JP3027870U - 縫いぐるみ - Google Patents
縫いぐるみInfo
- Publication number
- JP3027870U JP3027870U JP1995013604U JP1360495U JP3027870U JP 3027870 U JP3027870 U JP 3027870U JP 1995013604 U JP1995013604 U JP 1995013604U JP 1360495 U JP1360495 U JP 1360495U JP 3027870 U JP3027870 U JP 3027870U
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- stuffed toy
- limbs
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- filling
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【課題】可愛らしい色々なポーズを取れ、多様な陳列状
態を楽しめると共に製造のコストや手間が増大しない縫
いぐるみの提供。 【解決手段】胴部6には、未充填部位17が形成されよ
うに詰め物13が充填されており、手足部2、3には、
樹脂ペレット15が充填されている。また、手足部2、
3と胴部6とのつけ根部位に位置する縫い代が、樹脂ペ
レット15が胴部6へ移動することを防止するようにな
っている。そして、頭部1と胴部6の間には、吊り下げ
陳列用の掛け具を兼ねた一体物の首輪体11が首部に嵌
挿されている。従って、未充填部位17に弾力性がない
ため全体にくたっとした印象のデザインとなり、頭部1
や手足部2、3の自在性が良好なので多様なポーズが取
れるようになると共に、長期の吊り下げ陳列をしても不
具合がない。
態を楽しめると共に製造のコストや手間が増大しない縫
いぐるみの提供。 【解決手段】胴部6には、未充填部位17が形成されよ
うに詰め物13が充填されており、手足部2、3には、
樹脂ペレット15が充填されている。また、手足部2、
3と胴部6とのつけ根部位に位置する縫い代が、樹脂ペ
レット15が胴部6へ移動することを防止するようにな
っている。そして、頭部1と胴部6の間には、吊り下げ
陳列用の掛け具を兼ねた一体物の首輪体11が首部に嵌
挿されている。従って、未充填部位17に弾力性がない
ため全体にくたっとした印象のデザインとなり、頭部1
や手足部2、3の自在性が良好なので多様なポーズが取
れるようになると共に、長期の吊り下げ陳列をしても不
具合がない。
Description
【0001】
本考案は、縫いぐるみに関するものである。
【0002】
縫いぐるみは、適宜の布地などで袋状の頭部、手足部、その他を作り、これら を中表状態に胴部へ縫い合わせることで適宜形状の一つの袋体とし、この袋体を 縫い代が内側となるようひっくり返して外表状態とした後、パンヤ、キワタ、綿 、ウレタン、スポンジなどの詰め物を袋体に十分に充填することで動物・人物な どを形作った後、目鼻付けや服着せなどの仕上げがなされる。
【0003】 すなわち、袋体への詰め物の充填は、動物・人物などの縫いぐるみが立ち形、 座り形、寝形などのポーズを取るのに必要な分だけ十分に行うのが普通であり、 手足部や頭部に外力を加えない状態、すなわち「陳列状態」では、手足部や頭部 のつけ根部位に存在する詰め物の弾力のために常に一定のポーズに復元してしま い、ポーズの多様性という点で面白さを欠いてしまう。もちろん、頭部や手足部 を胴部とは別々の袋体に縫い合わせてそれぞれに詰め物をした後、可動状態に縫 い付けるなり操り人形のようにジョイントを介して接続すれば、自由なポーズを 取りうるが、縫いぐるみの製造コストや手間がかかるし、デザイン的な制約(手 足部や頭部のつけ根が細くなってしまうために可愛らしさが演出できない)を受 けてしまうなどの問題がある。
【0004】 また、縫いぐるみを置いて飾るだけでなく吊り下げて飾ることもできるように 、例えば頭部に吊り下げ用の紐や紐輪を縫い付けて、陳列状態の多様化を図った ものがあるが、紐や紐輪の縫い付けの手間が増すうえ、長期にわたって吊り下げ ておくと縫いぐるみの外皮(袋体)が引っ張られて顔つきが変わってしまうなど の問題がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、いろいろなポーズを取れ多様な陳列状態を楽しめる と共に可愛らしい印象を与えることができ、且つ製造の手間やコストがかからな い縫いぐるみを提供することにある。
【0006】
本発明は、頭部、胴部、手足部が一つの袋体に縫い合わされ、詰め物が充填さ れた縫いぐるみにおいて、胴部にはその頭部よりの部分に未充填部位若しくは粗 充填部位を形成すべく部分的に詰め物が充填されており、手足部には頭部及び胴 部の詰め物より比重の重いペレット状物が充填されていることを特徴とするもの である。従って、上記のようになった縫いぐるみは、未充填部位若しくは粗充填 部位に詰め物の弾力性が存在しないか若しくは事実上存在しないから、いわゆる 首の座らない状態となり、縫いぐるみ全体が力なく「くたっとした印象」を与え 可愛らしさを演出できる。さらに、頭部だけでなく手足部も自在に動き、うつ伏 せ形、仰向け形、横臥形、座り形、さらには手や足の上に顎を載せた状態などの 多様なポーズを取ることができるのはもちろん、手足部が頭部や胴部より比較的 重いので、例えば、手のつけ根(脇の下の部分)を棒、紐、壁の上縁などに引っ かけた状態で飾ることができる。そして、ポーズや陳列状態の多様化のために、 手足部や頭部を可動に縫い付けたりジョイントを介して接続する必要がないし、 詰め物の充填作業を多少変えるだけでよいから、製造の手間やコストが殆ど増大 しない。なお、上記「ペレット状物」は、形状及び素材に特に限定のあるもので はなく、球状、円柱状、キュービック状などに形成された樹脂製、金属製、木製 、ガラス製などのものを含むものとする。
【0007】 さらに、上記の縫いぐるみは、頭部と胴部の間の括れ部位に、頭部又は胴部よ り小径の吊り下げ陳列用の掛け具を兼ねた首輪体が嵌挿されているものとすると 、首輪体が基本的に外れないから幼児の呑み込み事故なども防げるし、吊り下げ 陳列用の紐や紐輪を縫い付ける必要がないから、その分製造の手間がかからずよ り好適である。また、長期にわたって吊り下げて陳列しておいても外皮のみが引 っ張られて顔つきが変わるなどの不都合がない。首輪体の括れ部位への嵌挿は、 頭部及び/又は胴部へ詰め物を充填する前に、首部へ首輪体を嵌挿し、その後に 胴部及び/又は頭部に詰め物を充填することによって行う。なお、上記「首輪体 」とは、樹脂製又は金属製の素材でなるリング環状、帯環状、鎖環状、紐環状を 含むものであって、基本的に素材の切断によらなければ「輪」を切り離せないも のを言う。
【0008】 また、上記縫いぐるみは、胴部と手足部との縫い代が、ペレット状物の胴部へ の通過を抑える幅サイズに縫い合わされているものとするといっそう好適である 。上記幅サイズは、望ましくは手足部のつけ根の直径の半分以上とするのがよい が、実際には、手足部をやや先太り形状にデザインすると、手足部のつけ根がボ トルネックとなってペレットの通過が抑えられるので、手足部のつけ根の直径の 半分以下であってもよい。
【0009】
図1〜9を参照しながら本考案の縫いぐるみに係る実施形態について、その製 造順を追いながら説明する。まず縫いぐるみのデザイン(この例では犬形の動物 を例にあげるが、例えば「おむつをした赤ちゃん」といった種々のデザインが可 能である)に応じて図1に示すような型紙を起こし、これに合わせて打ち抜き型 を作成した後、適宜の布地を重ねて打ち抜き、縫いぐるみの部分外皮を裁断する 。これらを頭部1、手足部としての前足部2及び後足部3、耳部4、尾部5など のパーツに部分縫製し、次いで図2に示すように、胴部6の所定位置に各パーツ を中表状態に縫い合わせて一つの袋体7を形成する。すなわち、この過程では各 パーツの縫い代は袋体7の外側に存在し、耳部4と尾部5は袋体7の内部に存在 している。なお、図中“8”は袋体7への充填用の開口部である。
【0010】 次に、中表状態の袋体7を外表状態にひっくり返し、頭部1に目鼻づけを行っ た後、図3に示すように、樹脂一体成形されたリング11(首輪体)を頭部1又 は胴部6から入れて縫いぐるみの首部分(頭部1と胴部6の縊れ部位)に嵌挿す る。
【0011】 次に、図4に示す如く、パイプ状のノズル管12を頭部1に差し込み、詰め物 としてのパンヤ13をエアーと共に送り込み、適度の弾性を有するように密に充 填する。同様に、胴部6の図示において下部分だけにもパンヤ13を充填する。 パンヤ13の充填によりリング11の内径より頭部1及び胴部6が大きくなりリ ング11は基本的に袋体7から外れない状態となる。
【0012】 次に、図5に示す如く、パイプ状のノズル管14を、胴部6のパンヤ13を押 し分けて後足部3に差し込み、ペレット状物としての樹脂ペレット15をエアー と共に送り込む。同様に、前足部2にも樹脂ペレット15をエアーと共に送り込 み、その後、開口部8を縫合する。
【0013】 この後、目引き(縫いぐるみの表情作りのため目の周囲を糸で窪ませる作業) 、口書き(口を糸で描く作業)、毛出し(縫い目に挟まれ横倒しとなった毛を立 たせて縫い目を隠す作業)を経て、さらに必要に応じて、服着せや、帽子、リボ ン、小物の縫い付けを行い、図6の如くの縫いぐるみ16が完成する。なお、同 図はパンヤ13と樹脂ペレット15の充填状態をも示すもので、胴部6の図示に おいて上部分(胸部)には未充填部位17が形成されており、この部位において はパンヤ13の弾性力が存在しないため、頭部1は胴部6に対して自在に動くこ とができる。
【0014】 図7に、図6のA−A線の断面を概略的に示す。前足部2のつけ根部位18に 位置する縫い代19(図1、図2)の幅サイズが、前足部2のつけ根部位18内 径のほぼ半分となっており、樹脂ペレット15の未充填部位17への移動を防ぐ ようになっている。また、後足部3のつけ根部位の縫い代も、前足部2と同様の 幅サイズとなっているが、パンヤ13が後足部3のつけ根部位を押さえることと なるので、後足部3のつけ根部位内径が前足部2より多少太くそのつけ根部位の 縫い代が完全に閉塞していなくても、後足部3の樹脂ペレット15は胴部6へ移 動しない。
【0015】 図6及び図7から明らかなように、前足部2及び後足部3と、胴部6との接続 部位には密に充填されたパンヤ13が連続して存在せず、この部位においてはパ ンヤ13の弾性力が存在しないため、前足部2及び後足部3は胴部6に対して自 在に動くことができる。このように、頭部1及び前足部2及び後足部3が胴部6 に対して自在に動き、且つ胸部に弾性力を有しないので、縫いぐるみ16は、図 7に示すように手足を広げた状態のポーズ、図8のように頭部1を垂れ力なく座 ったポーズ、図9のような吊り下げポーズなど、可愛らしい色々なポーズを取る ことができる。
【0016】
本考案の縫いぐるみは、いろいろなポーズを取れ多様な陳列状態を演出でき、 可愛らしいデザインを有していると共に、従来の縫いぐるみと比較して製造の手 間やコストが殆ど上昇しないという効果を奏するものである。
【図1】この考案に係る製造方法で作られる縫いぐるみ
の部分外皮を示す図。
の部分外皮を示す図。
【図2】図1の部分外皮を中表状態に縫い合わせた袋体
を示す図。
を示す図。
【図3】外表状態の袋体に首輪体を嵌装する図。
【図4】詰め物を充填する図。
【図5】樹脂ペレットを充填する図。
【図6】縫いぐるみの陳列状態を示すと共に内部の充填
状態を示す平面図。
状態を示す平面図。
【図7】図6のA−A線の概略的な断面図。
【図8】縫いぐるみの陳列状態を示す斜視図。
【図9】縫いぐるみの他の陳列状態を示す側面図。
1 頭部 2 前足部(手足部) 3 後足部(手足部) 6 胴部 7 袋体 8 開口部 9 スタンド 10 押さえ具 11 リング(首輪体) 13 パンヤ(詰め物) 15 樹脂ペレット(ペレット状物) 16 縫いぐるみ 17 未充填部位 18 つけ根部位 19 縫い代
Claims (3)
- 【請求項1】 頭部、胴部、手足部が一つの袋体に縫い
合わされ、詰め物が充填された縫いぐるみにおいて、 胴部にはその頭部よりの部分に未充填部位若しくは粗充
填部位を形成すべく部分的に詰め物が充填されており、
手足部には頭部及び胴部の詰め物より比重の重いペレッ
ト状物が充填されていることを特徴とする縫いぐるみ。 - 【請求項2】 頭部と胴部の間の括れ部位に、頭部及び
胴部より小径の一体物でなる首輪体が嵌挿されている請
求項1に記載の縫いぐるみ。 - 【請求項3】 胴部と手足部との縫い代が、ペレット状
物の胴部への通過を抑える幅サイズに縫い合わされてい
る請求項1又は請求項2に記載の縫いぐるみ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995013604U JP3027870U (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 縫いぐるみ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995013604U JP3027870U (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 縫いぐるみ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027870U true JP3027870U (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=43162963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995013604U Expired - Lifetime JP3027870U (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 縫いぐるみ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027870U (ja) |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP1995013604U patent/JP3027870U/ja not_active Expired - Lifetime
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