JPH09329335A - 再生型ガスタービン燃焼器 - Google Patents
再生型ガスタービン燃焼器Info
- Publication number
- JPH09329335A JPH09329335A JP8148889A JP14888996A JPH09329335A JP H09329335 A JPH09329335 A JP H09329335A JP 8148889 A JP8148889 A JP 8148889A JP 14888996 A JP14888996 A JP 14888996A JP H09329335 A JPH09329335 A JP H09329335A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustor
- casing
- transition piece
- sleeve
- chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】再生型ガスタービン燃焼器の抽気,給気の良好
な流動を与え、かつ、組立の分解が容易な構造であり、
燃焼器尾筒の効果的な冷却構造を提供する。 【解決手段】ガスタービン燃焼器は、燃料ノズル口,燃
焼器ライナ6,燃焼器中間尾筒7,燃焼器尾筒8からな
り、これは車室ケーシング14,燃焼器ケーシング15
に格納され、燃焼器尾筒にはスリーブ10,11が取り
付けられ、車室26と抽気室27は隔壁18により、抽
気室27と給気室28は隔壁19で仕切られ、抽気室2
7は抽気管22が、給気室28には給気管23が設けら
れ、燃焼器ライナ6と燃焼器尾筒8は燃焼器中間尾筒7
で連通させる。
な流動を与え、かつ、組立の分解が容易な構造であり、
燃焼器尾筒の効果的な冷却構造を提供する。 【解決手段】ガスタービン燃焼器は、燃料ノズル口,燃
焼器ライナ6,燃焼器中間尾筒7,燃焼器尾筒8からな
り、これは車室ケーシング14,燃焼器ケーシング15
に格納され、燃焼器尾筒にはスリーブ10,11が取り
付けられ、車室26と抽気室27は隔壁18により、抽
気室27と給気室28は隔壁19で仕切られ、抽気室2
7は抽気管22が、給気室28には給気管23が設けら
れ、燃焼器ライナ6と燃焼器尾筒8は燃焼器中間尾筒7
で連通させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は産業用ガスタービン
燃焼器に係り、特に、再生サイクルガスタービンに好適
なガスタービン燃焼器に関する。
燃焼器に係り、特に、再生サイクルガスタービンに好適
なガスタービン燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】再生型ガスタービンは文献(Transaction
of ASME 95−GT−47)の図1,図2に構造
図が示されており、圧縮機の吐出空気は圧縮機吐出ラッ
パより抽気され、再生器でガスタービン排気ガスとの熱
交換により高温化され、この空気は空気配管により二本
のヘッダを通して燃焼器へ再び戻る方式となっている。
圧縮機吐出空気を効率よく再生器側へ送り出すために、
燃焼器尾筒(トランジションピース)と圧縮機吐出ラッ
パ間はシール部材によりシールされ抽気に必要な空間が
形成されている。また文献(Transaction of ASME
94−GT−79)には圧縮機吐出空気を抽気するため
の抽気マニホールドと空気を再び燃焼器に供給するため
の戻りマニホールドを備えたインタークーラ付の再生型
ガスタービンの構造図が示されている。
of ASME 95−GT−47)の図1,図2に構造
図が示されており、圧縮機の吐出空気は圧縮機吐出ラッ
パより抽気され、再生器でガスタービン排気ガスとの熱
交換により高温化され、この空気は空気配管により二本
のヘッダを通して燃焼器へ再び戻る方式となっている。
圧縮機吐出空気を効率よく再生器側へ送り出すために、
燃焼器尾筒(トランジションピース)と圧縮機吐出ラッ
パ間はシール部材によりシールされ抽気に必要な空間が
形成されている。また文献(Transaction of ASME
94−GT−79)には圧縮機吐出空気を抽気するため
の抽気マニホールドと空気を再び燃焼器に供給するため
の戻りマニホールドを備えたインタークーラ付の再生型
ガスタービンの構造図が示されている。
【0003】ところで、今回の産業用ガスタービンで
は、熱効率向上のために燃焼器出口ガス温度の高温化が
図られてきており、このため従来特別の冷却手段が講じ
られていなかった燃焼器尾筒も種々の冷却手段を持つよ
うになってきた。例えば、実開平1−111147 号公報には
燃焼器ライナへ供給する空気を案内筒と尾筒とで形成す
る流路に通すことで、尾筒全体の冷却効果を高める構造
が開示されている。従来から燃焼器の冷却としては、燃
焼器壁に空気が燃焼器内壁に沿って流れるように工夫さ
れた冷却スロットが設けられ燃焼器内壁に空気膜を形成
する方法が用いられているが、燃焼排気中のNOxの発
生を抑制する目的で燃焼用空気は増大させる方向にあ
り、冷却用の空気をできるだけ消費しない方式が要求さ
れている。
は、熱効率向上のために燃焼器出口ガス温度の高温化が
図られてきており、このため従来特別の冷却手段が講じ
られていなかった燃焼器尾筒も種々の冷却手段を持つよ
うになってきた。例えば、実開平1−111147 号公報には
燃焼器ライナへ供給する空気を案内筒と尾筒とで形成す
る流路に通すことで、尾筒全体の冷却効果を高める構造
が開示されている。従来から燃焼器の冷却としては、燃
焼器壁に空気が燃焼器内壁に沿って流れるように工夫さ
れた冷却スロットが設けられ燃焼器内壁に空気膜を形成
する方法が用いられているが、燃焼排気中のNOxの発
生を抑制する目的で燃焼用空気は増大させる方向にあ
り、冷却用の空気をできるだけ消費しない方式が要求さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は再生型ガスタ
ービン燃焼器に好適な燃焼器に関するものである。すな
わち、圧縮機吐出空気の再生器への送り出しと再生器か
ら燃焼器の戻し構造に関して、空気流の流動分布を一様
化し、また、燃焼器尾筒を効果的に冷却し、更に、燃焼
器の組立及び分解点検が容易である再生型ガスタービン
燃焼器の提供にある。
ービン燃焼器に好適な燃焼器に関するものである。すな
わち、圧縮機吐出空気の再生器への送り出しと再生器か
ら燃焼器の戻し構造に関して、空気流の流動分布を一様
化し、また、燃焼器尾筒を効果的に冷却し、更に、燃焼
器の組立及び分解点検が容易である再生型ガスタービン
燃焼器の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は車室と抽気室をフランジで仕切られた別室
構造とし車室と抽気室を燃焼器尾筒と燃焼器尾筒の外周
に設けられたスリーブとで形成される環状空間で連通さ
せること、前記スリーブを円筒形状部と円筒形状から扇
形形状へ遷移する部分とで分割し、燃焼器ライナ及尾筒
は燃焼器軸上において着脱可能なさし込みによる組立構
造とし、抽気室と給気室の連通は給気室フランジに固定
された中間燃焼器尾筒を設ける。
め、本発明は車室と抽気室をフランジで仕切られた別室
構造とし車室と抽気室を燃焼器尾筒と燃焼器尾筒の外周
に設けられたスリーブとで形成される環状空間で連通さ
せること、前記スリーブを円筒形状部と円筒形状から扇
形形状へ遷移する部分とで分割し、燃焼器ライナ及尾筒
は燃焼器軸上において着脱可能なさし込みによる組立構
造とし、抽気室と給気室の連通は給気室フランジに固定
された中間燃焼器尾筒を設ける。
【0006】車室と抽気室とを燃焼器尾筒とスリーブで
形成された環状空間で連通させ、この空間を介して圧縮
機吐出空気を抽気することにより、空気は制約された通
路を流れることにより流動抵抗が付与され、燃焼器の缶
ごとの空気流動、すなわち、各燃焼器を通る抽気空気量
の配分は一様化され、燃焼器尾筒の外壁面を高速で空気
を流すことが可能となり、これによる冷却作用が向上す
る。
形成された環状空間で連通させ、この空間を介して圧縮
機吐出空気を抽気することにより、空気は制約された通
路を流れることにより流動抵抗が付与され、燃焼器の缶
ごとの空気流動、すなわち、各燃焼器を通る抽気空気量
の配分は一様化され、燃焼器尾筒の外壁面を高速で空気
を流すことが可能となり、これによる冷却作用が向上す
る。
【0007】更に、燃焼器尾筒スリーブを燃焼器軸上で
着脱可能な円筒形部分とタービン静翼に向って円形から
扇形形状に変化する部分とを二分する構造とし、また、
燃焼器ライナと燃焼器尾筒を同様に燃焼器軸上で着脱可
能な円筒形状の燃焼器中間尾筒を用いて連通させること
により、車室,抽気室及び給気室を形成する燃焼器ライ
ナ及び燃焼器尾筒は、従来の手順にて順次タービン側よ
り燃焼器尾筒,燃焼器中間尾筒,燃焼器ライナの順で組
立できる。
着脱可能な円筒形部分とタービン静翼に向って円形から
扇形形状に変化する部分とを二分する構造とし、また、
燃焼器ライナと燃焼器尾筒を同様に燃焼器軸上で着脱可
能な円筒形状の燃焼器中間尾筒を用いて連通させること
により、車室,抽気室及び給気室を形成する燃焼器ライ
ナ及び燃焼器尾筒は、従来の手順にて順次タービン側よ
り燃焼器尾筒,燃焼器中間尾筒,燃焼器ライナの順で組
立できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は再生サイクルガスタービン
の構成を説明したものであり、ガスタービンは、圧縮機
1,燃焼器2,タービン3及び再生器5からなり、圧縮
機1で大気100を吸込み、昇圧された圧縮機吐出空気
101は燃焼器抽気室より抽気され抽気管22により再
生器5へ送られ再生器5でガスタービン排気301との
熱交換により高温化され、再び給気管23により燃焼2
へ給気され、燃焼器2で燃料200との燃焼により高温
作動ガス300を発生し、タービンにおいて熱エネルギ
を機械エネルギに変換し、動力を発生する。
の構成を説明したものであり、ガスタービンは、圧縮機
1,燃焼器2,タービン3及び再生器5からなり、圧縮
機1で大気100を吸込み、昇圧された圧縮機吐出空気
101は燃焼器抽気室より抽気され抽気管22により再
生器5へ送られ再生器5でガスタービン排気301との
熱交換により高温化され、再び給気管23により燃焼2
へ給気され、燃焼器2で燃料200との燃焼により高温
作動ガス300を発生し、タービンにおいて熱エネルギ
を機械エネルギに変換し、動力を発生する。
【0009】図2は本発明の再生型ガスタービン燃焼器
の実施例の一つを示す。燃焼器は燃料ノズル12,燃焼
器ライナ6,燃焼器中間尾筒7,燃焼器尾筒8からな
り、これは、圧縮機吐出ケーシング13の外周側に車室
ケーシング14,燃焼器ケーシング15及び燃焼器外筒
16と燃焼器カバー17によって格納されている。燃焼
器は多缶型であり、通常10缶から18缶の独立した燃
焼器で構成され、燃焼器ライナ6は燃料ノズル12から
燃焼器ライナ6内へ噴射される油燃料201又はガス燃
料202を燃焼させ、高温の燃焼ガスを発生させる。燃
焼器尾筒8、及び燃焼器中間尾筒7は燃焼ガス300を
タービン静翼25へ供給するつなぎダクトである。燃焼
器ライナ6と燃焼器中間尾筒7及び燃焼器尾筒8とは径
の異なる円形形状とし、ばねを用いた変形可能なシール
部材を挿入することにより取り合い、タービン静翼側と
の取り合い形状は扇形であり、全缶が集合して環状のガ
ス供給通路をなす。車室ケーシング14と燃焼器ケーシ
ング15で燃焼器ケーシング15には圧縮機吐出空気の
流れ方向順に第1隔壁18,隔壁19を設けて車室2
6,抽気室27の外壁には複数本の抽気管22が、また
給気室28の外壁には給気管23が複数本設けられてい
る。燃焼器尾筒8には、この外壁に沿って適切な間隔を
保って空気を流通させる尾筒スリーブ11と尾筒延長ス
リーブ10が取り付けられており、尾筒スリーブ10は
上流側が円筒形,下流側が扇形となす構造体であり、燃
焼器尾筒8に支持部材(図示せず)で固定されている。
尾筒延長スリーブ10は円筒形状であり、尾筒スリーブ
11とははめ込み構造により接続され、フランジ構造の
隔壁18と溶接体として取り付けられている。なお、燃
焼器尾筒8と尾筒スリーブ10は車室ケーシングに背側
支持部材20により、又、腹側支持部材21により圧縮
機吐出ケーシング13に支持されている。燃焼器ケーシ
ング15の隔壁19はフランジ構造であり、内周側に燃
焼器中間尾筒7が溶接で取り付けられ、流れ方向の上流
側からボルトにより燃焼器ケーシングに取り付けられて
いる。なお、燃焼器中間尾筒7は前述したごとく燃焼ラ
イナ6と燃焼器尾筒8を抽気室27において接続するも
のであり、上流側は半径方向に変形可能なばねシールと
の燃焼器ライナが挿入されて取り合い、下流側は同様に
燃焼器中間尾筒7が燃焼器尾筒8に挿入されて取り合う
構造である。かくして、燃焼器全体は、燃焼器尾筒8,
尾筒スリーブ11,尾筒延長スリーブ10を持つ隔壁1
8,燃焼器中間尾筒7を持つ隔壁19及び燃焼ライナ6
の順番で組立てられる。また、圧縮機吐出空気101の
流れは、まず、圧縮機ディフューザ24から車室26に
供給され、車室ケーシング14のタービン静翼で開口す
る燃焼器尾筒8と尾筒スリーブ11で形成される環状流
入口から空気流101′として流入し、燃焼器尾筒8と
尾筒スリーブ10及び尾筒延長スリーブ10の間を高速
で流れて抽気室27へ空気流101″として流入し、抽
気管22により再生器へ導かれる。再生器で(図示せ
ず)高温化された圧縮機吐出空気は給気管23により給
気管28に戻り、給気室空間から燃焼器ライナ6と燃焼
ライナスリーブ9の間を流れることにより、空気流は整
流と配分の一様化がなされて、燃焼器ライナ内へ燃焼空
気流として、また燃焼器ライナの壁面冷却空気として流
入する。
の実施例の一つを示す。燃焼器は燃料ノズル12,燃焼
器ライナ6,燃焼器中間尾筒7,燃焼器尾筒8からな
り、これは、圧縮機吐出ケーシング13の外周側に車室
ケーシング14,燃焼器ケーシング15及び燃焼器外筒
16と燃焼器カバー17によって格納されている。燃焼
器は多缶型であり、通常10缶から18缶の独立した燃
焼器で構成され、燃焼器ライナ6は燃料ノズル12から
燃焼器ライナ6内へ噴射される油燃料201又はガス燃
料202を燃焼させ、高温の燃焼ガスを発生させる。燃
焼器尾筒8、及び燃焼器中間尾筒7は燃焼ガス300を
タービン静翼25へ供給するつなぎダクトである。燃焼
器ライナ6と燃焼器中間尾筒7及び燃焼器尾筒8とは径
の異なる円形形状とし、ばねを用いた変形可能なシール
部材を挿入することにより取り合い、タービン静翼側と
の取り合い形状は扇形であり、全缶が集合して環状のガ
ス供給通路をなす。車室ケーシング14と燃焼器ケーシ
ング15で燃焼器ケーシング15には圧縮機吐出空気の
流れ方向順に第1隔壁18,隔壁19を設けて車室2
6,抽気室27の外壁には複数本の抽気管22が、また
給気室28の外壁には給気管23が複数本設けられてい
る。燃焼器尾筒8には、この外壁に沿って適切な間隔を
保って空気を流通させる尾筒スリーブ11と尾筒延長ス
リーブ10が取り付けられており、尾筒スリーブ10は
上流側が円筒形,下流側が扇形となす構造体であり、燃
焼器尾筒8に支持部材(図示せず)で固定されている。
尾筒延長スリーブ10は円筒形状であり、尾筒スリーブ
11とははめ込み構造により接続され、フランジ構造の
隔壁18と溶接体として取り付けられている。なお、燃
焼器尾筒8と尾筒スリーブ10は車室ケーシングに背側
支持部材20により、又、腹側支持部材21により圧縮
機吐出ケーシング13に支持されている。燃焼器ケーシ
ング15の隔壁19はフランジ構造であり、内周側に燃
焼器中間尾筒7が溶接で取り付けられ、流れ方向の上流
側からボルトにより燃焼器ケーシングに取り付けられて
いる。なお、燃焼器中間尾筒7は前述したごとく燃焼ラ
イナ6と燃焼器尾筒8を抽気室27において接続するも
のであり、上流側は半径方向に変形可能なばねシールと
の燃焼器ライナが挿入されて取り合い、下流側は同様に
燃焼器中間尾筒7が燃焼器尾筒8に挿入されて取り合う
構造である。かくして、燃焼器全体は、燃焼器尾筒8,
尾筒スリーブ11,尾筒延長スリーブ10を持つ隔壁1
8,燃焼器中間尾筒7を持つ隔壁19及び燃焼ライナ6
の順番で組立てられる。また、圧縮機吐出空気101の
流れは、まず、圧縮機ディフューザ24から車室26に
供給され、車室ケーシング14のタービン静翼で開口す
る燃焼器尾筒8と尾筒スリーブ11で形成される環状流
入口から空気流101′として流入し、燃焼器尾筒8と
尾筒スリーブ10及び尾筒延長スリーブ10の間を高速
で流れて抽気室27へ空気流101″として流入し、抽
気管22により再生器へ導かれる。再生器で(図示せ
ず)高温化された圧縮機吐出空気は給気管23により給
気管28に戻り、給気室空間から燃焼器ライナ6と燃焼
ライナスリーブ9の間を流れることにより、空気流は整
流と配分の一様化がなされて、燃焼器ライナ内へ燃焼空
気流として、また燃焼器ライナの壁面冷却空気として流
入する。
【0010】
【発明の効果】圧縮機吐出空気を燃焼器尾筒と燃焼器尾
筒スリーブを用いて環状流路を形成して車室と抽気室を
連通させて抽気室より抽気させることにより、抽気空気
の流れに圧力抵抗が付与されるので流れが整流され、各
々の燃焼尾筒を流れ空気配分は均一化され燃焼器尾筒の
冷却効果を高めることができる。また、抽気に伴なう圧
力損失を軽減できる効果がある。更に、尾筒スリーブの
分割構造ならびに、燃焼器中間尾筒を用いて燃焼器ライ
ナと燃焼器尾筒を接続する構造設計とすることで、燃焼
器ライナ,燃焼器尾筒及びスリーブの組立ならびに分解
が容易に行える効果がある。
筒スリーブを用いて環状流路を形成して車室と抽気室を
連通させて抽気室より抽気させることにより、抽気空気
の流れに圧力抵抗が付与されるので流れが整流され、各
々の燃焼尾筒を流れ空気配分は均一化され燃焼器尾筒の
冷却効果を高めることができる。また、抽気に伴なう圧
力損失を軽減できる効果がある。更に、尾筒スリーブの
分割構造ならびに、燃焼器中間尾筒を用いて燃焼器ライ
ナと燃焼器尾筒を接続する構造設計とすることで、燃焼
器ライナ,燃焼器尾筒及びスリーブの組立ならびに分解
が容易に行える効果がある。
【図1】再生サイクルガスタービンの説明図。
【図2】再生型ガスタービン燃焼器の断面図。
6…燃焼器ライナ、7…燃焼器中間尾筒、8…燃焼器尾
筒、10…尾筒延長スリーブ、11…尾筒スリーブ、1
4…車室ケーシング、15…燃焼器ケーシング。
筒、10…尾筒延長スリーブ、11…尾筒スリーブ、1
4…車室ケーシング、15…燃焼器ケーシング。
Claims (1)
- 【請求項1】再生型ガスタービン燃焼器であり、燃焼器
は圧縮機ケーシング,車室ケーシング及び燃焼器ケーシ
ング内に格納された逆流多缶型燃焼器であり、主に燃焼
火炎を包み込む燃焼器ライナと燃焼ガスをタービンへ導
く燃焼器尾筒からなり、前記燃焼器ライナは上流端部に
燃料ノズルを持ち、下流端部にはばねを用いた変形可能
なシールを持ち、前記シール部分を前記燃焼器の尾筒の
内部に挿入させて燃焼器尾筒につながり、前記燃焼器尾
筒の下流端部は車室ケーシングと取り合っており、前記
燃焼器尾筒に取り付けられた背側支持部材は前記車室ケ
ーシングに、腹側支持部材は圧縮機吐出ケーシングに連
結されて前記燃焼器尾筒を支持し、燃焼器を格納する前
記車室ケーシング,前記燃焼器ケーシングは前記燃焼器
ケーシングに取り付けられた第1隔壁と第2隔壁により
それぞれ車室,抽気室および給気室が形成され、抽気室
の外壁には抽気管が、また給気室の外壁には給気管が取
り付けられ、前記燃焼器尾筒の外周には外壁に沿って適
切な間隔を保って形成されたスリーブが取り付けられ、
前記スリーブのタービン側端部は前記車室ケーシングの
部材の近くまで延び、ここで前記車室とつながる開口部
を形成し、一方、前記スリーブの上流側は抽気室へ延
び、ここで前記抽気室とつながる開口を持ち、かつ、前
記スリーブは燃焼器ライナ側の前側スリーブとタービン
側の円筒形状から扇形形状に形状が遷移する後側スリー
ブの二分割構造であり、前側スリーブには前記車室と前
記抽気室を隔てる前記第1隔壁とフランジ部材で固着さ
れて、前記車室と前記抽気室は前記燃焼器尾筒と前記ス
リーブで囲まれた環状室間で連通され、前記燃焼器ケー
シングの前記第2隔壁にはフランジ部材で中間燃焼器尾
筒が取り付けられており、前記中間燃焼器尾筒の下流端
部にはばねを用いた変形可能なシールを持ち、この部分
が適当長さ前記燃焼器尾筒内へ挿入されてつながり、前
記中間燃焼器尾筒の上流側は燃焼器ライナと接続されて
構成されることを特徴とする再生型ガスタービン燃焼
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8148889A JPH09329335A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 再生型ガスタービン燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8148889A JPH09329335A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 再生型ガスタービン燃焼器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09329335A true JPH09329335A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15462974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8148889A Pending JPH09329335A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 再生型ガスタービン燃焼器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09329335A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006220350A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Hitachi Ltd | ガスタービン設備及びその運転方法 |
JP2007010310A (ja) * | 2006-08-16 | 2007-01-18 | Osaka Gas Co Ltd | ガスタービン組込み吸収式冷凍機 |
US7340881B2 (en) | 2002-12-12 | 2008-03-11 | Hitachi, Ltd. | Gas turbine combustor |
JP2008115777A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 作動ガス流入路の冷却構造を備える常圧燃焼タービンシステム |
EP2899464A1 (de) * | 2014-01-22 | 2015-07-29 | Siemens Aktiengesellschaft | Silobrennkammer für eine Gasturbine |
-
1996
- 1996-06-11 JP JP8148889A patent/JPH09329335A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7340881B2 (en) | 2002-12-12 | 2008-03-11 | Hitachi, Ltd. | Gas turbine combustor |
JP2006220350A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Hitachi Ltd | ガスタービン設備及びその運転方法 |
JP2007010310A (ja) * | 2006-08-16 | 2007-01-18 | Osaka Gas Co Ltd | ガスタービン組込み吸収式冷凍機 |
JP2008115777A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 作動ガス流入路の冷却構造を備える常圧燃焼タービンシステム |
EP2899464A1 (de) * | 2014-01-22 | 2015-07-29 | Siemens Aktiengesellschaft | Silobrennkammer für eine Gasturbine |
WO2015110316A1 (de) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | Siemens Aktiengesellschaft | Silobrennkammer für eine gasturbine |
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