JPH09331095A - 光増幅器の光サージ防止制御方式 - Google Patents

光増幅器の光サージ防止制御方式

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JPH09331095A
JPH09331095A JP14705296A JP14705296A JPH09331095A JP H09331095 A JPH09331095 A JP H09331095A JP 14705296 A JP14705296 A JP 14705296A JP 14705296 A JP14705296 A JP 14705296A JP H09331095 A JPH09331095 A JP H09331095A
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optical
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signal
reference voltage
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JP14705296A
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Tsukasa Takahashi
司 高橋
Hiroyuki Ito
洋之 伊藤
Yuji Tamura
裕司 田村
Mikinori Yamanaka
幹則 山中
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】EDF光増幅器の制御方式に関し、光入力パワ
ーの変動時における、光サージ出力の発生を防止し、ま
たはサージ量を減少させることを目的とする。 【解決手段】光ALCループにおいて、入力光を分岐し
た光から光入力パワーをモニタした信号を発生する光入
力モニタ11と、光入力モニタ11からの入力信号に対
して所定の演算を行って光入力パワーの変動を検出した
信号を発生する入力変動検出回路12と、この検出信号
と予め設定されたレベルとを比較する比較器13と、比
較器13の出力信号に応じて基準電圧のレベルを切替え
る切替え器14とを備えて、光入力パワーの変動時、通
常動作時の基準電圧に代えて入力変動時の基準電圧を発
生し、この基準電圧によって光増幅器のALC制御を行
うことによって、入力変動時に強制的に励起LDの電流
を低下させて、入力光の立ち上がり時に出力されるサー
ジ量を減少させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EDF(Erbium D
oped Fiber)を用いた光増幅器の制御方式に関し、特に
光入力パワーの変動時における、光サージ出力の発生を
防止し、または発生するサージ量を減少させるための、
制御方式に関するものである。
【0002】光増幅器を使用する光伝送システムにおい
ては、伝送されてきた光信号は、光増幅されてから光−
電気(O/E)変換器に入力されるが、信号の送出点
や、伝送経路の途中において、メンテナンス時や、光フ
ァイバの損失変動時等において、信号光パワー(光子)
の増加する領域において、誘導放出によって、光増幅器
の出力にサージが発生することがある。
【0003】O/E変換器には、受光できる光パワーの
上限があり、これを超えた場合には、受光素子に過大な
電流が流れて、素子を破壊する可能性がある。また、急
激な信号光レベルの上昇によって、受光素子やO/E変
換器内のプリアンプが飽和して、伝送信号にエラーが発
生する恐れもある。そこで、光増幅器において、入力光
レベルの変動が生じた場合でも、出力光レベルのプラス
側に生じるサージ量を抑えることが可能な、制御方式が
必要となる。
【0004】
【従来の技術】以下においては、光増幅器の制御方式を
ALC(Automatic Level Control )方式とする。図9
は、光増幅器におけるALCループの構成例を示したも
のである。
【0005】図9において、1は合波器(WDM)であ
って、入力信号光と励起光とを合波する。2はEDFか
らなる光増幅器であって、信号光を増幅する。3は分岐
器であって、光増幅器2で増幅された増幅信号光の一部
を分岐する。4は励起レーザダイオード(LD)であっ
て、合波器1を介して光増幅器2に入力する励起光を発
生する光源である。5は光出力モニタ用フォトダイオー
ド(PD)であって、分岐器3において分岐された光を
電気信号に変換する受光素子である。
【0006】6は電流源であって、励起LD4に電流を
供給する。7は電流/電圧(I/V)変換器であって、
光出力モニタ用PD5からの電流信号を電圧信号に変換
する。8はALC基準電圧(ALC−ref)であっ
て、ALCレベルの収束(基準)電圧である。9は比較
器であって、I/V変換器7からの入力電圧信号とAL
C−refとを比較して、差分に対応する誤差信号を発
生して、電流源6の電流の大きさを制御する。
【0007】図10は、従来のALC制御時における各
部信号を示したものである。光入力パワーが図示のよう
に変化した場合、ALCループでは、光入力が低下した
期間には、光出力パワーの低下を検出することによっ
て、励起LD電流を増大させて、設定した光出力パワー
に保つように制御を行う。また光出力が設定したパワー
を超えた期間には、設定パワーに低下するまで、励起L
D電流を減少させるか、または完全にオフにするように
制御を行う。
【0008】この場合、ALCループでは、分岐光に基
づく光出力モニタ用PD5からの電流信号出力をI/V
変換器7を介して電圧信号に変換し、この信号と、光増
幅器の出力パワー設定用の電気信号であるALC−re
f8とが、比較器9に入力されて比較される。
【0009】あるレベルの光信号が光増幅器2に入力さ
れた場合、光増幅器2の出力側に光信号が出力されてい
ないときは、I/V変換器7の出力値は0と考えられ
る。I/V変換器7の出力(光増幅器の出力)が設定レ
ベルに到達していないときは、比較器9は、励起LD電
流を増加させる方向の信号を出力し、電流源6は、これ
を受けて励起LD電流を増加させるようにフィードバッ
ク制御を行う。
【0010】励起によって光増幅器を構成するEDFの
増幅作用が始まり、その出力端から増幅された信号光が
出力され、I/V変換器7の出力が増加して、ALC−
ref8の値と同じになったとき、励起電流の増加は停
止する。実際は、ALC−ref8の値を中心として、
上下に変動を繰り返す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】光増幅器に入力される
変調信号光(平均値)が図10に示されるように変動
し、その変動時間が上準位の寿命(τ2eff )よりも遅い
場合、利得係数が光波形に応じて変化するため、増幅時
のひずみ(サージ)が生じ、これは平均入力レベルが大
きくなるほど顕著になる。
【0012】現状の増幅器では、入力に上記のような変
動が生じた場合、出力に現れた変動に応じて励起パワー
を制御するのみであるため、増幅光にひずみが生じた
り、サージが出力されたりする。
【0013】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、光入力パワーに変動が生
じた場合、ALC制御の安定レベル(出力設定レベル)
を低下させて、EDFに注入するエネルギー(励起光)
を減少させることにより、ALC制御を変更することな
く、入力光の立ち上がり時に出力されるサージ量を減少
させることが可能な、光増幅器の光サージ防止制御方式
を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】一般に、光増幅器には、
光入力が断になった場合、光入力モニタによって入力断
を検出して、励起LD電流をオフにする機能を有してい
る。この光入力モニタ信号から、光増幅器に入力される
光信号の変動を検出する回路を付加することによって、
光信号が変動した時点で、励起LD電流を低下させる制
御を行う。
【0015】図11は、本発明方式のALC制御を説明
するものである。図示のように、光入力低下時、励起L
D電流を低下させることによって、EDFの反転分布を
下げて、上準位に励起されるエルビウムイオンの数を減
らす。これによって、一度下がった光入力パワーが再び
増加したときに、誘導放出される電子を減少させて、出
力されるサージ量を低下させる。
【0016】図1は、本発明の原理的構成(1) を示した
ものであって、ALC制御ループにおける収束レベルを
定める、ALC基準電圧発生部の構成をブロック図によ
って示している。
【0017】図中、11は光入力モニタであって、光入
力パワーに応じたレベルの電気信号を出力する。12は
入力変動検出回路であって、光入力モニタからの電気信
号に対して所定の演算を行って、変動時に電気信号を出
力する。13は比較器であって、入力変動検出回路12
からの電気信号と基準電圧ref1とを比較して、比較
結果に応じて、オンまたはオフになる電気信号を出力す
る。14は切替え器であって、通常は、基準電圧ref
2を選択し、比較器3からの電気信号の出力時、基準電
圧ref3を選択して、ALC基準電圧(ALC−re
f)として出力する。
【0018】ここで、基準電圧ref1は、入力信号が
どのレベルになると、入力変動と判断するかを設定する
基準電圧である。基準電圧ref2は、通常状態のAL
C−ref(ALC制御時にループが収束する基準電
圧)である。基準電圧ref3は、入力変動時のALC
−refである。
【0019】光入力モニタ11において、光入力パワー
を分光し、受光素子等で受けて電気信号に変換する。光
入力が変動した場合、その変動に応じて電気信号が変動
する。入力変動検出回路12は、この電気信号に対し
て、所定の基準電圧と比較し、所定の演算を行うことに
よって、変動の割合に応じた信号を出力する。比較器1
3は、入力変動検出回路12からの信号を受けて動作
し、動作期間に、基準電圧ref1と入力変動検出回路
12からの信号とを比較して、例えば、入力変動検出回
路12からの電気信号の方が大きいときオンになり、そ
れ以外のときオフになる電気信号を出力する。切替え器
14は、比較器13からの信号を受けて、通常時は基準
電圧ref2を選択し、入力変動時は、基準電圧ref
3を選択して、ALC−refとして出力する。
【0020】図2は、本発明の原理的構成(2) を示した
ものである。図中、図1の場合と同じものを同じ番号で
示し、それらの動作は、図1の場合と同様である。15
はタイマであって、起動後、所定の時間経過時、出力を
発生する。
【0021】図2の場合、比較器13からの出力発生
時、タイマ15が起動して、任意に設定した時間後に、
切替え器14に対して、基準電圧を切り替えるための切
替え信号を出力する。従って図2の場合は、入力変動検
出回路12からの入力信号の変動を検出した信号が、基
準電圧ref1より大きいことが、比較器13において
検出されてから、ある時間遅れて切替え器14が動作し
て、所定の切替え動作を行って、ALC−refを出力
する。
【0022】このように本発明によれば、光増幅器のA
LCループにおいて、ALCレベルが収束すべき基準電
圧ALC−refを、光入力信号の変動(低下)を検出
して直ちに、またはある時間遅れて、変化させるので、
一度下がった光入力パワーが再び増加したときに、出力
されるサージ量を減少させることができる。
【0023】以下、本発明の課題を解決するための具体
的手段を記述する。
【0024】(1) 入力光と励起LD4からの光とを合波
して光増幅器2に入力して増幅された光出力を得るとと
もに、光増幅器2の出力光を分岐して光出力モニタ用P
D5において電流信号に変換しこの電流信号を電圧信号
に変換して基準電圧と比較して得られた誤差信号に応じ
て励起LD4の電流源6の電流を制御することによっ
て、光増幅器2の出力光のレベルを一定に保つ光ALC
ループにおいて、光入力パワーの変動時、基準電圧とし
て、通常動作時の基準電圧に代えて、入力変動時の基準
電圧を使用することによって、強制的に励起LD4の電
流を低下させるようにする。
【0025】(2) (1) の場合に、入力光を分岐した光か
ら光入力パワーをモニタした信号を発生する光入力モニ
タ11と、光入力モニタ11からの入力信号に対して所
定の演算を行って光入力パワーの変動を検出した信号を
発生する入力変動検出回路12と、この検出信号と予め
設定されたレベルとを比較する比較器13と、比較器1
3の出力信号に応じて基準電圧のレベルを切替える切替
え器14とを備えて、光入力パワーの変動時、通常動作
時の基準電圧に代えて入力変動時の基準電圧を発生す
る。
【0026】(3) (2) の場合に、比較器13の後にタイ
マ15を設け、比較器13の出力発生から切替え器14
の動作までの時間を任意に設定可能にする。
【0027】(4) (2) または(3) の場合に、入力変動検
出回路12において、光入力モニタ11からの入力信号
を積分した信号と入力信号とを比較して、この積分信号
が入力信号より大きい期間において光入力パワーの変動
を検出した信号を発生する。
【0028】(5) (4) の場合に、積分回路の定数を変更
することによって、光入力パワーの変動を検出した信号
の発生時間を任意に設定可能にする。
【0029】(6) (2) または(3) の場合に、入力変動検
出回路12において、光入力モニタ11からの入力信号
を微分した信号が通常時のレベルより低い期間におい
て、光入力パワーの変動を検出した信号を発生する。
【0030】(7) (6) の場合に、微分回路の定数を変更
することによって、光入力パワーの変動を検出するレベ
ルを任意に設定可能にする。
【0031】(8) (2) または(3) の場合に、切替え器1
4としてFETを使用する。
【0032】(9) (2) または(3) の場合に、切替え器1
4としてリレーを使用する。
【0033】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の実施形態(1) を
示したものであって、図9に示されたALCループのう
ち、ALC基準電圧(ALC−ref)発生部分を(a)
に示し、励起LD駆動部分を(b) に示している。また、
図4は、図3の実施形態の場合の各部信号波形を示すタ
イムチャートである。
【0034】図3(a) において、21は入力フォトダイ
オード(PD)であって、光入力をモニタして電流信号
に変換する。入力PD21の電流信号出力は、抵抗R1
によって電圧信号に変換される。22はバッファであっ
て、抵抗R1に発生した、光入力をモニタした電圧信号
をスルーで出力する。抵抗R2,コンデンサC1は積分
器を構成し、バッファ22の出力信号を積分して出力す
る。
【0035】23は比較器(COMP)であって、スル
ーで入力された入力信号と、積分された入力信号とを比
較して出力信号を発生する。24はトランジスタ(T
r)であって、COMP13からの出力信号に応じて、
オン,オフする。Vref2は、通常状態時のALCル
ープの基準電圧、Vref3は、入力変動時のALCル
ープの基準電圧である。
【0036】光入力信号が電圧信号に変換された信号を
SIG1(図中で示す)とし、光入力信号が積分され
た信号をSIG2(図中で示す)とする。SIG2
は、抵抗R2とコンデンサC1によって積分された信号
であり、R2とC1の定数によって定まる、充電および
放電の時定数を持つ。入力信号が通常状態のときは、S
IG1,SIG2は同じレベルの信号であるが、入力光
信号が変動すると、SIG1は同時に変化するが、SI
G2は設定されている時定数に従って遅れた信号とな
る。
【0037】COMP23は、SIG1とSIG2のレ
ベルを比較する比較器であって、SIG2よりSIG1
のレベルが低い場合は“H”を出力し、高い場合と同じ
場合は“L”を出力する。Tr24は、COMP23か
らの信号を受けて、“H”が入力されたときはオンし、
“L”が入力されたときはオフする。
【0038】Tr24がオフの状態では、出力のALC
−refから見ると開放の状態に見えるので、Vref
2のみが見える。一方、オンの状態では、出力のALC
−refから見ると接続の状態に見えるので、Vref
3のみが見える。
【0039】光入力パワーが通常状態では、ALCルー
プはVref2を収束レベルとして動作し、光入力パワ
ーが変動した場合は、ALCループはVref3を収束
レベルとして動作する。正常動作のためには、Vref
2>Vref3であることが必要であり、この場合、L
D電流は減少する。
【0040】図3(b) において、26は出力モニタ用フ
ォトダイオード(PD)であって、図示されない分岐器
において、出力光を分岐して得られた光入力をモニタし
て、電流信号を発生する。27はI/V変換器であっ
て、出力モニタ用PD26の電流信号を電圧信号に変換
する。28は比較器(COMP)であって、I/V変換
器27からの電圧信号と、ALC基準電圧(ALC−r
ef)とを比較して、誤差信号を出力する。29は制御
用増幅器、30は励起電流発生用トランジスタ、31は
励起LDであって、トランジスタ30を経て励起LD3
1に流れる電流を、抵抗R4によって検出して、検出電
圧を増幅器29に帰還することによって、光入力をモニ
タした信号が、ALC基準電圧(ALC−ref)に追
従するように制御が行われて、励起LD31を駆動する
電流源が形成される。
【0041】図5は、本発明の実施形態(2) を示したも
のであって、図9に示されたALCループのうち、(a)
に示すALC基準電圧(ALC−ref)発生部分のみ
を示している。この場合における、励起LD駆動部分の
構成は、図3(b) の場合と同様である。また、図6は、
図5の実施形態の場合の各部信号波形を示すタイムチャ
ートである。
【0042】図5において、図3の場合と同じものを同
じ番号で示している。コンデンサC2と抵抗R3は微分
器を構成している。COMP23は、微分された光入力
信号と基準電圧Vref1とを比較する。Vref1は
通常状態時の微分器出力電圧、Vref2はCOMP2
3の基準電圧、Vref3は通常状態時のALCループ
の基準電圧、Vref4は入力変動時のALCループの
基準電圧である。
【0043】光入力信号が電圧信号に変換された信号を
SIG1(図中で示す)とし、光入力信号が微分され
た信号をSIG2(図中で示す)とする。SIG2
は、コンデンサC2と抵抗R3とによって微分された信
号であり、C2とR3の定数によって、得られる信号の
大きさを変えることができる。換言すれば、入力光の変
動と判断するレベルを任意に設定できる。
【0044】COMP23は、SIG2とVre2のレ
ベルを比較する比較器であって、入力光信号レベルが通
常状態の場合は、SIG2はVref1となり、入力信
号が変動して微分信号が出力されると、(Vref1+
微分信号)がCOMP23に入力される。COMP23
は、Vref2よりSIG2のレベルが低い場合は
“H”を出力し、高い場合と同じ場合は“L”を出力す
る。Tr24は、COMP23からの信号を受けて、
“H”が入力されるとオンし、“L”が入力されるとオ
フする。
【0045】Tr24がオフの状態では、出力のALC
−refから見ると開放の状態に見えるので、Vref
3のみが見える。一方、オンの状態では、出力のALC
−refから見ると接続の状態に見えるので、Vref
4のみが見える。
【0046】光入力パワーが通常状態では、ALCルー
プはVref3を収束レベルとして動作し、光入力パワ
ーが変動した場合は、ALCループはVref4を収束
レベルとして動作する。正常動作のためには、Vref
3>Vref4であることが必要であり、この場合、L
D電流は減少する。
【0047】図7は、本発明の実施形態(3) を示したも
のであって、図9に示されたALCループのうち、(a)
に示すALC基準電圧(ALC−ref)発生部分のみ
を示している。この場合における、励起LD駆動部分の
構成は、図3(b) の場合と同様である。また、図8は、
図7の実施形態の場合の各部信号波形を示すタイムチャ
ートである。
【0048】図7において、図3の場合と同じものを同
じ番号で示している。コンデンサC2と抵抗R3は微分
器を構成する。COMP23は、微分された光入力信号
と基準電圧Vref1とを比較する。35はタイマであ
って、“H”入力時は、設定した任意の時間後に“H”
を出力し、“L”入力時は、遅延なしに“L”を出力す
る。36はインバータである。SW1,SW2はスイッ
チであって、それぞれ入力“L”のときオンとなり、入
力“H”のときオフとなる。Vref1は通常状態時の
微分器出力電圧、Vref2はCOMP23の基準電
圧、Vref3は通常状態時のALCループの基準電
圧、Vref3は入力変動時のALCループの基準電圧
である。
【0049】光入力信号が電圧信号に変換された信号を
SIG1(図中で示す)とし、光入力信号が微分され
た信号をSIG2(図中で示す)とする。SIG2
は、コンデンサC2と抵抗R3とによって微分された信
号であり、C2とR3の定数によって、得られる信号の
大きさを変えることができる。換言すれば、入力光の変
動と判断するレベルを任意に設定できる。
【0050】COMP23は、SIG2とVre2のレ
ベルを比較する比較器であって、入力光信号レベルが通
常状態の場合は、SIG2はVref1となり、入力信
号が変動して微分信号が出力されると、(Vref1+
微分信号)がCOMP13に入力される。COMP23
は、Vref2よりSIG2のレベルが低い場合は
“H”を出力し、高い場合は“L”を出力する。
【0051】タイマ35は、COMP23から“H”の
信号が入力されると、設定した任意の時間後に“H”を
出力し、“L”の信号が入力されると、遅延なしに
“L”を出力する。
【0052】スイッチSW1,SW2は、タイマ35か
らの信号を受けてオン,オフするスイッチであって、
“L”入力時はオンとなり、“H”入力時はオフとな
る。通常はタイマ35の出力が“L”なので、SW1が
オン,SW2がオフとなって、ALC−refのレベル
はVref3となる。入力変動時は、SW1がオフ,S
W2がオンとなるので、ALC−refのレベルはVr
ef4となる。
【0053】光入力パワーが通常状態では、ALCルー
プはVref3を収束レベルとしてて動作し、光入力パ
ワーが変動すると、ALCループはVref4を収束レ
ベルとして動作する。正常動作のためには、Vref3
>Vref4であることが必要であり、この場合、LD
電流は減少する。
【0054】図8において、t0 の期間は、基準電圧は
Vref3に戻って、通常の基準電圧で動作している
が、出力光にサージが少し出ているため、通常、ALC
によって、LD電流をオフしている。
【0055】なお、図7に示されたスイッチSW1,S
W2としては、電界効果トランジスタ(FET)を用い
てもよく、またはフォトモスリレー等のリレーを使用す
ることもできる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
増幅器において、光入力パワーが変動した場合に、入力
光の立ち上がり時に発生するサージの大きさを抑制する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成(1) を示す図である。
【図2】本発明の原理的構成(2) を示す図である。
【図3】本発明の実施形態(1) を示す図であって、(a)
はALC基準電圧(ALC−ref)発生部分を示し、
(b) は励起LD駆動部分のみを示す。
【図4】図3の実施形態の場合の各部信号波形を示すタ
イムチャートである。
【図5】本発明の実施形態(2) を示す図である。
【図6】図5の実施形態の場合の各部信号波形を示すタ
イムチャートである。
【図7】本発明の実施形態(3) を示す図である。
【図8】図7の実施形態の場合の各部信号波形を示すタ
イムチャートである。
【図9】光増幅器におけるALCループの構成例を示す
図である。
【図10】従来のALC制御時における各部信号を示す
図である。
【図11】本発明方式のALC制御を説明する図であ
る。
【符号の説明】
4 励起LD 2 光増幅器 6 電流源 11 光入力モニタ 12 入力変動検出回路 13 比較器 14 切替え器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 裕司 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 山中 幹則 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力光と励起LDからの光とを合波して
    光増幅器に入力して増幅された光出力を得るとともに、
    該光増幅器の出力光を分岐して光出力モニタ用PDにお
    いて電流信号に変換し、該電流信号を電圧信号に変換し
    て基準電圧と比較して得られた誤差信号に応じて前記励
    起LDの電流源の電流を制御することによって、前記光
    増幅器の出力光のレベルを一定に保つ光ALCループに
    おいて、 光入力パワーの変動時、前記基準電圧として、通常動作
    時の基準電圧に代えて、入力変動時の基準電圧を使用す
    ることによって、強制的に励起LDの電流を低下させる
    ことを特徴とする光増幅器の光サージ防止制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光増幅器の光サージ防
    止制御方式において、入力光を分岐した光から光入力パ
    ワーをモニタした信号を発生する光入力モニタと、該光
    入力モニタからの入力信号に対して所定の演算を行って
    光入力パワーの変動を検出した信号を発生する入力変動
    検出回路と、該検出信号と予め設定されたレベルとを比
    較する比較器と、該比較器の出力信号に応じて前記基準
    電圧のレベルを切替える切替え器とを備えて、 光入力パワーの変動時、通常動作時の基準電圧に代えて
    入力変動時の基準電圧を発生することを特徴とする光増
    幅器の光サージ防止制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光増幅器の光サージ防
    止制御方式において、前記比較器の後にタイマを設け、
    該比較器の出力発生から切替え器の動作までの時間を任
    意に設定可能にしたことを特徴とする光増幅器の光サー
    ジ防止制御方式。
  4. 【請求項4】 前記入力変動検出回路において、光入力
    モニタからの入力信号を積分した信号と該入力信号とを
    比較して該積分信号が入力信号より大きい期間において
    光入力パワーの変動を検出した信号を発生することを特
    徴とする請求項2または3に記載の光増幅器の光サージ
    防止制御方式。
  5. 【請求項5】 前記積分回路の定数を変更することによ
    って、光入力パワーの変動を検出した信号の発生時間を
    任意に設定可能にすることを特徴とする請求項4に記載
    の光増幅器の光サージ防止制御方式。
  6. 【請求項6】 前記入力変動検出回路において、光入力
    モニタからの入力信号を微分した信号が通常時のレベル
    より低い期間において光入力パワーの変動を検出した信
    号を発生することを特徴とする請求項2または3に記載
    の光増幅器の光サージ防止制御方式。
  7. 【請求項7】 前記微分回路の定数を変更することによ
    って、光入力パワーの変動を検出するレベルを任意に設
    定可能にすることを特徴とする請求項6に記載の光増幅
    器の光サージ防止制御方式。
  8. 【請求項8】 前記切替え器としてFETを使用するこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の光増幅器の光
    サージ防止制御方式。
  9. 【請求項9】 前記切替え器としてリレーを使用するこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の光増幅器の光
    サージ防止制御方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212747B2 (en) * 2002-06-10 2007-05-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical transmission device and optical transmission method for transmitting a burst radio signal
US7844185B2 (en) 2004-11-02 2010-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for suppressing optical surge in optical burst switching network
US8917445B2 (en) 2011-02-23 2014-12-23 Fujitsu Limited Optical receiving apparatus and optical amplifying apparatus

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