JPH09288439A - 画像形成装置並びに画像処理装置並びに画像処理システムおよび画像処理システムの異常処理方法 - Google Patents

画像形成装置並びに画像処理装置並びに画像処理システムおよび画像処理システムの異常処理方法

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JPH09288439A
JPH09288439A JP8098533A JP9853396A JPH09288439A JP H09288439 A JPH09288439 A JP H09288439A JP 8098533 A JP8098533 A JP 8098533A JP 9853396 A JP9853396 A JP 9853396A JP H09288439 A JPH09288439 A JP H09288439A
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Masahito Yamamoto
雅仁 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理システムとして連係すべき操作部及
び画像処理装置との状態を異常発生前に合理的に復帰す
ることである。 【解決手段】 SUBCPU123は、NVRAM12
3Aに退避した復帰パラメータがあるかどうかを判定
し、該復帰パラメータが退避されている場合には、コア
部10が復帰可能かどうかを問い合わせて、復帰可能で
あれば該復帰パラメータに従って操作部124の表示設
定を異常検出前の状態に復帰させ、該復帰パラメータが
退避されていない場合およびコア部10が復帰不能の場
合には、通常の電源投入時に設定すべき標準モードで操
作部124の表示設定を初期化する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の画像処理を
行う画像処理装置と画像形成を行う画像形成装置とが通
信可能な画像形成装置並びに画像処理装置並びに画像処
理システムおよび画像処理システムの異常処理方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年になって、複写装置等の画像形成装
置に外部制御装置であるマルチデバイスコントローラ
(MDC)を組み合わせることによって、コンピュータ
等から入力した画像情報をプリントするプリンタ機能、
原稿台上の原稿を読み取りコンピュータ等に対して出力
するスキャナ機能、公衆回線と接続された画像の送受信
を行うファクシミリ機能、ページ記述言語を解釈して画
像ビットマップデータに展開するラスタライズ機能、大
容量の2次記憶装置に画像データを蓄え書き込みと読み
出しを行う画像ファイル機能、等の諸機能が付属装置と
して付加されて、入力系の各機能と変換系の各機能と出
力系の各機能とを組み合わせて利用できる多機能型の複
合画像処理装置が販売されている。
【0003】また、カラー複写装置においても、様々な
アナログ/デジタル映像とのインタフェースを実現する
インテリジェント・プロセッシング・ユニット(IP
U)を付属装置として接続してプリンタ機能、スキャナ
機能等として使用可能なシステムが容易に構築できるよ
うに構成されているものもある。
【0004】一方、装置に対して所望の処理を指示する
操作パネルは、ユーザが原稿や出力紙を取り扱うために
作業する位置にできるだけ近付けて配置することが望ま
しく、複写装置等の画像形成装置の筐体内部に内蔵され
た操作部によって、外部装置が提供する各種機能をも制
御できるように構成されている複合画像処理装置が販売
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複合画像処理装置では、操作部が画像形成装置に内蔵さ
れ、各種画像処理機能を提供するマルチデバイスコント
ローラからむしろ離れた位置に存在し互いに通信するた
めに、次のような問題があった。
【0006】すなわち、画像形成装置のプリンタやイメ
ージリーダなどと操作部が同一の電源供給を受けること
があるが、画像形成装置の電源が切断されるのは一日の
作業終了時や全くの不測の事態が生じたときばかりでは
ない。例えば、プリンタの用紙搬送経路やイメージリー
ダのフィーダの原稿搬送経路上で紙ジャムが生じた場
合、回復のためジャム紙を取り除く作業を開始する際に
電源が自動的に切断される場合がある。この際、操作部
の電源供給と、操作部−外部装置間の通信も断たれるこ
とになる。
【0007】外部装置は、一日の作業終了時や全くの不
測の事態が生じたときに操作部の電源がオフになったの
であれば、各種画像処理機能の初期化処理を行なって、
初期状態のまま新たな操作が加えられるまで待てばよ
い。
【0008】ところが、異常処理のように回復を意図し
た操作部電源の切断が行なわれたのであれば、各種画像
処理機能を初期化してしまうことは不適切であり、その
時点で処理中の状態を保持したまま、操作部の電源が再
投入され操作が続行されることを待つべきである。なぜ
ならば、ジャム紙除去作業のような回復可能な異常事態
による操作部−外部装置間の通信の切断が生じた場合に
も各種画像処理機能が初期化された場合、ユーザはジャ
ムが生じるたびに一連の作業を最初からやり直さなけれ
ばならず非常に作業効率が悪かった。
【0009】また、操作部の電源がオフになった時点で
各種画像処理機能の初期化をせず、操作部が再度復帰し
た時点で初期化を行なうことにすれば、操作部が回復可
能な状態で復帰したときだけ初期化を省略して回復動作
することもできる。
【0010】ところが、この場合、操作部が回復するま
での間、各種画像処理機能は操作部が利用して用いてい
たままの状態で残されることになり、場合によっては長
時間に渡り操作部からリザーブされたままとなる。この
ため、たとえばシステムに接続された外部コンピュータ
などが、システムが持つ各種画像処理機能を資源として
利用することが妨げられることになり、システムの利用
効率が落ちる危険があった。
【0011】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、第1の目的は、画像形成装置に内蔵さ
れた操作部と、各種画像処理機能を有する画像処理装置
とが通信可能な画像処理システム環境の下で、ジャム紙
除去等の異常解除作業中などに生じる回復可能な切断状
態から連係して異常発生前に正常復帰するように操作部
の情報退避,画像処理装置への予告通知,電源の切入後
の通信を制御することにより、画像処理システムとして
連係すべき操作部及び画像処理装置との状態を異常発生
前に合理的に復帰して、ユーザによる操作部からの同一
の環境設定処理負担を軽減すること、第2の目的は、操
作部からの復帰予告通知がない場合や、画像処理装置の
電源が切れるような事態が発生した場合には、画像処理
装置側を初期化して各種画像処理を開始可能な状態へ支
障なく遷移させることにより、待機する各画像処理要求
を速やかに実行可能とする環境に容易に切り換えできる
操作性に優れた画像形成装置並びに画像処理装置並びに
画像処理システムおよび画像処理システムの異常処理方
法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して所定の画像処理を行う複数
のデータ処理部を備える画像処理装置と通信可能な操作
部を備える画像形成装置において、前記画像形成装置の
動作状態を監視する監視手段と、前記監視手段の監視結
果に基づいて前記操作部と前記画像処理装置との通信を
切断状態とするべき異常が発生しているかどうかを判定
する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前
記操作部から設定されている環境設定情報を不揮発性メ
モリに退避する退避手段と、前記不揮発性メモリに対す
る前記環境設定情報の退避終了後、前記画像処理装置に
通信切断状態復帰後の回復予告を通知する通知手段と、
前記通知手段による前記回復予告の通知後、前記操作部
に前記異常解除開始を報知する報知手段と、前記報知手
段による報知後、前記画像形成装置に対する所定の動作
を検知して前記画像形成装置に対する電源の入切を制御
して前記画像処理装置との通信を復旧させる電源制御手
段と、前記電源制御手段による通信回復後、前記画像処
理装置に通信切断前に復帰可能かどうかを問い合わせる
問合せ手段と、前記問合せ手段による問い合わせに対す
る前記画像処理装置からの応答情報に基づいて前記操作
部の状態を記憶される前記環境設定情報に従う異常発生
前状態または初期設定情報に従う電源投入状態のいずれ
かに遷移させる第1の制御手段とを備えるものである。
【0013】本発明に係る第2の発明は、所定の通信媒
体を介して操作部を備える画像形成装置と通信可能な所
定の画像処理を行う複数のデータ処理部を備える画像処
理装置において、前記操作部との通信切断状態を検出す
る検出手段と、前記操作部から通知される回復予告を保
持する保持手段と、前記検出手段が前記通信切断状態を
検出した場合に、前記保持手段に対する前記回復予告の
保持状態に基づいて前記操作部からの問い合わせに対し
て復帰可能を応答し、前記検出手段が前記通信切断状態
を検出していない場合に、各データ処理部を初期化する
第2の制御手段とを備えるものである。
【0014】本発明に係る第3の発明は、所定の通信媒
体を介して所定の画像処理を行う複数のデータ処理部を
備える画像処理装置と操作部を備える画像形成装置とが
通信可能な画像処理システムにおいて、前記画像形成装
置の動作状態を監視する監視手段と、前記監視手段の監
視結果に基づいて前記操作部と前記画像処理装置との通
信を切断状態とするべき異常が発生しているかどうかを
判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づい
て前記操作部から設定されている環境設定情報を不揮発
性メモリに退避する退避手段と、前記不揮発性メモリに
対する前記環境設定情報の退避終了後、前記画像処理装
置に通信切断状態復帰後の回復予告を通知する通知手段
と、前記通知手段による前記回復予告の通知後、前記操
作部に前記異常解除開始を報知する報知手段と、前記報
知手段による報知後、前記画像形成装置に対する所定の
動作を検知して前記画像形成装置に対する電源の入切を
制御して前記画像処理装置との通信を復旧させる電源制
御手段と、前記電源制御手段による通信回復後、前記画
像処理装置に通信切断前に復帰可能かどうかを問い合わ
せる問合せ手段と、前記問合せ手段による問い合わせに
対する前記画像処理装置からの応答情報に基づいて前記
操作部の状態を記憶される前記環境設定情報に従う異常
発生前状態または初期設定情報に従う電源投入状態のい
ずれかに遷移させる第1の制御手段とを備える画像形成
装置と、前記操作部との通信切断状態を検出する検出手
段と、前記操作部から通知される回復予告を保持する保
持手段と、前記検出手段が前記通信切断状態を検出した
場合に、前記保持手段に対する前記回復予告の保持状態
に基づいて前記操作部からの問い合わせに対して復帰可
能を応答し、前記検出手段が前記通信切断状態を検出し
ていない場合に、各データ処理部を初期化する第2の制
御手段とを備える画像処理装置とを有するものである。
【0015】本発明に係る第4の発明は、第1の発明に
おいて、前記監視手段が前記画像形成装置に給送される
記録媒体のジャム発生を監視することを可能とするもの
である。
【0016】本発明に係る第5の発明は、第3の発明に
おいて、前記監視手段が前記画像形成装置に給送される
記録媒体のジャム発生を監視することを可能とするもの
である。
【0017】本発明に係る第6の発明は、所定の通信媒
体を介して所定の画像処理を行う複数のデータ処理部を
備える画像処理装置と操作部を備える画像形成装置とが
通信可能な画像処理システムの異常処理方法において、
前記画像形成装置の動作状態を監視する監視工程と、該
監視結果に基づいて前記操作部と前記画像処理装置との
通信を切断状態とするべき異常が発生しているかどうか
を判定する判定工程と、該判定結果に基づいて前記操作
部から設定されている環境設定情報を不揮発性メモリに
退避する退避工程と、前記不揮発性メモリに対する前記
環境設定情報の退避終了後、前記画像処理装置に通信切
断状態復帰後の回復予告を通知する通知工程と、前記回
復予告の通知後、前記操作部に前記異常解除開始を報知
する報知工程と、該報知後、前記画像形成装置に対する
所定の動作を検知して前記画像形成装置に対する電源の
入切を制御して前記画像処理装置との通信を復旧させる
電源復旧工程と、通信回復後、前記画像処理装置に通信
切断前に復帰可能かどうかを問い合わせる問合せ工程
と、前記問い合わせに対する前記画像処理装置からの応
答情報に基づいて前記操作部の状態を記憶される前記環
境設定情報に従う異常発生前状態または初期設定情報に
従う電源投入状態のいずれかに遷移させる遷移工程とを
有するものである。
【0018】本発明に係る第7の発明は、所定の通信媒
体を介して所定の画像処理を行う複数のデータ処理部を
備える画像処理装置と操作部を備える画像形成装置とが
通信可能な画像処理システムの異常処理方法において、
前記操作部との通信切断状態を検出する検出工程と、前
記操作部から通知される回復予告をメモリに保持する保
持工程と、前記通信切断状態を検出した場合に、前記メ
モリに対する前記回復予告の保持状態に基づいて前記操
作部からの問い合わせに対して復帰可能を応答する応答
工程と、前記通信切断状態を検出していない場合に、各
データ処理部を初期化する初期化工程とを有するもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用可能な画像
処理システムの構成を説明するブロック図であり、該画
像処理システムは、複数のデータ処理部を備える画像処
理装置として機能する外部装置3と、該外部装置3のコ
ア部10のCPU(図4に示す)と通信可能な操作部
(図2,図3に示す)を備える画像形成装置(リーダ部
とプリンタ部とから構成される)とから構成されている
場合に対応する。
【0020】図1において、1は原稿を画像データに変
換する画像入力装置(以下、リーダ部と記す)であり、
内部に操作部を含む。
【0021】2は複数種類の記録紙カセットを有し、プ
リント命令により画像データを記録紙上に可視像として
出力する画像出力装置(以下、プリンタ部と記す)、3
は前記リーダ部1と電気的に接続された外部装置であ
り、各種の機能を有する。なお、外部装置3は、ファク
シミリ(ファックス)部4,ファイル部5,ファイル部
5と接続されている外部記憶装置6,コンピュータまた
はワークステーション等の情報処理装置11(以下、単
にコンピュータと呼ぶ)と接続するためのコンピュータ
インタフェース部7,コンピュータ11からの情報を可
視像とするためのフォーマッタ部8,リーダ部1からの
情報を蓄積したり、コンピュータ11から送られてきた
情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部9及び
上記各機能を制御するコア部10からなる。
【0022】以下、詳細に各部の機能を説明する。
【0023】〈リーダ部1,プリンタ部2の説明〉リー
ダ部1の詳細な説明を図2、図3を用いて行う。
【0024】図2は、図1に示したリーダ部1,プリン
タ部2の構成を説明する概略断面図である。
【0025】図において、101は原稿給送装置で、原
稿台上に積載された原稿を1枚ずつ順次原稿台ガラス1
02面上に搬送する。該原稿が搬送されると、スキャナ
部のランプ103が点灯、かつスキャナユニット104
が移動して原稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー1
05,106,107を介してレンズ108を通過、そ
の後CCDイメージセンサ部109(以下、CCDと記
す)に入力される。
【0026】プリンタ部2に入力された信号は、露光制
御部201にて光信号に変換されて画像信号に従い感光
体202を照射する。照射光によって感光体202上に
作られた潜像は現像器203によって現像される。上記
現像とタイミングを併せて被転写紙積載部204、もし
くは205より転写紙が搬送され、転写部206に於
て、上記現像された像が転写される。転写された像は定
着部207にて被転写紙に定着された後、排紙部208
より装置外部に排出される。排紙部208から出力され
た転写紙は、ソータ220でソート機能が働いている場
合には、各ビンに、またはソート機能が働いていない場
合には、ソータの最上位のビンに排出される。
【0027】続いて、順次読み込む画像を1枚の出力用
紙の両面に出力する方法について説明する。定着部20
7で定着された出力用紙を、一度、排紙部208まで搬
送後、用紙の向きを反転して搬送方向切り換え部材20
9を介して再給紙用被転写紙積載部210に搬送する。
【0028】次の原稿が準備されると、上記プロセスと
同様にして原稿画像が読み取られるが転写紙については
再給紙用被転写紙積載部210より給紙されるので、結
局、同一出力紙の表面,裏面に2枚の原稿画像を出力す
ることができる。
【0029】図3は、図1に示したリーダ部1の制御構
成を説明するブロック図である。以下、構成並び動作に
ついて説明する。
【0030】CCD109に入力された画像情報は、こ
こで光電変換され電気信号に変換される。CCD109
からのカラー情報は、次の増幅器110R,110G,
110BでA/D変換器111の入力信号レベルに合わ
せて増幅される。A/D変換器111からの出力信号
は、シェーディング回路112に入力され、ここでラン
プ103の配光ムラや、CCD109の感度ムラが補正
される。
【0031】シェーディング回路112からの信号は、
Y信号生成色検出回路113及び外部I/F切り換え回
路119に入力される。さらに、R,G,Bの信号から
7つの色に分離し各色に対する信号を出力する色検出回
路を有する。Y信号生成色検出回路113からの出力信
号は、変倍リピート回路114に入力される。スキャナ
ユニット104の走査スピードにより副走査方向の変倍
を変倍リピート回路114により主走査方向の変倍を行
う。また、変倍リピート回路114により複数の同一画
像を出力することが可能である。
【0032】輪郭エッジ強調回路115は、変倍リピー
ト回路114からの信号の高周波成分を強調することに
よりエッジ強調および輪郭情報を得る。輪郭エッジ強調
回路115からの信号は、マーカエリア判定輪郭生成回
路116とパターン化太らせマスキングトリミング回路
117に入力される。
【0033】マーカエリア判定輪郭生成回路116は、
原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分を読
み取り、マーカの輪郭情報を生成し、次のパターン化太
らせマスキングトリミング回路117でこの輪郭情報か
ら太らせやマスキングやトリミングを行う。また、Y信
号生成色検出回路113からの色検出信号によりパター
ン化を行う。
【0034】パターン化太らせマスキングトリミング回
路117からの出力信号は、レーザドライバ回路118
に入力され各種処理された信号を、レーザを駆動するた
めの信号に変換する。レーザドライバの信号は、2のプ
リンタ部に入力され可視像として画像形成が行われる。
【0035】次に、外部装置3とのI/Fを行う外部I
/F切り換え回路119について説明する。
【0036】外部I/F切り換え回路119は、リーダ
部1から画像情報を外部装置3に出力する場合、パター
ン化太らせマスキングトリミング回路117からの画像
情報をコネクタ120に出力する。また、外部装置3か
らの画像情報をリーダ部1が入力する場合、外部切り換
え回路119は、コネクタ120からの画像情報をY信
号生成色検出回路113に入力する。
【0037】上記の各画像処理は、CPU122の指示
により行われる。また、CPU122によって設定され
た値によりエリア生成回路121は、上記画像処理に必
要な各種のタイミング信号を生成する。さらにCPU1
22に内蔵されている通信機能を用いて外部装置3との
通信を行う。SUBCPU123は、操作部124の制
御を行うとともに、SUBCPU123に内蔵されてい
る通信機能を用いて外部装置3との通信を行う。123
AはNVRAMで、センサ部SENがプリンタ部2の扉
の開状態等を検知して、電源が切れる場合にSUBCP
U123に現在設定されている情報が格納される。
【0038】〈外部装置3の説明〉外部装置3はリーダ
部1とケーブルで接続され、外部装置3内のコア部10
で信号の制御や、各機能の制御を行う。外部装置3内に
は、ファクシミリ送受信を行うファクシミリ部4,各種
原稿情報を電気信号に変換し保存するファイル部5,コ
ンピュータからのコード情報をイメージ情報に展開する
フォーマッタ部8,コンピュータ11とのインタフェー
スを行うコンピュータインタフェース部7,リーダ部1
からの情報を蓄積したり、コンピュータ11から送られ
てきた情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部
9及び上記各機能を制御するコア部10からなる。
【0039】〈コア部10の説明〉コア部10の説明を
図4を用いて行う。
【0040】図4は、図1に示したコア部10の制御構
成を詳細に説明するブロック図であり、以下、構成およ
び動作について説明する。
【0041】コア部10のコネクタ1001は、リーダ
部1のコネクタ120とケーブルで接続される。
【0042】コネクタ1001には、4種類の信号線が
内蔵されている。信号線1057は、双方向8bit多
値のビデオ信号線である。信号線1055は、ビデオ信
号を制御する制御信号である。信号線1051は、リー
ダ部1内のCPU122と通信を行うための信号線であ
る。信号線1052は、リーダ部1内のSUBCPU1
23と通信を行うための信号線である。信号線1051
と信号線1052の信号は、通信用IC1002で通信
プロトコル処理されCPUバス1053を介してCPU
1003に伝達される。
【0043】信号線1057によってリーダ部1からの
情報をコア部10で受け取ることや、コア部10からの
情報をリーダ部1へ出力することが可能である。信号線
1057は、バッファ1010に接続され、ここで双方
向信号から片方向の信号線1058と信号線1070に
分離される。1011は画像処理回路で、画像の拡大,
回転,2値化,濃度変換,パターンマッチング等を行
う。
【0044】1063はコア部10からのファクシミリ
部4,ファイル部5,コンピュータインタフェース部
7,フォーマッタ部8,イメージメモリ部9に画像情報
の転送を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスであ
る。
【0045】1064は、ファクシミリ部4,ファイル
部5,コンピュータインタフェース部7,フォーマッタ
部8,イメージメモリ部9から画像情報の転送を行う同
期式8ビットの片方向ビデオバスである。ビデオバス1
063とビデオバス1064の同期式バスの制御を行っ
ているのがビデオ制御回路1004であり、ビデオ制御
回路1004からの出力信号によって制御を行う。
【0046】1054は、双方向の16ビットCPUバ
スであり、非同期式によるデータ/コマンドのやり取り
を行う。ファクシミリ部4、ファイル部5,コンピュー
タインタフェース部7,フォーマッタ部8,イメージメ
モリ部9とコア部10との情報の転送には、上記の2つ
のビデオバス1063,1064とCPUバス1054
およびコネクタ1005〜1009によって可能であ
る。
【0047】このように構成された画像処理システムに
おいて、第1の発明は、所定の通信媒体(例えばインタ
フェースケーブル)を介して所定の画像処理を行う複数
のデータ処理部(ファクシミリ部4,ファイル部5,コ
ンピュータインタフェース部7,フォーマッタ部8,イ
メージメモリ部9等)を備える画像処理装置(外部装置
3のコア部10が各部を制御する)と通信可能な操作部
124を備える画像形成装置(リーダ部1とプリンタ部
2とから構成される)において、前記画像形成装置の動
作状態を監視する監視手段(センサ部SEN)と、前記
監視手段の監視結果に基づいて前記操作部124と前記
画像処理装置との通信を切断状態とするべき異常が発生
しているかどうかを判定する判定手段(SUBCPU1
23)と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記操作
部から設定されている環境設定情報を不揮発性メモリに
退避する退避手段(SUBCPU123が図示しない記
憶媒体に記憶された制御プログラムを実行してNVRA
M123A上に退避する)と、前記不揮発性メモリに対
する前記環境設定情報の退避終了後、前記画像処理装置
に通信切断状態復帰後の回復予告を通知する通知手段
(SUBCPU123が図示しない記憶媒体に記憶され
た制御プログラムを実行して所定のプロトコルに従って
通知する)と、前記通知手段による前記回復予告の通知
後、前記操作部124に前記異常解除開始を報知する報
知手段(SUBCPU123が図示しない記憶媒体に記
憶された制御プログラムを実行して報知する)と、前記
報知手段による報知後、前記画像形成装置に対する所定
の動作を検知して前記画像形成装置に対する電源の入切
を制御して前記画像処理装置との通信を復旧させる電源
制御手段(図示しない電源部からの電源供給を制御する
電源コントローラが図示しないジャム解除等に従う扉の
開閉をセンサ部SENの出力から検知して、電源供給を
入切制御する)と、前記電源制御手段による通信回復
後、前記画像処理装置に通信切断前に復帰可能かどうか
を問い合わせる問合せ手段(SUBCPU123が図示
しない記憶媒体に記憶された制御プログラムを実行して
問い合わせる)と、前記問合せ手段による問い合わせに
対する前記画像処理装置からの応答情報に基づいて前記
操作部124の状態を記憶される前記環境設定情報に従
う異常発生前状態または初期設定情報に従う電源投入状
態のいずれかに遷移させる第1の制御手段(SUBCP
U123が図示しない記憶媒体に記憶された制御プログ
ラムを実行して遷移させる)とを備え、例えばプリンタ
部2において給送される記録媒体が搬送路中でジャムと
なった場合をセンサ部SENの出力から検知した場合
に、該ジャム解除に伴って図示しない扉が開閉されるこ
とにより電源が切れる場合に、操作部124とコア部1
0の通信状態が切断されるので、ジャム解除を操作部1
24に通知する前に、SUBCPU123が現在設定さ
れていた復帰パラメータ(処理中のジョブの識別コー
ド,処理のために操作部124がリザーブしている各種
画像処理機能ボードのコード,プリント完了済みの部
数、プリントが完了済みのページのページ番号など)を
NVRAM123Aに退避し、該退避終了後、予告通知
を示すHOLDコマンドを送信し、該送信後、操作部1
24の図示しないLCDディスプレイにジャム処理要求
を後述するように表示する。
【0048】そして、該表示に従ってユーザがプリンタ
部2のジャム解除のために、扉を開けると、該扉の開状
態をセンサ部SENが検知して、図示しない電源制御コ
ントローラが画像形成装置電源をオフ状態とし、ジャム
解除して記録媒体が搬送路上から取り除かれていて、か
つ扉が再度閉じられたことをセンサ部SENが検知した
ら、電源を再投入する。
【0049】該投入後、SUBCPU123は、NVR
AM123Aに退避した復帰パラメータがあるかどうか
を判定し、該復帰パラメータが退避されている場合に
は、コア部10が復帰可能かどうかを問い合わせて、復
帰可能であれば該復帰パラメータに従って操作部124
の表示設定を異常検出前の状態に復帰させ、該復帰パラ
メータが退避されていない場合およびコア部10が復帰
不能(コア部10の内部メモリにHOLDコマンドが保
持されていない場合)の場合には、通常の電源投入時に
設定すべき標準モードで操作部124の表示設定を初期
化する。
【0050】第2の発明は、所定の通信媒体を介して操
作部124を備える画像形成装置(プリンタ部2とリー
ダ部1とを備える)と通信可能な所定の画像処理を行う
複数のデータ処理部(ファクシミリ部4,ファイル部
5,コンピュータインタフェース部7,フォーマッタ部
8,イメージメモリ部9等)を備える画像処理装置にお
いて、前記操作部124との通信切断状態を検出する検
出手段(コア部10のCPU1003が通信用IC10
02の動作状態から検出する)と、前記操作部124か
ら通知される回復予告を保持する保持手段(CPU10
03内部のメモリまたは図示しない記憶媒体)と、前記
検出手段が前記通信切断状態を検出した場合に、前記保
持手段に対する前記回復予告の保持状態に基づいて前記
操作部124からの問い合わせに対して復帰可能を応答
し、前記検出手段が前記通信切断状態を検出していない
場合に、各データ処理部を初期化する第2の制御手段
(CPU1003が内部メモリまたは図示しない記憶媒
体に記憶された制御プログラムを実行してファクシミリ
部4,ファイル部5,コンピュータインタフェース部
7,フォーマッタ部8,イメージメモリ部9等を初期化
する)とを備え、操作部124を制御するSUBCPU
123からのHOLDコマンドを通信用IC1002が
受信した場合には、コア部10が該HOLDコマンドを
保持し、以後通信用IC1002が操作部124との通
信が途絶え、再度通信可能となったことを検知したら、
操作部124の復帰可能の問い合わせ受信時に、上記H
OLDコマンドを保持している時は、復帰可能を操作部
124に通知し、上記HOLDコマンドを保持していな
い時は、復帰不能と自己判定し、各データ処理部として
のファクシミリ部4,ファイル部5,コンピュータイン
タフェース部7,フォーマッタ部8,イメージメモリ部
9等を初期化することを可能とする。
【0051】第3の発明は、第1の発明と第2の発明と
を組み合せた画像処理システムとするものである。
【0052】第4の発明は、第1の発明において、前記
監視手段が前記画像形成装置に給送される記録媒体のジ
ャム発生を監視して、リーダ部1,プリンタ部2の電源
オフに伴う記録媒体のジャム発生を検出することを可能
とする。
【0053】第5の発明は、第3の発明において、前記
監視手段が前記画像形成装置に給送される記録媒体のジ
ャム発生を監視として、リーダ部1,プリンタ部2の電
源オフに伴う記録媒体のジャム発生を検出することを可
能とする。
【0054】次に、本発明に係る画像形成システムにお
ける異常状態からの復帰手順について図5から図8を用
いて説明する。
【0055】なお、本実施形態では、回復可能な異常状
態の一例としてプリンタ部2の用紙ジャムについて説明
するが、本発明は特にこの例に限定されるものではな
い。
【0056】例えば、プリンタ部2に限るものではなく
リーダ部1に接続可能な原稿給送装置からの原稿給送に
伴う原稿ジャムであっても有効であり、また、ジャムに
限らず、トナーなし,ランプ切れ,ワイヤ清掃など、操
作部124と外部装置3との通信が一時切断されるよう
な回復可能な異常状態からの復帰全般に適用可能なこと
は言うまでもない。
【0057】図5は、本発明に係る画像処理システムの
第1の異常処理方法の制御手順を示すフローチャートで
あり、操作部124を制御するSUBCPU123が行
なう、ジャム発生の検知とその後の処理手順に対応す
る。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0058】先ず、SUBCPU123は動作中、プリ
ンタ部2の状態を監視する(1)。ステップ(2)でプ
リンタジャムの発生を検知すると、ステップ(3)に進
み、ジャム発生時点に進行中だった処理に完全に復帰す
るために必要な処理パラメータを不揮発性メモリとして
のNVRAM123Aの中に退避する。該復帰パラメー
タには、処理中のジョブの識別コード,処理のために操
作部124がリザーブしている各種画像処理機能ボード
のコード,プリント完了済みの部数,プリントが完了済
みのページのページ番号などが含まれる。
【0059】該復帰パラメータの退避が終わると、次回
電源投入時にはこの復帰パラメータに従った処理の続行
が可能であることを外部装置3側に通知するためのHO
LDコマンドを送信する(4)。その後、ユーザに対し
てジャム紙を取り除く作業を要求するメッセージを操作
画面上に表示して(5)、処理終了する。
【0060】図6は、図1に示した操作部124に表示
されるジャム処理要求メッセージの一例を示す図であ
り、操作部124のLCDディスプレイに表示される画
面に対応する。
【0061】この図に示す画面を見たユーザは、プリン
タ部2にジャムが発生したことを認知し、図示しない前
ドアを開けて詰まった紙を取り除くことを試みる。そし
て、前ドアが開けられた時点で、画像形成装置本体(プ
リンタ部2)の電源供給が遮断され、同時に操作部12
4への電源供給も断たれる。ユーザが詰まった紙を取り
除き終わり、前ドアを再び閉めると、画像形成装置本体
(プリンタ部2)と操作部124への電源供給が再開さ
れる。
【0062】図7は、本発明に係る画像処理システムの
第2の異常処理方法の制御手順を示すフローチャートで
あり、操作部124を制御するSUBCPU123が行
なう、電源投入時の初期処理手順に対応する。なお、
(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0063】先ず、SUBCPU123は電源供給を受
け始め、動作を開始すると、退避した復帰パラメータが
NVRAM123A中に存在するかどうかを調べ
(1)、復帰パラメータが存在したと判定した場合、前
回電源が切断された理由が回復可能なジャム処理のため
であることを知り、ステップ(2)からステップ(3)
に進み、外部装置3に対して復帰可能か否かを問い合わ
せる。ジャム処理のための通信切断の間、ずっと外部装
置3が待機することに成功していた場合、ここで「復帰
可能」が返答され、ステップ(4)からステップ(5)
に進み、NVRAM123Aから復帰パラメータを読み
込んで、電源投入直後の初期処理を終了する。
【0064】一方、ステップ(2)で復帰パラメータが
存在しなかったり、または、復帰パラメータは存在した
場合でもステップ(4)で外部装置3側が復帰可能でな
いことがわかった場合(このような事態は例えば、ジャ
ム処理中に別の理由から外部装置3が電源まで切断され
てしまった場合に生じる)、ステップ(6)に進み、S
UBCPU123はすべてのパラメータを(復帰動作用
ではなく)初期設定として予め定められている値に設定
し、電源投入直後の初期処理を終了する。
【0065】図8は、本発明に係る画像処理システムの
第3の異常処理方法の制御手順の一例を示すフローチャ
ートであり、外部装置3のコア部10に含まれるCPU
1003が行なう、操作部124の状態監視処理手順に
対応する。なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0066】まず、ステップ(1)で操作部124の動
作状態を監視する。ステップ(2)で通信が正常に接続
されていることを確認すると、ステップ(1)の監視を
続ける。
【0067】一方、ステップ(2)で通信が切断された
ことを検知するとステップ(3)に進み、操作部124
から前記HOLDコマンドを受信していた場合は、さら
にステップ(5)に進む。
【0068】一方、HOLDコマンドを受信せずに通信
が切断された場合はステップ(4)に進み、ファクシミ
リ部4,ファイル部5,コンピュータインタフェース部
7,フォーマッタ部8,イメージメモリ部9などの各種
機能に対して、それが操作部124から使用中のもので
あった場合、操作部124からのリザーブを開放し初期
状態に戻すための初期化処理を行なう。
【0069】これによって、前記各機能は、操作部12
4以外の例えば外部のコンピュータ11などがリザーブ
して別のジョブを実現するために利用可能となる。
【0070】次に、ステップ(5)では、再び操作部1
24の状態監視を行ない、通信が再開するまでこれを続
行する(6)。そして、通信が再開した場合、ステップ
(7)で、操作部124に対して、通信切断直前に行な
っていた処理への復帰が可能であるか否かを通知する。
すなわち、ステップ(4)で各種機能の初期化が処理済
みであれば処理続行への復帰は不可能である。
【0071】一方、ステップ(4)を行なわなかった場
合は、処理続行への復帰が可能である。ステップ(7)
は、図7のステップ(3)に対応している。その後、ス
テップ(1)に戻り動作中の操作部124の状態監視を
続ける。
【0072】以下、本実施例と第6〜第7の発明の各工
程との対応及びその作用について図5,図7,図8に示
すフローチャートを参照して説明する。
【0073】第6の発明は、所定の通信媒体を介して所
定の画像処理を行う複数のデータ処理部(ファクシミリ
部4,ファイル部5,コンピュータインタフェース部
7,フォーマッタ部8,イメージメモリ部9等)を備え
る画像処理装置(外部装置3)と操作部124を備える
画像形成装置(プリンタ部2,リーダ部1とを備える)
とが通信可能な画像処理システムの異常処理方法におい
て、前記画像形成装置の動作状態を監視する監視工程
(図5のステップ(1))と、該監視結果に基づいて前
記操作部と前記画像処理装置との通信を切断状態とする
べき異常が発生しているかどうかを判定する判定工程
(図5のステップ(2))と、該判定結果に基づいて前
記操作部から設定されている環境設定情報を不揮発性メ
モリに退避する退避工程(図5のステップ(3))と、
前記不揮発性メモリに対する前記環境設定情報の退避終
了後、前記画像処理装置に通信切断状態復帰後の回復予
告を通知する通知工程(図5のステップ(4))と、前
記回復予告の通知後、前記操作部124に前記異常解除
開始を報知する報知工程(図5のステップ(5))と、
該報知後、前記画像形成装置に対する所定の動作を検知
して前記画像形成装置に対する電源の入切を制御して前
記画像処理装置との通信を復旧させる電源復旧工程(図
7のステップ(1)の前ステップ(図示しない))と、
通信回復後、前記画像処理装置に通信切断前に復帰可能
かどうかを問い合わせる問合せ工程(図7のステップ
(3))と、前記問い合わせに対する前記画像処理装置
からの応答情報に基づいて前記操作部124の状態を記
憶される前記環境設定情報に従う異常発生前状態または
初期設定情報に従う電源投入状態のいずれかに遷移させ
る遷移工程(図7のステップ(5)または図7のステッ
プ(6))とを実行して、例えばSUBCPU123,
CPU122等が図示しないROMまたは外部記憶媒体
に記憶された制御プログラムを実行して、画像処理シス
テムとして連係すべき操作部124及び画像処理装置と
の状態を異常発生前に合理的に復帰して、ユーザによる
操作部124からの同一の環境設定処理負担を軽減する
ことができる。
【0074】第7の発明は、所定の通信媒体を介して所
定の画像処理を行う複数のデータ処理部(ファクシミリ
部4,ファイル部5,コンピュータインタフェース部
7,フォーマッタ部8,イメージメモリ部9等)を備え
る画像処理装置(外部装置3)と操作部124を備える
画像形成装置(プリンタ部2,リーダ部1とを備える)
とが通信可能な画像処理システムの異常処理方法におい
て、前記操作部124との通信切断状態を検出する検出
工程(図8のステップ(1),(2))と、前記操作部
124から通知される回復予告をメモリに保持する保持
工程(図8のステップ(1)の前のステップ(図示しな
い))と、前記通信切断状態を検出した場合に、前記メ
モリに対する前記回復予告の保持状態に基づいて前記操
作部124からの問い合わせに対して復帰可能を応答す
る応答工程(図8の(5)〜(7))と、前記通信切断
状態を検出していない場合に、各データ処理部を初期化
する初期化工程(図8のステップ(4))とを実行し
て、例えばコア部10のCPU1003が図示しないR
OMまたは外部記憶媒体に記憶された制御プログラムを
実行して、操作部124からの復帰予告通知がない場合
や、画像処理装置の電源が切れるような事態が発生した
場合には、画像処理装置側を初期化して各種画像処理を
開始可能な状態へ支障なく遷移させるので、待機する各
画像処理要求を速やかに実行可能とする環境に容易に切
り換えできる。
【0075】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、予測不能な異常により操作部124と外部装置3と
の通信が切断した場合、操作部124がリザーブしたま
まになっている各種画像処理機能の解放と初期化を確実
に行なうことができるとともに、ジャムなどの復帰可能
な異常からは通信再開時に適切な復帰処理を行なうこと
が可能となる。
【0076】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0077】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置に内蔵された操作部と、各種画像処理機能
を有する画像処理装置とが通信可能な画像処理システム
環境の下で、ジャム紙除去等の異常解除作業中などに生
じる回復可能な切断状態から連係して異常発生前に正常
復帰するように操作部の情報退避,画像処理装置への予
告通知,電源の切入後の通信を制御するので、画像処理
システムとして連係すべき操作部及び画像処理装置との
状態を異常発生前に合理的に復帰して、ユーザによる操
作部からの同一の環境設定処理負担を軽減することがで
きる。
【0079】また、操作部からの復帰予告通知がない場
合や、画像処理装置の電源が切れるような事態が発生し
た場合には、画像処理装置側を初期化して各種画像処理
を開始可能な状態へ支障なく遷移させるので、待機する
各画像処理要求を速やかに実行可能とする環境に容易に
切り換えできる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な画像処理システムの構成を
説明するブロック図である。
【図2】図1に示したリーダ部,プリンタ部の構成を説
明する概略断面図である。
【図3】図1に示したリーダ部の制御構成を説明するブ
ロック図である。
【図4】図1に示したコア部の制御構成を詳細に説明す
るブロック図である。
【図5】本発明に係る画像処理システムの第1の異常処
理方法の制御手順を示すフローチャートである。
【図6】図1に示した操作部に表示されるジャム処理要
求メッセージの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る画像処理システムの第2の異常処
理方法の制御手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像処理システムの第3の異常処
理方法の制御手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 外部装置 10 コア部 120 コネクタ 123 SUBCPU 123A NVRAM 124 操作部 1001 コネクタ 1002 通信用IC SEN センサ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して所定の画像処理
    を行う複数のデータ処理部を備える画像処理装置と通信
    可能な操作部を備える画像形成装置において、前記画像
    形成装置の動作状態を監視する監視手段と、前記監視手
    段の監視結果に基づいて前記操作部と前記画像処理装置
    との通信を切断状態とするべき異常が発生しているかど
    うかを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に
    基づいて前記操作部から設定されている環境設定情報を
    不揮発性メモリに退避する退避手段と、前記不揮発性メ
    モリに対する前記環境設定情報の退避終了後、前記画像
    処理装置に通信切断状態復帰後の回復予告を通知する通
    知手段と、前記通知手段による前記回復予告の通知後、
    前記操作部に前記異常解除開始を報知する報知手段と、
    前記報知手段による報知後、前記画像形成装置に対する
    所定の動作を検知して前記画像形成装置に対する電源の
    入切を制御して前記画像処理装置との通信を復旧させる
    電源制御手段と、前記電源制御手段による通信回復後、
    前記画像処理装置に通信切断前に復帰可能かどうかを問
    い合わせる問合せ手段と、前記問合せ手段による問い合
    わせに対する前記画像処理装置からの応答情報に基づい
    て前記操作部の状態を記憶される前記環境設定情報に従
    う異常発生前状態または初期設定情報に従う電源投入状
    態のいずれかに遷移させる第1の制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 所定の通信媒体を介して操作部を備える
    画像形成装置と通信可能な所定の画像処理を行う複数の
    データ処理部を備える画像処理装置において、前記操作
    部との通信切断状態を検出する検出手段と、前記操作部
    から通知される回復予告を保持する保持手段と、前記検
    出手段が前記通信切断状態を検出した場合に、前記保持
    手段に対する前記回復予告の保持状態に基づいて前記操
    作部からの問い合わせに対して復帰可能を応答し、前記
    検出手段が前記通信切断状態を検出していない場合に、
    各データ処理部を初期化する第2の制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 所定の通信媒体を介して所定の画像処理
    を行う複数のデータ処理部を備える画像処理装置と操作
    部を備える画像形成装置とが通信可能な画像処理システ
    ムにおいて、画像形成装置の動作状態を監視する監視手
    段と、前記監視手段の監視結果に基づいて前記操作部と
    前記画像処理装置との通信を切断状態とするべき異常が
    発生しているかどうかを判定する判定手段と、前記判定
    手段の判定結果に基づいて前記操作部から設定されてい
    る環境設定情報を不揮発性メモリに退避する退避手段
    と、前記不揮発性メモリに対する前記環境設定情報の退
    避終了後、前記画像処理装置に通信切断状態復帰後の回
    復予告を通知する通知手段と、前記通知手段による前記
    回復予告の通知後、前記操作部に前記異常解除開始を報
    知する報知手段と、前記報知手段による報知後、前記画
    像形成装置に対する所定の動作を検知して前記画像形成
    装置に対する電源の入切を制御して前記画像処理装置と
    の通信を復旧させる電源制御手段と、前記電源制御手段
    による通信回復後、前記画像処理装置に通信切断前に復
    帰可能かどうかを問い合わせる問合せ手段と、前記問合
    せ手段による問い合わせに対する前記画像処理装置から
    の応答情報に基づいて前記操作部の状態を記憶される前
    記環境設定情報に従う異常発生前状態または初期設定情
    報に従う電源投入状態のいずれかに遷移させる第1の制
    御手段とを備える画像形成装置と、 前記操作部との通信切断状態を検出する検出手段と、前
    記操作部から通知される回復予告を保持する保持手段
    と、前記検出手段が前記通信切断状態を検出した場合
    に、前記保持手段に対する前記回復予告の保持状態に基
    づいて前記操作部からの問い合わせに対して復帰可能を
    応答し、前記検出手段が前記通信切断状態を検出してい
    ない場合に、各データ処理部を初期化する第2の制御手
    段とを備える画像処理装置とを有することを特徴とする
    画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記監視手段が前記画像形成装置に給送
    される記録媒体のジャム発生を監視することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記監視手段が前記画像形成装置に給送
    される記録媒体のジャム発生を監視することを特徴とす
    る請求項3記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 所定の通信媒体を介して所定の画像処理
    を行う複数のデータ処理部を備える画像処理装置と操作
    部を備える画像形成装置とが通信可能な画像処理システ
    ムの異常処理方法において、前記画像形成装置の動作状
    態を監視する監視工程と、該監視結果に基づいて前記操
    作部と前記画像処理装置との通信を切断状態とするべき
    異常が発生しているかどうかを判定する判定工程と、該
    判定結果に基づいて前記操作部から設定されている環境
    設定情報を不揮発性メモリに退避する退避工程と、前記
    不揮発性メモリに対する前記環境設定情報の退避終了
    後、前記画像処理装置に通信切断状態復帰後の回復予告
    を通知する通知工程と、前記回復予告の通知後、前記操
    作部に前記異常解除開始を報知する報知工程と、該報知
    後、前記画像形成装置に対する所定の動作を検知して前
    記画像形成装置に対する電源の入切を制御して前記画像
    処理装置との通信を復旧させる電源復旧工程と、通信回
    復後、前記画像処理装置に通信切断前に復帰可能かどう
    かを問い合わせる問合せ工程と、前記問い合わせに対す
    る前記画像処理装置からの応答情報に基づいて前記操作
    部の状態を記憶される前記環境設定情報に従う異常発生
    前状態または初期設定情報に従う電源投入状態のいずれ
    かに遷移させる遷移工程とを有することを特徴とする画
    像処理システムの異常処理方法。
  7. 【請求項7】 所定の通信媒体を介して所定の画像処理
    を行う複数のデータ処理部を備える画像処理装置と操作
    部を備える画像形成装置とが通信可能な画像処理システ
    ムの異常処理方法において、前記操作部との通信切断状
    態を検出する検出工程と、前記操作部から通知される回
    復予告をメモリに保持する保持工程と、前記通信切断状
    態を検出した場合に、前記メモリに対する前記回復予告
    の保持状態に基づいて前記操作部からの問い合わせに対
    して復帰可能を応答する応答工程と、前記通信切断状態
    を検出していない場合に、各データ処理部を初期化する
    初期化工程とを有することを特徴とする画像処理システ
    ムの異常処理方法。
JP8098533A 1996-04-19 1996-04-19 画像形成装置並びに画像処理装置並びに画像処理システムおよび画像処理システムの異常処理方法 Pending JPH09288439A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016220249A (ja) * 2016-09-01 2016-12-22 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
JP2019144893A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム

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