JPH09295608A - 物品ピッチ変更装置 - Google Patents

物品ピッチ変更装置

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JPH09295608A
JPH09295608A JP13058396A JP13058396A JPH09295608A JP H09295608 A JPH09295608 A JP H09295608A JP 13058396 A JP13058396 A JP 13058396A JP 13058396 A JP13058396 A JP 13058396A JP H09295608 A JPH09295608 A JP H09295608A
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pitch
container
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品ピッチ変更装置において、構成簡素とし
ながら、ピッチ変更精度を向上するとともに、ピッチ変
更幅を容易に拡大可能とすること。 【解決手段】 物品ピッチ変更装置10において、第1
駆動部37による第1揺動リンク33の揺動により第1
平行リンク群34を変形することにて、各スライド体3
5のY方向ピッチを変更し、第2駆動部47による第2
揺動リンク43の揺動により第2平行リンク群44を変
形することにて、各スライド体35のX方向ピッチを変
更するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品集積梱包装置
等に用いて好適な物品ピッチ変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば洗剤充填包装設備の箱詰め
装置等では、充填機から送り出されて箱詰め作業位置に
集積された複数の袴から、複数の充填済の容器を一度に
抜き取り、これらの容器を段ボール箱のサイズに適合す
る箱詰めピッチに幅寄せして箱詰めするものがある。
【0003】このとき、従来技術では、実開平1-100705
号公報に記載の如くの物品ピッチ変更装置が提案されて
いる。この従来の物品ピッチ変更装置は、複数のX軸を
互いに平行配置するとともに、各X軸の両端部を両側の
割出し軸のカム溝に係合し、同様に、複数のY軸を互い
に平行配置するとともに、各Y軸の両端部を両側の割出
し軸のカム溝に係合し、それらのX軸とY軸を層状に重
ね配置し、それらのX軸とY軸との交差部のそれぞれに
て、それらのX軸とY軸のそれぞれが貫通するスライド
体を設けている。そして、X軸が係合している両側の割
出し軸を同期回転させることにて各スライド体のY方向
ピッチを変更し、Y軸が係合している両側の割出し軸を
同期回転させることにて、各スライド体のX方向ピッチ
を変更することとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、下記〜の問題点がある。 X軸(Y軸も同じ)は、両側の割出し軸の両方を同期
駆動しないと、平行移動できず、それらのY方向ピッチ
を変更できない。従って、それら両側の割出し軸に同期
回転力を付与するため、ベルト伝動装置等の複雑な駆動
装置が必要になる。
【0005】X軸(Y軸も同じ)は、両側の割出し軸
のカム溝に係合して平行移動せしめられるものである
が、X軸の両端部はカム溝との間に必ずバックラッシュ
があり、ピッチ変更精度が悪い。
【0006】ピッチ変更幅を拡大するにあっては、割
出し軸のカム溝ピッチを変更する必要があり、多大な困
難を伴う。
【0007】本発明の課題は、物品ピッチ変更装置にお
いて、構成簡素としながら、ピッチ変更精度を向上する
とともに、ピッチ変更幅を容易に拡大可能とすることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、多数の互いにX方向とY方向に配列された物品のX
方向ピッチとY方向ピッチを変更する物品ピッチ変更装
置において、複数のX軸を互いに平行配置するととも
に、各X軸の両端部のそれぞれが枢着される両側の第1
揺動リンクを互いに平行配置することにより、第1平行
リンク群を形成し、複数のY軸を互いに平行配置すると
ともに、各Y軸の両端部のそれぞれが枢着される両側の
第2揺動リンクを互いに平行配置することにより、第2
平行リンク郡を形成し、第1平行リンク群と第2平行リ
ンク群を層状に重ね配置し、両平行リンク群のX軸とY
軸との交差部のそれぞれにて、それらのX軸とY軸のそ
れぞれが貫通するスライド体を設け、第1平行リンク群
の第1揺動リンクを揺動する第1駆動部と、第2平行リ
ンク群の第2揺動リンクを揺動する第2駆動部を設け、
第1駆動部による第1揺動リンクの揺動により第1平行
リンク群を変形することにて、各スライド体のY方向ピ
ッチを変更し、第2駆動部による第2揺動リンクの揺動
により第2平行リンク群を変形することにて、各スライ
ド体のX方向ピッチを変更するようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記第1揺動リンクを揺動中
心で2分し、それら2つの第1揺動リンクを揺動中心に
関して線対象に配置するとともに、互いに反対方向に揺
動せしめ、前記第2揺動リンクを揺動中心で2分し、そ
れら2つの第2揺動リンクを揺動中心に関して線対象に
配置するとともに、互いに反対方向に揺動せしめるよう
にしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記スライド体に物品
取扱い部を備えてなるようにしたものである。
【0011】請求項1に記載の本発明によれば下記〜
の作用がある。 平行四辺形リンク等の平行リンク群の変形によりスラ
イド体のピッチを変更するものである。従って、第1平
行リンク群については、両側の第1揺動リンクの一方の
みを第1駆動部により駆動すれば第1平行リンク群をス
ムースに変形でき、第2平行リンク群については、両側
の第2揺動リンクの一方のみを第2駆動部により駆動す
れば第2平行リンク群をスムースに変形できる。よっ
て、駆動装置の構成を簡素にできる。
【0012】平行リンク群を構成するX軸(Y軸も同
じ)は、両側の第1揺動リンクに枢着(ピン結合)して
平行移動せしめられるものであり、X軸の両端部と第1
揺動リンクとの間にバックラッシュ等を設けることがな
いから、ピッチ変更精度は良い。
【0013】ピッチ変更幅を拡大するにあっては、X
軸(Y軸も同じ)の第1揺動リンクに対する枢着点を変
更するだけで足り、極めて容易である。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 第1揺動リンク(第2揺動リンクも同じ)を揺動中心
に関して線対象をなす2つのリンクに2分したから、単
一の揺動リンクを用いる場合に比して、装置の全体サイ
ズを小型化できる。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 スライド体に物品取扱い部を備えたから、物品取扱い
部により把持等される物品のX方向ピッチとY方向ピッ
チを変更できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態を示す模式
図、図2は第1実施形態のピッチ幅寄せ状態を示す模式
図、図3は第1実施形態を示す斜視図、図4は第1実施
形態の作動原理を示す模式図、図5は箱詰め装置の第1
例を示す模式図、図6は箱詰め装置の第2例を示す模式
図、図7は箱詰め装置の第3例を示す模式図、図8は第
2実施形態を示す模式図、図9は第2実施形態の作動原
理を示す模式図、図10は第2実施形態の駆動装置の他
の例を示す模式図である。
【0017】(第1実施形態)(図1〜図7) (箱詰め装置10の全体構成)(図5) 箱詰め装置10は、例えば図5に示す如く、充填機(不
図示)から充填済の容器1を袴2に保持して搬送する袴
搬入コンベヤ11と、空袴搬出コンベヤ12との間に設
置されている。箱詰め装置10は、袴搬入コンベヤ11
の出側に接続される袴整列コンベヤ13を有するととも
に、袴整列コンベヤ13の側方に並置される段ボール箱
搬送コンベヤ14を有している。
【0018】袴整列コンベヤ13は、袴搬入コンベヤ1
1から1列状態で搬送されてきた袴2を多列状態に振り
分け、多数の互いにX方向とY方向に配列される袴集積
群を形成し、その袴集積群3を不図示の袴ストッパによ
り容器取出し作業位置に一時停止せしめる。段ボール箱
搬送コンベヤ14は、空の段ボール箱4を、袴整列コン
ベヤ13上で一時停止せしめられた袴集積群3の側方の
箱詰め作業位置に不図示の箱ストッパにより一時停止せ
しめる。
【0019】袴整列コンベヤ13の容器取出し作業位置
と段ボール箱搬送コンベヤ14の箱詰め作業位置の上方
には、容器移載装置20が設置されている。容器移載装
置20は、両コンベヤ13、14の搬送方向に直交配置
されるガイドロッド21、21にピッチ変更装置22の
ベース22Aを支持している。ピッチ変更装置22のベ
ース22Aは、軸受23によりガイドロッド21に支持
され、横移動シリンダ24により袴整列コンベヤ13の
容器取出し作業位置と段ボール箱搬送コンベヤ14の箱
詰め作業位置との間を往復移動可能とされている。
【0020】ピッチ変更装置22は、後述する多数のス
ライド体35のそれぞれに容器取出しユニット25(物
品取扱い部)を備え、(a) 各容器取出しユニット25に
より、袴整列コンベヤ13上の容器取出し作業位置に一
時停止せしめられた袴2から容器1を取出し保持し、
(b) 容器1を取出し保持した各容器取出しユニット25
を段ボール箱4のサイズに適合する箱詰めピッチに幅寄
せし、(c) 幅寄せされた各容器取出しユニット25が保
持している容器1を、段ボール箱搬送コンベヤ14上の
箱詰め作業位置に一時停止せしめられている段ボール箱
4に挿填する。
【0021】そして、袴整列コンベヤ13は、容器1を
取出された袴集積群3の各空袴2を、ストッパ(不図
示)の解除により搬出し、各空袴2を多列状態から1列
状態に合流せしめて空袴搬出コンベヤ12の側に搬出す
る。また、段ボール箱搬送コンベヤ14は、容器1を挿
填された段ボール箱4を封函機の側に搬出する。
【0022】(ピッチ変更装置22の構成)(図1〜図
4) ピッチ変更装置22は、図1〜図3に示す如く、前述の
各容器取出しユニット25が保持する互いにX方向とY
方向に配列された容器1のX方向ピッチ(袴ピッチ)X
1 と、Y方向ピッチ(袴ピッチ)Y1 を前述の箱詰めピ
ッチX2 、Y2に変更する。
【0023】ピッチ変更装置22は、複数のX軸31を
互いに平行配置するとともに、各X軸31の両端部のそ
れぞれがピン32により枢着される両側の第1揺動リン
ク33、33を互いに平行配置することにより、第1平
行リンク群34(第1平行四辺形リンク群)を形成す
る。
【0024】また、ピッチ変更装置22は、複数のY軸
41を互いに平行配置するとともに、各Y軸41の両端
部のそれぞれがピン42により枢着される両側の第2揺
動リンク43、43を互いに平行配置することにより、
第2平行リンク群44(第2平行四辺形リンク群)を形
成する。
【0025】また、ピッチ変更装置22は、第1平行リ
ンク群34と第2平行リンク群44を上下層状に重ね配
置し、両平行リンク群34、44のX軸31とY軸41
との交差部のそれぞれにて、それらのX軸31とY軸4
1のそれぞれが摺動貫通するスライド体35を設けてい
る。
【0026】そして、第1揺動リンク群34を構成する
両側の第1揺動リンク33、33は長手方向中央の揺動
支軸36を前述のベース22Aに枢着し、一方側の第1
揺動リンク33の揺動支軸36には更に第1駆動部37
が接続される。第1駆動部37は、例えばサーボモータ
からなり、第1揺動リンク33を一定角度揺動(正逆両
方向に)することにより、第1平行リンク群34を変形
し、各スライド体35のY方向ピッチを変更する。
【0027】また、第2平行リンク群44を構成する両
側の第2揺動リンク43、43は長手方向中央の揺動支
軸46を前述のベース22Aに枢着し、一方側の第2揺
動リンク43の揺動支軸46には更に第2駆動部47が
接続される。第2駆動部47は、例えばサーボモータか
らなり、第2揺動リンク43を一定角度揺動(正逆両方
向に)することにより、第2平行リンク群44を変形
し、各スライド体35のX方向ピッチを変更する。
【0028】即ち、ピッチ変更装置22は、下記(A) 、
(B) の如くに動作する(図4)。 (A) 第1平行リンク群34、第2平行リンク群44が例
えば矩形状態にある基準状態で、各スライド体35はそ
れらのX方向ピッチとY方向ピッチを袴ピッチX1 、Y
1 とするように配列される(図4(A))。
【0029】(B) 第1駆動部37、第2駆動部47によ
り第1平行リンク群34、第2平行リンク群44が矩形
状態から適宜の揺動角θa 、θb だけ変形せしめられる
幅寄せ状態で、各スライド体35はそれらのX方向ピッ
チとY方向ピッチを幅寄せピッチX2 、Y2 に変更せし
められる(図4(B))。X2 =X1 cos θb 、Y2
2 cos θa である。
【0030】尚、ピッチ変更装置22が第1平行リンク
群34のみからなる場合には、第1平行リンク群34の
変形により、各スライド体35はそれらのY方向ピッチ
を上述の幅寄せピッチY2 に変更せしめられるものの、
X方向ピッチは何ら変更せしめられない(図4
(C))。また、ピッチ変更装置22が第2平行リンク
群44のみからなる場合には、第2平行リンク群44の
変形により、各スライド体35はそれらのX方向ピッチ
を上述の幅寄せピッチX2 に変更せしめられるものの、
Y方向ピッチは何ら変更せしめられない(図4
(D))。
【0031】ピッチ変更装置22は、上述の各スライド
体35に前述の容器取出しユニット25を備えている。
容器取出しユニット25は、昇降シリンダ26と、該昇
降シリンダ26に吊下げられた容器チャック27とから
構成される。
【0032】従って、箱詰め装置10は以下の如く動作
する。 (1) 袴搬入コンベヤ11から1列状態で袴整列コンベヤ
13に搬送されてきた袴2が、袴整列コンベヤ13上の
容器取出し作業位置にX方向、Y方向に多列をなすよう
に配列されて一時停止せしめられる。
【0033】(2) 段ボール箱搬送コンベヤ14により搬
送されてきた段ボール箱4が、段ボール箱搬送コンベヤ
14上の箱詰め作業位置に一時停止せしめられる。
【0034】(3) ピッチ変更装置22は上述の容器取出
し作業位置の上方に設定される。ピッチ変更装置22は
第1平行リンク群34、第2平行リンク群44を基準状
態とし、各スライド体35を袴ピッチX1 、Y1 として
おり、各スライド体35に設けられている容器取出しユ
ニット25の容器チャック27が下降して袴以外の容器
1をチャックした後、上昇して、各容器1を取出す。袴
整列コンベヤ13は、各容器1を取出された空袴2を空
袴搬出コンベヤ12の側に搬出し、新たな袴2を袴搬入
コンベヤ11から受入れる。
【0035】(4) ピッチ変更装置22が上述の箱詰め作
業位置の上方に切換設定される。ピッチ変更装置22は
第1平行リンク群34、第2平行リンク群44を幅寄せ
状態に変形され、各スライド体35は幅寄せピッチX
2 、Y2 とする。そして、各スライド体35に設けられ
ている容器取出しユニット25の容器チャック27を下
降して、各チャック27が保持している容器1を同時に
段ボール箱4に挿填する。段ボール箱搬送コンベヤ14
は、容器1を挿填された段ボール箱4を搬出し、新たな
段ボール箱4を受入れる。その後、ピッチ変更装置22
は、容器取出しユニット25の容器チャック27を上昇
し、再び上述の容器取出し作業位置に位置付けられる。
【0036】以後、上記(1) 〜(4) の繰り返しである。
尚、箱詰め装置10は、図6、図7の如くに変形でき
る。図6の箱詰め装置10は、前述の袴搬入コンベヤ1
1、空袴搬出コンベヤ12、袴整列コンベヤ13を袴搬
送整列コンベヤ51に一本化した例であり、以下の如く
動作する。
【0037】(1) 袴搬送整列コンベヤ51により1列状
態で搬送されてきた袴2が、コンベヤ51上の容器取出
し作業位置でY方向に1列をなすように配列され、一時
停止せしめられる。
【0038】(2) 段ボール箱搬送コンベヤ14により搬
送されてきた段ボール箱4が、コンベヤ14上の箱詰め
作業位置に一時停止せしめられる。
【0039】(3) ピッチ変更装置22のX方向の第1列
のスライド体35が上述の容器取出し作業位置の上方に
設定される。ピッチ変更装置22は第1平行リンク群3
4、第2平行リンク群44を基準状態とし、各スライド
体35は袴ピッチX1 、Y1としており、第1列の各ス
ライド体35に設けられている容器取出しユニット25
の容器チャック27が下降して袴2内の容器1をチャッ
クした後、上昇して、各容器1を取出す。袴搬送整列コ
ンベヤ51は、各容器1を取出された空袴2を搬出し、
新たな袴2を受入れ、この新たな袴2をコンベヤ51上
の容器取出し作業位置に上記(1) の如くに配列して一時
停止せしめる。
【0040】(4) ピッチ変更装置22のX方向の第2列
のスライド体35を上述の容器取出し作業位置の上方に
設定する。第2列の各スライド体35に設けられている
容器取出しユニット25の容器チャック27が下降して
袴2内の容器1をチャックした後、上昇して各容器1を
取出す。袴搬送整列コンベヤ51は、各容器1を取出さ
れた空袴2を搬出し、新たな袴2を受入れ、この新たな
袴2をコンベヤ51上の容器取出し作業位置に上記(1)
の如くに配列して一時停止せしめる。
【0041】(5) 段ボール箱4に箱詰めされる容器1の
X方向の列数分だけ上記(3) 、(4)を繰り返す。
【0042】(6) ピッチ変更装置22の各スライド体3
5の容器取出しユニット25が、段ボール箱4に箱詰め
されるX方向、Y方向の全列数分の容器1を取出し終了
した後、ピッチ変更装置22を前述の箱詰め作業位置の
上方に切換設定する。ピッチ変更装置22は第1平行リ
ンク群34、第2平行リンク群44を幅寄せ状態に変形
され、各スライド体35を幅寄せピッチX2 、Y2 とす
る。そして、各スライド体35に設けられている容器取
出しユニット26の容器チャック27を下降して、各容
器チャック27が保持している容器1を同時に段ボール
箱4に挿填する。段ボール箱搬送コンベヤ14は、容器
1を挿填された段ボール箱4を搬出し、新たな段ボール
箱4を受入れる。その後、ピッチ変更装置22は、容器
取出しユニット25の容器チャック27を上昇し、再び
上述の容器取出し作業位置に位置付けられる。
【0043】以後、上記(1) 〜(6) の繰り返しである。
図7の箱詰め装置10は、容器1の搬送に袴2を用いな
い例であり、容器1を定ピッチ送りコンベヤ61によ
り、容器供給位置に位置付けるものであり、以下の如く
動作する。尚、定ピッチ送りコンベヤ61は、容器1に
係合する回転螺旋ガイド62Aからなる定ピッチ送り装
置62を付帯的に備える。また、ピッチ変更装置22
は、ロボット63により、容器供給位置と箱詰め作業位
置との間を移動可能とされている。
【0044】(1) 定ピッチ送りコンベヤ61により1列
状態で搬送されきた容器1が、コンベヤ61上の容器供
給位置で1列定ピッチ(容器供給ピッチY1 )をなすよ
うに配列され、一時停止せしめられる。
【0045】(2) 段ボール箱搬送コンベヤ14により搬
送されてきた段ボール箱4が、コンベヤ14上の箱詰め
作業位置に一時停止せしめられる。
【0046】(3) ピッチ変更装置22のX方向の第1列
のスライド体35が上述の容器供給位置の上方に設定さ
れる。ピッチ変更装置22は第1平行リンク群34、第
2平行リンク群44を基準状態とし、各スライド体35
を容器供給ピッチX1 、Y1としており、第1列のスラ
イド体35に設けられている容器取出しユニット25の
容器チャック27が下降してコンベヤ61上の容器1を
チャックした後、上昇して、各容器1を取上げる。定ピ
ッチ送りコンベヤ61は、新たな容器1を受入れ、この
新たな容器1をコンベヤ61上の容器供給位置に上記
(1) の如くに配列して一時停止せしめる。
【0047】(4) ピッチ変更装置22のX方向の第2列
のスライド体35が上述の容器供給位置の上方に設定さ
れる。第2列の各スライド体35に設けられている容器
取出しユニット25の容器チャック27が下降してコン
ベヤ61上の容器1をチャックした後、上昇して、各容
器1を取上げる。定ピッチ送りコンベヤ61は、新たな
容器1を受入れ、この新たな容器1をコンベヤ61上の
容器供給位置に上記(1) の如くに配列して一時停止せし
める。
【0048】(5) 段ボール箱4に箱詰めされる容器1の
X方向の列数分だけ上記(3) 、(4)を繰り返す。
【0049】(6) ピッチ変更装置22の各スライド体3
5の容器取出しユニット25が、段ボール箱4に箱詰め
されるX方向、Y方向の全列数分の容器1を取上げ終了
した後、ピッチ変更装置22を前述の箱詰め作業位置の
上方に切換設定する。ピッチ変更装置22は第1平行リ
ンク群34、第2平行リンク群44を幅寄せ状態に変形
され、各スライド体35を幅寄せピッチX2 、Y2 とす
る。そして、各スライド体35に設けられている容器取
出しユニット25の容器チャック27を下降して、各容
器チャック27が保持している容器1を同時に段ボール
箱4に挿填する。段ボール箱搬送コンベヤ14は、容器
1を挿填された段ボール箱4を搬出し、新たな段ボール
箱4を受入れる。その後、ピッチ変更装置22は、容器
取出しユニット25の容器チャック27を上昇し、再び
上述の容器供給位置に位置付けられる。
【0050】以後、上記(1) 〜(6) の繰り返しである。
従って、本実施形態によれば、下記〜の作用があ
る。 平行四辺形リンク等の平行リンク群34、44の変形
によりスライド体35のピッチを変更するものである。
従って、第1平行リンク群34については、両側の第1
揺動リンク33の一方のみを第1駆動部37により駆動
すれば第1平行リンク群34をスムースに変形でき、第
2平行リンク群44については、両側の第2揺動リンク
43の一方のみを第2駆動部47により駆動すれば第2
平行リンク群44をスムースに変形できる。よって、駆
動装置の構成を簡素にできる。
【0051】平行リンク群34、44を構成するX軸
31(Y軸41も同じ)は、両側の第1揺動リンク33
に枢着(ピン結合)して平行移動せしめられるものであ
り、X軸31の両端部と第1揺動リンク33との間にバ
ックラッシュ等を設けることがないから、ピッチ変更精
度は良い。
【0052】ピッチ変更幅を拡大するにあっては、X
軸31(Y軸41も同じ)の第1揺動リンク33に対す
る枢着点を変更するだけで足り、極めて容易である。
【0053】スライド体35に容器取出しユニット2
5を備えたから、容器取出しユニット25により把持等
される容器1のX方向ピッチとY方向ピッチを変更でき
る。
【0054】(第2実施形態)(図8〜図10) 第2実施形態は、第1実施形態のピッチ変更装置22を
図8〜図10のピッチ変更装置70に変形したものであ
る。ピッチ変更装置70がピッチ変更装置22と異なる
点は、下記(1) 、(2) である。
【0055】(1) 第1平行リンク群34を構成する両側
の各第1揺動リンク33を、揺動支軸36において揺動
リンク33A、33Bに2分し、それら2つの第1揺動
リンク33A、33Bを揺動支軸36に関して線対象に
配置するとともに、第1駆動部37により互いに反対方
向に揺動せしめるものとした。
【0056】(2) 第2平行リンク群44を構成する両側
の各第2揺動リンク43を、揺動支軸46において揺動
リンク43A、43Bに2分し、それら2つの第2揺動
リンク43A、43Bを揺動支軸46に関して線対象に
配置するとともに、第2駆動部47により互いに反対方
向に揺動せしめるものとした。
【0057】このピッチ変更装置70にあっても、第1
駆動部37により両揺動リンク33A、33Bを揺動せ
しめることにて、第1平行リンク群34を変形し、各ス
ライド体35のY方向ピッチを変更し、第2駆動部47
により両第2揺動リンク43A、43Bを揺動せしめる
ことにて、第2平行リンク群44を変形し、各スライド
体35のX方向ピッチを変更できる。
【0058】尚、ピッチ変更装置70の第1駆動部3
7、第2駆動部47は、図8に示す如く、前述のベース
22Aに支持されたシリンダ71と、第1揺動リンク3
3A、33B(第2揺動リンク43A、43B)とを連
結する2又状の連結リンク72A、72Bとから構成す
ることができる。
【0059】また、ピッチ変更装置70の第1駆動部3
7、第2駆動部47は、図10に示す如く、前述のベー
ス22Aに設置されるサーボモータ81と、サーボモー
タ81に接続されたベベルギヤ82と、揺動支軸83回
りに軸支されて第1揺動リンク33A、33B(第2揺
動リンク43A、43B)の揺動中心部が固定されるベ
ベルギヤ84A、84Bとから構成することもできる。
【0060】従って、本実施形態によれば、第1揺動リ
ンク33(第2揺動リンク43も同じ)を揺動支軸36
に関して線対象をなす2つのリンク33A、33Bに2
分したから、単一の揺動リンク33を用いる場合に比し
て、装置の全体サイズを小型化できる。即ち、図9に示
す如く、第1実施形態のピッチ変更装置22のX方向寸
法LX1 、Y方向寸法LY1 に対し、第2実施形態のピ
ッチ変更装置70のX方向寸法はLX2 、Y方向寸法は
LY2 の如くに小型化できる。
【0061】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品ピッ
チ変更装置において、構成簡素としながら、ピッチ変更
精度を向上するとともに、ピッチ変更幅を容易に拡大可
能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態を示す模式図である。
【図2】図2は第1実施形態のピッチ幅寄せ状態を示す
模式図である。
【図3】図3は第1実施形態を示す斜視図である。
【図4】図4は第1実施形態の作動原理を示す模式図で
ある。
【図5】図5は箱詰め装置の第1例を示す模式図であ
る。
【図6】図6は箱詰め装置の第2例を示す模式図であ
る。
【図7】図7は箱詰め装置の第3例を示す模式図であ
る。
【図8】図8は第2実施形態を示す模式図である。
【図9】図9は第2実施形態の作動原理を示す模式図で
ある。
【図10】図10は第2実施形態の駆動装置の他の例を
示す模式図である。
【符号の説明】
1 容器(物品) 10、70 ピッチ変更装置 25 容器取出しユニット(容器取扱い部) 31 X軸 33、33A、33B 第1揺動リンク 34 第1平行リンク群 35 スライド体 36 揺動支軸 37 第1駆動部 41 Y軸 43、43A、43B 第2揺動リンク 44 第2平行リンク群 46 揺動支軸 47 第2駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の互いにX方向とY方向に配列され
    た物品のX方向ピッチとY方向ピッチを変更する物品ピ
    ッチ変更装置において、 複数のX軸を互いに平行配置するとともに、各X軸の両
    端部のそれぞれが枢着される両側の第1揺動リンクを互
    いに平行配置することにより、第1平行リンク群を形成
    し、 複数のY軸を互いに平行配置するとともに、各Y軸の両
    端部のそれぞれが枢着される両側の第2揺動リンクを互
    いに平行配置することにより、第2平行リンク郡を形成
    し、 第1平行リンク群と第2平行リンク群を層状に重ね配置
    し、両平行リンク群のX軸とY軸との交差部のそれぞれ
    にて、それらのX軸とY軸のそれぞれが貫通するスライ
    ド体を設け、 第1平行リンク群の第1揺動リンクを揺動する第1駆動
    部と、第2平行リンク群の第2揺動リンクを揺動する第
    2駆動部を設け、 第1駆動部による第1揺動リンクの揺動により第1平行
    リンク群を変形することにて、各スライド体のY方向ピ
    ッチを変更し、第2駆動部による第2揺動リンクの揺動
    により第2平行リンク群を変形することにて、各スライ
    ド体のX方向ピッチを変更することを特徴とする物品ピ
    ッチ変更装置。
  2. 【請求項2】 前記第1揺動リンクを揺動中心で2分
    し、それら2つの第1揺動リンクを揺動中心に関して線
    対象に配置するとともに、互いに反対方向に揺動せし
    め、 前記第2揺動リンクを揺動中心で2分し、それら2つの
    第2揺動リンクを揺動中心に関して線対象に配置すると
    ともに、互いに反対方向に揺動せしめる請求項1記載の
    物品ピッチ変更装置。
  3. 【請求項3】 前記スライド体に物品取扱い部を備えて
    なる請求項1又は2に記載の物品ピッチ変更装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR3119160A1 (fr) * 2021-01-26 2022-07-29 Ds Smith Packaging France Tête de manipulation d’objets en lot

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