JPH09320781A - 高圧放電灯点灯装置および画像表示装置 - Google Patents

高圧放電灯点灯装置および画像表示装置

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JPH09320781A
JPH09320781A JP8137136A JP13713696A JPH09320781A JP H09320781 A JPH09320781 A JP H09320781A JP 8137136 A JP8137136 A JP 8137136A JP 13713696 A JP13713696 A JP 13713696A JP H09320781 A JPH09320781 A JP H09320781A
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lamp
high pressure
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明弘 上田
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勝昭 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高圧放電灯の寿命を合理的に判定して所定の制
御を行う高圧放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】高圧放電灯のランプ電圧監視手段と、高圧
放電灯が寿命であると判定する寿命判定手段と、寿命判
定時に所定の制御を行う制御手段とを設けてある。高圧
放電灯の寿命を判定するには、使用する高圧放電灯の初
期ランプ電圧を記憶しておき、これに許容上昇値を加え
たものと点灯中のランプ電圧を比較するか、ランプ電圧
が許容上昇率以上になるか、前回のランプ電圧に許容上
昇範囲を加味した値以上になるか、さらには許容上昇範
囲と許容下降範囲とを加味した値に対してそれ以上また
は以下になるかで寿命または異常を判定するように構成
している。制御手段としては高圧放電灯に対する電力供
給の停止や寿命表示などの制御を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電灯点灯装
置および画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクション式テレビジョン受像機
やオーバヘッドプロジェクタなどでは光源として小形の
高圧放電灯が使用されるようになってきた。
【0003】この種の高圧放電灯は、点灯初期から点灯
時間が増加していくにしたがってランプ電圧が増加して
いく傾向にある。
【0004】従来、上記ような機器は、高圧放電灯が寿
命末期に破裂するのを恐れてランプ電圧が予め設定した
一定値以上になると、一律に高圧放電灯が寿命であると
判定して、高圧放電灯への電力の供給を自動的に停止し
て高圧放電灯を消灯するように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高圧放電灯の
寿命にはばらつきがある。上記従来技術においては、高
圧放電灯によっては寿命時間に達していないものまで使
用できなくなる。さらに、実際にはランプ電圧のばらつ
きを考慮してランプ電圧の低いものに合わせて一定値を
設定するから、一層不経済な傾向にある。これは高圧放
電灯の寿命を合理的に判定することができなかったから
である。
【0006】そこで、高圧放電灯の個々の寿命を合理的
に判定する方法の出現が望まれている。
【0007】一方、高圧放電灯は寿命の進行にしたがっ
てそのランプ電圧が上昇していくだけではない。すなわ
ち、高圧放電灯には、ガラスの微小な歪によってミクロ
ンオーダーの隙間が生じ、この隙間から封入物が長期間
にわたって漏洩する現象すなわちスローリークが発生す
る場合がある。特に直流点灯形の短アークの高圧放電灯
は、近時光の利用率が高く、しかも長寿命であることか
ら、多く採用されつつある。しかし、長寿命であるため
に寿命中にスローリークが発生する確率が比較的高い。
スローリークが発生すると、ランプ電圧が低下した状態
で放電が持続しやすい。これは放電灯内の発光金属の蒸
気圧が所定値より低いためである。放電が持続すると、
通常の2倍程度の過電流が流れ、このため回路部品が破
壊したり発火する恐れがあるので、このような異常も早
期に検出して電力供給停止などの措置をとる必要があ
る。
【0008】本発明は、個々の高圧放電灯の寿命を合理
的に判定して所定の制御を行うことができるようにした
高圧放電灯点灯装置およびこの装置を用いた画像表示装
置を提供することを目的とする。
【0009】本発明の他の目的は、寿命の他に点灯異常
に対してもこれを合理的に検出して所定の制御を行うこ
とができるょうにした高圧放電灯点灯装置および画像表
示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の高圧放
電灯点灯装置は、高圧放電灯を点灯する点灯主回路と;
高圧放電灯を始動させるための始動回路と;高圧放電灯
のランプ電圧を監視するランプ電圧監視手段と;高圧放
電灯の初期点灯時のランプ電圧を記憶する初期ランプ電
圧記憶手段、初期点灯時のランプ電圧に対する許容上昇
値を設定する許容上昇値設定手段、高圧放電灯の点灯中
のランプ電圧を初期ランプ電圧および許容上昇値とを比
較する比較手段を含み、点灯中のランプ電圧が初期ラン
プ電圧および許容上昇値より大きいときに高圧放電灯が
寿命であると判定する寿命判定手段と;寿命判定手段が
寿命と判定したときに所定の制御をする制御手段と;を
具備していることを特徴としている。
【0011】本発明において、高圧放電灯は特に短アー
クのものに限定されないが、短アークの高圧放電灯は画
像表示装置やオーバーヘッドプロジェクタなどの機器に
おいて、光の利用率が高いので効果的である。また、高
圧放電灯はメタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、高
圧キセノンランプなど各種高圧放電灯を用いることがで
きる。
【0012】また、点灯主回路は、高圧放電灯を直流点
灯および交流点灯のいずれでもよい。また、直流点灯の
場合に限流作用を行う部分は商用周波数で作動するも
の、高周波で作動するもの、または直流で作動するもの
などどのような構成であってもよい。そして、点灯主回
路をして高圧放電灯を定電力制御することは好ましいこ
とであり、このような場合に点灯主回路にスイッチング
手段を含ませて、このスイッチング手段をランプ電流お
よびランプ電圧の両方に応じて制御することによって、
定電力的に制御することができる。スイッチング手段を
含む点灯主回路としては、これをたとえばチョッパ回路
にて構成し、このチョッパ回路のチョッピングのオンデ
ューティを制御することによって、定電力的に制御する
ことが容易となる。
【0013】さらに、始動回路は高圧放電灯を始動でき
るものであれば、どのような構成でもよく、既知の各種
始動回路を採用することができる。
【0014】さらにまた、ランプ電圧監視手段は、ラン
プ電圧を直接または間接的に検出して監視できればよ
く、特定の回路構成に限定されない。そして、ランプ電
圧監視手段を点灯主回路の正常点灯時の制御のために利
用することが許容される。
【0015】さらにまた、寿命判定手段は、高圧放電灯
の初期点灯時のランプ電圧である初期ランプ電圧をV0
とし、初期ランプ電圧V0に対する許容上昇値をVA
し、実際に点灯中のランプ電圧をVEとすれば、下式を
満足する状態を寿命と判定する。
【0016】VE≧V0+VA したがって、上式を変形した下式を満足する状態を寿命
と判定するようにしてもよい。
【0017】VE−V0≧VA また、上述の演算はマイコンを用いて容易に行うことが
できるが、本発明はこれに限定するものではなく、既知
の演算手段を採用することが許容される。
【0018】さらにまた、制御手段は、点灯主回路を制
御して高圧放電灯への電力の供給を停止してもよいし、
また異常表示を行うようにしてもよいし、さらにはその
両者を併せて行ってもよい。要すれば、高圧放電灯に対
して電力供給を停止しなくても、問題の発生しない程度
に供給電力を低減するようにしてもよい。
【0019】いずれにしても、本発明においては高圧放
電灯が点灯中徐々にランプ電圧が上昇していき、やがて
寿命になる過程で、実際に点灯に供される高圧放電灯の
初期点灯時のランプ電圧を記憶し、これに対する許容上
昇値を設定して、点灯中のランプ電圧を初期ランプ電圧
および許容上昇値と比較して寿命を判定するものである
から、個々の高圧放電灯の実際の寿命を判定することが
可能になる。したがって、高圧放電灯個々のランプ電圧
のばらつきに対応して寿命判定を行うことが理解される
であろう。。
【0020】請求項2の発明の高圧放電灯点灯装置は、
高圧放電灯を点灯する点灯主回路と;高圧放電灯を始動
させるための始動回路と;高圧放電灯のランプ電圧を監
視するランプ電圧監視手段と;高圧放電灯のランプ電圧
の単位時間当たりの許容上昇率を設定する許容上昇率設
定手段、高圧放電灯の点灯中のランプ電圧の単位時間当
たりの都度上昇率を求める都度上昇率演算手段、許容上
昇率と都度上昇率とを比較する比較手段を含み、都度上
昇率が許容上昇率以上のときに高圧放電灯が寿命である
と判定する寿命判定手段と;寿命判定手段が寿命と判定
したときに所定の制御をする制御手段と;を具備してい
ることを特徴としている。
【0021】本請求項ないし請求項4の各発明において
も、寿命判定手段を除いて請求項1についての上記記述
が援用できる。寿命判定手段は、高圧放電灯のランプ電
圧の許容上昇率を設定しておき、実際に点灯に供される
高圧放電灯のランプ電圧の都度上昇率を演算して両方の
上昇率を比較すればよく、点灯に供される高圧放電灯の
初期値を記憶する必要がないので、比較的簡単な構成が
可能である。
【0022】しかし、寿命の判定は実際に点灯に供され
る高圧放電灯の個々のランプ電圧をその上昇率の形で演
算して判定するので、合理的な寿命判定を行うことがで
きる。 なぜなら、高圧放電灯は点灯時間の累積するに
したがってランプ電圧の上昇率が高くなるという傾向が
あるから、この上昇率を監視すれば、寿命判定が可能で
ある。
【0023】請求項3の発明の高圧放電灯点灯装置は、
高圧放電灯を点灯する点灯主回路と;高圧放電灯を始動
させるための始動回路と;高圧放電灯のランプ電圧を監
視するランプ電圧監視手段と;高圧放電灯の点灯ごとに
ランプ電圧を記憶するランプ電圧記憶手段、ランプ電圧
の許容上昇範囲を設定する許容上昇範囲設定手段、点灯
中のランプ電圧を前回のランプ電圧および許容上昇範囲
と比較する比較手段を含み、点灯中のランプ電圧が前回
のランプ電圧および許容上昇範囲以上のときに高圧放電
灯が寿命であると判定する寿命判定手段と;寿命判定手
段が寿命と判定したときに所定の制御をする制御手段
と;を具備していることを特徴としている。
【0024】本発明は点灯ごとに高圧放電灯のランプ電
圧を記憶しておき、また前回のランプ電圧に対する上昇
許容範囲を予め設定しておき、点灯中のランプ電圧が前
回のランプ電圧および許容上昇範囲と比較してこれ以上
であるか否かで寿命を判定するので、個々の高圧放電灯
ごとに寿命を合理的に判定することができる。許容上昇
範囲は高圧放電灯の仕様に応じて適宜設定するものとす
る。点灯ごとのランプ電圧の記憶は、毎回記憶を書き換
えていけばよい。寿命判定手段はマイコンを用いて容易
に構成することができるが、本発明はこれに限定される
ものではなく、既知の手段を採用することを許容する。
【0025】請求項4の発明の高圧放電灯点灯装置は、
高圧放電灯を点灯する点灯主回路と;高圧放電灯を始動
させるための始動回路と;高圧放電灯のランプ電圧を監
視するランプ電圧監視手段と;高圧放電灯の点灯ごとに
ランプ電圧を記憶するランプ電圧記憶手段、ランプ電圧
の上昇および下降の許容変化範囲を設定する許容変化範
囲設定手段、点灯中のランプ電圧を前回のランプ電圧お
よび許容変化範囲と比較する比較手段を含み、点灯中の
ランプ電圧が前回のランプ電圧および許容変化範囲以上
か以下のときに高圧放電灯が寿命または異常であると判
定する判定手段と;判定手段が寿命または異常と判定し
たときに所定の制御をする制御手段と;を具備している
ことを特徴としている。
【0026】本発明は点灯ごとに高圧放電灯のランプ電
圧を記憶しておき、また前回のランプ電圧に対する許容
変化範囲を予め設定しておき、点灯中のランプ電圧が前
回のランプ電圧および許容変化範囲と比較してこれから
外れるか否かで判定するので、寿命および異常のいずれ
をも判定して所定の措置をとることが可能である。ここ
で、異常とは前述した高圧放電灯のスローリーク発生の
ようにランプ電圧が低下する現象をいう。
【0027】請求項5の発明の高圧放電灯点灯装置は、
請求項1ないし4のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装
置において、点灯主回路は、ランプ電流およびランプ電
圧に応じて高圧放電灯に所定のランプ電力を所望の特性
を付与して供給するように構成されていることを特徴と
している。
【0028】本発明において、所望の特性とは定電力、
定電圧または定電流などの特性をいう。
【0029】請求項6の発明の高圧放電灯点灯装置は、
請求項1ないし5のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装
置において、点灯主回路は、スイッチング手段を含み、
ランプ電流およびランプ電圧に応じてスイッチング手段
を制御して高圧放電灯に所定のランプ電力を供給するよ
うに構成されていることを特徴としている。
【0030】本発明は点灯主回路がチョッパであること
を許容し、この場合、本発明におけるスイッチング手段
とは、チョッピング用のスイッチング手段がこれに該当
する。そして、スイッチング手段は点灯時に所望の点灯
特性を付与して高圧放電灯を点灯するために、オンデュ
ーティががたとえばランプ電流およびまたはランプ電圧
に応じて変化する。
【0031】請求項7の発明の高圧放電灯点灯装置は、
請求項1ないし6のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装
置において、制御手段は、寿命判定時に高圧放電灯への
電力供給を停止することを特徴としている。
【0032】高圧放電灯が寿命と判定されたときに高圧
放電灯への電力供給を停止して回路部品などへの問題波
及が生じないようにする。
【0033】請求項8の発明の高圧放電灯点灯装置は、
請求項1ないし7のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装
置において、制御手段は、寿命判定時に表示をすること
を特徴としている。
【0034】本発明は高圧放電灯の寿命判定時に表示を
して関係者にその旨を知らせ、放電灯の交換、電源遮断
などの措置を早期に行うことができる。表示は光、音な
ど任意所望のものを用いることができる。
【0035】請求項9の発明の高圧放電灯点灯装置は、
請求項1ないし8のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装
置において、高圧放電灯を具備していることを特徴とし
ている。
【0036】すなわち、本発明は高圧放電灯をも構成要
件としている。高圧放電灯と点灯主回路などの回路部分
とは共通の組立体でもよいが、分離していてもよい。
【0037】請求項10の発明の高圧放電灯点灯装置
は、請求項1ないし9のいずれか一記載の高圧放電灯点
灯装置において、高圧放電灯は、短アークの高圧放電灯
であることを特徴としている。
【0038】本発明は高圧放電灯が短アークであるか
ら、光の利用率が高い。また、直流点灯形の場合はさら
に長寿命である。
【0039】請求項11の発明の高圧放電灯点灯装置
は、請求項1ないし10のいずれか一記載の高圧放電灯
点灯装置において、高圧放電灯は、電極間距離が6mm
以下であることを特徴としている。
【0040】本発明における高圧放電灯は、リフレクタ
と組み合わせて光の利用率が比較的高く得られる電極間
距離の一般的な成立範囲を示している。
【0041】請求項12の発明の高圧放電灯点灯装置
は、請求項1ないし11のいずれか一記載の高圧放電灯
点灯装置において、高圧放電灯は、電極間距離が4mm
以下であることを特徴としている。
【0042】本発明における高圧放電灯は、請求項11
に対して好ましい範囲を示している。
【0043】請求項13の発明の高圧放電灯点灯装置
は、請求項1ないし12のいずれか一記載の高圧放電灯
点灯装置において、高圧放電灯は、メタルハライドラン
プであることを特徴としている。
【0044】本発明におけるメタルハライドランプは、
発光金属を特定のものに限定するものではないが、プロ
ジェクション式テレビジョン受像機用の高圧放電灯とし
ては、以下のような構成が、求められる発光特性たとえ
ば発光効率、相関色温度、色度および演色性の点から好
ましい結果をもたらす。すなわち、ジスプロシウムD
y、セシウムCsおよびネオジウムNdを主成分とし、
タリウムTlおよびまたは錫Snを副成分として必要に
応じて添加し、これら成分に対して適量のよう素Iおよ
びまたは臭素Brを水銀および希ガスとともに封入す
る。
【0045】請求項14の発明の高圧放電灯点灯装置
は、請求項1ないし13のいずれか一記載の高圧放電灯
点灯装置において、高圧放電灯は、リフレクタを一体に
具備していることを特徴としている。
【0046】本発明では高圧放電灯にリフレクタを一体
化して光学性能を発揮しやすくしているので、プロジェ
クション式テレビジョン受像機やオーバベッドプロジェ
クタなどに好適である。
【0047】請求項15の発明の高圧放電灯点灯装置
は、請求項1ないし14のいずれか一記載の高圧放電灯
点灯装置において、高圧放電灯の安定点灯を認識する安
定点灯認識手段を具備していることを特徴としている。
【0048】本発明では、安定点灯後のランプ電圧を寿
命または異常の判定に供するので、確実な判定ができ
る。具体的にはランプ電圧の変化、高圧放電灯の温度変
化または高圧放電灯への電源印加後の経過時間などの単
独または組合せによって、安定点灯を認識することがで
きる。
【0049】請求項16の発明の高圧放電灯点灯装置
は、請求項1ないし15のいずれか一記載の高圧放電灯
点灯装置において、ランプ電圧の所定値は、高圧放電灯
の安定点灯後のランプ電圧より低く設定されていること
を特徴としている。
【0050】本発明のようにランプ電圧の所定値を設定
することにより、寿命または異常の判定をより確実にす
ることができる。所定値は、初期のランプ電圧に対して
設定する場合は、+40%、−10%程度に設定し、ま
た前回のランプ電圧に対して設定する場合は、±10%
程度にすると、好ましい結果が得られる。
【0051】請求項17の発明の高圧放電灯点灯装置
は、リフレクタを備えた高圧放電灯と;高圧放電灯を点
灯させる請求項1ないし8のいずれか一記載の高圧放電
灯点灯装置と;高圧放電灯から放射されリフレクタで集
光された光を背方から照射される画像表示手段と;画像
表示手段を制御する画像制御手段と;画像表示手段を透
過した光を集光してスクリーンに投射する光学系と;上
記各構成要素を収納する本体ケースと;を具備している
ことを特徴としている。
【0052】本発明は高圧放電灯の寿命を合理的に判定
して所定の制御を行うことのできる画像表示装置であ
る。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0054】図1は、本発明の概念を示すブロック回路
図である。
【0055】図において、1は直流電源、2は点灯主回
路、3は始動回路、4は高圧放電灯、5はランプ電圧監
視手段、6は寿命判定手段、7は制御手段である。
【0056】点灯主回路2は高圧放電灯4を安定に点灯
するための限流機能や定電力制御などのための調整機能
を備えている。
【0057】始動回路3は高圧放電灯4を始動させるた
めのもので、始動時に高電圧を発生する通常使用されて
いるものである。
【0058】高圧放電灯4は短アークのもので、図示し
ないが、リフレクタと一体化されることが多い。
【0059】ランプ電圧監視手段5は、常時ランプ電圧
を監視し、検出出力を寿命判定手段6に送出する。
【0060】寿命判定手段6は、ランプ電圧を参照して
寿命を判定するものである。ランプ電圧の参照の仕方と
しては、複数ある。寿命判定の仕方については後述す
る。
【0061】制御手段8は寿命判定手段7が寿命と判定
すると、予め設定された所定の制御を行う。制御として
は、点灯主回路2からの高圧放電灯4への電力供給の停
止および異常表示のいずれか一方もしくは両方またはそ
の他任意所望の制御を許容する。
【0062】また、制御手段8は寿命判定時の制御だけ
でなく、正常点灯時に点灯主回路2からランプ電流を検
出し、ランプ電圧監視手段5からランプ電圧を検出し
て、その両者を演算して点灯主回路2を定電力的な制御
を併せて行う。
【0063】図2は本発明の高圧放電灯点灯装置におけ
る寿命判定の第1の実施形態を説明するグラフである。
【0064】図において、横軸は点灯時間を、縦軸はラ
ンプ電圧をそれぞれ示す。実線Aは高圧放電灯のランプ
電圧の変化を示す曲線である。初期点灯時のランプ電圧
Vcに対して許容される許容上昇値Vdを予め設定す
る。そして、点灯中のランプ電圧Vlが次の式を満足し
たときTが寿命と判定する。
【0065】Vl≧Vc+Vd 上式を変更して次の式にて演算してもよい。
【0066】Vl−Vc≧Vd なお、高圧放電灯によって初期ランプ電圧にばらつきが
あるが、上昇値Vdは常に一定にすることができる。し
かし、要すれば、初期ランプ電圧の値に応じて所定の割
合で変化する値をVdとして設定するようにしてもよ
い。
【0067】図3は本発明の高圧放電灯点灯装置におけ
る寿命判定の第2の実施形態を説明するグラフである。
【0068】図において、横軸は高圧放電灯の点灯時間
を、縦軸はランプ電圧上昇率をそれぞれ示す。実線Aは
高圧放電灯のランプ電圧上昇率の変化を示す曲線であ
る。高圧放電灯は初期点灯時のランプ電圧に対して点灯
時間が増えるにしたがってランプ電圧が上昇していくと
ともに、上昇率△V/△Tも上昇していく。点線Bはラ
ンプ電圧の許容上昇率を示す直線である。
【0069】高圧放電灯が寿命になる頃のランプ電圧の
上昇率を予め設定しておき、点灯中のランプ電圧の上昇
率が予め設定した上昇率になるとき、すなわち図2の線
A、Bの交点を寿命と定める。ランプ電圧の上昇率はラ
ンプ電圧の時間に対する変化から演算して求めることが
できる。したがって、予め設定した上昇率をaとし、点
灯中の上昇率をbとしたとき、両者の関係が次の式を満
足した時点Tが寿命と判定する。
【0070】b≧a 図4は本発明の高圧放電灯点灯装置における寿命判定の
第3の実施形態を説明するグラフである。
【0071】図において、横軸は高圧放電灯の点灯回数
を、縦軸はランプ電圧をそれぞれ示す。本実施形態で
は、点灯のたびにランプ電圧を記憶する。また、ランプ
電圧の許容上昇範囲Vxを予め設定しておく。そして、
次回点灯したときに前回のランプ電圧に対して次回のラ
ンプ電圧が許容上昇範囲以上になっていれば、寿命であ
ると判定する。図の場合、n+1回目のランプ電圧がn
回目のランプ電圧に許容上昇範囲を加算した数値より高
くなっており、したがってこの場合は高圧放電灯は寿命
であると判定する。許容上昇範囲は高圧放電灯に応じて
適宜設定するものとするが、一定値にしてもランプ電圧
に応じて一定割合で変化する値を設定しもよい。
【0072】図5は本発明の高圧放電灯点灯装置におけ
る寿命判定の第4の実施形態を説明するグラフである。
【0073】本実施形態は図4と近似しているが、ラン
プ電圧に対する許容範囲が上昇と下降と両方にわたって
設定されるところが相違している。すなわち、許容上昇
範囲Vxと許容下降範囲Vyとを予め設定しておき、演
算、比較の方法は図4と基本的に同様である。図の場
合、n+1回目のランプ電圧がn回目のランプ電圧から
許容下降範囲を差し引いた値より小さいので、この場合
は高圧放電灯はスローリークなどのために異常であると
判定する。
【0074】以上から明きらかなように、本実施形態の
場合は寿命と異常との両方に対して判定することができ
る。なお、上昇および下降の各許容変化範囲については
図4の場合と同様に設定することができる。また、許容
上昇範囲と許容下降範囲とはそれぞれ異なる値を設定す
ることができる。
【0075】図6は本発明の高圧放電灯点灯装置の回路
配置の第1の実施形態を示す回路ブロック図である。
【0076】図1と同一部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0077】本実施形態の構成上の特徴は、ランプ電圧
の検出を高圧放電灯の安定点灯後に行うようにしたとこ
ろにある。すなわち、安定点灯認識手段8を備えてい
る。この手段8は高圧放電灯4が安定点灯状態になった
のを認識してから、寿命(異常)判定手段6が判定を開
始するように作用する。そして、安定点灯を認識する具
体的な方法としてはランプ電圧の変化、高圧放電灯の温
度変化または作動時間の変化など任意所望に選択するこ
とができる。
【0078】そうして、安定点灯後であれば、ランプ電
圧の監視を正確に行いやすい。
【0079】図7は本発明の高圧放電灯点灯装置の第2
の実施形態を示す回路図である。
【0080】図において図6と同一部分には同一符号を
付してある。
【0081】点灯主回路3は降圧チョッパにて構成され
ている。すなわち、放電主回路に直列に挿入されたスイ
ッチング手段2aとダイオード2bおよびリアクタ2c
とを主構成要素としている。なお、スイッチング手段2
aは高周波たとえば40KHz程度でスイッチングを行
い、ダイオード2bおよびリアクタ2cは平滑作用を行
う。スイッチング手段2aは点灯主回路制御手段8aに
よってPWM制御される。通常はランプ電流およびラン
プ電圧に応じて定電力制御に近似するようにPWM制御
されるが、異常時には前述のように発振を停止すること
によって高圧放電灯への電力供給を停止する。
【0082】ランプ電圧監視手段5は、抵抗分圧器から
なり、高圧放電灯4の端子電圧が現れる回路部分に接続
されている。
【0083】9はランプ電流検出手段で、たとえば主回
路中に直列に挿入された抵抗器からなる。10は高圧放
電灯4に一体化して備えられたリフレクタである。な
お、図中AGはアース電位に対して所定の電位を有する
疑似アースであることを示す。
【0084】寿命判定手段6は、マイコン6aを主体に
構成されていて、ランプ電圧監視手段5の出力がマイコ
ンの所定のポートに接続されている。マイコン6aの所
定の出力ポートから制御手段に対して判定結果に応じて
出力信号が送出される。また、マイコン6aは内部の時
計部分が点灯時間を累計し、単位時間当たりのランプ電
圧上昇率を演算するための単位時間を示し、または安定
点灯時間を示すために利用される。
【0085】一方、制御手段7は点灯主回路制御手段7
aを含み、この点灯主回路制御手段7aをフォトカプラ
7a1を介して寿命判定手段6の出力信号により制御し
て、発振を停止させるから、高圧放電灯4への電力供給
は停止される。
【0086】また、寿命判定手段7が非寿命と判定した
場合には、制御手段7の発振動作が行われ、ランプ電流
検出手段9の出力信号もマイコン6aに入力し、フォト
カプラ7a1および点灯主回路制御手段7aを介して降
圧チョッパをPWM制御する。その結果、高圧放電灯4
は定電力的に制御されるように構成されている。
【0087】図8は、本発明における高圧放電灯の一実
施形態を示す一部断面正面図である。 図において、高
圧放電灯4は楕円形の石英バルブ4a内に陽極4bおよ
び陰極4cの先端を互いに近接対向させて配設し、バル
ブ4aの両端部に一対の封止部4dを設けて陽極4bお
よび陰極4cの基端部をそれぞれ支持している。4eは
封止部4d内に気密に埋設された封着金属で、4gは陰
極側の封着金属に接続された外導線である。4fは陽極
側の封止部4dに支持させた絶縁体である。高圧放電灯
4と一体化されたリフレクタ10は内面に赤外線透過可
視光反射形の光干渉膜10aを配設しており、またネッ
ク部10b内において口金セメント11によって絶縁体
4fを固定することによって、高圧放電灯4を支持して
両者は一体化されている。なお、10cはリフレクタ1
0の反射面の一部に形成された透孔で、前記外導線4g
をリフレクタ10の背面方向へ導出させている。なお、
12は放電灯点灯装置で、既述の本発明の各実施形態が
適応する。
【0088】図9は本発明の画像表示装置の一実施形態
を示す概念図である。
【0089】図において、高圧放電灯4はリフレクタ1
0を備えて一体化されて光源13を構成している。14
は画像表示手段で、たとえば液晶表示体からなり、その
背面から高圧放電灯4から放射され、リフレクタ10で
集光された光を照射される。15は画像制御手段で、画
像表示手段14を駆動および制御するもので、要すれば
テレビジョン受像機能を備えることができる。16は交
流電源で、高圧放電灯点灯装置12および画像制御手段
15に対して所要の電源を供給する。17は光学系で、
画像表示手段14を透過した光を集光してスクリーン1
8に投射する。19は本体ケースで、以上の各構成要素
を収納している。
【0090】
【発明の効果】請求項1ないし16の各発明によれば、
実際に点灯に供される高圧放電灯のランプ電圧に応じた
個々の寿命を合理的に判定することができ、従来のよう
に本来の寿命前に寿命と判定することによって生じる無
駄を省くことができる高圧放電灯点灯装置を提供するこ
とができる。
【0091】請求項4の発明によれば、加えてスローリ
ークなど高圧放電灯の異常に対しても判定することがで
きる高圧放電灯点灯装置を提供することができる。
【0092】請求項5の発明によれば、加えてランプ電
流およびランプ電圧に応じて高圧放電灯を定電力など所
望の制御を行うことのできる高圧放電灯点灯装置を提供
することができる。
【0093】請求項6の発明によれば、加えて点灯主回
路がスイッチング手段を含むことにより高圧放電灯の寿
命時における電力供給の停止および正常時に定電力制御
などの所望の制御を行いやすい高圧放電灯点灯装置を提
供することができる。
【0094】請求項7の発明によれば、加えて寿命を判
定した際に高圧放電灯への電力の供給を停止するので、
安全な高圧放電灯点灯装置を提供することができる。
【0095】請求項8の発明によれば、加えて寿命を判
定した際に寿命表示をするので、寿命を認知しやすい高
圧放電灯点灯装置を提供することができる。
【0096】請求項9の発明によれば、加えて高圧放電
灯を備えた高圧放電灯点灯装置を提供することができ
る。
【0097】請求項10の発明によれば、加えて高圧放
電灯は短アークであるから、リフレクタと組み合わせて
光の利用率が高い高圧放電灯点灯装置を提供することが
できる。
【0098】請求項11の発明によれば、加えて電極間
距離が6mm以下の短アークの高圧放電灯において、画
像表示装置の要求する光の利用率に応え得る高圧放電灯
点灯装置を提供することができる。
【0099】請求項12の発明によれば、加えて電極間
距離が4mm以下の短アークの高圧放電灯を用いるか
ら、請求項11に対してより好ましい効果が得られる高
圧放電灯点灯装置を提供することができる。
【0100】請求項13発明によれば、加えてメタルハ
ライドランプにより発光効率、相関色温度、色度および
演色性などの発光特性を所望に選択することのできる高
圧放電灯点灯装置を提供することができる。
【0101】請求項14の発明によれば、加えて高圧放
電灯はリフレクタを一体に具備しているから、光学性能
を発揮しやすい高圧放電灯点灯装置を提供することがで
きる。
【0102】請求項15の発明によれば、加えて高圧放
電灯の安定点灯を認識する安定点灯認識手段を備えてい
るから、寿命判定を安定点灯後に行うことにより正確な
判定のできる高圧放電灯点灯装置を提供することができ
る。
【0103】請求項16の発明によれば、加えてランプ
電圧の所定値を高圧放電灯の安定点灯後のランプ電圧よ
り低く設定するので、異常判定を確実に行うことができ
る高圧放電灯点灯装置を提供することができる。
【0104】請求項17の発明によれば、請求項1ない
し16の各発明の効果を有する画像表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示すブロック回路図
【図2】本発明の高圧放電灯点灯装置における寿命判定
の第1の実施形態を説明するグラフ
【図3】本発明の高圧放電灯点灯装置における寿命判定
の第2の実施形態を説明するグラフ
【図4】本発明の高圧放電灯点灯装置における寿命判定
の第3の実施形態を説明するグラフ
【図5】本発明の高圧放電灯点灯装置における寿命判定
の第4の実施形態を説明するグラフ
【図6】本発明における高圧放電灯点灯装置の回路配置
の第1の実施形態を示す回路ブロック図
【図7】本発明の高圧放電灯点灯装置の第2の実施形態
を示す回路図
【図8】本発明における高圧放電灯の一実施形態を示す
一部断面正面図
【図9】本発明の画像表示装置の一実施形態を示す概念
【符号の説明】
1…電源 2…点灯主回路 3…始動回路 4…高圧放電灯 5…ランプ電圧監視手段 6…寿命判定手段 7…制御手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧放電灯を点灯する点灯主回路と;高圧
    放電灯を始動させるための始動回路と;高圧放電灯のラ
    ンプ電圧を監視するランプ電圧監視手段と;高圧放電灯
    の初期点灯時のランプ電圧を記憶する初期ランプ電圧記
    憶手段、初期ランプ電圧に対する許容上昇値を設定する
    許容上昇値設定手段、高圧放電灯の点灯中のランプ電圧
    を初期ランプ電圧および許容上昇値と比較する比較手段
    を含み、点灯中のランプ電圧が初期ランプ電圧および許
    容上昇値より大きいときに高圧放電灯が寿命であると判
    定する寿命判定手段と;寿命判定手段が寿命と判定した
    ときに所定の制御をする制御手段と;を具備しているこ
    とを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】高圧放電灯を点灯する点灯主回路と;高圧
    放電灯を始動させるための始動回路と;高圧放電灯のラ
    ンプ電圧を監視するランプ電圧監視手段と;高圧放電灯
    のランプ電圧の単位時間当たりの許容上昇率を設定する
    許容上昇率設定手段、高圧放電灯の点灯中のランプ電圧
    の単位時間当たりの都度上昇率を求める都度上昇率演算
    手段、許容上昇率と都度上昇率とを比較する比較手段を
    含み、都度上昇率が許容上昇率以上のときに高圧放電灯
    が寿命であると判定する寿命判定手段と;寿命判定手段
    が寿命と判定したときに所定の制御をする制御手段と;
    を具備していることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】高圧放電灯を点灯する点灯主回路と;高圧
    放電灯を始動させるための始動回路と;高圧放電灯のラ
    ンプ電圧を監視するランプ電圧監視手段と;高圧放電灯
    の点灯ごとにランプ電圧を記憶するランプ電圧記憶手
    段、ランプ電圧の許容上昇範囲を設定する許容上昇範囲
    設定手段、点灯中のランプ電圧を前回のランプ電圧およ
    び許容上昇範囲と比較する比較手段を含み、点灯中のラ
    ンプ電圧が前回のランプ電圧および許容上昇範囲以上の
    ときに高圧放電灯が寿命であると判定する寿命判定手段
    と;寿命判定手段が寿命と判定したときに所定の制御を
    する制御手段と;を具備していることを特徴とする高圧
    放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】高圧放電灯を点灯する点灯主回路と;高圧
    放電灯を始動させるための始動回路と;高圧放電灯のラ
    ンプ電圧を監視するランプ電圧監視手段と;高圧放電灯
    の点灯ごとにランプ電圧を記憶するランプ電圧記憶手
    段、ランプ電圧の上昇および下降の許容変化範囲を設定
    する許容変化範囲設定手段、点灯中のランプ電圧を前回
    のランプ電圧および許容変化範囲と比較する比較手段を
    含み、点灯中のランプ電圧が前回のランプ電圧および許
    容変化範囲以上か以下のときに高圧放電灯が寿命または
    異常であると判定する判定手段と;判定手段が寿命また
    は異常と判定したときに所定の制御をする制御手段と;
    を具備していることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】点灯主回路は、ランプ電流およびランプ電
    圧に応じて高圧放電灯に所定のランプ電力を供給するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】点灯主回路は、スイッチング手段を含み、
    ランプ電流およびランプ電圧に応じてスイッチング手段
    を制御して高圧放電灯に所定のランプ電力を供給するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】制御手段は、寿命判定時に高圧放電灯への
    電力供給を停止することを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】制御手段は、寿命判定時に表示をすること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の高圧
    放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】高圧放電灯を具備していることを特徴とす
    る請求項1ないし8のいずれか一記載の高圧放電灯点灯
    装置。
  10. 【請求項10】高圧放電灯は、短アークの高圧放電灯で
    あることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記
    載の高圧放電灯点灯装置。
  11. 【請求項11】高圧放電灯は、電極間距離が6mm以下
    であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか
    一記載の高圧放電灯点灯装置。
  12. 【請求項12】高圧放電灯は、電極間距離が4mm以下
    であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか
    一記載の高圧放電灯点灯装置。
  13. 【請求項13】高圧放電灯は、メタルハライドランプで
    あることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一
    記載の高圧放電灯点灯装置。
  14. 【請求項14】高圧放電灯は、リフレクタを一体に具備
    していることを特徴とする請求項1ないし13のいずれ
    か一記載の高圧放電灯点灯装置。
  15. 【請求項15】高圧放電灯の安定点灯を認識する安定点
    灯認識手段を具備していることを特徴とする請求項1な
    いし14のいずれか一記載の高圧放電灯点灯装置。
  16. 【請求項16】ランプ電圧の所定値は、高圧放電灯の安
    定点灯後のランプ電圧より低く設定されていることを特
    徴とする請求項1ないし15のいずれか一記載の高圧放
    電灯点灯装置。
  17. 【請求項17】リフレクタを備えた高圧放電灯と;高圧
    放電灯を点灯させる請求項1ないし8のいずれか一記載
    の高圧放電灯点灯装置と;高圧放電灯から放射されリフ
    レクタで集光された光を背方から照射される画像表示手
    段と;画像表示手段を制御する画像制御手段と;画像表
    示手段を透過した光を集光してスクリーンに投射する光
    学系と;上記各構成要素を収納する本体ケースと;を具
    備していることを特徴とする画像表示装置。
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