JPH09306324A - 漏電しゃ断器の感震引きはずし装置の製造方法 - Google Patents

漏電しゃ断器の感震引きはずし装置の製造方法

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JPH09306324A
JPH09306324A JP8154720A JP15472096A JPH09306324A JP H09306324 A JPH09306324 A JP H09306324A JP 8154720 A JP8154720 A JP 8154720A JP 15472096 A JP15472096 A JP 15472096A JP H09306324 A JPH09306324 A JP H09306324A
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JP
Japan
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earthquake
breaker
earth leakage
leakage
pseudo
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Pending
Application number
JP8154720A
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English (en)
Inventor
Atsuo Sugiura
厚男 杉浦
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、地震が発生してある震度に達した
とき、感震装置がそれを感知し信号をしゃ断器に送り、
電路を開放する装置の製造方法に関するもので電気事故
の安全を確保する。 【課題】地震が発生してある震度に達したとき、感震装
置(1)が感知し疑似漏電発生装置(2)の信号を既設
漏電しゃ断器(3)などのしゃ断器に送り電路をしゃ断
・開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】平成7年1月の阪神大震災の
とき、停電した。この時、崩壊した家屋等の内部で傷つ
いた屋内配線や転倒した電気器具を放置したまま再送電
した。これらの電気器具等が原因で可燃物やガスに引火
して多くの火災が発生したことが報告されている。この
経験から、電気需要家の引き込み口に設置してあるしゃ
断器等の漏電引きはずし装置に地震を感知して疑似の漏
電を発生させる装置を取り付けて電路を開放する装置の
製造方法である。
【0002】
【従来の技術】東京消防庁の消防科学研究所は平成8年
4月に、地震の揺れを感知してプラグが外れる「自動切
り離し型電気コンセント」を開発し、実用新案出願中で
あることを発表した。この装置は既設の市販のコンセン
トを改造して取り付けることができるように考案されて
いるとのことだが、いま世の中に設置されているコンセ
ントの数は膨大なもので総てのコンセントに対応するの
は至難の業だと思うし、不可能に近い。また、コンセン
トに挿入されたプラグから先の電気器具だけを対象にし
ているがコンセント以前の電気配線や電気器具の破損や
転倒による電気火花や漏電などの電気による事故が原因
で火災が発生する可能性は高い。ましてや、高圧電気設
備については無防備である。従来から地震の揺れを感知
して電気の引き込み口でしゃ断器を引き外す方法の存在
は認識していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは、個々の
電気器具を電源であるコンセトから機械的に引き離して
火災を防止しようとしているもので、限られた範囲の対
策である。この発明は、電気需要家の引き込み口に設置
してあるしゃ断器等の漏電引きはずし装置に地震を感知
して疑似の漏電を発生させる装置を取り付けて電路を開
放する装置の製造方法である。即ち、需要家の入口で電
路をしゃ断して、崩壊した家屋や破損・転倒した電気器
具など電気設備に起因する火災を防止するものである。
家屋や工場等の電気の入口で電路が開いていれば、その
なかの様子にかかわらず配電線路の送電再開は安全であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明す
ると、
【0005】(イ)低圧漏電しゃ断器のとき (
【図1】) 1.の感震装置の電気接点に2.の疑似漏電発生装置を
接続し3.の既設漏電しゃ断器に漏電電流が流れるよう
にする。 3.既設漏電しゃ断器が動作したら漏電電流は自動的に
切断されれるように、電源側の中性線と負荷側の充電線
の間で接続する。
【0006】(ロ)高圧接地継電器のとき (
【図2】) 1.の感震装置の電気接点を介して2.の疑似漏電発生
装置の電流線を4.の零相変流器のKt,Ltに接続す
る。或いは、この電流線を4.の零相変流器を貫通する
5.の貫通線に接続しても良い。疑似漏電電流は地絡継
電器に整定されている電流のおおよそ130%値にして
おく。 2.疑似漏電発生装置の電源は接地継電器のS1,S2
からとる。
【0007】(ハ)高圧接地継電器、高圧方向性接地継
電器のとき (
【図3】) 1.の感震装置の電気接点を6.の既設地
絡継電器に付属している7.のテスト押釦スイッチの内
部回路に接続する。 1.感震装置が動作したらテスト用押釦スイッチを押し
たときとおなじ状態なるようにしておけばしゃ断器は引
き外され電路は開放される。
【0008】感震装置−1 (
【図4】,
【図5】,
【図6】)
【図1】,
【図2】,
【図3】で使っている1.感震装置のしくみについて説
明する。地震がある程度のおおきさになと8.の球(導
体接点)は9.の台座電極から揺り落とされる。揺り落
とされた8.球(導体接点)は9.台座電極と10.円
筒壁電極の間に挟まる。その瞬間に8.球(導体接点)
を介して予め設定してある疑似漏電電流が流れしゃ断器
は引き外される。地震がおさまり電気設備に異状がなけ
れば11.リセット用絶縁筒を静かに上昇させて8.球
(導体接点)を9.台座電極に戻す。ここでリセットさ
れるから他の設備も元の状態に戻す。
【0009】感震装置−2 (
【図7】) 感震装置−1で10.円筒壁電極の直径を小さくして
9.台座電極と10.円筒壁電極の間に8.球(導体接
点)が落ち込まないようにしておけば揺れがおさまった
時、8.球(導体接点)は9.台座電極に戻る。 10.円筒壁電極のなかで地震の揺れで動き廻っている
8.球(導体接点)が10.円筒壁電極と9.台座電極
に同時に触れた時、疑似漏電電流が流れしゃ断器は引き
外される。感震装置−2の場合、8.球(導体接点)は
自然に元の位置に戻るので動作した都度リセットする必
要はない。
【0010】感震装置−3 (
【図8】,
【図9】) この感震装置は、13.固定天井から14.導線ひもで
15.分銅をつりさげておく。その分銅のまわりに地震
で分銅が揺れ動いたとき接触する位置に10.円筒壁電
極を設置する。ある程度の地震がきたとき、15.分銅
は揺れ動き10.円筒壁電極に接触すれば疑似漏電電流
が流れしゃ断器は引き外される。15.の分銅は地震が
おさまれば自動的に元の位置に戻るのでリセットする必
要はない。
【0011】
【発明の実施の形態】
【0012】(イ)低圧漏電しゃ断器のとき 地震で感震装置が動作したら漏電しゃ断器には疑似漏電
電流が流れてしゃ断器は引き外され電路は開放される。
【0013】(ロ)高圧接地継電器のとき 地震で感震装置が動作したら零相変流器に疑似漏電電流
が流れてしゃ断器は引き外され電路は開放される。
【0014】(ハ)高圧接地継電器、高圧方向性接地継
電器のとき 地震で感震引きはずし装置が動作したらテスト用押釦ス
イッチを押した時と同じ状態になりしゃ断器は引き外さ
れ電路は開放される。
【0015】
【実施例】
【0016】(イ)低圧漏電しゃ断器のとき 地震で感震装置が動作したら漏電しゃ断器には疑似漏電
電流が流れてしゃ断器は引き外され電路が開放されるよ
うに製造する。感震装置は三種類用意してあるので都合
の良いものを使う。疑似漏電発生装置は抵抗器を組合せ
れば容易に作れる。
【0017】(ロ)高圧接地継電器のとき 地震で感震装置が動作したら零相変流器に疑似漏電電流
が流れてしゃ断器は引き外され電路が開放されるように
製造する。感震装置は三種類用意してあるので都合の良
いものを使う。疑似漏電発生装置は抵抗器を組合せたり
して簡単な電流発生装置を作る。
【0018】(ハ)高圧接地継電器、高圧方向性接地継
電器のとき 地震で感震引きはずし装置が動作したらテスト用押釦ス
イッチを押した時と同じ状態になりしゃ断器は引き外さ
れ電路が開放されるように製造する。感震装置は三種類
用意してあるので都合の良いものを使う。地終継電器の
テスト押釦スイッチの部分の内部構造はメーカーによっ
て明確でないので、各メーカーと打ち合せて製造すれば
良い。
【0019】
【発明の効果】漏電しゃ断器の感震引きはずし装置を需
要家の引き込み口のしゃ断器に取り付ければ、ここで電
路がしゃ断されるので崩壊した家屋や破損・転倒した電
気器具など電気設備に起因する火災を防止することがで
きる。家屋や工場等の電気の入口で電路が開いていれ
ば、そのなかの様子にかかわらず配電線路の送電再開は
安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(イ)低圧漏電しゃ断器のときの回路
構成図
【図2】本発明の(ロ)高圧接地継電器のときの構成図
【図3】本発明の(ハ)高圧接地継電器、高圧方向性接
地継電器のときの構成図
【図4】本発明の感震装置−1のセット状態図
【図5】本発明の感震装置−1の球落下状態図
【図6】本発明の感震装置−1の球リセット状態図
【図7】本発明の感震装置−2の作動状態図
【図8】本発明の感震装置−3のセット状態図
【図9】本発明の感震装置−3の作動状態図
【符号の説明】
1 感震装置 2 疑似漏電発生装置 3 既設漏電しゃ断器 4 零相変流器 5 貫通線 6 既設地絡継電器 7 テスト押釦スイッチ 8 球(導体接点) 9 台座電極 10 円筒壁電極 11 リセット用絶縁筒 12 絶縁物 13 固定天井 14 導線ひも 15 分銅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設の低圧漏電しゃ断器、高圧接地継電器
    あるいは高圧方向性接地継電器等の漏電が発生した時に
    回路をしゃ断するしゃ断・開閉装置に、ある一定の震度
    以上の地震の揺れで作動する電気接点付の感震装置と疑
    似漏電発生装置を取り付けて漏電しゃ断器の感震引きは
    ずし装置を製造する方法。
JP8154720A 1996-05-13 1996-05-13 漏電しゃ断器の感震引きはずし装置の製造方法 Pending JPH09306324A (ja)

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