抱き込まれた子供３２が占める位置の方を見 ている。また、軟質充填材、即ち、綿またはポリエステルが充填された織物円筒 部である姿態の腕部３６、３８が下側部分１９の上部分から出ている。腕部３６ 、３８は胴部１４の上側部分１５に重なってスリーピングバッグの開口部を実質 的に形成している。腕部３６はその長さ全体にわたって上側部分１５に取付けら れており、腕部３８は姿態の肩部に取付けられているが、子供３２がこの腕部を 握って自分を更に抱き締めるように移動自在である。スリーピングバッグ１０の 下側部分１９には、ハートの形状の枕部４０が取付けられており、この枕部４０ には、心拍心臓の音を刺激するように可聴心拍を伴う機械または電気時計状装置 が組み込まれているのがよい。 姿態１０は、その母の保護の外観を更に強調するように装われている。上側部 分１５の上部分は品のあるボディス４６として構成されており、上側部分１５の 下部分はエプロン４４により部分的に覆われたゆったりした裾部４２として構成 されている。 どの小さく硬い物体又は金属物体も解放されず、子供が飲み込む潜在的危険を もたらさないように、本発明のすべての要素が織物であることはわかるであろう 。例えば、姿態の頭部１２における目はボタンではなく、適切に着色された織物 片である。 好適な実施例について本発明を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲内 で種々の変形例および変更例を行うことができることは理解されよう。例えば、 以上に詳細に説明した母のような人の姿態を父のような人の姿態に容易に代え得 る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】 る方向に傾斜されており、姿態の視線が姿態の腕部に抱 き込まれた眠っている子供に向けられるように片側にそ れて面している。姿態の母の特性を更に強調するため に、姿態は品のあるボディス（４６）、ゆったりした裾 部（４２）及びエプロン（４４）を備えた代表的な母の ような格好に装われている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 安心感を高めるスリーピングバッグにおいて、 ａ） 想像上の特徴（character）の胴部の一部を定める袋状構造物（bag-lik e structure）を備え、該袋状構造物は、該袋状構造物に入るための入り口を有 しており、該入り口は上記袋状構造物により定められた長さ方向の軸線に実質的 に沿って、上記入り口に隣接している頭の載置部分を有しており、 ｂ） 上記頭の載置部分に最も近い上記袋状構造物に取付けられ、且つ上記袋 状構造物により定められた上記長さ方向の軸線から片寄っている想像上の特徴の 三次元の頭部と、 ｃ） 上記頭の載置部分を実質的に抱き締めるために、上記袋状構造物に取付 けられ、且つ上記想像上の特徴と適合する三次元腕構造物とを備え、上記三次元 頭部および腕構造物は、上記頭の載置部分を取り囲んで、上記スリーピングバッ グの占有者（occupant）に安心感を与えるようにしたことを特徴とする安心感を 高めるスリーピングバッグ。 ２．上記頭の載置部分は、上記頭部及び少なくとも一つの上記腕構造物に隣接し て配置されている枕部を有していることを特徴とする請求項１に記載の安心感を 高めるスリーピングバッグ。 ３．上記枕部はハートの形状をしていることを特徴とする請求項２に記載の安心 感を高めるスリーピングバッグ。 ４．上記頭の載置部分は可聴の眠り誘導音を生じる手段を有していることを特徴 とする請求項１に記載の安心感を高めるスリーピングバッグ。 ５．上記可聴の眠り誘導音は心臓の心拍であることを特徴とする請求項４に記載 の安心感を高めるスリーピングバッグ。 ６．上記想像上の特徴の上記胴部分は衣服に装われていることを特徴とする請求 項１に記載の安心感を高めるスリーピングバッグ。 ７．腕構造物は上記頭の載置部分を取り囲むように占有者により移動可能である ことを特徴とする請求項１に記載の安心感を高めるスリーピングバッグ。 ８．上記想像上の特徴は女性であることを特徴とする請求項１に記載の安心感 を高めるスリーピングバッグ。 ９．上記頭の載置部分は、上記三次元頭部が上記頭の載置部分の上方で、且つそ れから片寄るように、上記想像上の特徴の胸部に隣接していることを特徴とする 請求項１に記載の安心感を高めるスリーピングバッグ。 １０．上記袋状構造物は上側織物構造物および下側織物構造物で構成されている ことを特徴とする請求項１に記載の安心感を高めるスリーピングバッグ。