JPH09305156A - 映像表示方法及び装置 - Google Patents
映像表示方法及び装置Info
- Publication number
- JPH09305156A JPH09305156A JP8121202A JP12120296A JPH09305156A JP H09305156 A JPH09305156 A JP H09305156A JP 8121202 A JP8121202 A JP 8121202A JP 12120296 A JP12120296 A JP 12120296A JP H09305156 A JPH09305156 A JP H09305156A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- video
- center
- visual field
- display device
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- Pending
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Landscapes
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 人間の視覚にとって等価的に非常に極めて高
い解像度と再現性を有する映像を高速で表示する。 【解決手段】 精細な映像を高速で生成して表示する映
像表示方法であって、表示すべき映像全体にわたって通
常の精度で映像の生成を行い、眼球方向検出手段を用い
て視線を連続的に検出し、各瞬間の視野の中心が前記映
像上のどの位置に相当するかを計算し、その計算の結果
に基づいて、当該視野の中心付近の映像を、表示画素数
を多くする高解像度と表示色の数や階調を多くする高再
現性のうち少なくとも1つを用いて生成するものであ
る。
い解像度と再現性を有する映像を高速で表示する。 【解決手段】 精細な映像を高速で生成して表示する映
像表示方法であって、表示すべき映像全体にわたって通
常の精度で映像の生成を行い、眼球方向検出手段を用い
て視線を連続的に検出し、各瞬間の視野の中心が前記映
像上のどの位置に相当するかを計算し、その計算の結果
に基づいて、当該視野の中心付近の映像を、表示画素数
を多くする高解像度と表示色の数や階調を多くする高再
現性のうち少なくとも1つを用いて生成するものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像表示方法及び
装置に関し、特に、人間にとって見やすい精細映像を高
速で生成する方法及び装置に関するものである。
装置に関し、特に、人間にとって見やすい精細映像を高
速で生成する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速コンピュータの実現、メモリの大容
量化と時期を合わせてコンピュータによって映像を生成
するコンピュータグラフィックス(CG)技術は大きく
進展し、現在ではある程度複雑なシーンを実時間で生成
できるようになって来ている。
量化と時期を合わせてコンピュータによって映像を生成
するコンピュータグラフィックス(CG)技術は大きく
進展し、現在ではある程度複雑なシーンを実時間で生成
できるようになって来ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本当の
意味で全く実写と区別がつかないような高い解像度と微
妙な光と影の明暗を含む映像再現性とを有する映像を生
成するためには、非常に長い映像生成時間が必要であ
り、現実的な時間内に静止画像は生成できるとしても実
時間で動画像を生成することはとうてい不可能である。
それほど人間の目の解像度は高いのである。
意味で全く実写と区別がつかないような高い解像度と微
妙な光と影の明暗を含む映像再現性とを有する映像を生
成するためには、非常に長い映像生成時間が必要であ
り、現実的な時間内に静止画像は生成できるとしても実
時間で動画像を生成することはとうてい不可能である。
それほど人間の目の解像度は高いのである。
【0004】即ち、従来のコンピュータでは人間が本当
の意味での自然の情景を見るような、実写と寸分違わぬ
高精細映像を実時間でCGを生成することはできない。
この状況は、仮に将来コンピュータが現在よりも2桁高
速になったとしても変わらない。例えば、現在の標準的
なTV映像はおおまかにいって約500×500画素、
高解像度TV映像は1000×1000画素程度であ
る。数1000×数1000画素のものは全て静止画像
にならざるをえない。
の意味での自然の情景を見るような、実写と寸分違わぬ
高精細映像を実時間でCGを生成することはできない。
この状況は、仮に将来コンピュータが現在よりも2桁高
速になったとしても変わらない。例えば、現在の標準的
なTV映像はおおまかにいって約500×500画素、
高解像度TV映像は1000×1000画素程度であ
る。数1000×数1000画素のものは全て静止画像
にならざるをえない。
【0005】これに対し人間の眼は、視野中心付近のみ
で1000×1000画素程度の解像度を有し、たえず
眼球を動かしながらシーンを見ている。従来の方法で人
間の視覚能力をフルに生かすためには現在よりも数桁高
い解像度(例えば少なくとも数万×数万画素)で映像を
生成する必要があり、これには現在よりも少なくとも数
桁以上高速のコンピュータが必要となる。
で1000×1000画素程度の解像度を有し、たえず
眼球を動かしながらシーンを見ている。従来の方法で人
間の視覚能力をフルに生かすためには現在よりも数桁高
い解像度(例えば少なくとも数万×数万画素)で映像を
生成する必要があり、これには現在よりも少なくとも数
桁以上高速のコンピュータが必要となる。
【0006】本発明の目的は、人間の視覚にとって等価
的に非常に極めて高い解像度と再現性を有する映像を高
速で表示することが可能な技術を提供することにある。
的に非常に極めて高い解像度と再現性を有する映像を高
速で表示することが可能な技術を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、優れた仮想現実を実
現できる技術を提供することにある。
現できる技術を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0010】(1)精細な映像を高速で生成して表示す
る映像表示方法であって、表示すべき映像全体にわたっ
て通常の精度で映像の生成を行い、眼球方向検出手段を
用いて視線を連続的に検出し、各瞬間の視野の中心が前
記映像上のどの位置に相当するかを計算し、その計算の
結果に基づいて、当該視野の中心付近の映像を、表示画
素数を多くする高解像度と表示色の数や階調を多くする
高再現性のうち少なくとも1つを用いて生成するもので
ある。
る映像表示方法であって、表示すべき映像全体にわたっ
て通常の精度で映像の生成を行い、眼球方向検出手段を
用いて視線を連続的に検出し、各瞬間の視野の中心が前
記映像上のどの位置に相当するかを計算し、その計算の
結果に基づいて、当該視野の中心付近の映像を、表示画
素数を多くする高解像度と表示色の数や階調を多くする
高再現性のうち少なくとも1つを用いて生成するもので
ある。
【0011】(2)前記(1)の映像表示方法におい
て、前記生成した視野の中心以外の映像部分は通常もし
くは低い解像度、又は通常もしくは低い再現性で生成す
るものである。
て、前記生成した視野の中心以外の映像部分は通常もし
くは低い解像度、又は通常もしくは低い再現性で生成す
るものである。
【0012】(3)精細な映像を高速で生成して表示す
る映像表示装置であって、眼球の方向を検出する眼球方
向検出手段と、該眼球方向検出手段からの出力に基づい
て、前記視野の中心付近に相当する映像の一部分を、表
示画素数を多くする高解像度と表示色の数や階調を多く
する高再現性のうち少なくとも1つを用いて生成する映
像生成手段とを備えるものである。
る映像表示装置であって、眼球の方向を検出する眼球方
向検出手段と、該眼球方向検出手段からの出力に基づい
て、前記視野の中心付近に相当する映像の一部分を、表
示画素数を多くする高解像度と表示色の数や階調を多く
する高再現性のうち少なくとも1つを用いて生成する映
像生成手段とを備えるものである。
【0013】(4)精細な映像を高速で生成して表示す
る映像表示装置であって、複数人の眼球方向を検出する
ための複数人眼球方向検出手段と、該複数人眼球方向検
出手段からの出力に基づいて、映像の複数人の視野の中
心付近に相当する複数の部分を、表示画素数を多くする
高解像度と表示色の数や階調を多くする高再現性のうち
少なくとも1つを用いて生成する映像生成手段とを備え
るものである。
る映像表示装置であって、複数人の眼球方向を検出する
ための複数人眼球方向検出手段と、該複数人眼球方向検
出手段からの出力に基づいて、映像の複数人の視野の中
心付近に相当する複数の部分を、表示画素数を多くする
高解像度と表示色の数や階調を多くする高再現性のうち
少なくとも1つを用いて生成する映像生成手段とを備え
るものである。
【0014】(5)前記(3)又は(4)の映像表示装
置において、前記映像生成手段は、前記生成した映像の
一部分以外の映像部分は通常もしくは低い解像度、又は
通常もしくは低い再現性で生成するものである。
置において、前記映像生成手段は、前記生成した映像の
一部分以外の映像部分は通常もしくは低い解像度、又は
通常もしくは低い再現性で生成するものである。
【0015】(6)前記(3)乃至(5)のうちいずれ
か1つの映像表示装置において、前記映像の一部分は、
眼球動作が一時的に静止したかあるいは眼球の動作速度
があるしきい値よりも遅くなる時の視野の中心付近に相
当する部分とするものである。
か1つの映像表示装置において、前記映像の一部分は、
眼球動作が一時的に静止したかあるいは眼球の動作速度
があるしきい値よりも遅くなる時の視野の中心付近に相
当する部分とするものである。
【0016】(7)前記(3)乃至(6)のうちいずれ
か1つの映像表示装置において、両眼についてそれぞれ
前記眼球方向検出手段と前記映像生成手段とを備えるも
のである。
か1つの映像表示装置において、両眼についてそれぞれ
前記眼球方向検出手段と前記映像生成手段とを備えるも
のである。
【0017】(8)前記(3)乃至(7)のうちいずれ
か1つの映像表示装置において、前記眼球方向検出手段
を組み込んだヘッドマウントディスプレイを備えるもの
である。
か1つの映像表示装置において、前記眼球方向検出手段
を組み込んだヘッドマウントディスプレイを備えるもの
である。
【0018】人間の目はその構造上、視野の中心部分で
のみ非常に高い解像度を有しており、これに比べると視
野周辺部の解像度は非常に低い。さらに、色を感じる視
細胞は視野の中心部分に多く分布しており、視野周辺部
では色を感じる視細胞がないため、色を検知することが
できない。
のみ非常に高い解像度を有しており、これに比べると視
野周辺部の解像度は非常に低い。さらに、色を感じる視
細胞は視野の中心部分に多く分布しており、視野周辺部
では色を感じる視細胞がないため、色を検知することが
できない。
【0019】しかしながら、これまでの映像生成装置
は、映像の全ての部分について全く一様の解像度で生成
演算を行うように作られている。そこで、前述した本発
明の手段によれば、人間の眼球方向を実時間で検出し、
高い解像度を有する視野中心付近でのみ精細な映像生成
を行うようにしたので、通常のCG映像生成手段を使用
して、人間の視覚にとって等価的に非常に極めて高い解
像度と再現性を有する映像を高速で表示することが可能
となり、優れた仮想現実を実現することができる。
は、映像の全ての部分について全く一様の解像度で生成
演算を行うように作られている。そこで、前述した本発
明の手段によれば、人間の眼球方向を実時間で検出し、
高い解像度を有する視野中心付近でのみ精細な映像生成
を行うようにしたので、通常のCG映像生成手段を使用
して、人間の視覚にとって等価的に非常に極めて高い解
像度と再現性を有する映像を高速で表示することが可能
となり、優れた仮想現実を実現することができる。
【0020】
【実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態
(実施例)を詳細に説明する。
(実施例)を詳細に説明する。
【0021】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0022】(実施形態1)図1は本発明の実施形態
(実施例)1の映像表示装置の概略構成を示すブロック
構成図であり、101は人間の眼球、102は眼球方向
検出手段(一例として視線検出装置)、103は映像生
成手段、104はハーフミラーである。
(実施例)1の映像表示装置の概略構成を示すブロック
構成図であり、101は人間の眼球、102は眼球方向
検出手段(一例として視線検出装置)、103は映像生
成手段、104はハーフミラーである。
【0023】本実施形態1の映像表示装置は、図1に示
すように、眼球方向検出手段102、映像生成手段10
3及びハーフミラー104で構成されている。
すように、眼球方向検出手段102、映像生成手段10
3及びハーフミラー104で構成されている。
【0024】前記眼球方向検出手段(視線検出装置)1
02としては、例えば、既に市販されている角膜におけ
る赤外線反射を利用する装置や、網膜からの反射をとら
える装置などさまざまなものを用いる。また、眼球方向
検出手段(視線検出装置)102の種類によってはかな
らずしも眼球を正面からとらえる必要はなく、この場合
はハーフミラー104を省略することができる。
02としては、例えば、既に市販されている角膜におけ
る赤外線反射を利用する装置や、網膜からの反射をとら
える装置などさまざまなものを用いる。また、眼球方向
検出手段(視線検出装置)102の種類によってはかな
らずしも眼球を正面からとらえる必要はなく、この場合
はハーフミラー104を省略することができる。
【0025】図2は前記映像生成手段103の概略構成
を示すブロック構成図であり、201はディスプレイ、
202はディスプレイメモリ、203はコンピュータ、
204は標準映像生成演算器、205は高精細映像生成
演算器である。
を示すブロック構成図であり、201はディスプレイ、
202はディスプレイメモリ、203はコンピュータ、
204は標準映像生成演算器、205は高精細映像生成
演算器である。
【0026】この映像生成手段103を動作するには、
まず、標準映像生成演算器205を用いて表示すべき映
像全体を標準的な解像度で生成し、これをディスプレイ
メモリ202に書き込む。次に、コンピュータ203を
用いて、視線検出装置102から送られてくる眼球方向
情報に従って映像上で視野の中心に相当する位置を求
め、その情報を高精細映像生成演算器205に送り、そ
こを中心とする狭い範囲でのみ高精細な映像を生成し、
これをディスプレイメモリ202に書き込む。眼球が動
くと視野の中心が移動するがそこには常に高精細の映像
が生成される。
まず、標準映像生成演算器205を用いて表示すべき映
像全体を標準的な解像度で生成し、これをディスプレイ
メモリ202に書き込む。次に、コンピュータ203を
用いて、視線検出装置102から送られてくる眼球方向
情報に従って映像上で視野の中心に相当する位置を求
め、その情報を高精細映像生成演算器205に送り、そ
こを中心とする狭い範囲でのみ高精細な映像を生成し、
これをディスプレイメモリ202に書き込む。眼球が動
くと視野の中心が移動するがそこには常に高精細の映像
が生成される。
【0027】本実施形態1の映像表示装置を動作させる
には、まず、表示すべき映像全体にわたって通常の精度
で映像生成を行う。次に、眼球101をハーフミラー1
04を介して視線検出装置102によってとらえ、視線
(眼球方向)を連続的に検出し、各瞬間の視野の中心が
映像上のどの位置に相当するかを計算する。そして、映
像生成手段103において、視野中心付近でのみ高い解
像度あるいは高い再現性もしくはその両方をもって映像
を生成する。
には、まず、表示すべき映像全体にわたって通常の精度
で映像生成を行う。次に、眼球101をハーフミラー1
04を介して視線検出装置102によってとらえ、視線
(眼球方向)を連続的に検出し、各瞬間の視野の中心が
映像上のどの位置に相当するかを計算する。そして、映
像生成手段103において、視野中心付近でのみ高い解
像度あるいは高い再現性もしくはその両方をもって映像
を生成する。
【0028】(実施形態2)図3は本発明の実施形態
(実施例)2の映像表示装置の概略構成を示すブロック
構成図であり、301は時刻tにおける視野中心位置
(Xt、Yt)を記憶するt-レジスタ、302は時刻
tよりも一定時刻間隔Δtだけ後の時刻t+Δtにおけ
る視野中心位置(Xt+Δt、Yt+Δt)を記憶する
(t+Δt)-レジスタ、303はしきい値Tを記憶す
るためのしきい値レジスタ、304は判定器である。
(実施例)2の映像表示装置の概略構成を示すブロック
構成図であり、301は時刻tにおける視野中心位置
(Xt、Yt)を記憶するt-レジスタ、302は時刻
tよりも一定時刻間隔Δtだけ後の時刻t+Δtにおけ
る視野中心位置(Xt+Δt、Yt+Δt)を記憶する
(t+Δt)-レジスタ、303はしきい値Tを記憶す
るためのしきい値レジスタ、304は判定器である。
【0029】本実施形態(実施例)2の映像表示装置を
動作するには、まず、しきい値レジスタ303にしきい
値Tを格納しておく。視野中心位置は一定の時刻間隔
(ここでは一般性を損なうことなくこれをΔtとおく)
でコンピュータ203から送られ、時刻tにおける視野
中心位置(Xt、Yt)はt-レジスタ301に、時刻
t+Δtにおける視野中心位置(Xt+Δt、Yt+Δ
t)は(t+Δt)-レジスタ302に格納され、これ
らは時刻とともに順次更新されるものとする。
動作するには、まず、しきい値レジスタ303にしきい
値Tを格納しておく。視野中心位置は一定の時刻間隔
(ここでは一般性を損なうことなくこれをΔtとおく)
でコンピュータ203から送られ、時刻tにおける視野
中心位置(Xt、Yt)はt-レジスタ301に、時刻
t+Δtにおける視野中心位置(Xt+Δt、Yt+Δ
t)は(t+Δt)-レジスタ302に格納され、これ
らは時刻とともに順次更新されるものとする。
【0030】そこで、各時刻(時刻t)において、判定
器304により視野中心の移動量を求め、それがしきい
値レジスタ303内のしきい値Tよりも小さいか否かを
求める。例えば以下の判定を行い、その結果をコンピュ
ータ203に返す。
器304により視野中心の移動量を求め、それがしきい
値レジスタ303内のしきい値Tよりも小さいか否かを
求める。例えば以下の判定を行い、その結果をコンピュ
ータ203に返す。
【0031】なお、以上では、わかりやすさのため、個
別の要素を用いて説明したが、実際の装置を構成する場
合はこれらをすべてコンピュータ(前記コンピュータ2
03自身でもよい)を用いて実現することが可能であ
る。
別の要素を用いて説明したが、実際の装置を構成する場
合はこれらをすべてコンピュータ(前記コンピュータ2
03自身でもよい)を用いて実現することが可能であ
る。
【0032】Max{(Xt-Xt+Δt),(Yt-Y
t+Δt)}<Tならば、視野中心は停止中、そうでな
ければ、視野中心は移動中である。
t+Δt)}<Tならば、視野中心は停止中、そうでな
ければ、視野中心は移動中である。
【0033】そして、視野中心が停止中と判断された場
合にのみ図2で説明したように視野中心を中心とする狭
い範囲でのみ高精細映像生成演算器205(図2)を用
いて高精細な映像を生成し、これをディスプレイメモリ
202に書き込む。
合にのみ図2で説明したように視野中心を中心とする狭
い範囲でのみ高精細映像生成演算器205(図2)を用
いて高精細な映像を生成し、これをディスプレイメモリ
202に書き込む。
【0034】(実施形態3)図4は本発明の実施形態
(実施例)3の映像表示装置の概略構成を示すブロック
構成図であり、右眼と左眼の各々について図1で説明し
た手段を使用することによって両眼への映像表示を行
う。右眼の系統にR、左眼の系統にLをつけて表示して
あるが、左右各々の動作は基本的に図1の場合と同様で
ある。
(実施例)3の映像表示装置の概略構成を示すブロック
構成図であり、右眼と左眼の各々について図1で説明し
た手段を使用することによって両眼への映像表示を行
う。右眼の系統にR、左眼の系統にLをつけて表示して
あるが、左右各々の動作は基本的に図1の場合と同様で
ある。
【0035】また、この両眼表示を、視線検出手段を組
み込んだヘッドマウントディスプレイを構成することに
よって実現できる。
み込んだヘッドマウントディスプレイを構成することに
よって実現できる。
【0036】本実施形態(実施例)3の映像表示装置の
動作は、前記実施形態1の動作と同じであるので、ここ
ではその説明を省略する。
動作は、前記実施形態1の動作と同じであるので、ここ
ではその説明を省略する。
【0037】(実施形態4)本実施形態(実施例)4の
映像表示装置は、複数の視線検出手段を使用して複数人
の視線検出をそれぞれ行い、各人の視野中心付近のみを
高精細に表示するものである。この場合は、図2で説明
したディスプレイ201とディスプレイメモリ202を
共通化することになる。他の動作は前述した実施形態1
の動作と同様である。
映像表示装置は、複数の視線検出手段を使用して複数人
の視線検出をそれぞれ行い、各人の視野中心付近のみを
高精細に表示するものである。この場合は、図2で説明
したディスプレイ201とディスプレイメモリ202を
共通化することになる。他の動作は前述した実施形態1
の動作と同様である。
【0038】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0039】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なもの概要を簡単に説明すれば以下のとおりである。
的なもの概要を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0040】本発明によれば、通常のCG映像生成手段
を使用して、人間の視覚にとって等価的に非常に極めて
高い解像度と再現性を有する映像を高速で表示すること
ができる。これにより、優れた仮想現実を実現すること
ができる。
を使用して、人間の視覚にとって等価的に非常に極めて
高い解像度と再現性を有する映像を高速で表示すること
ができる。これにより、優れた仮想現実を実現すること
ができる。
【図1】本発明の実施形態(実施例)1の映像表示装置
の概略構成を示すブロック構成図である。
の概略構成を示すブロック構成図である。
【図2】本実施形態の映像生成手段の概略構成を示すブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図3】本発明の実施形態(実施例)2の映像表示装置
の概略構成を示すブロック構成図である。
の概略構成を示すブロック構成図である。
【図4】本発明の実施形態(実施例)3の映像表示装置
の概略構成を示すブロック構成図である。
の概略構成を示すブロック構成図である。
101…人間の眼球、102…眼球方向検出手段、10
3…は映像生成手段、104…ハーフミラー、201…
ディスプレイ、202…ディスプレイメモリ、203…
コンピュータ、204…標準映像生成演算器、205…
高精細映像生成演算器、301…t-レジスタ、302
…(t+Δt)-レジスタ、303…しきい値レジス
タ、304…判定器。
3…は映像生成手段、104…ハーフミラー、201…
ディスプレイ、202…ディスプレイメモリ、203…
コンピュータ、204…標準映像生成演算器、205…
高精細映像生成演算器、301…t-レジスタ、302
…(t+Δt)-レジスタ、303…しきい値レジス
タ、304…判定器。
Claims (8)
- 【請求項1】 精細な映像を高速で生成して表示する映
像表示方法であって、表示すべき映像全体にわたって通
常の精度で映像の生成を行い、眼球方向検出手段を用い
て視線を連続的に検出し、各瞬間の視野の中心が前記映
像上のどの位置に相当するかを計算し、その計算の結果
に基づいて当該視野の中心付近の映像を、表示画素数を
多くする高解像度と表示色の数や階調を多くする高再現
性のうち少なくとも1つを用いて生成することを特徴と
する映像表示方法。 - 【請求項2】 前記視野の中心付近以外の映像部分は通
常もしくは低い解像度、又は通常もしくは低い再現性で
生成することを特徴とする請求項1に記載される映像表
示方法。 - 【請求項3】 精細な映像を高速で生成して表示する映
像表示装置であって、眼球の方向を検出する眼球方向検
出手段と、該眼球方向検出手段からの出力に基づいて、
前記視野の中心付近に相当する映像の一部分を、表示画
素数を多くする高解像度と表示色の数や階調を多くする
高再現性のうち少なくとも1つを用いて生成する映像生
成手段とを備えることを特徴とする映像表示装置。 - 【請求項4】 精細な映像を高速で生成して表示する映
像表示装置であって、複数人の眼球方向を検出する複数
人眼球方向検出手段と、該複数人眼球方向検出手段から
の出力に基づいて、映像の複数人の視野の中心付近に相
当する複数の部分を、表示画素数を多くする高解像度と
表示色の数や階調を多くする高再現性のうち少なくとも
1つを用いて生成する映像生成手段とを備えることを特
徴とする映像表示装置。 - 【請求項5】 前記映像生成手段は、前記生成した映像
の一部分以外の映像部分は通常もしくは低い解像度、又
は通常もしくは低い再現性で生成することを特徴とする
請求項3又は4に記載される映像表示装置。 - 【請求項6】 前記映像の一部分は、眼球動作が一時的
に静止したかあるいは眼球の動作速度があるしきい値よ
りも遅くなる時の視野の中心付近に相当する部分とする
ことを特徴とする請求項3乃至5のうちいずれか1項に
記載される映像表示装置。 - 【請求項7】 両眼についてそれぞれ前記眼球方向検出
手段と前記映像生成手段とを備えることを特徴とする請
求項3乃至6のうちいずれか1項に記載される映像表示
装置。 - 【請求項8】 前記眼球方向検出手段を組み込んだヘッ
ドマウントディスプレイを備えることを特徴とする請求
項3乃至7のうちいずれか1項に記載される映像表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8121202A JPH09305156A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 映像表示方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8121202A JPH09305156A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 映像表示方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09305156A true JPH09305156A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14805400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8121202A Pending JPH09305156A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 映像表示方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09305156A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-05-16 JP JP8121202A patent/JPH09305156A/ja active Pending
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