JPH0941902A - 回転流体機械の翼 - Google Patents

回転流体機械の翼

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Publication number
JPH0941902A
JPH0941902A JP19656895A JP19656895A JPH0941902A JP H0941902 A JPH0941902 A JP H0941902A JP 19656895 A JP19656895 A JP 19656895A JP 19656895 A JP19656895 A JP 19656895A JP H0941902 A JPH0941902 A JP H0941902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
blades
partial
aerodynamic
aerodynamic load
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19656895A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kuno
直樹 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0941902A publication Critical patent/JPH0941902A/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のガスタービンエンジンの動翼および静
翼においては、空力的負荷の高いハブ部、チップ部にお
ける空力的性能の面から翼枚数と翼コード長さとを増や
す必要があるが、重量を軽減させる面からは翼枚数と翼
コード長さとを減らす必要がある。翼のエンドウォール
における空力的性能の改善策は翼枚数の増加や翼コード
長さの延長などによる効果の少ないものしかなく、エン
ドウォールにおける空力的性能を確保するために翼枚数
の削減には制限がある。従って、従来のガスタービンエ
ンジンの動翼および静翼においては、これら2つの課題
を両立させて解決するのは非常に困難である。 【解決手段】 通常の翼の間に翼の空力的負荷が低い部
分を切り欠いた部分翼を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンエン
ジンなどに適用される回転流体機械の翼に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のガスタービンエンジンの翼
の説明図である。図において、従来のガスタービンエン
ジンの動翼および静翼は、翼枚数と翼コード長さとを空
力的負荷の高いハブ部3およびチップ部4に適応して製
作されており、ミーン部(ハブ部3とチップ部4との中
間部分)5における空力的負荷は低くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のガ
スタービンエンジンの動翼および静翼においては、空力
的負荷の高いハブ部3、チップ部4における空力的性能
の面から翼枚数と翼コード長さとを増やす必要がある
が、重量を軽減させる面からは翼枚数と翼コード長さと
を減らす必要がある。翼のエンドウォールにおける空力
的性能の改善策は翼枚数の増加や翼コード長さの延長な
どによる効果の少ないものしかなく、エンドウォールに
おける空力的性能を確保するために翼枚数の削減には制
限がある。従って、従来のガスタービンエンジンの動翼
および静翼においては、これら2つの課題を両立させて
解決するのは非常に困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転流体機
械の翼は上記課題の解決を目的にしており、通常の翼の
間に翼の空力的負荷が低い部分を切り欠いた部分翼を配
置した構成を特徴とする。即ち、本発明に係る回転流体
機械の翼においては、通常の翼の間に翼の空力的負荷が
低い部分を切り欠いた部分翼が配置されており、部分的
に空力的負荷が高い場所にのみ翼を配置したことにより
部分的に翼を配置した場所で空力的性能が向上して空力
的負荷が全体の流れの場において均一になる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態に係
るガスタービンエンジンの静翼の説明図、図2は本発明
の実施の他の形態に係るガスタービンエンジンの動翼の
説明図である。図において、これら実施の形態に係るガ
スタービンエンジンの動翼および静翼は空力的性能の向
上と軽量化とを両立させて解決することができるように
空力的負荷の高いハブ部3およびチップ部4で翼枚数を
維持乃至は増加させることにより性能の向上を図り、ま
た空力的負荷の低いミーン部(ハブ部3とチップ部4と
の中間部分)5を切り欠くことにより軽量化を実現させ
ている。なお、ハブ部3、チップ部4に部分翼1を固定
する固定方法は従来の静翼、動翼の固定方法と同様で、
従来と異なる特殊な固定方法を施す必要はない。
【0006】図1において、本実施の形態に係るガスタ
ービンエンジンの静翼は図に示すように部分翼1が設け
られており、この部分翼1はハブ3またはチップ部4に
おける空力的負荷を軽減するために通常の静翼2と交互
に配置され、通常の静翼2よりも翼コード長さが短くな
っている。このように、部分翼1は空力的負荷の低いミ
ーン部5を省略することにより重量の軽減を図ってい
る。また、部分翼1の加工および組立は通常の静翼2と
同様の方法で行うことができるので、コスト面も抑える
ことができる。本静翼ではハブ部3、チップ部4ともに
部分翼1を使用しているが、一方で空力的負荷が高く他
方では低い場合は、空力的負荷が高い一方のみを使用す
ることも可能である。また、ピッチ角度が可変の静翼の
場合でも、従来の静翼と同じ取付け方法を使用すること
ができるので適用が可能である。
【0007】図2において本実施の形態に係るガスター
ビンエンジンの動翼は図に示すようにハブ3のみに部分
翼1が設けられており、動翼6の場合も上記の実施の形
態に係る静翼の場合と同様にハブ3の空力的負荷を軽減
するために通常の動翼6と交互に配置され、通常の動翼
6よりも翼コード長さが短くなっている。このように、
空力的負荷が低い翼上半分を削除することにより重量が
軽減されている。動翼6の場合は重量を軽減することは
遠心力も減少するので、ディスクが動翼6を支持する力
が減少してディスクの重量の低減にも継がる。また、ピ
ッチ角度が可変の動翼の場合でも、従来の動翼と同じ取
付け方法を使用することができるので適用が可能であ
る。
【0008】このように、これらのガスタービンエンジ
ンの動翼および静翼においては、通常の翼の間のエンド
ウォールに翼の高さが通常の翼の50%以下の部分翼1
を配置することにより、エンドウォールにおける空力的
性能がアップする。但し、動翼6の場合はチップ部側に
部分翼1の配置は不可能である。また、部分翼1を配置
することによりエンドウォールにおける負荷を軽減して
翼枚数を減らすことができ、ガスタービンエンジンの軸
流圧縮機が軽量化する。また、部分翼1を使用すること
によりエンドウォールにおける2次流れによる渦の大き
さが半分程度になり、エンドウォールにおける圧力損失
を減少させることができる。通常、ミーン部5近辺より
もエンドウォール付近で負荷が大きくなるためにエンド
ウォールにおける負荷に合わせて翼枚数を決定してお
り、このためにミーン部5近辺における負荷は過剰に小
さく、翼枚数を増加することにより重量も増加している
が、部分翼1を使用することによりミーン部5近辺の負
荷レベルに合わせて翼枚数を減らし重量を軽減させるこ
とができる。
【0009】一般に使用されている翼列負荷のパラメー
タであるDファクタ(Diffusion factor、通常は0.5
以下にする)Dは、
【0010】
【数1】
【0011】従って、部分翼1を使用することによりエ
ンドウォールにおけるDファクタを30〜40%軽減さ
せることができる。
【0012】従来のガスタービンエンジンの動翼および
静翼においては、空力的負荷の高いハブ部、チップ部に
おける空力的性能の面から翼枚数と翼コード長さとを増
やす必要があるが、重量を軽減させる面からは翼枚数と
翼コード長さとを減らす必要がある。翼のエンドウォー
ルにおける空力的性能の改善策は翼枚数の増加や翼コー
ド長さの延長などによる効果の少ないものしかなく、エ
ンドウォールにおける空力的性能を確保するために翼枚
数の削減には制限がある。従って、従来のガスタービン
エンジンの動翼および静翼においては、これら2つの課
題を両立させて解決するのは非常に困難であるが、上述
のガスタービンエンジンの静翼および動翼においては空
力的性能の向上と軽量化とを両立させて解決することが
できるように静翼2のミーン部5、動翼6の上半分を切
り欠くことにより空力的負荷の軽減と重量の軽減とを両
立させており、部分翼1を空力的負荷の高い場所にのみ
配置して全体の流れの場に均一な空力的負荷を与えるこ
とにより、部分翼1を配置した場所で空力的性能が向上
して空力的負荷が全体の流れの場において均一になるこ
とにより従来の空力的負荷が低い流れの場に翼を余分に
配置するよりも重量が軽減されるとともに、空力的負荷
の高いハブ部3またはチップ部4において空力的負荷を
軽減することができて性能の向上を図ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る回転流体機械の翼は前記の
ように構成されており、部分的に翼を配置した場所で空
力的性能が向上して空力的負荷が全体の流れの場におい
て均一になるので空力的性能が向上するとともに、翼の
空力的負荷が低い部分が切り欠かれたことにより重量が
軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の一形態に係るガスタービ
ンエンジンの静翼の斜視図である。
【図2】図2は本発明の実施の他の形態に係るガスター
ビンエンジンの動翼の斜視図である。
【図3】図3は従来のガスタービンエンジンの静翼の斜
視図である。
【符号の説明】
1 部分翼 2 静翼 3 ハブ部 4 チップ部 5 ミーン部 6 動翼

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常の翼の間に翼の空力的負荷が低い部
    分を切り欠いた部分翼を配置したことを特徴とする回転
    流体機械の翼。
JP19656895A 1995-08-01 1995-08-01 回転流体機械の翼 Withdrawn JPH0941902A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19656895A JPH0941902A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 回転流体機械の翼

Applications Claiming Priority (1)

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JP19656895A JPH0941902A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 回転流体機械の翼

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0941902A true JPH0941902A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16359909

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19656895A Withdrawn JPH0941902A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 回転流体機械の翼

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JP (1) JPH0941902A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711608A (zh) * 2012-10-09 2014-04-09 中航商用航空发动机有限责任公司 发动机的气流通道结构以及涡扇发动机
CN112119204A (zh) * 2018-05-17 2020-12-22 赛峰飞机发动机公司 涡轮机定子元件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711608A (zh) * 2012-10-09 2014-04-09 中航商用航空发动机有限责任公司 发动机的气流通道结构以及涡扇发动机
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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20021001