JPH09287898A - 飛しょう体 - Google Patents

飛しょう体

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JPH09287898A
JPH09287898A JP9855096A JP9855096A JPH09287898A JP H09287898 A JPH09287898 A JP H09287898A JP 9855096 A JP9855096 A JP 9855096A JP 9855096 A JP9855096 A JP 9855096A JP H09287898 A JPH09287898 A JP H09287898A
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JP
Japan
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tvc
flying
airframe
main body
flying body
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Pending
Application number
JP9855096A
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English (en)
Inventor
Makoto Tsukahara
誠 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上または艦上より発射され、本体の尾部に
着脱可能なTVC装置2を有する飛しょう体において、
TVC装置2を飛しょう体本体1から分離する時に複雑
な電気回路と機構を使用することによって分離させてお
り、スペース・コストなどに影響していたため、簡素な
分離機構のみを有した飛しょう体を得る。 【解決手段】 地上または艦上より発射され、本体の尾
部に着脱可能なTVC装置2を有する飛しょう体におい
て、飛しょう体本体1とTVC装置2との結合に空気力
を受け易くしたプロペラ付きねじ式シャフト6を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、初期の推力偏向
用のThrust Vector Control(以
後TVCとする)装置を有する飛しょう体において、発
射後ある程度の時間を経過しTVC装置を分離する機構
を有する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地上または艦上から垂直発射される飛し
ょう体の発射シーケンスの1例を図4に示す。図におい
て、1は飛しょう体本体、2はTVC装置、3は飛しょ
う体本体1とTVC装置2とを繋ぐ結合装置、4は飛し
ょう体を発射する母艦、5は飛しょう体の飛しょう軌跡
である。地上または艦上から垂直発射される飛しょう体
は、目標に向かうために発射後に大きく旋回させる必要
がある。その手段として、推力のベクトルを偏向するこ
とによって迎角を偏向させるTVC方式がある。しか
し、終末の誘導飛しょう時の旋回性能に関して不利にな
るため、推力偏向後は不要となったTVC装置2を飛し
ょう体本体1に内蔵された電気回路によって一定の時間
(発射後約3秒後)を経過後、結合装置3の止めねじ部
にある爆薬に信号が伝送され爆発、ねじを破壊し、結合
装置3が分割され、飛しょう体本体1とTVC装置2と
を分離し、廃棄していた。図5は従来の飛しょう体の説
明図であり、図5(a)は構造の概略図である。図にお
いて、1は飛しょう体本体であり、2はTVC装置であ
り、3は飛しょう体本体1とTVC装置2とを結合して
いる結合装置であり、12はTVC装置2に結合装置3
を固定している止めねじを示している。飛しょう体はT
VC装置2によって軌道を偏向すると、飛しょう体本体
1に内蔵されている誘導制御装置から止めねじ12部に
分離信号が送られ(発射後約3秒後)、図5(b)のよ
うに止めねじ12に取付けた爆薬が分離信号を受け爆発
する。止めねじ12が破壊されると、止めねじ12によ
って結合されていた結合装置3が解放され、飛しょう体
本体1よりTVC装置2が分離する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、推力偏向用のTVC装置を有する飛しょう体におい
て、上記TVC装置を発射後ある程度時間(発射後約3
秒後)が経過してから分離させる機能を、電気回路や爆
薬などの複雑な機構を用いていたという課題があった。
【0004】この発明はこのような課題を解決するため
のもので、複雑な電気回路と機構による分離機構を用い
ず、簡素な機構のみを用いて分離させることを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による飛しょう
体は、TVC装置に空気力を受け易いプロペラ付きのね
じを設け、飛しょう体がある程度飛しょうした後に、自
然に分離する手段を設けたものである。
【0006】また、この発明による飛しょう体は、TV
C装置に一定の温度に達すると溶解する樹脂製ピンを設
け、飛しょう体がある程度飛しょうした後に、自然に樹
脂製ピンが溶解し、分離する手段を設けたものである。
【0007】また、この発明による飛しょう体は、TV
C装置に空気力を受け易くしたフックを設け、飛しょう
体がある程度飛しょうした後に自然に分離する手段を設
けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す概
略図であり、図において、1は飛しょう体本体、2は飛
しょう体本体1の補助的役目を持つTVC装置、6は飛
しょう体本体1とTVC装置2を繋ぐねじ式シャフト、
7は空気力をねじ式シャフト6に伝えるプロペラであ
る。図1(a)に示すように、飛しょう体が飛しょうす
ると、プロペラ7に空気力が働くようにセットされてい
る。図1(b)に示すように、飛しょう体の速度が増す
と空気力も増加するため、この空気力がある一定の大き
さになるとプロペラ7はねじ式シャフト6を回転させ、
予め発射後3秒以上経過した後にねじ部が抜けるように
設定されたねじ式シャフト6が抜け、飛しょう体本体1
とTVC装置2とを分離させる。そして図1(c)に示
すように、母艦から離れたところでTVC装置を自由落
下させることが可能である。
【0009】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す概略図であり、図において、1は飛しょう体
本体、2は飛しょう体本体1の補助的役目を持つTVC
装置、8は飛しょう体本体1とTVC装置2を繋ぐある
温度(例えば約200℃)で溶解する樹脂製ピンであ
る。図2(a)に示すように、飛しょう体が発射される
と、図示していないが推進装置が発火し燃焼する。図2
(b)に示すように、推進装置が発火してから約3秒後
に樹脂製ピン8部がある温度(約200℃)になるた
め、この燃焼熱により樹脂製ピン8が溶解し、飛しょう
体本体1とTVC装置2とを分離させる。そして図2
(c)に示すように、母艦から離れたところでTVC装
置を自由落下させることが可能である。
【0010】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す概略図であり、図において、1は飛しょう体
本体、2は飛しょう体本体1の補助的役目を持つTVC
装置、9は飛しょう体本体1に取付けられたバネ、10
は飛しょう体本体1とTVC装置2を繋ぐフック、11
はTVC装置2に取付けられたフック10を固定する軸
である。図3(a)に示すように、飛しょう体が発射さ
れると、フック10に空気力がかかり、フック10が軸
11を中心に回転しバネ9を押すが、バネ9の弾性力に
よってフックは回転しない。しかし、図3(b)に示す
ように、飛しょう体の速度が増していきある一定の速度
Vになった時、フック10にかかる空気力Dが、バネ9
の弾性力Fに打ち勝ち、フック10は飛しょう体本体1
からはずれる。ここで空気力Dは式1で表わされる。
【0011】
【数1】
【0012】この式でρは空気密度であり、CD は抵抗
係数であり、Vは飛しょう体の速度であり、Sはフック
の面積である。またバネの弾性力Fは式2で表わされ
る。
【0013】
【数2】
【0014】この式でkはバネ定数であり、xはフック
の移動距離である。数1と数2においてF=Dなので、
ある一定時間後の空気力に対してフックがはずれるよう
なバネ定数およびフックの移動量に設定しておくことに
よって、飛しょう体本体1とTVC装置2とを分離させ
ることが可能である。つまり図4(c)に示すように、
母艦から離れたところでTVC装置を自由落下させるこ
とが可能である。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、飛しょう体本体とT
VC装置とを結合に空気力を受け易くしたプロペラ付き
ねじ式シャフトを使用することによって、飛しょう体が
ある程度飛しょうし速度が増した後に、プロペラにかか
る空気力がねじ部の摩擦力に打ち勝ち、ねじが回転し、
上記飛しょう体本体と上記TVC装置とを分離させるこ
とができる。このため、上記飛しょう体本体から分離後
の上記TVC装置が、下方の発射台・周辺機器および作
業者に被害を及ぼすことはない。
【0016】この発明によれば、飛しょう体本体とTV
C装置とを結合に樹脂製ピンを使用することによって、
飛しょう体がある程度飛しょうし推進装置からの燃焼熱
により温度が上昇した後に、上記樹脂製ピンが燃焼熱に
より溶解し、上記飛しょう体本体と上記TVC装置とを
分離させることができる。このため、上記飛しょう体本
体から分離後の上記TVC装置が、下方の発射台・周辺
機器および作業者に被害を及ぼすことはない。
【0017】この発明によれば、飛しょう体本体とTV
C装置とを結合に空気力を受け易くしたフックを使用す
ることによって、飛しょう体がある程度飛しょうし速度
が増した後に、上記フックにかかる空気力がバネの弾性
力に打ち勝ち、フックが回転することによって、上記飛
しょう体本体と上記TVC装置とを分離させることがで
きる。このため、上記飛しょう体本体から分離後の上記
TVC装置が、下方の発射台・周辺機器および作業者に
被害を及ぼすことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1を示す図であ
る。
【図2】 この発明による実施の形態2を示す図であ
る。
【図3】 この発明による実施の形態3を示す図であ
る。
【図4】 飛しょう体の発射シーケンスの概略図であ
る。
【図5】 従来の飛しょう体の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 飛しょう体本体、2 TVC装置、3 結合装置、
4 母艦、5 飛しょう軌跡、6 ねじ式シャフト、7
プロペラ、8 樹脂製ピン、9 バネ、10フック、
11 軸、12 止めねじ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上または艦上より発射され、本体の尾
    部に着脱可能なTVC(Thrust Vector
    Control)装置を取付けた飛しょう体において、
    発射後所定時間飛しょうした後、上記TVC装置を落下
    させる手段として、上記飛しょう体本体と上記TVC装
    置とを結合するねじ式シャフトと、上記ねじ式シャフト
    に結合され、空気力によって回転することにより上記ね
    じ式シャフトを飛しょう体本体から分離させるプロペラ
    とを設けたことを特徴とする飛しょう体。
  2. 【請求項2】 地上または艦上より発射され、本体の尾
    部に着脱可能なTVC(Thrust Vector
    Control)装置を取付けた飛しょう体において、
    発射後所定時間飛しょうした後、TVC装置を落下させ
    る手段として、上記飛しょう体本体と上記TVC装置と
    を結合し、かつ一定の温度に達すると溶解する樹脂製ピ
    ンを設けたことを特徴とする飛しょう体。
  3. 【請求項3】 地上または艦上より発射され、本体の尾
    部に着脱可能なTVC(Thrust Vector
    Control)装置を取付けた飛しょう体において、
    発射後所定時間飛しょうした後、TVC装置を落下させ
    る手段として、上記飛しょう体本体と上記TVC装置と
    を結合し、空気力によりその結合を解放するフックを設
    けたことを特徴とする飛しょう体。
JP9855096A 1996-04-19 1996-04-19 飛しょう体 Pending JPH09287898A (ja)

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JP9855096A JPH09287898A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 飛しょう体

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JP9855096A JPH09287898A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 飛しょう体

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