JPH09312516A - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

Info

Publication number
JPH09312516A
JPH09312516A JP12796596A JP12796596A JPH09312516A JP H09312516 A JPH09312516 A JP H09312516A JP 12796596 A JP12796596 A JP 12796596A JP 12796596 A JP12796596 A JP 12796596A JP H09312516 A JPH09312516 A JP H09312516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
radiation
planar antenna
wavelength
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12796596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Moriyama
和幸 森山
Kiyohisa Hashimoto
季世久 橋本
Koichi Kamei
好一 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP12796596A priority Critical patent/JPH09312516A/ja
Publication of JPH09312516A publication Critical patent/JPH09312516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長にとらわれずに放射導体を小さくしても
共振が起こる小型化の可能な平面アンテナを提供する。 【解決手段】 使用する信号周波数の波長に比べて十分
薄い誘電体平板11と、誘電体平板11の両面に設けら
れた2枚の放射導体12A、12Bと、2枚の放射導体
12A、12Bを接続する短絡線15を備え、放射導体
12A、12Bのうち少なくとも一方の放射導体12A
はその線長が使用する信号周波数の波長の4分の1を越
えるように少なくとも1回以上前記誘電体平板11上で
折り曲げられた状態に配置され、かつ2枚の放射導体1
2A、12B間には給電源17が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用無線機器等
に内蔵して使用するのに適した平面アンテナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】機器内蔵用の平面アンテナとして従来よ
り知られているものに、図3に示すマイクロストリップ
アンテナ30や図4に示す逆F型アンテナ40がある。
これら図3および図4に示す平面アンテナ30、40
は、いずれも使用する信号周波数の波長に比べて十分薄
い誘電体平板31、41と、誘電体平板31、41の一
方の面に設けられた放射導体32、42と、誘電体平板
31、41の他方の面に設けられた接地導体33、43
を有している。いずれの平面アンテナ30、40につい
ても、小型化のために放射導体32、42を4分の1波
長で共振させている。
【0003】つまり、マイクロストリップアンテナ30
では放射導体32の共振方向の長さが4分の1波長に、
逆F型アンテナ40では放射導体42の対角線長ないし
は対角へ至る2辺の長さの和が4分の1波長になってい
る。また、これもやはり小型化のため、放射導体32、
42と接地導体33、43の間の誘電体平板31、41
は、誘電率が1よりも大きくなっている。誘電体平板3
1、41の誘電率がεのとき、放射導体32、42上で
の信号周波数の波長は、真空中でのそれに比べ√ε分の
1に短縮される。
【0004】この結果、放射導体32、42の長さも同
じ比率で短縮できる。但し、上記の条件を成立させるた
めには、接地導体33、43、誘電体平板31、41と
もに放射導体32、42と同等またはより大きな面積が
必要となる。なお、図3において、符号35は短絡線、
36A、36Bは給電線、37は給電源、38は接地板
である。また、図4において、符号45は短絡線、46
A、46Bは給電線、47は給電源、48は接地板であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したとおり、
従来のマイクロストリップアンテナや逆F型アンテナで
は、放射導体の大きさが波長によって決定してしまう。
つまり、マイクロストリップアンテナでは放射導体の少
なくとも1辺の長さが4分の1波長、逆F型アンテナで
は2辺の長さの和が4分の1波長以上必要となる。放射
導体を上記より短縮すると、放射導体上で共振が起こら
ず、アンテナとして機能しない。したがって、放射導体
の小型化には限界があり、これは当然平面アンテナその
ものの小型化にも限界があることを示している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決し、波長にとらわれずに放射導体を小さくしても共振
が起こる小型化の可能な平面アンテナを提供することを
目的とする。上記の目的を達成するために、本発明は以
下のような手段を有している。
【0007】本発明の平面アンテナは、使用する信号周
波数の波長に比べて十分薄い誘電体平板と、前記誘電体
平板の両面に設けられた2枚の放射導体と、前記2枚の
放射導体を接続する短絡線を備え、前記2枚の放射導体
のうち少なくとも一方の放射導体はその線長が使用する
信号周波数の波長の4分の1を越えるように少なくとも
1回以上前記誘電体平板上で折り曲げられた状態に配置
され、かつ前記2枚の放射導体間には給電源が設けられ
ていることを特徴とする。
【0008】本発明の平面アンテナによれば、放射導体
の一方の放射導体は誘電体平板上で折り曲げられて、そ
の線長が使用する信号周波数の波長の4分の1を越える
ようになっているので、誘電体平板上で折り曲げること
によってより小さい誘電体平板面積内で共振することが
可能となり放射導体を小さくできる。その結果誘電体平
板も小さくすることができるので平面アンテナそのもの
を小型化することができる。また、2枚の放射導体間に
は給電源が設けられていて、一方を接地することなく他
方に給電源を介して接続されているのでインピーダンス
の整合は容易にとることができる。
【0009】すなわち、本発明の平面アンテナによれ
ば、誘電体平板を挟む放射導体のうち、一方の放射導体
はその線長を4分の1波長を越えた共振可能な長さと
し、かつ誘電体平板上で1回以上折り曲げた形状とす
る。放射導体を折り曲げることで、放射導体の大きさを
従来よりも小型にしても、平面アンテナとして作用す
る。例えば、放射導体の線長を2分の1波長とし、6回
折り曲げた形状とすれば、放射導体の外形としては12
分の1波長程度の大きさにできる。したがって、平面ア
ンテナ全体の大きさも従来より小型化することが可能と
なる。
【0010】上記のように一方の放射導体を折り曲げて
平面アンテナを小型化した場合、誘電体平板の他方の面
にある導体を、従来技術と同様に接地したすると、任意
のインピーダンスに対しての整合は得られなくなる。よ
って本発明では、上記導体は接地せず、もう1つの放射
面としている。これにより、一方の放射導体を折り曲げ
て小型化しても、インピーダンスの整合が行なえる。
【0011】したがって、本発明の構成によれば、従来
よりもより小型の平面アンテナを得ることが可能とな
る。なお、給電方法については、当然非接地給電が望ま
れるが、回路上では放射導体の一方の給電が直流的に接
地されていても、平面アンテナとしての使用周波数で考
えたときに直接接地している状態でなければ、同様の効
果が得られるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施の形態により
詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の平面アンテナの一実施
の形態を示す平面図、底面図および側面図である。図1
において、平面アンテナ10は誘電体平板11と、誘電
体平板11の一方の面、図1において上面に設けられた
主放射導体12Aと、誘電体平板11の他方の面、図1
において下面に設けられた副放射導体12Bを有してい
る。誘電体平板11の上面の主放射導体12Aの一部は
誘電体平板11に設けられたスルーホール13Aに形成
された給電線14によって誘電体平板11の下面に副放
射導体12Bと所定の距離隔離されて形成されている。
【0013】また、誘電体平板11の上面の主放射導体
12Aと誘電体平板11の下面の副放射導体12Bとは
誘電体平板11に設けられたスルーホール13Bに形成
された短絡線15によって短絡されている。誘電体平板
11の下面の主放射導体12Aと副放射導体12Bとは
それぞれ給電線16A、16Bを介して給電源17に接
続されている。誘電体平板11は、誘電率が1よりも大
きく、かつ使用する信号周波数の波長に比べて十分薄い
厚さ、例えば使用する信号周波数の波長λに対して0.
03程度となっている。
【0014】誘電体平板11の上面の主放射導体12A
は誘電体平板11の上面上で折り曲げ蛇行している。主
放射導体12Aの折り曲げ蛇行は、例えば図1のもので
は片側で11回即ち両側で22回の折り曲げが行われて
いる。主放射導体12Aは22回の折り曲げ蛇行を行う
ことによって、誘電体平板11の下面の副放射導体12
Bの大きさで、例えば使用する信号周波数の波長λに対
して0.06×0.09λ倍の長方形の大きさと同じになってい
る。
【0015】使用する信号周波数の波長λに対して0.06
λ×0.09λ倍の長方形の大きさで主放射導体12Aの線
長は波長λに対して1.1λ倍のとなっているので平面
アンテナとして十分に共振特性を満足することができ
た。すなわち、主放射導体12Aの長さは従来の1/4
λに対して1.1λであるので約4倍の長さとなってい
るのに比べて、副放射導体12Bの長さは従来の1/4
λに対して0.06λ×0.09λ=1/185λと約1/46
の長さで済むことになり従来の平面アンテナに比べて遙
に小型となっている。
【0016】(実施の形態2)図2は本発明の平面アン
テナの他の実施の形態を示す平面図、底面図および側面
図である。図2において、平面アンテナ20は誘電体平
板21と、誘電体平板21の一方の面、図2において上
面に設けられた主放射導体22Aと、誘電体平板21の
他方の面、図2において下面に設けられた副放射導体2
2Bを有している。誘電体平板21の上面の主放射導体
22Aと誘電体平板21の下面の副放射導体22Bとは
誘電体平板21に設けられたスルーホール23に形成さ
れた短絡線25によって短絡されている。
【0017】誘電体平板21の上面の主放射導体22A
と副放射導体22Bとはそれぞれ給電線26A、26B
を介して給電源27に接続されている。誘電体平板21
は、誘電率が1よりも大きく、かつ使用する信号周波数
の波長に比べて十分薄い厚さ、例えば使用する信号周波
数の波長λに対して0.015程度となっている。誘電
体平板21の上面の主放射導体22Aは誘電体平板21
の上面上で同方向に直角にa、b、cおよびdと4回折
り曲げられている。主放射導体22Aは4回の折り曲げ
を行うことによって、誘電体平板21の下面の副放射導
体22Bの大きさで、例えば使用する信号周波数の波長
λに対して0.18λ×0.12λ倍の長方形の大きさと同じに
なっている。
【0018】使用する信号周波数の波長λに対して0.18
λ×0.12λ倍の長方形の大きさで主放射導体12Aの線
長は波長λに対して0.35λ倍のとなっているので平
面アンテナとして十分に共振特性を満足することができ
た。すなわち、主放射導体22Aの長さは従来の1/4
λに対して0.35λであるので約1.4倍の長さとな
っているのに比べて、副放射導体22Bの長さは従来の
1/4λに対して0.18λ×0.12λ倍=1/2.86λと
約2.86/4の長さで済むことになり従来の平面アン
テナに比べて小型となっている。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明の平面アンテナ
は、放射導体の一方の放射導体は誘電体平板上で折り曲
げられて、その線長が使用する信号周波数の波長の4分
の1を越えるようになっているので、誘電体平板上で折
り曲げることによってより小さい誘電体平板面積内で共
振することが可能となり放射導体を小さくできる。その
結果誘電体平板も小さくすることができるので平面アン
テナそのものを小型化することができる。また、2枚の
放射導体間には給電源が設けられていて、一方を接地す
ることなく他方に給電源を介して接続されているのでイ
ンピーダンスの整合は容易にとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面アンテナの一実施の形態を示すも
ので、(イ)は平面図、(ロ)は底面図および(ハ)は
側面図である。
【図2】本発明の平面アンテナの他の実施の形態を示す
もので、(イ)は平面図、(ロ)は底面図および(ハ)
は側面図である。
【図3】従来のマイクロストリップアンテナの一例を示
す斜視図である。
【図4】従来の逆F型アンテナの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 平面アンテナ 11 誘電体平板 12A 主放射導体 12B 副放射導体 15 短絡線 16A 給電線 16B 給電線 17 給電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用する信号周波数の波長に比べて十分
    薄い誘電体平板と、前記誘電体平板の両面に設けられた
    2枚の放射導体と、前記2枚の放射導体を接続する短絡
    線を備え、前記2枚の放射導体のうち少なくとも一方の
    放射導体はその線長が使用する信号周波数の波長の4分
    の1を越えるように少なくとも1回以上前記誘電体平板
    上で折り曲げられた状態に配置され、かつ前記2枚の放
    射導体間には給電源が設けられていることを特徴とする
    平面アンテナ。
JP12796596A 1996-05-23 1996-05-23 平面アンテナ Pending JPH09312516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12796596A JPH09312516A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 平面アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12796596A JPH09312516A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 平面アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09312516A true JPH09312516A (ja) 1997-12-02

Family

ID=14973066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12796596A Pending JPH09312516A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 平面アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09312516A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002060006A1 (en) * 2001-01-24 2002-08-01 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) A multi-band antenna for use in a portable telecommunication apparatus
JP2014501465A (ja) * 2010-12-16 2014-01-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 透明な微小パターン化rfidアンテナ及びそれを包含する物品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002060006A1 (en) * 2001-01-24 2002-08-01 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) A multi-band antenna for use in a portable telecommunication apparatus
US6963309B2 (en) 2001-01-24 2005-11-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Multi-band antenna for use in a portable telecommunication apparatus
JP2014501465A (ja) * 2010-12-16 2014-01-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 透明な微小パターン化rfidアンテナ及びそれを包含する物品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5790080A (en) Meander line loaded antenna
US5307075A (en) Directional microstrip antenna with stacked planar elements
JP4263820B2 (ja) 円偏波用平面アンテナ
US5557293A (en) Multi-loop antenna
US6603430B1 (en) Handheld wireless communication devices with antenna having parasitic element
EP0631343B1 (en) Microstrip patch antenna array
US7764242B2 (en) Broadband antenna system
US5914695A (en) Omnidirectional dipole antenna
US20040233111A1 (en) Multi frequency magnetic dipole antenna structures and method of reusing the volume of an antenna
JP2006187036A (ja) アンテナ
JP2862265B2 (ja) 平面アンテナ
JPH11150415A (ja) 多周波アンテナ
JPH1093332A (ja) 複共振逆f型アンテナ
JP3032664B2 (ja) アンテナ装置
US20040021605A1 (en) Multiband antenna for mobile devices
TW457741B (en) Planar sleeve dipole antenna
JP2000269724A (ja) 多重ループアンテナ
US6504508B2 (en) Printed circuit variable impedance transmission line antenna
JPH0955621A (ja) アレーアンテナ
JP4516246B2 (ja) アンテナ
US6753816B1 (en) Dual band/dual mode meander line antenna
JP3030590B2 (ja) 平板型アンテナ
JP2765556B2 (ja) マイクロストリップアンテナ
US6469675B1 (en) High gain, frequency tunable variable impedance transmission line loaded antenna with radiating and tuning wing
JPH09312516A (ja) 平面アンテナ