JPH0949601A - コゼネボイラ - Google Patents
コゼネボイラInfo
- Publication number
- JPH0949601A JPH0949601A JP20195095A JP20195095A JPH0949601A JP H0949601 A JPH0949601 A JP H0949601A JP 20195095 A JP20195095 A JP 20195095A JP 20195095 A JP20195095 A JP 20195095A JP H0949601 A JPH0949601 A JP H0949601A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- steam
- once
- water
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】エネルギー使用が合理化できるコヤネボイラの
提供。 【解決手段】貫流ボイラにより高圧高温ボイラを容易に
構成し、高圧タービンで動力を発生し、排気を熱交換器
に入れて、低圧蒸気を発生する。 【効果】簡単な施設で動力と蒸気を同時に効率よく発生
できて社会の進歩に役立つ。
提供。 【解決手段】貫流ボイラにより高圧高温ボイラを容易に
構成し、高圧タービンで動力を発生し、排気を熱交換器
に入れて、低圧蒸気を発生する。 【効果】簡単な施設で動力と蒸気を同時に効率よく発生
できて社会の進歩に役立つ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセスや暖房などに使
用する、中小規模のボイラの改良に関するものである。
用する、中小規模のボイラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来はパッケージ水管ボイラ、炉筒煙管
ボイラ、貫流ボイラなどが使用され、一般的にコンパク
トに洗練されてきたが、機能的には大きな変化はなかっ
た。
ボイラ、貫流ボイラなどが使用され、一般的にコンパク
トに洗練されてきたが、機能的には大きな変化はなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】単に蒸気を発生するだ
けでなく、同時に電力も高効率に発生して、採算性を高
め、エネルギー経済の発展を計るものである。これには
電力発生に必要な高圧高温の蒸気を面倒な保守管理なし
に発生する点や、価格の低減が問題である。
けでなく、同時に電力も高効率に発生して、採算性を高
め、エネルギー経済の発展を計るものである。これには
電力発生に必要な高圧高温の蒸気を面倒な保守管理なし
に発生する点や、価格の低減が問題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】高圧ボイラ部を貫流ボイ
ラとし、しかもズルツァー型の貫流ボイラのような汽水
分離器の無い簡単安価なものとする。すなわち過熱器は
自由に伸縮して、給水と燃料の割合だけで過熱蒸気温度
が決定され、特別な温度調整装置を要しない。これを可
能とするためには給水の質を上げる必要が有り、この回
路の給水は全量をコンデンセートとする。このため高圧
タービンの排気は全量を蒸気発生器に入れてコンデンス
せしめリサイクルする。汽水分離器はある程度のスケー
ル分を除去する能力があった。一方蒸気発生器に送給す
る水は未処理の低級の水で充分である。これは伝熱面が
蒸気で加熱され、スケールが付着しても伝熱面温度は蒸
気温度になるだけで、従来のボイラの燃焼ガスで加熱さ
れる伝熱面のように、過熱され破裂することが無いから
である。従って水処理に神経を使う必要の無い頑丈なボ
イラと言える。さらに貫流ボイラ部は殆ど水管だけの簡
単な構造のため予備を設けることが容易で、弁で切替て
故障時に対応できて信頼性が高い。ついで蒸気発生器も
竪型ドラムに伝熱面を収めた簡単な構造に出来、胴の下
部のフランジの解放により、内部伝熱面が、直接に目前
にアクセス出来、スケールをハンマーで叩き落とした
り、伝熱面の修理も容易にできる素朴さがある。このた
め高級な機能を有しながら、またタフな特色がある。
ラとし、しかもズルツァー型の貫流ボイラのような汽水
分離器の無い簡単安価なものとする。すなわち過熱器は
自由に伸縮して、給水と燃料の割合だけで過熱蒸気温度
が決定され、特別な温度調整装置を要しない。これを可
能とするためには給水の質を上げる必要が有り、この回
路の給水は全量をコンデンセートとする。このため高圧
タービンの排気は全量を蒸気発生器に入れてコンデンス
せしめリサイクルする。汽水分離器はある程度のスケー
ル分を除去する能力があった。一方蒸気発生器に送給す
る水は未処理の低級の水で充分である。これは伝熱面が
蒸気で加熱され、スケールが付着しても伝熱面温度は蒸
気温度になるだけで、従来のボイラの燃焼ガスで加熱さ
れる伝熱面のように、過熱され破裂することが無いから
である。従って水処理に神経を使う必要の無い頑丈なボ
イラと言える。さらに貫流ボイラ部は殆ど水管だけの簡
単な構造のため予備を設けることが容易で、弁で切替て
故障時に対応できて信頼性が高い。ついで蒸気発生器も
竪型ドラムに伝熱面を収めた簡単な構造に出来、胴の下
部のフランジの解放により、内部伝熱面が、直接に目前
にアクセス出来、スケールをハンマーで叩き落とした
り、伝熱面の修理も容易にできる素朴さがある。このた
め高級な機能を有しながら、またタフな特色がある。
【0005】
【実施例】実施例について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の全体構造図である。1は貫流ボイラであ
り、普通蒸発量、毎時1〜10t程度とする。構成する
水管も出来るだけ、定尺の直管を使用し、加工費を節減
する。これは貫流ボイラで水管を長く接続するだけで構
成出来る、からである。これで燃焼室と対流伝熱面を形
成する。過熱器も境目無く連続して直管で構成され、そ
の面積は自動的に変化し、汽水ドラムや汽水分離器付き
の過熱器定面積ボイラと異なり、厄介で高価な高圧用の
厚肉ドラムや水面計が不要であり、水面の低下と空釜に
よる爆発の危険も無い。戦後国内で発達した小型貫流ボ
イラは、すべて汽水分離器付きであるが、これはある程
度の悪質給水にも耐えるための必然の構造であった。2
は高圧タービンであり100気圧、500度C程度の条
件とする。この程度の圧力、温度では過熱管も特殊鋼の
必要無く、安全、安価に構成できる。このタービンの構
造も小容量高圧のため、SLの前照燈タービンのような
一体削り出しの簡単なものが適している。3は蒸気発生
器であり、高圧タービン2の排気を熱源として、低圧の
プロセス蒸気を発生する。4は熱交換器であり、蒸気発
生器3の下方に設けられる。この蒸発管の中に高圧ター
ビン2の排気が入り、外側の蒸気発生器3の缶水を蒸発
せしめ、それ自身はコンデンセートとなり、貫流ボイラ
1の回路へ還流する。5は解放フランジであり、ボルト
の脱着により蒸気発生器自身の点検修理、熱交換器のス
ケールの掃除、点検、補修などを容易に行なえる。解放
フランジ5の位置が、熱交換器4の下方のため、その全
周が解放され、接近性が高く、悪質給水にも適してい
る。6は高圧給水ポンプであり、小容量で高圧のため、
普通容積型を使用する。これは熱交換器4のコンデンセ
ートを吸入して、高圧にして貫流ボイラ1に流動せしめ
る。7は低圧給水ポンプであり、原水を低圧の蒸気発生
器3へ給水する。これは低圧のため普通タービンポンプ
を使用する。ポイラの燃料としては石油やガスのみなら
ず、石炭や廃棄物でも問題が無い点はエンジンのコゼネ
と異なる特長であり、蒸気を主眼としたコゼネでは是非
採用すべきシステムであり、今まで検討されていないの
が不思議である。本ボイラはタービンを使用しないで
も、悪質給水に耐える、爆発の心配の無い安全なフレキ
シブルなボイラとしてだけでも応用範囲が広い。また高
圧タービン2で駆動するのは普通発電機であるが、発電
についての種々の規制のため設備や人事面での困難が発
生することがある。このときは発電を止め、高圧タービ
ン2で機械を直接駆動したり、油圧ポンプで油圧に変え
油圧モータで機械を駆動することもできる。
図1は本発明の全体構造図である。1は貫流ボイラであ
り、普通蒸発量、毎時1〜10t程度とする。構成する
水管も出来るだけ、定尺の直管を使用し、加工費を節減
する。これは貫流ボイラで水管を長く接続するだけで構
成出来る、からである。これで燃焼室と対流伝熱面を形
成する。過熱器も境目無く連続して直管で構成され、そ
の面積は自動的に変化し、汽水ドラムや汽水分離器付き
の過熱器定面積ボイラと異なり、厄介で高価な高圧用の
厚肉ドラムや水面計が不要であり、水面の低下と空釜に
よる爆発の危険も無い。戦後国内で発達した小型貫流ボ
イラは、すべて汽水分離器付きであるが、これはある程
度の悪質給水にも耐えるための必然の構造であった。2
は高圧タービンであり100気圧、500度C程度の条
件とする。この程度の圧力、温度では過熱管も特殊鋼の
必要無く、安全、安価に構成できる。このタービンの構
造も小容量高圧のため、SLの前照燈タービンのような
一体削り出しの簡単なものが適している。3は蒸気発生
器であり、高圧タービン2の排気を熱源として、低圧の
プロセス蒸気を発生する。4は熱交換器であり、蒸気発
生器3の下方に設けられる。この蒸発管の中に高圧ター
ビン2の排気が入り、外側の蒸気発生器3の缶水を蒸発
せしめ、それ自身はコンデンセートとなり、貫流ボイラ
1の回路へ還流する。5は解放フランジであり、ボルト
の脱着により蒸気発生器自身の点検修理、熱交換器のス
ケールの掃除、点検、補修などを容易に行なえる。解放
フランジ5の位置が、熱交換器4の下方のため、その全
周が解放され、接近性が高く、悪質給水にも適してい
る。6は高圧給水ポンプであり、小容量で高圧のため、
普通容積型を使用する。これは熱交換器4のコンデンセ
ートを吸入して、高圧にして貫流ボイラ1に流動せしめ
る。7は低圧給水ポンプであり、原水を低圧の蒸気発生
器3へ給水する。これは低圧のため普通タービンポンプ
を使用する。ポイラの燃料としては石油やガスのみなら
ず、石炭や廃棄物でも問題が無い点はエンジンのコゼネ
と異なる特長であり、蒸気を主眼としたコゼネでは是非
採用すべきシステムであり、今まで検討されていないの
が不思議である。本ボイラはタービンを使用しないで
も、悪質給水に耐える、爆発の心配の無い安全なフレキ
シブルなボイラとしてだけでも応用範囲が広い。また高
圧タービン2で駆動するのは普通発電機であるが、発電
についての種々の規制のため設備や人事面での困難が発
生することがある。このときは発電を止め、高圧タービ
ン2で機械を直接駆動したり、油圧ポンプで油圧に変え
油圧モータで機械を駆動することもできる。
【0006】
【発明の効果】動力を蒸気と同時に発生することによ
り、より経済的な社会の構成に役立ち、低開発国の合理
化にも有効である。
り、より経済的な社会の構成に役立ち、低開発国の合理
化にも有効である。
【図1】本発明の全体構造図である。
1 貫流ボイラ 2 高圧タービン 3 蒸気発生器 4 熱交換器 5 解放フランジ 6 高圧給水ポンプ 7 低圧給水ポンプ
Claims (3)
- 【請求項1】ユニット型貫流ボイラで発生した過熱蒸気
をタービンに通して、動力発生の後の排気を、蒸気発生
機に導入して低圧蒸気を発生し、ドレンは貫流ボイラに
完全にリサイクルせしめるコゼネボイラ。 - 【請求項2】ユニット型貫流ボイラを複数個とし、弁で
切替得るようにし、負荷の変動や故障時に対応するコゼ
ネボイラ。 - 【請求項3】蒸気発生機は胴の下部を解放可能なフラン
ジ結合として、解放時に伝熱面に完全にアクセッシブル
として、スケールの掃除や修理を容易ならしめるコゼネ
ボイラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20195095A JPH0949601A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | コゼネボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20195095A JPH0949601A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | コゼネボイラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0949601A true JPH0949601A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16449470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20195095A Pending JPH0949601A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | コゼネボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0949601A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104728818A (zh) * | 2013-12-22 | 2015-06-24 | 余华阳 | 太阳能电蒸汽锅炉 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP20195095A patent/JPH0949601A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104728818A (zh) * | 2013-12-22 | 2015-06-24 | 余华阳 | 太阳能电蒸汽锅炉 |
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