JPH09299520A - アイアンゴルフクラブヘッド - Google Patents

アイアンゴルフクラブヘッド

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JPH09299520A
JPH09299520A JP8148158A JP14815896A JPH09299520A JP H09299520 A JPH09299520 A JP H09299520A JP 8148158 A JP8148158 A JP 8148158A JP 14815896 A JP14815896 A JP 14815896A JP H09299520 A JPH09299520 A JP H09299520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sole
edge
heel
leading edge
angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP8148158A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryota Kajita
良太 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09299520A publication Critical patent/JPH09299520A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定角度以上のバウンス角度を有することの
効用を保ちながら、リーディングエッジを低くする。 【解決手段】 アドレス時における前記リーディングエ
ッジ7の最下点7A上を通り飛球線と直交する水平線H
を想定したときにこの水平線Hが前記面取り部6の下縁
6Aと交わるトウ4側及びヒール5側の夫々の交点を
A,Bとすると、この交点A,B間に存在するソール1
のバウンス角度をαとし、交点A,Bよりもトウ4側及
びヒール5側に存在するソール1の各バウンス角度をβ
としたとき、α<βに設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アイアンゴルフ
クラブヘッド、特にショートアイアンと呼ばれるロフト
角40°以上のクラブのヘッドに適用して好適なアイア
ンゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】アイアンゴルフクラブヘッドのソール
は、ソールインバージョンと呼ばれるソール角を有し、
シャフトを垂直に構えたときにソールの後方が浮き上が
るものをソールインバージョン・スクープといい、逆に
リーディングエッジ側が浮き上がるものをソールインバ
ージョン・バウンスという。また、ソール形状として
は、図3に示すようなソール1が平らなフラットソー
ル、図4に示すようなリーディングエッジ2よりトレー
リングエッジ3の方がふくらんでいるバウンスソール、
図5に示すようなリーディングエッジ2からトレーリン
グエッジ3にかけてソール1が丸くなっているカンバー
ソール、図6に示すようなリーディングエッジ2よりト
レーリングエッジ3の方が地面から離れるようなスクー
プソールが知られている。バウンスソールやカンバーソ
ールでは、シャフトを垂直に構えてクラブをソールした
ときにソールのフェース側が浮き上がるので、このとき
の水平線とフェース側ソールの傾斜線とが形成する角度
をバウンス角度という。ソールが丸くなっている場合、
ソールのバウンス区域中央における接線と水平線との角
度をバウンス角度という。ロフト角が45°を越えるク
ラブ、通常は9番アイアン以上の番手大のクラブ(ピッ
チングウェッジ、アプローチ用ウェッジ、サンドウェッ
ジ)では、4°以上のバウンス角度がついていることが
多い。4°以上のバウンス角度がつくと、リーディング
エッジ2の角度が鈍くなり、ボールを打つときにヘッド
が地面にくいこんでも楽に振り抜ける。特にバンカーシ
ョットの場合にボール手前の砂にヘッドをくいこませて
も、砂の中をヘッドが走って振り抜ける。フラットソー
ルやスクープソールではない6番〜8番アイアンのバウ
ンス角度は、通常2°程度であるが、ピッチングウェッ
ジ(PW)やアプローチウェッジあるいはピッチングサ
ンド(P/S)と呼ばれるゴルフクラブヘッドでは、4
°〜8°、さらにはそれ以上に設定されている。ソール
幅も広く、バウンス角度も大きいヘッドを備えたクラブ
は、通常フルスイングすることが少ないクラブであり、
ボールの手前の地面を打っても(所謂ダフリ)、ソール
が滑り、あるいはバウンドしてリーディングエッジ2で
ボールの上部をこすって所謂チョロになり、全くボール
が飛ばないという事態は避けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ダフ
ったときに効果を奏するバウンス角度であるが、バウン
ス角度はリーディングエッジの高さを上げる作用があ
る。通常ドライバー以外のクラブは、地面上にあるボー
ルを直接打つこととなるので、リーディングエッジの高
さは低い方が地面上のボールを打ち易い。ロフト角が大
きいクラブヘッドの場合、ボールとヘッドとの接点は、
ロフト角が小さいクラブのそれよりも低い。従って、ロ
フト角の大きいクラブヘッドでは、リーディングエッジ
の高さを低くしたいところであるが、バウンス角度をな
くすとダフったときの効用が失われてしまう。フルショ
ットをしないクラブのヘッドにこそバウンス角度を必要
とする。ところが、バウンス角度が大きいと、リーディ
ングエッジの高さが高くなり、ボールの下を潜るように
ヘッドが進入して欲しいにもかかわらず、ボールの腹を
リーディングエッジ2で打ってしまう所謂トップ打ちと
かアウトサイド−インの軌道のカット打ちになってしま
うことが多かった。そのため、上級者の中には、バウス
ン角度の大きいクラブと小さいクラブとを用意している
者もいる。
【0004】そこで、この発明は、所定角度以上のバウ
ンス角度を有することの効用を保ちながら、リーディン
グエッジを低くしたアイアンゴルフクラブヘッドを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、クラブをアドレスしたときにヒールか
らトウにかけて船底状に丸みを有するソールと、ヒール
とトウとの間にわたる前縁に施された面取り部と、この
面取り部の上縁となるリーディングエッジと、このリー
ディングエッジから上方向に延びたフェースと、ソール
の後縁すなわちトレーリングエッジから上方向に延びた
バックフェースとを有するアイアンゴルフクラブヘッド
において、アドレス時におけるリーディングエッジの最
下点上を通り飛球線と直交する水平線を想定したときに
この水平線が面取り部の下縁と交わるトウ側及びヒール
側の夫々の交点をA,Bとすると、この交点A,B間に
存在するソールのバウンス角度をαとし、交点A,Bよ
りもトウ側及びヒール側に存在するソールの各バウンス
角度をβとしたとき、α<βに設定したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1において、クラブをアドレスしたとき
にヒール5からトウ4にかけて船底状に丸みを有するソ
ール1と、ヒール5とトウ4との間にわたるソール1の
前縁に施された面取り部6と、この面取り部6の上縁と
なるリーディングエッジ7と、このリーディングエッジ
7から上方向に延びたフェース8と、ソール1の後縁す
なわちトレーリングエッジ3から上方向に延びたバック
フェース9(図3ないし図6参照)とを有し、ヒール5
側にはホーゼル10をヘッドと一体形成してある。アド
レス時におけるリーディングエッジ7の最下点7A上を
通り飛球線と直交する水平線Hを想定したときにこの水
平線Hが面取り部6の下縁6Aと交わるトウ4側及びヒ
ール5側の夫々の交点をA,Bとすると、この交点A,
B間に存在するソール1のバウンス角度をαとし、交点
A,Bよりもトウ4側及びヒール5側に存在するソール
1の各バウンス角度をβとしたとき、α<βに設定して
ある。
【0008】図2はソール1の部分を拡大して誇張した
部分的断面を示し、ソール1は幅方向(フェース8〜バ
ックフェース9)のほぼ中央からフェース8方向にバウ
ンスが設定されている。すなわちソール形状がカンバー
ソールに形成されたものを示す。このバウンス区域を図
示する。このバウンスは外側に凸の丸みをもった形状に
形成される場合が多い。勿論ストレート形状のものであ
ってもよい。丸みをもったバウンスのバウンス角度は、
バウンス区域の中央における接線と水平線がなす角度
α,βをいう。バウンス区域とボールを打つフェース8
との間には面取り部6が形成してある。図2においては
面取り部6はストレート形状としてあるが、多くの場合
小さい曲率半径の丸みをもつ輪郭を形成している。地面
(図2中においてG.L.で示す)からリーディングエ
ッジ7までの高さhは、図1におけるA,B間において
は低く、交点Aよりトウ4側及び交点Bからヒール5側
では中央部よりも高くしてある。
【0009】交点A,B間のバウンス角度αは4°未満
で0°の範囲、または場合によっては負の角度でもよ
い。この交点A,B間のバウンス角度αは全体をほぼ一
様に形成することが望ましいが、最下点7Aに向かって
バウンス角度αを漸減させて形成することも可能であ
る。この場合の一例として、トウ4側及びヒール5側端
部を最大バウンス角度で形成し、最下点7Aに向かって
バウンス角度を漸減させることもできる。そしてこの場
合、最下点7Aの位置では4°またはそれ以上の角度と
し、交点A,B間では4°未満とする。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アドレス時におけるリーディングエッジの最下点上
を通り飛球線と直交する水平線を想定したときにこの水
平線が面取り部の下縁と交わるトウ側及びヒール側の夫
々の交点をA,Bとすると、この交点A,B間に存在す
るソールのバウンス角度をαとし、交点A,Bよりもト
ウ側及びヒール側に存在するソールの各バウンス角度を
βとしたとき、α<βに設定したので、リーディングエ
ッジの中央領域の地面からの高さが低くなり、トップ打
ちを回避できるとともに、交点A,Bよりもトウ側及び
ヒール側ではバウンス角度が大きいので、所謂ボールの
手前にヘッドを打ちこんだ時にそのままヘッドが停止し
ボールをインパクトできない事態を防止することができ
る。すなわち、トウ及びヒール側でバウンス角度が大き
いために、ダフってもヘッドは移動してボールに当た
り、所謂ザックリを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す正面図。
【図2】部分的拡大断面図。
【図3】従来のヘッド形状を示す側面図。
【図4】従来の他のヘッド形状を示す側面図。
【図5】従来のさらに他のヘッド形状を示す側面図。
【図6】従来のさらに別のヘッド形状を示す側面図。
【符号の説明】
1 ソール 2,7 リーディングエッジ 4 トウ 5 ヒール 6 面取り部 6A 下縁 7A 最下点 8 フェース 9 バックフェース α,β バウンス角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラブをアドレスしたときにヒールから
    トウにかけて船底状に丸みを有するソールと、ヒールと
    トウとの間にわたる前縁に施された面取り部と、この面
    取り部の上縁となるリーディングエッジと、このリーデ
    ィングエッジから上方向に延びたフェースと、前記ソー
    ルの後縁すなわちトレーリングエッジから上方向に延び
    たバックフェースとを有するアイアンゴルフクラブヘッ
    ドにおいて、 アドレス時における前記リーディングエッジの最下点上
    を通り飛球線と直交する水平線を想定したときにこの水
    平線が前記面取り部の下縁と交わるトウ側及びヒール側
    の夫々の交点をA,Bとすると、この交点A,B間に存
    在するソールのバウンス角度をαとし、交点A,Bより
    もトウ側及びヒール側に存在するソールの各バウンス角
    度をβとしたとき、 α<β に設定したことを特徴とするアイアンゴルフクラブヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 α<4°、β>4°としたことを特徴と
    する請求項1に記載のアイアンゴルフクラブヘッド。
JP8148158A 1996-05-17 1996-05-17 アイアンゴルフクラブヘッド Pending JPH09299520A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167568A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Bridgestone Sports Co Ltd アイアンソール形状の設計方法とそのためのシステム
US7785214B2 (en) 2008-11-26 2010-08-31 Sri Sports Limited Golf club head
US11117025B2 (en) * 2019-10-17 2021-09-14 Grant William Gulick Golf club head and method of manufacturing the same

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