JPH09311654A - 流体を利用した表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広告サインやディスプレイなどの表示装置に
新しい表現方法を提供することを目的とします。 【構成】 流体（Ａ）中に比重の異なる他の流体（Ｂ）
を、一列に並べた吐出口から時間的制御によって吐出さ
せ、それによって流体（Ａ）中に図形を表示する構成で
す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、人目を引くための広
告サインやディスプレイなどの表示装置に利用できる発
明です。

【０００２】

【従来の技術】従来の表示装置は、図形を表示するため
の表示板が必要であり、それが大きなものであるほど設
置や撤去も大掛かりにならざるを得ない。また、後方の
視界を妨げるという問題があるため壁際か背中合わせに
設置しなければならなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
問題点を解消し、なおかつ従来にない新しい表現方法と
して広告サインやディスプレイに利用されることを目的
としています。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明の表示装置は、
流体中に比重の異なる他の流体を吐出させることで図形
を表示することを特徴とします。

【０００５】

【作用】この表示装置は、流体（Ａ）中に横一列に並べ
た吐出口から流体（Ｂ）を間欠的に吐出させ、流体
（Ｂ）が流体（Ａ）中を浮上または沈降する速度にあわ
せてそれぞれの吐出口からの流体（Ｂ）の吐出間隔を時
間的に制御することによって、流体（Ａ）中に流体
（Ｂ）のパルスによる図形を表示することができる。

【０００６】

【実施例】図１は底面に吐出口Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ，を
設け水を張った水槽を示す。吐出口の下にはそれそれ電
磁弁Ａ′Ｂ′Ｃ′Ｄ′Ｅ′がある。コンプレッサーで加
圧した空気をそれぞれの電磁弁に送り、電磁弁を素早く
開閉するとその上部の吐出口から気泡が発生し、その気
泡は水面まで浮上して消える。上記を踏まえて、すべて
の電磁弁を短時間に４度開閉させると水槽内は図２に示
す状態になる。この作用を基本に、図３のタイムチャー
トに基づいて各電磁弁を開閉すれば、図４のように水槽
内にアルファベットの“Ａ”を表示することができる。
この発明は、次のような実施形態をとることができま
す。 （１）使用する流体はその種類を限定されません。 （２）流体の吐出機構は、その方式を限定されません。

【０００７】

【発明の効果】この発明の表示装置は流体と吐出機構に
よる従来にない方法で図形を表示できるため、人目を引
くための広告サインやディスプレイに効果があります。
また、表示板を持たないことから、設置が比較的簡単
で、視野を妨げないため設置場所にもとらわれません。

【図面の簡単な説明】

【図１】水槽の構造図です

【図２】すべての電磁弁を短時間に４度開閉させたとき
の作用図です。

【図３】水槽内にアルファベットの“Ａ”を表示させる
ための電磁弁開閉のタイムチャート図です。

【図４】水槽内にアルファベットの“Ａ”を表示した状
態図です。

【符号の説明】

１…水槽 ２…気泡 ３…コンプレッサー ４（Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ）…吐出口 ５（Ａ′，Ｂ′，
Ｃ′，Ｄ′，Ｅ′）…電磁弁 ６…空気配管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 流体中に比重の異なる他の流体を吐出さ
   せることで図形を表示する装置。