JPH0938448A - 燃焼排気ガスの冷却、浄化方法及びその装置 - Google Patents

燃焼排気ガスの冷却、浄化方法及びその装置

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JPH0938448A
JPH0938448A JP7211332A JP21133295A JPH0938448A JP H0938448 A JPH0938448 A JP H0938448A JP 7211332 A JP7211332 A JP 7211332A JP 21133295 A JP21133295 A JP 21133295A JP H0938448 A JPH0938448 A JP H0938448A
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water
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cooling
filter
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米原  隆
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TOKYO COPAL KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼系の中で最も多く発生しており、ガス状態
で発生する水の特性に注目し、その状態変化を活用した
むだの少ない実用性の極めて高い燃焼排気ガスの冷却、
浄化方法を提供する。 【解決手段】高温の排気ガスを外気に排出する経路にお
いて、フィルター11a、12a、13a、14aを夫
々有する複数個の密閉室11、12、13、14を連設
し、これらの各密閉室に排気ガスを通し、上記各フィル
ターに排気ガスを通す前に界面活性剤等の分散剤及び消
泡剤を少量添加した水のタンク16に排気ガスを通した
り、又は上記タンク16から導出した水を水注出口23
から噴霧させて排気ガスに接触させて冷却させるととも
に、当該各フィルターにおいて排気ガス中のカーボン粉
末等の固形微粒子及び一酸化炭素等の有害ガスを分解
し、上記水に吸着させ、これらの冷却、分離の工程を繰
り返す、燃焼排気ガスの冷却及び浄化方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンやその
他適宜の高温の燃焼排気ガスの冷却、浄化方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの排気ガスには、すすの
成分であるカーボン粒子や、窒素酸化物が多く含まれて
いる。そこでこれらの排気ガスをエンジンの外で、触媒
を用いて再燃焼させ、カーボン又はCOを炭酸ガスにし
たり、NOxはN2にして放出する方法や、高圧放電に
よって帯電した流動性粘着物質に付着させて除去する方
法等が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者の方
法だと触媒の耐久性にも問題があり、また空気を加熱し
なければならず、設備等にコストがかかり、また維持等
にも手間がかかる。また後者の方法では流動性粘着物質
に付着したカーボンが凝集して大きくなり、燃焼しにく
くなるため再利用がしにくい。従ってこれらの流動性粘
着物質の廃棄が問題と成る。
【0004】この発明はこれらの点に鑑みてなされたも
のであり、燃焼系の中で最も多く発生しており、ガス状
態で発生する水の特性に注目し、その状態変化を活用し
たむだの少ない実用性の極めて高い燃焼排気ガスの冷
却、浄化方法及びその装置を提供し上記課題を解決しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1項の発明
は高温の排気ガスを外気に排出する経路において、適宜
の密閉したチャンバー内で当該排気ガスを循環使用する
水に接触させて当該排気ガスを冷却させるとともに排気
ガス中のカーボン粉末等の固形微粒子及び一酸化炭素等
の有害ガスを分解、吸着させる燃焼排気ガスの冷却及び
浄化方法とした。
【0006】請求項2項の発明は高温の排気ガスを外気
に排出する経路において、適宜の密閉したチャンバー内
で当該排気ガスを界面活性剤等の分散剤及び消泡剤を少
量添加した水を循環させて接触させ、当該排気ガスを冷
却させるとともに、排気ガス中のカーボン粉末等の固形
微粒子及び一酸化炭素等の有害ガスを分解、吸着させる
燃焼排気ガスの冷却及び浄化方法とした。
【0007】請求項3項の発明は高温の排気ガスを外気
に排出する経路において、適宜の密閉したチャンバー内
に複数個のフィルターを連設し、これらの各フィルター
に排気ガスを通し、これらの各フィルターに界面活性剤
等の分散剤及び消泡剤を少量添加した循環水を注ぎ、当
該フィルターを通過する排気ガスをこれらの水に触れさ
せて冷却させるとともに、排気ガス中のカーボン粉末等
の固形微粒子及び一酸化炭素等の有害ガスを分解し上記
水に吸着させることを特徴とする、燃焼排気ガスの冷却
及び浄化方法とした。
【0008】また請求項4項の発明は、高温の排気ガス
を外気に排出する経路において、適宜の密閉したチャン
バー内に複数個のフィルターを連設し、これらの各フィ
ルターに排気ガスを通し、これらの各フィルターに排気
ガスを通す前に界面活性剤等の分散剤及び消泡剤を少量
添加した循環水を排気ガスに接触させて冷却するととも
に、当該各フィルターにおいて排気ガス中のカーボン粉
末等の固形微粒子及び一酸化炭素等の有害ガスを分解
し、上記水に吸着させ、これらの冷却、分離の工程を繰
り返すことにより排気ガスを冷却、及び浄化する方法と
した。
【0009】また請求項5項の発明は、高温の排気ガス
を外気に排出する経路において、適宜の密閉したチャン
バー内に複数個のフィルターを連設し、少なくともこの
内の最前のフィルターに界面活性剤等の分散剤及び消泡
剤を少量添加した水を注ぐ注出口を設け、上記各フィル
ターの下方に上記水の水面が位置する様にタンクを設
け、このタンク内の水を上記注出口に導くポンプを設け
た燃焼排気ガスの冷却及び浄化装置とした。
【0010】また請求項6項の発明は、高温の排気ガス
を外気に排出する経路において、適宜の密閉したチャン
バー内に複数個のフィルターを連設し、各フィルターに
導入する前に界面活性剤等の分散剤及び消泡剤を少量添
加した水に上記排気ガスを通すか又は接触させる構成と
し、上記各フイルターの下方に上記水の水面が位置する
ようにタンクを設け、このタンク内の水を上記各接触箇
所に導くポンプを設けた燃焼排気ガスの冷却及び浄化装
置とした。
【0011】また請求項7項の発明は、高温の排気ガス
を外気に排出する経路において、適宜の密閉したチャン
バー内に複数個のフィルターを連設し、少なくとも最前
のフィルターに導入する前に界面活性剤等の分散剤及び
消泡剤を少量添加した水に上記排気ガスを通すか又は接
触させる構成とし、上記各フイルターの下方に上記水の
水面が位置するようにタンクを設け、このタンク内の水
を上記各接触箇所に導くポンプを設け、上記各フィルタ
ーは排気ガスを間に通す複数の板体を略平行に設け、こ
れらの板体の間隙を二層流が生じる巾とした燃焼排気ガ
スの冷却及び浄化装置とした。
【0012】上記請求項1項の発明では、この装置を自
動車のエンジンに適用した場合、エンジンからの排気ガ
スの温度は70度乃至150度C(ガスタービンの排気
ガス等は300度C乃至500度Cの場合もある)に達
する。この排気ガスを適宜のチャンバー内で水に接触さ
せることにより、その熱で当該水が気化し、この気化熱
によって排気ガス自体の温度が下がる。一方当該排気ガ
スの中に含まれているガス状の水分は排気ガス自体の温
度の降下により凝集し、液化する。この液化により体積
を減少させ、減圧する。また排気ガス中のカーボン粉末
等の固形微粒子を分解させて水に吸着させ、これにより
固形微粒子を排気ガスから分離させる。またこれに使用
する水は循環式とした。
【0013】上記エンジンからの500度Cの排気ガス
中の水分は約360度C以上であるため、ガス体であ
り、1g分子当たり22.4リットル以上の体積を持っ
ているが、これが冷却されて水滴になると18ミリリッ
トルに縮小する。このため計算上は一種の吸引ポンプと
なり、エンジンからの排気ガスの排出を容易にする。こ
の減圧分は22400分の18で約1200分の1にな
る。この様な減圧がエンジンの吸気を促し、エンジンは
完全燃焼に近くなり、必要以上の温度に上昇しないた
め、一酸化炭素や窒素酸化物等の発生が極度に押さえら
れる。またNOxはO2と化合して硝酸となり、水の中
に溶ける。そして次ぎにくる排気ガスのCOをCO2
する酸化剤として働く。また排気ガス中の油分は分散粒
子となり、上記窒素酸化物を吸着する働きがある。
【0014】上記請求項2項の発明では、上記作用に加
え、排気ガスと接触させる水に界面活性剤等の分散剤及
び消泡剤を少量添加したことにより排気ガス中のカーボ
ン粉末等の固形微粒子を上記分散剤の分散作用によりバ
ラバラにし、より小さなクラスターとし、次ぎにくる排
気ガスの中の微粒子、その他の活性のあるガス体(例え
ば一酸化炭素、窒素酸化物等)、重金属等を素早く吸着
する核になって排気ガスからこれらの微粒子等を分離す
る。
【0015】上記請求項3項及び5項の発明では、上記
請求項1項及び2項における作用に加え、複数個のフィ
ルターの少なくとも最前のフィルターに界面活性剤等の
分散剤及び消泡剤を少量添加した水を注ぎ、排気ガスの
水との接触及び排気ガス中の固形微粒子の分解、水への
吸着、分離をフィルターを通して行うようにしている。
またタンクの水をポンプで注出口に導き、水を循環させ
ている。
【0016】また上記請求項4項の発明は、上記請求項
3項及び5項の発明とほぼ同様な作用をするが、各フィ
ルターを通過する前の排気ガスに水を接触させて当該排
気ガスを冷却し、接触した水は水蒸気となって各フィル
ターに付着し、排気ガスはこれらの水に接して排気ガス
の中の微粒子、その他の活性のあるガス体、重金属等を
素早く吸着して分離する。しかもこれらの排気ガスの冷
却と固形微粒子の分離を繰り返す。
【0017】上記請求項6項の発明では、上記請求項3
項及び5項の発明の作用と略同様であるが、この発明で
は排気ガスを水に直接通している。
【0018】上記請求項7項の発明では、上記請求項3
項、4項、5項及び6項の発明の作用と略同様である
が、各フィルターにおいて、複数の板体の間隔を極めて
小さくし、これらの各板体の間を排気ガスを通すことに
より、二層流の働きにより、各板体表面の粘着性の高い
固定層の間に流動層が形成され、上記排気ガスはこの流
動層内を移動するが、この中の固形微粒子は両側の各固
定層に接触して減速し、落下して下方の水に吸着され
る。これにより排気ガス中の固形微粒子が当該排気ガス
から分離される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態例を図
に基づいて説明する。図1及び図2はこの発明の第1の
実施の形態例の概略構成を示すもので、エンジンからの
排気ガスはまず放熱器1に送られる構成となっている。
そしてこの放熱器1の後にフィルターボックス2を通過
し、さらにサイクロン3を経て排気される。上記フィル
ターボックス2内にはさらに二つの区画2aに分かれ、
これらの各区画2a内に夫々対のフィルター4、4が夫
々設けられている。
【0020】これらの各フィルター4は図2に示すごと
く、枠体4aの相対する辺に繊維等からなるフィラメン
ト4bを巻き付け、各繊維相互の間に小さな間隔を設け
たもので、各区画2a内の対のフィルター4は「ハ」の
字型に設けてこれらの外側にセラミック、金属、プラス
チック等の小片5を多数充填している。またこのフィル
ターボックス2の下方にはタンク6が設けられ、上記フ
ィルターボックス2及び上記サイクロン3と連絡してい
る。このタンク6内には、界面活性剤等の分散及び乳化
作用のあるものを0.01〜3%と消泡剤を極少量添加
した水が入っている。
【0021】またこのタンク6の上記水をポンプ7を介
して噴霧する噴出口8を上記フィルターボックス2の一
方の区画2a、即ち放熱器1に続く区画2aのフィルタ
ー4、4の上に設けている。また上記タンク6に予備タ
ンク9を連結している。さらに上記サイクロン3から排
気パイプ10が導出されている。
【0022】この場合、エンジンから排気した排気ガス
は約70〜160度Cに達している。しかしこの排気ガ
スを上記放熱器1に通すと、60度〜100度Cに下が
る。そしてこれを上記フィルターボックス2内に導く。
これと同時に上記ポンプ7を作動させてタンク6内の水
を一方の区画2aのフィルター4の上の噴出口8から噴
霧する。これにより水は徐々にセラミック等の小片5に
当たってフィルター4の下方に落下していくが、この間
にこれらの小片5の間及びフィルター4を排気ガスが通
り、これらの水に接触する。従ってこれらの小片5は当
該排気ガスが水に接触する面積を大きくするために設け
られたものである。
【0023】そこで排気ガスに触れた水は気化し、当該
気化熱によって排気ガスの温度が下がる。また排気の中
に含まれる水分(蒸気)は凝集し、液化する。そしてこ
の水はフィルターボックス2内の下部の孔を通ってタン
ク6内に入る。また上記排気ガスが水に接触すると、排
気ガス内のカーボン粉末等の固形微粒子は当該水内の分
散剤の分散作用によりバラバラとなり、より小さなクラ
スターとなる。そして次ぎにくる排気ガスの中の微粒
子、その他の活性のあるガス体(例えば一酸化炭素、窒
素酸化物等)、重金属等を素早く吸着する。そこでこれ
らの微粒子を含んだ水は上述の如くタンク6に入ってい
く。これにより排気ガスから微粒子等が分離される。
【0024】この様にして二つの区画2aをへてサイク
ロン3に達し、当該サイクロン3の排気パイプ10から
外部に排出される。この状態の排気ガスは外気温とあま
り変わらず、夏の暑い時(34度C)でも38〜40度
C以下であり、冬の寒いとき(5度C)では10数度に
なる。しかも上述の如く排気ガスが冷却されて、排気ガ
ス中のガス状の水分が水滴になると体積が縮小し、その
分減圧されてエンジンからの排気ガスの排出を容易にす
る。そこでこの様な減圧がエンジンの吸気を促し、エン
ジンは完全燃焼に近くなり、必要以上の温度に上昇しな
いため、一酸化炭素や窒素酸化物等の発生が極度に押さ
えられる。
【0025】図3乃至図5はこの発明の第2の実施の形
態例を示し、この例では第1密閉室11、第2密閉室1
2、第3密閉室13、第4密閉室14を連設し、これら
の各密閉室に排気ガスを通す。第1密閉室11は隔壁1
5により二つに区切られており、一方は排気ガスを下方
のタンク16の水中内に導入する導入パイプ17が設け
られた通路18となり、他方にはセラミックの球、筒、
繊維、金属板等の小片が充填されたカラム室11aとな
っている。
【0026】また第2密閉室12以下は上記の第1密閉
室11と同様に邪魔板15により二つに区切られ、一方
は排気ガスの通路18、他方はセラミックの球、筒、繊
維、金属板等の小片が充填されたカラム室12a、13
a、14aとなっている。そしてこれらの第1密閉室1
1乃至第4密閉室14の下方には各密閉室と連絡した上
記タンク16を構成するタンク小室16a16b、16
c、16dとなり、これらのタンク小室16a、16
b、16c、16dは相互に連絡されている。またこれ
らの各密閉室11、12、13、14の各通路18及び
タンク16には空冷又は水冷の冷却パイプ19が通って
いる。
【0027】そして第4密閉室14の後方に排気通路2
0を設けて排気ガスを外部に導出している。また上記タ
ンク16には補助タンク21を有する液面調節器22を
設けている。さらに上記第2密閉室12及び第3密閉室
13の各カラム室12a、13aの上方には水注出口2
3が夫々設けられ、上記タンク16からこれらの各水注
出口23にポンプ24により水を供給する。
【0028】この実施の形態例の場合上記タンク16に
は予め0.005乃至3%の界面活性剤を添加した水を
入れておく。そしてエンジンからの排気ガスは上記導入
パイプ17から第1密閉室11のタンク16の水中に排
気される。当該排気ガスは上述の如く高温高圧で排気さ
れるので当該液の中で冷却されて可溶分は溶解する。そ
の際界面活性剤含有の気泡がアワとなってカラム室11
aで液化し、当該カラム室11aの下方のタンク16a
に落ちる。これと同時にタンク16aの水に入った不溶
ガスはアワとなって次ぎの第2密閉室12の通路18を
通ってカラム室12aに送られる。この時アワだけでな
く、蒸気も多量に発生するが、水注出口23から注出し
た水がカラム室12a内に付着し、蒸気はこれらの水と
接触して冷却され、温度は急激に低下する。しかも当該
水中で上述と同様に固形微粒子や有害ガスは水に吸着さ
れて分離される。このようにして第3密閉室13におい
ても上記第2密閉室12と同様に排気ガスは冷却され、
かつ固定微粒子や有害ガスが分離されていく。
【0029】各カラム室11、12、13、14での排
気ガスの温度は図4の通りであり、またその時の一酸化
炭素や窒素酸化物の含有量は図5の通りである。この様
にして排気ガスの急激な温度低下により排気ガスの体積
が急に減少して減圧となり、排気ガスをエンジンから吸
引する力となり、エンジン内での燃焼効率は非常によく
なる。それ故エンジンの燃焼も高温化が進まず、NOx
の発生量が減少する。また排気ガス中の微粒子が水中に
分散し、これが後続の排気ガス中の一酸化炭素やNOx
をとらえ、排気ガスから分離させる。従って排気通路2
0から出てくる排気ガスの温度は外気温との差があまり
なく、クリーンな状態で出てくる。
【0030】図6乃至図9はこの発明の第3の実施の形
態例を示す。この第3の実施の形態例は上記の第1及び
第2の実施の形態例とほぼ同様であるが、フィルターの
構成が異なる。即ち、この実施の形態例でもエンジンか
らの排気ガスは箱型本体25の一端の導入パイプ26か
らガイド板27にガイドされて箱型本体25の下部に形
成されたタンク28内に入る。このタンク28内には予
め0.005乃至3%の界面活性剤を添加した水を入れ
ておく。またタンク28は適宜の孔により各フィルター
30と連絡している。そしてこのタンク28の液内に入
った排気ガスは急激に冷却され、アワとなって通路29
に抜け出る。そして箱型本体25内に間隔を開けて設け
た複数個のフィルター30を順次通って他方の排気パイ
プ31から外部に排出される。
【0031】これらのフィルター30の構成は図7に示
すごとく、排気ガスの流れと平行な多数の薄板30aを
間隔を開けて並べ、これらの各隣接する薄板30aの間
隔を極めて小さくし、二層流の生じる間隔とする。これ
らの薄板30aの間に排気ガスを流すと、図8に示すご
とく、排気ガスの流れの中に各薄板30aの表面に沿っ
て固定層32が生じ、これらの間に流動層33ができ
る。そこでこの固定層32は粘着度が高く、流動層33
内の固形微粒子はこれらの固定層32に当たって減速さ
れる。
【0032】これにより各フィルター30を排気ガスが
通ると、排気ガス中の固形微粒子の一部は上記固定層3
2に接触して減速し、図9に示すごとく下方に落下して
いく。そして順次各フィルター30を通過するに従って
排気ガス中の固形微粒子は液のタンク28内に落下して
行き、排気ガスから分離され、上記排気パイプ31から
出てきた排気ガスは上記の実施の形態例と同様に温度が
下がり、かつクリーンな排気ガスとなっている。
【0033】図10乃至図11はこの発明の第4の実施
の形態例を示す。この第4の実施の形態例は上記の第3
の実施の形態例とほぼ同様であるが、エンジンからの排
気ガスは箱型本体34の一端の導入パイプ35から第1
密閉室36、第2密閉室37、第3密閉室38及び第4
密閉室39に至り、邪魔板室40を通って排気パイプ4
1から外部に排気される。またこれらの各密閉室の下方
には予め0.005乃至3%の界面活性剤を添加した水
を入れたタンク42が設けられ、このタンク42は各密
閉室36乃至39と適宜の孔で連絡されている。また上
記各密閉室36乃至39は水が噴霧されるノズル43a
を有する噴霧区画43とフィルター区画44とから構成
されている。これらの各フィルター区画44は図11に
示すごとく、多数の湾曲した薄板状のフィルター板44
aを平行して並べ、各フィルター板44aの間隔を狭く
し、上記第3の実施の形態例と同様に二層流現象が生じ
る間隔としている。そして各密閉室の噴霧区画43に入
った排気ガスは各ノズル42により噴霧された水と接触
して冷却され、さらに各フィルター区画44で排気ガス
内のカーボン粉末等の固形微粒子や有害ガスを分離する
構成となっている。
【0034】これを具体的に説明すると、上記実施の形
態例と同様に排気ガスと接触した水は気化し、この気化
熱で排気ガスの温度が下がり、一方排気ガス中の水分
(蒸気)は凝集し、液化する。そしてこの液化した水は
下方のタンク42内に落下して入る。また上記排気ガス
が水に接触すると、排気ガス内のカーボン粉末等の固形
微粒子や有害ガスは当該水内の分散剤の分散作用により
バラバラとなり、より小さなクラスターとなる。そして
次ぎにくる排気ガスの中の微粒子、その他の活性のある
ガス体(例えば一酸化炭素、窒素酸化物等)、重金属等
を素早く吸着する。またこの排気ガスはフィルター区画
44に入り、各フィルター板44aの間を通り、二層流
現象によって固形微粒子は失速し、下方のタンク42に
落下していき、排気ガスから分離される。
【0035】この様に排気ガスは第1密閉室36から順
に第4密閉室39まで上記工程を繰返し、次第に冷却さ
れ、外気温と略同じ温度となり、また窒素酸化物等の固
形微粒子や有害ガスのほとんどが分離、除去されて邪魔
板室40を経て排気パイプ41から外部に排気される。
【0036】次ぎに図12及び図13は上記第3及び第
4の実施の形態におけるフィルター30及びフィルター
区画44の二層流を生じさせるフィルターの他の実施の
形態例を示す。図12のフィルター45は排気ガスの流
れる方向に略平行な二つ折りの弾性板体45aを複数並
べ、各フィルター45は支持軸46にその折り返し端を
軸支され、排気ガスの流れが速いと、各フィルター45
の二つ折りの両側の弾性板体45aが相互に狭まり、従
って隣接するフィルター45の間の間隔は拡がる。また
流れが遅いと、各フィルター45の二つ折りの両側の弾
性板体45aが相互に離れ、従って隣接するフィルター
45の間の間隔は拡がらないようになっている。また図
13に示すごとく、各フィルター45の弾性板体45a
に多数の突起又は小孔45bを設けても良い。これは上
記第3及び第4の実施の形態におけるフィルター30及
びフィルター区画44の二層流を生じさせるフィルター
板の側面に多数の突起又は小孔を設け、固形微粒子の分
離をより確実にする構成としたものである。
【0037】また上記実施例では各フィルターの下方に
設けたタンクの水をポンプにより汲み上げて各フィルタ
ーの上方等から噴射させているが、これらのポンプはモ
ータ等の動力を用いても良く、また図14に示すごとく
排気ガスの通路47にプロペラ48を回転自在に設け、
排気ガスの圧力によりプロペラ48を回し、この回転を
ポンプ49に伝えてポンプ49を回転させても良い。さ
らに排気ガスに最初に水を接触させる際、図15に示す
ごとく排気ガスの通路50にオリフィス弁51を設け、
このオリフィス弁51箇所にタンクからの水のパイプ5
2の先端開口部を設けて、上記オリフィス弁51により
水を通路50内に噴霧させることもできる。
【0038】また上記各実施の形態例では排気ガスを接
触させる水に0.005乃至3%の界面活性剤やごく少
量の消泡剤を添加しているが、これらのものは発明の必
須要件ではない。これらのものを添加しなくとも排気ガ
スに水を接触させるとNOxの一部はO2と化合して亜
硝酸又は硝酸となり、水の中に溶け、次ぎにくる排気ガ
スのCOをCO2にする酸化剤として働く。また排気ガ
ス中の油分は分散粒子となり、上記窒素酸化物を吸着す
る働きがある。
【0039】この発明は上記実施例では自動車のエンジ
ンの排気ガスにつき説明したが、この発明の高圧の燃焼
排気ガスにはディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、
2サイクルエンジンの排気ガス、ヘリコブター等の航空
機の排気ガス、船舶のエンジンの排気ガス、ガスタービ
ンの排気ガス、発電機用エンジンの排気ガス、工場内の
ボイラー等の燃焼排気ガス、レストランや一般家庭の厨
房の排気ガス等が含まれる。従ってこの発明はこれらの
排気ガスに適用できるものである。
【0040】
【発明の効果】請求項1項の発明では、高温の燃焼排気
ガスを適宜のチャンバー内で水に接触させることによ
り、その熱で当該水が気化し、この気化熱によって排気
ガス自体の温度が下がる。この原理により排気ガスを外
気温に近い温度まで冷却処理することができる。従って
従来これらの高温の燃焼排気ガスをそのまま外気に排出
させているため、地球の温暖化が進んでいるが、この発
明の処理によりこれを阻止することができる。しかもま
たこれらの排気ガスの冷却により、排気口からの遠赤外
線分の検出が難しくなり、標的等から守ることもでき
る。
【0041】また上述の如く水に接触させることによ
り、排気ガス中のカーボン粉末等の固形微粒子や有害ガ
スを分解させて当該水に吸着させ、これにより固形微粒
子や有害ガスを排気ガスから分離させることができる。
また上述の如く水に接触させることにより排気ガス中の
ガス状の水分が、排気ガス自体の温度の降下により凝集
し、液化する。この液化により体積を減少させ、減圧す
る。この様な減圧が燃焼の吸気を促し、燃焼は完全燃焼
に近くなり、必要以上の温度に上昇しないため、一酸化
炭素や窒素酸化物等の発生が極度に押さえられる。従っ
て排気ガスをクリーンな状態にして外気に放出すること
ができる。
【0042】請求項2項の発明では、上記請求項1項の
効果に加え、排気ガスと接触させる水に界面活性剤等の
分散剤及び消泡剤を少量添加することにより排気ガス中
のカーボン粉末等の固形微粒子や有害ガスの吸着、分離
をより確実なものにできる。
【0043】請求項3項、5項及び6項の発明では、上
記請求項1項及び2項における効果に加え、複数個のフ
ィルターの少なくとも最前のフィルターに界面活性剤等
の分散剤及び消泡剤を少量添加した水を注ぐため、フィ
ルターに水が付着し、排気ガスの水との接触面積を増や
し、排気ガスの冷却を確実なものにするとともに、排気
ガス中の固形微粒子や有害ガスの分解、水への吸着、分
離をフィルターを通して確実なものにしている。
【0044】また上記請求項4項の発明は上記請求項3
項及び5項の発明とほぼ同様な効果を有するが、さらに
各フィルターを通過する前の排気ガスに水を接触させて
当該排気ガスを冷却し、接触した水は水蒸気となって各
フィルターに付着し、排気ガスはこれらの水に接して排
気ガスの中の微粒子、その他の活性のあるガス体、重金
属等を素早く吸着する。そしてこれらの工程を数回繰り
返すことにより、徐々に温度を下げかつ固形微粒子等を
分離していく。従って外気に排気される時は外気温とほ
ぼ同じ温度となり、かつカーボン等の固形微粒子はほと
んど無くなる。
【0045】上記請求項7項の発明では、上記請求項3
項、4項、5項及び6項の発明の効果に加え、各フィル
ターの構成が多数枚の薄板を並べただけの極めて簡単な
構造であり、目づまりもほとんどなく、固形微粒子を確
実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態例における概略構
成図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態例におけるフィル
ターを示す構成図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態例における概略構
成図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態例における各カラ
ム室での排気ガスの温度を示すグラフ図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態例における各カラ
ム室での排気ガスに含有する窒素酸化物等の含有量を示
すグラフ図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態例における概略構
成図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態例におけるフィル
ターの説明斜視図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態例におけるフィル
ターの原理説明図である。
【図9】この発明の第3の実施の形態例における排気ガ
スの流れを示す説明概略図である。
【図10】この発明の第4の実施の形態例における概略
構成図である。
【図11】この発明の第4の実施の形態例における第1
密閉室の概略構成断面図である。
【図12】この発明の第3及び第4の実施の形態例にお
けるフィルターの他の例を示す斜視図である。
【図13】この発明の第3及び第4の実施の形態例にお
けるフィルターのさらに他の例を示す斜視図である。
【図14】この発明のポンプの駆動源の一例を示す概略
説明図である。
【図15】この発明の排気ガスの通路に水を噴霧する他
の例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 放熱器 2 フィルターボッ
クス 3 サイクロン 4 フィルター 5 小片 6 タンク 7 ポンプ 8 噴出口 10 排気パイプ 11 第1密閉室 12 第2密閉室 13 第3密閉室 14 第4密閉室 11a カラム室 12a カラム室 13a カラム室 14a カラム室 15 隔壁 16 タンク 17 導入パイプ 18 通路 19 冷却パイプ 20 排気通路 23 水注出口 24 ポンプ 25 箱型本体 26 導入パイプ 27 ガイド板 28 タンク 29 通路 30 フィルター 30a 薄板 31 排気パイプ 32 固定層 33 流動層 34 箱型本体 35 導入パイプ 36 第1密閉室 37 第2密閉室 38 第3密閉室 39 第4密閉室 40 邪魔板室 41 排気パイプ 42 タンク 43 噴霧区画 43a ノズル 44 フィルター区画 45 フィルター 45a 弾性板体 45b 突起又は小孔 46 支持軸 47 プロペラ 48 通路 49 オリフィス弁 50 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/02 B01D 53/34 135A 301 3/04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温の排気ガスを外気に排出する経路に
    おいて、適宜の密閉したチャンバー内で当該排気ガスを
    循環使用する水に接触させて当該排気ガスを冷却させる
    とともに排気ガス中のカーボン粉末等の固形微粒子及び
    一酸化炭素等の有害ガスを分解、吸着させることを特徴
    とする、燃焼排気ガスの冷却及び浄化方法。
  2. 【請求項2】 高温の排気ガスを外気に排出する経路に
    おいて、適宜の密閉したチャンバー内で当該排気ガスを
    界面活性剤等の分散剤及び消泡剤を少量添加した水を循
    環させて接触させ、当該排気ガスを冷却させるととも
    に、排気ガス中のカーボン粉末等の固形微粒子及び一酸
    化炭素等の有害ガスを分解、吸着させることを特徴とす
    る、燃焼排気ガスの冷却及び浄化方法。
  3. 【請求項3】 高温の排気ガスを外気に排出する経路に
    おいて、適宜の密閉したチャンバー内に複数個のフィル
    ターを連設し、これらの各フィルターに排気ガスを通
    し、これらの各フィルターに界面活性剤等の分散剤及び
    消泡剤を少量添加した循環水を注ぎ、当該フィルターを
    通過する排気ガスをこれらの水に触れさせて冷却させる
    とともに、排気ガス中のカーボン粉末等の固形微粒子及
    び一酸化炭素等の有害ガスを分解し上記水に吸着させる
    ことを特徴とする、燃焼排気ガスの冷却及び浄化方法。
  4. 【請求項4】 高温の排気ガスを外気に排出する経路に
    おいて、適宜の密閉したチャンバー内に複数個のフィル
    ターを連設し、これらの各フィルターに排気ガスを通
    し、これらの各フィルターに排気ガスを通す前に界面活
    性剤等の分散剤及び消泡剤を少量添加した循環水を排気
    ガスに接触させて冷却させるとともに、当該各フィルタ
    ーにおいて排気ガス中のカーボン粉末等の固形微粒子及
    び一酸化炭素等の有害ガスを分解し、上記水に吸着さ
    せ、これらの冷却、分離の工程を繰り返すことを特徴と
    する、燃焼排気ガスの冷却及び浄化方法。
  5. 【請求項5】 高温の排気ガスを外気に排出する経路に
    おいて、適宜の密閉したチャンバー内に複数個のフィル
    ターを連設し、少なくともこの内の最前のフィルターに
    界面活性剤等の分散剤及び消泡剤を少量添加した水を注
    ぐ注出口を設け、上記各フィルターの下方に上記水の水
    面が位置する様にタンクを設け、このタンク内の水を上
    記注出口に導くポンプを設けたことを特徴とする、燃焼
    排気ガスの冷却及び浄化装置。
  6. 【請求項6】 高温の排気ガスを外気に排出する経路に
    おいて、適宜の密閉したチャンバー内に複数個のフィル
    ターを連設し、各フィルターに導入する前に界面活性剤
    等の分散剤及び消泡剤を少量添加した水に上記排気ガス
    を通すか又は接触させる構成とし、上記各フイルターの
    下方に上記水の水面が位置するようにタンクを設け、こ
    のタンク内の水を上記各接触箇所に導くポンプを設けた
    ことを特徴とする、燃焼排気ガスの冷却及び浄化装置。
  7. 【請求項7】 高温の排気ガスを外気に排出する経路に
    おいて、適宜の密閉したチャンバー内に複数個のフィル
    ターを連設し、少なくとも最前のフィルターに導入する
    前に界面活性剤等の分散剤及び消泡剤を少量添加した水
    に上記排気ガスを通すか又は接触させる構成とし、上記
    各フイルターの下方に上記水の水面が位置するようにタ
    ンクを設け、このタンク内の水を上記各接触箇所に導く
    ポンプを設け、上記各フィルターは排気ガスを間に通す
    複数の板体を略平行に設け、これらの板体の間隙を二層
    流が生じる巾としたことを特徴とする、燃焼排気ガスの
    冷却及び浄化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1710405A1 (en) * 2005-03-31 2006-10-11 Antonio Petrolini Silencer for trapping particulates by using water
JP2007051626A (ja) * 2005-08-12 2007-03-01 Hideo Kuwabara 自動車、船舶、操行車輌の排気ガス濃度削減集塵装置。
JP5940727B2 (ja) * 2013-03-18 2016-06-29 川崎重工業株式会社 洗浄冷却装置、egrユニット、及びエンジンシステム

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