JPH09501642A - 空気式コンベヤシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 内部の圧力を維持しながら、材料が送られる材料入口（１１）を有する加圧送り容器（９）を具備する空気式コンベヤ管路（３）内に粒状又は粉状材料を供給するための装置を開示する。圧力は前記送り容器の内部と排出口の間で等化され、該排出口は、複数の放射状羽根（３１）の下方に配置された空気式コンベヤ管路入口に近接する該羽根間に落下する材料を送るため、ほぼ垂直な軸の周りを回転するために設けられた周辺に間隔のある前記複数の放射状羽根を有する材料送り装置（１５）を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 空気式コンベヤシステム この発明は材料送りの空気式コンベヤシステムに関し、特に粒状又は粉状の 材料を当該空気式コンベヤ管路に送る構成部材に関する。 スクリュー型装置を組み入れた空気式コンベヤ管路内に材料を供給するため の装置が提供されていることは周知となつている。前記装置を組み入れたものは 、計測フィーダ装置として使用される場合、当該スクリュー型装置に固有の柔弱 性のため、微粉状材料を操作する処理能力には制限がある。代表的には、材料の ６ｍ³／時以上の大きな流動量の場合には、多くの微粉状材料が空気を保留し、 かつスクリュー型装置内に”流体”状態で残存する傾向が見受けられる。こうし た状態では、管内で回転するスクリューと管との摩擦関係が失われて材料はスク リュー装置を介して制御不可能に、”どっと流れ”たり、又は流出したりするこ とになる。 この発明は、加圧送り容器内部の圧力を維持しながら材料が供給される材料 入口を具備する前記加圧送り容器と、材料が空気式コンベヤ管路に送られる材料 排出口を具備する前記容器と、それぞれの圧力を等化するため前記送り容器の内 部と排出口とをその内部の圧力をバランスするため相互接続する圧力等化手段及 び複数の羽根の下方に配置された前記空気式コンベヤ回路の入口に近接する複数 の羽根間に落下する材料を送るためほぼ垂直な軸の周りを回転するために設けら れた周辺に間隙のある前記複数の放射状羽根を有する材料送り装置を具備する前 記材料排出口とからなる粒状又は粉状材料を空気式コンベヤ管路に供給するため の装置を提供するものである。 この発明の装置においては、供給される材料は流体状のもので差し支えなく 、かつ当該装置は、こうした状況下で完全にして、かつ正常な機能をなすもので ある。１００ｍ³／時を超える処理能力が可能である。 容器内の圧力が材料が供給される管路の圧力と等化される該容器内では回転 羽根式送り装置を使用することによつて、該容器と管路間の圧力差をなくするこ とが可能となり、その結果当該装置は極めて高圧下において使用可能である。該 容器に関する唯一の制限としては、各構成物材の強度及び複数の羽根を回転させ るシャフトのシールである。その結果、２０バーグ(barg)又はそれ以上の圧力に て適応可能である。 前述した圧力等化の故に、複数の回転羽根とハウジングとの間に極めて小さ いクリアランスを設ける必要はない。こうした小さいクリアランスは、送り容器 内部と空気式コンベヤ管路との間に重大な圧力差があつた場合に必要とされる。 以下、この発明にかかる実施例を添付図面にもとずいて説明する。 図１はこの発明にかかる装置の概略正面図。 図２は図１の装置の材料送り装置の要部を詳細に示す縦断面図。 図３は図１の装置の前記送り装置の一部を詳細に示す平面図。 添付図面の図１において、空気式コンベヤ管路３内に粒状又は粉状材料を供 給するための装置１は材料用ストレージ ビン５の下方に配設され、かつ圧力容 器７及び９を具備する複式圧力容器システムからなる。こうした構成で、材料は ストレージ ビン５からバルブ１１を介して圧力容器７内に送られる。バルブ１ １は閉じられ、容器７は加圧されて、材料はバルブ１３を介して圧力容器９内に 送られる。このようにして、容器９内の圧力は、全システムの操作中維持されう る。 圧力容器９の底部には、以下詳述する回転羽根装置を具備する材料送り装置 １５が配設されるている。該装置１５は材料を圧力容器９から空気式コンベヤ管 路３内に送り出し、送り出し空気はパイプ１７を介して装置１５に送られる 。前記パイプ１７及び圧力容器９の内部は相互連続する平衡管１９であり、その 結果送り装置１５内の圧力は圧力容器９内の圧力とバランスされたものとなつて いる。 材料はレベル プローブ(level probe)２１上方の圧力容器９内の材料レベ ルを維持するに十分なまで容器７を介して圧力容器９内にストレージ ビン５か ら供給される。 添付図面の図２及び図３において、圧力容器９内の材料２１は回転送り装置 １５によつて空気式コンベヤ管路３に送られ、送り空気はパイプ１７により前記 装置に供給される。回転送り装置１５は、垂直軸の周りを回転するため設けられ 、かつモータ及びギヤーボックス装置２５によつて駆動される駆動シャフト２３ を具備する。圧力容器９の底部にボルトで固定されたハウジング２７内の駆動シ ャフト２３に周辺に間隔をもつ複数の放射状羽根３１を具備する回転子２９を設 ける。 回転子２９の真上に、かつ該回転子の回転により吹き払われる部分の殆ど半 分の部分に伸長するプレート３３が配設されている。プレート３３は複数の回転 羽根３１によつて分離されているが、空気式コンベヤ管路３への入口の真上に配 設されている。駆動シャフト２３は回転子２９及び圧力容器９内に終結するプレ ート３３の上方に短い長さで伸長している。駆動シャフト２３の上方向に周辺に 等間隔を有する３個の放射状に伸びるパドル３７を具備する外車３５が設けられ る。 図２において、矢印で示されるごとく、材料は圧力容器９から流下し、かつ 外車のパドルによつて空気式コンベヤ管路３の入口の反対側の回転予側の複数の 回転羽根３１間のポケット内に吹き払われ、他方の側はプレート３３によつてブ ロックされる。回転子２９の回転にともなつて、材料は管１７からの前記管路３ 内に使用目的にもとずいて供給される空気によつてその送りが促進される。送り 装置１５内の圧力とその上方部の圧力容器９内の圧力とのバランスの故 に、圧力差がある場合に必要とされる回転子２９とそのハウジング２７間の極め て少ないクリアランスの必要はなく、管路３内で到達される圧力は容器の強度及 び送り装置１５内の軸封によつて制限されるのみである。 材料の流量についての調整は、電気周波数可変装置を具備するモータ２５の 速度を変更することで達成可能である。極めて正確な送り速度の制御をなすため には、下方の容器を適当な計量システムに設けることが可能である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年６月１５日 【補正内容】 明細書 発明の名称 空気式コンベヤシステム この発明は材料送りの空気式コンベヤシステムに関し、特に粒状又は粉状の 材料を当該空気式コンベヤ管路に送る構成部材に関する。 スクリュー型装置を組み入れた空気式コンベヤ管路内に材料を供給するため の装置が提供されていることは周知となつている。前記装置を組み入れたものは 、計測フィーダ装置として使用される場合、当該スクリュー型装置に固有の柔弱 性のため、微粉状材料を操作する処理能力には制限がある。代表的には、材料の ６ｍ³／時以上の大きな流動量の場合には、多くの微粉状材料が空気を保留し、 かつスクリュー型装置内に”流体”状態で残存する傾向が見受けられる。こうし た状態では、管内で回転するスクリューと管との摩擦関係が失われて材料はスク リュー装置を介して制御不可能に、”どっと流れ”たり、又は流出したりするこ とになる。 ＥＰ−Ａ−０２１２２５６において、供給器とコンベヤ管路間に補助パイプを 使用することでコンベヤ管路投入量とコンベヤ管路間の圧力差を緩和するパイプ の活用による空気式コンベヤシステムが開示されている。残念ながら、前記開示 には当該コンベヤ管路内が高圧の場合における供給器ホッパーの漏れとか、当該 装置の効用についてはその記載がない。 この発明は、材料が送くられる材料入口を具備する送り容器と、材料が空気式 コンベヤ管路に送られる材料排出口を具備する前記容器と、複数の放射状羽根の 下方に配置された前記空気式コンベヤ管路入口に近接する複数の放射状羽根間に 落下する材料を送るため、ほぼ垂直な軸の周りを回転するために設けられた周辺 に間隔のある前記複数の放射状羽根を有する材料送り装置を具備する前記材料排 出口とからなる粒状又は粉状材料を空気式コンベヤ管路内に供給するための装置 にして、 前記送り容器が加圧され、材料が該送り容器内に送られた場合、容器内の圧力 を維持するための手段及び前記送り容器内部と前記排出口とをその圧力をバラン スするために相互接統する圧力等化手段とからなること特徴とする前記粒状又は 粉状材料を空気式コンベヤ管路内に供給するための装置を提供するものである。 この発明の装置においては、供給される材料は流体状のもので差し支えなく 、かつ当該装置は、こうした状況下で完全にして、かつ正常な機能をなすもので ある。１００ｍ³／時を超える処理能力が可能である。 容器内の圧力が材料が供給される管路の圧力と等化される該容器内では回転 羽根式送り装置を使用することによつて、該容器と管路間の圧力差をなくするこ とが可能となり、その結果当該装置は極めて高圧下において使用可能である。該 容器に関する唯一の制限としては、各構成物材の強度及び複数の羽根を回転させ るシャフトのシールである。その結果、２０バーグ(barg)又はそれ以上の圧力に て適応可能である。 前述した圧力等化の故に、複数の回転羽根とハウジングとの間に極めて小さ いクリアランスを設ける必要はない。こうした小さいクリアランスは、送り容器 内部と空気式コンベヤ管路との間に重大な圧力差があつた場合に必要とされる。 以下、この発明にかかる実施例を添付図面にもとずいて説明する。 図１はこの発明にかかる装置の概略正面図。 図２は図１の装置の材料送り装置の要部を詳細に示す縦断面図。 図３は図１の装置の前記送り装置の一部を詳細に示す平面図。 添付図面の図１において、空気式コンベヤ管路３内に粒状又は粉状材料を供 給するための装置１は材料用ストレージ ビン５の下方に配設され、かつ圧力容 器７及び９を具備する複式圧力容器システムからなる。こうした構成で、材料は ストレージ ビン５からバルブ１１を介して圧力容器７内に送られる。バルブ１ １は閉じられ、容器７は加圧されて、材料はバルブ１３を介して圧力容器９内に 送られる。このようにして、容器９内の圧力は、全システムの操作中維持されう る。 圧力容器９の底部には、以下詳述する回転羽根装置を具備する材料送り装置 １５が配設されるている。該装置１５は材料を圧力容器９から空気式コンベヤ管 路３内に送り出し、送り出し空気はパイプ１７を介して装置１５に送られる。前 記パイプ１７及び圧力容器９の内部は相互連続する平衡管１９であり、その結果 送り装置１５内の圧力は圧力容器９内の圧力とバランスされたものとなつている 。 材料はレベル プローブ(level probe)２１上方の圧力容器９内の材料レベ ルを維持するに十分なまで容器７を介して圧力容器９内にストレージ ビン５か ら供給される。 添付図面の図２及び図３において、圧力容器９内の材料２１は回転送り装置 １５によつて空気式コンベヤ管路３に送られ、送り空気はパイプ１７により前記 装置に供給される。回転送り装置１５は、垂直軸の周りを回転するため設けられ 、かつモータ及びギヤーボックス装置２５によつて駆動される駆動シャフト２３ を具備する。圧力容器９の底部にボルトで固定されたハウジング２７内の駆動シ ャフト２３に周辺に間隔をもつ複数の放射状羽根３１を具備する回転子２９を設 ける。 回転子２９の真上に、かつ該回転子の回転により吹き払われる部分の殆ど半 分の部分に伸長するプレート３３が配設されている。プレート３３は複数の回転 羽根３１によつて分離されているが、空気式コンベヤ管路３への入口の真上に配 設されている。駆動シャフト２３は回転予２９及び圧力容器９内に終結するプレ ート３３の上方に短い長さで伸長している。駆動シャフト２３の 上方向に周辺に等間隔を有する３個の放射状に伸びるパドル３７を具備する外車 ３５が設けられる。 図２において、矢印で示されるごとく、材料は圧力容器９から流下し、かつ 外車のパドルによつて空気式コンベヤ管路３の入口の反対側の回転子側の複数の 回転羽根３１間のポケット内に吹き払われ、他方の側はプレート３３によつてブ ロックされる。回転子２９の回転にともなつて、材料は管１７からの前記管路３ 内に使用目的にもとずいて供給される空気によつてその送りが促進される。送り 装置１５内の圧力とその上方部の圧力容器９内の圧力とのバランスの故に、圧力 差がある場合に必要とされる回転子２９とそのハウジング２７間の極めて少ない クリアランスの必要はなく、管路３内で到達される圧力は容器の強度及び送り装 置１５内の軸封によつて制限されるのみである。 材料の流量についての調整は、電気周波数可変装置を具備するモータ２５の 速度を変更することで達成可能である。極めて正確な送り速度の制御をなすため には、下方の容器を適当な計量システムに設けることが可能である。 請求の範囲 １．材料が供給される材料入口（１３）を具備する送り容器（９）と、 材料が空気式コンベヤ管路（３）に送られる材料排出口を具備する前記容器 と、 複数の羽根の下方に配置された前記空気式コンベヤ管路入口に近接する複数 の羽根間に落下する材料を送るためほぼ垂直な軸の周りを回転するために設けら れた周辺に間隔のある前記複数の羽根（３１）を有する材料送り装置（１５）を 具備する前記材料排出口とからなる粒状又は粉状の材料を空気式コンベヤ管路に 供給するための装置にして、 前記送り容器が加圧され、材料が当該送り容器内に送られた場合、容器内の圧 力を維持するための手段及び前記送り容器（９）内部と前記排出口とをその圧力 をバランスするために相互接続する圧力等化手段（１９）とからなることを特徴 とする前記粒状又は粉状の材料を空気式コンベヤ管路に供給するための装置。 ２．前記複数の放射状羽根は前記送り容器の下方に配置された駆動機構向つて下 方向に該送り装置の底部において中心位置から伸長する共通駆動シャフトに回転 のため配設された前記請求項１に記載の装置。 ３．前記送り装置は複数の放射状羽根によつて吹き払われるスペースの少なくと も一部分上に水平に伸びるプレートを具備する前記請求項１又は２に記載の装置 。 ４．前記プレートは前記複数の放射状羽根によつて吹き払われる区分のほぼ半分 の部分上に伸長せる前記請求項３に記載の装置。 ５．共通駆動シャフトに、又駆動シャフト（２３）にも設けられた前記複数の放 射状羽根（３１）は前記放射状羽根方向に材料の良好な送りを保証するため前記 羽根の上部に置かれた材料を吹き払うための掃引手段である前記各請求項に記載 の装置。 ６．前記掃引手段は周辺に間隔を有する放射状に伸長する複数のパドルを有する 外車の形状をなす前記請求項５に記載の装置。 ７．前記材料排出口は前記容器の中心から外方向に放射状に配置された複数の放 射状羽根の下方位置から下方向に、かつ放射状に前記送り装置の底部から伸長す る前記各請求項に記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ， ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．加圧送り容器内部の圧力を維持しながら、材料が供給される材料入口を具備 する前記加圧送り容器と、 材料が空気式コンベヤ管路に送られる材料排出口を具備する前記容器と、 それぞれの圧力を等化するため前記送り容器の内部と前記排出口とをその内 部の圧力をバランスするために相互接続する圧力等化手段、及び 複数の羽根の下方に配置する空気式コンベヤ管路入口に近接する複数の羽根 間に落下する材料を送るためほぼ垂直な軸の周りを回転するために設けられた周 辺に間隔のある前記複数の前記羽根を有する材料送り装置を具備する前記材料排 出口とからなる粒状又は粉状の材料を空気式コンベヤ管路に供給するための装置 。 ２．前記複数の放射状羽根は前記送り容器の下方に配置された駆動機構向つて下 方向に該送り装置の底部において中心位置から伸長する共通駆動シャフトに回転 のため配設された前記請求項１に記載の装置。 ３．前記送り装置は複数の放射状羽根によつて吹き払われるスペースの少なくと も一部分上に水平に伸びるプレートを具備する前記請求項１又は２に記載の装置 。 ４．前記プレートは前記複数の放射状羽根によつて吹き払われる区分のほぼ半分 の部分上に伸長せる前記請求項３に記載の装置。 ５．共通駆動シャフト及び前記複数の放射状羽根の上方部の駆動シャフトにも設 けられた前記複数の放射状羽根は該羽根の方向に材料の良好な送りを保証するた め前記羽根の上部に置かれた材料を吹き払うための掃引手段である前記各請求項 に記載の装置。 ６．前記掃引手段は周辺に間隔を有する放射状に伸長する複数のパドルを有する 外車の形状をなす前記請求項５に記載の装置。 ７．前記材料排出口は前記容器の中心から外方向に放射状に配置された複数の放 射状羽根の下方位置から下方向に、かつ放射状に前記送り装置の底部から伸長す る前記各請求項に記載の装置。