JPH09312885A - 移動通信方法および基地局装置と移動局装置 - Google Patents

移動通信方法および基地局装置と移動局装置

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JPH09312885A
JPH09312885A JP9068446A JP6844697A JPH09312885A JP H09312885 A JPH09312885 A JP H09312885A JP 9068446 A JP9068446 A JP 9068446A JP 6844697 A JP6844697 A JP 6844697A JP H09312885 A JPH09312885 A JP H09312885A
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悦宏 中野
Takehiro Nakamura
武宏 中村
Seizo Onoe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セクタ数を増加した場合にとまり木チャネル
用の拡散符号を増大させず、制御トラヒックも圧迫させ
ず、セクタ化による容量増大効果を得ることができるC
DMA移動通信システムを提供する。 【解決手段】 同一基地局内の各セクタは基地局毎に割
り当てられた拡散符号で拡散されたとまり木チャネルの
送信を行い、同一基地局内の2つ以上のセクタで同時に
受信を行う場合には該2つ以上のセクタで受信した信号
を同一の上り拡散符号を用いて逆拡散した後最大比合成
し、同一基地局内の2つ以上のセクタから同時に送信す
る場合には該2つ以上のセクタから同一下り拡散符号で
拡散された信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網に接続され
た基地局および該基地局と符号分割多重アクセス方式
(以下、CDMAと略称する)を用いて通信を行う移動
局を有し、各基地局は複数のセクタで構成されているC
DMA移動通信システムに関し、特にセクタ構成をした
CDMA移動通信システムにおける拡散符号の使用方
法、セクタの選択方法、送信電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA移動通信システムは、基地局と
移動局との間の無線アクセス方式としてスペクトラム拡
散方式の1つであるCDMAを用いたシステムである。
【0003】CDMAでは、複数のチャネル(移動機)
が同一周波数を使用するため、各チャネル毎に、互いの
相関が低い異なる拡散符号を送信情報系列に乗算するこ
とによりチャネルを識別できるようにして多重化する。
拡散符号を乗算する場合、拡散される情報系列の情報速
度より速いレート(チップレート)の拡散符号(一般に
ユーザデータの数百〜数千倍の速度を持つPN系列)を
乗算する。より大きなチップレートで拡散することによ
り、伝送帯域が広くなる。伝送帯域が広くなるほど干渉
耐力が大きくなり、同時に通信できるチャネル数が多く
なる。受信側では同じ拡散符号を乗算して逆拡散を行う
ことにより、希望波のみを元の波形に戻す。図26にス
ペクトラム拡散方式の波形(周波数領域)の変化を示
す。
【0004】CDMAでは、他のチャネルが同一周波数
干渉となるため、基地局に近い移動局が送信したチャネ
ルが基地局から遠い移動局から送信したチャネルに対し
て非常に大きな干渉となってしまう、いわゆる遠近問題
が生ずる。従って、限られた帯域でより多くのチャネル
の通信を行う(容量を増大する)ためには、所要の品質
を満足し、かつ送信電力が小さくなるような高精度な送
信電力制御が必要となる。
【0005】また、ソフトハンドオーバもCDMAにお
ける重要な技術である。これは、移動局が基地局を移行
する際に、移動局と複数の基地局(サイト)間で無線回
線を同時に接続する技術であり、複数の無線回線を同時
接続することによりサイトダイバーシチ合成利得が得ら
れるるため、送信電力を低減させることができ、干渉が
減少する。
【0006】セルのセクタ化も容量増大のために有効で
ある。セクタ化を行えば、干渉が減少するため、その分
容量は増大する。FDMAではセクタ化により繰り返し
距離を短くすることにより容量の増大を狙ったが、CD
MAではセクタ化により干渉が減少した分、直接容量が
増大する。また、セクタ間のサイトダイバーシチを行う
場合は、セル間でサイトダイバーシチを行う場合に比べ
て、最大比合成を行うことが容易であり、高い合成利得
が得られる。以上により、CDMAはFDMAに比べて
よりセクタ化が有効な方式であるといえる。
【0007】従来、ハンドオーバ等におけるセル/セク
タ判定は、基地局側の制御負荷を軽減するため、移動局
側で行っていた。CDMAの場合、隣接のセル/セクタ
で同一周波数を使用するため、移動局は符号によりセル
/セクタ判定を行う。つまり、各セル/セクタ毎のとま
り木チャネルとして、予め配置された拡散符号を移動機
がスキャンし、逆拡散後の受信レベル等を比較すること
により行う。電源投入時の移動局のスキャン時間を短く
するためには、とまり木チャネル用の拡散符号は少ない
方が望ましく、通常は同一符号を繰り返し配置する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方式で
は、セクタ毎に異なるとまり木チャネル用符号を割り当
てていたため、セクタ数が多くなると必要なとまり木チ
ャネル用符号が数多く必要になり、相関特性のよい符号
が有限な場合は、とまり木チャネル用符号の相関特性が
悪くなるという欠点があった。
【0009】また、とまり木チャネル用符号が多くなっ
た場合に、移動局におけるスキャン時間が長くなるとい
う欠点があった。
【0010】更に、従来方式では、セクタ数の増加に伴
い、セクタ間のハンドオーバの頻度が増え、移動局と基
地局間での制御信号のやり取りが多くなり、制御信号ト
ラヒックを圧迫するという欠点があった。
【0011】なお、従来の移動通信システムはセクタ数
は3程度までであったが、今後はユーザ数の増加に伴い
セクタ数が例えば12程度と多くなると予想され、上記
欠点は更に顕著になると予想される。
【0012】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、セクタ数を増加した場合にと
まり木チャネル用の拡散符号を増大させず、制御トラヒ
ックも圧迫させず、セクタ化による容量増大効果を得る
ことができるCDMA移動通信システムを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明(請求項1)は、通信網に接続された基地局
および該基地局とCDMA方式で通信を行う移動局を有
し、該基地局は自局のセルを分割する複数のセクタを有
するCDMA移動通信システムにおける移動通信方法で
あって、前記基地局に割り当てられた拡散符号で拡散さ
れたとまり木チャネルを該基地局の少なくとも2つのセ
クタの各々から送信するとまり木チャネル送信ステップ
と、前記基地局の2つ以上の受信セクタで同時に受信を
行う場合には、各移動局からの上り信号を該2つ以上の
受信セクタで受信し、該2つ以上の受信セクタで受信し
た信号を同一の上り拡散符号で逆拡散し、逆拡散された
上り信号の最大比合成を行う通信チャネル受信ステップ
と、前記基地局の2つ以上の送信セクタから同時に送信
する場合には、下り信号を同一の下り拡散符号で拡散
し、拡散された下り信号を該2つ以上の送信セクタから
各移動局に送信する通信チャネル送信ステップと、を有
することを特徴とする。
【0014】また、本発明(請求項2)では、前記とま
り木チャネル送信ステップは、前記とまり木チャネルを
前記基地局の複数のセクタの全てから送信することを特
徴とする。
【0015】また、本発明(請求項3)では、各移動局
からの上り信号を受信する少なくとも1つの受信セクタ
と、各移動局への下り信号を送信する少なくとも1つの
送信セクタと、を前記基地局において選択するセクタ選
択ステップを更に有することを特徴とする。
【0016】また、本発明(請求項4)では、前記通信
チャネル受信ステップは、前記基地局の複数のセクタの
全てにおいて常に同時受信を行うことを特徴とする。
【0017】また、本発明(請求項5)では、各セクタ
に対応して設けられたレベルスキャン用受信機を用い
て、前記基地局と通信中の移動局に割り当てられた上り
拡散符号を順次スキャンして受信レベルの測定を行うレ
ベル測定ステップと、各移動局からの上り信号を受信す
る少なくとも1つの受信セクタを前記レベル測定ステッ
プで測定された受信レベルに基づいて前記基地局におい
て選択するセクタ選択ステップと、を更に有することを
特徴とする。
【0018】また、本発明(請求項6)では、各移動局
に対応して設けられたレベルスキャン用受信機を用い
て、各移動局に割り当てられた上り拡散符号を用いた受
信を行うセクタを順次切り換えて受信レベルの測定を行
うレベル測定ステップと、各移動局からの上り信号を受
信する少なくとも1つの受信セクタを前記レベル測定ス
テップで測定された受信レベルに基づいて前記基地局に
おいて選択するセクタ選択ステップと、を更に有するこ
とを特徴とする。
【0019】また、本発明(請求項7)では、前記基地
局の2つ以上の受信セクタで同時に受信している場合
に、ある一つのセクタの受信レベルと該2つ以上の受信
セクタ中の最大受信レベルとの差が所定値以上になった
時に、該ある一つのセクタに対応して設けられた各移動
局からの上り信号を受信するための受信機を用いて、各
移動局に割り当てられた上り拡散符号を用いた受信を行
うセクタを順次切り換えて受信レベルの測定を行うレベ
ル測定ステップと、各移動局からの上り信号を受信する
該2つ以上の受信セクタを前記レベル測定ステップで測
定された受信レベルに基づいて前記基地局において選択
するセクタ選択ステップと、を更に有することを特徴と
する。
【0020】また、本発明(請求項8)では、各移動局
からの上り信号を受信中のセクタを全て、各移動局への
下り信号を送信する送信セクタとして前記基地局におい
て選択するセクタ選択ステップを更に有し、前記通信チ
ャネル送信ステップは前記セクタ選択ステップで選択さ
れた送信セクタからの同時送信を各送信セクタで同一の
送信電力により行うことを特徴とする。
【0021】また、本発明(請求項9)では、各移動局
からの上り信号を受信中のセクタの中で受信レベルが最
大のセクタを、各移動局への下り信号を送信する送信セ
クタとして前記基地局において選択するセクタ選択ステ
ップを更に有することを特徴とする。
【0022】また、本発明(請求項10)では、各移動
局からの上り信号を受信中のセクタを全て、各移動局へ
の下り信号を送信する送信セクタとして前記基地局にお
いて選択するセクタ選択ステップを更に有し、前記通信
チャネル送信ステップは前記セクタ選択ステップで選択
された送信セクタからの同時送信を該送信セクタでの受
信レベル比に等しい送信電力比により行うことを特徴と
する。
【0023】また、本発明(請求項11)では、前記と
まり木チャネル送信ステップにおいて、各セクタから送
信するとまり木チャネルは各セクタを特定するセクタ情
報を含み、各移動局への下り信号を送信する1つの送信
セクタを、各セクタから送信されたとまり木チャネルに
含まれたセクタ情報に基づいて各移動局において選択す
るセクタ選択ステップと、各セクタから送信されたとま
り木チャネルに含まれたセクタ情報を用いて、前記セク
タ選択ステップで選択された該1つの送信セクタを、各
移動局から前記基地局に通知して、前記通信チャネル送
信ステップが、該1つの送信セクタからの送信を行うよ
うにする通知ステップと、を更に有することを特徴とす
る。
【0024】また、本発明(請求項12)では、前記通
信チャネル送信ステップは、異なるセクタからの下り信
号を、前記とまり木チャネルの送信タイミングに対し異
なるタイミングで通信チャネルとして送信し、前記とま
り木チャネルの受信タイミングと各通信チャネルの受信
タイミングとの差に基づいて各移動局で下り信号を受信
中の各セクタを特定し、各特定されたセクタの通信チャ
ネルの受信レベルを測定し、各特定されたセクタとその
測定受信レベルを各移動局から前記基地局に通知するレ
ベル測定ステップと、各移動局に下り信号を送信する少
なくとも1つの送信セクタを、前記レベル測定ステップ
で測定された各特定されたセクタの測定受信レベルに基
づいて、前記基地局において選択するセクタ選択ステッ
プと、を更に有することを特徴とする。
【0025】また、本発明(請求項13)では、前記セ
クタ選択ステップは2つ以上の送信セクタを選択し、前
記通信チャネル送信ステップは前記セクタ選択ステップ
により選択された該2つ以上の送信セクタからの同時送
信を同一の送信電力により行うことを特徴とする。
【0026】また、本発明(請求項14)では、前記通
信チャネル送信ステップは、異なるセクタからの下り信
号を、各移動局のRAKE受信機のサーチ幅内の異なる
タイミングで通信チャネルとして送信し、該異なるタイ
ミングは該異なるセクタの通信チャネルが各移動局のR
AKE受信機により分離可能なように設定されているこ
とを特徴とする。
【0027】更に、本発明(請求項15)では、通信網
に接続された基地局および該基地局とCDMA方式で通
信を行う移動局を有し、該基地局は自局のセルを分割す
る複数のセクタを有するCDMA移動通信システムにお
いて使用する基地局装置であって、前記基地局に割り当
てられた拡散符号で拡散されたとまり木チャネルを該基
地局の少なくとも2つのセクタの各々から送信するとま
り木チャネル送信手段と、前記基地局の2つ以上の受信
セクタで同時に受信を行う場合には、各移動局からの上
り信号を該2つ以上の受信セクタで受信し、該2つ以上
の受信セクタで受信した信号を同一の上り拡散符号で逆
拡散し、逆拡散された上り信号の最大比合成を行う通信
チャネル受信手段と、前記基地局の2つ以上の送信セク
タから同時に送信する場合には、下り信号を同一の下り
拡散符号で拡散し、拡散された下り信号を該2つ以上の
送信セクタから各移動局に送信する通信チャネル送信手
段と、を有することを特徴とする。
【0028】また、本発明(請求項16)では、前記と
まり木チャネル送信手段は、前記とまり木チャネルを前
記基地局の複数のセクタの全てから送信することを特徴
とする。
【0029】また、本発明(請求項17)では、前記複
数のセクタ中で各移動局からの上り信号を受信する少な
くとも1つの受信セクタを選択する受信セクタ選択手段
と、前記複数のセクタ中で各移動局への下り信号を送信
する少なくとも1つの送信セクタを選択する送信セクタ
選択手段と、を更に有することを特徴とする。
【0030】また、本発明(請求項18)では、前記通
信チャネル受信手段は、前記基地局の複数のセクタの全
てにおいて常に同時受信を行うことを特徴とする。
【0031】また、本発明(請求項19)では、各セク
タに対応して設けられ、前記基地局と通信中の移動局に
割り当てられた上り拡散符号を順次スキャンして受信レ
ベルの測定を行うレベルスキャン用受信機と、各移動局
からの上り信号を受信する少なくとも1つの受信セクタ
を前記レベルスキャン用受信機で測定された受信レベル
に基づいて選択するセクタ選択手段と、を更に有するこ
とを特徴とする。
【0032】また、本発明(請求項20)では、各移動
局に対応して設けられ、各移動局に割り当てられた上り
拡散符号を用いた受信を行うセクタを順次切り換えて受
信レベルの測定を行うレベルスキャン用受信機と、各移
動局からの上り信号を受信する少なくとも1つの受信セ
クタを前記レベルスキャン用受信機で測定された受信レ
ベルに基づいて選択するセクタ選択手段と、を更に有す
ることを特徴とする。
【0033】また、本発明(請求項21)では、前記通
信チャネル受信手段が更に、各セクタに対応して設けら
れ各移動局からの上り信号を受信する受信機で、前記基
地局の2つ以上の受信セクタで同時に受信している場合
に、ある一つのセクタの受信レベルと該2つ以上の受信
セクタ中の最大受信レベルとの差が所定値以上になった
時に、該ある一つのセクタに対応して設けられた受信機
を用いて、各移動局に割り当てられた上り拡散符号を用
いた受信を行うセクタを順次切り換えて受信レベルの測
定を行う受信機と、各移動局からの上り信号を受信する
該2つ以上の受信セクタを前記あるセクタに対応して設
けられた受信機で測定された受信レベルに基づいて前記
基地局において選択するセクタ選択手段と、を更に有す
ることを特徴とする。
【0034】また、本発明(請求項22)では、各移動
局からの上り信号を受信中のセクタを全て、各移動局へ
の下り信号を送信する送信セクタとして選択するセクタ
選択手段を更に有し、前記通信チャネル送信手段は前記
セクタ選択手段で選択された送信セクタからの同時送信
を各送信セクタで同一の送信電力により行うことを特徴
とする。
【0035】また、本発明(請求項23)では、各移動
局からの上り信号を受信中のセクタの中で受信レベルが
最大のセクタを、各移動局への下り信号を送信する送信
セクタとして前記基地局において選択するセクタ選択手
段を更に有することを特徴とする。
【0036】また、本発明(請求項24)では、各移動
局からの上り信号を受信中のセクタを全て、各移動局へ
の下り信号を送信する送信セクタとして前記基地局にお
いて選択するセクタ選択手段を更に有し、前記通信チャ
ネル送信手段は前記セクタ選択手段で選択された送信セ
クタからの同時送信を該送信セクタでの受信レベル比に
等しい送信電力比により行うことを特徴とする。
【0037】また、本発明(請求項25)では、前記と
まり木チャネル送信手段において、各セクタから送信す
るとまり木チャネルは各セクタを特定するセクタ情報を
含んでおり、各移動局が各移動局への下り信号を送信す
る1つの送信セクタを、各セクタから送信されたとまり
木チャネルに含まれたセクタ情報に基づいて選択し、各
セクタから送信されたとまり木チャネルに含まれたセク
タ情報を用いて、選択された該1つの送信セクタを前記
基地局に通知し、前記通信チャネル送信手段は、各移動
局から通知された該1つの送信セクタからの送信を行う
ことを特徴とする。
【0038】また、本発明(請求項26)では、前記通
信チャネル送信手段は、異なるセクタからの下り信号
を、前記とまり木チャネル送信手段による前記とまり木
チャネルの送信タイミングに対して異なるタイミングで
通信チャネルとして送信して、前記とまり木チャネルの
受信タイミングと各通信チャネルの受信タイミングとの
差に基づいて各移動局で下り信号を受信中の各セクタを
特定し、各特定されたセクタの通信チャネルの受信レベ
ルを測定し、各特定されたセクタとその測定受信レベル
を各移動局から前記基地局に通知し、前記基地局装置は
更に、各移動局に下り信号を送信する少なくとも1つの
送信セクタを、各移動局から通知された各特定されたセ
クタの測定受信レベルに基づいて、選択するセクタ選択
手段を有することを特徴とする。
【0039】また、本発明(請求項27)では、前記セ
クタ選択手段は2つ以上の送信セクタを選択し、前記通
信チャネル送信手段は前記セクタ選択手段により選択さ
れた該2つ以上送信セクタからの同時送信を同一の送信
電力により行うことを特徴とする請求項26記載の基地
局装置。
【0040】また、本発明(請求項28)では、前記通
信チャネル送信手段は、異なるセクタからの下り信号
を、各移動局のRAKE受信機のサーチ幅内の異なるタ
イミングで通信チャネルとして送信し、該異なるタイミ
ングは該異なるセクタの通信チャネルが各移動局のRA
KE受信機により分離可能なように設定されていること
を特徴とする。
【0041】また、本発明(請求項29)では、通信網
に接続された基地局および該基地局とCDMA方式で通
信を行う移動局を有し、該基地局は自局のセルを分割す
る複数のセクタを有し、該基地局は該基地局に割り当て
られた拡散符号で拡散されたとまり木チャネルを該基地
局の少なくとも2つのセクタの各々から送信し、各セク
タから送信するとまり木チャネルは各セクタを特定する
セクタ情報を含んでいるCDMA移動通信システムにお
いて使用する移動局装置であって、各セクタから送信さ
れるとまり木チャネルを受信し、該移動局装置への下り
信号を送信する1つの送信セクタを、各セクタから送信
されたとまり木チャネルに基づいて選択するとまり木チ
ャネル受信手段と、前記基地局から送信された下り信号
を受信する通信チャネル受信手段と、各セクタから送信
されたとまり木チャネルに含まれたセクタ情報を用い
て、該1つの送信セクタを前記基地局に通知する部分を
含んだ前記基地局への上り信号を送信して、前記基地局
が該移動局装置から通知された該1つの送信セクタから
の送信を行うようにする通信チャネル送信手段と、を有
することを特徴とする。
【0042】更に、本発明(請求項30)では、通信網
に接続された基地局および該基地局とCDMA方式で通
信を行う移動局を有し、該基地局は自局のセルを分割す
る複数のセクタを有し、該基地局は該基地局に割り当て
られた拡散符号で拡散されたとまり木チャネルを該基地
局の少なくとも2つのセクタの各々から送信し、該基地
局は異なるセクタからの下り信号をとまり木チャネルの
送信タイミングに対して異なるタイミングで通信チャネ
ルとして送信するCDMA移動通信システムにおいて使
用する移動局装置であって、各セクタから送信されると
まり木チャネルを受信するとまり木チャネル受信手段
と、前記基地局から送信された下り信号を受信し、前記
とまり木チャネルの受信タイミングと各通信チャネルの
受信タイミングとの差に基づいて下り信号を受信中の各
セクタを特定し、各特定されたセクタの通信チャネルの
受信レベルを測定する通信チャネル受信手段と、各特定
されたセクタとその測定受信レベルを前記基地局に通知
する部分を含んだ前記基地局への上り信号を送信して、
前記基地局が該移動局装置に下り信号を送信する少なく
とも1つの送信セクタを、該移動局装置から通知された
各特定されたセクタの測定受信レベルに基づいて選択す
るように通信チャネル送信手段と、を有することを特徴
とする。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0044】図1は、本発明の第1の実施形態に係るC
DMA移動通信システムの構成を示す図である。図1に
おいて、通信網90に接続した基地局1および2は、そ
れぞれ複数の、本実施形態では3つのセクタ1〜3で構
成され、各基地局1,2はそれぞれのセクタ1〜3から
基地局毎に予め割り当てられた拡散符号を用いてとまり
木チャネルの送信を行っている。また、同図において
は、移動局92が基地局1と通信を行っている。該移動
局92は基地局1に対して上り拡散符号code0を用
いて送信を行っており、基地局1は移動局92に対して
セクタ2とセクタ3から同一下り拡散符号code1を
用いて送信を行っている。
【0045】図2は、図1に示す各基地局1,2の構成
を示すブロック図である。同図に示すように、各基地局
は、各セクタ用にセクタ1用アンテナ11a、セクタ2
用アンテナ11b、セクタ3用アンテナ11cを有し、
これらのアンテナにより各セクタに対する電波の送受信
を行う。各セクタ用アンテナ11a,11b,11cに
はそれぞれ送受信分波器13a,13b,13cが接続
され、各アンテナを送信用と受信用とで兼用している。
各送受信分波器にはそれぞれRF送信アンプ15a,1
5b,15cおよびRF受信アンプ17a,17b,1
7cが接続され、各RF送信アンプはRF帯域の送信信
号の増幅を行い、各RF受信アンプはRF帯域の受信信
号の増幅を行う。
【0046】各RF送信アンプ15には、とまり木チャ
ネルの送信を行うとまり木用送信機19が接続され、各
RF送信アンプ15および各RF受信アンプ17には、
各々が通信チャネルに対応して設けられ、基地局が複数
の移動局と同時に通信を行うために使用される複数の送
受信機21a,21b,・・・,21nが接続されてい
る。該複数の送受信機21は通信網90を介して通信相
手の送受信機に接続される。
【0047】図3は、前記とまり木用送信機19の構成
を示すブロック図である。該とまり木用送信機19は、
とまり木チャネルで送信する情報を発生するとまり木チ
ャネル情報発生部191を有し、該とまり木チャネル情
報発生部191からの情報は符号器193で符号化さ
れ、更に1次変調器195で1次変調され、2次変調器
199に供給される。符号発生器197は、基地局毎に
予め割り当てられたとまり木チャネル用の拡散符号を発
生するものであり、このとまり木チャネル用拡散符号は
前記2次変調器199に供給され、これにより2次変調
器199は1次変調器からの1次変調された情報を2次
変調、すなわち拡散する。この拡散された情報は分配器
201で各セクタ用に分配され、各セクタのRF送信ア
ンプ15に供給される。
【0048】図4は、図2に示した送受信機21の構成
を示すブロック図であり、同図(a)は送信系の構成を
示し、同図(b)は受信系の構成を示している。同図
(a)に示す送信系においては、通信網90から送られ
てきた情報は符号器31で符号化され、1次変調器33
で1次変調され、2次変調器37に入力される。下り符
号発生器35は、移動局毎に、すなわち通信チャネル毎
に割り当てられた下り通信用の拡散符号を発生し、この
拡散符号を2次変調器37に供給する。
【0049】2次変調器37は、下り符号発生器35か
らの拡散符号を用いて、1次変調器33から供給された
情報を2次変調、すなわち拡散し、スイッチング回路4
1に供給する。送信セクタ選択部39は、どのセクタか
ら送信するかを選択する機能を有する。送信セクタ選択
部39で選択されるセクタは1つでも複数でもよい。ス
イッチング回路41は、送信セクタ選択部39の選択結
果に従って2次変調器37からの2次変調された情報を
スイッチングし、この情報をどのセクタのRF送信アン
プ15に供給するかを制御する。
【0050】次に、図4(b)に示す受信系において、
受信セクタ選択部53はどのセクタから受信するかを選
択する機能を有し、この選択するセクタは1つでも複数
でもよい。スイッチング回路51は、受信セクタ選択部
53の選択結果に従い、各セクタのRF受信アンプ17
からの信号を相関器57に供給する。上り符号発生器5
5は、移動局毎に、すなわち通信チャネル毎に割り当て
られた上り通信用の拡散符号を発生し、相関器57に供
給する。相関器57は、上り符号発生器55から供給さ
れた上り通信用の拡散符号を用いてスイッチング回路5
1からの信号を逆拡散する。ここで、相関器57の数
は、RAKE受信機59の受信ブランチ数を依存するも
のであり、本実施形態では十分な数だけあるものとす
る。すなわち、有効なパスをすべて受信できるものと考
える。RAKE受信機59は、相関器57からの出力を
最大比合成した後、復号器61において復号を行い、通
信網90へ信号を送る。
【0051】図5は、移動局の構成を示すブロック図で
ある。移動局は、基地局に対する電波の送受信を行う送
受信アンテナ71を有し、該送受信アンテナ71で基地
局から受信した信号は送受信分波器73を介してRF受
信アンプ75に供給されて増幅され、相関器79に供給
される。下り符号発生器77は、移動局毎に、すなわち
通信チャネル毎に割り当てられた下り通信用の拡散符号
を発生し、相関器79に供給する。相関器79は、下り
符号発生器77からの下り通信用の拡散符号を用いて、
RF受信アンプ75からの受信信号を逆拡散する。ここ
で、相関器79の数は、RAKE受信機81の受信ブラ
ンチ数に依存するものであり、本実施形態においては十
分な数だけあるものとする。すなわち、有効なパスをす
べて受信できると考える。
【0052】RAKE受信機81は、相関器79からの
出力を最大比合成した後、復号器83において復号す
る。この復号された信号は音声CODEC85でディジ
タル信号から音声信号に変換され、ハンドセット87に
送られる。
【0053】また、ハンドセット87からの音声信号は
音声CODEC85でディジタル信号に変換され、符号
器89で符号化され、1次変調器91で1次変調され、
2次変調器95に供給される。上り符号発生器93は、
移動局毎に、すなわち通信チャネル毎に割り当てられた
上り通信用の拡散符号を発生し、この上り通信用の拡散
符号を2次変調器95に供給する。2次変調器95は、
上り符号発生器93からの上り通信用の拡散符号により
1次変調器91からの信号を2次変調、すなわち拡散
し、RF送信アンプ97でRF帯域の信号の増幅を行
い、送受信分波器73を介して送受信アンテナ71から
送信される。
【0054】以上のように構成されるCDMA移動通信
システムにおいては、各基地局は、自基地局に割り当て
られたとまり木チャネルの拡散符号で拡散されたとまり
木チャネルをとまり木用送信機19から発生し、該とま
り木チャネルを各RF送信アンプ15a,15b,15
cで増幅し、送受信分波器13a,13b,13cを介
して各セクタ用アンテナ11a,11b,11cから各
セクタに向けて同一のとまり木チャネルを送信する。す
なわち、本CDMA移動通信システムでは、セクタ毎に
異なるとまり木チャネルを用いるのでなく、各セクタに
対して同一とまり木チャネルを送信している。従って、
基地局がセクタ選択を行うため、移動局におけるセクタ
選択は不要になっている。
【0055】移動局は、メモリに記憶されている周辺セ
ルのとまり木チャネル用拡散符号を順次用いて、基地局
からのとまり木チャネルを受信すると、該とまり木チャ
ネル用拡散符号から基地局を特定するが、自分が該基地
局のどのセクタに在圏しているかについては特に意識し
ない。
【0056】基地局が自分の2つ以上のセクタで同時に
移動局からの受信を行う場合には、該2つ以上のセクタ
からの信号を受信セクタ選択部53の選択制御によりス
イッチング回路51を切り替え制御して該2つ以上のセ
クタから受信した信号を相関器57で同一の上り拡散符
号を用いて逆拡散し、それからRAKE受信機59で最
大比合成し、復号器61で復号し、通信網90に送信す
る。
【0057】また、基地局が自基地局内の2つ以上のセ
クタから同時に送信する場合には、2次変調器37にお
いて同一の下り拡散符号を用いて送信信号を拡散し、こ
の拡散された送信信号を送信セクタ選択部39の選択制
御によりスイッチング回路41を切り替え制御して、該
2つ以上のセクタから送信を行う。
【0058】更に、移動局が同一基地局内のセクタを移
行しても、上り拡散符号および下り拡散符号を変更する
必要がないので、基地局が選択したセクタを移動局に知
らせる必要はなく、移動局と基地局間のセクタ選択に関
する制御信号のやり取りも不要になる。容量に関して
も、基地局で送信セクタおよび受信セクタを選択するた
め、セクタ化による容量増大効果が得られる。
【0059】次に、本発明の第2の実施形態について図
6に示す基地局の送受信機の構成を用いて説明する。
【0060】第2の実施形態は、移動局からの信号を同
一基地局内のすべてのセクタで常に同時受信するもので
ある。図6に示す基地局の送受信機は、図4に示した基
地局の送受信機の構成と比較し、同図(a)に示す送信
系の構成は同じであるが、同図(b)に示す受信系の構
成においてスイッチング回路51および受信セクタ選択
部53がなくなり、その代わりに各セクタからの信号を
分配する分配器63が挿入されている点が異なってい
る。
【0061】このように構成されるものにおいては、分
配器63を介してすべてのセクタで常に同時受信を行
い、各セクタで受信した信号を相関器57において同一
の上り拡散符号で逆拡散した後、RAKE受信機59で
最大比合成している。
【0062】図6から明らかなように、基地局において
は分配器63を介して全セクタを常に同時受信すること
により、受信セクタの選択が不要になっている。容量に
関しては、上りの場合、全セクタで同時に受信しても最
大比合成を行えば、受信特性が劣化することなく、セク
タ化による容量増大効果が得られるため、図4の構成の
場合と同等以上の容量が保証される。
【0063】次に、本発明の第3の実施形態について図
7に示す基地局を用いて説明する。
【0064】本実施形態では、セクタ毎にスキャン用受
信機を設けて、受信セクタの選択を行うものであり、図
7に示す基地局は、各セクタ毎に設けられ、各対応する
セクタのRF受信アンプ17a,17b,17cにそれ
ぞれ接続されているスキャン用受信機23a,23b,
23cを有し、その他の構成は図2に示す基地局と同じ
である。
【0065】各スキャン用受信機23は、詳細には図8
に示すように、各セクタのRF受信アンプ17から送ら
れてくる信号を分配する分配器111を有し、該分配器
111で分配された信号は相関器115に供給される。
通信中上り符号管理部121はこの基地局と通信中の全
移動局に割り当てられた上り拡散符号を記憶していると
ともに、また上り拡散符号と使用中の送受信機との対応
も把握している。そして、通信中上り符号管理部121
は各移動局の上り拡散符号を順に上り符号発生器113
に通知し、上り符号発生器113は通知された上り拡散
符号を発生し、相関器115に供給する。相関器115
は、上り符号発生器113からの上り拡散符号を用いて
分配器111からの信号を逆拡散し、RAKE受信機1
17で受信する。
【0066】レベル測定部119は、RAKE受信機1
17における受信レベルを測定し、測定結果を通信中上
り符号管理部121から教えられた送受信機21の受信
セクタ選択部に対して報告する。受信セクタ選択部は、
各セクタから報告された受信レベルを比較し、受信セク
タを選択する。この場合の選択方法としては、最大受信
レベルのセクタを選択したり、または最大受信レベルと
受信レベルとの差が所定の値、例えば5dB以内である
セクタを選択するなどの方法がある。
【0067】上述したように、セクタ毎にスキャン用受
信機23を設け、上りの受信セクタを選択することによ
り、常時全セクタを選択する必要がなくなり、基地局に
おける受信機リソースを節減することができる。また、
スキャン用受信機23は各セクタに1つずつでよく、ス
キャン用受信機23の利用効率も高い。
【0068】次に、本発明の第4の実施形態について図
9に示す基地局の送受信機の構成を参照して説明する。
【0069】本実施形態は、送受信機毎にスキャン用受
信機を備えたものであり、図9に示す基地局の送受信機
は、図4に示した送受信機の構成にスイッチング回路1
23、相関器115、RAKE受信機117、レベル測
定部119からなるスキャン用受信部の構成が図9
(b)の受信系に加えられており、その他の構成は図4
のものと同じである。
【0070】図9に示す基地局の送受信機におけるスキ
ャン用受信部において、スイッチング回路123は各セ
クタのRF受信アンプ17からの信号を順番に相関器1
15に送るように制御する。例えば、セクタ1→セクタ
2→セクタ3のように一定時間毎に切り替えを行う。な
お、受信セクタ選択部53で選択しているセクタについ
ては図4に示した通常の受信系で受信レベル測定が可能
であるため、受信セクタ選択部53で選択していないセ
クタについてのみスキャンすることも考えられる。
【0071】相関器115では、図4に示した通常の受
信系の上り符号発生器55で発生した拡散符号を用いて
逆拡散を行い、RAKE受信機117で受信を行う。レ
ベル測定部119では、RAKE受信機117での受信
レベルを測定し、この測定結果を受信セクタ選択部53
に供給する。同時に、受信セクタ選択部53ではスイッ
チング回路51から現在受信中のセクタを知ることがで
きるため、受信セクタ選択部53では受信セクタと受信
レベルの関係を把握できる。受信セクタ選択部53では
各セクタの受信レベルと比較し、受信するセクタを選択
する。この選択方法としては、最大受信レベルのセクタ
を選択したり、または最大受信レベルと受信レベルとの
差が一定の値、例えば5dB以内であるセクタを選択す
るなどの方法がある。
【0072】以上のように、各送受信機毎にスキャン用
受信機を設け、上りの受信セクタを選択することによ
り、常時全セクタを選択する必要がなくなり、基地局に
おける受信機リソースを節減することができる。また、
移動局毎にレベルスキャン用受信機を有するので、セク
タ選択精度を向上することができる。
【0073】次に、本発明の第5の実施形態について図
10に示す基地局の送受信機の構成を参照して説明す
る。
【0074】本実施形態における図10に示す基地局送
受信機は、上述した実施形態においてスキャン用受信機
と通信用受信機とを兼用したものであり、図10に示す
基地局送受信機は図4に示した基地局送受信機において
レベル測定部119を図10(b)の受信系に加えた点
が異なるものであり、その他の構成は図4のものと同じ
である。
【0075】図10に示す基地局送受信機のレベル測定
部119では、受信中の各セクタの受信レベルを測定
し、受信セクタ選択部53に通知している。受信セクタ
選択部53では、このレベル測定結果に基づき、図11
に示すアルゴリズムで制御を行っている。
【0076】図11に示すアルゴリズムでは、最大受信
セクタ数をnとしている。また、同図において、L(M
AX)は最大受信レベルセクタの受信レベルを示し、L
(i)はi番目のセクタの受信レベルを示している。
【0077】図11において、n個のセクタの受信を行
っている場合に(ステップS110)、そのレベル測定
結果が最大受信レベルセクタの受信レベルL(MAX)
からi番目のセクタの受信レベルL(i)を減算した値
がしきい値(例えば5dB)より大きいか否かをチェッ
クし(ステップS120)、大きくない場合には、n個
のセクタの受信を継続するが、大きくなった場合には、
受信セクタ数をn−1とし、このn−1個のセクタの受
信レベルスキャンを実行する(ステップS130)。そ
して、n−1個のセクタの受信レベルスキャンを行って
いる場合に、そのレベル測定結果が最大受信レベルセク
タの受信レベルL(MAX)からi番目のセクタの受信
レベルL(i)を減算した値がしきい値(例えば5d
B)より小さいか否かをチェックする(ステップS14
0)。そして、小さくない場合には、n−1個のセクタ
の受信を継続するが、小さい場合には、ステップS11
0に戻って、受信セクタ数をnとし、n個のセクタの受
信を行う。
【0078】複数のセクタで同時受信を行っている場
合、受信セクタの切り替えが必要になるのは、移動局が
受信を行っていないセクタに移動する場合であり、この
場合には通常、受信中のいずれかのセクタの受信レベル
は劣化する。逆に、いずれかのセクタの受信レベルが劣
化したときにレベルスキャンを行えばよいことになる。
図11はこの性質を利用したアルゴリズムであり、セク
タ選択が必要なときだけ、レベルスキャンを行い、それ
以外の場合は、通信に用いることにより、送受信機21
の有効利用を図っているものである。
【0079】次に、本発明の第6の実施形態について図
12に示す基地局の送受信機の構成を参照して説明す
る。
【0080】本実施形態は、基地局において受信中のセ
クタをすべて送信セクタとして選択し、各送信セクタか
ら同一送信電力で送信するものであり、図12に示す基
地局送受信機は、図4に示した基地局の送受信機におけ
る送信セクタ選択部39を削除し、受信セクタ選択部5
3が送信セクタの制御も行うように構成されている。
【0081】このように構成することにより、受信中の
セクタと同一セクタから送信を行うことができる。上り
と下りの受信レベルは相関があるため、上りで有効なセ
クタは通常下りでも有効である。基地局で複数の受信セ
クタを選択している場合には、下りでも複数のセクタか
ら送信が行われ、下りについても上りと同様サイトダイ
バーシチによる合成利得が得られる。
【0082】次に、本発明の第7の実施形態について図
13に示す基地局の送受信機の構成を参照して説明す
る。
【0083】本実施形態は、基地局において受信中のセ
クタの中で最大受信レベルのセクタから送信を行うもの
であり、図13の基地局送受信機は、図4の基地局送受
信機の構成においてレベル測定部119が新たに加えら
れたものであり、その他の構成は同じである。
【0084】図13の基地局送受信機において、レベル
測定部119では、RAKE受信機59における各セク
タの受信レベルを測定し、送信セクタ選択部39に通知
している。送信セクタ選択部39では、最大受信レベル
のセクタを選択し、この選択結果に基づきスイッチング
回路41を制御している。下りについては、移動局の存
在しないセクタ、すなわち基地局における受信レベルの
小さいセクタから送信すると、干渉電力が増大し、容量
が劣化してしまうので、受信レベルの最大のセクタのみ
から送信を行うことにより、干渉電力を低減させ、セク
タ化による容量増大効果を高めることができる。
【0085】次に、本発明の第8の実施形態について図
14に示す基地局の送受信機の構成を参照して説明す
る。
【0086】本実施形態は、基地局の各セクタの受信レ
ベルの比と送信電力の比が同じになるように各送信セク
タからの送信電力の比を制御するものであり、図14に
示す基地局送受信機は、図12の基地局送受信機の受信
系にレベル測定部119を加え、送信系にアッテネータ
40を加えた点が異なり、その他の構成は同じである。
【0087】図14の基地局送受信機において、レベル
測定部119では、RAKE受信機59における各セク
タの受信レベルを測定し、アッテネータ40に通知して
いる。アッテネータ40は、各セクタ毎の受信レベル測
定結果に基づき、各セクタ毎に送信電力を減衰させる機
能を有する。
【0088】最大受信レベルのセクタの減衰量を0dB
とした場合、各セクタの受信レベルの最大受信レベルか
らの減衰分だけ、同セクタに減衰をかける。例えば、受
信レベルが最大受信レベルより10dB低いセクタで
は、10dBの減衰をかけられ、最大受信レベルのセク
タに比べて10dB低い電力で送信される。上りと下り
の伝搬特性は必ずしも一致しないため、受信レベルの小
さいセクタからも送信を行い、サイトダイバーシチ合成
利得を得る。一方、受信レベルの大きいセクタからより
高い送信電力で送信するように重みづけを行うことによ
り、干渉量は最小限に抑えることができる。従って、効
率よく容量を増大することができる。
【0089】次に、本発明の第9の実施形態について説
明する。
【0090】本実施形態は、基地局がとまり木チャネル
の一部に挿入したセクタ情報を使って、移動局がセクタ
選択および基地局へのセクタ選択の結果の通知を行うも
のである。図15は、セクタ情報を含んだ基地局から移
動局へのとまり木チャネルの構成を示した図である。同
図では、セクタ情報としてセクタ番号を用いている。セ
クタ番号は、例えばセクタ1に「1」、セクタ2に
「2」、セクタ3に「3」と割り当てた番号である。図
16は、セクタ選択結果を含んだ移動局から基地局への
通信チャネルの構成を示した図である。同図では、セク
タ選択結果としてセクタ番号を用いている。
【0091】図17は、セクタ情報をとまり木チャネル
に挿入するとまり木用送信機の構成を示すブロック図で
ある。同図に示すとまり木用送信機は、図3に示したと
まり木用送信機において符号器193以降の送信系がセ
クタ数分必要となり、その代わりに分配器201が不要
となるとともに、またセクタ情報発生部203が新たに
追加されている。このセクタ情報発生部203では、と
まり木チャネルに挿入すべくセクタ情報を発生し、符号
器193でとまり木チャネル情報に挿入している。
【0092】図18は、本実施形態において基地局送信
セクタの選択を行う移動局の構成を示すブロック図であ
る。同図に示す移動局は、図5の移動局構成においてと
まり木チャネルを受信するためのRF受信アンプ17
5、とまり木チャネル用の拡散符号を発生するとまり木
用符号発生器177、相関器179、RAKE受信機1
81、復号器183からなる受信系が追加されている。
【0093】このとまり木チャネルの受信系では、とま
り木チャネルを受信し、受信したとまり木チャネルに基
づいてセクタ選択を行い、選択されたセクタのとまり木
チャネルの復号結果からセクタ情報を取り出し、これを
符号器89に送り、図16に示したように、通信チャネ
ルに挿入している。なお、この新たに追加したとまり木
チャネルの受信系は、上述した各実施形態の説明には不
要なため省略したが、通常移動局でのセル判定を行うた
めに必要なものであり、特に新規に設けるものではな
い。
【0094】図19は、移動局が選択したセクタから送
信を行う基地局の送受信機の構成を示す図である。同図
に示す基地局の送受信機は、図4の基地局送受信機にお
いて復号器61で取り出した通信チャネル内のセクタ情
報を送信セクタ選択部39に送るように構成した点が異
なるのみである。このように構成することにより、移動
局で選択したセクタからの送信が可能になり、これによ
り下り伝搬特性に基づいたセクタ選択を行うため、より
正確な送信セクタの選択を行うことができる。従って、
送信電力を最小にでき、容量を増大することができる。
【0095】次に、本発明の第10の実施形態について
説明する。
【0096】本実施形態は、各セクタからの通信チャネ
ルの送信タイミングをずらすものである。図20は、移
動局におけるとまり木チャネルと各セクタからの通信チ
ャネルの受信波形を示す図である。同図に示すように、
各セクタからの通信チャネルの送信タイミングはとまり
木チャネルの送信タイミングに対して相異なるタイミン
グ差によりずらさせているため、移動局はとまり木チャ
ネルの受信タイミングと各通信チャネルの受信タイミン
グとのタイミング差から各セクタの識別を行うことがで
き、それぞれのセクタの受信レベル測定が行える。図2
1は、移動局から基地局に送信される通信チャネルの構
成を示しており、測定結果として各セクタの受信レベル
を含んでいる。
【0097】図22は、通信チャネルの送信タイミング
をとまり木チャネルの送信タイミングからずらす基地局
の送受信機の構成を示す図である。同図に示す基地局送
受信機は、図4に示した基地局送受信機の構成に対して
新たに遅延回路42が追加されていることが異なるのみ
である。
【0098】図23は、受信セクタと受信レベルの報告
を行う移動局の構成を示す図である。同図に示す移動局
は、図5の移動局の構成に新たにレベル測定部80が追
加されていることが異なるのみである。
【0099】図22に示す基地局送受信機において、遅
延回路42では図20で示した波形となるように、セク
タ毎に遅延を加えている。また、図23に示す移動局の
レベル測定部80では、図20の波形のような信号を受
信しているRAKE受信機81から各セクタ毎の受信レ
ベルを取得し、符号器89に送っている。符号器89で
は、図21で示したフォーマットで通信チャネルへの測
定結果の挿入を行う。基地局の復号器61では、通信チ
ャネルから移動局での受信レベル測定結果を取り出し、
送信セクタ選択部39に送る。送信セクタ選択部39で
は、各セクタ毎の受信レベルを比較し、送信するセクタ
を選択する。この選択方法としては、最大受信レベルの
セクタを選択したり、または最大受信レベルと受信レベ
ルとの差が一定(例えば5dB)以内であるセクタを選
択する等の方法がある。
【0100】そして、選択した各セクタからは同一の送
信電力により送信を行う。
【0101】このような制御を行うことにより、複数の
セクタから同時送信することによるサイトダイバーシチ
合成利得が得られ、かつ移動局で選択したセクタからの
送信が可能になり、これにより下り伝搬特性に基づいた
セクタ選択を行うため、より正確な送信セクタの選択を
行うことができる。従って、送信電力を最小にでき、容
量を増大することができる。
【0102】次に、本発明の第11の実施形態について
図24に示す基地局の構成を参照して説明する。
【0103】本実施形態は、基地局において通信チャネ
ルの送信タイミングをセクタ毎にずらすものであり、図
24に示す基地局は、各セクタから異なる送信タイミン
グで送信するために各セクタのRF送信アンプ15の後
にそれぞれ遅延回路14a,14b,14cが設けられ
ている点が上述した図2に示す基地局の構成と異なって
いるのみである。
【0104】図24に示す基地局の各遅延回路14で
は、移動局のRAKE受信機においてセクタ毎に分離で
き、かつ複数のセクタの異なる送信タイミングがサーチ
幅以内に収まるような時間だけの遅延を与えている。な
お、移動局の構成は図5に示すものと同じでよい。
【0105】図25は、移動局における受信波形を示し
ているが、同図に示すように複数のセクタから同時に送
信した場合、それらの信号が同一タイミングで重なるこ
とがないため、受信パスが分離し、RAKE受信機の特
性が向上し、容量を増大することができる。
【0106】なお、本発明のCDMA移動通信方法にお
いては、上述したように同一のとまり木チャネル用拡散
符号を各基地局の全てのセクタに用いることは必ずしも
必須ではなく、システム中の少なくとも1つの基地局に
おいて2つ以上のセクタに同一のとまり木チャネル用拡
散符号を用いるようにしても良い。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一基地局内の各セクタは基地局毎に割り当てられた拡
散符号で拡散されたとまり木チャネルの送信を行い、同
一基地局内の2つ以上のセクタで同時に受信を行う場合
には該2つ以上のセクタで受信した信号を同一の上り拡
散符号を用いて逆拡散した後最大比合成し、同一基地局
内の2つ以上のセクタから同時に送信する場合には該2
つ以上のセクタから同一下り拡散符号で拡散された信号
を送信するので、とまり木チャネルは基地局毎に配置さ
れ、基地局がセクタ選択を行うことにより、移動局にお
けるセクタ選択が不要となるとともに、またセクタ間で
上りおよび下り拡散符号を変更することはないため、移
動局がセクタを移行しても、移動局に知らせる必要はな
く、移動局と基地局間のセクタ選択に関する制御信号の
やり取りも不要となる。そして、受信セクタおよび送信
セクタは基地局において選択するため、セクタ化による
容量増大効果も得られる。
【0108】従って、本発明によれば、従来のCDMA
移動通信システムに比べて、とまり木チャネルの数の低
減によりセクタ数が増大しても相関特性のよい拡散符号
をとまり木チャネルに使用でき、移動局におけるセル/
セクタ判定のためのスキャン時間も短くて済むため正確
なセル/セクタ判定を行うことができる。また、セクタ
移行時に移動局と基地局間で制御信号のやり取りがない
ため、セクタ数を増やしても制御信号トラヒックを圧迫
することがないとともに、セクタ数の増加に伴い容量を
増大することができる。
【0109】また、本発明によれば、同一基地局内のす
べてのセクタで常に同時受信を行い、各セクタで受信し
た信号を同一の上り拡散符号を用いて逆拡散した後、最
大比合成するので、全セクタで同時受信しても受信特性
は劣化することなく、セクタ化による容量増大効果が得
られるとともに、また全セクタを常時受信することによ
り、受信セクタの選択が不要になる。
【0110】更に、本発明によれば、各セクタに設けた
レベルスキャン用受信機が通信中の複数の移動局に割り
当てられた上り拡散符号を順次スキャンしてレベル測定
を行い、この測定結果に基づき各移動局の受信セクタを
選択するので、基地局における受信機リソースが節減さ
れるとともに、レベルスキャン用受信機は各セクタに1
つずつでよく、レベルスキャン用受信機の利用効率も高
い。
【0111】また、本発明によれば、基地局において通
信中の移動局毎に設けられたレベルスキャン用受信機が
移動局に割り当てられた上り拡散符号による受信をセク
タを切り替えながら順に行い、この測定結果に基づき移
動局の受信セクタを選択するので、基地局における受信
機リソースが節減されるとともに、また移動局毎にレベ
ルスキャン用受信機を有するため、セクタ選択精度を向
上することができる。
【0112】また、本発明によれば、基地局が2つ以上
のセクタを同時に受信している場合に、ある1つのセク
タの受信レベルが最大受信レベルのセクタの受信レベル
よりも所定値以上小さくなったとき、前記ある1つのセ
クタ用の受信設備をレベルスキャン用として使用し、移
動局に割り当てられた上り拡散符号による受信をセクタ
を切り替えながら順に行い、この測定結果に基づき移動
局の受信セクタを選択するので、セクタ選択が必要なと
きだけ、レベルスキャンを行い、それ以外の場合は、通
信に用いることにより受信機の有効利用を図ることがで
きる。
【0113】更に、本発明によれば、基地局で受信中の
セクタをすべて送信セクタとして選択し、各送信セクタ
から同一送信電力で送信を行うため、下りのサイトダイ
バーシチ合成利得を得ることができる。
【0114】また、本発明によれば、基地局で受信中の
セクタの中で受信レベルが最大のセクタを送信セクタと
して選択しているが、これは下りについては移動局の存
在しないセクタから送信すると干渉電力が増大し、容量
が劣化してしまうので、受信レベルの最大のセクタのみ
から送信を行うことにより、干渉電力を低減させ、セク
タ化による容量増大効果を得ることができる。
【0115】また、本発明によれば、基地局で受信中の
セクタをすべて送信セクタとして選択し、各セクタの受
信レベルの比と送信電力の比が同じになるように各送信
セクタからの送信電力の比を制御しているが、これは上
りと下りの伝搬特性は必ずしも一致しないため、受信レ
ベルの小さいセクタからも送信を行うことによりサイト
ダイバーシチ合成利得を得るものであるとともに、また
受信レベルの大きいセクタからより高い送信電力で送信
するように重みづけを行うことにより、容量劣化を最小
限に抑えることができる。
【0116】更に、本発明によれば、基地局は各セクタ
からのとまり木チャネルの一部に自セクタ情報を挿入し
て送信を行い、移動局は受信したセクタ情報によりセク
タ選択を行い、選択したセクタを基地局に報告し、基地
局では移動局から報告されたセクタから送信を行うた
め、下り伝搬特性に基づいたセクタ選択を行うことがで
き、より正確な送信セクタの選択を行うことができる。
【0117】また、本発明によれば、基地局は各セクタ
からの通信チャネルの送信タイミングをとまり木チャネ
ルの送信タイミングからそれぞれ所定時間ずらして送信
を行い、移動局はとまり木チャネルの受信タイミングと
通信チャネルの受信タイミングの差から受信中のセクタ
を特定して、受信レベルを測定した後、受信セクタと受
信レベルを基地局に報告し、基地局では移動局からの報
告結果を基に最大受信レベルのセクタおよび最大受信レ
ベルからの差が所定値以内の受信レベルのセクタを送信
セクタとして選択するため、下り伝搬特性に基づいたセ
クタ選択を行うことができ、より正確な送信セクタの選
択を行うことができるとともに、また複数のセクタを受
信レベル情報とともに同時に選択できるため、送信セク
タも複数にすることができ、下りのサイトダイバーシチ
効果を得ることができる。
【0118】また、本発明によれば、基地局は移動局に
対して複数のセクタから同時に通信チャネルを送信する
場合、各セクタからの通信チャネルの送信タイミング差
を、移動局のRAKE受信機で受信した場合にセクタ毎
に分離でき、かつサーチ幅以内に収まるような時間とし
ているので、複数セクタから同時に送信した場合に、そ
れらの信号が同一タイミングで重なることがないため、
受信パスが分離し、RAKE受信機の特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るCDMA移動通
信システムの構成を示す図である。
【図2】図1のCDMA移動通信システムに使用される
基地局の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の基地局に使用されているとまり木用送信
機の構成を示すブロック図である。
【図4】図2の基地局に使用されている送受信機の構成
を示すブロック図である。
【図5】図1のCDMA移動通信システムに使用される
移動局の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に使用される基地局の
送受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に使用される基地局の
構成を示すブロック図である。
【図8】図7の基地局に使用されているスキャン用受信
機の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に使用される基地局の
送受信機の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第5の実施形態に使用される基地局
の送受信機の構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示す基地局送受信機の受信セクタ選
択部におけるアルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第6の実施形態に使用される基地局
の送受信機の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第7の実施形態に使用される基地局
の送受信機の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第8の実施形態に使用される基地局
の送受信機の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第9の実施形態におけるとまり木チ
ャネルの構成を示す図である。
【図16】第9の実施形態における移動局から基地局へ
の通信チャネルの構成を示す図である。
【図17】第9の実施形態に使用されるとまり木用送信
機の構成を示すブロック図である。
【図18】第9の実施形態に使用される移動局の構成を
示すブロック図である。
【図19】第9の実施形態に使用される基地局の送受信
機の構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第10の実施形態におけるとまり木
チャネルと各セクタからの通信チャネルの受信波形を示
す図である。
【図21】第10の実施形態における移動局から基地局
に送信される通信チャネルの構成を示す図である。
【図22】第10の実施形態に使用される基地局の送受
信機の構成を示すブロック図である。
【図23】第10の実施形態に使用される移動局の構成
を示すブロック図である。
【図24】本発明の第11の実施形態に使用される基地
局の構成を示すブロック図である。
【図25】第11の実施形態に使用される移動局の受信
波形を示す図である。
【図26】CDMA移動通信システムにおけるスペクト
ラム拡散による波形の変化を示す図である。
【符号の説明】
1,2 基地局 11 セクタ用アンテナ 13 送受信分波器 15 RF送信アンプ 19 とまり木用送信機 21 送受信機 23 スキャン用受信機 35,77 下り符号発生器 37,95 2次変調器 39 送信セクタ選択部 41,51 スイッチング回路 53 受信セクタ選択部 55,93 上り符号発生器 57,79 相関器 59,81 RAKE受信機 61 復号器 63 分配器 119 レベル測定部 121 通信中上り符号管理部

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続された基地局および該基地
    局とCDMA方式で通信を行う移動局を有し、該基地局
    は自局のセルを分割する複数のセクタを有するCDMA
    移動通信システムにおける移動通信方法であって、 前記基地局に割り当てられた拡散符号で拡散されたとま
    り木チャネルを該基地局の少なくとも2つのセクタの各
    々から送信するとまり木チャネル送信ステップと、 前記基地局内の2つ以上の受信セクタで同時に受信を行
    う場合には、各移動局からの上り信号を該2つ以上の受
    信セクタで受信し、該2つ以上の受信セクタで受信した
    信号を同一の上り拡散符号で逆拡散し、逆拡散された上
    り信号の最大比合成を行う通信チャネル受信ステップ
    と、 前記基地局の2つ以上の送信セクタから同時に送信する
    場合には、下り信号を同一の下り拡散符号で拡散し、拡
    散された下り信号を該2つ以上の送信セクタから各移動
    局に送信する通信チャネル送信ステップと、 を有することを特徴とする移動通信方法。
  2. 【請求項2】 前記とまり木チャネル送信ステップは、
    前記とまり木チャネルを前記基地局の複数のセクタの全
    てから送信することを特徴とする請求項1記載の移動通
    信方法。
  3. 【請求項3】 各移動局からの上り信号を受信する少な
    くとも1つの受信セクタと、各移動局への下り信号を送
    信する少なくとも1つの送信セクタと、を前記基地局に
    おいて選択するセクタ選択ステップを更に有することを
    特徴とする請求項1記載の移動通信方法。
  4. 【請求項4】 前記通信チャネル受信ステップは、前記
    基地局の複数のセクタの全てにおいて常に同時受信を行
    うことを特徴とする請求項1記載の移動通信方法。
  5. 【請求項5】 各セクタに対応して設けられたレベルス
    キャン用受信機を用いて、前記基地局と通信中の移動局
    に割り当てられた上り拡散符号を順次スキャンして受信
    レベルの測定を行うレベル測定ステップと、 各移動局からの上り信号を受信する少なくとも1つの受
    信セクタを前記レベル測定ステップで測定された受信レ
    ベルに基づいて前記基地局において選択するセクタ選択
    ステップと、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の移動通信
    方法。
  6. 【請求項6】 各移動局に対応して設けられたレベルス
    キャン用受信機を用いて、各移動局に割り当てられた上
    り拡散符号を用いた受信を行うセクタを順次切り換えて
    受信レベルの測定を行うレベル測定ステップと、 各移動局からの上り信号を受信する少なくとも1つの受
    信セクタを前記レベル測定ステップで測定された受信レ
    ベルに基づいて前記基地局において選択するセクタ選択
    ステップと、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の移動通信
    方法。
  7. 【請求項7】 前記基地局の2つ以上の受信セクタで同
    時に受信している場合に、ある一つのセクタの受信レベ
    ルと該2つ以上の受信セクタ中の最大受信レベルとの差
    が所定値以上になった時に、該ある一つのセクタに対応
    して設けられた各移動局からの上り信号を受信するため
    の受信機を用いて、各移動局に割り当てられた上り拡散
    符号を用いた受信を行うセクタを順次切り換えて受信レ
    ベルの測定を行うレベル測定ステップと、 各移動局からの上り信号を受信する該2つ以上の受信セ
    クタを前記レベル測定ステップで測定された受信レベル
    に基づいて前記基地局において選択するセクタ選択ステ
    ップと、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の移動通信
    方法。
  8. 【請求項8】 各移動局からの上り信号を受信中のセク
    タを全て、各移動局への下り信号を送信する送信セクタ
    として前記基地局において選択するセクタ選択ステップ
    を更に有し、 前記通信チャネル送信ステップは前記セクタ選択ステッ
    プで選択された送信セクタからの同時送信を各送信セク
    タで同一の送信電力により行うことを特徴とする請求項
    1記載の移動通信方法。
  9. 【請求項9】 各移動局からの上り信号を受信中のセク
    タの中で受信レベルが最大のセクタを、各移動局への下
    り信号を送信する送信セクタとして前記基地局において
    選択するセクタ選択ステップを更に有することを特徴と
    する請求項1記載の移動通信方法。
  10. 【請求項10】 各移動局からの上り信号を受信中のセ
    クタを全て、各移動局への下り信号を送信する送信セク
    タとして前記基地局において選択するセクタ選択ステッ
    プを更に有し、 前記通信チャネル送信ステップは前記セクタ選択ステッ
    プで選択された送信セクタからの同時送信を該送信セク
    タでの受信レベル比に等しい送信電力比により行うこと
    を特徴とする請求項1記載の移動通信方法。
  11. 【請求項11】 前記とまり木チャネル送信ステップに
    おいて、各セクタから送信するとまり木チャネルは各セ
    クタを特定するセクタ情報を含み、 各移動局への下り信号を送信する1つの送信セクタを、
    各セクタから送信されたとまり木チャネルに含まれたセ
    クタ情報に基づいて各移動局において選択するセクタ選
    択ステップと、 各セクタから送信されたとまり木チャネルに含まれたセ
    クタ情報を用いて、前記セクタ選択ステップで選択され
    た該1つの送信セクタを、各移動局から前記基地局に通
    知して、前記通信チャネル送信ステップが、該1つの送
    信セクタからの送信を行うようにする通知ステップと、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の移動通信
    方法。
  12. 【請求項12】 前記通信チャネル送信ステップは、異
    なるセクタからの下り信号を、前記とまり木チャネルの
    送信タイミングに対し異なるタイミングで通信チャネル
    として送信し、 前記とまり木チャネルの受信タイミングと各通信チャネ
    ルの受信タイミングとの差に基づいて各移動局で下り信
    号を受信中の各セクタを特定し、各特定されたセクタの
    通信チャネルの受信レベルを測定し、各特定されたセク
    タとその測定受信レベルを各移動局から前記基地局に通
    知するレベル測定ステップと、 各移動局に下り信号を送信する少なくとも1つの送信セ
    クタを、前記レベル測定ステップで測定された各特定さ
    れたセクタの測定受信レベルに基づいて、前記基地局に
    おいて選択するセクタ選択ステップと、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の移動通信
    方法。
  13. 【請求項13】 前記セクタ選択ステップは2つ以上の
    送信セクタを選択し、前記通信チャネル送信ステップは
    前記セクタ選択ステップにより選択された該2つ以上の
    送信セクタからの同時送信を同一の送信電力により行う
    ことを特徴とする請求項12記載の移動通信方法。
  14. 【請求項14】 前記通信チャネル送信ステップは、異
    なるセクタからの下り信号を、各移動局のRAKE受信
    機のサーチ幅内の異なるタイミングで通信チャネルとし
    て送信し、該異なるタイミングは該異なるセクタの通信
    チャネルが各移動局のRAKE受信機により分離可能な
    ように設定されていることを特徴とする請求項1記載の
    移動通信方法。
  15. 【請求項15】 通信網に接続された基地局および該基
    地局とCDMA方式で通信を行う移動局を有し、該基地
    局は自局のセルを分割する複数のセクタを有するCDM
    A移動通信システムにおいて使用する基地局装置であっ
    て、 前記基地局に割り当てられた拡散符号で拡散されたとま
    り木チャネルを該基地局の少なくとも2つのセクタの各
    々から送信するとまり木チャネル送信手段と、 前記基地局の2つ以上の受信セクタで同時に受信を行う
    場合には、各移動局からの上り信号を該2つ以上の受信
    セクタで受信し、該2つ以上の受信セクタで受信した信
    号を同一の上り拡散符号で逆拡散し、逆拡散された上り
    信号の最大比合成を行う通信チャネル受信手段と、 前記基地局の2つ以上の送信セクタから同時に送信する
    場合には、下り信号を同一の下り拡散符号で拡散し、拡
    散された下り信号を該2つ以上の送信セクタから各移動
    局に送信する通信チャネル送信手段と、 を有することを特徴とする基地局装置。
  16. 【請求項16】 前記とまり木チャネル送信手段は、前
    記とまり木チャネルを前記基地局の複数のセクタの全て
    から送信することを特徴とする請求項15記載の基地局
    装置。
  17. 【請求項17】 前記複数のセクタ中で各移動局からの
    上り信号を受信する少なくとも1つの受信セクタを選択
    する受信セクタ選択手段と、 前記複数のセクタ中で各移動局への下り信号を送信する
    少なくとも1つの送信セクタを選択する送信セクタ選択
    手段と、 を更に有することを特徴とする請求項15記載の基地局
    装置。
  18. 【請求項18】 前記通信チャネル受信手段は、前記基
    地局の複数のセクタの全てにおいて常に同時受信を行う
    ことを特徴とする請求項15記載の基地局装置。
  19. 【請求項19】 各セクタに対応して設けられ、前記基
    地局と通信中の移動局に割り当てられた上り拡散符号を
    順次スキャンして受信レベルの測定を行うレベルスキャ
    ン用受信機と、 各移動局からの上り信号を受信する少なくとも1つの受
    信セクタを前記レベルスキャン用受信機で測定された受
    信レベルに基づいて選択するセクタ選択手段と、 を更に有することを特徴とする請求項15記載の基地局
    装置。
  20. 【請求項20】 各移動局に対応して設けられ、各移動
    局に割り当てられた上り拡散符号を用いた受信を行うセ
    クタを順次切り換えて受信レベルの測定を行うレベルス
    キャン用受信機と、 各移動局からの上り信号を受信する少なくとも1つの受
    信セクタを前記レベルスキャン用受信機で測定された受
    信レベルに基づいて選択するセクタ選択手段と、 を更に有することを特徴とする請求項15記載の基地局
    装置。
  21. 【請求項21】 前記通信チャネル受信手段が更に、 各セクタに対応して設けられ各移動局からの上り信号を
    受信する受信機で、前記基地局の2つ以上の受信セクタ
    で同時に受信している場合に、ある一つのセクタの受信
    レベルと該2つ以上の受信セクタ中の最大受信レベルと
    の差が所定値以上になった時に、該ある一つのセクタに
    対応して設けられた受信機を用いて、各移動局に割り当
    てられた上り拡散符号を用いた受信を行うセクタを順次
    切り換えて受信レベルの測定を行う受信機と、 各移動局からの上り信号を受信する該2つ以上の受信セ
    クタを前記あるセクタに対応して設けられた受信機で測
    定された受信レベルに基づいて前記基地局において選択
    するセクタ選択手段と、 を更に有することを特徴とする請求項15記載の基地局
    装置。
  22. 【請求項22】 各移動局からの上り信号を受信中のセ
    クタを全て、各移動局への下り信号を送信する送信セク
    タとして選択するセクタ選択手段を更に有し、 前記通信チャネル送信手段は前記セクタ選択手段で選択
    された送信セクタからの同時送信を各送信セクタで同一
    の送信電力により行うことを特徴とする請求項15記載
    の基地局装置。
  23. 【請求項23】 各移動局からの上り信号を受信中のセ
    クタの中で受信レベルが最大のセクタを、各移動局への
    下り信号を送信する送信セクタとして前記基地局におい
    て選択するセクタ選択手段を更に有することを特徴とす
    る請求項15記載の基地局装置。
  24. 【請求項24】 各移動局からの上り信号を受信中のセ
    クタを全て、各移動局への下り信号を送信する送信セク
    タとして前記基地局において選択するセクタ選択手段を
    更に有し、 前記通信チャネル送信手段は前記セクタ選択手段で選択
    された送信セクタからの同時送信を該送信セクタでの受
    信レベル比に等しい送信電力比により行うことを特徴と
    する請求項15記載の基地局装置。
  25. 【請求項25】 前記とまり木チャネル送信手段におい
    て、各セクタから送信するとまり木チャネルは各セクタ
    を特定するセクタ情報を含んでおり、各移動局が各移動
    局への下り信号を送信する1つの送信セクタを、各セク
    タから送信されたとまり木チャネルに含まれたセクタ情
    報に基づいて選択し、各セクタから送信されたとまり木
    チャネルに含まれたセクタ情報を用いて、選択された該
    1つの送信セクタを前記基地局に通知し、 前記通信チャネル送信手段は、各移動局から通知された
    該1つの送信セクタからの送信を行うことを特徴とする
    請求項15記載の基地局装置。
  26. 【請求項26】 前記通信チャネル送信手段は、異なる
    セクタからの下り信号を、前記とまり木チャネル送信手
    段による前記とまり木チャネルの送信タイミングに対し
    て異なるタイミングで通信チャネルとして送信して、前
    記とまり木チャネルの受信タイミングと各通信チャネル
    の受信タイミングとの差に基づいて各移動局で下り信号
    を受信中の各セクタを特定し、各特定されたセクタの通
    信チャネルの受信レベルを測定し、各特定されたセクタ
    とその測定受信レベルを各移動局から前記基地局に通知
    し、 前記基地局装置は更に、 各移動局に下り信号を送信する少なくとも1つの送信セ
    クタを、各移動局から通知された各特定されたセクタの
    測定受信レベルに基づいて、選択するセクタ選択手段を
    有することを特徴とする請求項15記載の基地局装置。
  27. 【請求項27】 前記セクタ選択手段は2つ以上の送信
    セクタを選択し、前記通信チャネル送信手段は前記セク
    タ選択手段により選択された該2つ以上送信セクタから
    の同時送信を同一の送信電力により行うことを特徴とす
    る請求項26記載の基地局装置。
  28. 【請求項28】 前記通信チャネル送信手段は、異なる
    セクタからの下り信号を、各移動局のRAKE受信機の
    サーチ幅内の異なるタイミングで通信チャネルとして送
    信し、該異なるタイミングは該異なるセクタの通信チャ
    ネルが各移動局のRAKE受信機により分離可能なよう
    に設定されていることを特徴とする請求項15記載の基
    地局装置。
  29. 【請求項29】 通信網に接続された基地局および該基
    地局とCDMA方式で通信を行う移動局を有し、該基地
    局は自局のセルを分割する複数のセクタを有し、該基地
    局は該基地局に割り当てられた拡散符号で拡散されたと
    まり木チャネルを該基地局の少なくとも2つのセクタの
    各々から送信し、各セクタから送信するとまり木チャネ
    ルは各セクタを特定するセクタ情報を含んでいるCDM
    A移動通信システムにおいて使用する移動局装置であっ
    て、 各セクタから送信されるとまり木チャネルを受信し、該
    移動局装置への下り信号を送信する1つの送信セクタ
    を、各セクタから送信されたとまり木チャネルに基づい
    て選択するとまり木チャネル受信手段と、 前記基地局から送信された下り信号を受信する通信チャ
    ネル受信手段と、 各セクタから送信されたとまり木チャネルに含まれたセ
    クタ情報を用いて、該1つの送信セクタを前記基地局に
    通知する部分を含んだ前記基地局への上り信号を送信し
    て、前記基地局が該移動局装置から通知された該1つの
    送信セクタからの送信を行うようにする通信チャネル送
    信手段と、 を有することを特徴とする移動局装置。
  30. 【請求項30】 通信網に接続された基地局および該基
    地局とCDMA方式で通信を行う移動局を有し、該基地
    局は自局のセルを分割する複数のセクタを有し、該基地
    局は該基地局に割り当てられた拡散符号で拡散されたと
    まり木チャネルを該基地局の少なくとも2つのセクタの
    各々から送信し、該基地局は異なるセクタからの下り信
    号をとまり木チャネルの送信タイミングに対して異なる
    タイミングで通信チャネルとして送信するCDMA移動
    通信システムにおいて使用する移動局装置であって、 各セクタから送信されるとまり木チャネルを受信すると
    まり木チャネル受信手段と、 前記基地局から送信された下り信号を受信し、前記とま
    り木チャネルの受信タイミングと各通信チャネルの受信
    タイミングとの差に基づいて下り信号を受信中の各セク
    タを特定し、各特定されたセクタの通信チャネルの受信
    レベルを測定する通信チャネル受信手段と、 各特定されたセクタとその測定受信レベルを前記基地局
    に通知する部分を含んだ前記基地局への上り信号を送信
    して、前記基地局が該移動局装置に下り信号を送信する
    少なくとも1つの送信セクタを、該移動局装置から通知
    された各特定されたセクタの測定受信レベルに基づいて
    選択するように通信チャネル送信手段と、 を有することを特徴とする移動局装置。
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