JPH09314231A - 板金用プーラ工具 - Google Patents

板金用プーラ工具

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JPH09314231A
JPH09314231A JP8135393A JP13539396A JPH09314231A JP H09314231 A JPH09314231 A JP H09314231A JP 8135393 A JP8135393 A JP 8135393A JP 13539396 A JP13539396 A JP 13539396A JP H09314231 A JPH09314231 A JP H09314231A
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JP
Japan
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shaft
sheet metal
hole
leg
beam member
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Application number
JP8135393A
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English (en)
Inventor
Masanobu Higami
正信 樋上
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Dengen Co Ltd
Original Assignee
Dengen Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹部領域に応じて板金面に当接でき、片手で
の引き出し操作をしながら、他方の手でハンマー作業等
による平滑化のための板金作業が確保でき、簡単な倍力
機構の利用と少ない数の簡単な部品の結合により工具コ
ストの低廉化を図ることを課題とする。 【解決手段】シャフト直動ガイド用の貫通穴(11)を設け
た梁部材(12)の両端に、先端に絶縁材料からなる当接用
クッション(13)を具備した脚体(14)を具備させた合成樹
脂製の当接用支持基体(1) と、前記梁部材(12)部に揺動
自在に立設結合した一対の支持板(2) と、先端の雌螺子
孔(33)にプルアップフック(31)を螺合した直動軸部(34)
の後端部に、レバーハンドル(35)を具備する回転操作体
(36)の固定された螺子軸(37)を結合され当接用支持基体
(1) に挿通された金属製のプーラ用シャフト(3) と、前
記支持板(2) に支点用支軸(27)で枢着されるナット保持
部(42)と絶縁用握り(47)部を有する操作アーム(43)を連
結し、該ナット保持部(42)に回動自在に枢着したナット
体(45)の雌螺子(44)に螺子軸(37)を螺合させたシャフト
操作用レバー(4) とからなる板金用プーラ工具の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として車両のボ
ディ等に生じた凹み部分を引き出し修理するハンドタイ
プの板金用プーラ工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鈑金用プーラ工具としては、先端
部にフックを有し後端部にストッパを有するシャフト
に、ハンマーを移動自在に支持させた構成とし、板金面
の凹み部分等にスポット溶接された孔開ピンやワッシャ
等の引き出し用金具に、先端部のフックを引っ掛けた
後、ハンマーを移動させてストッパに衝突させることに
よって、凹み部分等を引き出して平滑にするスライドハ
ンマー式のものが良く知られている。
【0003】しかしスライドハンマー式の板金用プーラ
工具は、引き出し力の調節ができないために、打撃時の
ショックで溶着部から金具が外れ易いだけでなく、凹み
部分を引き出しすぎる欠点があり、また金具にショック
による引き出し力を与えながら作業を進めるため、引き
出し後の引き出し面に凹凸起伏が生じ易く、また短時間
のうちに平滑な引き出しを行うことが難しく、さらにス
ライドハンマーによる打撃力には限界があるため、より
強力な引き出し力を必要とする場合には使用できないば
かりか、引き出し部の範囲が広い場合や板金強度が強い
場合には、引き出しが困難となる等の課題があった。
【0004】このような課題を解決するために、倍力機
構を利用した以下のような板金用プーラ工具が提案され
ている。
【0005】第1の板金用プーラは、実公昭62−27
290号公報に記載されているように、鈑金面に当接可
能な一対の脚体を、中央部位置に長手方向と直交する方
向に可動棒案内用の貫通孔を穿設した支杆に摺動自在に
支持させ、その貫通孔に、螺合装着された連結片を有す
る可動棒を挿通するとともに、貫通孔の左右に一対の操
作アームの先端をそれぞれ枢支し、該操作アームの中間
位置と前記連結片とを連結杆で連結した倍力手段により
可動棒を垂直方向に移動させるようにした構成である。
【0006】第2の板金用プーラ工具は、実願平3−1
04265号(実開平5−84411号公報)により開
示されているように、螺子部を備えたシャフトの先端部
に溶着可能なビットを備え、後端部にシャフト回動用の
ハンドルを備えた第一操作手段と、前記シャフトの螺子
部が螺合し且つ前記第一操作手段を回動自在に支持する
支持部を備え、手動操作により前記第一操作手段のシャ
フトを引き上げ可動せしめる第二操作手段と、該第二操
作手段を支承する脚体とを具備し、前記第二操作手段
が、メインレバーとセカンドレバーとをア−ムで連結し
た構成であり、前記シャフトに圧縮コイルばねを巻装し
且つこの圧縮コイルばねを前記メインレバーとセカンド
レバー間に介在させて前記セカンドレバーを付勢させ、
前記セカンドレバーを前記圧縮コイルばるに抗しながら
引き上げて板金面の引き出しを行うようにした構成であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の板金用プー
ラ工具は、板金面に溶着した金具を介して引き出し力を
板金面に伝え比較的広領域を一度に引き出す荒出し作業
には極めて好都合であるが、両手で支持操作しなければ
ならず、しかも大型で重いことから重量支持において問
題があることから、細部の引き出しを必要とする場合や
板金面が小領域の凹部である場合、あるいは引き出し箇
所が極めて特殊な場所である場合には不適当なものであ
る。
【0008】また第2の板金用プーラ工具は、前記第1
の板金用プーラ工具の問題点を解消するものであるが、
第二操作手段を構成するメインレバーとセカンドレバー
とをア−ムで連結した倍力機構と支持部との結合構成が
複雑で、部品数も多いことから工具コストが高くなり、
しかも、メインレバーとセカンドレバーとを握力で操作
するものであることから、倍力率が低く作業性が悪くな
り、利用できるケースが限定的となる点に解決すべき課
題がある。
【0009】本発明は、倍力率が高い極めて簡単な倍力
機構の利用と、少ない部品点数による結合構成によっ
て、優れた機能性と工具コストの低廉化を確保して、細
部の引き出しを必要とする場合や板金面が小領域の凹部
である場合、あるいは引き出し箇所が極めて特殊な場所
である場合でも、片手で引き出し操作をしながら他方の
手でハンマー作業を実施して、引き出し状態を目視にて
確認しながら迅速かつ確実に板金作業を行い、板金面の
平滑化を容易に達成できる板金用プーラ工具の提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る板金用プー
ラ工具は、中央にシャフト直動ガイド用の貫通穴(11)を
設けた梁部材(12)の両端に、先端に当接用クッション(1
3)を具備した脚体(14)を一体又は開閉設定固定自在とし
て具備させた合成樹脂等の絶縁部材からなる当接用支持
基体(1) と、該当接用支持基体(1) の梁部材(12)部に軸
結合して揺動自在に立設した一対の支持板(2) と、先端
にプルアップフック(31)を一体に形成又はプルアップフ
ック(31)とウェルトアップヘッド(32)を交換するための
雌螺子孔(33)を設けた直動軸部(34)の後端部に、一端部
にレバーハンドル(35)の具備された回転操作体(36)が固
定された螺子軸(37)を結合し、前記当接用支持基体(1)
の貫通穴(11)に挿通される金属製のプーラ用シャフト
(3) と、前記支持板(2) に支点用支軸(27)で枢着される
ナット保持部(42)に操作アーム(43)を連結するととも
に、ナット保持部(42)に前記螺子軸(37)と螺合する雌螺
子(44)を貫設したナット体(45)を回動自在に枢着し、雌
螺子(44)の開口側のそれぞれに拘束回避用開口(46)を形
成したシャフト操作用レバー(4) とを具備したことを特
徴とする構成であり、これを基本とする。
【0011】前記構成において、当接用支持基体(1) の
梁部材(12)と脚体(14)とを開閉設定固定自在に結合する
場合には、両端部に貫設した脚連結用孔(15)に対応する
連結孔を、板金面に対する梁部材(12)の高さ又は脚体(1
4)相互の間隔を調節可能とするための、脚体(14)の長さ
方向に沿うスリット状の長孔(16)とし、結合手段として
非回転状態で通されたボルト(17)と蝶ナット(18)を使用
した構成とし、また、対向する脚体(14)の基端部の内側
にアゴ部(19)を設け、脚体(14)の一方又は両方を反転使
用によって、先端の当接用クッション(13)部の間隔を変
更可能とする構成とし、さらに、支持板(2) とシャフト
操作用レバー(4) との結合においては、支点用支軸(27)
による枢着結合だけでなく、前記支点用支軸(27)を中心
とするナット保持部(42)の側面の所定半径位置にガイド
ピン(48)を突設し、このガイドピン(48)の移動軌跡線に
一致させて支持板(2) に設けた弧状孔(21)と係合する構
成とする場合もある。
【0012】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】図1は本発明の板金用プーラ工具として最良
の実施例であって、一部を破断して示した分解正面図、
図2は梁部材(12)の平面図、図3は当接用支持基体(1)
と支持板(2) の結合状態の側面図、図4は図1のA−A
線部分の拡大断面図、図5は板金用プーラ工具の組立状
態の正面図である。
【0013】本発明の板金用プーラ工具は、上記図面に
示した実施例において詳細に説明すると、当接用支持基
体(1) と、該当接用支持基体(1) に揺動自在として立設
される一対の支持板(2) と、前記当接用支持基体(1) を
垂直方向に貫通するプーラ用シャフト(3) と、前記一対
の支持板(2) との枢着部を支点として揺動し前記プーラ
用シャフト(3) と螺合して作用点部分を構成するシャフ
ト操作用レバー(4) とから構成されている。
【0014】当接用支持基体(1) は、耐熱性、強靭性、
耐疲労性、耐摩耗性、耐薬品性等に優れた合成樹脂材
料、例えば、POM(ポリオキシメチレン)を使用した
ものであり、梁部材(12)と開閉調節固定自在に連結され
た一対の脚体(14)とから構成されている。
【0015】上記梁部材(12)は、平面中央部にシャフト
直動ガイド用の貫通穴(11)を垂直方向に設けるととも
に、該貫通穴(11)を中間として正面縁と平行する方向に
板支持溝(11a) を掘り下げ形成し、正面及び背面から板
支持溝(11a) を貫通して前記貫通に達する支持板揺動用
軸受け孔(11b) とそれぞれの孔の正面及び背面に小ネジ
(12a) を小ネジ孔(11d) に螺着してその頭によってって
抜け止めとするための突起部(11c) を形成し、また両端
部に紙面直角方向(図1において)に貫通した脚連結用
孔(15)を設けた櫛状端部(12b) を形成した構成である。
【0016】また脚体(14)は、側面視して逆T字形をし
ており、先端部幅方向に耐熱性、耐薬品性等に優れたウ
レタンゴムからなる当接用クッション(13)を装着すると
ともに、基端部に正面視して幅広くしたアゴ部(19)を設
けて前記梁部材(12)の櫛状端部(12b) と係合する脚側櫛
状端部(14a) を形成し、板金面に対する梁部材(12)の高
さ及び脚体(14)の間隔を調節設定して固定化するため
に、脚連結用孔(15)に対応するスリット状の長孔(16)を
脚体(14)の長さ方向に沿って設けた構成であり、前記梁
部材(12)と係合して脚連結用孔(15)と長孔(16)とを一致
させて、六角ボルト(17)を挿通して蝶ナット(18)で固定
するように結合される。
【0017】支持板(2) は同一形状の二枚からなってお
り、それぞれには底縁中央部に前記梁部材(12)の支持板
揺動用軸受け孔(11b) に一致する揺動軸孔(22)と、上方
隅角部の支点用支持孔(23)と、支持板(2) 相互の間隔を
規制するための規制軸用孔(24)及び前記支点用支持孔(2
3)を中心とする所定半径の弧状孔(21)が穿設され、前記
規制軸用孔(24)には間隔規制軸(25)を固定する構成とな
っており、支持板(2)の底縁中央部を梁部材(12)のそれ
ぞれの板支持溝(11a) に挿入立設した状態で揺動軸孔(2
2)を支持板揺動用軸受け孔(11b) に一致させ、揺動用支
軸(26)を通して支持し、該揺動用支軸(26)の抜止めを梁
部材(12)の正面及び背面で小ネジ(12a)をねじ込みその
小ネジ(12a) の頭によって行うように結合される。
【0018】また、金属製のプーラ用シャフト(3) は、
先端にプルアップフック(31)とウェルトアップヘッド(3
2)を交換するための雌螺子孔(33)を設けていずれか(図
示ではプルアップフック(31))を螺着した直動軸部(34)
の後端部に、一端部にレバーハンドル(35)を具備した回
転操作体(36)を固定した螺子軸(37)を結合した構成とな
っており、前記当接用支持基体(1) の貫通穴(11)に、プ
ルアップフック(31)を装備した直動軸部(34)が脚体(14)
の間に臨出する状態に挿通される。
【0019】そしてシャフト操作用レバー(4) は、先端
部に前記支持板(2) の支点用支持孔(23)に一致する支軸
孔(42a) を設けるとともに両側面には前記支持板(2) の
弧状孔(21)を移動軌跡とするガイドピン(48)を突設し、
後端部に固定用蝶ネジ(42d)が具備しアーム連結穴(42b)
を設けたナット保持部(42)と、一端部が前記アーム連
結穴(42b) に脱着自在に結合され、後端部がゴム等から
なる絶縁用握り(47)とした長短伸縮自在(図示省略)の
操作アーム(43)とから構成されており、特に前記ナット
保持部(42)は、前記当接用支持基体(1) の梁部材(12)に
貫通したプーラ用シャフト(3) の螺子軸(37)と螺合する
雌螺子(44)を径方向に貫設したナット体(45)を、その回
動中心軸線を支点用支持孔(23)と平行させて回動自在に
枢着するとともに、該ナット体(45)の雌螺子(44)の開口
側となる上下に略扇形の拘束回避用開口(46)部を形成し
た構成であり、ナット体(45)の雌螺子(44)にプーラ用シ
ャフト(3) の螺子軸(37)を螺合させ且つガイドピン(48)
を支持板(2) の弧状孔(21)から突出させた状態で、先端
部の支軸孔(42a) を支持板(2) の支点用支持孔(23)に一
致させて支点用支軸(27)を挿通して結合される。なおガ
イドピン(48)は、ナット保持部(42)に設けた螺子孔(42
c) 螺合し、該螺子孔(42c) に支持板(2) 相互の開きを
規制する頭付きの螺子で構成した場合を図示している
が、これに限定されるものではない。
【0020】以上説明した実施例に係る板金用プーラ工
具においては、当接用支持基体(1)を梁部材(12)と一対
の脚体(14)とを開閉自在に連結した構成のものについて
説明したが、一体に形成する場合もある。
【0021】上記本発明に係る板金用プーラ工具は、図
5に二点鎖線で示すように、プーラ用シャフト(3) とし
てプルアップフック(31)を装備したものを使用する場合
は、従来の板金用プーラ工具と同様、予め凹み部分にワ
ッシャ(W) を溶接した後、該ワッシャ(W) を跨ぐように
当接用支持基体(1) の脚体(14)を板金面(a) に当接し、
プーラ用シャフト(3) をその後端部に固定された回転操
作体(36)のレバーハンドル(35)で操作し、梁部材(12)の
下方へのプーラ用シャフト(3) の突出量を調節してプル
アップフック(31)を前記ワッシャ(W) に引っ掛ける。そ
して、倍力機構としたシャフト操作用レバー(4) を、支
持板(2) の支点用支軸(27)を支点として矢印方向へ片手
で回動操作することにより、プーラ用シャフト(3) に大
きな引っ張り力が作用して、脚体(14)で板金面(a) を押
し付けながら凹み部分を引き上げて膨らませるようにな
り、該引き上げ状態において、必要に応じて他方の手で
鈑金面(W) を軽打(ハンマー作業等)したり加熱したり
して板金面(a) を平滑化にした後、レバーハンドル(35)
で回転操作体(36)を操作してプーラ用シャフト(3)を回
動させ、溶着されているワッシャ(W) を板金面(a) から
捩り切って分離させるのであるが、梁部材(12)に対して
支持板(2) が揺動自在に結合されており且つナット体(4
5)が回動自在でその開口部に略扇形の拘束回避用開口(4
6)部を形成していることから、プーラ用シャフト(3) の
円滑な直線移動が確保されるようになる。
【0022】また、プーラ用シャフト(3) としてウェル
トアップヘッド(32)を装備したものを使用する場合は、
予めウェルトアップヘッド(32)の先端を凹み部分に接し
させた状態でプーラ用シャフト(3) に通電して溶着した
後、前記と同様の手段で板金面の平滑化加工を行う。
【0023】
【発明の効果】以上説明した本発明の板金用プーラ工具
は、当接用支持基体(1) の梁部材(12)部に貫通するプー
ラ用シャフト(3) の螺子軸(37)を、梁部材(12)に軸結合
して揺動自在に立設した一対の支持板(2) に支点用支軸
(27)で連結したシャフト操作用レバー(4) のナット保持
部(42)のナット体(45)に螺合することによって、単一槓
杆による単純な倍力機構を利用したプーラ用シャフト
(3) の直線運動が確保でき、しかも、プーラ用シャフト
(3) の引き上げ力に対する反力が脚体(14)を介して板金
面にバランス良く作用して、板金用プーラ工具を安定状
態で維持しつつ正確に板金面の凹み部分を膨らますこと
ができる。
【0024】したがって、倍力率が高い極めて簡単な倍
力機構の利用と少ない数の部品の結合により構成するこ
とができて、板金用プーラ工具を安価に提供することが
できるとともに、細部の引き出しを必要とする場合や板
金面が小領域の凹部である場合、あるいは引き出し箇所
が極めて特殊な場所である場合でも、片手で引き出し操
作をしながら他方の手でハンマー作業を実施し、引き出
し状態を目視にて確認しながら迅速かつ確実に板金作業
が行え、板金面の平滑化が容易に達成できる板金用プー
ラ工具を提供できる。
【0025】また当接用支持基体(1) の梁部材(12)と脚
体(14)とを開閉設定固定自在に結合するにおいて、脚体
(14)の脚連結用孔(15)を該脚体(14)の長さ方向に沿うス
リット状の長孔(16)とし、結合手段として非回転状態で
通されたボルト(17)と蝶ナット(18)を使用した場合に
は、梁部材(12)の板金面に対する高さの変更又は脚体(1
4)の跨ぎ幅を、板金面の凹み領域の広狭に応じて簡単に
変更設定し固定することができる。
【0026】さらに当接用支持基体(1) の梁部材(12)と
脚体(14)とを開閉設定固定自在に結合するにおいて、対
向する脚体(14)の基端部の内側にアゴ部(19)を設け、該
アゴ部(19)に脚体(14)の長さ方向に沿うスリット状の長
孔(16)を設けた場合には、脚体(14)の反転使用或は脚体
(14)の片方だけを反転(図5の二点鎖線)して使用する
ことが可能となって、脚体(14)の開閉調節とは別の幅設
定を可能とすることができる。
【0027】さらにまた支持板(2) とシャフト操作用レ
バー(4) とを枢着した支点用支軸(27)を中心とするナッ
ト保持部(42)の側面の所定半径位置にガイドピン(48)を
突設し、このガイドピン(48)の移動軌跡線に一致させて
支持板(2) に設けた弧状孔(21)と係合させる場合には、
支持板(2) に対するシャフト操作用レバー(4) の操作を
円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板金用プーラ工具として最良の実施例
であって、一部を破断して示した分解正面図である。
【図2】図1に示した梁部材(12)の平面図である。
【図3】図1に示した当接用支持基体(1) と支持板(2)
の結合状態の側面図である。
【図4】図1のA−A線部分の拡大断面図である。
【図5】本発明に係る板金用プーラ工具の組立状態の正
面図である。
【符号の説明】
(1) 当接用支持基体 (2) 支持板 (3) プーラ用シャフト (4) シャフト操作用レバー (11) 貫通穴 (12) 梁部材 (13) 当接用クッション (14) 脚体 (15) 脚連結用孔 (16) 長孔 (17) 六角ボルト (18) 蝶ナット (19) アゴ部 (21) 弧状孔 (22) 揺動軸孔 (23) 支点用支持孔 (24) 規制軸用孔 (25) 間隔規制軸 (26) 揺動用支軸 (27) 支点用支軸 (31) プルアップフック (32) ウェルトアップヘッド (33) 雌螺子孔 (34) 直動軸部 (35) レバーハンドル (36) 回転操作体 (37) 螺子軸 (42) ナット保持部 (43) 操作アーム (44) 雌螺子 (45) ナット体 (46) 拘束回避用開口 (47) 絶縁用握り (48) ガイドピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央にシャフト直動ガイド用の貫通穴(1
    1)を設けた梁部材(12)の両端に、先端に絶縁材料からな
    る当接用クッション(13)が具備された脚体(14)を一体又
    は開閉設定固定自在として具備させた金属製又は合成樹
    脂製部材からなる当接用支持基体(1) と、該当接用支持
    基体(1) の梁部材(12)部に軸結合して揺動自在に立設し
    た一対の支持板(2) と、先端にプルアップフック(31)を
    一体に形成又はプルアップフック(31)とウェルトアップ
    ヘッド(32)を交換するための雌螺子孔(33)を設けた直動
    軸部(34)の後端部に、一端部にレバーハンドル(35)を具
    備した回転操作体(36)が固定された螺子軸(37)を結合
    し、前記当接用支持基体(1) の貫通穴(11)に挿通される
    金属製のプーラ用シャフト(3) と、前記支持板(2)に支
    点用支軸(27)で枢着されるナット保持部(42)に操作アー
    ム(43)を連結するとともに、ナット保持部(42)に前記螺
    子軸(37)と螺合する雌螺子(44)を貫設したナット体(45)
    を回動自在に枢着し、雌螺子(44)の開口側のそれぞれに
    は拘束回避用開口(46)を形成し且つ先端にウェルトアッ
    プヘッド(32)を装着した場合には、絶縁用握り(47)を形
    成したシャフト操作用レバー(4) とを具備したことを特
    徴とする板金用プーラ工具。
  2. 【請求項2】 当接用支持基体(1) の梁部材(12)と脚体
    (14)とを開閉設定固定自在に結合するにおいて、梁部材
    (12)の両端部に貫設した脚連結用孔(15)に対応する連結
    孔を、板金面に対する梁部材(12)の高さ又は脚体(14)相
    互の間隔を調節可能とするための、脚体(14)の長さ方向
    に沿うスリット状の長孔(16)とし、結合手段として非回
    転状態で通されたボルト(17)と蝶ナット(18)を使用した
    請求項1記載の板金用プーラ工具。
  3. 【請求項3】 当接用支持基体(1) の梁部材(12)と脚体
    (14)とを開閉設定固定自在に結合するにおいて、対向す
    る脚体(14)の基端部の内側にアゴ部(19)を設け、脚体(1
    4)の一方又は両方の反転使用によって、先端の当接用ク
    ッション(13)部の間隔を変更可能とした請求項1又は2
    記載の板金用プーラ工具。
  4. 【請求項4】 支持板(2) とシャフト操作用レバー(4)
    とを枢着した支点用支軸(27)を中心とするナット保持部
    (42)の側面の所定半径位置にガイドピン(48)を突設し、
    このガイドピン(48)の移動軌跡線に一致させて支持板
    (2) に設けた弧状孔(21)と係合するようにした請求項
    1、2又は3記載の板金用プーラ工具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083243A (ja) * 2005-09-16 2007-04-05 Tsubasa System Co Ltd 板金用引出具及びこれを用いた車体パネルの補修方法
CN102941250A (zh) * 2012-05-11 2013-02-27 兰州吉利汽车工业有限公司 车身料边修整装置及修整工艺
TWI559998B (ja) * 2013-05-14 2016-12-01
CN109590351A (zh) * 2017-10-03 2019-04-09 林昱宏 拉拔装置
WO2021053037A1 (de) * 2019-09-18 2021-03-25 Mueller Siegbert Ziehwerkzeug zum bearbeiten von vertiefungen eines blechbauteils, insbesondere eines kraftfahrzeugs

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