JPH0928804A - 吸入製剤などの物質の投与用装置 - Google Patents

吸入製剤などの物質の投与用装置

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JPH0928804A
JPH0928804A JP8183209A JP18320996A JPH0928804A JP H0928804 A JPH0928804 A JP H0928804A JP 8183209 A JP8183209 A JP 8183209A JP 18320996 A JP18320996 A JP 18320996A JP H0928804 A JPH0928804 A JP H0928804A
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pressure vessel
housing
pressure
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delivery head
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JP8183209A
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English (en)
Inventor
Michael Dr Reinhard
ラインハート ミハエル
Ralf Bouffleur
ボウフライル ラルフ
Michael Dr Spallek
シュパレック ミハエル
Andreas Geiger
ガイガー アンドレアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Carl Zeiss SMT GmbH
Carl Zeiss AG
Original Assignee
Carl Zeiss SMT GmbH
Carl Zeiss AG
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M15/00Inhalators
    • A61M15/009Inhalators using medicine packages with incorporated spraying means, e.g. aerosol cans

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入製剤の残存量を容易に確認できる投与装
置を提供する。 【解決手段】 過度の圧力で物質を投与する装置に関す
る。かかる装置には圧力容器が含まれ、圧力容器から排
出する物質と少なくとも1つの推進剤を含む。圧力容器
は、開口部と圧力容器から物質を放出するための、開口
部において圧力容器に取り付けられた作動排出部材を有
する。自己支持ハウジングは、圧力容器と少なくとも排
出部材の一部であって万一圧力容器が破裂した場合にガ
ラスの破片と排出部材の双方が装置から飛散することを
防止するものを包む。自己支持ハウジングは、圧力容器
内の物質の確認を促進する透明プラスチック製の下部部
分を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸入製剤(エアゾ
ール)などの物質を過度の圧力で投与する装置に関し、
かかる装置は少なくとも1つの放出物質と少なくとも1
つの推進剤とを供給できるガラス製の圧力容器を含んで
いる。かかる装置は、排出部材又は排出エレメントが取
り付けられる出口開口部を含んでいる。プラスチックが
圧力容器を囲み、破裂や裂けに対して保護する。送り出
しヘッドが排出部材と共に働くので、かかる排出部材
は、2つの部材が互いに圧縮される時に動く。供給され
る特定量の少なくとも1つの物質は、出口開口部を通過
し、さらに送り出しヘッド(delivery head)の排出開口
部から少なくともスプレーの形態で噴出する。
【0002】上記装置の圧力容器は小さな瓶である。か
かる瓶の容積は5〜50mlである。出口開口部は、瓶
の上端にある。出口開口部は、概して、排出部材を開口
部に押すことにより、および/又は排出部材を圧力容器
に結合するフランジ、たとえばしばしば送り出しヘッド
と投与弁(Dosierventil) との間に配列された弾性シー
ルを有する上方へ突出する中空円柱針を有する投与弁で
閉じる。
【0003】圧力容器は、噴出すべき物質を最初に投与
弁を通して導入し、又は推進剤と伴に投与弁を通して導
入する方法で充填する。
【0004】投与の準備として、圧力容器を送り出しヘ
ッドを有する円柱部に押し込む。投与弁の中空円柱針
は、送り出しヘッドの円柱容器に形状をぴったりと合わ
せて導入する。かかる容器は中空であり、流路と連絡す
る。概して、流路は送り出しヘッドの端でありスプレー
ヘッドとして配置する開口部に通じる。
【0005】送り出しヘッドはマウスピースまたはノー
スピースを備えることができ、それらはキャップで汚染
から保護される。
【0006】公知の方法では、圧力容器は円柱部の底部
から送り出しヘッドへ突出する。
【0007】投与弁は、ユーザーが上から人差し指で送
り出しヘッドを、下から親指で圧力容器を押すことで通
気できる。これは投与弁を引くことになるので、所定量
の活性物質がノズルヘッドを通じて放出できる。
【0008】ガラス製の既知の圧力容器は、透明なプラ
スチック製の被覆物で覆われる。この被覆物は、圧力容
器が破裂する時に破片に対する保護を目的とするので、
高膨脹性を示すPVCなどの柔軟な軟質プラスチックを
含む。高膨脹性は、ガラス容器が破裂する場合に、内圧
が軟質プラスチックに作用するので重要である。軟質プ
ラスチックは、圧力に応じて容積変化を生じなければ、
分解または腐食応力破壊のため、プラスチック材料が突
然破壊したであろう。
【0009】既知の装置では、圧力容器中の供給すべき
物質の残量を目視できるという利益がえられる。これ
は、圧力容器とそれを囲むものの双方が透明材料(ガラ
ス)製であるからである。このことは、吸入製剤であっ
てしばしば緊急医薬の性質を持つもの(たとえば、喘息
製剤)の投与の場合には特に重要である。これに関し、
別に、万一緊急の場合に圧力容器がからであるという危
険性があった。
【0010】既知の装置において、たとえば不適切な取
扱いのため爆発が生じた場合に、プラスチックの被覆に
もかかわらず、ガラス製の透明圧力容器は十分に安全で
ないという不利益がある。安全性の不十分さの程度は、
ガラス容器の部分が放物体のように周囲に、とくにバル
ブ領域への飛散を被覆物では防げないためにある。
【0011】さらに、金属材料製の圧力容器を利用する
ことも公知である。かかる圧力容器の破裂や裂けに対す
る保護は、選ばれた材料の有利な特性により行われる。
これらの特性には、高靭性や高強度が含まれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置には、不透明な圧力容器では、上記不利益を伴って、
供給される物質の残量を目視で決定できないという不利
益がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のように特
定できる。
【0014】[1] ガラス製の圧力容器であってかか
る圧力容器から放出される物質と少なくとも1つの推進
剤を含むもの、ここで前記圧力容器は開口部を有する;
作動する際に前記圧力容器から前記物質を放出するため
に前記開口部の前記圧力容器に設けられた作動排出部
材;および万一前記圧力容器が破裂した場合にガラスの
破片や前記排出部材が装置から飛散することを防止する
ため、前記圧力容器や少なくとも前記排出部材の一部を
囲む自立ハウジング、ここでかかる自立ハウジングは前
記圧力容器中の前記物質の存在の確認を促進するために
透明プラスチック製の下部部分を有することを特徴とす
る過度の圧力を用いる物質の投与用装置。
【0015】[2] 前記自立ハウジングは下部ケース
と上部ケースとを含み、かかる下部ケースは透明なプラ
スチック製である前記1に記載の装置。
【0016】[3] 前記上部ケースは着色プラスチッ
ク製であり、その上に特殊な薬剤が示される前記2に記
載の装置。
【0017】[4] 前記上部ケースは、特殊な薬剤の
同定用の着色マーキングを有する前記2に記載の装置。
【0018】[5] 前記半ケースは、前記半ケースを
解除可能に結合する結合手段である前記2に記載の装
置。
【0019】[6] 前記結合手段は、前記半ケースを
フックするためにお互いに滑らかに動く逆フックを含む
前記5に記載の装置。
【0020】[7] 前記ハウジングは圧力抜き開口部
を有する前記1に記載の装置。
【0021】[8] 前記ハウジングは、内壁表面と、
万一前記圧力容器が破裂した場合に前記物質と前記推進
剤とを直接的に前記圧力抜き開口部へ導くかかる内壁表
面に設けられた流路系を有する前記7に記載の装置。
【0022】[9] 前記流路は、螺旋状であるように
前記内壁表面に設けられている前記8に記載の装置。
【0023】[10] 前記自己ハウジングは前記下部
部分を含む主要部と排出開口部である送り出しヘッドを
含み、かかる送り出しヘッドはかかる主要部に取り付け
られている前記1に記載の装置。
【0024】[11] 前記ハウジングは長手軸であ
り、前記送り出しヘッドは前記ハウジングの主要部に固
定して結合されており、前記圧力容器は前記排出部材を
作動するように前記軸に沿って前記ハウジング内で移動
できる前記10に記載の装置。 [12] 前記圧力容器は土台を有し、前記装置はさら
に、排出部材を作動させるため前記ハウジング内で前記
圧力容器が移動するように、前記下部部分に設けられた
通気ユニットを含む前記11に記載の装置。
【0025】[13] 前記圧力容器は土台を有し、前
記圧力容器は前記ハウジング内に固定され、前記送り出
しヘッドは前記排出部材を作動させるため前記軸に沿っ
て移動できるように前記主要部に取り付けられている前
記10に記載の装置。
【0026】[14] 前記主要部は外壁表面と複数の
スロットとを有し、前記送り出しヘッドは、それぞれス
ロットと噛合うように下部部分に設けられた複数の内部
に向くフックを有する前記13に記載の装置。
【0027】本発明の目的は上記種類の圧力容器を改良
することにあり、かかる圧力容器によれば容器中の物質
の残量が目視で決定でき、さらに公知の容器と比較する
と破裂や裂けに対する保護を顕著に増加させることがで
きる。
【0028】本発明の装置は、過度の圧力で物質を投与
するためのものである。その装置は、圧力容器から排出
する物質と少なくとも1つの推進剤とを含むガラス製圧
力容器を含む。圧力容器には開口部があり、作動排出部
材は、作動する時に圧力容器から物質を排出する開口部
において圧力容器に設けられている。自立ハウジングは
圧力容器と少なくとも1つの排出部材を囲んでおり、万
一圧力容器が破裂した場合にはガラス破片や排出部材の
装置からの飛散を防止できる。自立ハウジングには透明
プラスチック製の下部部分があるので圧力容器中の物質
の存在が確認できる。圧力容器はハウジングにより完全
に包まれ、かかるハウジングは、排出開口部を除き、排
出部材をも囲む。この方法で、破片や排出部材(たとえ
ば、投与弁)のいずれもが放射物のように外へ飛散しな
いことが保証される。
【0029】本発明の装置のハウジングや圧力容器は、
お互いに固定された表面と表面との接触ではない、すな
わちハウジングと圧力容器は結合又は複合物ではない。
これは、プラスチックジャケットの使用と比較し、プラ
スチックで生ずる裂け目が、公知の装置の場合のよう
に、圧力容器のガラス壁に進まないという利益を与え
る。公知の装置では、この進行はガラス圧力容器を破裂
させる場合がある。したがって、本発明のガラス容器は
当初の強度を維持でき、破裂に対する保護が強化され
る。
【0030】本発明の装置はガラス容器とプラスチック
ハウジングとが容易に分離できるので、都合よくリサイ
クルされる。
【0031】本発明によれば、プラスチックハウジング
は、少なくとも圧力容器の下部は透明プラスチック製で
ある。ユーザーは、何時でも、放出される物質の供給が
すでになされてるかどうかを決定でき、必要なステップ
を取ることができる。
【0032】本発明で与えられる破片や破裂に対する保
護の増大は、薄壁の圧力容器でも許容される。たとえ
ば、本発明の装置が吸入製剤用のアプリケーターとして
使用される場合、ガラス圧力容器を有する公知のアプリ
ケーターと比較して壁厚が40%まで減少したガラスチ
ューブ製の製薬容器が使用できる。これにより、本発明
のアプリケーター用の圧力容器を製造する場合に、材料
を節約できる。従来の充填装置が、本発明の答である圧
力容器は公知のアプリケーターと比較してそのディメン
ジョンに関して変化しないために使用できる。
【0033】本発明の別の利益は、圧力容器とハウジン
グとの間への異物の装入が極めて困難なことにある。こ
の方法で、異物は、特に上記方法から、この領域から吸
入される危険性が減少する。
【0034】プラスチックは本発明の装置のハウジング
の製造に適しているが、次の特性を持つべきである:透
明性、ショックに対する高靭性や破壊又は裂けるや否や
伸びる。次の材料が好ましい:ポリカーボネート、ポリ
エチレン テレフタレートやアモルファス ポリアミ
ド。
【0035】ハウジングは、2つの半ケース、たとえば
上部ケースと下部ケースからなることが好ましい。これ
らの半ケースは、圧力容器をその中に置いた後に互いに
結合する。一方、これは、下部ケースは製造後、直接的
にガラス容器に結合できるという利益を提供できる。こ
の方法では、圧力容器の土台領域が最も圧力負荷を受け
るが、強度を減少させる表面欠陥が保護され、ガラスの
高引張強度が保持される。他方、2つの半ケースの配列
のため、最初に送り出しエレメントを圧力容器に取り付
け、その後、半ケースを取り付けて結合するので、半ケ
ースは共同して排出部材を有するガラス容器の周りに安
全なコンテナーを形成する。
【0036】上記の2部材配列を用いると、下部ケース
は透明プラスチックで製造できるのに対し、上部ケース
はマーキングを促進するために着色プラスチックで製造
できる。たとえば、吸入製剤のアプリケーター用に、上
部ケースは異なる薬剤用に圧力容器の使用の指示書を伴
うことができる。
【0037】半ケースは、機械的、物理的または化学的
な方法を利用して結合できる。結合は、たとえば超音波
溶接法、摩擦溶接法、熱溶接法、接着法または半ケース
に特に形成された縁部を利用する機械的な噛合わせ法で
達成できる。これにより、半ケースの強固な結合が得ら
れる。
【0038】解除可能な結合は、ガラスとプラスチック
との別々のリサイクルを促進するので好ましい。
【0039】好適な実施態様において、2つの半ケース
は、一方を他方に倒すことができる逆フック(counter
hook) 手段により互いにフックできる。これにより、こ
の結合システム用の装置の複雑さは実質的に減少し、本
発明の装置の製造コストを低くできるという利益があ
る。結合は、次式から計算される最小引張強度を持つべ
きである: σ=2.0MPa×(d−s)/(2×s) ここで、σは結合の最小引張強度(MPa)、d
中空体の外部直径(mm)、sは中空体の壁厚(mm)を示
す。 (上記において、2.0MPaは内圧20bar に
対応する。) ハウジングには、本発明の装置の実施態様に従う圧力抜
き開口部がある。圧力容器が破裂した場合に、排出すべ
き物質や推進剤はこれらの圧力抜き開口部から逃げるこ
とができる。この方法で、圧力容器の内容物はハウジン
グから出ることができ、圧力容器に保持された物質によ
るハウジング材料への化学的な攻撃の危険性(応力腐食
破裂)と爆発の危険性はさらに減少する。
【0040】ハウジングは、内壁にチャネル系、即ち溝
を持つことができ、かかる溝は、圧力容器が破裂した場
合に、容器の内容物をできる限り急速にチャネルを介し
て圧力抜き開口部へ導く機能を有する。この実施態様に
おいて、ハウジングは、圧力容器が破裂した時にハウジ
ングのいかなる場所においても圧力が集合することな
く、圧力容器の壁に直接的に接することができる。チャ
ネル系は、ハウジングの内部表面上に形成された複数の
細長い薄板により規定できる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1において、圧力容器1は吸入
製剤用のアプリケーター用であり、ガラス製、たとえば
ボロシリケートガラスまたはソーダライムガラスからな
る。圧力容器1の土台領域は、発生する引張応力を最小
とするため、外観上は半球体とすることが好ましい。圧
力容器1には投与弁2の形態の排出部材があり、かかる
バルブはクリンプにより取り付けられ、および/又は排
出開口部の領域にフランジでとめられる。エアゾール4
を圧力容器1用に手配し、圧力下で充填する。
【0042】本発明によれば、圧力容器1は、ハウジン
グ5により実質的に完全に囲まれる。ハウジング5は、
図1の実施態様で2つの部材を有するように配置する。
ハウジング5は、下部ケース6と上部ケース7とを含
む。図示のように、ハウジング5は、投与弁が容器1か
ら飛散できないように、圧力容器1の上部領域で投与弁
2を囲む。下部ケース6は透明プラスチック製の円柱状
で、ポリカーボネート又はポリエチレンテレフタレート
製であることが好ましい。下部ケース6は、ハウジング
下部にぴったり(form-fitting)と入れられる形態であ
る。圧力抜き開口部8は、圧力容器の内容物が、かかる
容器の破裂のため突然放出される際に、ハウジング5を
損傷することなく脱出する方法で、下部ケース6に設け
られる。圧力抜き開口部8は、たとえば土台領域に横に
細長い窪み又は穴でもよい。
【0043】同時に、半ケース6内部にチャネルのある
系では、圧力下で容器内容物4ができる限り急速に開口
部8へ移動し、万一圧力容器1が破裂した場合には周囲
に達することが保証される。開口部8は非常に小さいの
で、ガラス破片が通過して人を傷付けることはないであ
ろう。
【0044】上部ケース7は、同様に、透明又は非透明
プラスチック製の円柱又は丸い形態である。この形態
は、下部ケース6と同じ周辺ディメンジョンを有するこ
とが好ましい。上部ケース7は、投与弁2がすでにクリ
ンプおよび/又はフランジで止められている圧力容器1
の上部にぴったりと入れることができるディメンジョン
である。
【0045】少なくとも1つの開口部9が上部ケース7
に設けられていて十分に大きいので、弁の軸10または
その他の弁の部品の通過を促進する。
【0046】本発明のアプリケーターの好ましい実施態
様は、図2と3とに示される。
【0047】図2と3の双方において、送り出しヘッド
は引用符号11で示され、これらの実施態様において排
出開口部3を規定するマウスピースである。送り出しヘ
ッドは、投与弁2の弁の軸10用の円柱容器を有する。
ハウジング5を備える圧力容器1の形態は、図1に示さ
れるものにほぼ対応する。
【0048】送り出しヘッド11は、実施態様の双方に
おいてハウジング5に保持される。このタイプの取り付
けでは、投与弁2の弁の軸10は物理的な負荷から保護
され、汚れ粒子を集めるという利益がある。
【0049】送り出しヘッド11は好適に安全にハウジ
ング5に結合するので、通常の使用中に分離できない。
この方法で、アプリケーターは何時でも使用の準備がで
きる。かかる結合の2つの異なる変化は、図2と図3と
に示される。
【0050】図2において、送り出しヘッド11を上か
らハウジング5に押し、その位置に固定する。このた
め、送り出しヘッド11は、その下端部にハウジング壁
に形成された対応スロット13と噛合う内部に向かうフ
ック12を有する。スロット13は長手方向に拡がるの
で、投与弁2の動きを可能とし、送り出しヘッド11は
垂直方向に動く。矢印20は、投与弁2の移動の方向を
示す。投与弁2は送り出しヘッド11を下方に押すこと
により始動し、所定量の有効な物質がノズル開口部を介
して放出される。物質が投与された後、送り出しヘッド
11は、投与弁2のスプリングの力により最初の位置に
再び戻る。
【0051】図2において、送り出しヘッドは換気や通
気の開口部14を備え、かかる開口部はユーザーによる
望まない閉鎖を妨げるような形態である。この様に、開
口部14は、アプリケーターを手に持った時にユーザー
が開口部を不注意でブロックしないように配置される。
開口部14は、空気が送り出しヘッド11に入り、物質
が投与弁2を介して排出されるときに混合される。放出
物質と入ってくる空気とは、ユーザーが吸い込むミスト
状のスプレーを形成する。
【0052】図3の実施態様において、送り出しヘッド
11は、たとえば超音波溶接法によりハウジング5に堅
く結合する。この実施態様において、投与弁2は、圧力
容器の土台下から作用する通気ユニット15で始動す
る。
【0053】通気ユニット15の助けにより、圧力容器
1は矢印22で示されるようにハウジング5内で垂直方
向に動き、それにより投与弁2が働く。ハウジング5
は、装置の作動を保証すべく弁作動通路の長さに等しい
だけ、図2に示されるハウジングよりも長い長さを持つ
べきである。
【0054】通気ユニット15は手の支持体16とそれ
から伸びる軸17を含み、ハウジング5へ突出する。軸
17は、開口部24の直径よりも大きな直径を有する太
くなった部分18を有する。
【0055】ハウジング5内で、圧力容器1の土台は通
気ユニット15上にある。薬剤を投与するため、支持体
16をハウジング5に対して押す。その後、太くなった
部分18は圧力容器1の土台を押し、かかる圧力容器は
投与弁2のスプリング圧を上方に移すので、投与弁2の
円柱中空チューブ10が送り出しヘッド11の円柱容器
を押すので投与弁2が始動する。
【0056】前述の記載は本発明の好ましい実施態様で
あり、種々の変更や修正が、添付の請求の範囲に規定し
たように、本発明の精神や範囲から逸脱することなく行
えることを理解すべきである。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば吸入製剤などの物質の投
与用装置に用いる圧力容器を改良することができ、かか
る圧力容器によれば容器中の物質の残量が目視で決定で
き、さらに公知の容器と比較すると破裂や裂けに対する
保護を格段に増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】投与弁を有するガラス製の圧力容器が完全に自
己支持ハウジングにより囲まれる本発明の第1の実施態
様に従う装置の実施態様の側面拡大断面図である。
【図2】本発明のアプリケーターの第2の実施態様の側
面拡大断面図である。
【図3】本発明のアプリケーターの第3の実施態様の側
面拡大断面図である。
【符号の説明】
1…圧力容器 2…投与弁 4…エアゾール 5…ハウジング 6…下部ケース 7…上部ケース 8…圧力抜き開口部 9…開口部 10…弁の軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミハエル シュパレック ドイツ国、55218 インゲルハイム、アム グライエン シュタイン 12 (72)発明者 アンドレアス ガイガー ドイツ国、55286 ベーシュタット、コエ レシュトラセ 6

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス製の圧力容器であってかかる圧力
    容器から放出される物質と少なくとも1つの推進剤を含
    むもの、ここで前記圧力容器は開口部を有する;作動す
    る際に前記圧力容器から前記物質を放出するために前記
    開口部の前記圧力容器に設けられた作動排出部材;およ
    び万一前記圧力容器が破裂した場合にガラスの破片や前
    記排出部材が装置から飛散することを防止するため、前
    記圧力容器や少なくとも前記排出部材の一部を囲む自立
    ハウジング、ここでかかる自立ハウジングは前記圧力容
    器中の前記物質の存在の確認を促進するために透明プラ
    スチック製の下部部分を有することを特徴とする過度の
    圧力を用いる物質の投与用装置。
  2. 【請求項2】 前記自立ハウジングは下部ケースと上部
    ケースとを含み、かかる下部ケースは透明なプラスチッ
    ク製である請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記上部ケースは着色プラスチック製で
    あり、その上に特殊な薬剤が示される請求項2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 前記上部ケースは、特殊な薬剤の同定用
    の着色マーキングを有する請求項2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記半ケースは、前記半ケースを解除可
    能に結合する結合手段である請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記結合手段は、前記半ケースをフック
    するためにお互いに滑らかに動く逆フックを含む請求項
    5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングは圧力抜き開口部を有す
    る請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングは、内壁表面と、万一前
    記圧力容器が破裂した場合に前記物質と前記推進剤とを
    直接的に前記圧力抜き開口部へ導くかかる内壁表面に設
    けられた流路系を有する請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記流路は、螺旋状であるように前記内
    壁表面に設けられている請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記自己ハウジングは前記下部部分を
    含む主要部と排出開口部である送り出しヘッドを含み、
    かかる送り出しヘッドはかかる主要部に取り付けられて
    いる請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記ハウジングは長手軸であり、前記
    送り出しヘッドは前記ハウジングの主要部に固定して結
    合されており、前記圧力容器は前記排出部材を作動する
    ように前記軸に沿って前記ハウジング内で移動できる請
    求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記圧力容器は土台を有し、前記装置
    はさらに、排出部材を作動させるため前記ハウジング内
    で前記圧力容器が移動するように、前記下部部分に設け
    られた通気ユニットを含む請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記圧力容器は土台を有し、前記圧力
    容器は前記ハウジング内に固定され、前記送り出しヘッ
    ドは前記排出部材を作動させるため前記軸に沿って移動
    できるように前記主要部に取り付けられている請求項1
    0に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記主要部は外壁表面と複数のスロッ
    トとを有し、前記送り出しヘッドは、それぞれスロット
    と噛合うように下部部分に設けられた複数の内部に向く
    フックを有する請求項13に記載の装置。
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