JPH0946756A - 携帯電話のアンテナカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の頭部とアンテナ（２）の間に電波吸
収材、又は電波反射材よりなるカバー（３）を設けるこ
とで頭部の被爆量を減少させる携帯電話のアンテナカバ
ーを提供する。 【構成】 アンテナ（２）の根元附近の本体（１）に設
けられた取付具（４）に電波吸収材よりなるカバー
（３）を軸（５）によって回転自在に装着したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、携帯電話のアンテナ
カバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の携帯電話のアンテナには電波の被
爆を防ぐカバーが無かった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 （イ） 携帯電話やＰＨＳは０．９〜１．９ギガヘルツ
のマイクロウェーブを使用しているが、同じ周波数帯を
使用する電子レンジが厳重な安全対策を採っているのに
対して全く安全に配慮されていない。 （ロ） 携帯電話のアンテナはその構造上使用者の頭部
に近接して、又、時には接触して長時間使用されるため
被爆量が著しく多い。 （ハ） 頭部に多量のマイクロウェーブを被爆し続ける
と、悩障害、悩腫瘍、白血病、難聴、脱毛の恐れがあ
る。 本考案は以上のような欠点を無くすためになされたもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】カーボン、フェライト、
磁性体の粉末を合成ゴムや合成樹脂に練り込んで成形し
た電波吸収材よりなるカバー（３）を、携帯電話本体
（１）のアンテナ（２）と使用者頭部の間にアンテナ
（２）を覆うような形状に、取付具（４）で装着する。
本発明は以上の構成よりなる。

【０００５】

【作用】電波はアンテナ（２）より全方位に向けて輻射
されるが、使用者頭部に向けて輻射された電波はカバー
（３）に吸収されるので著しく減衰する。

【０００６】

【実施例】

実施例１ 図１は実施例１を示す斜視図である。図２は図１の部分
拡大図である。 （イ） カバー（３）は軸（５）によって回転自在に取
付具（４）に装着されている。 （ロ） 取付具（４）は本体（１）に固定されている。 （ハ） カバー（３）は使用時以外は本体（１）の背面
に密着するように収納される。 これを使用する時はカバー（３）を垂直に起こしてから
本体（１）よりアンテナ（２）を引き伸ばして使用す
る。尚、電界強度計による測定では本発明によるカバー
を装着すると、装着しない状態に対して２０〜３０デシ
ベル減少することが確認された。又、ウニの卵を含む海
水５００ミリグラムを１．５ギガヘルツ０．８ワットの
電波に１０分間被爆させると、被爆させなかったサンプ
ルに対して孵化する率が１０パーセント以下であった。
そこで本発明によるカバーを装着すると孵化する率が６
５パーセント以上に向上し、はっきり効果が現れた。

【０００７】実施例２ 図３は実施例２を示す側面図である。実施例２では合成
ゴムを基材とする半筒形の電波吸収材によるカバー
（３）と電波吸収材を含まない半筒形の合成ゴム（６）
を接着又は融着して筒状に成形しアンテナ（２）にかぶ
せて一体化したものである。使用時以外は本体（１）内
部の点線の位置に押し込んで収納する。又、カバー
（３）の材質を金属等の電波反射材とすることでアンテ
ナ（２）に指向性を持たせ、頭部の被爆量を減少させる
ことも可能である。

【０００８】

【発明の効果】これまでに起きた全ての薬害や公害がそ
うであったように新技術の恩恵と表裏をなして５年後、
１０年後に多くの被害者が現れ多大な苦しみを受けてき
た。現在、マイクロウェーブが人体に与える悪影響に関
して各方面で研究されているが、既に携帯電話は広く普
及している。本発明により被爆量を大幅に抑制できるの
で、きわめて安全である。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す斜視図である。

【図２】実施例１を示す部分拡大図である。

【図３】実施例２を示す側面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ アンテナ ３ カバー ４ 取付具 ５ 軸 ６ 合成ゴム

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話及びＰＨＳのアンテナと使用者
   の頭部との間にアンテナを覆う形状の電波吸収材又は電
   波反射材を設けた携帯電話のアンテナカバー
2. 【請求項２】 請求項１記載のアンテナカバーにおい
   て、使用時以外は携帯電話本体の前面、背面、側面、又
   は内部に収納可能な構造であることを特徴とする携帯電
   話のアンテナカバー。