JPH09301886A - 蛋白質含有組成物およびその製造方法 - Google Patents

蛋白質含有組成物およびその製造方法

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JPH09301886A
JPH09301886A JP8116769A JP11676996A JPH09301886A JP H09301886 A JPH09301886 A JP H09301886A JP 8116769 A JP8116769 A JP 8116769A JP 11676996 A JP11676996 A JP 11676996A JP H09301886 A JPH09301886 A JP H09301886A
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JP
Japan
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protein
solution
echovirus
containing composition
filtration
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Application number
JP8116769A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Miyano
憲美 宮野
Mikihiro Yunoki
幹弘 柚木
Hideo Nishimaki
秀雄 西槇
Yasuo Amatsuji
康夫 天辻
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Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体に安全性の高い蛋白質組成物の提供。 【解決手段】 蛋白質含有溶液を平均孔径が13nm〜
17nmの多孔性中空糸を用いて濾過処理して、実質的
にエコーウイルスが含まれない蛋白質含有組成物を得
る。 【効果】 エコーウイルス、さらにはエンドトキシンの
混入がない、極めて安全性が高く有用な蛋白質含有組成
物を提供できる。エコーウイルスの除去処理前後で、処
理に供される蛋白質含有溶液中に含まれる蛋白質に本質
的な損傷を与えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全性に優れた蛋
白質含有組成物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】ヒト血液由来の蛋白質含有組成物には、ウ
イルス、例えば肝炎ウイルスやAIDSウイルスなどが
混入してくる可能性がある。これらのウイルスの伝播を
防ぐために蛋白質含有組成物を、液状で加熱する方法
(特開昭55−145615号公報、特開昭56−10
6594号公報)、乾燥状態で加熱する方法(特表昭5
8−500548号公報、特開昭58−213721号
公報)、トリアルキルホスフェートと接触させてウイル
スを不活化する方法(特開昭60−51116号公報)
等が知られている。また、トリアルキルホスフェート処
理後に乾燥加熱処理を行う方法(特開平3−21832
2号公報)、トリアルキルホスフェート処理と液状加熱
処理とを同時に行う方法(特開平2−180833号公
報)等も報告されている。これらの方法はいずれもウイ
ルスを不活化し、感染性を低下せしめるものである。
【0003】ところで、エコーウイルスはピコルナウイ
ルス科、エンテロウイルス属に属するウイルスであり、
無菌性髄膜炎、麻痺性疾患、発疹性熱性疾患、中枢神経
性疾患、心筋炎、筋痛症、呼吸器疾患、肝炎、消化器系
疾患等の感染症の原因となりうる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エコーウイ
ルスが実質的に含まれない、安全性に優れた蛋白質含有
組成物およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の平
均孔径を有する多孔性中空糸を用いて蛋白質含有溶液を
濾過することにより、エコーウイルスを除去することが
でき、さらに発熱性物質、例えばエンドトキシンをも除
去することができることを見出し、本発明を完成した。
エンドトキシンは菌体内毒素として、発熱、白血球ある
いは血小板の減少、骨髄出血壊死、ショック、痙攣、神
経麻痺等の障害を誘発させる物質である。
【0006】本発明の蛋白質含有組成物は、組成物中に
エコーウイルスが実質的に含まれないことを特徴とす
る。本発明において、組成物中にエコーウイルスが実質
的に含まれない、とは、組成物中のエコーウイルス量が
検出限界以下、すなわちプラーク形成法による感染価が
102.5 TCID50/ml未満であることを特徴とす
る。
【0007】好ましくは、さらに発熱性物質が実質的に
含まれない組成物である。本発明において発熱性物質が
実質的に含まれない、とは、日本薬局方(第11改正)
による発熱性試験が陰性である場合を言う。
【0008】本発明の蛋白質含有組成物の製造方法は、
蛋白質含有溶液を平均孔径13nm〜17nmの多孔性
中空糸を用いて濾過処理し、蛋白質含有溶液からエコー
ウイルスおよび/または発熱性物質を除去することを特
徴とする。前記濾過処理に供する蛋白質含有溶液は、蛋
白質濃度が0.01W/V%〜10W/V%、またpHが5〜8
であることが好ましい。また、濾過処理は温度3℃〜5
0℃、圧力0.1kgf/cm2 〜1kgf/cm2
条件で行うのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の蛋白質含有組成物に含ま
れる蛋白質は、特に限定されず、血漿由来蛋白質、他の
組織由来蛋白質、遺伝子組換えや組織培養によって得ら
れた蛋白質等が挙げられる。具体的には、例えば、プラ
スミノーゲン、血液凝固第V因子、血液凝固第VII 因
子、血液凝固第VIII因子、血液凝固第IX因子、血液凝固
第X因子、血液凝固第XIII因子、アンチトロンビン、ハ
プトグロビン、トロンビン、プロトロンビン、免疫グロ
ブリン、フィブリノゲン、フィブロネクチン、アルブミ
ン、ヘモグロビン、インターフェロン、プラスミノーゲ
ン活性化因子等が例示出来る。さらに、これらの蛋白質
が、その活性を失わない範囲において、遺伝子工学等の
手法によってそのアミノ酸配列の一部が欠失、置換され
たもの、あるいは該アミノ酸配列に1以上のアミノ酸が
付加されたものをも含む。
【0010】本発明の蛋白質含有組成物は、上記の如き
蛋白質を含有する溶液を後述の多孔性中空糸を用いて膜
濾過することによって得ることができる。
【0011】本発明の製造方法に用いられる蛋白質含有
溶液は、上記の如き蛋白質を含有するものであれば特に
制限されず、例えば、血漿または組織抽出物、血漿また
は組織抽出液を各種分画法によって処理して得た画分か
らなる溶液、遺伝子組換え宿主または組織の培養により
得られる培養液、市販の蛋白質製剤(液状または溶液と
したもの)等が挙げられる。
【0012】多孔性中空糸は管状の糸であって、その周
壁に中空糸の中空部から外部に貫通する孔を多数有し、
この周壁が濾過に用いられる膜となる。本発明に用いら
れる多孔性中空糸の周壁の孔の平均孔径は13nm〜1
7nmである。この平均孔径は水流速法で測定、算出さ
れる。この孔径の多孔膜で濾過することにより、エコー
ウイルスを除去することができる。さらに、この濾過処
理により、エコーウイルスだけでなく、発熱性物質を蛋
白質含有溶液中から除去することができる。また、この
濾過処理前後において、蛋白質含有溶液中に含まれる蛋
白質は熱安定性、分子量分布、力値(活性)等に実質的
な変化を受けることはない。
【0013】また、濾過処理を効率よく行うために多孔
性中空糸の中空部の内径は、330±30μm、周壁の
厚み(膜厚)は27±3μmとするのが好ましい。
【0014】多孔性中空糸を形成する素材は特に制限さ
れないが、再生セルロースが好ましく用いられる。再生
セルロースからなる多孔性中空糸は、好ましくは、セル
ロース銅アンモニア溶液からミクロ相分離法により調製
される。
【0015】多孔性中空糸のモジュールとしては例え
ば、多孔性中空糸を多数平行に束ねてカートリッジに充
填し、端部を接着剤で固着一体化したものを使用するこ
とが出来る。
【0016】濾過する際の蛋白質含有溶液の蛋白質濃度
は好ましくは0.01W/V%〜10W/V%である。また、好
ましくは、蛋白質含有溶液のpHを5〜8程度とする。
濾過圧力は0.1kgf/cm2 〜1kgf/cm2
あり、好ましくは、0.1kgf/cm2 〜0.5kg
f/cm2 である。処理温度は、3℃〜50℃が好まし
い。前記処理条件で濾過することにより、蛋白質含有溶
液を効率よく濾過することができる。
【0017】上記条件の濾過処理前に、予備的に本発明
の条件以外の中空糸濾過、または平膜状の濾過膜等を用
いて予備濾過処理を施した蛋白質含有溶液を用いること
が好ましい。
【0018】しかし、本発明の製造方法に用いられる蛋
白質含有溶液の膜濾過時の精製度は特に限定されず、任
意の精製度のものが適用可能である。したがって膜濾過
処理は、蛋白質の分離、精製いずれの段階に適用しても
よい。
【0019】本発明の製造方法においては、上記濾過処
理は、公知のウイルスの不活化処理、すなわち液状加熱
処理、乾燥加熱処理、トリアルキルホスフェート処理等
と組み合わせて行ってもよい。
【0020】濾過処理されて得られた蛋白質含有組成物
は、慣用の方法により液状製剤または乾燥製剤とするこ
とができる。
【0021】本発明の組成物を製剤化する場合には、通
常医薬品に用いられる薬理的に許容される添加剤、例え
ば、安定化剤、可溶化剤、pH調整剤、賦形剤、防腐殺
菌剤、キレート剤、粘稠剤、等張化剤等、または製薬上
必要な成分が適宜配合されていてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、多孔性中空糸を用いた
濾過処理を行うことにより、エコーウイルス、さらには
発熱性物質の混入がない、極めて安全性が高く有用な蛋
白質含有組成物を提供することができる。本発明の製造
方法によれば、エコーウイルスの除去処理前後で、処理
に供される蛋白質含有溶液中に含まれる蛋白質の熱安定
性、分子量分布、力値(活性)等を変化させることな
く、エコーウイルス、さらにはエンドトキシンをも除去
することができ、極めて安全性の高い蛋白質含有組成物
を簡便かつ効率よく製造することができる。また、その
回収率も90%以上と極めて良好である。
【0023】
【実施例】以下、本発明をより詳細に説明するため実施
例および効果の確認例を挙げる。 実施例1 (1)蛋白質溶液 出発原料としてヒト腎細胞を無血清培地で培養して得た
培養上清より分離精製したウロキナーゼ(UK)前駆体
を用い、0.5W/V%のUK前駆体含有溶液を調製した。
【0024】(2)多孔性中空糸 多孔性中空糸として銅アンモニア法による再生セルロー
スを原料として製造された、平均孔径15nmのものを
用い、この多孔性中空糸を約150層の多重層構造のモ
ジュールとしたものを使用した。
【0025】このモジュールは上記多孔性中空糸と、高
圧蒸気滅菌可能なポリカーボネート製のプラスチック容
器、およびこれらを一体化するポリウレタン系接着剤に
より構成されている。このモジュールは、オートクレー
ブ滅菌されており、モジュール内には注射用蒸留水が充
填されている。
【0026】(3)濾過 上記(1)で調製されたUK前駆体含有溶液のpHを6
となるように調製した。この溶液を孔径0.2μmのメ
ンブラン・フィルターを用いて除菌濾過した後、処理温
度3℃〜5℃、濾過圧力0.5kgf/cm2 にて、1
時間〜5時間かけて多孔性中空糸膜による濾過処理(空
気圧を用いたデッドエンド濾過法)を行った。その後、
再度UK前駆体含有溶液の除菌濾過を行い、凍結乾燥し
てUK前駆体含有組成物を得た。
【0027】得られた組成物から3000U/mlの溶
液を調製し、プラーク形成法によりエコーウイルスの感
染価を測定したところ、102.5 TCID50/ml未満
(検出限界以下)であった。なお膜処理前の感染値は1
7.5 TCID50/mlであった。
【0028】実施例2 ヒト血漿から低温エタノール分画法により分離精製して
得たヒト血清アルブミンを出発原料として、実施例1と
同様に膜処理を行い、ヒト血清アルブミン含有組成物を
調製した。
【0029】実施例3 ヒトリンパ球をウマに免疫して得た抗ヒトリンパ球抗体
を含有するウマ血漿を分画して得られた抗ヒトリンパ球
ウマ免疫グロブリンを用い、0.5W/V%免疫グロブリン
含有溶液を調製し、実施例1と同様に膜濾過処理を行
い、静注用の抗ヒトリンパ球ウマ免疫グロブリン組成物
を調製した。
【0030】実施例4 ヒト血漿よりプロトロンビンを分離精製した後にカルシ
ュームイオンの存在下でトロンボプラスチンを作用させ
て調製したトロンビンをイオン交換樹脂あるいはアフィ
ニティクロマトにより精製して得たトロンビンから50
U/mlのトロンビン溶液を調製した。実施例1の中空
糸モジュールを使用し、実施例1と同じ条件下で上記ト
ロンビン溶液を膜濾過処理した。
【0031】実施例5 平成7年特許公開公報39375号記載の方法により調
整した精製プラスミノーゲンを用い0.1%プラスミノ
ーゲン含有溶液を調整した。溶液温度を22℃とする以
外は実施例1と同様にして膜濾過処理を行い、エコーウ
イルス、及び発熱性物質を実質的に含有しないプラスミ
ノーゲン含有組成物を得た。
【0032】効果の確認 (1)回収率 実施例1〜5の各実施例で得られた組成物中の蛋白質
の、濾過処理における回収率を検討した。その結果、実
施例1のUK前駆体は99%以上、実施例2のヒト血清
アルブミンでは97%、実施例3の抗ヒトリンパ球ウマ
免疫グロブリンでは、95%以上、実施例4のトロンビ
ンでは99%以上、実施例5のプラスミノーゲンでは9
0%以上であり、いずれも良好な回収率であることが確
認された。
【0033】(2)エコーウイルス除去の確認試験 各実施例で得られた組成物中のエコーウイルスについて
プラーク形成法により感染価を測定したところ、いずれ
も102.5 TCID50/ml未満(検出限界以下)であ
った。
【0034】(3)発熱性試験 各実施例で得られた組成物について日本薬局方(第11
改正)による発熱性試験を行ったところ、いずれも結果
は陰性であった。
【0035】(4)その他の性状 各実施例で得られた組成物において、膜濾過処理前後に
おける比活性、pH、分子量分布の変化を検討した。そ
の結果、いずれも比活性、pH、分子量分布に有意な変
化は認められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 14/78 C07K 14/78 (72)発明者 天辻 康夫 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エコーウイルスが実質的に含まれないこ
    とを特徴とする蛋白質含有組成物。
  2. 【請求項2】 発熱性物質が実質的に含まれないことを
    特徴とする請求項1記載の蛋白質含有組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の蛋白質含有組成物を有効
    成分とする医薬組成物。
  4. 【請求項4】 蛋白質含有溶液を平均孔径が13nm〜
    17nmの多孔性中空糸を用いて濾過処理し、蛋白質含
    有溶液からエコーウイルスおよび/または発熱性物質を
    除去することを特徴とする蛋白質含有組成物の製造方
    法。
JP8116769A 1996-05-10 1996-05-10 蛋白質含有組成物およびその製造方法 Pending JPH09301886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001014047A1 (fr) * 1999-08-20 2001-03-01 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Membranes filtrantes pour substances physiologiquement actives

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001014047A1 (fr) * 1999-08-20 2001-03-01 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Membranes filtrantes pour substances physiologiquement actives
AU766583B2 (en) * 1999-08-20 2003-10-16 Asahi Kasei Pharma Corporation Filter membranes for physiologically active substances
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