JPH09293615A - 直流リアクトル - Google Patents

直流リアクトル

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JPH09293615A
JPH09293615A JP10716296A JP10716296A JPH09293615A JP H09293615 A JPH09293615 A JP H09293615A JP 10716296 A JP10716296 A JP 10716296A JP 10716296 A JP10716296 A JP 10716296A JP H09293615 A JPH09293615 A JP H09293615A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流送電線路に使用される直流リアクトルの
内部に磁性体浮遊物が浮遊してきたときに、磁性体異物
が、電位差の大きな部分には集積させないで、絶縁の信
頼性を高くする。 【解決手段】 中空円板状コイルを絶縁スペーサを介し
て積層した巻線構造とし、積層した層間に巻線の横方向
から絶縁冷却媒体を流し、巻線の中央部には流れ込まな
いように中空円板状コイルの内周部を密閉した構成と
し、内部に磁性体浮遊物が存在したときに、絶縁冷却媒
体が循環して磁性体浮遊物が巻線内に集積する構成と
し、巻線の中央部に絶縁冷却媒体が循環しない構成とし
た。 【効果】 内部に磁性体浮遊物が存在していても、絶縁
冷却媒体の循環によって巻線内部の電位差がない部分に
集積されて、絶縁耐力が脅かされることがなくなり、絶
縁の信頼性が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流送電線路に
接続される直流リアクトルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流送電線路は、交流から直流に変換さ
れた電圧であり、脈動成分が多く含まれている。この脈
動成分を減衰させて平滑化すること、あるいは軽負荷時
の直流電流の断続防止、故障時の過電流を抑制すること
等を目的として直列に直流リアクトルが接続されてい
る。
【0003】図9〜図11は、例えば特開昭55−71
011号公報に示された従来の直流リアクトルの構成を
示す部分断面図である。図9は巻線部分の状態を示す断
面図であり、図10はコイル間のスペーサの状態を示す
ものであり、図11は図10のA−A断面を示した断面
図である。図において、1は中空の円板状コイル2を積
層した巻線、3は巻線1の上下両端部に配置された静電
シールド、5は巻線1の内周に配置された内周絶縁筒、
6aは絶縁筒5の表面から静電シールド3の上面に延在
した絶縁鍔A、6bは下部静電シールド3の下面に延在
させた絶縁鍔B、6cは絶縁バリアの上面に延在させた
絶縁鍔Cである。7は外周絶縁バリヤであり、その両端
部の7a、7bは絶縁鍔6aの上面及び絶縁鍔6bの下
面に折り曲げられて絶縁バリヤを形成した絶縁バリヤフ
ランジである。8は油流ガイドであり、巻線1の円板状
コイル2を数枚を1ブロックとして円板状コイル2の層
間の冷媒流を外径から内径、内径から外径へ交互に流れ
るように形成する油流ガイドである。9は巻線1の外周
に口の字状に配置された磁気シールド、10は導油ボッ
クスであり、円板状コイル2の層間に冷媒流を導入する
導入穴10aが設けられている。11は導油管である。
12は円盤状コイル2の層間に形成された冷媒流路であ
り、油流ガイド8で仕切られたコイル数枚のブロック毎
に外径から内径に、内径から外径に交互の方向に冷媒が
流れる冷媒流路であり、13は巻線2の上下部の絶縁鍔
部に形成された冷媒流路である。14は絶縁スペーサで
あり、内周絶縁筒5の外周面から円盤状コイル2の層間
に放射状に配置され、円板状コイル2の内外周間に冷媒
流路12を形成している。
【0004】また、図12、図13は、特公昭57−1
882号公報に示された空心リアクトルの巻線部分のス
ペーサの状況を示す部分図であり、図12はコイル部分
の断面図、図13は上面から見た平面図である。図にお
いて、19は磁気シールド、21はコイル、22は磁気
シールド18の上部を締め付け固定する上部固定金具、
23は磁気シールドの下部を締め付け固定する下部固定
金具である。25は内周絶縁筒、26は架台、27は上
部磁気シールドを締め付ける上部締め付け金具22を連
結する連結金具、28は架台26と連結金具27との間
を締め付けコイル21に締め付け力を与える連結ロッド
である。
【0005】次に動作について説明する。高電圧のリア
クトル等の誘導機器は、耐電圧性能を確保し、コイルの
発熱を効率的に冷却する冷却媒体として絶縁油が使用さ
れている。図9〜図10の構成の冷却は、巻線部分は全
体が絶縁油に浸漬されており、冷却媒体の絶縁油は導油
管11から導油ボックス10に導入され導油ボックス1
0の上方に設けられた導油穴10aを通って、下部の絶
縁バリアフランジ7bの部分に形成された冷媒流路13
に流入し、静電シールド3の下部から円板状コイル2の
油流ガイド8で仕切られた最下端のブロックの円板状コ
イル2の層間の冷媒通路を外周から内周に向けて流れ、
内周絶縁筒5の部分で反転し、次のブロックを内周から
外周に向かって流れ、外周部で反転する冷媒流路を反転
しながら上昇して上部の静電シールド3の上部の冷媒流
路を通ってコイルの外に放出する図中矢印で示した経路
を流れて冷却される。
【0006】また、図12、図13はコイルを固定する
構造を示すものであり、巻線21の中心部の貫通する連
結ロッド28を締め付けて巻線21に押し付け力を加え
て固定される構成である。この構成では巻線21の中心
部を連結ロッドが貫通しており、この部分は電気的に接
地されており、巻線21は回路電圧が課電されているの
で、巻線21の内径部と連結ロッド28との間は電気的
に耐えるように絶縁距離を確保することが必要である。
この部分の絶縁距離は、DC500kVの絶縁油充填の
機器では約200mm程度である。図9〜図10の構成
では冷却を説明し、巻線1を固定する構成は示されてお
らず、図12、図13の構成では冷却に関することが示
されていないが、実際の直流リアクトルでは両者の構成
を合体した構成である。
【0007】次に磁界の分布について説明する。直流回
路に使用される直流リアクトルは、低負荷から過負荷領
域までインダクタンスの値がなるべく変化することがな
く、安定した値になることが回路構成上好ましくこのた
めに、上記の構成のように巻線内径部には過負荷運転時
に磁気飽和となりインダクタンスが大きく変化するよう
なギャップ付鉄心を使用せず、空心形とする。外周部に
は磁束の広がりを防止するために磁気シールドを設けた
ものとしている。この構成の直流リアクトルの巻線に直
流電流が流れると巻線の中央付近の磁界の強さは図14
のようになる。図14の上部のグラフは磁界の強さを示
し、下部に磁界の強さと巻線との相対位置の関係を示
す。図14の巻線中央部の磁界の強さの最大値Bmax
は(式1)で求められる。
【0008】
【数1】
【0009】電流が数1000Aの直流送電線路に接続
される1ヘンリーを越える直流リアクトルではBmax
が1テスラを越えるものもある。磁界の分布は、図14
に示す通り、巻線中心部が最大であり、巻線内の外径方
向になるにしたがって、径方向寸法に比例して直線的に
小さくなり外周部で0になる。
【0010】巻線に流れる電流は、系統電流であり、巻
線の中心部の磁界の強さBmaxはこの系統電流に比例
し、負荷率により大きさは変動する。また、巻線電流は
直流であり通電方向が変わらない限り一定方向の磁界が
発生する。この磁界内に鉄粉等の磁性体があると、磁界
の強さが高い方向に引き付ける力を受けることになる。
その磁性体が受ける力Fは(式2)の通りとなる。
【0011】
【数2】
【0012】巻線1内に磁性体異物が侵入した場合、図
14に示す通り巻線部分の磁界の強さは、巻線1内周端
部から外周端部にかけてほぼ一定の割合で磁界の強さが
弱くなる勾配となっている。この状態の巻線1内部に、
mなる磁気双極能率を有する磁性体異物には一定の力が
中心方向に働く。例えば、Bmaxを1[T(テス
ラ)]、巻線1の巾を0.5mとし、磁界の強さの勾配
を2[T/m]とすると、1gの鉄粉が受ける力は、鉄
の磁気双極能率より約0.5[N(ニュートン)]と計
算され、自重の約50倍の値となる。受ける力の方向は
巻線1の内周方向に引き寄せられるように作用する。
【0013】空心巻線の直流リアクトルの巻線1の内部
に磁性体が存在した場合の挙動を図15を用いて説明す
る。図15は巻線部分の部分拡大断面図である。磁性体
異物30が当初に存在する位置はタンク内、巻線内、あ
るいは絶縁油中に浮遊していることが考えらるが運転さ
れると、絶縁油中に浮遊した磁性体浮遊物30は絶縁油
とともに循環して巻線1内の冷媒通路13、12に入
り、この部分に入ってくると磁化され、磁界の強さの強
い内径側に力が働き、内径側の絶縁鍔6bの部分に集積
されて蓄積する。
【0014】直流リアクトルは、巻線の中心部には大地
電位の連結ロッドが存在し、高電圧に充電されている巻
線との間の絶縁が耐えるように設計されているが、内部
に磁性体浮遊物が存在し、運転されて巻線の内周部に集
積すると、浮遊電極となり、その形状、大きさによって
は電界が集中して絶縁が脅かされる。浮遊物に直流電圧
が課電されると電気的には分極し、直列につながる現象
も生じ易く、交流の場合に比較してさらに厳しくなるこ
とが想定される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
直流リアクトルは、磁界の強さに勾配がある巻線内に磁
性体異物が存在する場合に、巻線の内周部分に集積し、
絶縁耐力が低下する問題点がある。
【0016】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたものであり、機器内部に磁性体浮遊物が存在し
ていても、巻線の内周側に集積しないように構成し、絶
縁耐力の低下を防止した直流リアクトルを得ることを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る直流リアクトルは、中空円板状コイルを内周絶縁筒に
接するように装着して積層した巻線の対角上の双方に配
置された絶縁冷却媒体の出入口を形成し、その一方から
流入し中空円板状コイルの両側の双方に略均一に分流
し、他方の出入口に流出するように冷媒流路を形成する
絶縁ワッシャーに絶縁スペーサが配置して構成したもの
である。
【0018】この発明の請求項2に係る直流リアクトル
は、中空円板状コイルを積層した巻線の中空円板状コイ
ルの内径端部に、絶縁冷却媒体が内径部に流出しないよ
うに断面がチャンネル形状の絶縁部材を装着して積層し
たものである。
【0019】この発明の請求項3に係る直流リアクトル
は、中空円板状コイルの内径端部に、絶縁冷却媒体が内
径部に流出しないように断面がチャンネル形状の絶縁部
材を装着し、中空円板状コイルの外周部には略対角上に
絶縁冷却媒体の出入口部分以外の部分に断面がチャンネ
ル形状の絶縁部材を装着したものである。
【0020】この発明の請求項4に係る直流リアクトル
は、絶縁スペーサを貼り付けた絶縁ワッシャーを積層し
た中空円板状コイルが積層された層間の絶縁スペーサ
を、コイルの中心に対して円周方向には略同心環状であ
り、半径方向には略等間隔の放射状に配置したものであ
る。
【0021】この発明の請求項5に係る直流リアクトル
は、絶縁ワッシャーを積層した中空円板状コイルの積層
された層間の絶縁スペーサは、コイルの中心に対して円
周方向には略同心環状であり、半径方向には略等間隔の
放射状に配置され、さらに円周方向に放射状に配列され
た絶縁スペーサは一列置きに交互となるように配置した
ものである。
【0022】この発明の請求項6に係る直流リアクトル
は、絶縁ワッシャーを積層した中空円板状コイルが積層
された巻線の端部に配置される静電シールド表面に、コ
イル面スペーサと同一角度の位置に静電シールドの中心
に対して放射状に配置された放射状スペーサ及びシール
ド内径と外径との間の任意の位置に少なくとも1個の環
状スペーサを配置し、外周には断面チャンネル状の絶縁
部材を静電シールド、放射状スペーサ及び環状スペーサ
を覆うように装着したものである。
【0023】この発明の請求項7に係る直流リアクトル
は、絶縁ワッシャーを積層した中空円板状コイルの内周
に装着する断面がチャンネル形状の絶縁部材の内周側の
上面に任意の巾の溝を設け、その外周側が中空円盤状コ
イル表面に向かって下降する斜面を形成するようにした
ものである。
【0024】この発明の請求項8に係る直流リアクトル
は、絶縁ワッシャーを積層した中空円板状コイルの内周
に断面がチャンネル形状の絶縁部材を装着し、外周の外
側に、間隔をおいて絶縁リングを設け、絶縁リングの外
周が中空円板状コイル表面に向かって下降する斜面を形
成するようにしたものである。
【0025】この発明の請求項9に係る直流リアクトル
は、請求項1乃至請求項8に記載の直流リアクトルの絶
縁冷却媒体を絶縁油としたものである。
【0026】この発明の請求項10に係る直流リアクト
ルは、請求項1乃至請求項8に記載の直流リアクトルの
絶縁冷却媒体を絶縁性ガスとしたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て説明する。 実施の形態1.図1〜図4はこの発明による実施の形態
1.の構成を示す図である。図1.は実施の形態1.の
直流リアクトルの中身の断面鳥瞰図、図2は巻線部分の
構成部品を分離した状態で示した鳥瞰図であり、実際は
密着した構成である。図3は巻線内の絶縁スペーサの配
置図、図4は静電シールド部分の構成部品の鳥瞰図であ
る。図において、41は中空円板状コイルを積層した巻
線、42は積層されて巻線の主要部をを構成する中空円
板状コイル、43は巻線の上部下部に配置された静電シ
ールド、45は絶縁冷却媒体の流通路を確保するための
コイル面スペーサ、46は中空円板状コイル42の外周
に装着され、絶縁冷却媒体の流路を確保し、コイルの外
周への流出を防止する外周チャンネルであり、対角上の
2カ所に一部カット部分を設けて冷却媒体流入口50、
冷却媒体流出口51を形成している。47は中空円板状
コイル42の内周に装着された内周チャンネルである。
48は中空円板状コイル42の間及び静電シールド43
との間に間挿された絶縁ワッシャー、49は巻線の周囲
を口の字状に囲うように配置された磁気シールドであ
る。
【0028】52は静電シールド43の表面に絶縁冷却
媒体を形成するための放射状スペーサ、53は同じく環
状スペーサ、54は静電シールド43の外周に装着され
たシールド外周チャンネルであり、図では2分割して表
示しているが静電シールド全周を覆うように装着されて
いる。55は静電シールド43の上面に配置された絶縁
ワッシャー、56は放射状スペーサ、57は環状スペー
サである。図2では、静電シールド43部分について示
したが、下部の静電シールド43についても上部と対称
に同様の構成に形成されている。
【0029】絶縁冷却媒体が冷却媒体入り口50から流
入し、左右に別れて中空円板状コイルの表面を均一に流
れるようにコイル面スペーサ45は図3に示したように
配置されている。図3のコイル面スペーサ45は、絶縁
冷却媒体の流量が均一になるように次の条件を満たすよ
うに配置されている。 (1)中心部から外周部に向かう方向の等間隔に配置し
た複数の放射線状の中心線に、コイル面スペーサ45
は、コイル内周側に近い側は小さく、外周に至るに従
い、スペーサ取付位置の半径に比例した大きさのものと
し、スペーサの間は同一として貼り付けるものとする。
このようにスペーサの大きさ、間隔を規定することによ
り、コイルの内周部、外周部での冷却媒体のコイル面に
接する冷却面積比及びコイルの支持間隔が格差なく構成
される。 (2)隣接する放射線状に配置した中心線上のスペーサ
は、一列置きに交互となるように千鳥配置する。このよ
うに配置すると、巻回されているコイルの各導体は円周
方向には少なくとも一つ飛びに必ず支持されるようにな
り無支持のコイル導体がなくなる。また、中空円板状コ
イル42及び静電シールド43は、図4に示すように中
空円板状コイル42のコイル面スペーサ45の中心線、
静電シールド43の放射状スペーサ59の中心線の位置
を合わせて積層しており、このように積層すると軸方向
には連続密着構造となり、コイル軸方向の機械力を磁気
シールドで支持できる。
【0030】このように構成された巻線41の部分の絶
縁冷却媒体の流路構成について説明する。図1、図2の
巻線41の冷却媒体流入口50、冷却媒体流出口51が
周囲に口の字形に配置された磁気シールド49の口の字
の開口の方向に来るように配置されており、この冷却媒
体流入口50に向かう図示の矢印Aの方向に絶縁冷却媒
体を流すことにより、絶縁冷却媒体は冷却媒体流入口5
0から中空円板状コイル42の上下に流入し、冷却媒体
流出口51の図示矢印Bの方向に流出する冷媒流路が形
成され、各中空円板状コイルの冷却媒体流路は並列にな
る。
【0031】静電シールド43は、巻線41の上下両端
部の電界集中を緩和するために使用されるものであり、
これ自体に電流が流れることもなく、また直流であるか
ら渦電流による標遊損が生じるものでもないので冷却に
配慮する必要はなく、絶縁耐力を考慮すればよく、絶縁
ワッシャー55と放射状スペーサ56と環状スペーサ5
7とを積層した構成とし、絶縁冷媒体中に気泡が残留し
ない構成として図2のように構成したものである。
【0032】以上のような構成の直流リアクトルの巻線
内部あるいは絶縁冷却媒体中に磁性体の浮遊物が残留し
ているとした場合の挙動について説明する。図5は巻線
部分の下方部分の断面図である。巻線は内周絶縁筒45
に、中空円板状コイル42の内径部を嵌合して装着され
ており、巻線内の絶縁冷却媒体流路44は、内周及び外
周に対して密閉された流路となっている。巻線部分には
直流電流が流れておりコイル42の巻回部分は磁界の強
さが内径から外径に至るにしたがって弱くなる磁界とな
っており、巻線部分に磁性体浮遊物30があると磁界の
強い方に引き付けられる力を受けて、図5に示す通りコ
イル間に浮遊していた磁性体浮遊物30は冷却媒体流路
44の内径側に集積し、電界が加わっている中空円板状
コイル42の内径部に侵入することはなくなり、絶縁耐
力が脅かされることはなくなる。一方、静電シールド表
面のダクトでも、磁界の分布は、その位置が、コイルと
同軸に配置されていることからコイル表面と略同一であ
る。このため浮遊移動して来た磁性体は、静電シールド
内周側に集積する力を受けるが、静電シールド表面に設
けた環状スペーサにより静電シールド内周内側に至るこ
とは無く絶縁耐力が脅かされることは無い。
【0033】上記は冷却媒体を特定しないで説明した
が、冷却媒体が絶縁油の場合は、粘性が大きいので、低
流量であっても磁性体浮遊物は絶縁冷却媒体の流れに逆
らうことなく、循環してコイル内に捕獲され易くなる。
また、絶縁冷却媒体が絶縁性ガスの場合は、一般に粘性
が小さく、熱容量が小さいので循環流量を多くし、流速
を早くする設計が行われる。流速が早い条件では磁性体
が冷却媒体中、浮遊しやすくなりコイル内に捕獲され易
くなる。
【0034】実施の形態2.実施の形態2.の構成を図
6に示す。実施の形態2.は、実施の形態1.の構成の
内周部に集積した磁性体浮遊物の捕獲溝を設けたもので
ある。図6は巻線の内周部の部分拡大断面図である。図
において71は内周チャンネルであり、2枚の鍔の下側
の鍔の外径側に円周方向に沿って捕獲溝74を形成し、
捕獲溝74の外径側は中空円板状コイル42の上面また
は絶縁ワッシャー48の上面に向かって傾斜するテーパ
面75を設けた構成である。
【0035】このように内周チャンネル71に捕獲溝7
4を設けると直流リアクトルが運転されて内部に磁性体
浮遊物30が存在していると巻線内に循環してきたとき
に磁界の強さの傾きによりにより磁化してコイル間の冷
媒流路の磁界の強い内径側に設けた捕獲溝74に集積し
て捕獲され、再びリアクトル内部の絶縁的に最も厳しい
巻線中心部に集積することがなくなり、絶縁の信頼性が
高くなる。
【0036】実施の形態3.実施の形態3.は実施の形
態2.捕獲溝の部分の形態を変えたものである。実施の
形態3.の構成を図7、図8に示す。図8は図7と同じ
部分の巻線の内周部の捕獲状況を示す説明図である。図
において、76は内周チャンネル51の外周の中空円盤
状コイルの上面または絶縁ワッシャーの上面に形成され
た捕獲溝である。77は捕獲溝76を形成する間隔を置
いて中空円盤状コイルの上面または絶縁ワッシャーの上
面に貼り付けられた捕獲リングであり、上面はコイルの
上面または絶縁ワッシャーの上面に向けて下降する傾斜
面となっている。
【0037】この構成においても、実施の形態2.と同
様に、内部に磁性体浮遊物30が存在していても巻線内
に循環してきたときに磁化してコイル間の絶縁冷媒流路
の磁界の強い内径側の捕獲溝76に集積されて捕獲さ
れ、再びリアクトル内部の絶縁的に最も厳しい巻線中心
部に集積することがなくなり、絶縁の信頼性が高くな
る。
【0038】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る直流リアクト
ルは、中空円板状コイルを内周絶縁筒に接するように装
着して積層し、巻線の対角上の双方に絶縁冷却媒体の出
入口を配置し、この一方から流入し中空円板状コイルの
両側の双方に略均一に分流して他方の出入口に流出する
ように絶縁ワッシャーに絶縁スペーサを配置したので、
巻線部分に磁性体浮遊物があっても磁化されて磁界の強
い方に引き付けられる力を受けて、絶縁冷却媒体流路の
内径側に集積しても、電界が加わっている中空円板状コ
イルの内径部に侵入することはなくなり、絶縁耐力が脅
かされることがなくなる効果を奏する。
【0039】この発明の請求項2に係る直流リアクトル
は、中空円板状コイルを積層した巻線の中空円板状コイ
ルの内径端部に、絶縁冷却媒体が内径部に流出しないよ
うに断面がチャンネル形状の絶縁部材を装着して積層し
たものとしたので、巻線内を循環した冷却媒体が巻線中
心部に入り込むことがなくなり、巻線内に集積した磁性
体浮遊物により巻線中心部において絶縁耐力を脅かすこ
とがなくなり、絶縁の信頼性が高くなる効果を奏する。
【0040】この発明の請求項3に係る直流リアクトル
は、中空円板状コイルの内径端部には、絶縁冷却媒体が
内径部に流出しないように断面がチャンネル形状の絶縁
部材を装着し、中空円板状コイルの外周部には略対角上
に絶縁冷却媒体の出入口部分以外の部分に断面がチャン
ネル形状の絶縁部材を装着したものとしたので、巻線内
を循環した冷却媒体が巻線中心部に入り込むことがなく
なり、外周部にも漏れないので巻線内に集積した磁性体
浮遊物が巻線中心部の絶縁耐力を脅かすことがなくな
り、絶縁の信頼性がより高くなる効果を奏する。
【0041】この発明の請求項4に係る直流リアクトル
は、絶縁スペーサを貼り付けた絶縁ワッシャーを積層し
た中空円板状コイルが積層された層間の絶縁スペーサ
を、コイルの中心に対して円周方向には略同心環状であ
り、半径方向には略等間隔の放射状に配置したので、巻
線内の冷却媒体の流量分布が内周部と外周部で差がなく
なり流速分布が均一になる効果を奏する。
【0042】この発明の請求項5に係る直流リアクトル
は、絶縁ワッシャーを積層した中空円板状コイルの積層
された層間の絶縁スペーサは、コイルの中心に対して円
周方向には略同心環状であり、半径方向には略等間隔の
放射状に配置され、さらに円周方向に放射状に配列され
た絶縁スペーサは一列置きに交互となるように千鳥配置
したもので、巻線内の絶縁冷却媒体の流速分布はより均
一になり、均一に冷却される効果を奏する。
【0043】この発明の請求項6に係る直流リアクトル
は、中空円板状コイルが積層された巻線の端部に配置さ
れる静電シールド表面に、コイル面スペーサと同一角度
の位置に静電シールドの中心に対して放射状に配置され
た放射状スペーサ及びシールド内径と外径との間の任意
の位置に少なくとも1個の環状スペーサを配置し、外周
には断面チャンネル状の絶縁部材を静電シールド、放射
状スペーサ及び環状スペーサを覆うように装着し、絶縁
冷却媒体が出入りしないようにしたので、静電シールド
内表面の油ダクト部分に磁性体浮遊物が循環し存在して
いても静電シールドの内周の内側部にでてくることがな
くなり、絶縁耐力を脅かすことがなくなる。
【0044】この発明の請求項7に係る直流リアクトル
は、絶縁ワッシャーを積層した中空円板状コイルの内周
に装着する断面がチャンネル形状の絶縁部材の内周側の
上面に任意の巾の溝を設け、その外周側が中空円盤状コ
イル表面に向かって下降する斜面を形成するようにした
ので、内部に浮遊する磁性体浮遊物は巻線内を循環して
きたときに容易に巻線内の内径部の捕獲溝に集積して捕
獲され、再び内部を循環して絶縁耐力を脅かすことがな
くなり、絶縁信頼性が高くなる効果を奏する。
【0045】この発明の請求項8に係る直流リアクトル
は、絶縁ワッシャーを積層した中空円板状コイルの内周
に断面がチャンネル形状の絶縁部材を装着し、内周の内
側に、間隔をおいて絶縁リングを設け、絶縁リングの外
周が中空円板状コイル表面に向かって下降する斜面を形
成するようにしたので、請求項7と同様に、内部に浮遊
する磁性体浮遊物は巻線内を循環してきたときに巻線内
の内径部の捕獲溝に集積して捕獲され、再び内部を循環
して絶縁耐力をおびやかすことがなくなり、絶縁信頼性
が高くなる効果を奏する。
【0046】この発明の請求項9に係る直流リアクトル
は、請求項1乃至請求項8に記載の直流リアクトルの絶
縁冷却媒体を絶縁油としたものであり、冷却媒体の粘性
が高く、磁性体浮遊物は確実に巻線内の内径部に集積し
捕獲されて絶縁の信頼性が高くなる。
【0047】この発明の請求項10に係る直流リアクト
ルは、請求項1乃至請求項8に記載の直流リアクトルの
絶縁冷却媒体を絶縁性ガスとしたものであり、磁性体浮
遊物は冷却媒体の循環によって巻線内の内径部に集積し
捕獲されて絶縁の信頼性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1.の直流リアクトルの中身の断
面鳥瞰図である。
【図2】 図1の巻線部分の構成部品を分離して示した
鳥瞰図である。
【図3】 図1の巻線内の絶縁スペーサの配置図であ
る。
【図4】 静電シールド部分の構成部品の鳥瞰図であ
る。
【図5】 巻線内の磁性体浮遊物の集積状況の説明図で
ある。
【図6】 巻線内径部に捕獲溝を設けた場合の内周部の
部分拡大断面図である。
【図7】 巻線内径部に捕獲溝を設けた場合の他の実施
の形態の内周部の部分拡大断面図である。
【図8】 図7を磁性体浮遊物の捕獲状況を示す説明図
である。
【図9】 従来の直流リアクトルの巻線部分の構成を示
す及び油流に状況を示す部分断面図である。
【図10】 従来の直流リアクトルの巻線部分のスペー
サの状況を示す説明図である。
【図11】 従来の直流リアクトルの巻線のスペーサ部
分の断面図である。
【図12】 従来の図11と異なる構成の直流リアクト
ルの中身の側面図である。
【図13】 図12の直流リアクトル平面図である。
【図14】 直流リアクトルの磁界分布を説明する説明
図である。
【図15】 従来の直流リアクトルの巻線内部の磁性体
浮遊物の集積状況の説明図である。
【符号の説明】
30 磁性体浮遊物、35 内周絶縁筒、41 巻線、
42 中空円板状コイル、43 静電シールド、44
冷却媒体流路、45 コイル面スペーサ、46 外周チ
ャンネル、47 内周チャンネル、48 絶縁ワッシャ
ー、49 磁気シールド、50 冷却媒体流入口、51
冷却媒体流出口、53 環状スペーサ、54 シール
ド外周チャンネル、55 絶縁ワッシャー、56 放射
状スペーサ、57 環状スペーサ、71 内周チャンネ
ル、74 捕獲溝、75 テーパ面、76 捕獲溝、7
7 捕獲リング。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中空円板状コイルの層間に絶縁ス
    ペーサ、絶縁ワッシャーを間挿して積層した巻線、及び
    巻線端部に配置された静電シールドが密閉容器に収容さ
    れ、絶縁冷却媒体が充填された空心形の直流リアクトル
    であって、巻線は、複数の中空円板状コイルを内周部が
    内周絶縁筒に接するように装着され、絶縁スペーサが間
    挿されて積層され、上記円板状コイルの層間の外周には
    略対角上の双方に絶縁冷却媒体の出入口を配置し、他の
    部分は封止して、絶縁冷却媒体が上記出入口の一方から
    流入し、中空円板状コイルの層間の両側の双方に略均一
    に分流して他方の出入口に流出するように冷却媒体流路
    が形成されていることを特徴とする直流リアクトル。
  2. 【請求項2】 中空円板状コイルの内径端部に、絶縁冷
    却媒体が内径部に流出しないように断面がチャンネル形
    状の絶縁部材を装着して積層されていることを特徴とす
    る請求項1記載の直流リアクトル。
  3. 【請求項3】 中空円板状コイルの内径端部に、絶縁冷
    却媒体が内径部に流出しないように断面がチャンネル形
    状の絶縁部材を装着し、中空円板状コイルの外周部には
    略対角上に絶縁冷却媒体の出入口部分以外の部分に断面
    がチャンネル形状の絶縁部材を装着したことを特徴とす
    る請求項1記載の直流リアクトル。
  4. 【請求項4】 中空円板状コイルが積層された層間の絶
    縁スペーサは、コイルの中心に対して円周方向には略同
    心環状であり、半径方向には略等間隔の放射状に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の直流リアクトル。
  5. 【請求項5】 中空円板状コイルが積層された層間の絶
    縁スペーサはコイルの中心に対して円周方向には略同心
    環状であり、半径方向には略等間隔に配置され、さらに
    円周方向に放射状に配列された絶縁スペーサは一列おき
    に交互となるように千鳥配置されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の直流リアク
    トル。
  6. 【請求項6】 中空円板状コイルが積層された巻線の端
    部に配置される静電シールド表面に、コイル面スペーサ
    と同一角度の位置に静電シールドの中心に対して放射状
    に放射状スペーサを配置し、静電シールド内径と外径と
    の間の任意の位置に少なくとも1個の環状スペーサを配
    置し、外周には断面チャンネル状の絶縁部材を静電シー
    ルド、放射状スペーサ及び環状スペーサを覆うように装
    着したことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれ
    かに記載の直流リアクトル。
  7. 【請求項7】 中空円板状コイルの内周に装着する断面
    がチャンネル形状の絶縁部材の外周側の双方の鍔部分の
    上面に任意の巾の溝が設けられ、その外周側がコイル表
    面に向かって下降する斜面が形成されていること特徴と
    する請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の直流リア
    クトル。
  8. 【請求項8】 中空円板状コイルの内周に装着する断面
    がチャンネル形状の絶縁部材の外周の外側のコイル上面
    の絶縁ワッシャーに、間隔をおいて絶縁リングを設け、
    この絶縁リング上面は、その外周側がコイル表面に向か
    って下降する斜面が形成されていることを特徴とする請
    求項2乃至請求項6のいずれかに記載の直流リアクト
    ル。
  9. 【請求項9】 絶縁冷却媒体は絶縁油であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の直流リ
    アクトル。
  10. 【請求項10】 絶縁冷却媒体は絶縁性ガスであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の
    直流リアクトル。
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CN112927903A (zh) * 2021-04-02 2021-06-08 中国电力工程顾问集团中南电力设计院有限公司 用于桥臂电抗器散热的导流结构和目标送风冷却系统

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