JPH09304190A - ナトリウム漏洩防止温度計 - Google Patents

ナトリウム漏洩防止温度計

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JPH09304190A
JPH09304190A JP8116173A JP11617396A JPH09304190A JP H09304190 A JPH09304190 A JP H09304190A JP 8116173 A JP8116173 A JP 8116173A JP 11617396 A JP11617396 A JP 11617396A JP H09304190 A JPH09304190 A JP H09304190A
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Ichiji Yamanaka
一司 山中
Hitoshi Takahashi
等 高橋
Sadao Mizuno
貞男 水野
Yasuo Tate
靖雄 舘
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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 液体ナトリウムを流通させる配管設備に設置
されたナトリウム温度計に係り、特に液体ナトリウムが
温度計を流通して外部に漏れるのを防ぐのに好適なナト
リウム漏洩防止温度計の提供。 【解決手段】 ウエル部2の配管内に位置している部分
が何等かの原因で破損すると、配管内の液体ナトリウム
がウエル部2に侵入しようとするが、ニップル部5内に
おいて液体ナトリウムがベローズ11から端子格納部7
側に侵入することがなく、しかもベローズ11よりウエ
ル部2寄りの位置にナトリウム検出器12が設けられて
いるので、該検出器12が、ニップル部5に侵入した液
体ナトリウムの存在を検出すると、回路13を介し検出
信号が送信されるので、ナトリウムが温度計に侵入した
ことがわかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体ナトリウムを
流通させる配管設備に設置されたナトリウム温度計に係
り、特に液体ナトリウムが温度計を流通して外部に漏れ
るのを防ぐのに好適なナトリウム漏洩防止温度計に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力プラントの高速炉には炉
心内部で発生する高熱を冷却するため、液体ナトリウム
が流通するように配管されており、その配管にはナトリ
ウムの温度を測定する温度計が設置されている。
【0003】このようなナトリウム温度計は、図7に示
すように、内部に測定部26を有する温度計本体21
と、該本体21に装着された端子格納部27とを備えて
構成されている。
【0004】温度計本体21は、ウエル部22,連結管
23,ソケット部24,ニップル部25が順次連結され
て形成されている。ウエル部22は先端が塞がれると共
に、他端部が開口された筒形をなしており、その他端部
に連結管23を介しウエルソケット部24が連結され、
該ソケット部24にニップル部25の一端が取付けられ
て温度計本体21が形成される。端子格納部27はニッ
プル部25の他端に取付けられており、内部に端子板2
8と、端子板28及び測定部26間を接続する配線9
と、端子板28からの信号を外部に引き出す配線(図示
せず)とが設けられている。
【0005】そして、温度計本体21のウエル部22が
図示しない配管に対し、突き刺すような状態で取付けら
れ、配管を流通する液体ナトリウムの熱がウエル部22
を介し測定部26の先端部に伝達して測定され、該測定
部26の測定信号が端子格納部27の端子板28を介し
外部に引き出されるようにしている。この場合、測定部
26の測定感度を高めるため、ニップル部25内に設け
られたスプリング29のばね力により、測定部26の先
端がウエル部22の先端部に当接するように付勢されて
いる。
【0006】一方、図示しない配管の周囲には保温材が
設けられている。また、配管からナトリウムが漏洩した
場合に備え、配管と保温材との間には図示しないナトリ
ウム検出手段等が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に示す
従来技術のナトリウム温度計は、温度計本体21が破損
した場合、配管内を流通する液体ナトリウムが漏洩して
しまうことについて配慮されていない問題がある。
【0008】即ち、従来技術では、温度計本体21にお
いて配管に設置されたウエル部22の先端部分が何等か
の原因で破損した場合、配管内を流通している液体ナト
リウムが図7に示す矢印の如く温度計本体21と測定部
26との間の内部、即ち、ウエル部22の内部から連結
管23,ソケット部24,ニップル部25を経て端子格
納部27に侵入し、該端子格納部27から外部に漏れて
しまう問題がある。外部に漏れた液体ナトリウムは、雰
囲気中に設置された検出手段(図示せず)で検出される
が、漏れてしまってからの検出では大事故を招くおそれ
がある。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、液体ナトリウムが内部に侵入してきても、該ナト
リウムが外部に漏出するのを確実に防止することができ
るナトリウム漏洩防止温度計を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のナトリウム漏洩
防止温度計においては、液体ナトリウムを流通させる配
管に突き刺すように取付けられ、内部に配管内の液体ナ
トリウムの温度を測定する測定部を有する温度計であっ
て、内部に侵入した液体ナトリウムを検出する検出手段
と、内部に侵入した液体ナトリウムが外部に漏れるのを
防ぐ漏洩手段とを有するものである。
【0011】本発明では、温度計が配管に設置されてい
るとき、その配管内に位置している温度計の部分が何等
かの原因で破損すると、配管内の液体ナトリウムが温度
計の内部に侵入するので、温度計の内部を経て外部に漏
洩しようとする。しかし上述の如く、内部に侵入した液
体ナトリウムを検出する検出手段と、内部に侵入した液
体ナトリウムが外部に漏れるのを防ぐ漏洩手段とを有し
て構成されているので、漏洩手段により温度計の内部か
らが外部に漏洩することがない。しかも、検出手段が内
部に侵入した液体ナトリウムの存在を検出すると、ナト
リウムが温度計内部に侵入したことがわかる。
【0012】従って、ナトリウム漏洩防止温度計は、温
度計の破損等により内部に液体ナトリウムが侵入して
も、漏洩手段により液体ナトリウムが外部に漏洩するの
を確実に防ぐことができ、しかもナトリウム検出手段に
より検出できるので、迅速に対処することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図6により説明する。図1は本発明によるナトリウム漏
洩防止温度計の第一の実施例を示す説明用断面図であ
る。この実施例では、図1に示すように、温度計本体1
と、該本体1に取付けられた端子格納部7とを備えて構
成されている。
【0014】温度計本体1は詳細に図示していないが、
先端が塞がれると共に、他端部が開口された筒形をなす
ウエル部2と、ウエル部2に一端が連結された連結管3
と、連結管3の他端に連結されたソケット部4と、ソケ
ット4に一端部が連結されたニップル部5とを有して形
成されている。そして、ウエル部2,連結管3,ソケッ
ト部4,ニップル部5の内部に液体ナトリウムの温度を
測定する測定部6が設けられている。端子格納部7は、
ニップル部5の他端に取付けられており、内部に端子板
8と、端子板8及び測定部6間を接続する配線9と、端
子板8からの信号を外部に引き出す配線10とが設けら
れている。この点は従来技術と同様である。
【0015】実施例においては、ニップル部5内に測定
部6の先端をウエル部2の先端部に当接するように付勢
させるベローズ11が設けられている。該ベローズ11
は、液体ナトリウムに対して耐性のある材質により、例
えばステンレス製により蛇腹状に形成され、内部に測定
部を挿通した状態で一端部の周囲がニップル部5の内壁
に溶接等により固定されると共に、他端部の周囲も測定
部6に溶接等により固定されている。即ち、ベローズ1
1により、ニップル部5の内周部と測定部6の外周部と
が気密にシールされている。この場合、ベローズ11は
自身の弾性力により、測定部6の先端をウエル部2の先
端部に当接するように付勢させ、ウエル部2が図示しな
い配管に設置されたとき、配管内を流通する液体ナトリ
ウムの熱がウエル部2を介し測定部6に伝達する。従っ
て、ベローズ11は、ウエル部2から侵入した液体ナト
リウムが端子格納部7側に流出するのを防止するシール
機能と、測定部6をウエル部2に当接させるばね機能と
を有している。
【0016】また、ニップル部5にはニップル部5内に
ナトリウムが漏洩したとき、その漏洩ナトリウムを検出
し得るナトリウム検出手段が設けられている。該ナトリ
ウム検出手段は、ニップル部5においてベローズ11よ
りウエル部2寄りの位置に外部から取付けられたナトリ
ウム検出器12と、該ナトリウム検出器12が検出した
とき、それを判定して外部に送信する回路13とを有し
ている。ナトリウム検出器12は、ニップル部5の外周
部に穿設された穴5aの位置に電極が配置され、ウエル
部2側から液体ナトリウムが漏洩してきたとき、該ナト
リウムが電極に触れて電極間が短絡することにより、ナ
トリウムを検出すると共にウエル部2に異常が生じたこ
とを検出する。
【0017】実施例のナトリウム漏洩防止温度計は、上
記の如く構成よりなるので、ウエル部2が図示しない配
管に設置されているとき、ウエル部2の配管内に位置し
ている部分が何等かの原因で破損すると、配管内の液体
ナトリウムがウエル部2に侵入するので、ニップル部5
を経て外部に漏洩しようとする。
【0018】しかし上述の如く、ニップル部5の内周部
と測定部6の外周部との間にベローズ11が気密に取付
けられているので、ニップル部5内において液体ナトリ
ウムがベローズ11から端子格納部7側に侵入すること
がない。しかも、ニップル部5においてベローズ11よ
りウエル部2寄りの位置にナトリウム検出器12が設け
られているので、該検出器12が、ニップル部5に侵入
した液体ナトリウムの存在を検出すると、回路13を介
し検出信号が送信されるので、ナトリウムが温度計に侵
入したことがわかる。
【0019】従って、ナトリウム漏洩防止温度計は、ウ
エル部2の破損等により内部に液体ナトリウムが侵入し
ても、ベローズ11により液体ナトリウムがそれ以上進
出しないので、液体ナトリウムが外部に漏洩するのを確
実に防ぐことができ、しかもナトリウム検出手段により
検出できるので、迅速に対処することができる。
【0020】また、ナトリウム漏洩防止温度計は、内部
構造的にはベローズ11が設けられる一方、外部構造的
にはナトリウム検出手段が設置されただけであるので、
ナトリウム漏洩防止温度計の構成を大幅に変更する必要
がなく、従来品の一部を変更するだけで容易に製作する
ことができる。
【0021】図2は本発明によるナトリウム漏洩防止温
度計の第二の実施例を示している。この場合は、ニップ
ル部5の内周部と測定部6の外周部間にベローズ11が
設けられている他、ナトリウム検出手段のナトリウム検
出器12が端子板8に接続されると共に、該端子板8か
ら検出用配線14が外部に接続されている。
【0022】そのため、端子格納部7にはナトリウム検
出器12の信号線12aを導入する導入孔7aが設けら
れる一方、端子板8にはその信号線12aを接続すると
共に検出用配線14を接続する接続部8aが増設されて
いる。なお、端子格納部7の導入孔7aには検出用配線
14を挿通したとき、端子格納部7の内部と外部とを遮
断し得るシール部材(図示せず)等を設けることが好ま
しい。さらに、検出用配線14は測定部用の配線10と
同様、端子格納部7から外部に引き出される。
【0023】この実施例によれば、ニップル部5に対す
るベローズ11とナトリウム検出器12との取付け構造
が第一の実施例の場合と同様であるので、基本的には同
様の作用効果を得ることができる。また、ナトリウム検
出器12の配線形態のみが第一の実施例と異なるだけで
あり、ナトリウム検出器12からの信号線12aが端子
板8に接続されると共に、検出用配線14が測定部用の
配線10と同様に外部に引き出されているので、配線処
理を一体化させることができ、それだけ配線作業の簡略
化を図ることもできる。
【0024】図3は本発明による第三の実施例を示して
いる。実施例を述べる前に、端子格納部7について述べ
ると、該端子格納部7は、端子板8を有する格納本体7
Aと、この格納本体7Aに装着される格納ヘッド7Bと
を有している。そして、配管に温度計本体1を取付けた
とき、ニップル部5に格納本体7Aが組付けられる一
方、格納本体7Aに対し格納ヘッド7Bが装着されると
共に、配線用のフレキシブルホース16の締結部17が
組付けられるようにしている。締結部17はフレキシブ
ルホース16の一端に連結されており、本格納本体7の
コード挿通部7bに締結されることにより、格納本体7
内の配線10及び検出用配線14の双方をフレキシブル
ホース16内に導き入れるようにしている。
【0025】本実施例においては、まず、ナトリウム検
出器12が端子格納部7内の端子板8自体に設けられて
いる。また、端子格納部7においては、格納本体7A及
び格納ヘッド7B間と、格納本体7A及びニップル部5
間と、格納本体7Aのコード挿通部7b及びフレキシブ
ルホース部16の締結部17間とにシール手段18A〜
18Cが設けられている。
【0026】即ち、シール手段18A〜18Cは本例で
は内,外部間を遮断するため、何れもOリングからなっ
ている。そして、一方のシール18Aは、端子格納部7
の格納ヘッド7Bにおいて格納本体7Aと当接する位置
に埋設され、格納ヘッド7Bと格納本体7Aとを組み付
けたとき、両者間の組付け部分を気密にシールする。シ
ール手段18Bは、フレキシブルホース16の締結部1
7において格納本体7Aを締結する内側に埋設され、締
結部17を格納本体7Aに締結したとき、両者間の締結
部分を気密にシールする。シール手段18Cはニップル
部5において格納本体7Aと連結する位置に埋設され、
ニップル部5と格納本体7Aとを連結したとき、両者間
の連結部分を気密にシールする。
【0027】この実施例によれば、端子格納部7内にナ
トリウム検出器12が設けられ、また端子格納部7自体
がシール手段18Aにより内部と外部とでシールされる
と共に、端子格納部7とこれに取付けられるニップル部
5,フレキシブルホース16の締結部17との間がシー
ル手段18B,18Cにより気密にシールされているの
で、配管内の液体ナトリウムがウエル部2,ニップル部
5を経て端子格納部7に流入した場合、端子格納部7か
ら外部に漏洩するのを防止することができ、従って、液
体ナトリウムが温度計の内部に侵入しても、温度計の外
部に漏れるおそれがなく、またナトリウム検出器12に
よって液体ナトリウムの有無を検出できるので、温度計
内部にナトリウムが侵入したのが判る。
【0028】図4乃至図6は本発明による温度計の他の
実施例を示している。この実施例は、ナトリウム検出器
が以下のように構成されている。即ち、測定部6におい
てニップル部5内に位置する途中部分の補償導線6a,
6bが露出され、該露出した補償導線6a,6bの部分
がセラミックス部19で支持されている。補償導線6
a,6bはナトリウム温度を測定するための測定部6を
構成している。セラミックス部19は補償導線6a,6
bがニップル部5の内部空間に露出するよう切り除いて
形成されている。そして、配管内の液体ナトリウムがニ
ップル部5内に侵入し、補償導線6a,6bに触れた時
点で、図6に示す如く補償導線6a,6bによる測定温
度がT0からTLに低下すると、その低下したことが配
線10を介し図示しない監視手段で感知することによ
り、液体ナトリウムの流入を判定できるようにしてい
る。これは、測定部6は、通常の状態でウエル部2を介
し配管内の液体ナトリウムの温度を測定すると、図6に
示すような高温の指示値を示すが、配管内の液体ナトリ
ウムの圧力が低いので、ウエル2及びニップル部5に侵
入してくると、液体ナトリウムが周囲に冷却されなが
ら、またある程度の時間を経て流通するので低い温度と
なることに着目したものである。
【0029】従って、測定部6による測定温度の変化を
監視することにより、液体ナトリウムが温度計本体1に
侵入したか否かを判定することができる。
【0030】また、ニップル部5においては測定部6の
セラミックス部19より上端部の頭部6cを係止し得る
シール兼用突起5bが突設され、該突起5bにより図5
に示すように、ニップル部5内に侵入した液体ナトリウ
ムが端子格納部7側に流入するのを防止すると共に、測
定部6の先端をウエル部2の先端部に位置させるように
している。従って、測定部6の先端がウエル部2の先端
部に位置するので、配管内を流通する液体ナトリウムの
温度を良好な感度で測定することができる。
【0031】さらに、これまで述べた各実施例では、液
体ナトリウムと直接接触することによりナトリウムを検
出する検出器を用いたので、漏洩してエアロゾル化した
ナトリウムを所定位置まで吸入しかつ該吸入したナトリ
ウムを検出するように構成された構造の非接触タイプの
検出器に比較し、検出器自体の構造を簡素化することが
できると共に、小型でかつ安価に製作することができ、
しかも温度計本体1,端子格納部7の何れにも容易に設
置することができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1〜
4によれば、温度計本体の内部に侵入した液体ナトリウ
ムを検出する検出手段と、内部空間に侵入した液体ナト
リウムが外部に漏れるのを防ぐ漏洩手段とを有するの
で、(1)温度計本体の破損により内部に侵入してくる
液体ナトリウムを、通常の配管部の破損による漏洩ナト
リウムの検出の場合と同様、検出手段により液体ナトリ
ウムの侵入を早期に検出でき、(2)温度計は配管に多
数設置されているが、検出手段により何れの温度計の内
部に液体ナトリウムが侵入したかを特定することがで
き、(3)液体ナトリウムが侵入しても漏洩手段によ
り、外部に漏れることがない。
【0033】従って、本発明によれば、液体ナトリウム
の流動設備の健全性を確保することができると共に、ナ
トリウムの雰囲気への漏洩防止という点での信頼性を高
め得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるナトリウム漏洩防止温度計の第一
の実施例を示す一部破断の断面説明図。
【図2】本発明によるナトリウム漏洩防止温度計の第二
の実施例を示す説明図。
【図3】本発明によるナトリウム漏洩防止温度計の第三
の実施例を示す説明図。
【図4】本発明によるナトリウム漏洩防止温度計の他の
実施例を示す説明図。
【図5】温度計本体の先端部と測定部先端との位置関係
を示す要部の断面図。
【図6】温度計の指示温度とウエル部が破損したときの
時間との関係を示す説明図。
【図7】従来技術の温度計を示す断面説明図。
【符号の説明】
1…温度計本体、2…ウエル部、3…連結管、4…ソケ
ット部、5…ニップル部、6…測定部、7…端子格納
部、8…端子板、11…ベローズ、12…ナトリウム検
出器、13…回路、18A〜18C…シール手段、6
a,6b…測定部を構成する補償導線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 貞男 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 舘 靖雄 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体ナトリウムを流通させる配管に突き
    刺すように取付けられ、内部空間に配管内の液体ナトリ
    ウムの温度を測定する測定部を有する温度計であって、
    内部に侵入した液体ナトリウムを検出する検出手段と、
    内部空間に侵入した液体ナトリウムが外部に漏れるのを
    防ぐ漏洩手段とを有することを特徴とするナトリウム漏
    洩防止温度計。
  2. 【請求項2】 液体ナトリウムを流通させる配管に突き
    刺すように取付けられ、内部に配管内の液体ナトリウム
    の温度を測定する測定部を有する温度計本体と、該温度
    計本体に装着された端子格納部とを備えた温度計であっ
    て、温度計本体及び端子格納部間の内部に侵入した液体
    ナトリウムを検出する検出手段と、前記内部に侵入した
    液体ナトリウムが外部に漏れるのを防ぐ漏洩手段とを有
    し、かつ該漏洩手段は、温度計本体の内周部と測定部の
    外周部との間に気密に取付けられ、測定部の先端を、温
    度計本体の配管内に配置された先端部に付勢させるベロ
    ーズで構成したことを特徴とするナトリウム漏洩防止温
    度計。
  3. 【請求項3】 液体ナトリウムを流通させる配管に突き
    刺すように取付けられ、内部に配管内の液体ナトリウム
    の温度を測定する測定部を有する温度計本体と、該温度
    計本体に装着された端子格納部とを備えた温度計であっ
    て、温度計本体及び端子格納部間の内部に侵入した液体
    ナトリウムを検出する検出手段と、前記内部に侵入した
    液体ナトリウムが外部に漏れるのを防ぐ漏洩手段とを有
    し、前記ナトリウム検出手段は、温度計本体に外部から
    取付けられた検出器と、端子格納部の内部に設置された
    検出器との何れか一方からなることを特徴とするナトリ
    ウム漏洩防止温度計。
  4. 【請求項4】 液体ナトリウムを流通させる配管に突き
    刺すように取付けられ、内部に配管内の液体ナトリウム
    の温度を測定する測定部を有する温度計本体と、該温度
    計本体に装着された端子格納部とを備えた温度計であっ
    て、温度計本体及び端子格納部間の内部に侵入した液体
    ナトリウムを検出する検出手段と、前記内部に侵入した
    液体ナトリウムが外部に漏れるのを防ぐ漏洩手段とを有
    し、かつ該漏洩手段は、温度計本体の内周部に突設さ
    れ、測定部の先端を温度計本体の先端部に位置させた状
    態で測定部の他端を気密に係止し得るシール兼用突起か
    らなり、前記検出手段は、測定部におけるシール兼用突
    起より途中部分の補償導線を温度計本体の内部に露出し
    て検出器を構成すると共に、測定部の測定温度が低下し
    た時点で液体ナトリウムの侵入を判定する手段を有する
    ことを特徴とするナトリウム漏洩防止温度計。
  5. 【請求項5】 前記検出手段の検出器は、液体ナトリウ
    ムと接触して液体ナトリウムを検出する接触タイプ構造
    であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記
    載のナトリウム漏洩防止温度計。
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