JPH09325854A - 画像処理型座標入力装置 - Google Patents

画像処理型座標入力装置

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JPH09325854A
JPH09325854A JP14324796A JP14324796A JPH09325854A JP H09325854 A JPH09325854 A JP H09325854A JP 14324796 A JP14324796 A JP 14324796A JP 14324796 A JP14324796 A JP 14324796A JP H09325854 A JPH09325854 A JP H09325854A
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pen
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JP14324796A
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English (en)
Inventor
Yuji Sawada
裕司 沢田
Hisafumi Saika
尚史 斎鹿
Yoshihiro Kitamura
義弘 北村
Tsuguro Inota
嗣朗 猪田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペン手段を用いた場合においても記入された
画像情報を正確に抽出することができる画像処理型座標
入力装置を提供することである。 【解決手段】 画像が記入される記入面2と、記入面2
に画像を記入するためのペン手段22と、記入された画
像情報を処理するための画像処理手段4と、を具備する
画像処理型座標入力装置。画像処理手段4は、画像情報
を取込む画像入力手段6と、取込まれた記入前および記
入後の取込画像情報およびペン画像情報を蓄積する記憶
手段14と、記入後の取込画像情報からペン画像情報を
検出するペン検出手段8と、記入前の取込画像情報と記
入後の取込画像情報を対比して新たに記入された画像情
報を抽出する変化領域検出手段10と、を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ入力装置等
として利用可能な画像処理型座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器へのデータ入力装置の一つとし
て接触型座標入力装置が存在する。この座標入力装置
は、一般に、座標入力領域を有する記入面と、この記入
面の座標を検出するための検出ペンと、検出ペンを利用
して検出した座標情報を処理する処理制御手段を有して
いる。記入面は座標検出用電極を含んでおり、検出ペン
を上記記入面に接触させることによって、上記検出ペン
を通して電気特性が抽出され、処理制御手段は、抽出さ
れた電気特性に基づいて検出ペンの位置を算出する。こ
の種の座標入力装置の一例として、たとえば特開平3−
294919に開示されたものがあり、この装置では、
ディスプレイ機能を有する記入面上に座標検出手段が設
けられ、この座標検出手段と検出ペンとの組合せによっ
て検出ペンの位置が検出される。この座標入力装置で
は、検出ペンが接触する記入面は、通常、ガラス、プラ
スチック等の硬い材料、またはゴム等の柔らかい材料か
ら形成されている。
【0003】また、物体を検出する方法としてテンプレ
ートマッチングが知られている。このテンプレートマッ
チングは、たとえば、IEEE Trans.,vol.C-21,pp.768-77
6に開示されており、この方法によれば、既知の物体に
関する画像情報はテンプレートとして記憶されており、
既知の物体はテレビカメラ等から取込まれた画像情報か
らテンプレートマッチングにより検出され、たとえば雲
の移動追跡に適用される。ここでテンプレートマッチン
グについて概説すると、検出する物体の画像はテンプレ
ートとして記憶される。そして、取込まれた画像情報の
各部分とテンプレート画像(テンプレートに記憶された
画像)とが順次重ね合わせられ、最も近似している部分
が検出画像として抽出される。近似しているか否かの判
断様式としては、種々のものが存在するが、重なり合う
各画素ごとに求めた濃度差の絶対値の和を基準にして行
うのが一般的である。この判断様式では、テンプレート
が同じような模様を持つ部分と重なり合うとき、重なり
合った各画素ごとの濃度差は小さく、したがって上記濃
度差の絶対値の和も小さくなり、上記濃度差が最も小さ
くなるところを探すことによって、対象物体を検出する
ことができる。
【0004】また、2値画像を細線化して図形の中心を
抽出する方法は、これまで多くのものが提案されてお
り、たとえば信学会研資PRL75-66,1975では、各細線化
手法の比較研究がなされている。
【0005】さらに、接触型の座標入力に代えて、画像
処理型の座標入力が提案されている。この画像処理型の
ものとして、たとえば、ヒューマンインターフェース,
51-3,pp.15-21,1993に開示されたものがあり、この装置
では、テレビカメラから入力された画像を色の割合の差
を用いて手の部分のみが抽出され、これと慣性2時モー
メントが等価な楕円であることを利用して手首の位置が
求られ、分布曲線の極大点の中で、しきい値を越えた点
の個数の計測から指の本数が特定され、操作者の指の動
きから操作情報が機器等へ入力される。この装置では、
さらに、画素全てでなく、ある間隔で選択された画素の
みが画像処理の対象とされ、少ない画素から得られた情
報で画像形状を特定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た座標入力装置には、次のとおりの解決すべき問題が存
在する。すなわち、接触型座標入力装置では、文字等の
記入面がガラス、プラスチック等の滑り易い材料から形
成されていることが多い。また、検出ペンの先端部も滑
り易くなっていることが多い。それ故に、検出ペンは、
鉛筆、ボールペン等の通常の筆記具に比べて書きにく
く、また通常その先端部が太くなっていることに関連し
て、画数の多い文字等は記入が困難となる問題がある。
さらに、ディスプレイ機能を有する記入面が座標検出用
電極を含むものでは、ペンが接触する接触面とこの電極
との間に絶縁膜、保護膜が必要となるので、上記電極と
ペンの接触面との間に視覚的な差が生じ、正確な文字、
図形が書きにくくなる問題がある。
【0007】一方、画像処理型座標入力装置では、人間
の手のように色彩に偏りがある場合は、色彩の情報を利
用することができるが、鉛筆、ボールペン等の筆記具を
用いた場合は、その色彩情報を用いることは実質上不可
能であり、またペン先の如き細い画像を抽出するのは困
難である。また、このような画像処理型のものを情報処
理装置の座標入力装置として用いようとしたとき、検出
ペンの先端部と記入面との接触点を正確に検出する検出
方法が存在していない。
【0008】本発明の目的は、ペン手段を用いた場合に
おいても記入された画像情報を正確に抽出することがで
きる画像処理型座標入力装置を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、記入された画像情報
の一部がペン手段によって覆われたとしてもその画像情
報を抽出することができる画像処理型座標入力装置を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、座標入力領域
を有する記入面と、座標入力領域に座標入力を行うため
のペン手段と、座標入力領域に記入された画像情報を処
理するための画像処理手段と、を具備する画像処理型座
標入力装置において、画像処理手段は、記入前および記
入後の座標入力領域に記入された画像情報を取込む画像
入力手段と、画像入力手段によって取込まれた記入前お
よび記入後の取込画像情報を蓄積する第1の記憶手段
と、ペン手段に関するペン画像情報を記憶する第2の記
憶手段と、記入後の取込画像情報からペン画像情報を検
出するペン検出手段と、記入前の取込画像情報と記入後
の取込画像情報を対比して新たに記入された画像情報を
抽出する変化領域検出手段と、を含み、変化領域検出手
段によって抽出された画像情報を入力画像情報として処
理することを特徴とする画像処理型座標入力装置であ
る。 本発明に従えば、ペン手段に関するペン画像情報に基づ
いて記入前後の対比すべき画像領域が特定され、かく特
定された画像領域において変化領域検出手段が新たに記
入された画像情報を抽出し、かく抽出した画像情報が入
力画像情報として処理されるので、ペン手段を用いた場
合においても、入力画像情報を検出することができる。
【0011】また本発明は、画像処理手段は、変化領域
検出手段によって抽出された抽出画像情報の軌跡を追跡
する軌跡追跡手段をさらに含み、軌跡追跡手段がペン手
段の移動軌跡を追跡することによって入力画像情報を抽
出することを特徴とする。 本発明に従えば、軌跡追跡手段が抽出画像情報の軌跡を
追跡することによって入力画像情報を検出するので、検
出ペンによる入力画像情報を正確に検出することができ
る。
【0012】また本発明は、画像処理手段は、ペン手段
が新たに記入された画像情報を覆っているときに前記ペ
ン手段によって覆われた領域を隠れ領域として記憶する
隠れ領域記憶手段を有し、変化領域検出手段は、隠れ領
域記憶手段に記憶された隠れ領域をペン手段が覆わなく
なったときに隠れ領域に記入された画像情報を抽出する
ことを特徴とする。 本発明に従えば、ペン手段によって覆われた領域を隠れ
領域として記憶し、この隠れ領域をペン手段が覆わなく
なったときその領域の画像情報を抽出するようにしたの
で、記入された画像情報が一時的にペン手段によって覆
われたとしてもその情報を正確に検出することができ
る。
【0013】また本発明は、ペン手段が記入面に接触し
ていることを検出するためのペン接触検出手段が設けら
れており、ペン接触検出手段がペン手段の接触を検出し
ているときに画像処理手段は所定の画像処理動作を遂行
することを特徴とする。 本発明に従えば、ペン手段が記入面に接触しているとき
に画像処理手段が所定の画像処理動作を遂行するので、
画像処理手段が無駄に画像処理を行うことはない。
【0014】また本発明は、第2の記憶手段に記憶され
るペン画像情報は、ペン手段の先端部の画像情報である
ことを特徴とする。 本発明に従えば、ペン画像情報としてペン手段の先端部
の画像情報を利用するので、ペン手段によって記入され
た画像情報を正確に検出することができる。
【0015】また本発明は、第2の記憶手段に記憶され
るペン画像情報は、ペン手段が記入面に接触している状
態におけるペン手段の先端部の画像情報をペン先テンプ
レートとして記憶することを特徴とする。 本発明に従えば、ペン手段が記入面に接触している状態
のその先端部の画像情報をペン画像情報として利用して
いるので、記入時のペン手段の先端部の形状に対応した
ものとなり、ペン手段の先端部を正確に検出することが
できる。
【0016】また本発明は、第2の記憶手段に記憶され
るペン画像情報は、記入前の座標入力領域に記入された
画像情報として第1の記憶手段に記憶される画像情報に
含まれたペン手段の先端部の画像情報であることを特徴
とする。 本発明に従えば、背景画像情報としての記入前の画像情
報に含まれたペン手段の先端部の画像情報をペン画像情
報として利用しているので、ペン手段の先端部を一層正
確に検出することができる。
【0017】また本発明は、ペン先テンプレートは、ペ
ン手段の先端部が記入面に接触する点であるテンプレー
ト起点に関する座標を有し、画像処理手段はこの座標に
関連して入力画像情報の処理を行うことを特徴とする。 本発明に従えば、画像処理手段はテンプレート起点に関
する座標に関連して入力画像情報の処理を行うので比較
的簡単の処理でもって正確な入力画像を検出することが
できる。
【0018】また本発明は第2の記憶手段には、座標入
力領域の複数の位置におけるペン手段の先端部の画像情
報がそれぞれペン先テンプレートとして記憶されてお
り、記入前の取込画像情報におけるペン手段の先端部の
位置に最も近い位置に対応するペン先テンプレートを用
いて、ペン検出手段がペン手段の先端部を検出すること
を特徴とする。 本発明に従えば、第2の記憶手段は座標入力領域の複数
の位置におけるペン手段の画像情報をペン先テンプレー
トとして記憶し、対応するペン先テンプレートを選択し
てペン手段の検出を行うので、ペン手段が座標入力領域
のどこに位置していても正確なペン手段の先端部の検出
が可能となる。
【0019】さらに本発明はペン検出手段は、記入前の
取込画像情報に対応する特定領域においてペン手段の先
端部の画像情報を探索し、先端部の画像情報を検出でき
ないときにはこの特定範囲から探索範囲を漸次拡大する
ことを特徴とする。 本発明に従えば、ペン手段の先端部の探索はまず特定領
域において行われ、ついで漸次その探索範囲を拡大して
いくので、ペン手段の先端部の効率のよい探索を行うこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従う画像処理型
座標入力装置の一実施形態を概略的に示すブロック図で
ある。図1において、図示の座標入力装置は、記入面2
に記入された画像情報を処理するための画像処理手段4
を備えている。画像処理手段4は、画像入力手段6、ペ
ン検出手段8、変化領域検出手段10、軌跡追跡手段1
2および記憶手段14を含んでいる。
【0021】図2をも参照して、画像入力手段6は、た
とえばVTRカメラ等のカメラ16から構成することが
できる。画像情報が記入される記入面2は、たとえば白
色の紙から構成することができ、作業者18(記入者)
が容易に記入することができるように、この紙はたとえ
ば机の上面に載置される。カメラ16は、記入した画像
情報が作業者18の陰に入らないように、作業者18に
対向して配置され、その高さ、方向等が調整自在に支持
脚20に取付けられるのが好ましい。記入面2として
は、その大部分の領域が画像情報を記入することができ
る座標入力領域として利用することができるようにする
のが望ましく、カメラ18は、レンズ体を移動させるこ
とによって画像情報を取込む領域を大きく、または小さ
くすることができ、その最大領域はこの座標入力領域と
対応しており、したがって座標入力領域に記載された画
像情報は、このカメラ18によって読みとることができ
る。
【0022】記入面に画像情報を記入するペン手段22
は、たとえば鉛筆、ボールペン等の先端部が細く尖って
いる通常の筆記具が用いられ、このペン手段22によっ
て記入面2に記入された画像情報が後述如く画像処理さ
れる。
【0023】画像入力手段6から取込まれた画像情報
は、画像入力手段6においてアナログ画像情報がA/D
(アナログ/デジタル)変換器によってデジタル画像情
報に変換され、各デジタル情報に変換された画像情報が
記憶手段14に記憶される。なお、カメラ16から取込
まれる画像情報は白黒の濃淡の画像情報でよい。記憶手
段14は、第1の記憶手段24と第2の記憶手段26を
含み、第1の記憶手段24には、座標入力領域からの取
込画像情報が記憶され、第2の記憶手段26には、ペン
手段22に関するペン画像情報が記憶される。
【0024】ペン検出手段8は、第1の記憶手段24に
記憶された取込画像情報からペン画像情報を検出し、そ
の検出はテンプレートマッチング方式によって行われ
る。また、変化領域検出手段10は、記入前の取込画像
情報(背景画像情報)と記入後の取込画像情報とを対比
して新たに記入された画像情報を抽出する。さらに、軌
跡追跡手段12は、変化領域検出手段10によって抽出
された抽出画像情報の軌跡を追跡し、これによって入力
画像情報を抽出する。なお、入力画像情報を抽出する際
に、記入前の取込画像情報と記入後の取込画像情報とを
対比することによって抽出することができる場合には、
上記軌跡追跡手段12を省略することができる。
【0025】画像入力手段6、ペン検出手段8、変化領
域検出手段10および軌跡追跡手段12はCPU28
(中央演算装置)によって作動制御され、実施形態で
は、これによって図3のフローチャートに示す通りの画
像処理が遂行される。図3において、実施形態の装置に
おいては、まず、ステップS1にて背景画像(記入前の
座標入力領域の画像情報)の取込みが行われる。この取
込みは、カメラ16を通して記入面2の座標入力領域に
存在する画像情報を取込むことによって行われ、取込ま
れた画像情報がデジタル変換された後第1の記憶手段2
4に記憶される。この背景画像には、作業者の手、ペン
手段等の画像は映っておらず、座標入力領域の画像情報
のみである。第1の記憶手段24に記憶された画像情報
は、たとえば図4に示すとおりの画像データとなり、こ
の画像データは、画像の縦横のそれぞれの画素数とその
画像内容を含んでいる。この第1の記憶手段24に記憶
される画像データは、全て、画像の縦横のそれぞれの画
素数とその画像内容を含んでいる。
【0026】次いで、ステップS2において、ペン手段
22の登録が行われる。実施の形態では、記入画像を容
易にかつ正確に検出するために、ペン手段22の先端部
の画像情報が図5に示すようにペン先テンプレートの形
として第2の記憶手段26に登録される。ペン手段22
の登録は、たとえば次のとおりに行うことができる。す
なわち、記入に用いるペン手段22を記入面2に文字、
図形等を記入する直前の状態で止め、かかる状態におけ
る、ペン手段22の先端部を含む画像をカメラ16を通
して取込む。そして、取込んだ画像情報から自動的にペ
ン手段22の先端部の画像情報を取出し、かく取出した
画像情報をデジタル変換して第2の記憶手段26に記憶
する。なお、ペン手段22の先端部を自動的に取出すこ
とに代えて、たとえば、取込んだ画像情報をモニター
(図示せず)に表示し、このモニターを見ながらペン手
段22の先端部を含む登録領域をマウス等で特定し、か
く特定した登録領域の画像情報を図5に示すように取出
してペン先テンプレートとして登録するようにしてもよ
い。ペン先テンプレートの画像情報は、たとえば図6に
示す画像データとなり、このペン先に関する画像データ
は、この登録領域に対応する縦横のそれぞれの画素数
(換言すれば、ペン先テンプレートの縦横のサイズ)、
ペン先画像情報を有するペン先テンプレートの左上隅の
絶対座標(ペン先テンプレートの左上角にペン手段22
の先端部が位置するようにペン手段22の登録が行われ
るので、この左上角の座標はペン手段22の先端部の座
標と同一であり、テンプレート起点とする)、およびペ
ン先テンプレートの左上角を原点としたときのペン手段
22の先端部が記入面2に接触する点の相対座標(ペン
先テンプレートにおけるペン手段22の先端部の位置と
ペン手段22の先端部が記入面2に実際に接触する位置
とは幾分ずれており、その先端部が実際に接触する位置
に補正した座標をテンプレート起点の相対座標とする)
を含んでいる。第2の記憶手段26に記憶されるペン先
画像情報に関する画像データは、全て、縦横の画素数、
絶対座標、相対座標および画像内容を含んでいる。
【0027】記入面2の大きさ、またはカメラ16のレ
ンズ特性等に起因して、記入面2の異なる位置、たとえ
ばその中央部とその両端角部におけるペン手段22の先
端部の形状が大きく異なる場合には、記入面2の複数箇
所、たとえばその中央部、右下角部、右上角部、左上角
部及び左下角部におけるペン手段22の先端部の画像情
報をそれぞれペン先テンプレートとして第2の記憶手段
26に記憶するのが望ましい。かく複数種のペン先テン
プレートを用いることにより、後述するペン先検出の際
により適切なペン先テンプレートを用いることができ
る。
【0028】なお、実施形態では、ステップS1におい
て背景画像を取込み、ステップS2でペン手段22のペ
ン先テンプレートを登録しているが、これに代えて、ス
テップS1における背景画像取込においてペン手段22
の先端部を含む画像情報を取込み、この取込んだ画像情
報(この場合には、この画像情報は、ペン手段22の先
端部に関する画像情報を除いた後第1の記憶手段24に
記憶される)からペン手段22の先端部を自動的に抽出
し、かく抽出した画像情報をペン先テンプレートとして
第2の記憶手段26に登録するようにすることもでき
る。
【0029】次に、ステップS3に進み、ペン手段22
を用いて記入された記入面2の画像情報がカメラ16を
通して静止画像の状態で取込まれ、実施形態では、図7
に示す形式で第1の記憶手段24に記憶される。さらに
説明すると、カメラ16を通して取込まれる画像は、図
7(a)に示すものであり、記入面2に記載された画像
およびペン手段22を含む画像情報であり、かかる画像
情報が画像入力手段6にてデジタル変換され、図7
(b)で示す白黒の濃淡画像が第1の記録手段24に記
憶される。
【0030】画像の取込みが行われると、次にステップ
S4に進み、ペン検出手段8によるペン手段22の先端
部の検出が行われる。この検出は、効率的な検出を行う
ために、まず記入前の画像(画像処理の開始時には、ペ
ン手段22の登録を行った画像、画像処理中は前回の認
識で求められたペン手段22の先端部を含む画像)を取
込んだ領域を含む比較的狭い範囲の特定領域32につい
て行われる。ペン手段22の検出様式としては、第1の
記憶手段24に記憶された取込画像情報に第2の記憶手
段26に記憶されたペン先画像情報が含まれているか否
かをペン先テンプレートを用いてテンプレートマッチン
グによって行われ、相関関係の最も高い部分がその特定
領域32内に存在するペン手段22の先端部として検出
する。そして、ペン手段22の先端部を検出できた場合
には、ステップS5からステップS7に進むが、その先
端部を検出できない場合には、ステップS5からステッ
プS6に進み、探索範囲が取込画像全体に及んだか否か
が判断され、取込画像全体に及んでいないときにはステ
ップS4に戻ってペン手段22の検出が行われる。すな
わち、ペン検出手段8によるテンプレートマッチングに
おいて、上記特定領域の画像情報とテンプレートとの相
関が高くない場合には、ペン検出手段8はしきい値処理
によりペン手段22の先端部が存在しないと判断する。
たとえばペン手段22の移動量が大きくて上記特定領域
の外まで移動したときであり、このようなときには、ペ
ン検出手段22は、探索領域を上記特定領域から広くし
て、たとえば上記特定領域を中心としてその探索範囲を
2倍に広げて再度ペン手段22の先端部の検出を行う。
かく探索範囲を広げてペン手段22の先端部を検出でき
た場合にはステップS7に進むが、まだその先端部を検
出することができない場合には、再度ステップS6を通
ってステップS4に戻り、ステップS4においてさらに
探索範囲を広げてその先端部の検出動作が繰り返し行わ
れ、そしてこの探索動作は先端部を検出するまで漸次探
索範囲を拡大しながら遂行される。なお、探索範囲が取
込画像全体に及んでもペン手段22が見つからないとき
には、ペン手段22の先端部が存在しないと判断し、ス
テップS6からステップS3に戻って新たな画像の入力
が遂行される。
【0031】ステップS2において複数個のペン先テン
プレートを登録したときには、ペン検出手段22は、記
入前の取込画像情報で求められたペン手段22の先端部
の位置に最も近い位置に対応するペン先テンプレートを
用いてテンプレートマッチングによりペン手段22の先
端部の検出を行う。そして、ペン手段22の先端部を検
出することができないときには、ペン検出手段8は、残
りのペン先テンプレートについて順次テンプレートマッ
チングを行い、全てのペン先テンプレートについて対応
する画像部分を見つけることができないときに探索範囲
を上記特定領域から拡大して行う。その探索範囲の拡大
は、上述したと同様に行うことができる。
【0032】ペン検出手段8がペン手段22の先端部を
検出すると、ステップS7において変化領域検出手段1
0によって記入された画像の抽出が行われる。変化領域
の画像抽出は、画像処理の高速化を図るために、実施形
態では、記入前の取込画像情報におけるペン手段22の
先端部の位置および今回取込んだ取込み画像情報におけ
るペン手段22の先端部の位置の近傍において次の通り
にして行われる。すなわち、記入面2に新たに記入され
た画像情報は、記入前の画像情報と記入後の画像情報と
を対比したときに新たに加わっている部分であり、この
ことを利用し、記入前の取込画像情報と記入後の取込画
像画像情報とを対比し大きく濃度が異なっている領域を
抽出し、この抽出した画像情報を新たな画像情報として
いる。したがって、変化領域検出手段10は、第1の記
憶手段24から記入前の取込画像情報と記入後の取込画
像情報を読み出し、これら両取込画像情報を画素毎に濃
度置の差の絶対値を求めていき、2画像の差分画像を計
算して2値化することによって変化領域を抽出する。
【0033】変化領域を抽出するときに、より正確に抽
出するために次のような補正を行うのが望ましい。すな
わち、記入面2およびカメラ16は位置調整後は固定さ
れるが、これらの固定位置が移動する恐れがあるので、
取込画像の位置補正を行うのが望ましい。この位置補正
は、たとえば、記入前の取込画像情報における基準画像
部(記入面2の端、頂点等の明確なエッジを持つ領域を
基準画像部として選択することができる)が記入後の取
込画像情報のどの位置にあるかをテンプレートマッチン
グによって検出し、記入前の取込画像情報と記入後の取
込画像情報とを対比して記入面2の位置ずれ量を計算
し、この位置ずれ量が零(ゼロ)となるように記入後の
取込画像情報を補正することによって行うことができ
る。なお、取込画像情報から基準画像部を抽出すること
に代えて、記入面2に基準画像部となる特定マーク(た
とえば黒い丸印等でよい)を予め施し、この特定マーク
をテンプレートマッチングにより求めて位置ずれ補正を
行うようにしてもよい。
【0034】また、記入面2の明るさは座標入力領域の
実質上全域に渡って一定であるのが望ましいが、作業者
の体の一部(たとえば手、頭等)によって記入面2の濃
度が変化する恐れがあるので、取込画像の濃度補正を行
うのが望ましい。この濃度補正は、たとえば、次のとお
りに行うことができる。記入面2の濃度がペン手段22
によって記入された領域よりも明るい場合には、まず、
ペン手段22を検出する特定領域についてペン手段22
の先端部以外の領域を対象に画素の濃度ヒストグラムを
作成し、最も明るい画素から所定数(たとえば100画
素程度)の画素の濃度平均を求める。この濃度平均を記
入前の取込画像情報および記入後の取込画像情報につい
て求め、これらの濃度平均から記入前の濃度平均に対す
る記入後の濃度平均の倍率Rを求め、そして記入後の取
込画像情報の画素濃度を全てR倍し、かくすることによ
って記入面2の濃度補正を行うことができる。
【0035】なお、容易に理解される如く、変化領域検
出手段10によって抽出された抽出画像情報には、記入
面2に新たに記入された画像情報およびペン手段22の
先端部の画像情報が含まれており、それ故に、実施形態
では、変化領域検出手段10は、ペン検出手段8にて検
出したペン手段22の先端部の座標を用いて、上記抽出
画像情報からペン手段22の先端部による変化領域を削
除して画像の変化領域として抽出する。
【0036】変化領域が抽出されるとステップS8に移
り、軌跡追跡手段12による抽出画像情報についての軌
跡の追跡が次のとおり行われる。実施形態では、まず、
抽出画像情報の細線化が行われる。図8(a)に示すと
おり、変化領域検出手段10によって抽出された抽出画
像情報はその線の太さが比較的太くなっているので、図
8(b)に示すとおり、その線の中心を通る細線(たと
えば線幅が「1」である線)となるように細線化処理が
行なわれる。そして、細線化処理の後、軌跡追跡処理が
行われる。実施形態では、細線化処理された抽出画像情
報の両端部のうち、記入前の取込画像情報におけるペン
手段22の先端部が記入面2に接触する位置から近い方
の一端部が起点、すなわち出発点となり、残りの他端部
(記入後の取込画像情報におけるペン手段22の先端部
が記入面2に接触する位置から近い端部)が目標点とな
る。軌跡追跡手段12は、細線化処理された抽出画像情
報を上記出発点からこの出発点の隣の点、その隣の点、
さらに隣の点・・・と順次上記目標点までたどってい
き、このようにして抽出画像の追跡をする。かくして、
軌跡追跡手段12によって追跡された軌跡が記入面2に
新たに記入された画像情報として認識される。
【0037】かく抽出された抽出画像は、ステップS9
において座標値列変換が行われる。座標値列変換とは、
抽出された画像を複数の座標値の列として表すために座
標変換するものである。実施形態では、この座標値列変
換は、軌跡追跡手段12において行われるが、別個に座
標値列変換手段を設けることもできる。通常、カメラ1
6と記入面2との位置関係によって抽出した画像に歪み
や回転が生じている。それ故に、正確な抽出画像情報を
得るためにはこの歪み、回転による画像の変形を除去す
る必要があり、実施形態では、その歪みや回転による画
像の変形がなくなるように個々の座標値列の補正も行わ
れる。
【0038】かかる後、補正された抽出画像情報が、ス
テップS10にて、たとえばコンピュータの如きOA機
器30に送給され、OA機器30にて上記画像情報の入
力が行われる。その後、ステップS11に進み、背景画
像の更新が行われる。背景画像の更新は、変化領域検出
手段10にて設定した特定領域の取込画像情報からペン
手段22の先端部のペン先画像情報を取除き、かく取除
いた画像情報を第1の記憶手段24に記憶されていた背
景画像(記入前の取込画像情報)に代えて新しい背景画
像情報として第1の記憶手段24に記憶する。したがっ
て、記入面2に今まで記入されてきた画像が背景画像と
なり、この背景画像に新しい画像が記入され、かく新し
く記入された画像が次に抽出されるべき画像となる。
【0039】背景画像の更新が行われると、ステップS
12に進み、画像処理が終了したか否かが判断され、終
了しない場合には、ステップS3に戻り、続いて新たに
記入された画像に対する画像抽出が行われ、画像処理が
終了するまで上述した動作が繰返し遂行される。そし
て、かくのとおりにして、ペン手段22によって記入面
2に記載された画像の抽出が行われ、抽出された画像情
報は、たとえば入力信号としてOA機器30に送給され
る。
【0040】図9は、本発明の画像処理型座標入力装置
の第2の実施形態を概略的に示すブロック図である。こ
の第2の実施形態では、記入面に記入された画像情報の
一部が覆われたとき、この画像情報の一部を隠れ領域と
して処理するように構成されている。図9において、第
2の形態の座標入力装置は、記入面102にペン手段1
04によって記入された画像情報を処理するための画像
処理手段106を備えている。画像処理手段106は、
画像入力手段108、ペン検出手段110、隠れ領域登
録手段112、変化領域検出手段114、軌跡追跡手段
116、第1の記憶手段118および第2の記憶手段1
20を含む記憶手段122、隠れ領域記憶手段122、
軌跡座標値記憶手段126並びにこれらを制御するCP
U128を含んでいる。記入面102は白色の紙等でよ
く、ペン手段104は鉛筆等の通常の筆記具でよく、ま
た画像入力手段108はカメラ等でよい。ペン検出手段
110は、取込まれた画像情報からペン手段104の先
端部をテンプレートマッチングによって検出し、隠れ領
域登録手段112は、記入された画像情報の一部がペン
手段104によって隠れている場合に、この隠れた領域
を隠れ領域として登録し、隠れ領域記憶手段124はこ
の隠れ領域を登録する。変化領域検出部114は、記入
前の取込画像情報、記入後の取込画像情報および隠れ領
域記憶手段に記憶された隠れ領域画像情報に基づいて変
化領域、すなわち新しく記入された画像情報を抽出し、
軌跡追跡手段116は抽出された抽出画像の軌跡を追跡
し、軌跡座標値記憶手段126は軌跡追跡手段116に
よって計算された軌跡座標値を記憶する。また、第1の
記憶手段118は、画像入力手段108を通して取込ま
れた取込画像情報を記憶し、第2の記憶手段120がペ
ン手段104の先端部の画像情報をペン先テンプレート
として記憶し、制御手段122は変化領域検出手段11
4、軌跡追跡手段116等からの画像情報も記憶する。
【0041】次に、図10を参照して、第2の実施形態
における画像処理について説明する。まず、ステップS
21において、画像入力手段108を通しての背景画像
の取込が行われ、この背景画像は第1の記憶手段118
に記憶される。ステップS22においては、ペン手段1
04の先端部の登録が行われ、この先端部の画像情報は
ペン先テンプレートとして第2の記憶手段120に記憶
される。次いで、ステップS23において記入面102
の画像が画像入力手段108を通して取込まれ、この取
込画像情報が第1の記憶手段118に記憶され。そし
て、ステップS24において、ペン検出手段110が取
込画像情報からペン手段104の先端部の画像をテンプ
レートマッチングにより検出する。ペン手段104の先
端部を検出することできないときにはステップS25か
らステップS26を経てステップS24に戻り、拡大し
た範囲についてさらにペン手段104の先端部の検出が
行われる。そして、ペン手段104の先端部を検出する
と、ステップS25からステップS27に進む。一方、
ペン手段104の先端部を取込画像全体から見つけるこ
とができないときは、ステップS26からステップS2
3に戻る。ステップS21からステップS26までの画
像処理は第1の実施形態と実質上同一であるので、その
詳細な説明は省略する。
【0042】ステップS27においては、図11に示す
とおり、記入された画像の一部が隠れているか否かが判
断される。すなわち、実施形態では、隠れ領域登録手段
112は記入前の取込画像情報(背景画像情報)におけ
るペン手段104の先端部の位置P1と記入後の取込画
像情報(ステップS23にて取込まれた画像情報)にお
けるペン手段104の先端部の位置P2との座標からペ
ン手段104の先端部の移動経路132を求め、記入後
の取込画像情報におけるペン手段104の先端部によっ
て上記移動経路132が覆われているか否かのチェック
が行われる。そして、移動経路132が隠れている場合
には、ステップS28に進み、この隠れ領域が隠れ領域
記憶手段124に記憶される。隠れ領域記憶手段124
に記憶される記憶データは、記入前の取込画像情報にお
けるペン手段104の先端部の座標(絶対座標および相
対座標)、記入後の取込画像情報におけるペン手段10
4の先端部の座標(絶対座標および相対座標)およびこ
の記憶データの識別記号であり、これらのものが隠れ領
域として隠れ領域記憶手段124に記憶される。なお、
識別記号とは、隠れ領域として認識した時間的順序を判
別できるものであれば適宜の記号でよく、たとえば画像
入力手段108によって取込んだ取込画像の枚数に順次
番号をつけてこの取込画像の番号を識別記号とすること
ができる。この場合には、隠れ領域の識別記号は数字の
連番となるのではなく、取込画像のうち隠れ領域として
登録されるものに対応する取込画像の番号が隠れ領域の
識別番号となる。隠れ領域として隠れ領域登録手段11
2に登録した後はステップS23に戻り、画像入力手段
108を通して次の記入画像の取込みがおこなわれ、上
述したと同様の処理が遂行される。
【0043】一方、ペン手段104によって上記移動経
路132が覆われていない場合には、ステップS29に
移り、変化領域検出手段114による変化領域の検出が
行われる。変化領域検出手段114は、第1の実施形態
における変化領域検出手段10と同様にして、記入前の
取込画像情報と記入後の取込画像情報とを対比して今回
記入された画像情報を抽出する。さらに、第2の実施形
態では、変化領域検出手段114は、隠れ領域記憶手段
124から隠れ領域に関する記憶データを読出し、記入
後の取込画像情報におけるペン手段104が隠れ領域記
憶手段124に記憶されていた隠れ領域を隠しているか
否かの確認を一つずつ行い、ペン手段104が隠してい
ない隠れ領域についてはその領域に記入されている画像
情報を上述したのと同様にして抽出する。そして、隠れ
領域軌跡記憶手段124に記憶された隠れ領域から画像
の軌跡を抽出した場合には、隠れ領域記憶手段124の
記憶から削除し、その登録を消去する。これに対し、ペ
ン手段104がこの隠れ領域を未だ隠しているときに
は、その画像抽出が不可能であるので隠れ領域は隠れ領
域記憶手段124に記憶保持される。なお、隠れ領域記
憶手段124に隠れ領域が全く記憶されていないときに
は、このような隠れ領域の確認作業は行われない。
【0044】次に、ステップS30に進み、軌跡追跡手
段116による抽出画像に対する軌跡の追跡が行われ
る。軌跡追跡手段116による軌跡の追跡は、第1の実
施形態の軌跡追跡手段12と同様に、抽出画像の細線化
処理がされた後その一端部(出発点)からその他端部
(目標点)まで順次軌跡をたどりながら行われる。そし
て、軌跡追跡手段116によって求められた軌跡の座標
値列が時間的順序を示す識別記号とともに軌跡座標値記
憶手段126に記憶される。軌跡の座標値列に付される
識別記号とは、隠れ領域記憶手段124から読出された
隠れ領域についての座標である場合には、隠れ領域記憶
手段124に記憶されている識別記号であり、一方ステ
ップS29にて抽出された抽出画像についての座標であ
る場合には、この画像の識別記号である。上述した如
く、取込画像に順次番号を付して識別記号とした場合に
は、軌跡の座標値列に付される識別記号と抽出画像の座
標値列に付される識別番号とは、共通の番号でもって処
理することができる。
【0045】その後、ステップS31に移り、隠れ領域
記憶手段124に隠れ領域が記憶保持されているか否か
が判断される。隠れ領域記憶手段124に隠れ領域が記
憶されていない場合には、ステップS32に進み、軌跡
追跡手段116は軌跡座標値記憶手段126に記憶され
ている軌跡座標値を画像取込の時間的順序(実施形態で
は、取込画像に付された番号順)になるように連続的に
列べて記入された画像を実質上連続した記入画像情報と
する。さらに、軌跡追跡手段116は、第1の実施形態
と同様に、抽出画像の歪みや回転による画像の変形がな
くなるように個々の座標値列を補正する。かく補正され
た抽出画像情報は、ステップS33においてOA機器に
送給され、OA機器の入力画像情報として利用される。
その後、ステップS34に移り、軌跡座標値記憶手段1
26に記憶されていた軌跡座標値が消去された後ステッ
プS35に進む。
【0046】一方、ステップS31において隠れ記憶手
段124に隠れ領域が記憶保持されている場合には、直
接ステップS35に進む。
【0047】ステップS35においては、背景画像の更
新が行われる。この背景画像の更新は、第1の実施形態
と同様に、変化領域検出手段114にて設定した特定領
域の取込画像情報からペン手段104の先端部のペン先
画像情報が削除され、かく削除された画像情報が、第1
の記憶手段118に記憶されていた背景画像に代えて新
しい背景画像情報とし記憶される。
【0048】背景画像の更新が行われると、ステップS
36に進み、画像処理が終了したか否かが判断され、終
了しない場合には、ステップS23に戻り、続いて新た
に記入された画像に対する画像抽出が行われ、画像処理
が終了するまで上述した動作が繰返し遂行される。
【0049】以上のとおり、第2の実施形態では、ペン
手段104が記入画像の一部を覆って画像入力手段10
8を通して一時的に記入画像を取込むことができなくて
も、隠れ領域登録手段112および隠れ領域記憶手段1
24に隠れ領域として登録し、そしてペン手段104が
覆わなくなった時点で画像情報として取込むようにした
ので、記入面102に記入した画像を正確に読みとるこ
とができる。
【0050】図12は、本発明の画像処理型座標入力装
置の第3の実施形態を概略的に示すブロック図である。
この第3の実施形態では、ペン手段が記入面に接触して
いることを検出するためのペン接触検出手段が設けられ
ている。
【0051】図12において、第3の実施形態の座標入
力装置は、記入面202にペン手段204によって記入
された画像情報を処理するための画像処理手段206を
備えている。画像処理手段206は、画像入力手段20
8、ペン接触検出手段210、ペン検出手段212、変
化領域検出手段214、軌跡追跡手段216、第1の記
憶手段218および第2の記憶手段220を含む記憶手
段222、隠れ領域記憶手段122、軌跡座標値記憶手
段126並びにこれらを制御するCPU228を含んで
いる。この第3の実施形態では、画像処理手段206が
ペン接触検出手段210を含んでいる以外は、図1〜図
8に示す第1の実施形態と実質上同一であり、したがっ
てペン接触検出手段210およびそれに関連する構成以
外は、その詳細な説明は省略する。
【0052】次に、図13を参照して、第3の実施形態
における画像処理について説明すると、ステップS41
において、画像入力手段208を通しての背景画像の取
込が行われ、この背景画像は第1の記憶手段218に記
憶される。ステップS42においては、ペン手段204
の先端部の登録が行われ、この先端部の画像情報は第2
の記憶手段220に記憶される。次いで、ステップS4
3において記入面202の画像が画像入力手段208を
通して取込まれ、この取込画像情報が第1の記憶手段2
18に記憶され。ステップS41からステップS43ま
では、第1の実施形態と実質上同一なので、その詳細な
説明は省略する。
【0053】次いで、ステップS44に進み、ペン手段
204の先端部が記入面202に接触しているか否かが
判断される。ペン手段204が接触しているか否かを検
出する構造として、たとえば図14に示すものを採用す
ることができる。図14において、記入面202の下側
にはシート状の圧力センサ232が配置され、ペン手段
204の先端部が記入面202に接触する(画像を記入
しているときはペン手段204の先端部は記入面に接触
して幾分その表面を押圧している)と、圧力センサ23
2はこれを検出し、その検出信号は圧力センサ232の
出力端子234から画像処理手段206に送給される。
ペン接触検出手段210は、圧力センサ232からの検
出信号を受信した場合には、接触状態である、換言する
とペン手段204によって記入面202に記入されてい
ると検出する。ペン手段204が記入面202に接触し
ていない場合には、ステップS43に戻り、画像入力手
段208による新たな画像情報の取込みが遂行される。
一方、ペン手段204が記入面202に接触している場
合には、ステップs45に進む。なお、ペン手段204
の記入面202への接触検出は、記入面202とペン手
段204の先端部との間隔を調べる様式等によっても行
うことができる。また、圧力センサ232を用いる場合
でも、記入面202側に設けることに代えて、ペン手段
204側に設けてその先端部に作用する筆圧を測定する
ようにすることもできる。
【0054】ステップS45においては、ペン検出手段
212によるペン手段204の先端部の検出が行われ、
以下ステップS46〜ステップS53が遂行される。ス
テップS45〜ステップS53の処理動作は、上記第1
の実施形態と実質上同一であり、記入画像情報は、上述
の如く処理された後OA機器230に送給される。な
お、これらステップS46〜ステップS53の詳細につ
いては説明を省略する。
【0055】この第3の実施形態では、ペン手段204
が記入面202に接触していないときにはペン手段20
4の検出、変化領域の検出等の処理動作が遂行されない
ので、記入していないときに無駄に画像処理動作が遂行
されることはない。
【0056】なお、ペン手段204が記入面202に接
触しているか否かを検出するセンサを設けた場合には、
このセンサが接触していると検知しているときにペン手
段204の先端部の画像がペン先テンプレートとして第
2の記憶手段220に登録されるようにすることもでき
る。
【0057】そして、ステップS45において、ペン検
出手段210がペン手段204の先端部の画像をテンプ
レートマッチングにより検出する。ペン手段204の先
端部を検出することができないときにはステップS44
に戻り、拡大した範囲についてさらにペン手段204の
先端部の検出が行われる。ペン手段204の先端部を見
つけると、ステップS48に進む。一方、取込画像全体
においてペン手段204の先端部を見つけることができ
ないときには、ステップS43に戻って新たな画像の入
力が遂行される。ステップS45からステップS47ま
での画像処理は第1の実施形態と実質上同一であるの
で、その詳細な説明は省略する。
【0058】以上、本発明の座標入力装置について説明
したが、本発明はこれら実施形態に限定されず、たとえ
ば第2の実施形態の隠れ領域登録手段112およびこれ
に関連する構成と第3の実施形態のペン接触検出手段2
10及びこれに関連する構成の双方を組合わせるように
することもできる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ペン手段に関するペン
画像情報に基づいて記入前後の対比すべき画像領域が特
定され、かく特定された画像領域において変化領域検出
手段が新たに記入された画像情報を抽出し、かく抽出し
た画像情報が入力画像情報として処理されるので、ペン
手段を用いた場合においても、入力画像情報を検出する
ことができる。
【0060】また本発明によれば、軌跡追跡手段が抽出
画像情報の軌跡を追跡することによって入力画像情報を
検出するので、検出ペンによる入力画像情報を正確に検
出することができる。
【0061】また本発明によれば、ペン手段によって覆
われた領域を隠れ領域として記憶し、この隠れ領域をペ
ン手段が覆わなくなったときその領域の画像情報を抽出
するようにしたので、記入された画像情報が一時的にペ
ン手段によって覆われたとしてもその情報を正確に検出
することができる。
【0062】また本発明によれば、ペン手段が記入面に
接触しているときに画像処理手段が所定の画像処理動作
を遂行するので、画像処理手段が無駄に画像処理を行う
ことはない。
【0063】また本発明によれば、ペン画像情報として
ペン手段の先端部の画像情報を利用するので、ペン手段
により記入された画像情報を正確に検出することができ
る。
【0064】また本発明によれば、ペン手段が記入面に
接触している状態のその先端部の画像情報をペン画像情
報として利用しているので、記入時のペン手段の先端部
の形状に対応したものとなり、ペン手段の先端部を正確
に検出することができる。
【0065】また本発明によれば、背景画像情報として
の記入前の画像情報に含まれたペン手段の先端部の画像
情報をペン画像情報として利用しているので、ペン手段
の先端部を一層正確に検出することができる。
【0066】また本発明によれば、画像処理手段はテン
プレート起点に関する座標に関連して入力画像情報の処
理を行うので比較的簡単の処理でもって正確な入力画像
を検出することができる。
【0067】また本発明によれば、第2の記憶手段は座
標入力領域の複数の位置におけるペン手段の画像情報を
ペン先テンプレートとして記憶し、対応するペン先テン
プレートを選択してペン手段の検出を行うので、ペン手
段が座標入力領域のどこに位置していても正確なペン手
段の先端部の検出が可能となる。
【0068】さらに本発明によれば、ペン手段の先端部
の探索はまず特定領域において行われ、ついで漸次その
探索範囲を拡大していくので、ペン手段の先端部の効率
のよい探索を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う画像処理型座標入力装置の第1の
実施形態を概略的に示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の記入面およびそれに記入され
た画像情報を取込む画像入力手段を概略的に示す斜視図
である。
【図3】第1の実施形態における画像処理手段による画
像処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態の第1の記憶手段に記憶される
取込画像情報に関する画像データを説明するための説明
図である。
【図5】第1の実施形態の第2の記憶手段に記憶される
ペン先テンプレートを示す概略図である。
【図6】第2の記憶手段に記憶されるペン先テンプレー
トに関する画像データを説明するための説明図である。
【図7】図7(a)はカメラを通して取込まれる取込画
像情報を示し、図7(b)は第1の記憶手段に記憶され
る取込画像情報を示す概略図である。
【図8】抽出画像の細線化処理を説明するための説明図
である。
【図9】本発明に従う画像処理型座標入力装置の第2の
実施形態を概略的に示すブロック図である。
【図10】第2の実施形態における画像処理手段による
画像処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】ペン手段がその先端部の移動経路を隠してい
る状態を示す斜視図である。
【図12】本発明に従う画像処理型座標入力装置の第3
の実施形態を概略的に示すブロック図である。
【図13】第3の実施形態における画像処理手段による
画像処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】ペン手段の接触を検出するための圧力センサ
およびそれに関連する構成を簡略的に示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2,102,202 記入面 4,106,206 画像処理手段 6,108,208 画像入力手段 8,110,212 ペン先検出手段 10,114,214 変化領域検出手段 12,116,216 軌跡追跡手段 14,122,222 記憶手段 16 カメラ 22,104,204 ペン手段 112 隠れ領域登録手段 210 ペン接触検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪田 嗣朗 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標入力領域を有する記入面と、前記座
    標入力領域に座標入力を行うためのペン手段と、前記座
    標入力領域に記入された画像情報を処理するための画像
    処理手段と、を具備する画像処理型座標入力装置におい
    て、 前記画像処理手段は、記入前および記入後の前記座標入
    力領域に記入された画像情報を取込む画像入力手段と、
    前記画像入力手段によって取込まれた記入前および記入
    後の取込画像情報を蓄積する第1の記憶手段と、前記ペ
    ン手段に関するペン画像情報を記憶する第2の記憶手段
    と、記入後の前記取込画像情報から前記ペン画像情報を
    検出するペン検出手段と、記入前の前記取込画像情報と
    記入後の前記取込画像情報を対比して新たに記入された
    画像情報を抽出する変化領域検出手段と、を含み、前記
    変化領域検出手段によって抽出された画像情報を入力画
    像情報として処理することを特徴とする画像処理型座標
    入力装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、前記変化領域検出
    手段によって抽出された抽出画像情報の軌跡を追跡する
    軌跡追跡手段をさらに含み、前記軌跡追跡手段が前記ペ
    ン手段の移動軌跡を追跡することによって入力画像情報
    を抽出することを特徴とする請求項1記載の画像処理型
    座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段は、前記ペン手段が新
    たに記入された画像情報を覆っているときに前記ペン手
    段によって覆われた領域を隠れ領域として記憶する隠れ
    領域記憶手段を有し、前記変化領域検出手段は、前記隠
    れ領域記憶手段に記憶された前記隠れ領域を前記ペン手
    段が覆わなくなったときに前記隠れ領域に記入された画
    像情報を抽出することを特徴とする請求項1または2記
    載の画像処理型座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記ペン手段が前記記入面に接触してい
    ることを検出するためのペン接触検出手段が設けられて
    おり、前記ペン接触検出手段が前記ペン手段の接触を検
    出しているときに前記画像処理手段は所定の画像処理動
    作を遂行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の画像処理型座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の記憶手段に記憶される前記ペ
    ン画像情報は、前記ペン手段の先端部の画像情報である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像
    処理型座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の記憶手段に記憶される前記ペ
    ン画像情報は、前記ペン手段が前記記入面に接触してい
    る状態における前記ペン手段の前記先端部の画像情報を
    ペン先テンプレートとして記憶することを特徴とする請
    求項5記載の画像処理型座標入力装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の記憶手段に記憶される前記ペ
    ン画像情報は、記入前の前記座標入力領域に記入された
    画像情報として前記第1の記憶手段に記憶される画像情
    報に含まれた前記ペン手段の前記先端部の画像情報であ
    ることを特徴とする請求項6記載の画像処理型座標入力
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ペン先テンプレートは、前記ペン手
    段の前記先端部が前記記入面に接触する点であるテンプ
    レート起点に関する座標を有し、前記画像処理手段はこ
    の座標に関連して入力画像情報の処理を行うことを特徴
    とする請求項6または7記載の画像処理型座標入力装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第2の記憶手段には、前記座標入力
    領域の複数の位置における前記ペン手段の前記先端部の
    画像情報がそれぞれペン先テンプレートとして記憶され
    ており、記入前の前記取込画像情報における前記ペン手
    段の前記先端部の位置に最も近い位置に対応する前記ペ
    ン先テンプレートを用いて、前記ペン検出手段が前記ペ
    ン手段の前記先端部を検出することを特徴とする請求項
    6記載の画像処理型座標入力装置。
  10. 【請求項10】 前記ペン検出手段は、記入前の前記取
    込画像情報に対応する特定領域において前記ペン手段の
    前記先端部の画像情報を探索し、前記先端部の画像情報
    を検出できないときには前記特定範囲から探索範囲を漸
    次拡大することを特徴とする請求項5〜9のいずれかに
    記載の画像処理型座標入力装置。
JP14324796A 1996-06-05 1996-06-05 画像処理型座標入力装置 Pending JPH09325854A (ja)

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