JPH09306254A - 光ファイバ内蔵電力ケーブル装置 - Google Patents

光ファイバ内蔵電力ケーブル装置

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Publication number
JPH09306254A
JPH09306254A JP8113565A JP11356596A JPH09306254A JP H09306254 A JPH09306254 A JP H09306254A JP 8113565 A JP8113565 A JP 8113565A JP 11356596 A JP11356596 A JP 11356596A JP H09306254 A JPH09306254 A JP H09306254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
power cable
insulator
light
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP8113565A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nakamura
徹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8113565A priority Critical patent/JPH09306254A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は信頼性の高い光ファイバ内蔵電力ケ
ーブル装置を提供することを課題としている。 【解決手段】 本発明の光ファイバ内蔵電力ケーブル装
置は、電力ケーブル1の絶縁体3に埋設されて光信号を
送信する光ファイバ4と、光ファイバ4に接続され光信
号の散乱状態から絶縁体の温度上昇を検出する光温度分
布レーダ装置5とを備えたことを特徴としている。 【効果】 本発明により光ファイバ内蔵電力ケーブル装
置の安全性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力設備に使用さ
れる光ファイバ内蔵電力ケーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光分布レーダを用いた電力ケーブ
ルの温度測定は、電力ケーブルと近接して光ファイバを
敷設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、電力
ケーブルと近接して光ファイバを敷設するために、敷設
工事に要する費用が割高なものとなっていた。また、電
力ケーブルと光ファイバとの間にには十分な絶縁距離を
取る必要があり、計測には校正作業が必要となり、更
に、被覆を介して電力ケーブルの温度を検出しているた
めに、漏電による微小な温度上昇を検出できなかった
り、漏電が発生してから温度検出が検出されるまでの時
間が長くなったりすると言う不具合があった。
【0004】本発明は光ファイバを電力ケーブルの中に
敷設することによって温度上昇を正確にまた迅速に検出
できる光ファイバ内蔵電力ケーブル装置を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ内蔵
電力ケーブル装置は、線状の導体の周囲を絶縁体で被覆
し導体を通して電力を送受電するた電力ケーブルと、絶
縁体に埋設されて光信号を送信する光ファイバと、光フ
ァイバに接続され光信号の散乱状態から絶縁体の温度上
昇を検出する光温度分布レーダ装置とを備えたことを特
徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の光ファイバ内蔵電力
ケーブル装置の実施の形態を説明する。図1において、
電力ケーブル1は線状の導体2の周囲を絶縁体3で被覆
し導体2を通して電力を送受電する電気線であり、絶縁
体3には光ファイバ4が埋設されて光信号を送信してい
る。
【0007】図2は光ファイバ4にに接続され光信号の
散乱状態から絶縁体の温度上昇を検出する光温度分布レ
ーダ(OTDR)装置5の構成図を示しており、方向性
結合器21、半導体レーザ22、誘導体多層膜フィルタ
23およびアンプ(増幅器)24からなる光レーダユニ
ット20と、デジタルアベレージャユニット25と信号
処理ユニット26とから構成されている。
【0008】即ち、光温度分布レーダ装置5は、測定対
象に敷設した光ファイバ4のセンサに沿った温度分布を
計測する装置であり、光ファイバセンサに半導体レーザ
パルス光を入射し、そのときに発生する戻り散乱光を高
速サンプリング(収集)して、反射距離に対応する点の
温度を測定する装置であり、光温度分布レーダ装置5は
キーボード27およびカラーCRT28に接続されてい
る。
【0009】そして、電力ケーブル1に内蔵された光フ
ァイバ4にパルス光を入射すると、その一部はガラスの
分子に散乱され光ファイバ4に戻って来る。光温度分布
レーダ装置5では散乱される光のうち、ガラスの熱振動
により、ラマン散乱光には波長が長短にシフト(移動)
するストーク光とアンチ(逆)ストーク光があり、これ
ら2つの信号から演算して熱振動の状態、即ち温度を求
めることができ、温度分布の様子はカラーCRT28に
表示される。
【0010】このように、従来は電力ケーブルに近接す
るようにして敷設していた光ファイバを、電力ケーブル
に内蔵することにより、敷設工事の費用を削減すること
ができる。また、光ファイバと電力ケーブル内の導体と
の距離が固定されているため、従来必要であった校正作
業が不要となり、微小な温度上昇を検知することが可能
である。
【0011】
【発明の効果】本発明により、光ファイバ内蔵電力ケー
ブル装置の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光ファイバ内蔵電力ケ
ーブル装置の斜視図である。
【図2】光温度分布レーダ装置の一実施例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 電力ケーブル 2 導体 3 絶縁体 4 光ファイバ 5 光温度分布レーダ装置 20 光レーダユニット 25 デジタルアベレージャユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状の導体の周囲を絶縁体で被覆し前記
    導体を通して電力を送受電するた電力ケーブルと、前記
    絶縁体に埋設されて光信号を送信する光ファイバと、こ
    の光ファイバに接続され前記光信号の散乱状態から前記
    絶縁体の温度上昇を検出する光温度分布レーダ装置と、
    を具備してなる光ファイバ内蔵電力ケーブル装置。
JP8113565A 1996-05-08 1996-05-08 光ファイバ内蔵電力ケーブル装置 Pending JPH09306254A (ja)

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JP8113565A JPH09306254A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 光ファイバ内蔵電力ケーブル装置

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JPH09306254A true JPH09306254A (ja) 1997-11-28

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JP (1) JPH09306254A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6343172B1 (en) 1999-08-24 2002-01-29 Corning Cable System Llc Composite fiber optic/coaxial electrical cables
CN103021553A (zh) * 2012-12-24 2013-04-03 宝鸡烽火电线电缆有限责任公司 物联网现场总线电缆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6343172B1 (en) 1999-08-24 2002-01-29 Corning Cable System Llc Composite fiber optic/coaxial electrical cables
CN103021553A (zh) * 2012-12-24 2013-04-03 宝鸡烽火电线电缆有限责任公司 物联网现场总线电缆

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