JPH09304754A - ノートブックコンピューターの表示ユニット - Google Patents

ノートブックコンピューターの表示ユニット

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Publication number
JPH09304754A
JPH09304754A JP8120081A JP12008196A JPH09304754A JP H09304754 A JPH09304754 A JP H09304754A JP 8120081 A JP8120081 A JP 8120081A JP 12008196 A JP12008196 A JP 12008196A JP H09304754 A JPH09304754 A JP H09304754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positioning
display
frame
display module
liquid crystal
Prior art date
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Pending
Application number
JP8120081A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Uchida
俊昭 内田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP8120081A priority Critical patent/JPH09304754A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上ハウジングの開口部に対する液晶セルの表
示部の片寄りや、傾きを低減する表示ユニットを提供す
ること。 【解決手段】 液晶表示モジュール2のフレーム15に
は、液晶表示モジュール2の組立て時に、液晶セル9の
端部を位置決めするための組み立て治具30の位置決め
ピン30a、30bを挿入する位置決め穴15h、15
iを有し、下ハウジング7には位置決め穴15h、15
iと嵌合する位置決めボス7i、7jが設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノートブックコン
ピューターの表示ユニットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノートブックコンピューターにおいて
は、近年小型や低消費電力化が進み、表示モジュールと
して液晶表示モジュールを使用することが一般的になっ
てきている。
【0003】この液晶表示モジュールが組込まれる表示
ユニットは、液晶表示モジュールを振動や衝撃、さらに
使用者の操作などにより加わる力から保護するため充分
な機械的強度を有するばかりでなく、液晶表示モジュー
ルの表示部(以下液晶表示モジュールの構成部品である
液晶セルの表示部と記載する)を正確に位置決めし、表
示部の片寄りと、傾きが無く、外観品質を向上させるた
めの構造も求められている。
【0004】液晶表示モジュールを使用したノートブッ
クコンピューターの表示ユニットにおいて、現在採用さ
れている一般的な構造を図面に基づいて説明する。図9
は表示ユニットを示す平面図であり、図10 は図9の
I−I線における断面を示す断面図である。図9は上ハ
ウジング6を透視して表し、図10は図を90°回転し
て配置している。
【0005】図9と図10とに示すように表示ユニット
1は、液晶表示モジュール2と、この液晶表示モジュー
ル2の冷陰極管を点灯するためのインバータ3と、液晶
表示モジュール2とノートブックコンピューターの本体
回路を接続するフレキシブル基板からなる接続部材4
と、冷陰極管用インバータ3とノートブックコンピュー
ターの本体回路を接続するフレキシブル基板からなる接
続部材5とを有する。さらに、これらすべての部品を固
定し、保護するためのプラスチックスからなる上ハウジ
ング6と下ハウジング7と、表示ユニット1を回転保持
するためのヒンジ8aとヒンジ8bとを備えている。
【0006】はじめに、液晶表示モジュールの構造につ
いて、現在最も広く採用されている薄膜トランジスタ
(TFT)をスイッチング素子として用いる液晶表示モ
ジュールを例にし、図9と図10に加え、図11と図1
2を用いて説明する。図11はTFT表示方式の液晶表
示モジュールの表示部側の組込み状態を示す斜視図であ
り、図12はバックライト側の組込み状態を裏面から見
た斜視図である。
【0007】まずはじめに表示部側の組込み状態を説明
する。図11で示すように、TFTアレイと液晶とカラ
ーフィルターと偏光板とによって構成される液晶セル9
は、複数のX駆動用半導体装置(以下ICと記載する)
10aとY駆動用IC10bと、複数のTAB実装基板
11aとTAB実装基板11bとにより接続されてい
る。TAB実装基板とは、フレキシブルなテープ状の基
板に直接ICチップを実装したもので、その手法であり
Tape Automated Bondingの略か
らTAB実装基板と呼ばれている。
【0008】TAB実装基板11aと11bは、さらに
X駆動用回路基板14aとY駆動用回路基板14bに接
続され、これらX駆動用回路基板14aとY駆動用回路
基板14b上にハンダ付けされたコネクター12aとコ
ネクター12bと、フレキシブル基板からなる接続部材
13aと接続部材13bを介して制御回路基板14cと
接続されている。
【0009】図9から図11で示すように、液晶セル9
と、TAB実装基板11aとTAB実装基板11bと、
X駆動用回路基板14aとY駆動用回路基板14bと、
制御回路基板14cはプラスチックスからなるフレーム
15に保持されている。
【0010】液晶セル9は、押さえゴム16a〜16c
を介し、薄板の金属をプレス加工して形成した金属フレ
ーム17によりフレーム15に固定されている。金属フ
レーム17には液晶セル9の表示部9aより各辺2mm
から3mm(d1+d2)大きな矩形の開口部17aが
設けられている。ここで表示部9aは液晶セル9に記し
ている2点鎖線の内側領域を示す。
【0011】フレーム15には液晶セル9を位置決めす
るため4カ所の突起状の位置決め部15a〜15dが一
体成形され設けられている。液晶セル9とフレーム15
の位置決め部15a〜15dには各々の形状公差と組込
み性を考慮し、0.3mm程度の隙間s1が設けられて
いる。
【0012】図11で示すように、フレーム15と金属
フレーム17との位置決めは、フレーム15の外形と金
属フレーム17の4辺の側面部17b〜17eの内側と
で行っている。図10で示すように、プラスチックフレ
ーム15の外形と金属フレーム17の側面部17cの内
側には、それぞれの形状公差と組込み性を考慮して、
0.3mm程度の隙間s2が設けられている。
【0013】金属フレーム17の固定は図11に示すよ
うに、フレーム15に設けられた複数のネジ穴15gに
複数のネジ18で固定する方法が一般的である。
【0014】一方、バックライト側は図10と図12で
示すように、レンズシート19と、拡散板20と、導光
板21は、フレーム15の内側に位置決め積層されて組
込まれている。そして導光板21はレンズシート19と
拡散板20とを保持し、2箇所に設けるフック15eと
15fと2本のネジ18によりフレーム15に固定され
ている。
【0015】導光板21の入光部21aには、冷陰極管
22の光を入光部21aに集光するための反射シート2
3が接着により取り付けられている。さらに反射シート
23は冷陰極管22を巻き込むように組込まれることに
より、冷陰極管22の光を入光部21aに集光する。冷
陰極管22はフレーム15に位置決めされ組込まれ、金
属の薄板からなる冷陰極管カバー24により固定されて
いる。冷陰極管カバー24は2本のネジ18によりフレ
ーム15に固定されている。
【0016】つぎに液晶表示モジュールの下ハウジング
7への組込み構造を説明する。図9と図10で示すよう
に、プラスチックスからなる下ハウジング7には液晶表
示モジュール2を位置決めするための複数の位置決めリ
ブ7a〜7hが一体成形されて設けられている。
【0017】液晶表示モジュール2は、位置決めリブ7
a〜7hにより金属フレーム17の4辺の側面部17b
〜17eの外側の位置が規制されることにより下ハウジ
ング7に位置決めされる。さらに、液晶表示モジュール
2には金属フレーム17とフレーム15に貫通して設け
られたネジ穴を有する固定部2a〜2dが設けられてい
る。液晶表示モジュール2は、固定部2a〜2dが複数
のネジ18により、図示は省略するが、下ハウジング7
に熱圧入されたインサートネジにネジ止めされることに
より下ハウジング7に固定される。
【0018】金属フレーム17の側面部17b〜17e
の外側と下ハウジング7の位置決めリブ7a〜7hとの
間には各々の形状公差と組込み性を考慮し、0.3mm
程度の隙間s3が設けられている。
【0019】上ハウジング6と下ハウジング7には複数
のフック25a〜25nが一体に形成されており、上ハ
ウジング6は、フック25a〜25nと、図示は省略す
るが複数のネジにより下ハウジング7に位置決めされ、
固定されている。
【0020】上ハウジング6には液晶セル9の表示部9
aより1mmから2mm大きな矩形の開口部6aが設け
られ、使用者はこの開口部6aより表示部9aに表示さ
れる情報を見ることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た表示ユニットの構造においては、液晶セル9とフレー
ム15と金属フレーム17と下ハウジング7と上ハウジ
ング6と、液晶セル9の表示部9aと上ハウジング6の
開口部6aの位置決めに係わる構成部品が複数ある。
【0022】このため、上ハウジング6の開口部6aに
対する液晶セル9の表示部9aの位置精度は部品公差が
累積し、低下する。また、図10に示すように各部品間
には部品公差を考慮した隙間s1〜s3が設けられてい
るため、組込み時の組立て公差も位置精度を低下させ
る。
【0023】とくに、金属フレームの側面部17cと下
ハウジング7の位置決めリブ7a〜7hとの隙間s3に
より、液晶表示モジュール2は、下ハウジング7にネジ
止めする際の回転トルクにより回転方向に動き、位置精
度が著しく低下する。上述した複数の要因により、上ハ
ウジング6の開口部6aに対し、液晶セル9の表示部9
aの片寄りや傾きが生じて、外観品質が低下する。
【0024】さらに近年表示部の大型化が進むなかで、
ノートブックコンピューターの外形サイズはA4、ある
いはアメリカンレターサイズに限定されている。このた
め液晶表示モジュールにも外形サイズの小型化が要求さ
れ、金属フレームと表示部との間隔d1+d2は従来の
3mm前後から2mm以下と小さくなってきており、図
9、図10に示される上ハウジング6の開口部6aと液
晶セル9の表示部9aとの間隔d1も1mm以下と小さ
くなってきている。
【0025】この結果、上ハウジング6の開口部6aと
液晶セルの表示部9aに位置ずれがあると、表示部9a
の片寄りや、傾きが視覚的に強調され、外観品質が著し
く低下するばかりでなく、最悪の場合表示部9aが上ハ
ウジング6の下に隠れ、機能的な不具合を生じさせる。
【0026】そこで本発明の目的は、上記課題点を解決
して、上ハウジングの開口部と液晶セルの表示部との位
置精度を向上させ、外観品質の優れた表示ユニットを提
供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のノートブックコンピューターの表示ユニッ
トは、下記記載の構成を採用する。
【0028】本発明のノートブックコンピューターの表
示ユニットは、表示セルと、表示セルを保持するフレー
ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
の表示ユニットであって、フレームは位置決めピンを挿
入する位置決め穴を有し、表示モジュールが組込まれる
下ハウジングには組立治具の位置決め穴と嵌合する位置
決めボスを設け、 表示モジュールを組立てるときは、
表示セルの外形を位置決めするための位置決めピンを有
する組立治具を用いて行うことを特徴とする。
【0029】本発明のノートブックコンピューターの表
示ユニットは、表示セルと、表示セルを保持するフレー
ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
の表示ユニットであって、フレームは位置決めピンを挿
入する1つのX方向位置決め穴と2つのY方向位置決め
穴とからなる位置決め穴を有し、表示モジュールが組込
まれる下ハウジングには組立治具の位置決め穴と嵌合す
る位置決めボスを設け、表示モジュールを組立てるとき
は、表示セルの外形を位置決めするための位置決めピン
を有する組立治具を用いて行うことを特徴とする。
【0030】本発明のノートブックコンピューターの表
示ユニットは、表示セルと、表示セルを保持するフレー
ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
の表示ユニットであって、フレームは位置決めピンを挿
入する1つのX方向位置決め穴と2つのY方向位置決め
穴とからなる位置決め穴を有し、表示モジュールが組込
まれる下ハウジングには組立治具の位置決め穴と嵌合す
る位置決めボスを設け、X方向位置決め穴は表示セルの
外形の短辺に設け、Y方向位置決め穴は表示セルの外形
の長辺に設け、表示モジュールを組立てるときは、表示
セルの外形を位置決めするための位置決めピンを有する
組立治具を用いて行うことを特徴とする。
【0031】本発明のノートブックコンピューターの表
示ユニットは、表示セルと、表示セルを保持するフレー
ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
の表示ユニットであって、フレームは位置決めピンを挿
入する位置決め穴を有し、表示モジュールが組込まれる
下ハウジングには組立治具の位置決め穴と嵌合する位置
決めボスを設け、 位置決め穴はX方向位置決め穴とY
方向位置決め穴とからなり、真円形状の穴と長円形状の
穴とで構成し、表示モジュールを組立てるときは、表示
セルの外形を位置決めするための位置決めピンを有する
組立治具を用いて行うことを特徴とする。
【0032】本発明のノートブックコンピューターの表
示ユニットは、表示セルと、表示セルを保持するフレー
ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
の表示ユニットであって、フレームは位置決めピンを挿
入する位置決め穴を有し、表示モジュールが組込まれる
下ハウジングには組立治具の位置決め穴と嵌合する位置
決めボスを設け、 位置決め穴は表示セルの外形の短辺
に設けるX方向位置決め穴と表示セルの外形の長辺に設
けるY方向位置決め穴とからなり、表示モジュールを組
立てるときは、表示セルの外形を位置決めするための位
置決めピンを有する組立治具を用いて行うことを特徴と
する。
【0033】本発明の表示ユニットにおいては、表示モ
ジュールの組立時に、表示セルの外形を位置決めするた
めの位置決めピンを有する組立治具を用い、表示モジュ
ールのフレームは位置決めピンを挿入する位置決め穴を
有し、表示モジュールが組込まれる下ハウジングには位
置決め穴と嵌合する位置決めボスが設けられている。
【0034】この構成により、従来技術では複数の部品
を介して行われ、誤差が大きかった表示セルと下ハウジ
ングの位置決めが、表示セルの外形を組立治具の位置決
めピンで位置決めし、組立治具の位置決めピンとフレー
ムの位置決め穴と、フレームの位置決め穴と下ハウジン
グの位置決めボスを嵌合させることにより精度よく行う
ことができる。
【0035】このため、下ハウジングに組込まれる上ハ
ウジングの開口部に対する表示セルの表示部の片寄りや
傾きが低減され、表示ユニットの外観品質向上に大きく
寄与する。さらに、表示モジュールを下ハウジングにネ
ジ止めする際も、ネジ位置が正確に決まるため、ネジ位
置合わせが不要となり、ネジ止め工数の削減にも寄与す
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表示ユニットを実
施するための最適な実施形態を図面に基づいて説明す
る。従来技術と同様にTFT方式の液晶表示モジュール
を使用する実施形態について説明する。図1は本発明の
実施形態における表示ユニットを示す平面図であり、図
2は表示ユニットのJ−J線における断面図であり、図
3は液晶表示モジュールの表示側を示す斜視図であり、
図4は本発明における液晶表示モジュールを組立てる際
に使用する組立治具の平面図であり、図5は組立治具に
セットされた液晶表示モジュールのK−K線における断
面図であり、図6〜図8は治具にセットされた液晶表示
モジュールの一部領域を拡大して示す図面であり、それ
ぞれ図4のA部、B部、C部に対応する。図1は上ハウ
ジングを透視して表し、図2と図5は図を90°回転し
て配置している。なお図4と図6〜図8は金属フレーム
の一部を切り欠いて図示している。
【0037】図1と図2とに示すように、表示ユニット
1は、液晶表示モジュール2と、液晶表示モジュール2
の冷陰極管を点灯するためのインバータ3と、液晶表示
モジュール2とノートブックコンピューターの本体回路
を接続するフレキシブル基板からなる接続部材4と、冷
陰極管用インバータ3とノートブックコンピューターの
本体回路を接続するフレキシブル基板からなる接続部材
5とを備える。さらにこれらすべての部品を固定し、保
護するためのプラスチックスからなる上ハウジング6と
下ハウジング7と、表示ユニット1を回転保持するため
のヒンジ8aとヒンジ8bとを有する。
【0038】はじめに、液晶表示モジュールの構造につ
いて、図1と図2に加え、図3と図12を用いて説明す
る。図3はTFT方式の液晶表示モジュールの表示部側
の組込み状態を示す斜視図であり、図12は従来技術と
同様の構造のバックライト側の組込み状態を裏面から見
た斜視図である。
【0039】まずはじめに表示部側の組込み状態を説明
する。図3で示すように、TFTアレイと、液晶と、カ
ラーフィルターと、偏光板で構成される液晶セル9は、
複数のX駆動用IC10aとY駆動用IC10bと、複
数のTAB実装基板11aと11bにより接続されてい
る。
【0040】TAB実装基板とは、フレキシブルなテー
プ状の基板に直接ICチップを実装したもので、その手
法Tape Automated Bondingの略
からTAB実装基板と呼ばれている。
【0041】TAB実装基板11aとTAB実装基板1
1bとは、さらにX駆動用回路基板14aとY駆動用回
路基板14bに接続される。これらX駆動用回路基板1
4aとY駆動用回路基板14b上にハンダ付けされたコ
ネクター12aとコネクター12bと、フレキシブル基
板からなる接続部材13aと接続部材13bを介して制
御回路基板14cと接続されている。
【0042】図1から図3に示すように、液晶セル9
と、TAB実装基板11aとTAB実装基板11bと、
X駆動用回路基板14aとY駆動用回路基板14bと、
制御回路基板14cはプラスチックスからなるフレーム
15に保持されている。
【0043】液晶セル9は、押さえゴム16a〜16c
を介し、薄板の金属をプレス加工して形成した金属フレ
ーム17によりフレーム15に固定されている。金属フ
レーム17には液晶セル9の表示部9aより各辺2mm
から3mm(d1+d2)大きな矩形の開口部17aが
設けられている。ここで表示部9aは液晶セル9に記し
ている2点鎖線の内側領域を示す。
【0044】フレーム15には、液晶表示モジュール2
を下ハウジング7に位置決めするための位置決め穴15
h、15iが設けられている。
【0045】図3に示すように、フレーム15と金属フ
レーム17との位置決めは、フレーム15の外形と金属
フレーム17の4辺の側面部17b〜17eの内側とで
行われる。
【0046】図2に示すように、プラスチックフレーム
15の外形と金属フレーム17の側面部17cの内側に
はそれぞれの形状公差と組込み性を考慮し、0.3mm
程度の隙間s2が設けられているが、後述するように液
晶セル9の表示部9aと上ハウジング6の開口部6aと
の位置決め精度には影響しない。
【0047】金属フレーム17の固定は図3に示すよう
に、フレーム15に設けられた複数のネジ穴15gにネ
ジ18で固定する手段を採用する。
【0048】一方、バックライト側は図2と図12とに
示すように、レンズシート19と拡散板20と導光板2
1とは、フレーム15の内側に位置決め積層されて組込
まれている。そして導光板21はレンズシート19と拡
散板20を保持し、2箇所のフック15eとフック15
fと2本のネジ18によりフレーム15に固定されてい
る。
【0049】導光板21の入光部21aには、冷陰極管
22の光を入光部21aに集光するための反射シート2
3が接着により取り付けられている。反射シート23は
冷陰極管22を巻き込むように組込まれることによっ
て、冷陰極管22の光を入光部21aに集光する。冷陰
極管22はフレーム15に位置決めされ組込まれ、金属
の薄板からなる冷陰極管カバー24により固定されてい
る。冷陰極管カバー24は2本のネジ18によりフレー
ム15に固定されている。
【0050】つぎに液晶表示モジュールの組立方法を、
図4〜図8を用い説明する。液晶表示モジュール2の組
立てには組立治具30を使用する。組立治具30は、液
晶表示モジュール2を保持する平板と、液晶セル9の外
形を位置決めするためのY方向位置決めピン30aとY
方向位置決めピン30bとX方向位置決めピン30cか
らなる。
【0051】Y方向位置決めピン30aとY方向位置決
めピン30bとは、液晶セル9の下部長辺の左右両端に
設け、X方向位置決めピンは30cは液晶セル9の右側
短辺の上端の位置に設けている。
【0052】組立治具30に、あらかじめバックライト
を構成する部品が組込まれたフレーム15をセットす
る。このとき、Y方向位置決めピン30a、30bをフ
レーム15のY方向位置決め穴15h、15iに挿入す
る。フレーム15の左下領域に設ける位置決め穴30a
は真円形状とし、右下領域に設けるY方向位置決めピン
30bはY方向のみ嵌合する長穴形状とする。
【0053】このようにY方向位置決め穴30aは、真
円形状であるため、フレーム15のX方向も規制する働
きを有している。X方向位置決めピン30cに対して
は、フレーム15に、X方向位置決めピンの外径よりも
充分に大きな穴15iが設けられている。このために、
X方向位置決めピンはフレーム5の位置決めには関与し
ない。
【0054】つぎにY方向位置決めピン30a、30b
に液晶セル9の下部長辺の外形を、X方向位置決めピン
30cに液晶セル9の右側短辺の外形を当てて位置決め
し、液晶セル9を組込む。
【0055】つぎに金属フレーム17をフレーム15に
組込み、複数のネジ18によりフレーム15に固定す
る。このとき、液晶セル9の上ガラスにあらかじめ両面
粘着テープなどで貼られていた押さえゴム16a〜16
cの反力により液晶セル9は、フレーム15に固定され
る。これにより液晶セル9はフレーム15に正確に位置
決め固定することができる。
【0056】つぎに組立方法により完成した液晶表示モ
ジュール2の下ハウジング7への組込構造を説明する。
図1と図2に示すように、下ハウジング7の下部左右両
端には一体成形された位置決めボス7i、7jが設けら
れている。この位置決めボス7i、7jに対し、フレー
ム15のY方向位置決め穴15h、15iを嵌合させて
組込むことによりフレーム15と下ハウジング7の位置
決めが精度良く行われる。
【0057】金属フレーム17には下ハウジング7の位
置決めボス7i、7jが見えるように穴17f、17g
が設けられ、組込み性を向上させている。その後、上ハ
ウジング6を、複数のフック25a〜25nと、図示は
省略するが、複数のネジにより下ハウジング7に位置決
めして、固定する。
【0058】本発明の実施形態では液晶表示モジュール
のX方向にハウジングの位置決めボスを設けているが、
ノートブックコンピューターに一般的に使用されている
長短辺比が640:480程度の液晶表示モジュールで
は、Y方向に位置決めボスを設けても充分な効果が期待
できる。
【0059】本発明はTFT表示方式の液晶表示モジュ
ールに限らず、DSTNなど他のタイプの液晶表示モジ
ュールを使用した表示ユニットに適用できるだけでな
く、プラズマディスプレイや有機ELディスプレイな
ど、バックライトを必要としない自発光タイプのフラッ
トパネルディスプレイを使用した表示ユニットにも応用
できる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の表示ユニットにおいては、液晶表示モジュールの組立
時に、液晶セルの外形を位置決めする位置決めピンを有
した組立治具を使用し、フレームに位置決め穴と下ハウ
ジングに位置決めボスを追加するだけで、下ハウジング
に対する液晶セルの位置決め精度を高め、上ハウジング
の開口部に対する液晶セルの表示部の片寄りや、傾きを
低減し、表示ユニットの外観品質向上に大きく寄与する
ものである。
【0061】さらに液晶表示モジュールを下ハウジング
にネジ止めする際も、ネジ位置が正確に決まるため、ネ
ジ位置合わせが不要となり、ネジ止め工数の削減にも寄
与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるノートブックコンピ
ューターの表示ユニットを示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるノートブックコンピ
ューターの表示ユニットの一部領域を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の実施形態における液晶表示モジュール
の表示部を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態における液晶表示モジュール
と組立て治具を示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態における液晶表示モジュール
と組立て治具の一部領域を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態における液晶表示モジュール
と組立て治具との一部領域を拡大して示す平面図であ
る。
【図7】本発明の実施形態における液晶表示モジュール
と組立て治具との一部領域を拡大して示す平面図であ
る。
【図8】本発明の実施形態における液晶表示モジュール
と組立て治具との一部領域を拡大して示す平面図であ
る。
【図9】従来技術におけるノートブックコンピューター
の表示ユニットを示す平面図である。
【図10】従来技術におけるノートブックコンピュータ
ーの表示ユニットを示す部分断面図である。
【図11】従来技術における液晶表示モジュールの表示
部を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施形態と従来技術における液晶表
示モジュールのバックライト部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 表示ユニット 2 液晶表示モジュール 6 上ハウジング 7 下ハウジング 7i、7j 位置決めボス 9 液晶セル 15 フレーム 15h、15i 位置決め穴 17 金属フレーム 30 組立て治具 30a、30b、30c 位置決めピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示セルと、表示セルを保持するフレー
    ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
    ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
    グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
    の表示ユニットであって、 フレームは位置決めピンを挿入する位置決め穴を有し、
    表示モジュールが組込まれる下ハウジングには組立治具
    の位置決め穴と嵌合する位置決めボスを設け、 表示モジュールを組立てるときは、表示セルの外形を位
    置決めするための位置決めピンを有する組立治具を用い
    て行うことを特徴とするノートブックコンピューターの
    表示ユニット。
  2. 【請求項2】 表示セルと、表示セルを保持するフレー
    ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
    ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
    グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
    の表示ユニットであって、 フレームは位置決めピンを挿入する1つのX方向位置決
    め穴と2つのY方向位置決め穴とからなる位置決め穴を
    有し、表示モジュールが組込まれる下ハウジングには組
    立治具の位置決め穴と嵌合する位置決めボスを設け、 表示モジュールを組立てるときは、表示セルの外形を位
    置決めするための位置決めピンを有する組立治具を用い
    て行うことを特徴とするノートブックコンピューターの
    表示ユニット。
  3. 【請求項3】 表示セルと、表示セルを保持するフレー
    ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
    ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
    グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
    の表示ユニットであって、 フレームは位置決めピンを挿入する1つのX方向位置決
    め穴と2つのY方向位置決め穴とからなる位置決め穴を
    有し、表示モジュールが組込まれる下ハウジングには組
    立治具の位置決め穴と嵌合する位置決めボスを設け、 X方向位置決め穴は表示セルの外形の短辺にに設け、Y
    方向位置決め穴は表示セルの外形の長辺に設け、 表示モジュールを組立てるときは、表示セルの外形を位
    置決めするための位置決めピンを有する組立治具を用い
    て行うことを特徴とするノートブックコンピューターの
    表示ユニット。
  4. 【請求項4】 表示セルと、表示セルを保持するフレー
    ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
    ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
    グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
    の表示ユニットであって、 フレームは位置決めピンを挿入する位置決め穴を有し、
    表示モジュールが組込まれる下ハウジングには組立治具
    の位置決め穴と嵌合する位置決めボスを設け、 位置決め穴はX方向位置決め穴とY方向位置決め穴とか
    らなり、真円形状の穴と長円形状の穴とで構成し、 表示モジュールを組立てるときは、表示セルの外形を位
    置決めするための位置決めピンを有する組立治具を用い
    て行うことを特徴とするノートブックコンピューターの
    表示ユニット。
  5. 【請求項5】 表示セルと、表示セルを保持するフレー
    ムと、表示セルを固定する金属フレームからなる表示モ
    ジュールと、表示モジュールが組み込まれる下ハウジン
    グと上ハウジングからなるノートブックコンピューター
    の表示ユニットであって、 フレームは位置決めピンを挿入する位置決め穴を有し、
    表示モジュールが組込まれる下ハウジングには組立治具
    の位置決め穴と嵌合する位置決めボスを設け、 位置決め穴は表示セルの外形の短辺に設けるX方向位置
    決め穴と表示セルの外形の長辺に設けるY方向位置決め
    穴とからなり、 表示モジュールを組立てるときは、表示セルの外形を位
    置決めするための位置決めピンを有する組立治具を用い
    て行うことを特徴とするノートブックコンピューターの
    表示ユニット。
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