JPH09293014A - メモリの記憶容量の認識方法 - Google Patents

メモリの記憶容量の認識方法

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JPH09293014A
JPH09293014A JP8105040A JP10504096A JPH09293014A JP H09293014 A JPH09293014 A JP H09293014A JP 8105040 A JP8105040 A JP 8105040A JP 10504096 A JP10504096 A JP 10504096A JP H09293014 A JPH09293014 A JP H09293014A
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JP8105040A
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Takayuki Kagawa
隆之 香川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリの記憶容量を特別なIDを配置するこ
となく認識する。 【解決手段】 S1で、アドレス“00000ABh”をリード
し、リードデータを検査基本値とする。S2-1で、アドレ
ス“00100ABh”をリードしてリードデータが検査基本値
と同じか否かを判定し、S2-2で、S2-1でリードしたデー
タが検査基本値と同じ場合、メモリのアドレスビット数
が16ビットと判定され、記憶容量が64KByteと判定され
る。従って、メモリの最大アドレス値は“000FFFFh”に
なる。S3-1で、S2-1でリードしたデータが検査基本値と
同じでない場合、アドレス“00200ABh”をリードし、リ
ードデータが検査基本値と同じか否かを判定する。S3-2
で、S3-1でリードしたデータが検査基本値と同じ場合、
メモリのアドレスビット数が17ビットと判定され、記憶
容量が128KByteと判定される。従って、メモリの最大ア
ドレス値は“OO1FFFFh”になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データが予め記録
されているメモリの記憶容量の認識方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は、一般のメモリICの一例を示す
構成図である。この図に示すメモリIC1のリード/ラ
イトサイクルでは、該メモリIC1から応答信号を出力
しないので、図示しない中央情報処理装置(以下、CP
Uという)からの制御信号のみを使用してリード/ライ
トサイクルを終了する。このため、CPUがメモリIC
1の記憶容量以上のデータ領域をリードした場合、アド
レスadに対する記憶データが存在しないので、該メモ
リIC1のデータ信号線には正常なデータ(即ち、正常
に記憶されたデータ)が出力されず、異常データが出力
される。ところが、CPUはメモリIC1から出力され
たデータd1〜d8が正常なデータであるか否かを識別
できないので、この異常データを正常リードのデータと
して認識する。CPUは、この異常データをリードする
と、プログラムやデータに異常が発生して誤動作が発生
する。従来では、CPUがメモリIC1の記憶容量を予
め認識することにより、このような誤動作の発生を防止
している。図3は、情報処理回路の一例を示す構成図で
ある。
【0003】この情報処理回路はCPU11を有してい
る。CPU11のアドレス端子A1〜A32、ライトイ
ネーブル端子WE、リードコマンド端子RD及びデータ
入出力端子D1〜D8は、メモリ制御部12のアドレス
端子A1〜A32、ライトイネーブル端子WE、リード
コマンド端子RD及びデータ入出力端子D1〜D8にそ
れぞれ接続されている。メモリ制御部12のアドレス端
子A1〜A32、ライトイネーブル端子WE、アウトイ
ネーブル端子OE、チップセレクト端子CS1及びデー
タ入出力端子D1〜D8は、コネクタ13のアドレス端
子A1〜A32、ライトイネーブル端子WE、アウトイ
ネーブル端子OE、チップセレクト端子CS及びデータ
入出力端子D1〜D8にそれぞれ接続されている。コネ
クタ13のアドレス端子A1〜A8、ライトイネーブル
端子WE、アウトイネーブル端子OE、チップセレクト
端子CS及びデータ入出力端子D1〜D8は、メモリモ
ジュール14中のコネクタ14aのアドレス端子A1〜
A8、ライトイネーブル端子WE、アウトイネーブル端
子OE、チップセレクト端子CS及びデータ入出力端子
D1〜D8に接続されている。コネクタ14aのアドレ
ス端子A1〜A8、ライトイネーブル端子WE、アウト
イネーブル端子OE、チップセレクト端子CS及びデー
タ入出力端子D1〜D8は、メモリモジュール14中の
メモリIC14bのアドレス端子A1〜A8、ライトイ
ネーブル端子WE、アウトイネーブル端子OE、チップ
セレクト端子CS及びデータ入出力端子D1〜D8にそ
れぞれ接続されている。
【0004】コネクタ13,14aはCPU11を含む
装置本体とメモリモジュール14との接続及び分離を容
易にするためのものであり、メモリモジュール14中の
メモリIC14bに必要な信号のみを入出力するもので
ある。メモリモジュール14は、メモリIC14bとコ
ネクタ14aとをストレートに接続したものである。メ
モリIC14bはデータを記憶及び出力する部分であ
り、アドレス値に対して8ビットのデータを入出力す
る。又、チップセレクト信号cs1によって能動状態に
なり、該チップセレクト信号cs1が入力されなければ
データを入出力しない。同様に、メモリ制御部12のア
ドレス端子A1〜A32、ライトイネーブル端子WE、
アウトイネーブル端子OE、チップセレクト端子CS2
及びデータ入出力端子D1〜D8は、コネクタ15のア
ドレス端子A1〜A32、ライトイネーブル端子WE、
アウトイネーブル端子OE、チップセレクト端子CS及
びデータ入出力端子D1〜D8にそれぞれ接続されてい
る。
【0005】コネクタ15のアドレス端子A1〜A8、
ライトイネーブル端子WE、アウトイネーブル端子O
E、チップセレクト端子CS及びデータ入出力端子D1
〜D8は、メモリモジュール16中のコネクタ16aの
アドレス端子A1〜A8、ライトイネーブル端子WE、
アウトイネーブル端子OE、チップセレクト端子CS及
びデータ入出力端子D1〜D8に接続されている。コネ
クタ16aのアドレス端子A1〜A8、ライトイネーブ
ル端子WE、アウトイネーブル端子OE、チップセレク
ト端子CS及びデータ入出力端子D1〜D8は、メモリ
モジュール16中のメモリIC16bのアドレス端子A
1〜A8、ライトイネーブル端子WE、アウトイネーブ
ル端子OE、チップセレクト端子CS及びデータ入出力
端子D1〜D8にそれぞれ接続されている。
【0006】この情報処理回路において、メモリ制御部
12はCPU11のメモリアクセスサイクルをメモリモ
ジュール14,16のアクセスサイクルへ変換し、メモ
リモジュール14,16に対する信号の生成を行う。そ
して、メモリ制御部12はCPU11から出力されたア
ドレスをメモリモジュール14,16に対してストレー
トに出力し、CPU11のアドレス値がメモリモジュー
ル14,16のアドレス値と同一になるように出力され
る。又、データも同じくCPU11の送受信データとメ
モリモジュール14,16のデータ値は同じ値になる。
チップセレクト信号cs1,cs2は、メモリモジュー
ル14,16のメモリ容量範囲内ヘのアクセスである時
に、該メモリモジュール14,16の動作を能動状態に
する信号であり、アドレスがメモリ制御部12に設定さ
れたCPUアドレスの範囲内である時にメモリモジュー
ル14,16に対して出力される。そして、各チップセ
レクト信号cs1,cs2毎にCPUアドレス範囲の設
定を変えることにより、複数のメモリモジュールを接続
して使用することができる。
【0007】又、この情報処理回路では、メモリモジュ
ール14,16が交換可能であり、該メモリモジュール
14,16中のメモリ14b,16bの記憶容量が固定
容量ではなく任意の容量である。そして、CPU11が
メモリモジュール14,16の記憶容量以上のデータ領
域をリード/ライトすることを防止するため、従来では
実装されたメモリモジュール14,16の記憶容量をC
PU11が予め自動的に認識することにより、該メモリ
モジュール14,16の記憶容量以上のデータ領域のア
クセスすることを防止している。従来のメモリの記憶容
量の自動認識方法としては、例えばDRAM等のような
リード/ライト可能なメモリの場合は、ライトしたデー
タと同じ値をリードするか、又は違う値をリードするか
によって、メモリの記憶容量を認識するようにしてい
る。又、例えばリードオンリメモリ(以下、ROMとい
う)やフラッシュメモリ等のような読み出し専用メモリ
の場合は、以下の方法を用いてメモリの記憶容量を認識
するようにしている。
【0008】図4は、従来のメモリの記憶容量の認識方
法を示すフローチャートである。この図では、コネクタ
等によって挿抜可能な読み出し専用メモリモジュールの
場合、メモリの容量を示すID(Identification)をデ
ータ領域又はI/O空間に格納し、該IDをCPUがリ
ードして該IDをデコードすることにより、メモリの記
憶容量を認識する方法が示されている。ステップS1に
おいて、CPUは、メモリモジュールのメモリ領域又は
I/O領域に配置されたメモリの記憶容量認識IDをリ
ードする。ステップS2において、記憶容量認識IDを
デコードし、メモリの記憶容量を判定する。ステップS
3において、メモリの記憶容量によって、メモリの最大
アドレス値を判定する。
【0009】図5は、従来の他のメモリの記憶容量の認
識方法を示すフローチャートである。この図では、フラ
ッシュメモリ等のリード専用メモリの場合の記憶容量を
認識する方法が示されている。即ち、フラッシュメモリ
等のリード専用メモリの場合、メモリIC内にはメーカ
ID及びメモリICを特定できる個別認識IDが格納さ
れている。そして、メモリの記憶容量を判断する場合、
上記の2つのIDをリードした後、該2つのIDによっ
てメモリの記憶容量判定するための参照データ(ライブ
ラリ)を検索することにより、メモリの記憶容量を認識
するようにしている。ステップS1において、CPUは
リード専用メモリIC内のメーカIDとIC個別IDを
リードする。ステップS2において、リードしたIDと
プログラム内に保持するライブラリとを比較し、該当す
るICがある場合は、ライブラリからメモリの記憶容量
情報をリードすることにより、メモリの記憶容量を判定
する。ステップS3において、前記メモリの記憶容量に
基づいてメモリの最大アドレス値を判定する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4及
び図5に示すメモリの記憶容量の認識方法では、次の
(1)〜(3)のような課題があった。 (1) メモリの記憶容量IDの情報のフォーマット
(即ち、メモリの記憶容量を数値で表す形式)の仕様が
メモリ毎に異なる場合、メモリの記憶容量を誤認して間
違った設定をすることにより、装置が誤動作を起こす問
題が発生する。このため、ハードウェアの構成が同じメ
モリモジュールでも互換性がなくなる。 (2) メーカ毎にIC個別認識IDが異なり、IDと
メモリの記憶容量との関連性がないことから、ライブラ
リのデータ量が大きくなり、メモリモジュール用のプロ
グラムが肥大化する問題が発生する。又、プログラム作
成時までのメモリICにのみ対応し、その後、開発/販
売されるメモリには対応できない。 (3) DRAMインタフェースを持つリード専用メモリを
使用した装置の場合、リード専用メモリICに入力され
るアドレスはCPUのアクセスするアドレスをRAS とCA
S にマルチプレクス(時分割)しており、その配置パタ
ーンはメモリの記憶容量によって決定される。このた
め、アドレス値“0000000h”以外のデータは正常にリー
ドできない(即ち、同じCPUからのメモリリードアド
レスでも、マルチプレクスパターンによってメモリIC
に入力されるアドレス値が異なるため、アクセスしたア
ドレスのデータを正常にリードできない)ため、1Byte
のデータでメモリの記憶容量を表示できない場合には、
リード専用メモリを正常にリードできないという問題が
あった。本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解
決し、メモリの記憶容量毎に特別なIDを配置すること
なく、メモリの記憶容量を自動的に認識するメモリの記
憶容量の認識方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、メモリの記憶容量の認識方法において、
データが記憶されている領域を示す第1のアドレス値を
メモリに与え、第1のリードデータを読み出す第1のメ
モリリード処理と、前記第1のアドレス値に対して有効
な上位ビットを付加した第2のアドレス値を作成し、該
第2のアドレス値を前記メモリに与えて第2のリードデ
ータを読み出す第2のメモリリード処理と、前記第2の
リードデータと前記第1のリードデータとを比較して該
第2のリードデータと該第1のリードデータとが同一の
場合、前記メモリが前記第1のアドレス値のビット数に
対応するアドレスビット数を有しているが、前記第2の
アドレス値のビット数に対応するアドレスビット数を有
していないと判定して前記メモリのアドレスビット数を
判定する第1のアドレスビット数判定処理とを行う。
【0012】一方、前記第2のリードデータと前記第1
のリードデータとを比較して該第2のリードデータと該
第1のリードデータとが異なる場合、前記第2のアドレ
ス値に対して上位ビットを1ビットずつ逐次付加した各
第3のアドレス値を逐次作成し、該各第3のアドレス値
を前記メモリに逐次与えて各第3のリードデータを読み
出し、該各第3のリードデータが前記第1のリードデー
タと同一になるまで該各第3のリードデータの読み出し
を逐次行う第3のメモリリード処理と、前記第3のリー
ドデータと前記第1のリードデータとが同一になった場
合、前記メモリが前記第1のアドレス値のビット数に対
応するアドレスビット数を有しているが、前記第3のア
ドレス値のビット数に対応するアドレスビット数を有し
ていないと判定して前記メモリのアドレスビット数を判
定する第2のアドレスビット数判定処理とを行う。そし
て、前記第1又は第2のアドレスビット数判定処理にお
いて判定された前記メモリのアドレスビット数から該メ
モリの記憶容量を算出する記憶容量算出処理を行うよう
にしている。
【0013】本発明によれば、以上のようにメモリの記
憶容量の認識方法を構成したので、第1のメモリリード
処理において、第1のアドレス値がメモリに与えられ、
該メモリから第1のリードデータが読み出される。次
に、第2のメモリリード処理において、第2のアドレス
値が前記メモリに与えられ、該メモリから第2のリード
データが読み出される。更に、第1のアドレスビット数
判定処理において、前記第2のリードデータと前記第1
のリードデータとが同一の場合、前記メモリのアドレス
ビット数が判定される。一方、前記第2のリードデータ
と前記第1のリードデータとが異なる場合、第3のメモ
リリード処理において、各第3のアドレス値が逐次作成
され、該各第3のアドレス値によって前記メモリから各
第3のリードデータが逐次読み出され、該各第3のリー
ドデータが前記第1のリードデータと同一になるまで該
各第3のリードデータの読み出しが行われる。前記第3
のリードデータと前記第1のリードデータとが同一にな
った場合、第2のアドレスビット数判定処理において、
前記メモリのアドレスビット数が判定される。そして、
記憶容量算出処理において、前記第1又は第2のアドレ
スビット数判定処理において判定された前記メモリのア
ドレスビット数から該メモリの記憶容量が算出される。
従って、前記課題を解決できるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態のメモ
リICの記憶容量の認識方法を示すフローチャートであ
る。本実施形態において、図3中のメモリ制御部12の
チップセレクト信号cs1,cs2は、CPU11のア
ドレスがメモリモジュール14,16に対する各開始ア
ドレスと各最大アドレスによってデコードされて出力さ
れるものとする。又、メモリモジュール14,16は、
既に任意のデータが記憶されているリード専用メモリを
内蔵したものである。又、メモリIC14bでは、アド
レスビット数はメモリの記憶容量に対して全領域を指し
示すビット数のみが入力され、入出力データは8ビット
になっている。尚、メモリIC16bも同様である。図
6は、メモリ領域を説明する図である。この図では、メ
モリICの記憶容量が1MByte の時の実装メモリ領域と
未実装メモリ領域との関係が示されている。この図にお
いて、メモリ容量を検査するために、図3中のメモリ制
御部12のチップセレクト信号cs1に対応するCPU
11のアドレス値の範囲を、開始アドレス値を“000000
0h”、及び最大アドレス値をメモリモジュール14の実
装可能な最大メモリ容量に仮定した値に設定し、他のチ
ップセレクト端子からは信号が出力されない設定にした
場合について以下に説明する。
【0015】この場合、開始アドレス値から最大アドレ
ス値までのメモリサイクルに対してメモリ制御部12か
らチップセレクト信号cs1が出力される。アドレス値
“001ABCDEh ”(21ビット)によって1MByte (アド
レスビット数20ビット)以上のメモリ空間をリードし
た場合、メモリICにはアドレスA1〜A20のみが入
力されるので、メモリICはA21以上のアドレスを無
視し、該メモリICはA1〜A20で示されるアドレス
値“000ABCDEh ”のデータ(本データを異常データとい
う)を出力し、CPU11は該異常データを正常データ
としてリードする。図7は、メモリICの記憶容量とア
ドレスビット数との関係を示す図である。メモリIC
は、この図に示すように、記憶容量によってアドレスビ
ット数が決まる。この場合、メモリICに入力されるア
ドレスビット数以上のアドレス線を使用して該メモリI
C内のデータをリードする場合(即ち、実装メモリの記
憶容量以上のデータ領域をリードする場合)、メモリI
Cは該メモリICのアドレスビット数以上のアドレス値
は無視し、該メモリICのアドレスのビット数によって
示されるアドレス領域のデータを出力する。
【0016】図8は、メモリ入力アドレスとCPUアク
セスメモリアドレスの関係を示す図である。この図で
は、メモリの記憶容量が1MByte の時のメモリ入力アド
レスとCPUアクセスメモリアドレスの関係が示されて
いる。この図と図7とから、1MByteのメモリICは、
20ビットのアドレスを用いて該メモリIC内のデータ
の全領域をアクセスできることがわかる。図9は、正常
リード可否によって判定するメモリの記憶容量を示す図
である。この図では、CPUからのアドレス値とリード
データが検査基本値と同じ値か違う値であるかによって
認識されるメモリの記憶容量が示されている。この図に
おいて、例えば第1のアドレス値“00000ABh”を基本検
査アドレスとし、該基本検査アドレスに対応したリード
データを検査基本値とする。この検査基本値は、メモリ
に有効データが記録されていない領域をリードした時に
リードされる値とは違う値であるとする。そして、第1
のアドレス値“00000ABh”に対して有効な上位ビットを
付加した第2又は第3のアドレス値“00080ABh”,“00
100ABh”,・・・,“10000ABh”と、これらの各アドレ
ス値に対応するメモリの記憶容量が示されている。
【0017】次に、図1及び図6〜図9を参照しつつ、
前記図3の情報処理回路を用いたメモリICの記憶容量
の認識方法を説明する。本実施形態では、メモリモジュ
ールの最低メモリ記憶容量を64KByte 、及び最大メモリ
記憶容量を32MByte とする回路上の制限があるものと
する。ステップS1(第1のメモリリード処理)におい
て、第1のアドレス値“00000ABh”をリードし、リード
したデータをメモリの第1のリードデータ(以下、検査
基本値という)とする。ステップS2−1(第2のメモ
リリード処理)において、第2のアドレス値“00100AB
h”をリードし、リードしたデータ(第2のリードデー
タ)が前記検査基本値と同じか否かを判定する。
【0018】ステップS2−2(第1のアドレスビット
数判定処理及び記憶容量算出処理)において、前記ステ
ップS2−1でリードしたデータが前記検査基本値と同
じ場合、メモリICのアドレスビット数が16ビットと
判定され、該メモリICの記憶容量が64KByte である
と判定される。従って、メモリICの最大アドレス値は
“000FFFFh”になる。ステップS3−1(第3のメモリ
リード処理)において、前記ステップS2−1でリード
したデータが前記検査基本値と同じでない場合、第3の
アドレス値“00200ABh”をリードし、リードしたデータ
(第3のリードデータ)が前記検査基本値と同じか否か
を判定する。ステップS3−2(第2のアドレスビット
数判定処理及び記憶容量算出処理)において、前記ステ
ップS3−1でリードしたデータが前記検査基本値と同
じ場合、メモリICのアドレスビット数が17ビットと
判定され、該メモリの記憶容量が128KByte であると
判定される。従って、メモリICの最大アドレス値は
“OO1FFFFh”になる。
【0019】ステップS4(第3のメモリリード処理、
第2のアドレスビット数判定処理及び記憶容量算出処
理)において、前記ステップS3−1でリードしたデー
タが前記検査基本値と同じでない場合、アドレス値“00
400ABh”をリードし、リードしたデータが前記検査基本
値と同じ場合、メモリICのアドレスビット数が18ビ
ットと判定され、該メモリの記憶容量が256KByte で
あると判定される。従って、メモリICの最大アドレス
値は“OO2FFFFh”になる。以下、同様にして図9に示す
アドレス値を用いてメモリリードし、リードした値が前
記検査基本値と同じ値か違う値であるかを検査し、図7
に基づいてメモリの記憶容量及び該メモリの最大アドレ
ス値を決定する。従って、最終的には、アドレス値“10
000ABh”をリードし、リードしたデータが前記検査基本
値と同じ場合、メモリICのアドレスビット数が24ビ
ットと判定され、該メモリの記憶容量が16MByte であ
ると判定される。そして、メモリICの最大アドレス値
は“OFFFFFFh”になる。又、リードしたデータが前記検
査基本値と同じでない場合、メモリの記憶容量が32MB
yte であると判定される。そして、メモリICの最大ア
ドレス値は“1FFFFFFh”になる。
【0020】上記の検査手順では、メモリICの記憶領
域内の検査アドレスに同一データが配置されている場合
に誤認識が発生するので、以下の方法によって誤認識を
回避することができる。即ち、異なる基本検査アドレス
を用いて複数回検査して広範囲のデータで検査を行い、
一番大きいメモリ容量に判定した値によって判定する。
例えば、メモリの記憶容量が1MByte の場合の判定手順
について説明する。アドレス値“0O8OOABh”(20ビッ
ト)までは検査基本値と異なる値をリードし、アドレス
値“01000ABh”(21ビット)で該検査基本値と同一の値
をリードするので、メモリICのアドレスビットは20ビ
ットと判定され、該メモリICの記憶容量が1MByte で
あると判定される。以上のように、本実施形態では、次
の(a)〜(c)のような利点がある。
【0021】(a) 任意のアドレス値及び任意のデー
タ値によってメモリICの記憶容量を認識するようにし
たので、メモリICの記憶容量を示すIDの格納アドレ
ス及びIDのフォーマットの異なる規格を持つメモリモ
ジュールに対し、その規格に関係なく、該メモリICの
記憶容量を認識することができる。 (b) メーカ名及びリード専用メモリICを検索する
ためのIDを認識するためのライブラリを装置内に格納
する必要がないので、内蔵プログラム及びデータ容量の
肥大化を防止することができる。更に、ライブラリを参
照しないことから、新規メーカ及び新製品のフラッシュ
メモリICにも意識することなく対応することができ
る。 (c) 1ByteのIDによってメモリの記憶容量を判断
することができ、又、このIDの値は規定されないの
で、内蔵データを消去することなく使用することができ
る。尚、上記実施形態では、1つのチップセレクト信号
に対する動作を説明したが、上記の手順を各チップセレ
クト信号毎(即ち、各メモリモジュール毎)に行うこと
により、記憶容量の異なる複数のメモリモジュールを実
装する装置に対しても実施可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、次の(i)〜(iii)のような効果がある。 (i) 任意のアドレス値及び任意のデータによってメ
モリの記憶容量を認識するようにしたので、メモリの記
憶容量を示すIDの格納アドレス及びIDのフォーマッ
トの異なる規格を持つメモリモジュールに対し、その規
格に関係なく、該メモリの記憶容量を認識できる。 (ii) メーカ名及びリード専用メモリを検索するため
のIDを認識するためのライブラリを装置内に格納する
必要がないので、内蔵プログラム及びデータ容量の肥大
化を防止できる。更に、ライブラリを参照しないことか
ら、新規メーカ及び新製品のフラッシュメモリにも対応
できる。 (iii) 1ByteのIDによってメモリの記憶容量を判断
することができ、又、このIDの値は規定されないの
で、内蔵データを消去することなく使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のメモリICの記憶容量の認
識方法を示すフローチャートである。
【図2】一般のメモリICの構成図である。
【図3】情報処理回路の一例を示す構成図である。
【図4】従来のメモリの記憶容量の認識方法を示すフロ
ーチャートである。
【図5】従来の他のメモリの記憶容量の認識方法を示す
フローチャートである。
【図6】メモリ領域を説明する図である。
【図7】メモリICの記憶容量とアドレスビット数との
関係を示す図である。
【図8】メモリ入力アドレスとCPUアクセスメモリア
ドレスの関係を示す図である。
【図9】正常リード可否によって判定するメモリの記憶
容量を示す図である。
【符号の説明】
14b,16b メモリ S1,S2−1,S3−1,S4 メモリリー
ド処理 S2−2,S3−2 アドレスビ
ット数判定処理、及び記憶容量算出処理

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが記憶されている領域を示す第1
    のアドレス値をメモリに与え、第1のリードデータを読
    み出す第1のメモリリード処理と、 前記第1のアドレス値に対して有効な上位ビットを付加
    した第2のアドレス値を作成し、該第2のアドレス値を
    前記メモリに与えて第2のリードデータを読み出す第2
    のメモリリード処理と、 前記第2のリードデータと前記第1のリードデータとを
    比較して該第2のリードデータと該第1のリードデータ
    とが同一の場合、前記メモリが前記第1のアドレス値の
    ビット数に対応するアドレスビット数を有しているが、
    前記第2のアドレス値のビット数に対応するアドレスビ
    ット数を有していないと判定して前記メモリのアドレス
    ビット数を判定する第1のアドレスビット数判定処理
    と、 前記第2のリードデータと前記第1のリードデータとを
    比較して該第2のリードデータと該第1のリードデータ
    とが異なる場合、前記第2のアドレス値に対して上位ビ
    ットを1ビットずつ逐次付加した各第3のアドレス値を
    逐次作成し、該各第3のアドレス値を前記メモリに逐次
    与えて各第3のリードデータを読み出し、該各第3のリ
    ードデータが前記第1のリードデータと同一になるまで
    該各第3のリードデータの読み出しを逐次行う第3のメ
    モリリード処理と、 前記第3のリードデータと前記第1のリードデータとが
    同一になった場合、前記メモリが前記第1のアドレス値
    のビット数に対応するアドレスビット数を有している
    が、前記第3のアドレス値のビット数に対応するアドレ
    スビット数を有していないと判定して前記メモリのアド
    レスビット数を判定する第2のアドレスビット数判定処
    理と、 前記第1又は第2のアドレスビット数判定処理において
    判定された前記メモリのアドレスビット数から該メモリ
    の記憶容量を算出する記憶容量算出処理とを、 行うことを特徴とするメモリの記憶容量の認識方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111273852A (zh) * 2018-12-04 2020-06-12 智微科技股份有限公司 存储器区块大小判定方法

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