JPH0943191A - 塩素イオンセンサ - Google Patents

塩素イオンセンサ

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JPH0943191A
JPH0943191A JP7199414A JP19941495A JPH0943191A JP H0943191 A JPH0943191 A JP H0943191A JP 7199414 A JP7199414 A JP 7199414A JP 19941495 A JP19941495 A JP 19941495A JP H0943191 A JPH0943191 A JP H0943191A
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JP
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ion
sensitive
sensitive film
chlorine ion
sensor
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JP7199414A
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Kotaro Yamashita
浩太郎 山下
Osamu Ozawa
理 小沢
Yuji Miyahara
裕二 宮原
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】高分子物質を支持膜とし、有機水銀化合物を塩
素イオン感応物質とする塩素イオン感応膜と、上記感応
膜を設けた内部溶液収容容器とこの容器内に配置された
内部電極を備えた塩素イオンセンサにおいて、上記塩素
イオン感応物質が、化学式1で表されることを特徴とす
る塩素イオンセンサ。 【化1】 【効果】イオンセンサとしての特性である選択性が向上
するため、高い信頼性が得られる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体液中のイオン分析
に使用する上で好適なイオンセンサに関するものであ
る。さらに詳しくは本発明は、塩素イオンをポテンショ
メトリックに測定する分析に使用するに適したイオンセ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】イオンセンサは溶液中の特定のイオン濃
度を選択的に定量できるという特徴があり、特定イオン
の濃度モニタ,水質分析などの広い分野において使用さ
れてきた。特に、医療分野では血液中や尿などの生体液
に含まれるイオン、例えば塩素イオン,カリウムイオン
などの定量に応用されている。これは、生体液中の特定
のイオン濃度が生体の代謝反応と密接な関係にあること
に基づいており、それらのイオン濃度を測定することに
より、高血圧症状,腎疾患,神経障害などの種々の診断
を行うことができる。
【0003】イオンセンサが対象とするイオンの活量a
とイオンセンサが示す電位Eとの間には、数1のような
活量の対数と電位の変化とが比例する関係が成立し、電
位の測定値から目的とするイオンの活量が簡単に計算で
きる。
【0004】
【数1】E=E+2.303(RT/ZF)loga 数1においてRは気体定数、Tは絶対温度、Zはイオン
価、Fはファラデー定数、Eは系の標準電極電位であ
る。
【0005】このようにイオンセンサを用いれば、電位
を測定するだけで広い濃度範囲でのイオンの定量が可能
となる。
【0006】一般に、内部溶液を含むイオンセンサで
は、図1に示すように、センサ本体1に内部溶液2が満
たされ、この内部溶液2に銀/塩化銀の内部電極3が浸
され、センサ本体1の中央には生体液の流路に沿ってイ
オン感応膜4が固定されている。
【0007】イオン感応膜中の塩素イオン選択性リガン
ドには、従来から、第4級アンモニウム塩が用いられて
おり、選択性の向上を目的として様々な研究がなされて
いる(例えばミクロキミカ アクタ(Mikrochimica Act
a)[Wien]1984 III, 1−16)。なかでもテトラオクタデ
シルアンモニウム塩を用いたセンサは選択性が優れてい
る(特開平1−23151号)。第4級アンモニウム塩以外に
もこれまで多くの研究がなされてきたが、有機水銀を用
いる高選択性リガンドが開発された(例えばアナリティ
カ キミカ アクタ(Anallytica Chimica Acta), 271(1
993) 135−141)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、塩素イオンセ
ンサは、有機物バインダ,可塑剤,添加剤及びリガンド
から構成される。特開平64−23151 号に記載されている
ように、リガンドとしてテトラ型の第4級アンモニウム
塩を用いると、窒素原子の周囲にかさ高いアルキル基が
4個存在するため、かさ高い陰イオンによる攻撃を受け
にくいと考えられる。従って、この第4級アンモニウム
塩をリガンドとする塩素イオン選択性電極は親水性の炭
酸水素イオン、及び親油性の過塩素酸イオン等に対する
選択性は高い。しかし、生体液中の塩素イオン分析に使
用する場合、対炭酸水素イオン選択性が必ずしも十分で
はない(クリニカル ケミストリ(Clin. Chem.), 39, 36
4(1993))。また、上記の有機水銀を用いるリガンド(Ana
lytica Chimica Acta,271 (1993) 135-141)は、第4級
アンモニウム塩に比べて対炭酸水素イオン等の対親水性
イオン選択性が優れているが、臭素イオン等に対する選
択性は低い。
【0009】本発明の目的は、実用的に使用する上で高
選択性のイオンセンサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】高分子物質を支持膜と
し、有機水銀化合物を塩素イオン感応物質とする塩素イ
オン感応膜と、上記感応膜を設けた内部溶液収容容器と
この容器内に配置された内部電極を備えた塩素イオンセ
ンサにおいて、上記塩素イオン感応物質が、化学式1で
表されることを特徴とする塩素イオンセンサにより達成
される。
【0011】
【化2】
【0012】また、上記目的は、高分子物質,可塑剤,
添加剤及び塩素イオンリガンドに有機水銀化合物を用い
る塩素イオン感応膜において、塩素イオンリガンドの親
油性を増加させ、可塑剤にオルトニトロフェニルアルキ
ルエーテルを導入することにより達成される。
【0013】
【作用】前記Analytica Chemica Acta, 271 (1993)135
−141で用いられている有機水銀化合物は炭素数8のア
ルキルエーテルを導入した有機水銀化合物を用いてお
り、対臭素イオン選択性が必ずしも十分ではない。本発
明では、塩素イオンリガンドとして炭素数16のアルキ
ルエーテルを導入した有機水銀化合物を用いる。このア
ルキルエーテルは分子サイズが大きいため、塩素イオン
より親油性である対臭素イオン等の選択性が向上する。
また、可塑剤にオルトニトロフェニルアルキルエーテル
を用いることで親油性の増したリガンドに対する溶解性
を向上させることができる。よって、本発明の塩素イオ
ンセンサは、血液,尿等の生体液中に存在する臭素イオ
ンをはじめとする種々の妨害イオンに対して塩素イオン
の応答性が高いため、これを塩素イオンセンサのイオン
感応膜として使用することにより、血液,尿等の生体液
中に存在する塩素イオンの定量を極めて正確に行うこと
が可能であり、その工業的価値は大きい。
【0014】
【実施例】イオン感応膜は、特定のイオンを選択するこ
とができる。つまり、測定対象外のイオンを含む物質か
ら、特定のイオンのみを選択的に透過、またはそれに感
応することができる。また、イオン感応膜は、試料溶液
が水性液体であるので水不溶性でなければならないが、
水不溶性であれば親水性,疎水性を問わない。
【0015】イオン感応膜は、従来公知の方法により設
けることができる。例えばリガンド,可塑剤,添加剤及
び有機物バインダを溶媒に溶解させたものを基板の上に
塗布,乾燥させる。イオンキャリア濃度は、一般に0.
05〜10g/m2、イオン感応膜の厚さは10〜50
0μmが好ましい。
【0016】イオン感応膜に使用する有機物バインダに
は、イオンが十分な透過性をもってイオノフォア及びイ
オノフォア溶媒と共に横切ることができる薄膜を形成で
きる天然または合成の重合体を用いることができる。詳
細には、ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリア
クリロニトリル,ポリウレタン,ポリ塩化ビニル/ポリ
酢酸ビニルコポリマ,ポリ塩化ビニル/ポリ塩化ビニリ
デンコポリマ,ポリ酢酸ビニル,シリコンエラストマ,
ポリビニルアルコール、セルロースエステル,ポリカー
ボネイト等である。
【0017】イオン感応膜に使用するイオンキャリア
は、目的とする特定のアニオンに配位することができる
物質である。この場合には、イオン交換により生じる測
定溶液中のイオン活量変化に起因する電位差を測定する
ことになる。イオン交換物質の例としては、有機水銀を
用いるリガンドを挙げることが出来る。
【0018】可塑剤は十分に不水溶性,非揮発性である
ことが望ましく、フタレート,セバケート,芳香族又は
脂肪族のエーテル及びアジペート等が挙げられる。可塑
剤の例として、3−メトキシフェニルエーテル,4−メ
トキシフェニルエーテル,ジメチルフタレート,ジブチ
ルフタレート,ジドデシルフタレート,ジオクチルフェ
ニルホスフェート,ビス(2−エチルヘキシル)フタレ
ート,オクチルジフェニルホスフェート,ジオクチルア
ジペート,ジブチルセバケートを挙げることが出来る。
また、他の多数の有用な溶媒も公知である。特に、有用
な可塑剤はオルトニトロフェニルオクチルエーテル,オ
ルトニトロフェニルドデシルエーテル,オルトニトロフ
ェニルセチルエーテルである。
【0019】添加剤は第4級アンモニウム塩を用いる。
有用な添加剤の例として、メチルトリドデシルアンモニ
ウム塩,ジメチルジオクタデシルアンモニウム塩,メチ
ルトリオクタデシルアンモニウム塩,メチルトリセチル
アンモニウム塩を挙げることが出来る。
【0020】一般に内部固体電極は、金属をその金属の
不溶性塩と接触させる構造を有する。例えば、Ag/A
gX(Xはハロゲン)で表すことができ、銀の層をワイ
ヤ又はプレートとしてハロゲン塩の水溶液中に浸漬する
ことにより調製できる。
【0021】金属塩層が厚すぎると中間層とのイオン平
衡達成に時間を要する。このため、金属/金属塩におけ
る金属層と金属塩層の厚さを500μm以下、金属塩層
の厚みを金属層の10〜50%とするのが好ましい。ま
た金属塩層は、金属層上を完全に被覆する必要はなく、
金属層の50%以下とすることが好ましい。金属層はワ
イヤ,プレート以外に、絶縁性フィルム等の上に金属を
真空蒸着した薄膜であってもよい。絶縁性フィルムとし
てはセルロースアセテート,ポリエチレンテレフタレー
ト,ポリカーボネイト,ポリスチレン等を挙げることが
できる。
【0022】〈実施例1〉図1に、本発明による塩素イ
オンセンサの第一の実施例を示す。円筒状のポリ塩化ビ
ニル製センサ本体1の端部にイオン感応膜4を接着し、
センサ本体には内部溶液2を満たしてある。銀/ハロゲ
ン化銀からなる内部固体電極3を内部溶液中に浸し、こ
の内部電極3の金属部分に信号取り出し用のリード線5
の一端を接続し、他端を外部測定回路に接続した。
【0023】〈実施例2〉図2,図3に、本発明による
塩素イオンセンサの第二の実施例を示す。図2は、本実
施例のフローセル型塩素イオンセンサの斜視図である。
直方体状のポリ塩化ビニル製センサ本体6の一対の面に
直径1mmの貫通孔7を形成し、試料液の流路とする。ま
た、本センサを複数個重ねて使用する場合、センサの接
合用に円柱状の凸部8を貫通孔が形成された面の一方に
設けた。凸部8の上面には液洩れ防止用のOリング9を
設置した。
【0024】図3は、図2のa−a′線で切った断面図
である。センサ本体6の内部の一部に空洞10が設けら
れている。空洞10の一方向に湾曲した内曲面11は流
路7と交わっており、流路の側面に楕円形の小孔12が
形成されている。この小孔12を塞ぐように、曲面11
に沿ってイオン感応膜4が流路側に凸になるように形成
されている。イオン感応膜の流路の反対側の空洞10に
は内部溶液を満たしてある。銀/ハロゲン化銀からなる
内部固体電極3を内部溶液中に浸し、この内部電極3の
金属部分に信号取り出し用のリード線5の一端を接続
し、他端を外部測定回路(図示略)に接続した。また、
本センサを複数個重ねて使用する場合、センサの接合用
に円柱状の凸部8に合うような凹部13を設けた。
【0025】この構造では、試料液を順次流路に導入す
ることにより、連続的にイオン濃度を測定できる。
【0026】〈実施例3〉図4に、本発明による塩素イ
オンセンサの第三の実施例を示す。本実施例では、シリ
コン基板14にソース15及びドレイン16を設け、シ
リコン基板表面を二酸化シリコン17と窒化シリコン1
8の絶縁膜で被覆した電界効果トランジスタにおいて、
ソース15とドレイン16の間の窒化シリコン表面にゲ
ート電極かつイオン感応膜における電位検出電極として
銀/ハロゲン化銀からなる内部固体電極3を形成した。
この内部電極3上にイオン感応膜4を積層した。本実施
例では塩素イオンセンサを半導体技術を用いて製作でき
るので、センサの小型化,集積化が可能であり、また大
量生産に適しているため安価なセンサを提供できる。
【0027】〈実施例4〉図5に、本発明による塩素イ
オンセンサの他の実施例を示す。円筒状のポリ塩化ビニ
ル製センサ本体1の端部にイオン感応膜4を接着、その
上に高分子中間層19を積層し、さらに銀/ハロゲン化
銀からなる内部固体電極3を接着した。この内部電極3
の金属部分に信号取り出し用のリード線5の一端を接続
し、他端を外部測定回路(図示略)に接続した。
【0028】〈実施例5〉実施例1において作製した塩
素イオンセンサを、Ag/AgClの外部参照電極と飽
和KClの塩橋を用いて接続し、外部参照電極とセンサ
間の電位差測定を行った。従来例の塩素イオン感応物質
を化学式2に示す。評価項目は電極感度,対臭素イオン
選択性,対重炭酸イオン選択性である。従来例及び本発
明における塩素イオン感応膜組成を表1に示す。また、
評価結果を表2に示す。なお、本発明の塩素イオンセン
サの電位差測定を行う電池全体は次のとおり表せる。
【0029】Ag/AgCl/飽和KCl/測定液/塩
素イオン感応膜/内部電解液/AgCl/Ag
【0030】
【化3】
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】表2からわかるように、アルキルエーテル
の炭素鎖を12から16へ伸ばすことで、対臭素イオン
選択性が、従来の塩素イオンセンサと比較して向上し
た。
【0034】〈実施例6〉実施例1において作製した塩
素イオンセンサを、Ag/AgClの外部参照電極と飽
和KClの塩橋を用いて接続し、外部参照電極とセンサ
間の電位差測定を行った。評価項目は電極感度,対臭素
イオン選択性,対重炭酸イオン選択性である。従来例及
び本発明における塩素イオン感応膜組成を表3に示す。
また、評価結果を表4に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】表4からわかるように、アルキルエーテル
の炭素鎖を12から16へ伸ばし、さらに可塑剤として
NPOE及びNPDEを用いることで、対臭素イオン選
択性及び対重炭酸イオン選択性が、従来の塩素イオンセ
ンサと比較して向上した。
【0038】〈実施例7〉塩素イオン感応膜を20℃及
び30℃で製膜した。実施例1において作製した塩素イ
オンセンサを、Ag/AgClの外部参照電極と飽和K
Clの塩橋を用いて接続し、外部参照電極とセンサ間の
電位差測定を行った。評価項目は電極感度である。塩素
イオン感応膜組成は実施例6と同一である。評価結果を
表5に示す。
【0039】
【表5】
【0040】表5からわかるように、20℃で製膜した
センサに比べて30℃で製膜したセンサは電極感度が高
かった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、イオンセンサとしての
特性である選択性が向上するため、高い信頼性が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の塩素イオンセンサの構
成断面図。
【図2】本発明による実施例2の塩素イオンセンサの斜
視図。
【図3】本発明による実施例2の塩素イオンセンサの断
面図。
【図4】本発明による実施例3の塩素イオンセンサの構
成断面図。
【図5】本発明による実施例4の塩素イオンセンサの構
成断面図。
【符号の説明】
1…センサ本体、2…内部溶液、3…内部電極、4…イ
オン感応膜、5…リード線、6…フローセル型センサ本
体、7…貫通孔、8…凸部、9…Oリング、10…空
洞、11…内曲面、12…小孔、13…凹部、14…シ
リコン基板、15…ソース、16…ドレイン、17…酸
化シリコン、18…窒化シリコン、19…高分子中間
層。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高分子物質を支持膜とし、有機水銀化合物
    を塩素イオン感応物質とする塩素イオン感応膜と、上記
    感応膜を設けた内部溶液収容容器とこの容器内に配置さ
    れた内部電極を備えた塩素イオンセンサにおいて、上記
    塩素イオン感応物質が、化学式1で表されることを特徴
    とする塩素イオンセンサ。 【化1】
  2. 【請求項2】高分子物質を支持膜とし、有機水銀化合物
    を塩素イオン感応物質とする塩素イオン感応膜と、上記
    感応膜を設けた内部溶液収容容器とこの容器内に配置さ
    れた内部電極を備えた塩素イオンセンサにおいて、上記
    塩素イオン感応物質が、前記化学式1で表され、可塑剤
    にオルトニトロフェニルオクチルエーテル(NPOE),
    オルトニトロフェニルドデシルエーテル(NPDE),
    オルトニトロフェニルヘキサデシルエーテル(NPH
    E),オルトニトロフェニルエイコサニルエーテル(N
    PEE)を用いることを特徴とする塩素イオンセンサ。
  3. 【請求項3】高分子物質を支持膜とし、有機水銀化合物
    を塩素イオン感応物質とする塩素イオン感応膜と、上記
    感応膜を設けた内部溶液収容容器とこの容器内に配置さ
    れた内部電極を備えた塩素イオンセンサにおいて、上記
    塩素イオン感応物質が、前記化学式1で表され、可塑剤
    にオルトニトロフェニルアルキルエーテルを用いること
    を特徴とする塩素イオンセンサ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか記載の塩素イオン
    センサにおいて、その感応膜中に上記イオン感応物質を
    2〜3重量%,可塑剤を64〜66重量%,添加剤を0.
    02〜0.04重量% ,高分子物質を31〜34重量%含
    有することを特徴とする塩素イオンセンサ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の塩素イオン
    感応膜が存在することを特徴とする電界効果型トランジ
    スタ。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか記載の塩素イオン
    感応膜を、試料流路の壁面に設けられた小孔に前記流路
    の内面に向かって凸になるように一方向に湾曲した曲率
    をつけて、少なくとも一部を露出させて配置したことを
    特徴とする塩素イオンセンサ。
  7. 【請求項7】高分子物質を支持膜とし、有機水銀化合物
    を塩素イオン感応物質とする塩素イオン感応膜と、少な
    くとも1種類の金属から成る導電性層をその金属の不溶
    性塩の層と接触させた金属/金属塩である内部固体電極
    とからなる固体イオンセンサにおいて、上記感応膜が、
    請求項1〜4のいずれか記載の塩素イオン感応膜から構
    成されることを特徴とする塩素イオンセンサ。
  8. 【請求項8】高分子物質を支持膜とし、有機水銀化合物
    を塩素イオン感応物質とする塩素イオン感応膜と、少な
    くとも1種類の金属から成る導電性層をその金属の不溶
    性塩の層と接触させた金属/金属塩である内部固体電極
    と、イオン感応膜と内部固体電極の間に設けた高分子中
    間層とからなる固体イオンセンサにおいて、上記感応膜
    が、請求項1〜4のいずれか記載の塩素イオン感応膜か
    ら構成されることを特徴とする塩素イオンセンサ。
  9. 【請求項9】請求項1〜4のいずれか記載の塩素イオン
    感応膜を25〜40℃の温度下で製膜することを特徴と
    する塩素イオン感応膜の製法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114894873A (zh) * 2022-04-13 2022-08-12 华南理工大学 一种氯离子传感电极及其制备方法和应用

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