JPH09327997A - 黒板の貼り替え装置 - Google Patents
黒板の貼り替え装置Info
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- JPH09327997A JPH09327997A JP16823296A JP16823296A JPH09327997A JP H09327997 A JPH09327997 A JP H09327997A JP 16823296 A JP16823296 A JP 16823296A JP 16823296 A JP16823296 A JP 16823296A JP H09327997 A JPH09327997 A JP H09327997A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 黒板の貼り替え作業の省力化ができるととも
に、黒板を正確な位置に貼着できる黒板の貼り替え装置
を提供する。 【解決手段】 下端部にチョーク受4を有する壁面固定
基板3の表面に貼着された古い黒板5の、表側の筆記面
5aに新しい黒板10を貼り替える黒板の貼り替え装置
1であって、壁面固定基板3側を中心にして回動され、
部分載置部材6A、6Bで形成された黒板載置部材6
と、黒板載置部材6に配設され、黒板載置部材6とチョ
ーク受4を係止可能な係止手段である摺動金具11と、
黒板載置部材6の上縁部に配設された新しい黒板10の
位置決め手段8と、新しい黒板10の滑防止部9と、黒
板載置部材6の支持手段13とを備えている。
に、黒板を正確な位置に貼着できる黒板の貼り替え装置
を提供する。 【解決手段】 下端部にチョーク受4を有する壁面固定
基板3の表面に貼着された古い黒板5の、表側の筆記面
5aに新しい黒板10を貼り替える黒板の貼り替え装置
1であって、壁面固定基板3側を中心にして回動され、
部分載置部材6A、6Bで形成された黒板載置部材6
と、黒板載置部材6に配設され、黒板載置部材6とチョ
ーク受4を係止可能な係止手段である摺動金具11と、
黒板載置部材6の上縁部に配設された新しい黒板10の
位置決め手段8と、新しい黒板10の滑防止部9と、黒
板載置部材6の支持手段13とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョーク乗りが悪
くなった黒板の補修を行う黒板の貼り替え装置に関する
ものである。
くなった黒板の補修を行う黒板の貼り替え装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】学校や会議室等の壁に据え付けられてい
る黒板は、黒板塗料を表側の筆記面に塗布した黒板を、
壁面固定基板に接着剤により貼着して造られている。使
用により黒板が古くなると、筆記面の一部の黒板塗料が
はがれたりかすれたりして、チョーク乗りが悪くなるた
め、定期的に黒板の補修が行われている。黒板を補修す
る方法の一つとして、例えば実登第3010741号公
報の「黒板用シートの貼り替え具」に示すような巻芯に
可撓性の黒板用シートを巻回したロール状の黒板用シー
トの貼り替え具が知られている。古い黒板鋼板の筆記面
に沿って、磁性シートの表面に黒板塗料が塗布されたロ
ール状の黒板用シートを黒板用シートの貼り替え具で転
動させることで、磁性体の磁力により黒板用シートを黒
板鋼板に磁着させていくものである。
る黒板は、黒板塗料を表側の筆記面に塗布した黒板を、
壁面固定基板に接着剤により貼着して造られている。使
用により黒板が古くなると、筆記面の一部の黒板塗料が
はがれたりかすれたりして、チョーク乗りが悪くなるた
め、定期的に黒板の補修が行われている。黒板を補修す
る方法の一つとして、例えば実登第3010741号公
報の「黒板用シートの貼り替え具」に示すような巻芯に
可撓性の黒板用シートを巻回したロール状の黒板用シー
トの貼り替え具が知られている。古い黒板鋼板の筆記面
に沿って、磁性シートの表面に黒板塗料が塗布されたロ
ール状の黒板用シートを黒板用シートの貼り替え具で転
動させることで、磁性体の磁力により黒板用シートを黒
板鋼板に磁着させていくものである。
【0003】しかしながら、黒板用シートを使用して黒
板の補修をした場合、黒板使用時にチョークの筆圧によ
り、黒板用シートの面に凹みができ書き難いので、この
黒板用シートは利用率が低く、黒板用シートの貼り替え
具を用いた補修はあまり採用されていない。従って、従
来、一般的な黒板の補修として、一面に黒板塗料が塗布
された黒板鋼板又はこの黒板鋼板にベニヤ板が裏打ちさ
れた2層板を黒板の大きさに切断し、その後、これを壁
面に据え付けられたままの状態又は壁面から剥がして床
に載置された状態である壁面固定基板の古い黒板の筆記
面に人力で重ね貼りして行われている。
板の補修をした場合、黒板使用時にチョークの筆圧によ
り、黒板用シートの面に凹みができ書き難いので、この
黒板用シートは利用率が低く、黒板用シートの貼り替え
具を用いた補修はあまり採用されていない。従って、従
来、一般的な黒板の補修として、一面に黒板塗料が塗布
された黒板鋼板又はこの黒板鋼板にベニヤ板が裏打ちさ
れた2層板を黒板の大きさに切断し、その後、これを壁
面に据え付けられたままの状態又は壁面から剥がして床
に載置された状態である壁面固定基板の古い黒板の筆記
面に人力で重ね貼りして行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の黒板の貼り替えは、以下の課題を有していた。 黒板が広面積で重量があるので、新しい黒板を古い黒
板の筆記面に貼着する際に、多数の作業者が必要であ
る。 貼り替え作業は、作業者の経験的な勘に頼った作業と
なるので、新しい黒板は若干の位置ずれ状態で貼着され
る場合が多く、その際、接着剤が乾かないうちに一旦貼
着された黒板の位置補正をしなければならず、その作業
に多大の労力を要するとともに、作業が煩雑で作業性に
欠けるという問題点を有していた。
来の黒板の貼り替えは、以下の課題を有していた。 黒板が広面積で重量があるので、新しい黒板を古い黒
板の筆記面に貼着する際に、多数の作業者が必要であ
る。 貼り替え作業は、作業者の経験的な勘に頼った作業と
なるので、新しい黒板は若干の位置ずれ状態で貼着され
る場合が多く、その際、接着剤が乾かないうちに一旦貼
着された黒板の位置補正をしなければならず、その作業
に多大の労力を要するとともに、作業が煩雑で作業性に
欠けるという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、黒板の貼り替え作業の省力化を著しく向上させると
ともに、簡単な作業で黒板を正確な位置に貼着できる低
原価で量産性に優れた黒板の貼り替え装置を提供するこ
とを目的とする。
で、黒板の貼り替え作業の省力化を著しく向上させると
ともに、簡単な作業で黒板を正確な位置に貼着できる低
原価で量産性に優れた黒板の貼り替え装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における黒板の貼り替え装置は、黒板を固定
する壁面固定基板の表面に黒板を貼り替える黒板の貼り
替え装置であって、黒板載置部材と前記壁面固定基板の
下部又は前記壁面固定基板の前面のチョーク受の対向部
に配設された前記黒板載置部材と前記壁面固定基板の下
部又は前記チョーク受と係止可能な係止手段と、前記黒
板載置部材に配設された前記黒板の位置決め手段と、前
記黒板載置部材の支持手段と、を備えた構成を有してい
る。この構成により、例えば、位置決め手段により黒板
が位置決め載置された黒板載置部材の一端を壁面固定基
板の前面のチョーク受又は壁面固定基板の下面と係止手
段により係止するとともに、黒板載置部材の他端側を支
持手段の脚部により支持し、黒板載置部材を壁面固定基
板側を中心に回動させて直立させた後、黒板を壁面固定
基板側に押圧するだけで、予め新しい黒板の裏面や壁面
固定基板側の古い黒板の筆記面に塗布された接着剤を介
して、黒板載置部材側の新しい黒板が、壁面固定基板側
の古い黒板の筆記面に正しく重ね貼りされるので、広面
積で重量がある黒板でも、一人又はほんの数人で、新し
い黒板を古い黒板の筆記面上に正確に貼着できるととも
に、多大な労力を要する貼着時の位置補正をしなくて
も、正確な位置に黒板が貼着できる、という作用を有す
る。
に、本発明における黒板の貼り替え装置は、黒板を固定
する壁面固定基板の表面に黒板を貼り替える黒板の貼り
替え装置であって、黒板載置部材と前記壁面固定基板の
下部又は前記壁面固定基板の前面のチョーク受の対向部
に配設された前記黒板載置部材と前記壁面固定基板の下
部又は前記チョーク受と係止可能な係止手段と、前記黒
板載置部材に配設された前記黒板の位置決め手段と、前
記黒板載置部材の支持手段と、を備えた構成を有してい
る。この構成により、例えば、位置決め手段により黒板
が位置決め載置された黒板載置部材の一端を壁面固定基
板の前面のチョーク受又は壁面固定基板の下面と係止手
段により係止するとともに、黒板載置部材の他端側を支
持手段の脚部により支持し、黒板載置部材を壁面固定基
板側を中心に回動させて直立させた後、黒板を壁面固定
基板側に押圧するだけで、予め新しい黒板の裏面や壁面
固定基板側の古い黒板の筆記面に塗布された接着剤を介
して、黒板載置部材側の新しい黒板が、壁面固定基板側
の古い黒板の筆記面に正しく重ね貼りされるので、広面
積で重量がある黒板でも、一人又はほんの数人で、新し
い黒板を古い黒板の筆記面上に正確に貼着できるととも
に、多大な労力を要する貼着時の位置補正をしなくて
も、正確な位置に黒板が貼着できる、という作用を有す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の黒板の貼り替え
装置は、黒板を固定する壁面固定基板の表面に黒板を貼
り替える黒板の貼り替え装置であって、黒板載置部材と
前記壁面固定基板の下部又は前記壁面固定基板の前面の
チョーク受の対向部に配設された前記黒板載置部材と前
記壁面固定基板の下部又は前記チョーク受と係止可能な
係止手段と、前記黒板載置部材に配設された前記黒板の
位置決め手段と、前記黒板載置部材の支持手段と、を備
えた構成を有している。この構成により、位置決め手段
により黒板が位置決め載置された黒板載置部材の一端を
壁面固定基板の前面下部のチョーク受又は壁面固定基板
の下部と係止手段により係止するとともに、黒板載置部
材の他端側を支持手段により支持し、黒板載置部材を壁
面固定基板側を中心に回動させて直立させた後、黒板を
壁面固定基板側に押圧するだけで、予め新しい黒板の裏
面や壁面固定基板側の古い黒板の筆記面に塗布された接
着剤を介して、黒板載置部材側の新しい黒板が、壁面固
定基板側の古い黒板の筆記面に正しく重ね貼りされると
いう作用を有する。また、広面積で重量がある黒板で
も、一人又はほんの数人で、新しい黒板を古い黒板の筆
記面に正確に貼着できるという作用を有する。更に、多
大な労力を要する貼着時の位置補正をしなくても、正確
な位置に黒板が貼着できるという作用を有する。ここ
で、黒板載置部材はアルミニウム製又は木製等の軽量で
機械的強度を有する材質で形成されるのが好ましい。搬
送時の作業性を向上させるためである。また、黒板載置
部材は板状物で形成してもよいが、1乃至複数の横桟や
縦桟を有する枠体とすることにより軽量化を図ることが
できる。尚、黒板載置部材を中央部に横桟を一本配設し
た枠体にすると、接着剤での黒板の固定作業の際に固定
ローラ等を配置し易いので好ましい。また、黒板載置部
材の上面の黒板の位置決め手段としては、磁石、電気磁
石、押さえばね等が採用できる。
装置は、黒板を固定する壁面固定基板の表面に黒板を貼
り替える黒板の貼り替え装置であって、黒板載置部材と
前記壁面固定基板の下部又は前記壁面固定基板の前面の
チョーク受の対向部に配設された前記黒板載置部材と前
記壁面固定基板の下部又は前記チョーク受と係止可能な
係止手段と、前記黒板載置部材に配設された前記黒板の
位置決め手段と、前記黒板載置部材の支持手段と、を備
えた構成を有している。この構成により、位置決め手段
により黒板が位置決め載置された黒板載置部材の一端を
壁面固定基板の前面下部のチョーク受又は壁面固定基板
の下部と係止手段により係止するとともに、黒板載置部
材の他端側を支持手段により支持し、黒板載置部材を壁
面固定基板側を中心に回動させて直立させた後、黒板を
壁面固定基板側に押圧するだけで、予め新しい黒板の裏
面や壁面固定基板側の古い黒板の筆記面に塗布された接
着剤を介して、黒板載置部材側の新しい黒板が、壁面固
定基板側の古い黒板の筆記面に正しく重ね貼りされると
いう作用を有する。また、広面積で重量がある黒板で
も、一人又はほんの数人で、新しい黒板を古い黒板の筆
記面に正確に貼着できるという作用を有する。更に、多
大な労力を要する貼着時の位置補正をしなくても、正確
な位置に黒板が貼着できるという作用を有する。ここ
で、黒板載置部材はアルミニウム製又は木製等の軽量で
機械的強度を有する材質で形成されるのが好ましい。搬
送時の作業性を向上させるためである。また、黒板載置
部材は板状物で形成してもよいが、1乃至複数の横桟や
縦桟を有する枠体とすることにより軽量化を図ることが
できる。尚、黒板載置部材を中央部に横桟を一本配設し
た枠体にすると、接着剤での黒板の固定作業の際に固定
ローラ等を配置し易いので好ましい。また、黒板載置部
材の上面の黒板の位置決め手段としては、磁石、電気磁
石、押さえばね等が採用できる。
【0008】請求項2に記載の黒板の貼り替え装置は、
請求項1に記載の黒板の貼り替え装置において、前記黒
板載置部材が、前記黒板の長さ方向へ向かって複数の部
分載置部材に分割され、かつ隣接する前記部分載置部材
どうしが折り畳み可能なヒンジ等若しくは、分解及び組
み立て可能な結合部材により結合された構成を有してい
る。この構成により、該黒板の貼り替え装置の収納時、
黒板載置部材を黒板の長さ方向に分割した各部分載置部
材を、ヒンジ等の結合部分を中心にして折り畳むことや
結合部分で各部分載置部材に分解することができるとい
う作用を有する。また、湾曲した黒板の貼り替えを行う
際に、各ヒンジ等の結合部分を折り曲げることにより、
壁面固定基板の表面に沿わせて新しい黒板を押しつけて
貼着することができるという作用を有する。ここで、黒
板載置部材はより多数枚の部分載置部材に分割されてい
る方が、湾曲した黒板の壁面固定基板の表面の曲率に正
確に沿わせられるので好ましい。
請求項1に記載の黒板の貼り替え装置において、前記黒
板載置部材が、前記黒板の長さ方向へ向かって複数の部
分載置部材に分割され、かつ隣接する前記部分載置部材
どうしが折り畳み可能なヒンジ等若しくは、分解及び組
み立て可能な結合部材により結合された構成を有してい
る。この構成により、該黒板の貼り替え装置の収納時、
黒板載置部材を黒板の長さ方向に分割した各部分載置部
材を、ヒンジ等の結合部分を中心にして折り畳むことや
結合部分で各部分載置部材に分解することができるとい
う作用を有する。また、湾曲した黒板の貼り替えを行う
際に、各ヒンジ等の結合部分を折り曲げることにより、
壁面固定基板の表面に沿わせて新しい黒板を押しつけて
貼着することができるという作用を有する。ここで、黒
板載置部材はより多数枚の部分載置部材に分割されてい
る方が、湾曲した黒板の壁面固定基板の表面の曲率に正
確に沿わせられるので好ましい。
【0009】請求項3に記載の黒板の貼り替え装置は、
請求項1又は2に記載の黒板の貼り替え装置において、
前記壁面固定基板の下部や前記チョーク受又は前記黒板
載置部材の中央部付近に配設された前記係止手段が、前
記壁面固定基板側を中心にして回動され立ち上げられた
前記黒板載置部材を前記壁面固定基板側へ摺動可能な摺
動部材を備え、及び/又は、前記壁面固定基板の下部や
前記チョーク受又は前記黒板載置部材の両側部付近に配
設された係止手段が、長孔を有した水平方向に回動自在
な回動ヒンジである構成を有している。この構成によ
り、壁面固定基板が横断面円弧状に湾曲した黒板の場合
でも、直立状態まで回動させた黒板載置部材の中央部付
近を壁面固定基板側へ押し込むと、摺動部材に沿って黒
板載置部材の中央部付近が壁面固定基板側へ摺動すると
ともに、壁面固定基板の両側部が各回動ヒンジを中心に
して回動できるため、新しい黒板を湾曲した古い黒板に
貼着できるという作用を有する。
請求項1又は2に記載の黒板の貼り替え装置において、
前記壁面固定基板の下部や前記チョーク受又は前記黒板
載置部材の中央部付近に配設された前記係止手段が、前
記壁面固定基板側を中心にして回動され立ち上げられた
前記黒板載置部材を前記壁面固定基板側へ摺動可能な摺
動部材を備え、及び/又は、前記壁面固定基板の下部や
前記チョーク受又は前記黒板載置部材の両側部付近に配
設された係止手段が、長孔を有した水平方向に回動自在
な回動ヒンジである構成を有している。この構成によ
り、壁面固定基板が横断面円弧状に湾曲した黒板の場合
でも、直立状態まで回動させた黒板載置部材の中央部付
近を壁面固定基板側へ押し込むと、摺動部材に沿って黒
板載置部材の中央部付近が壁面固定基板側へ摺動すると
ともに、壁面固定基板の両側部が各回動ヒンジを中心に
して回動できるため、新しい黒板を湾曲した古い黒板に
貼着できるという作用を有する。
【0010】請求項4に記載の黒板の貼り替え装置は、
請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置において、前記黒板載置部材が、上縁部に形成さ
れた前記黒板の滑防止部と、及び/又は、下縁部に形成
された前記摺動部材と略同じ厚みを有した高さ調整部
と、を備えた構成を有している。この構成により、黒板
の貼り替え時に黒板載置部材を回動して直立させる際
に、滑防止部により黒板が自重によりずれるのを防ぐと
いう作用を有する。また、高さ調整部により黒板載置部
材を載置した際のガタツキを防ぎ、チョーク受や壁面固
定基板に平行に黒板載置部材を載置できるという作用を
有する。ここで、滑防止部は黒板の厚みと略同じか、黒
板の厚み以下にするのが好ましく、これにより、滑防止
部が黒板を壁面固定基板に押しつける際の抵抗となるの
を防ぐことができる。また、高さ調整部は、鉄製やアル
ミ製等の金属製や木製又はゴム等の弾性部材を用いても
よい。
請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置において、前記黒板載置部材が、上縁部に形成さ
れた前記黒板の滑防止部と、及び/又は、下縁部に形成
された前記摺動部材と略同じ厚みを有した高さ調整部
と、を備えた構成を有している。この構成により、黒板
の貼り替え時に黒板載置部材を回動して直立させる際
に、滑防止部により黒板が自重によりずれるのを防ぐと
いう作用を有する。また、高さ調整部により黒板載置部
材を載置した際のガタツキを防ぎ、チョーク受や壁面固
定基板に平行に黒板載置部材を載置できるという作用を
有する。ここで、滑防止部は黒板の厚みと略同じか、黒
板の厚み以下にするのが好ましく、これにより、滑防止
部が黒板を壁面固定基板に押しつける際の抵抗となるの
を防ぐことができる。また、高さ調整部は、鉄製やアル
ミ製等の金属製や木製又はゴム等の弾性部材を用いても
よい。
【0011】請求項5に記載の黒板の貼り替え装置は、
請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置において、前記摺動部材が、長孔を有した摺動金
具と、前記摺動金具の長孔に挿通して前記黒板載置部材
に固定された摺動ピンと、を有した構成を有している。
この構成により、黒板載置部材を壁面固定基板側に直立
させる際に摺動ピンが摺動金具の長孔を摺動するため、
黒板載置部材が壁面固定基板側へ摺動し、摺動金具に沿
わせて黒板載置部材を直立させるだけで新しい黒板を正
確な位置に貼着できるという作用を有する。ここで、摺
動ピンや摺動金具は黒板載置部材から脱着自在な構成で
もよく、これにより、該黒板の貼り替え装置の搬送時や
収納時に摺動ピンや摺動金具を取り外すことができ、黒
板載置部材に突起部を有さないためコンパクトにできる
とともに、突起部によるケガ等を防ぐことができる。
請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置において、前記摺動部材が、長孔を有した摺動金
具と、前記摺動金具の長孔に挿通して前記黒板載置部材
に固定された摺動ピンと、を有した構成を有している。
この構成により、黒板載置部材を壁面固定基板側に直立
させる際に摺動ピンが摺動金具の長孔を摺動するため、
黒板載置部材が壁面固定基板側へ摺動し、摺動金具に沿
わせて黒板載置部材を直立させるだけで新しい黒板を正
確な位置に貼着できるという作用を有する。ここで、摺
動ピンや摺動金具は黒板載置部材から脱着自在な構成で
もよく、これにより、該黒板の貼り替え装置の搬送時や
収納時に摺動ピンや摺動金具を取り外すことができ、黒
板載置部材に突起部を有さないためコンパクトにできる
とともに、突起部によるケガ等を防ぐことができる。
【0012】請求項6に記載の黒板の貼り替え装置は、
請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置において、前記摺動部材が、前記黒板載置部材を
前記壁面固定基板側に折り畳み可能な摺動ヒンジである
構成を有している。この構成により、黒板載置部材を側
面固定基板に直立状態まで回動する際に黒板載置部材の
中央部付近が摺動ヒンジを中心にして回動できるととも
に、新しい黒板を古い黒板に貼着する際に摺動ヒンジに
沿って黒板載置部材の中央部付近が側面固定基板側へ摺
動できるため、新しい黒板を正確な位置に貼着できると
いう作用を有する。
請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置において、前記摺動部材が、前記黒板載置部材を
前記壁面固定基板側に折り畳み可能な摺動ヒンジである
構成を有している。この構成により、黒板載置部材を側
面固定基板に直立状態まで回動する際に黒板載置部材の
中央部付近が摺動ヒンジを中心にして回動できるととも
に、新しい黒板を古い黒板に貼着する際に摺動ヒンジに
沿って黒板載置部材の中央部付近が側面固定基板側へ摺
動できるため、新しい黒板を正確な位置に貼着できると
いう作用を有する。
【0013】請求項7に記載の黒板の貼り替え装置は、
請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置において、前記支持手段が伸縮手段を有し、前記
黒板載置部材の下面で支持可能な脚材で形成された構成
を有している。この構成により、脚材である支持手段が
黒板載置部材の下面を支持するので、黒板の貼り替え作
業の前後に、広面積で嵩張る黒板載置部材を安定して保
持できるという作用を有する。また伸縮手段により支持
手段を伸縮させることにより、チョーク受又は壁面固定
基板の高さに合わせて黒板載置部材を支持できるという
作用を有する。ここで、支持手段は黒板載置部材と脱着
自在に固定するようにしてもよく、これにより、該黒板
の貼り替え装置をコンパクトにでき、搬送時に嵩張らな
いという作用を有する。また、黒板載置部材の支持手段
としては、黒板載置部材の下面を支持する支柱式や、壁
面固定基板の上側面に所定台数のウインチを固定し、ウ
インチのドラムから導出されたワイヤを黒板載置部材に
連結した吊り下げ式、壁面固定基板の両側面又はチョー
ク受の下面から延びた支持板により支持するもの等が採
用できる。更に、支持手段の伸縮手段としては、2段式
又は3段式等の伸縮ロッド式やパンタグラフ式,油圧シ
リンダ,電動シリンダ,エアシリンダなどのシリンダ式
や手動又は電動ジャッキ式などが採用できる。
請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置において、前記支持手段が伸縮手段を有し、前記
黒板載置部材の下面で支持可能な脚材で形成された構成
を有している。この構成により、脚材である支持手段が
黒板載置部材の下面を支持するので、黒板の貼り替え作
業の前後に、広面積で嵩張る黒板載置部材を安定して保
持できるという作用を有する。また伸縮手段により支持
手段を伸縮させることにより、チョーク受又は壁面固定
基板の高さに合わせて黒板載置部材を支持できるという
作用を有する。ここで、支持手段は黒板載置部材と脱着
自在に固定するようにしてもよく、これにより、該黒板
の貼り替え装置をコンパクトにでき、搬送時に嵩張らな
いという作用を有する。また、黒板載置部材の支持手段
としては、黒板載置部材の下面を支持する支柱式や、壁
面固定基板の上側面に所定台数のウインチを固定し、ウ
インチのドラムから導出されたワイヤを黒板載置部材に
連結した吊り下げ式、壁面固定基板の両側面又はチョー
ク受の下面から延びた支持板により支持するもの等が採
用できる。更に、支持手段の伸縮手段としては、2段式
又は3段式等の伸縮ロッド式やパンタグラフ式,油圧シ
リンダ,電動シリンダ,エアシリンダなどのシリンダ式
や手動又は電動ジャッキ式などが採用できる。
【0014】(実施の形態1)以下に本発明の実施の形
態1について図面を参照しながら説明する。図1は実施
の形態1における黒板の貼り替え装置の使用状態を示す
斜視図であり、図2は実施の形態1における中央部付近
の係止手段要部断面図である。図1又は図2において、
1は教室や講堂、会議室等の壁面Wに据え付けられた黒
板保持枠2の下端部に形成されたチョーク受4にセット
された実施の形態1の黒板の貼り替え装置、3は黒板保
持枠2と黒板保持枠2の下端部に形成されたチョーク受
4とで囲まれた横断面円弧状に湾曲した壁面固定基板、
5は壁面固定基板3の表面に貼着され、表側の筆記面5
aに黒板塗料が塗布された古い黒板、6はアルミニウム
製や木製の枠体からなる黒板載置部材であり3枚のヒン
ジ7により両側部が連結された一対の部分載置部材6
A,6Bで形成されている。8は各部分載置部材6A,
6Bの上面の所定位置に新しい黒板10の筆記面10a
を磁着する各6個の位置決め手段の一例である磁石、9
は各部分載置部材6A、6Bの壁面固定基板3側の上縁
部に突起状に形成され黒板の貼り替え動作時に新しい黒
板10がずれるのを防ぐ滑防止部、11は部分載置部材
6Aの壁面固定基板3側の下縁部に固定され長さ方向に
長孔11aを有した摺動金具、12は摺動金具11の長
孔11aに挿通して黒板載置部材6に固定された摺動ピ
ン、13は黒板の貼り替え装置1をセット状態の黒板載
置部材6を下方から支持する支柱式の支持手段であり、
支持手段13は、基板14上に伸縮手段の一例である基
筒15に小径筒16が出し入れ自在に挿入され、小径筒
16を所定の高さで固定するねじ式のストッパノブ17
が基筒15の先端部に設けられたものである。小径筒1
6の一端部は、部分載置部材6Aや6Bに配設された受
け板18を介して固着されている。
態1について図面を参照しながら説明する。図1は実施
の形態1における黒板の貼り替え装置の使用状態を示す
斜視図であり、図2は実施の形態1における中央部付近
の係止手段要部断面図である。図1又は図2において、
1は教室や講堂、会議室等の壁面Wに据え付けられた黒
板保持枠2の下端部に形成されたチョーク受4にセット
された実施の形態1の黒板の貼り替え装置、3は黒板保
持枠2と黒板保持枠2の下端部に形成されたチョーク受
4とで囲まれた横断面円弧状に湾曲した壁面固定基板、
5は壁面固定基板3の表面に貼着され、表側の筆記面5
aに黒板塗料が塗布された古い黒板、6はアルミニウム
製や木製の枠体からなる黒板載置部材であり3枚のヒン
ジ7により両側部が連結された一対の部分載置部材6
A,6Bで形成されている。8は各部分載置部材6A,
6Bの上面の所定位置に新しい黒板10の筆記面10a
を磁着する各6個の位置決め手段の一例である磁石、9
は各部分載置部材6A、6Bの壁面固定基板3側の上縁
部に突起状に形成され黒板の貼り替え動作時に新しい黒
板10がずれるのを防ぐ滑防止部、11は部分載置部材
6Aの壁面固定基板3側の下縁部に固定され長さ方向に
長孔11aを有した摺動金具、12は摺動金具11の長
孔11aに挿通して黒板載置部材6に固定された摺動ピ
ン、13は黒板の貼り替え装置1をセット状態の黒板載
置部材6を下方から支持する支柱式の支持手段であり、
支持手段13は、基板14上に伸縮手段の一例である基
筒15に小径筒16が出し入れ自在に挿入され、小径筒
16を所定の高さで固定するねじ式のストッパノブ17
が基筒15の先端部に設けられたものである。小径筒1
6の一端部は、部分載置部材6Aや6Bに配設された受
け板18を介して固着されている。
【0015】以上のように構成された実施の形態1にお
ける黒板の貼り替え装置について、以下、その動作を図
面を参照しながら説明する。図1に示すように、黒板載
置部材6の部分載置部材6A,6Bをヒンジ7を中心に
して広げ、新しい黒板10を、筆記面10aを下に向け
て黒板載置部材6の上面に載置し、その下端部を滑防止
部9に当接させる。新しい黒板10は黒板載置部材6の
所定位置に配設された磁石8を介して磁着される。次
に、黒板載置部材6の端部を黒板載置部材6の中央部付
近及び両側部において、各対応する部分載置部材6A,
6Bの厚さ分だけ壁面固定基板3の下端縁から離して中
央部付近の摺動金具11と黒板載置部材6の両側部をチ
ョーク受4上に載置する。ここで、摺動金具11は、先
端部が壁面固定基板3の下端縁に当接するように載置す
る。また、黒板載置部材6の摺動金具11の取り付け側
と反対の端部を支持手段13により黒板載置部材6がチ
ョーク受4と略同じ高さになるように支持する。尚、新
しい黒板10を黒板載置部材6に載置する際に位置ずれ
が生じた場合には、新しい黒板10を黒板載置部材6の
上面に沿って滑防止部9に当接させながら移動させるこ
とにより補正する。磁石はその磁着特性により磁力線を
横切る方向への磁着力が弱いので、大きな力を加えなく
ても新しい黒板10は任意方向へ移動する。
ける黒板の貼り替え装置について、以下、その動作を図
面を参照しながら説明する。図1に示すように、黒板載
置部材6の部分載置部材6A,6Bをヒンジ7を中心に
して広げ、新しい黒板10を、筆記面10aを下に向け
て黒板載置部材6の上面に載置し、その下端部を滑防止
部9に当接させる。新しい黒板10は黒板載置部材6の
所定位置に配設された磁石8を介して磁着される。次
に、黒板載置部材6の端部を黒板載置部材6の中央部付
近及び両側部において、各対応する部分載置部材6A,
6Bの厚さ分だけ壁面固定基板3の下端縁から離して中
央部付近の摺動金具11と黒板載置部材6の両側部をチ
ョーク受4上に載置する。ここで、摺動金具11は、先
端部が壁面固定基板3の下端縁に当接するように載置す
る。また、黒板載置部材6の摺動金具11の取り付け側
と反対の端部を支持手段13により黒板載置部材6がチ
ョーク受4と略同じ高さになるように支持する。尚、新
しい黒板10を黒板載置部材6に載置する際に位置ずれ
が生じた場合には、新しい黒板10を黒板載置部材6の
上面に沿って滑防止部9に当接させながら移動させるこ
とにより補正する。磁石はその磁着特性により磁力線を
横切る方向への磁着力が弱いので、大きな力を加えなく
ても新しい黒板10は任意方向へ移動する。
【0016】次に、予め古い黒板5の筆記面5aに接着
剤を塗布した後、作業者が支持手段13に支持された側
の黒板載置部材6の側枠を上方に押し上げて黒板載置部
材6を直立させる。黒板載置部材6は、直立しながら中
央部付近に配設された摺動ピン12が摺動金具11の長
孔11aに沿って摺動し、壁面固定基板3側に摺動す
る。更に、黒板載置部材6の中央部付近を壁面固定基板
3側へ押し込むと、黒板載置部材6が、部分載置部材6
A,6Bのヒンジ7を中心にして折れ曲がり、新しい黒
板10が、湾曲している古い黒板5の筆記面5aの上に
正確に重ね貼りされる。尚、黒板は単体だけでなく、裏
面にベニヤ板が裏打ちされた2層板でもよく、また、新
しい黒板を古い黒板の筆記面に貼着する接着剤は、新し
い黒板側の裏面に塗布しても、古い黒板の筆記面に塗布
しても、両面に塗布してもよい。また、黒板載置部材の
壁面固定基板側の両側部等の所定の位置に摺動金具の厚
みと同一の高さ調整部材又はゴム板等の弾性部材を設け
ると、摺動金具の厚みによる黒板載置部材の傾斜やガタ
ツキを防止できチョーク受と平行に黒板載置部材を設置
できるので好ましい。
剤を塗布した後、作業者が支持手段13に支持された側
の黒板載置部材6の側枠を上方に押し上げて黒板載置部
材6を直立させる。黒板載置部材6は、直立しながら中
央部付近に配設された摺動ピン12が摺動金具11の長
孔11aに沿って摺動し、壁面固定基板3側に摺動す
る。更に、黒板載置部材6の中央部付近を壁面固定基板
3側へ押し込むと、黒板載置部材6が、部分載置部材6
A,6Bのヒンジ7を中心にして折れ曲がり、新しい黒
板10が、湾曲している古い黒板5の筆記面5aの上に
正確に重ね貼りされる。尚、黒板は単体だけでなく、裏
面にベニヤ板が裏打ちされた2層板でもよく、また、新
しい黒板を古い黒板の筆記面に貼着する接着剤は、新し
い黒板側の裏面に塗布しても、古い黒板の筆記面に塗布
しても、両面に塗布してもよい。また、黒板載置部材の
壁面固定基板側の両側部等の所定の位置に摺動金具の厚
みと同一の高さ調整部材又はゴム板等の弾性部材を設け
ると、摺動金具の厚みによる黒板載置部材の傾斜やガタ
ツキを防止できチョーク受と平行に黒板載置部材を設置
できるので好ましい。
【0017】以上のように、本実施の形態1によれば、
位置決め手段により新しい黒板を位置決めした黒板載置
部材の摺動金具取り付け側をチョーク受上にセットした
後、作業者が黒板載置部材の摺動金具取り付け側と反対
の端部を上方に押し上げて直立させるだけで、古い黒板
の筆記面に新しい黒板を正確に重ね貼りできるため、広
面積で重量がある黒板でも、一人又はほんの数人で、黒
板の貼り替えができるという作用を有する。また、黒板
載置部材を直立させながら、黒板載置部材の中央部付近
に配設された摺動ピンを摺動金具に沿わせて黒板載置部
材を壁面固定基板側へ摺動するとともに、黒板載置部材
の中央部付近を壁面固定基板側に押しつけることによ
り、黒板載置部材が部分載置部材のヒンジを中心にして
折り曲げられるため、壁面固定基板が横断面円弧状に湾
曲した黒板の場合でも、新しい黒板を古い黒板の正しい
位置に貼着できる。支持手段により黒板載置部材の下方
を支持するようにしたので、黒板の貼り替えの前後に、
広面積で嵩張る黒板載置部材を安定して保持でき、また
伸縮手段により支持手段が伸縮できるため、どのような
高さの黒板にも対応できる。支持手段は受け板を介して
回動自在に固定されているので収納時や運搬時にコンパ
クトにできる。尚、支持手段は受け板や黒板載置部材と
脱着自在に固定するようにしてもよい。更に、黒板の貼
り替え装置の収納時、黒板載置部材を黒板長さ方向に分
割した各部分載置部材の結合部材であるヒンジを中心に
して折り畳めるようにしたので、黒板載置部材をコンパ
クトにでき、運搬し易くなるとともに保管スペースを小
さくできる。
位置決め手段により新しい黒板を位置決めした黒板載置
部材の摺動金具取り付け側をチョーク受上にセットした
後、作業者が黒板載置部材の摺動金具取り付け側と反対
の端部を上方に押し上げて直立させるだけで、古い黒板
の筆記面に新しい黒板を正確に重ね貼りできるため、広
面積で重量がある黒板でも、一人又はほんの数人で、黒
板の貼り替えができるという作用を有する。また、黒板
載置部材を直立させながら、黒板載置部材の中央部付近
に配設された摺動ピンを摺動金具に沿わせて黒板載置部
材を壁面固定基板側へ摺動するとともに、黒板載置部材
の中央部付近を壁面固定基板側に押しつけることによ
り、黒板載置部材が部分載置部材のヒンジを中心にして
折り曲げられるため、壁面固定基板が横断面円弧状に湾
曲した黒板の場合でも、新しい黒板を古い黒板の正しい
位置に貼着できる。支持手段により黒板載置部材の下方
を支持するようにしたので、黒板の貼り替えの前後に、
広面積で嵩張る黒板載置部材を安定して保持でき、また
伸縮手段により支持手段が伸縮できるため、どのような
高さの黒板にも対応できる。支持手段は受け板を介して
回動自在に固定されているので収納時や運搬時にコンパ
クトにできる。尚、支持手段は受け板や黒板載置部材と
脱着自在に固定するようにしてもよい。更に、黒板の貼
り替え装置の収納時、黒板載置部材を黒板長さ方向に分
割した各部分載置部材の結合部材であるヒンジを中心に
して折り畳めるようにしたので、黒板載置部材をコンパ
クトにでき、運搬し易くなるとともに保管スペースを小
さくできる。
【0018】(実施の形態2)次に、図3乃至図5を用
いて、実施の形態2における黒板の貼り替え装置を説明
する。図3はアルミ枠を備えた黒板の断面図であり、図
4は実施の形態2における黒板の貼り替え装置の使用状
態を示す要部斜視図であり、図5は使用状態における黒
板載置部材の要部断面図である。図3乃至図5におい
て、31は壁面固定基板30の上端面にビス32で螺着
されたアルミ枠、33は壁面固定基板30の下端面にビ
ス32で螺着されたアルミのチョーク受である。34、
34’はビス35で壁面固定基板30の下端面に螺着等
で固定された鉄板やアルミ板又は合成樹脂等からなる滑
動板、36は滑動板34’の上面に摺動金具11と同一
の高さを有する凸条に形成された高さ調整部である。
尚、実施の形態1と同一の構成部品には同一の符号を付
して、その説明を省略する。以上のように構成された実
施の形態2の黒板の貼り替え装置について、以下、その
動作を図面を参照しながら説明する。図3に示すよう
な、アルミ枠の黒板の貼り替えの場合、ビス32で壁面
固定基板30に螺着されているアルミ枠31とアルミの
チョーク受33を取り外した後、図4に示すように、壁
面固定基板30の下端面の所定位置に、1乃至数個の滑
動板34、34’をビス35で螺着する。次に、黒板載
置部材6の摺動金具11の取り付け側の端部を黒板載置
部材6の中央部付近及び両側部において、各対応する部
分載置部材6A,6Bの厚さ分だけ壁面固定基板30の
下端縁から離して中央部付近の摺動金具11と黒板載置
部材6の両側部を滑動板34、34’上に載置する。こ
こで、摺動金具11は、先端部が壁面固定基板30の下
端縁に当接するように載置する。次に、黒板載置部材6
を上方に押し上げて黒板5の筆記面5aに新しい黒板1
0を貼着する。黒板の貼り替え終了後、黒板載置部材6
を取り外した後、滑動板53を取り外し、黒板の貼り替
え前と同様に、アルミ枠31とアルミのチョーク受33
を壁面固定基板30の上下端面の所定位置に螺着する。
いて、実施の形態2における黒板の貼り替え装置を説明
する。図3はアルミ枠を備えた黒板の断面図であり、図
4は実施の形態2における黒板の貼り替え装置の使用状
態を示す要部斜視図であり、図5は使用状態における黒
板載置部材の要部断面図である。図3乃至図5におい
て、31は壁面固定基板30の上端面にビス32で螺着
されたアルミ枠、33は壁面固定基板30の下端面にビ
ス32で螺着されたアルミのチョーク受である。34、
34’はビス35で壁面固定基板30の下端面に螺着等
で固定された鉄板やアルミ板又は合成樹脂等からなる滑
動板、36は滑動板34’の上面に摺動金具11と同一
の高さを有する凸条に形成された高さ調整部である。
尚、実施の形態1と同一の構成部品には同一の符号を付
して、その説明を省略する。以上のように構成された実
施の形態2の黒板の貼り替え装置について、以下、その
動作を図面を参照しながら説明する。図3に示すよう
な、アルミ枠の黒板の貼り替えの場合、ビス32で壁面
固定基板30に螺着されているアルミ枠31とアルミの
チョーク受33を取り外した後、図4に示すように、壁
面固定基板30の下端面の所定位置に、1乃至数個の滑
動板34、34’をビス35で螺着する。次に、黒板載
置部材6の摺動金具11の取り付け側の端部を黒板載置
部材6の中央部付近及び両側部において、各対応する部
分載置部材6A,6Bの厚さ分だけ壁面固定基板30の
下端縁から離して中央部付近の摺動金具11と黒板載置
部材6の両側部を滑動板34、34’上に載置する。こ
こで、摺動金具11は、先端部が壁面固定基板30の下
端縁に当接するように載置する。次に、黒板載置部材6
を上方に押し上げて黒板5の筆記面5aに新しい黒板1
0を貼着する。黒板の貼り替え終了後、黒板載置部材6
を取り外した後、滑動板53を取り外し、黒板の貼り替
え前と同様に、アルミ枠31とアルミのチョーク受33
を壁面固定基板30の上下端面の所定位置に螺着する。
【0019】以上のように、本実施の形態2によれば、
黒板載置部材に新しい黒板を載置して黒板載置部材を上
方に押し上げて黒板載置部材を直立させながら、摺動ピ
ンを摺動金具の長孔に摺動させることができ、黒板載置
部材を壁面固定基板側へ摺動できるため、黒板載置部材
を上方に押し上げただけで、徐々に新しい黒板を古い黒
板の筆記面に合わせることができ、正確に貼着すること
ができるという作用を有する。また、高さ調整部を有す
るので黒板載置部材が左右にガタツクことがなく、更
に、黒板を貼着する際に凸条面を黒板が摺動するので作
業性を高めることができる。尚、摺動金具と摺動ピンに
より黒板載置部材を壁面固定基板側へ摺動させる代わり
に、壁面固定基板の下端面に螺着した滑動板の長さを長
くして滑動板上に黒板載置部材の端面を摺動させても同
様である。
黒板載置部材に新しい黒板を載置して黒板載置部材を上
方に押し上げて黒板載置部材を直立させながら、摺動ピ
ンを摺動金具の長孔に摺動させることができ、黒板載置
部材を壁面固定基板側へ摺動できるため、黒板載置部材
を上方に押し上げただけで、徐々に新しい黒板を古い黒
板の筆記面に合わせることができ、正確に貼着すること
ができるという作用を有する。また、高さ調整部を有す
るので黒板載置部材が左右にガタツクことがなく、更
に、黒板を貼着する際に凸条面を黒板が摺動するので作
業性を高めることができる。尚、摺動金具と摺動ピンに
より黒板載置部材を壁面固定基板側へ摺動させる代わり
に、壁面固定基板の下端面に螺着した滑動板の長さを長
くして滑動板上に黒板載置部材の端面を摺動させても同
様である。
【0020】(実施の形態3)次に、図6又は図7を用
いて、実施の形態3における黒板の貼り替え装置を説明
する。図6は実施の形態3における黒板の貼り替え装置
の使用状態を示す平面図であり、図7は実施の形態3に
おける中央部付近の係止手段要部断面図である。図6又
は図7において、40は長孔40aを有し、チョーク受
4上に配設された摺動ガイド、41は羽根板41aが黒
板載置部材6の端面にビス42で螺着された摺動ヒンジ
であり、摺動子43は長孔40aを介して摺動ガイド4
0に摺動自在に羽根板41bに取り付けられている。4
5は黒板載置部材6の両側部付近に配設された水平方向
に回動自在な回動ヒンジであり、一方の羽根板が部分載
置部材6A,6Bの端面にビス止めされている。また、
半円形をした他方の羽根板は長孔45aを有し、長孔4
5aを介してビス46でチョーク受4上に緩く止められ
る。尚、実施の形態1と同一の構成部品には同一の符号
を付して、その説明を省略する。
いて、実施の形態3における黒板の貼り替え装置を説明
する。図6は実施の形態3における黒板の貼り替え装置
の使用状態を示す平面図であり、図7は実施の形態3に
おける中央部付近の係止手段要部断面図である。図6又
は図7において、40は長孔40aを有し、チョーク受
4上に配設された摺動ガイド、41は羽根板41aが黒
板載置部材6の端面にビス42で螺着された摺動ヒンジ
であり、摺動子43は長孔40aを介して摺動ガイド4
0に摺動自在に羽根板41bに取り付けられている。4
5は黒板載置部材6の両側部付近に配設された水平方向
に回動自在な回動ヒンジであり、一方の羽根板が部分載
置部材6A,6Bの端面にビス止めされている。また、
半円形をした他方の羽根板は長孔45aを有し、長孔4
5aを介してビス46でチョーク受4上に緩く止められ
る。尚、実施の形態1と同一の構成部品には同一の符号
を付して、その説明を省略する。
【0021】以上のように構成された実施の形態3にお
ける黒板の貼り替え装置について、以下、その動作を図
面を参照しながら説明する。黒板載置部材6の摺動ヒン
ジ41の羽根板41bに摺動子43で取り付けられた摺
動ガイド40をチョーク受4上に配設するとともに、チ
ョーク受4の両側部において、各対応する部分載置部材
6A,6Bの厚さ分だけ壁面固定基板3の下端縁から離
した位置に、回動ヒンジ45の半円形の羽根板を長孔4
5aを介してビス46で緩く止める。更に、実施の形態
1と同様に該黒板の貼り替え装置を設置した後、作業者
が支持手段13に支持された側の黒板載置部材6の側枠
を押し上げて黒板載置部材6を直立させる。次に、黒板
載置部材6の中央部付近を壁面固定基板3側へ押し込む
と、中央部付近の摺動ガイド40に沿って摺動子43が
摺動し、黒板載置部材6の中央部付近が壁面固定基板3
側へ摺動するとともに、黒板載置部材6の両側部で回動
ヒンジ45の長孔45aがビス46を中心にして摺動
し、黒板載置部材6が壁面固定基板3側に回動する。ま
た、図6又は図7の二点鎖線に示すように、黒板載置部
材6が、部分載置部材6A,6Bのヒンジ7を中心にし
て折れ曲がり、新しい黒板10が、湾曲している古い黒
板5の筆記面5aの上に正確に重ね貼りされる。貼り替
え終了後は、摺動ガイド40と回動ヒンジ45をチョー
ク受4から外して黒板載置部材6を撤去する。撤去後、
黒板載置部材6はヒンジ7を中心にして畳まれる。
ける黒板の貼り替え装置について、以下、その動作を図
面を参照しながら説明する。黒板載置部材6の摺動ヒン
ジ41の羽根板41bに摺動子43で取り付けられた摺
動ガイド40をチョーク受4上に配設するとともに、チ
ョーク受4の両側部において、各対応する部分載置部材
6A,6Bの厚さ分だけ壁面固定基板3の下端縁から離
した位置に、回動ヒンジ45の半円形の羽根板を長孔4
5aを介してビス46で緩く止める。更に、実施の形態
1と同様に該黒板の貼り替え装置を設置した後、作業者
が支持手段13に支持された側の黒板載置部材6の側枠
を押し上げて黒板載置部材6を直立させる。次に、黒板
載置部材6の中央部付近を壁面固定基板3側へ押し込む
と、中央部付近の摺動ガイド40に沿って摺動子43が
摺動し、黒板載置部材6の中央部付近が壁面固定基板3
側へ摺動するとともに、黒板載置部材6の両側部で回動
ヒンジ45の長孔45aがビス46を中心にして摺動
し、黒板載置部材6が壁面固定基板3側に回動する。ま
た、図6又は図7の二点鎖線に示すように、黒板載置部
材6が、部分載置部材6A,6Bのヒンジ7を中心にし
て折れ曲がり、新しい黒板10が、湾曲している古い黒
板5の筆記面5aの上に正確に重ね貼りされる。貼り替
え終了後は、摺動ガイド40と回動ヒンジ45をチョー
ク受4から外して黒板載置部材6を撤去する。撤去後、
黒板載置部材6はヒンジ7を中心にして畳まれる。
【0022】以上のように、本実施の形態3によれば、
黒板載置部材を直立させた後、黒板載置部材の端面の中
央部付近に配設された摺動ヒンジに取り付けられた摺動
子が摺動ガイドに沿って摺動し、黒板載置部材の中央部
付近が壁面固定基板側へ摺動できるとともに、黒板載置
部材の両側部の長孔を有した回動ヒンジが水平方向に回
動し、黒板載置部材が壁面固定基板側に回動するため、
壁面固定基板が横断面円弧状に湾曲した黒板の場合で
も、黒板載置部材は部分載置部材のヒンジ部分を中心に
して折り曲げられ、新しい黒板を古い黒板の正しい位置
に貼着できる。
黒板載置部材を直立させた後、黒板載置部材の端面の中
央部付近に配設された摺動ヒンジに取り付けられた摺動
子が摺動ガイドに沿って摺動し、黒板載置部材の中央部
付近が壁面固定基板側へ摺動できるとともに、黒板載置
部材の両側部の長孔を有した回動ヒンジが水平方向に回
動し、黒板載置部材が壁面固定基板側に回動するため、
壁面固定基板が横断面円弧状に湾曲した黒板の場合で
も、黒板載置部材は部分載置部材のヒンジ部分を中心に
して折り曲げられ、新しい黒板を古い黒板の正しい位置
に貼着できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下の優
れた効果を有する黒板の貼り替え装置を実現できるもの
である。請求項1に記載の黒板の貼り替え装置において
は、(1)新しい黒板が位置決め手段により表面に位置
決めされた黒板載置部材を黒板の前にセットし、作業者
が黒板載置部材を上方に回動させて直立させることによ
り、接着剤を介して、古い黒板の筆記面に新しい黒板を
重ね貼りできるので、広面積で重量がある黒板でも、一
人又はほんの数人で、新しい黒板を古い黒板の筆記面の
正しい位置に貼着でき、作業の省力化を著しく向上さ
せ、作業性に優れる、とともに黒板の貼り替え装置が低
原価で量産性に優れる。請求項2に記載の黒板の貼り替
え装置においては、更に、(2)黒板載置部材が黒板の
長さ方向に複数枚に分割又は折り畳み自在な部分載置部
材を結合部材により結合して構成されているため、結合
部材の部分を中心に分解又は折り畳みできるので、黒板
載置部材をコンパクトにでき、運搬がし易いとともに保
管スペースを小さくできる。(3)壁面固定基板が円弧
状に湾曲した黒板の場合に、部分載置部材のヒンジ等の
結合部材を中心にして部分載置部材を折り曲げることに
より、新しい黒板を湾曲した古い黒板に重ねて容易に貼
着することができる。
れた効果を有する黒板の貼り替え装置を実現できるもの
である。請求項1に記載の黒板の貼り替え装置において
は、(1)新しい黒板が位置決め手段により表面に位置
決めされた黒板載置部材を黒板の前にセットし、作業者
が黒板載置部材を上方に回動させて直立させることによ
り、接着剤を介して、古い黒板の筆記面に新しい黒板を
重ね貼りできるので、広面積で重量がある黒板でも、一
人又はほんの数人で、新しい黒板を古い黒板の筆記面の
正しい位置に貼着でき、作業の省力化を著しく向上さ
せ、作業性に優れる、とともに黒板の貼り替え装置が低
原価で量産性に優れる。請求項2に記載の黒板の貼り替
え装置においては、更に、(2)黒板載置部材が黒板の
長さ方向に複数枚に分割又は折り畳み自在な部分載置部
材を結合部材により結合して構成されているため、結合
部材の部分を中心に分解又は折り畳みできるので、黒板
載置部材をコンパクトにでき、運搬がし易いとともに保
管スペースを小さくできる。(3)壁面固定基板が円弧
状に湾曲した黒板の場合に、部分載置部材のヒンジ等の
結合部材を中心にして部分載置部材を折り曲げることに
より、新しい黒板を湾曲した古い黒板に重ねて容易に貼
着することができる。
【0024】請求項3に記載の黒板の貼り替え装置にお
いては、更に、(4)中央部付近の摺動部材に沿って黒
板載置部材の中央部付近を壁面固定基板側へ摺動できる
とともに、壁面固定基板の両側部を各回動ヒンジを中心
にして水平方向に回動できるため、黒板載置部材を壁面
固定基板に押しつけることができ、壁面固定基板が横断
面円弧状に湾曲した黒板の場合でも、新しい黒板を湾曲
した古い黒板の正しい位置に容易に貼着できる。請求項
4に記載の黒板の貼り替え装置においては、更に、
(5)滑防止部により、黒板の貼り替え時に黒板が自重
等でずれるのを防ぐため、黒板載置部材上に新しい黒板
を載置して壁面固定基板側に直立させるだけで正確な位
置に貼着できる。(6)高さ調整部により、黒板載置部
材を載置した際のガタツキを防ぐため、黒板載置部材を
安定して載置でき、黒板の貼り替え作業の安全性を向上
できる。請求項5に記載の黒板の貼り替え装置において
は、更に、(7)摺動部材を摺動ピンと長孔を有した摺
動金具とで構成しているため、黒板載置部材を壁面固定
基板側に直立するだけで黒板載置部材を摺動金具に沿っ
て徐々に壁面固定基板側へ摺動でき、新しい黒板を正確
な位置に容易に貼着できるとともに、黒板の貼り替え作
業を安全に行うことができる。請求項6に記載の黒板の
貼り替え装置においては、更に、(8)摺動部材を黒板
載置部材が壁面固定基板側に折り畳み可能な摺動ヒンジ
としたので、黒板載置部材を側面固定基板に直立状態ま
で回動する際に摺動ヒンジを中心に回動できるととも
に、新しい黒板を古い黒板に貼着する際に摺動ヒンジに
沿って側面固定基板側へ摺動でき、正確な位置に容易に
貼着できる。請求項7に記載の黒板の貼り替え装置にお
いては、更に、(9)脚材である支持手段が黒板載置部
材の下面を支持できるので、黒板貼り替えの前後に、広
面積で嵩張る黒板載置部材を安定して保持できるととも
に、伸縮手段により支持手段を伸縮させることにより、
床面からチョーク受や壁面固定基板の高さに合わせて黒
板載置部材を支持できるため、黒板の貼り替え作業性に
優れる。(10)支持手段を縮めてコンパクトにできる
ため、運搬がし易いとともに、保管スペースを小さくで
きる。
いては、更に、(4)中央部付近の摺動部材に沿って黒
板載置部材の中央部付近を壁面固定基板側へ摺動できる
とともに、壁面固定基板の両側部を各回動ヒンジを中心
にして水平方向に回動できるため、黒板載置部材を壁面
固定基板に押しつけることができ、壁面固定基板が横断
面円弧状に湾曲した黒板の場合でも、新しい黒板を湾曲
した古い黒板の正しい位置に容易に貼着できる。請求項
4に記載の黒板の貼り替え装置においては、更に、
(5)滑防止部により、黒板の貼り替え時に黒板が自重
等でずれるのを防ぐため、黒板載置部材上に新しい黒板
を載置して壁面固定基板側に直立させるだけで正確な位
置に貼着できる。(6)高さ調整部により、黒板載置部
材を載置した際のガタツキを防ぐため、黒板載置部材を
安定して載置でき、黒板の貼り替え作業の安全性を向上
できる。請求項5に記載の黒板の貼り替え装置において
は、更に、(7)摺動部材を摺動ピンと長孔を有した摺
動金具とで構成しているため、黒板載置部材を壁面固定
基板側に直立するだけで黒板載置部材を摺動金具に沿っ
て徐々に壁面固定基板側へ摺動でき、新しい黒板を正確
な位置に容易に貼着できるとともに、黒板の貼り替え作
業を安全に行うことができる。請求項6に記載の黒板の
貼り替え装置においては、更に、(8)摺動部材を黒板
載置部材が壁面固定基板側に折り畳み可能な摺動ヒンジ
としたので、黒板載置部材を側面固定基板に直立状態ま
で回動する際に摺動ヒンジを中心に回動できるととも
に、新しい黒板を古い黒板に貼着する際に摺動ヒンジに
沿って側面固定基板側へ摺動でき、正確な位置に容易に
貼着できる。請求項7に記載の黒板の貼り替え装置にお
いては、更に、(9)脚材である支持手段が黒板載置部
材の下面を支持できるので、黒板貼り替えの前後に、広
面積で嵩張る黒板載置部材を安定して保持できるととも
に、伸縮手段により支持手段を伸縮させることにより、
床面からチョーク受や壁面固定基板の高さに合わせて黒
板載置部材を支持できるため、黒板の貼り替え作業性に
優れる。(10)支持手段を縮めてコンパクトにできる
ため、運搬がし易いとともに、保管スペースを小さくで
きる。
【図1】実施の形態1における黒板の貼り替え装置の使
用状態を示す斜視図
用状態を示す斜視図
【図2】実施の形態1における中央部付近の係止手段要
部断面図
部断面図
【図3】アルミ枠を備えた黒板の断面図
【図4】実施の形態2における黒板の貼り替え装置の使
用状態を示す要部斜視図
用状態を示す要部斜視図
【図5】使用状態における黒板載置部材の要部断面図
【図6】実施の形態3における黒板の貼り替え装置の使
用状態を示す平面図
用状態を示す平面図
【図7】実施の形態3における中央部付近の係止手段要
部断面図
部断面図
1 黒板の貼り替え装置 2 黒板保持部 3 壁面固定基板 4 チョーク受 5 古い黒板 5a 筆記面 6 黒板載置部材 6A 部分載置部材 6B 部分載置部材 7 ヒンジ 8 磁石 9 滑防止部 10 新しい黒板 10a 筆記面 11 摺動金具 11a 長孔 12 摺動ピン 13 支持手段 14 基板 15 基筒 16 小径筒 17 ストッパノブ 18 受け板 30 壁面固定基板 31 アルミ枠 32 ビス 33 アルミのチョーク受 34 滑動板 34’ 滑動板 35 ビス 36 高さ調整部 40 摺動ガイド 40a 長孔 41 摺動ヒンジ 41a 羽根板 41b 羽根板 42 ビス 43 摺動子 45 回動ヒンジ 45a 長孔 46 ビス W 壁面
Claims (7)
- 【請求項1】 黒板を固定する壁面固定基板の表面に黒
板を貼り替える黒板の貼り替え装置であって、 黒板載置部材と前記壁面固定基板の下部又は前記壁面固
定基板の前面のチョーク受の対向部に配設された前記黒
板載置部材と前記壁面固定基板の下部又は前記チョーク
受と係止可能な係止手段と、 前記黒板載置部材に配設された前記黒板の位置決め手段
と、 前記黒板載置部材の支持手段と、 を備えたことを特徴とする黒板の貼り替え装置。 - 【請求項2】 前記黒板載置部材が、前記黒板の長さ方
向へ向かって複数の部分載置部材に分割され、かつ隣接
する前記部分載置部材どうしが折り畳み可能なヒンジ等
若しくは、分解及び組み立て可能な結合部材により結合
されていることを特徴とする請求項1に記載の黒板の貼
り替え装置。 - 【請求項3】 前記壁面固定基板の下部や前記チョーク
受又は前記黒板載置部材の中央部付近に配設された前記
係止手段が、前記壁面固定基板側を中心にして回動され
立ち上げられた前記黒板載置部材を前記壁面固定基板側
へ摺動可能な摺動部材を備え、及び/又は、前記壁面固
定基板の下部や前記チョーク受又は前記黒板載置部材の
両側部付近に配設された係止手段が、長孔を有した水平
方向に回動自在な回動ヒンジであることを特徴とする請
求項1又は2に記載の黒板の貼り替え装置。 - 【請求項4】 前記黒板載置部材が、上縁部に形成され
た前記黒板の滑防止部と、及び/又は、下縁部に形成さ
れた前記摺動部材と略同じ厚みを有した高さ調整部と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか
1項に記載の黒板の貼り替え装置。 - 【請求項5】 前記摺動部材が、長孔を有した摺動金具
と、前記摺動金具の長孔に挿通して前記黒板載置部材に
固定された摺動ピンと、を有していることを特徴とする
請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の黒板の貼り替
え装置。 - 【請求項6】 前記摺動部材が、前記黒板載置部材を前
記壁面固定基板側に折り畳み可能な摺動ヒンジであるこ
とを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか1項に記載
の黒板の貼り替え装置。 - 【請求項7】 前記支持手段が伸縮手段を有し、前記黒
板載置部材の下面で支持可能な脚材で形成されているこ
とを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載
の黒板の貼り替え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16823296A JP3478928B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 黒板の貼り替え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16823296A JP3478928B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 黒板の貼り替え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09327997A true JPH09327997A (ja) | 1997-12-22 |
JP3478928B2 JP3478928B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=15864233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16823296A Expired - Fee Related JP3478928B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 黒板の貼り替え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3478928B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3006383U (ja) | 1994-05-06 | 1995-01-24 | 有限会社アクティ | 折り畳み携帯可能なホワイトボード |
JP3010741U (ja) | 1994-10-31 | 1995-05-09 | 官司 稲垣 | 黒板用シートの張り替え具 |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP16823296A patent/JP3478928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3478928B2 (ja) | 2003-12-15 |
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