JPH0938440A - 簡易冷房付き空気洗浄器 - Google Patents

簡易冷房付き空気洗浄器

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JPH0938440A
JPH0938440A JP18993995A JP18993995A JPH0938440A JP H0938440 A JPH0938440 A JP H0938440A JP 18993995 A JP18993995 A JP 18993995A JP 18993995 A JP18993995 A JP 18993995A JP H0938440 A JPH0938440 A JP H0938440A
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JP
Japan
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air
water
cleaning
air cleaner
cooling
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Application number
JP18993995A
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English (en)
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Hideaki Fukui
秀明 福井
Shuichi Ishiyama
修一 石山
Akio Domoto
昭夫 道本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発潜熱により冷却された洗浄排水の顕熱を
屋内冷房に有効利用することができる簡易冷房付き空気
洗浄器を提供する。 【解決手段】 屋内の空気を洗浄塔内に吸入し、この空
気を洗浄水と接触させて空気中の汚染物質を除去し、さ
らにこの空気を洗浄塔外に排出する空気洗浄器本体と、
冷却コイルを有し屋内に冷風を供給する冷房装置とを備
え、上記空気洗浄器本体にて吸入した空気中の汚染物質
を除去する際に空気と接触し蒸発潜熱により冷却された
洗浄排水を、上記冷房装置における冷却コイルの冷媒と
して使用し、さらに上記空気洗浄器本体に吸入した空気
と接触させて空気中の汚染物質を除去するための洗浄給
水として循環させる洗浄水の循環経路が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は簡易冷房付き空気洗
浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、スクラバーやエアーワッシャ
ー等のように空気を水と接触させることにより空気中の
粉塵等の汚染物質を除去する空気洗浄器が知られてい
る。ところで、このような空気洗浄器においては、空気
を水と接触させたときに水の蒸発による熱交換が行われ
るために空気と接触後の洗浄排水は冷却されて元の温度
よりも低温となる。従来の空気洗浄器においては、空気
中の汚染物質の除去が主目的であり、蒸発潜熱により冷
却された洗浄排水の顕熱は有効利用されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、蒸発潜熱により冷却された洗
浄排水の顕熱を屋内冷房に有効利用することができる簡
易冷房付き空気洗浄器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る簡易冷房
付き空気洗浄器は、屋内の空気を洗浄塔内に吸入し、こ
の空気を洗浄水と接触させて空気中の汚染物質を除去
し、さらにこの空気を洗浄塔外に排出する空気洗浄器本
体と、冷却コイルを有し屋内に冷風を供給する冷房装置
とを備え、上記空気洗浄器本体にて吸入した空気中の汚
染物質を除去する際に空気と接触し蒸発潜熱により冷却
された洗浄排水を、上記冷房装置における冷却コイルの
冷媒として使用し、さらに上記空気洗浄器本体に吸入し
た空気と接触させて空気中の汚染物質を除去するための
洗浄給水として循環させる洗浄水の循環経路が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0005】ここで、本発明において洗浄水とは空気洗
浄器本体にて空気と接触させて空気中の汚染物質を除去
するために用いられる水のことであり、この洗浄水のう
ち、空気浄化前のものを洗浄給水とし、空気浄化後のも
のを洗浄排水とする。
【0006】請求項2に係る簡易冷房付き空気洗浄器
は、請求項1記載の簡易冷房付き空気洗浄器において、
空気洗浄器本体と冷房装置とが別体に設けられ、上記洗
浄水の循環経路を空気洗浄器本体の系外に延設すること
により連絡されていることを特徴とするものである。
【0007】請求項3に係る簡易冷房付き空気洗浄器
は、請求項1記載の簡易冷房付き空気洗浄器において、
空気洗浄器本体と冷房装置とが一体に設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項4に係る簡易冷房付き空気洗浄器
は、請求項1乃至請求項3いずれか記載の簡易冷房付き
空気洗浄器において、空気洗浄器本体をレンジフードと
一体に設け、このレンジフードから空気を洗浄塔内に吸
入し、これを水と接触させて空気中の汚染物質を浄化
し、さらにこの浄化された空気を屋外に排出するように
したことを特徴とするものである。
【0009】請求項5に係る簡易冷房付き空気洗浄器
は、請求項4記載の簡易冷房付き空気洗浄器において、
冷房装置のエア吹出口が、このエア吹出口から出る冷風
がレンジフードの下方のレンジにて調理する人に直接当
たるように設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る簡易冷房付き空気洗浄器を示す概略断面図である。
【0011】該実施形態に係る簡易冷房付き空気洗浄器
は、屋内の空気を洗浄塔1内に吸入し、この空気を洗浄
水と接触させて空気中の汚染物質を除去し、さらにこの
空気を洗浄塔1外に排出する空気洗浄器本体Aと、冷却
コイル7を有し屋内に冷風を供給する冷房装置Bとから
構成されており、空気洗浄器本体Aにて吸入した空気中
の汚染物質を除去する際に空気と接触し蒸発潜熱により
冷却された洗浄排水を、冷房装置Bにおける冷却コイル
7の冷媒として使用し、さらに空気洗浄器本体Aに吸入
した空気と接触させて空気中の汚染物質を除去するため
の洗浄給水として循環させる洗浄水の循環経路管6が配
管されているものである。
【0012】該実施形態に係る簡易冷房付き空気洗浄器
は、冷房装置Bが空気洗浄器本体Aとは別体で設置され
ており、循環経路管6を空気洗浄器本体Aの系外に延設
することにより連絡されている。
【0013】空気洗浄器Aについて詳しく説明すると、
空気洗浄器本体Aは多段塔スクラバー型の空気洗浄器で
あって、洗浄塔1が縦長略箱型に形成され屋内床上に設
置されている。この洗浄塔1において、側壁の下方部に
は屋内に開口するエア吸入口4が設けられ、天板部には
エア吹出口3が設けられ、洗浄塔1内部の略中央部には
この洗浄塔1の内部空間を上下に隔てる多孔プレート5
が水平に設けられており、洗浄塔1内に空気をエア吸入
口4から吸入すると共にエア吹出口3から排気する動力
源であるファン2が多孔プレート5とエア吹出口3との
間に設けられている。また、多孔プレート5とファン2
との間にはエリミネーター16が設けられている。
【0014】多孔プレート5は、上下に連通する貫通孔
を多数有するもので、エア吸入口4から洗浄塔1内に吸
入された空気を浄化する洗浄水が上方から供給されるよ
うになっている。この多孔プレート5は、一段または複
数段設けられていても構わないものである。
【0015】この多孔プレート5上に供給された洗浄水
は多孔プレート5の貫通孔から下方に流れ落ちるもの
で、洗浄塔1内部の下端部は多孔プレート5の貫通孔か
ら流れ落ちた洗浄排水を受け貯留する貯水槽18となっ
ている。
【0016】循環経路管6は、貯水槽18から洗浄排水
を吸引し、これを洗浄給水として多孔プレート5上に供
給するという洗浄水のリサイクル利用するために設けら
れているもので、該実施形態においては、貯水槽18か
ら導出されて空気洗浄器本体Aの系外に配管され、さら
に洗浄塔1に回帰するように配管されている。この循環
経路管6については詳しく後述する。
【0017】空気洗浄器本体Aには、貯水槽18から洗
浄排水を排出する排水管12と、貯水槽18に水道水を
供給する給水管13がそれぞれ設けられている。排水管
12は排水弁14を備えており、循環経路管6により循
環する洗浄水の汚れ具合等に応じて貯水槽18に溜まる
洗浄排水を排出することができるものである。一方、給
水管13は先端部にフローター付きタップ15を備えて
おり、貯水槽18の水位に応じて給水し、水位を一定範
囲に安定させることができるものである。
【0018】空気洗浄器本体Aの動作について説明する
と、ファン2を作動させることにより、エア吸入口4か
ら洗浄塔1内に空気が吸入され、この空気は多孔プレー
ト5の貫通孔を下から上に通過して多孔プレート5上に
供給された洗浄水とバブリングしながら接触し、粉塵等
の汚染物質が除去される。同時に、多孔プレート5上の
洗浄水の一部は空気流に逆らって貫通孔から貯水槽18
へと流れ落ちる。多孔プレート5にて浄化された空気
は、エリミネーター16を通過して除滴された後、ファ
ン2に吸引排出され、エア吹出口3から送り出される。
【0019】ところで、多孔プレート5にて洗浄水と空
気とを接触させる際には、洗浄水と空気との間で水の蒸
発により熱交換が行われ、ゆえに多孔プレート5から貯
水槽18へと流れ落ちる洗浄排水は冷却されて多孔プレ
ート5上に供給される洗浄給水よりも温度が低くなるも
のである。
【0020】次に冷房装置Bについて説明する。この冷
房装置Bは屋内天井部に取り付けられ屋内に冷風を供給
するもので、屋外に開口する吸気口10と屋内に開口す
る送気口11とを有する通気路8を備え、この通気路8
の途中に熱交換機として冷却コイル7を備えている。ま
た通気路8にはファン(図示せず)が設けられている。
この冷房装置Bは、上記ファンを作動させることにより
吸気口10から外気が通気路8内に取り込まれ、冷却コ
イル7を通過し冷却された後、送気口11より屋内に冷
風を送り出すものである。なお、吸気口10は屋内に開
口するものであっても構わないものである。
【0021】該実施形態では、冷房装置Bと空気洗浄器
本体Aとは循環経路管6により連絡されているもので、
冷房装置Bの冷却コイル7が空気洗浄器本体Aの循環経
路管6の一部となっている。すなわち循環経路管6は、
冷却コイル7と、洗浄塔1の貯水槽18内の洗浄排水を
冷却コイル7に送る送水管6aと、冷却コイル7から熱
交換に用いられた後の水を多孔プレート5上に洗浄給水
として循環させ供給する帰水管6bとから構成されてい
る。
【0022】該実施形態において、送水管6aは、一端
が洗浄塔1の貯水槽18内に開口し、且つ他端が冷却コ
イル7の入水側端部に接続されており、洗浄塔1側の端
部近傍にポンプ9が設けられているもので、空気洗浄器
本体Aの系外に延設され建物の壁を伝って冷房装置Bに
配管されている。帰水管6bは、一端が冷却コイル7の
排水側端部に接続され、他端が洗浄塔1内の多孔プレー
ト5上に開口しており、送水管6aと略平行して建物の
壁を伝って冷房装置Bから空気洗浄器本体Aに配管され
ている。
【0023】そして、ポンプ9を作動させることによ
り、貯水槽18内の洗浄排水は送水管6aから冷却コイ
ル7に送水され、この冷却コイル7内を流れた後、帰水
管6bを経て洗浄塔1内の多孔プレート5上に循環給水
されるようになっている。
【0024】ここで、貯水槽18内の洗浄排水は、上述
したように多孔プレート5にて洗浄水が空気と接触する
際の蒸発潜熱により冷却されているので、冷房装置Bの
冷却コイル7においては洗浄排水の顕熱により通気路8
内を流れる空気と熱交換が行われ、冷房装置Bの送気口
11より屋内に送り出される風は冷風となる。この冷房
装置Bは、空気洗浄器本体Aにより浄化される屋内の空
気の湿度により冷却効果が増減するものであるが、少な
くとも屋内の空気よりは温度が低い空気を提供できるも
のである。このように、空気洗浄器本体Aにて空気洗浄
により冷却された洗浄排水は、冷房装置Bの冷却コイル
7における冷媒としてその顕熱が有効利用されるもので
ある。
【0025】図2は本発明の他の実施形態に係る簡易冷
房付き空気洗浄器を示す概略断面図である。以下、図2
に示す実施形態の簡易冷房付き空気洗浄器について説明
する。
【0026】該実施形態に係る簡易冷房付き空気洗浄器
は、前述の実施形態と同様に、屋内の空気を洗浄塔1内
に吸入し、この空気を洗浄水と接触させて空気中の汚染
物質を除去し、さらにこの空気を洗浄塔1外に排出する
空気洗浄器本体Aと、冷却コイル7を有し屋内に冷風を
供給する冷房装置Bとから構成されており、空気洗浄器
本体Aにて吸入した空気中の汚染物質を除去する際に空
気と接触し蒸発潜熱により冷却された洗浄排水を、冷房
装置Bにおける冷却コイル7の冷媒として使用し、さら
に空気洗浄器本体Aに吸入した空気と接触させて空気中
の汚染物質を除去するための洗浄給水として循環させる
洗浄水の循環経路管6が配管されているものであるが、
該実施形態に係る簡易冷房付き空気洗浄器においては、
冷房装置Bが空気洗浄器本体Aと一体となっている。
【0027】該実施形態に係る簡易冷房付き空気洗浄器
は、空気洗浄器本体Aにレンジフード20が一体に設け
られており、キッチン等における壁のレンジ上に設置さ
れているもので、冷房装置Bが空気洗浄器本体Aおよび
レンジフード20の上方に一体に設けられている。レン
ジフード20から空気を洗浄塔1内に吸入し、これを洗
浄水と接触させて空気中の汚染物質を浄化し、さらにこ
の浄化された空気を屋外に排出するようになっている。
【0028】空気洗浄器本体Aについて説明すると、空
気洗浄器本体Aは多段塔スクラバー型の空気洗浄器であ
って、洗浄塔1が縦長略箱型に形成されレンジフード2
0に隣接して一体に設けられている。この洗浄塔1にお
いて、エア吸入口4がレンジフード20側の側壁に開口
しており、エア吹出口3が屋外に開口している。洗浄塔
1内部の略中央部には、前述の実施形態と同様に、洗浄
塔1の内部空間を上下に隔てる多孔プレート5が水平に
設けられている。この多孔プレート5の上方にはエリミ
ネーター16が設けられており、エア吹出口3は洗浄塔
1の内部におけるエリミネーター16の上位空間に開口
している。該実施形態では、レンジフード20のファン
2が洗浄塔1内に空気をエア吸入口4から送り込むと共
にエア吹出口3から排気する動力源として用いられてい
る。
【0029】空気洗浄器本体Aにおいては、前述の実施
形態と同様に、洗浄塔1内部の下端部が洗浄排水を貯留
する貯水槽18となっており、この貯水槽18から洗浄
排水を排出する排水管12と、貯水槽18に水道水を供
給する給水管13がそれぞれ設けられている。排水管1
2は排水弁14を備えており、洗浄水の汚れ具合等に応
じて貯水槽18に溜まる洗浄排水を排出することがで
き、一方、給水管13は先端部にフローター付きタップ
15を備えており、貯水槽18の水位に応じて給水し、
水位を一定範囲に安定させることができるようになって
いる。
【0030】循環経路管6は、冷却コイル7と、洗浄塔
1の貯水槽18内の洗浄排水を冷却コイル7に送る送水
管6aと、冷却コイル7から熱交換に用いられた後の水
を多孔プレート5上に洗浄給水として循環させ供給する
帰水管6bとから構成されているもので、該実施形態で
は、空気洗浄器本体Aと冷房装置Bとが一体となってい
ることより、該簡易冷房付き空気洗浄器の系内におい
て、空気洗浄器本体Aと冷房装置Bとを直接連絡するよ
うに配管されている。送水管6aは、貯水槽18の近傍
に洗浄排水を吸引するポンプ9を備えている。
【0031】次に冷房装置Bについて説明する。該実施
形態において冷房装置Bは、空気洗浄器本体Aの天板、
及びレンジフード20の上板に沿って通気路8が形成さ
れ、この通気路8内における空気洗浄器本体Aの天板上
方に冷却コイル7を備えている。通気路8は吸気口10
が屋外に開口し、一方、送気口11がレンジフード20
の前端部に下向きに開口している。また、通気路8内に
おける冷却コイル7の屋内側にはファン17が設けられ
ている。
【0032】該実施形態に係る簡易冷房付き空気洗浄器
の動作について説明する。まず、空気洗浄器本体Aにお
いて、ファン2を作動させることにより、レンジフード
20下方のレンジにて調理等することにより汚れた空気
は、レンジフード20の枠内に集められファン2を通っ
てエア吸入口4から洗浄塔1内に送られ、この空気は多
孔プレート5の貫通孔を下から上に通過して多孔プレー
ト5上に供給された洗浄水とバブリングしながら接触
し、粉塵等の汚染物質が除去される。多孔プレート5に
て浄化された空気は、エリミネーター16を通過して除
滴された後、ファン2に吸引排出され、エア吹出口3か
ら送り出される。
【0033】一方、空気が多孔プレート5の貫通孔を下
から上に通過する際に、多孔プレート5上の洗浄水の一
部は空気流に逆らって貫通孔から貯水槽18へと流れ落
ちる。このとき、洗浄水と空気との間で蒸発潜熱による
熱交換が行われ、貯水槽18へと流れ落ちた洗浄排水
は、元の洗浄水よりも冷水となる。この貯水槽18内の
洗浄排水は、ポンプ9を作動させることにより送水管6
aから冷却コイル7に送水され、この冷却コイル7内を
流れた後、帰水管6bを経て洗浄塔1内の多孔プレート
5上に洗浄給水として循環給水される。
【0034】さらに冷房装置Bにおいて、ファン17を
作動させることにより吸気口10から外気が通気路8内
に取り込まれ、冷却コイル7を通過し冷却された後、送
気口11より屋内に冷風を送り出す。このとき、送気口
11がレンジフード20の前端部に下向きに開口してい
ることより、レンジフード20の下方のレンジで調理等
を行う人の頭上に冷風がかかるようになっており、レン
ジで調理等を行うことにより暑くなった人の上半身を冷
ますことができるようになっている。
【0035】
【発明の効果】請求項1に係る簡易冷房付き空気洗浄器
によると、屋内の空気を洗浄塔内に吸入し、この空気を
洗浄水と接触させて空気中の汚染物質を除去し、さらに
この空気を洗浄塔外に排出する空気洗浄器本体と、冷却
コイルを有し屋内に冷風を供給する冷房装置とを備え、
上記空気洗浄器本体にて吸入した空気中の汚染物質を除
去する際に空気と接触し蒸発潜熱により冷却された洗浄
排水を、上記冷房装置における冷却コイルの冷媒として
使用し、さらに上記空気洗浄器本体に吸入した空気と接
触させて空気中の汚染物質を除去するための洗浄給水と
して循環させる洗浄水の循環経路が設けられているの
で、蒸発潜熱により冷却された洗浄排水の顕熱を屋内冷
房として有効利用することができる。したがって、エア
コンディショナー等における屋内冷房にかかる負荷が低
減され、空調の省エネルギー化ができる。
【0036】請求項2に係る簡易冷房付き空気洗浄器に
よると、請求項1記載の簡易冷房付き空気洗浄器におい
て、空気洗浄器本体と冷房装置とが別体に設けられてい
る場合であっても、上記洗浄水の循環経路を空気洗浄器
本体の系外に延設して連絡することにより対応すること
ができる。
【0037】請求項3に係る簡易冷房付き空気洗浄器に
よると、請求項1記載の簡易冷房付き空気洗浄器におい
て、空気洗浄器本体と冷房装置とが一体に設けられてい
るので、洗浄水の循環経路を系外に延設する施工手間が
不要となる。
【0038】請求項4に係る簡易冷房付き空気洗浄器に
よると、請求項1乃至請求項3いずれか記載の簡易冷房
付き空気洗浄器において、空気洗浄器本体をレンジフー
ドと一体に設け、このレンジフードから空気を洗浄塔内
に吸入し、これを水と接触させて空気中の汚染物質を浄
化し、さらにこの浄化された空気を屋外に排出するよう
にしたことにより、レンジフードの下方のレンジで調理
等する際に発生する汚れた空気を浄化して屋外に排出す
ることができ、しかも、このとき空気洗浄器本体におい
て空気を浄化刷る際に蒸発潜熱により冷却された洗浄排
水の顕熱を屋内冷房に有効利用することができる。
【0039】請求項5に係る簡易冷房付き空気洗浄器に
よると、請求項4記載の簡易冷房付き空気洗浄器におい
て、冷房装置のエア吹出口が、このエア吹出口から出る
冷風がレンジフードの下方のレンジにて調理する人に直
接当たるように設けられているので、レンジにて調理す
ることにより暑くなった人に冷風を送って冷ますことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る簡易冷房付き空気洗
浄器を示す概略断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る簡易冷房付き空気
洗浄器を示す概略断面図である。
【符号の説明】
A 空気洗浄器本体 B 冷房装置 1 洗浄塔 2 ファン 6 循環経路管 7 冷却コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内の空気を洗浄塔内に吸入し、この空
    気を洗浄水と接触させて空気中の汚染物質を除去し、さ
    らにこの空気を洗浄塔外に排出する空気洗浄器本体と、
    冷却コイルを有し屋内に冷風を供給する冷房装置とを備
    え、 上記空気洗浄器本体にて吸入した空気中の汚染物質を除
    去する際に空気と接触し蒸発潜熱により冷却された洗浄
    排水を、上記冷房装置における冷却コイルの冷媒として
    使用し、さらに上記空気洗浄器本体に吸入した空気と接
    触させて空気中の汚染物質を除去するための洗浄給水と
    して循環させる洗浄水の循環経路が設けられていること
    を特徴とする簡易冷房付き空気洗浄器。
  2. 【請求項2】 空気洗浄器本体と冷房装置とが別体に設
    けられ、上記洗浄水の循環経路を空気洗浄器本体の系外
    に延設することにより連絡されていることを特徴とする
    請求項1記載の簡易冷房付き空気洗浄器。
  3. 【請求項3】 空気洗浄器本体と冷房装置とが一体に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の簡易冷房
    付き空気洗浄器。
  4. 【請求項4】 空気洗浄器本体をレンジフードと一体に
    設け、このレンジフードから空気を洗浄塔内に吸入し、
    これを水と接触させて空気中の汚染物質を浄化し、さら
    にこの浄化された空気を屋外に排出するようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載の簡易
    冷房付き空気洗浄器。
  5. 【請求項5】 冷房装置のエア吹出口が、このエア吹出
    口から出る冷風がレンジフードの下方のレンジにて調理
    する人に直接当たるように設けられていることを特徴と
    する請求項4記載の簡易冷房付き空気洗浄器。
JP18993995A 1995-07-26 1995-07-26 簡易冷房付き空気洗浄器 Pending JPH0938440A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304110A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Rinnai Corp グリル

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304110A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Rinnai Corp グリル
JP4678693B2 (ja) * 2007-06-06 2011-04-27 リンナイ株式会社 グリル

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