JPH0941227A - カードのリザーブタンク - Google Patents
カードのリザーブタンクInfo
- Publication number
- JPH0941227A JPH0941227A JP21283895A JP21283895A JPH0941227A JP H0941227 A JPH0941227 A JP H0941227A JP 21283895 A JP21283895 A JP 21283895A JP 21283895 A JP21283895 A JP 21283895A JP H0941227 A JPH0941227 A JP H0941227A
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- JP
- Japan
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- reserve tank
- cotton
- tufts
- card
- tuft
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- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紡績工場の打梳綿工程を気送管で連結したシ
ュート給綿方式において、カードへのタフト送出量を簡
便に制御出来るカード・リザーブタンクの提供。 【解決手段】 リザーブタンクのタフト収納室を上段域
12と下段域13に分け、夫々にA仕切板14、B仕切
板15を傾斜状に設け、収納室内を流下するタフト走行
路の厚みを順次薄くする。
ュート給綿方式において、カードへのタフト送出量を簡
便に制御出来るカード・リザーブタンクの提供。 【解決手段】 リザーブタンクのタフト収納室を上段域
12と下段域13に分け、夫々にA仕切板14、B仕切
板15を傾斜状に設け、収納室内を流下するタフト走行
路の厚みを順次薄くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシュート給綿方式を
用いる打梳綿工程のカードに関するもので、更に詳しく
は、カードに付属するリザーブタンクの構造に関するも
のである。
用いる打梳綿工程のカードに関するもので、更に詳しく
は、カードに付属するリザーブタンクの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】紡績工程の混打綿機によって開繊、除塵
された綿・羊毛・スフ等のタフト(繊維塊)をラップに
形成することなく直ちに空気流輸送により各カードのリ
ザーブタンクへ分配・供給する方式は、当業者において
シュート給綿と呼称され、紡績工場設備近代化の一つと
して内外で広く採用されている。又、これに関する発明
・考案も特公昭48−3090号公報、特公昭52−5
614号公報等に多数提案されている。
された綿・羊毛・スフ等のタフト(繊維塊)をラップに
形成することなく直ちに空気流輸送により各カードのリ
ザーブタンクへ分配・供給する方式は、当業者において
シュート給綿と呼称され、紡績工場設備近代化の一つと
して内外で広く採用されている。又、これに関する発明
・考案も特公昭48−3090号公報、特公昭52−5
614号公報等に多数提案されている。
【0003】前記シュート給綿方式における最大の課題
は、カードに対する給綿量の調整にある。従来のラップ
方式による給綿においては、単位面積当りのラップ重量
を管理することによりカードへの繊維供給量の調整を積
極的に実施していたが、シュート給綿方式においては、
これに代わる新たな給綿量調整手段が必要となる。
は、カードに対する給綿量の調整にある。従来のラップ
方式による給綿においては、単位面積当りのラップ重量
を管理することによりカードへの繊維供給量の調整を積
極的に実施していたが、シュート給綿方式においては、
これに代わる新たな給綿量調整手段が必要となる。
【0004】従来提案されたシュート給綿方式における
給綿量調整技術としては、日本紡績協会発行の「繊維技
術ニュース」に記載されている通り、機械的方法による
ものと空気圧の制御によるものとに大別される。
給綿量調整技術としては、日本紡績協会発行の「繊維技
術ニュース」に記載されている通り、機械的方法による
ものと空気圧の制御によるものとに大別される。
【0005】前者の方法としては、リザーブタンク内の
綿密度を一定に保つため、リザーブタンクの上部の壁面
に開口を設け、タフトを下方へ送ると共に前記上部で空
気を流出させるようにしたもの(特公昭52−1880
8号)、あるいは、リザーブタンクの壁面に、縦長台形
の加圧片を一定間隔に設置した無端帯を取り付け、この
加圧片によりタフトを積極的に加圧するもの(特公昭5
3−2966号)等が提案されている。
綿密度を一定に保つため、リザーブタンクの上部の壁面
に開口を設け、タフトを下方へ送ると共に前記上部で空
気を流出させるようにしたもの(特公昭52−1880
8号)、あるいは、リザーブタンクの壁面に、縦長台形
の加圧片を一定間隔に設置した無端帯を取り付け、この
加圧片によりタフトを積極的に加圧するもの(特公昭5
3−2966号)等が提案されている。
【0006】又、後者の方法としては、カードスライバ
ーの太さを検出し、スライバー太さの上下限を超える偏
差が一定時間続くと搬送空気圧を調整し、カードへのタ
フト供給量をコントロールするもの(特公昭48−15
216号)、あるいは、リザーブタンクの出口にある送
出ローラでカードへのタフト供給量を検出し、これによ
り搬送空気圧を変え、リザーブタンク内タフトの圧縮度
をコントロールし、その結果として給綿量を調整するも
の(特公昭48−22133号)等が提案されている。
ーの太さを検出し、スライバー太さの上下限を超える偏
差が一定時間続くと搬送空気圧を調整し、カードへのタ
フト供給量をコントロールするもの(特公昭48−15
216号)、あるいは、リザーブタンクの出口にある送
出ローラでカードへのタフト供給量を検出し、これによ
り搬送空気圧を変え、リザーブタンク内タフトの圧縮度
をコントロールし、その結果として給綿量を調整するも
の(特公昭48−22133号)等が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】シュート給綿方式にお
ける供給綿量のコントロールを目的とする前記各発明
は、夫々独特な構成と有効な作用効果を備えている。と
ころが、シュート給綿方式の一つの搬送経路には多数の
カード即ちリザーブタンクが連結しており、個々のリザ
ーブタンクに夫々前記公報記載のようなコントロール手
段を設けることは、多額の設備費とこれら手段の均一性
を保つため複雑な管理が必要となり、その実施は可成り
困難なことである。
ける供給綿量のコントロールを目的とする前記各発明
は、夫々独特な構成と有効な作用効果を備えている。と
ころが、シュート給綿方式の一つの搬送経路には多数の
カード即ちリザーブタンクが連結しており、個々のリザ
ーブタンクに夫々前記公報記載のようなコントロール手
段を設けることは、多額の設備費とこれら手段の均一性
を保つため複雑な管理が必要となり、その実施は可成り
困難なことである。
【0008】一方、カードに対する供給綿量の変動要因
の一つは、紡出番手の変更に伴う原綿品種の切り変えに
あるが、原綿品種の切り変えは同時に、気送されたタフ
トのリザーブタンク内での繊維密度の変動として現わ
れ、その結果、リザーブタンク下部からの送出量を変動
させることとなる。
の一つは、紡出番手の変更に伴う原綿品種の切り変えに
あるが、原綿品種の切り変えは同時に、気送されたタフ
トのリザーブタンク内での繊維密度の変動として現わ
れ、その結果、リザーブタンク下部からの送出量を変動
させることとなる。
【0009】本発明は、シュート給綿方式における上記
問題点に鑑み発明されたもので、細番手用原綿への切り
変えに伴うリザーブタンクよりの送出綿量の増加に対し
て、従来装置のような複雑な機構を用いることなく、簡
便に且つ正確に制御し得る新規なリザーブタンクの構造
を提供しようとするものである。
問題点に鑑み発明されたもので、細番手用原綿への切り
変えに伴うリザーブタンクよりの送出綿量の増加に対し
て、従来装置のような複雑な機構を用いることなく、簡
便に且つ正確に制御し得る新規なリザーブタンクの構造
を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のリザーブタンクは次の構成を備えている。
即ち気送された混打綿機あがりのタフトを受け入れるカ
ードのリザーブタンクであって、テーカーインに対向し
て立設する正面壁と、これに併立する背面壁と、前記両
壁に接続する左右の側壁の四壁により、縦型直方体のタ
フト貯留用収納室を形成し、該収納室の内部を上段域と
下段域の両空間域に分割し、該両空間域の夫々に、上端
縁を背面壁に着脱可能に止着すると共にその下端縁を自
由端となした仕切板を夫々傾斜状に設けて前記収納室内
を流下するタフト走行路の厚みを順次薄くし、更に前記
背面壁の下部に、下段域仕切板の下端縁と正面壁間の距
離を設定する調節ねじを設けたことを特徴とするカード
のリザーブタンクの構成である。
に、本発明のリザーブタンクは次の構成を備えている。
即ち気送された混打綿機あがりのタフトを受け入れるカ
ードのリザーブタンクであって、テーカーインに対向し
て立設する正面壁と、これに併立する背面壁と、前記両
壁に接続する左右の側壁の四壁により、縦型直方体のタ
フト貯留用収納室を形成し、該収納室の内部を上段域と
下段域の両空間域に分割し、該両空間域の夫々に、上端
縁を背面壁に着脱可能に止着すると共にその下端縁を自
由端となした仕切板を夫々傾斜状に設けて前記収納室内
を流下するタフト走行路の厚みを順次薄くし、更に前記
背面壁の下部に、下段域仕切板の下端縁と正面壁間の距
離を設定する調節ねじを設けたことを特徴とするカード
のリザーブタンクの構成である。
【0011】本発明のリザーブタンクによれば、2枚の
仕切板が収納室上下の空間域に夫々、傾斜して配置され
ているので、タフト走行路の厚みを均一に順次薄くする
ことが出来る。タワーホッパーであるリザーブタンク内
のタフトは高く堆積しており、下からの送り出しに伴っ
て順次下方へ移行する。その際、一枚の仕切板により一
気にその走行厚みを薄くすると、滑落面でタフト詰りを
生ずるが、本発明にあっては、2枚の仕切板を使用して
いるのでそのような障害を全く生じない。
仕切板が収納室上下の空間域に夫々、傾斜して配置され
ているので、タフト走行路の厚みを均一に順次薄くする
ことが出来る。タワーホッパーであるリザーブタンク内
のタフトは高く堆積しており、下からの送り出しに伴っ
て順次下方へ移行する。その際、一枚の仕切板により一
気にその走行厚みを薄くすると、滑落面でタフト詰りを
生ずるが、本発明にあっては、2枚の仕切板を使用して
いるのでそのような障害を全く生じない。
【0012】又、2枚の仕切板は背面壁に対して着脱可
能であるので、仕切板の不要な時はこれを取り外すこと
が可能であり、又仕切板の表面(タフト走行面)状態に
応じて適切な材質のものを選択使用することが出来る。
又、タフトと壁面との摩擦係数の相異によって、多数配
列するリザーブタンクは機台毎にそのタフト送り出し量
が当然異ってくるが、かかる際、本発明リザーブタンク
にあっては調節ねじにより機台毎の微調整が容易に調整
可能である。
能であるので、仕切板の不要な時はこれを取り外すこと
が可能であり、又仕切板の表面(タフト走行面)状態に
応じて適切な材質のものを選択使用することが出来る。
又、タフトと壁面との摩擦係数の相異によって、多数配
列するリザーブタンクは機台毎にそのタフト送り出し量
が当然異ってくるが、かかる際、本発明リザーブタンク
にあっては調節ねじにより機台毎の微調整が容易に調整
可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明リザーブタ
ンクの実施形態を具体的に説明する。図1は全体構造の
概要を示す中央縦端面図、図2はタフト収納室の概要を
示す説明図、図3はリザーブタンクの取付位置を示す右
側面図、図4は同じくその背面図である。
ンクの実施形態を具体的に説明する。図1は全体構造の
概要を示す中央縦端面図、図2はタフト収納室の概要を
示す説明図、図3はリザーブタンクの取付位置を示す右
側面図、図4は同じくその背面図である。
【0014】図3及び図4に示す通り、本発明のリザー
ブタンク1は、公知機構と同様、カード2の背面に直立
しており、気送されて来た混打綿機あがりのタフトをダ
クト3を介して受け入れ、これをカード2のテーカーイ
ン部4へ供給する用をなすもので、リザーブタンク1の
中核であるタフトの収納室5は、カード2のテーカーイ
ン6に対向して立設する正面壁7と、これと平行に併立
する背面壁8と、前記両壁7,8と接続する左側壁9
(図2参照)及び右側壁10の四壁からなっており、全
体として縦型の直方体に形成されている。尚図上11
は、リザーブタンク1の下部を構成する繰り出し部であ
って、堆積による自重と気送空気の圧力によって下方へ
流下するタフトを受け入れ、これをフィードローラー、
デイッシュプレート(いずれも図示しない)、テーカー
イン6等で構成されるテーカーイン部4へ送り出す用を
なすものである。
ブタンク1は、公知機構と同様、カード2の背面に直立
しており、気送されて来た混打綿機あがりのタフトをダ
クト3を介して受け入れ、これをカード2のテーカーイ
ン部4へ供給する用をなすもので、リザーブタンク1の
中核であるタフトの収納室5は、カード2のテーカーイ
ン6に対向して立設する正面壁7と、これと平行に併立
する背面壁8と、前記両壁7,8と接続する左側壁9
(図2参照)及び右側壁10の四壁からなっており、全
体として縦型の直方体に形成されている。尚図上11
は、リザーブタンク1の下部を構成する繰り出し部であ
って、堆積による自重と気送空気の圧力によって下方へ
流下するタフトを受け入れ、これをフィードローラー、
デイッシュプレート(いずれも図示しない)、テーカー
イン6等で構成されるテーカーイン部4へ送り出す用を
なすものである。
【0015】本発明の中核となる構成要素はタフト収納
室5の内部構造にある。前記収納室5は図1及び図2に
示す通り、四壁7,8,9,10に囲まれる内部空間域
を上段域12と下段域13に分け、両空間域12,13
に夫々A仕切板14、及びB仕切板15を装着してなる
ものである。
室5の内部構造にある。前記収納室5は図1及び図2に
示す通り、四壁7,8,9,10に囲まれる内部空間域
を上段域12と下段域13に分け、両空間域12,13
に夫々A仕切板14、及びB仕切板15を装着してなる
ものである。
【0016】上段域12に装着されるA仕切板14の上
端縁16には、背面壁8に固着するAボルト・ナット機
構17への差し込み用A凹形切り欠き18が複数個(図
では4個)形成されており、A仕切板14の位置を適宜
前後方向(図面上左右方向)へ移動させることにより、
A仕切板14の上端部19と正面壁7間のタフト走行路
の巾T1が設定される。設定後、前記Aボルト・ナット
機構17を締めることにより、A仕切板14は背面壁8
に着脱可能な状態で止着される。尚A仕切板14の下端
縁20は自由端となっている。
端縁16には、背面壁8に固着するAボルト・ナット機
構17への差し込み用A凹形切り欠き18が複数個(図
では4個)形成されており、A仕切板14の位置を適宜
前後方向(図面上左右方向)へ移動させることにより、
A仕切板14の上端部19と正面壁7間のタフト走行路
の巾T1が設定される。設定後、前記Aボルト・ナット
機構17を締めることにより、A仕切板14は背面壁8
に着脱可能な状態で止着される。尚A仕切板14の下端
縁20は自由端となっている。
【0017】下段域13に装着されるB仕切板15も同
様に、その上端縁21には、背面壁8に固着するBボル
ト・ナット機構22への差し込み用B凹形切り欠き23
が複数個(図では4個)形成されており、B仕切板15
の位置を前後方向(図面上左右方向)へ移動させること
により、B仕切板15の上端部24に重なるA仕切板1
4の下端縁20も移動し、A仕切板14の下端縁20と
正面壁7間のタフト走行路の巾T2が設定される。設定
後、前記Bボルト・ナット機構22を締めることによ
り、B仕切板15は背面壁8に着脱可能な状態で止着さ
れる。尚B仕切板15の下端縁25は自由端であり、後
述する調節ねじ26によりその位置が設定される。
様に、その上端縁21には、背面壁8に固着するBボル
ト・ナット機構22への差し込み用B凹形切り欠き23
が複数個(図では4個)形成されており、B仕切板15
の位置を前後方向(図面上左右方向)へ移動させること
により、B仕切板15の上端部24に重なるA仕切板1
4の下端縁20も移動し、A仕切板14の下端縁20と
正面壁7間のタフト走行路の巾T2が設定される。設定
後、前記Bボルト・ナット機構22を締めることによ
り、B仕切板15は背面壁8に着脱可能な状態で止着さ
れる。尚B仕切板15の下端縁25は自由端であり、後
述する調節ねじ26によりその位置が設定される。
【0018】前記背面壁8の下部には、B仕切板15の
下端縁25を正面壁7側に向って押圧する調節ねじ26
が設置されており、これの突出長さを加減することによ
り、B仕切板15の下端縁25と正面壁7間の距離T3
を調整する。
下端縁25を正面壁7側に向って押圧する調節ねじ26
が設置されており、これの突出長さを加減することによ
り、B仕切板15の下端縁25と正面壁7間の距離T3
を調整する。
【0019】本発明のリザーブタンク内収納室の構造は
上述の如き構成からなるもので、図2に示す態様は、A
仕切板14とB仕切板15を共に垂下せしめた状態を示
しており、タフト走行路の厚みは収納室の上下で略ぼ同
一になる。
上述の如き構成からなるもので、図2に示す態様は、A
仕切板14とB仕切板15を共に垂下せしめた状態を示
しており、タフト走行路の厚みは収納室の上下で略ぼ同
一になる。
【0020】一方、図1に示す態様は、原綿変更に伴う
タフト密度の増大に対応してタフト供給量の減少を計る
ため、収納室5から送出されるタフト走行路の厚みを薄
くした場合を示すもので、A仕切板14、B仕切板15
を共に、前述の調整方法により傾斜せしめ、タフト走行
路の厚みを図1図示の如く、T1 →T2 →T3 と順次減
少せしめた態様である。
タフト密度の増大に対応してタフト供給量の減少を計る
ため、収納室5から送出されるタフト走行路の厚みを薄
くした場合を示すもので、A仕切板14、B仕切板15
を共に、前述の調整方法により傾斜せしめ、タフト走行
路の厚みを図1図示の如く、T1 →T2 →T3 と順次減
少せしめた態様である。
【0021】尚、通常使用されている中番手級綿花を対
象とするリザーブタンクにおいて、その収納室内のタフ
ト走行路の横断面形状は、横巾950mm,厚み90m
m,供給タフトの重量(1ヤード当りのオンス量)は約
16オンスである。これに対して、細番手級綿花を対象
とする本発明においては、横断面形状の横巾を950m
m,厚みT1 を65〜90mm,T2 を65〜90m
m,T3 を60〜90mmと可変にしている。T1 =T
2 =T3 =90の場合は、A・B両仕切板14,15を
除去した場合と略ぼ同一の態様となる。
象とするリザーブタンクにおいて、その収納室内のタフ
ト走行路の横断面形状は、横巾950mm,厚み90m
m,供給タフトの重量(1ヤード当りのオンス量)は約
16オンスである。これに対して、細番手級綿花を対象
とする本発明においては、横断面形状の横巾を950m
m,厚みT1 を65〜90mm,T2 を65〜90m
m,T3 を60〜90mmと可変にしている。T1 =T
2 =T3 =90の場合は、A・B両仕切板14,15を
除去した場合と略ぼ同一の態様となる。
【0022】
【実施例】中番手用綿花を対象とする通常のリザーブタ
ンクにおいて、細番手用原綿を気送し通常のカード過程
を経由して得られた試験結果Aと、前記細番手用原綿を
本実施例の図1〜図4に示すリザーブタンクに気送し、
前記と同一のカード過程を経由して得られた試験結果B
を以下に記載する。 結果A 結果B カードへの供給タフト重量(オンス/ヤード) 21、3 13、1 カードウエッブのカネ・ネップ数(ケ/平方インチ) 4、7 4、0 カード機台間のゲレン変動(%) 1、05 0、93 尚、タフト厚みは試験結果Bの場合、T1 70mm,T
2 70mm,T3 70mmに設定した。以上の如く、本
実施例によるリザーブタンクはタフト供給量の調整を容
易に達成する。
ンクにおいて、細番手用原綿を気送し通常のカード過程
を経由して得られた試験結果Aと、前記細番手用原綿を
本実施例の図1〜図4に示すリザーブタンクに気送し、
前記と同一のカード過程を経由して得られた試験結果B
を以下に記載する。 結果A 結果B カードへの供給タフト重量(オンス/ヤード) 21、3 13、1 カードウエッブのカネ・ネップ数(ケ/平方インチ) 4、7 4、0 カード機台間のゲレン変動(%) 1、05 0、93 尚、タフト厚みは試験結果Bの場合、T1 70mm,T
2 70mm,T3 70mmに設定した。以上の如く、本
実施例によるリザーブタンクはタフト供給量の調整を容
易に達成する。
【0023】
【発明の効果】従来公知のシュート給綿方式は、細番手
用原綿に対して不向きとされていた。その理由は細番手
に見合ったタフト供給量に制御することが出来ず、カー
ド機能の限界を超える繊維処理本数となり、カーディン
グ作用及び除塵作用が不完全となることに基因してい
る。ところが本発明にかかるリザーブタンクを使用する
ことにより、供給タフト重量の調節を複雑な機械・装置
を用いることなく、極めて簡単に実施することが可能と
なり、冒頭記載の問題点を完全に解消することが出来、
シュート給綿方式の適用範囲を細番手まで拡大し得る効
果を奏する。
用原綿に対して不向きとされていた。その理由は細番手
に見合ったタフト供給量に制御することが出来ず、カー
ド機能の限界を超える繊維処理本数となり、カーディン
グ作用及び除塵作用が不完全となることに基因してい
る。ところが本発明にかかるリザーブタンクを使用する
ことにより、供給タフト重量の調節を複雑な機械・装置
を用いることなく、極めて簡単に実施することが可能と
なり、冒頭記載の問題点を完全に解消することが出来、
シュート給綿方式の適用範囲を細番手まで拡大し得る効
果を奏する。
【図1】収納室の概要を示す中央縦端面図である。
【図2】収納室の概要を示す斜視図である。
【図3】リザーブタンクの取付位置を示す右側面図であ
る。
る。
【図4】リザーブタンクの取付位置を示す背面図であ
る。
る。
5 収納室 2 テーカーイン 7 正面壁 8 背面壁 9 左側壁 10 右側壁 12 上段域 13 下段域 14 A仕切板 15 B仕切板 25 下端縁 26 調節ねじ
Claims (1)
- 【請求項1】 気送された混打綿機あがりのタフトを受
け入れるカードのリザーブタンクであって、テーカーイ
ン6に対向して立設する正面壁7と、これに併立する背
面壁8と、前記両壁に接続する左右の側壁9,10の四
壁により、縦型直方体のタフト貯留用収納室5を形成
し、該収納室5の内部を上段域12と下段域13の両空
間域に分割し、該両空間域の夫々に、上端縁を背面壁8
に着脱可能に止着すると共にその下端縁を自由端となし
た仕切板14,15を夫々傾斜状に設けて収納室5内を
流下するタフト走行路の厚みを順次薄くし、更に前記背
面壁8の下部に、下段域仕切板15の下端縁25と正面
壁7間の距離を設定する調節ねじ26を設けたことを特
徴とするカードのリザーブタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21283895A JPH0941227A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | カードのリザーブタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21283895A JPH0941227A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | カードのリザーブタンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941227A true JPH0941227A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16629191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21283895A Pending JPH0941227A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | カードのリザーブタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0941227A (ja) |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP21283895A patent/JPH0941227A/ja active Pending
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