JPH09286477A - 包装球形青果物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンゴ等の球形青果物をがたつかないように
まとめてパックすることができ、出荷される当初のまま
の包装形態で最終需要者へと流通可能な包装球形青果物
を提供する。 【解決手段】 ほぼ碗状の複数の収容部12を整列した一
体型容器11の各収容部12にリンゴ21を個別に収容した状
態で、透明性合成樹脂フィルム31として熱収縮性フィル
ムを用い、シュリンク包装で被包する。収容部12の底部
に透孔15又は膨出部17を形成し、一体型容器11の周縁に
おいて収容部12の間に内方に向けて切欠部14を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、包装球形青果物、
詳しくは被包装物であるリンゴ、梨、伊予柑、オレン
ジ、桃、柿、びわ、いちご、トマトその他のほぼ球形を
なす青果物（以下、単に球形青果物という）を複数個収
容し、包装したものに関する。

【０００２】

【従来の技術】球形青果物、例えばリンゴの場合、多数
個を複数段積み重ねて箱詰めにして産地から販売地へ出
荷される。しかし、流通の最終段階において、消費者は
少量例えば４〜６個程度を購入することが多い。このよ
うな消費者の一般的な購入形態に合わせるため、産地等
から送られた箱詰め商品を解き、大箱から小袋や小容器
に包装し直して４〜６個程度の少量を１パックとして店
頭で陳列、販売している。すなわち、ポリエチレン等の
小袋に立体的に交叉させて順次詰め込んで袋詰めにした
り、プラスチック製の立方体型蓋付き容器に４〜６個程
度を一単位として納めたり、あるいはプラスチック製の
平型トレーに載せてからラップでくるむ等しているた
め、多大な労力、コストを要していた。

【０００３】上記のように、産地から最終需要者へと包
装形態を変えることなく流通し得ること、しかも輸送、
運搬、取扱等に伴い球形青果物が互いにぶつかったり、
こすれたりすることによる損傷を有効に防ぐこと、の両
者を満足する包装球形青果物は実現されていない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、被包
装物であるリンゴ等の球形青果物を複数個、産地の選果
場等において自動ラインにより包装可能で、産地から出
荷された球形青果物を店舗等で再度包装し直すことが不
要であり、出荷される当初のままの包装形態で最終需要
者へと流通可能であって、見栄えもよく、かつ被包装物
が輸送、取扱等により損傷することのないようにまとめ
てパックすることができる、包装球形青果物を提供する
ことにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

（１）本発明は上記課題を解決するためになされたもの
であって、複数の球形青果物が個別に収容可能なほぼ碗
状の複数の収容部を整列した一体型容器の前記各収容部
に、被包装物たる球形青果物を収容した状態で、透明性
合成樹脂フィルムで被包した包装球形青果物である。

【０００６】（２）前記包装球形青果物において、前記
収容部の底部に透孔を形成する。球形青果物の上面だけ
でなく、おしり（下部）を見ることができるので、球形
青果物の程度、品質を確認することができ、購入者の安
心感を得ることができる。特にリンゴにあっては、旧
来、甘味を推測する尺度ないし一応の目安としてそのお
しりを見ることが行われているので有効である。

【０００７】（３）前記包装球形青果物において、前記
球形青果物は突出したつるを有するものであって、該球
形青果物を傾斜させた状態で収容可能なように前記収容
部を形成したことを特徴とする。リンゴ等のつるはかな
り丈夫で長いため、正立状態（リンゴ等の頭部を真上に
向けた状態）で収容部に収容し、透明性合成樹脂フィル
ムで被包すると、つるがフィルムに突き当たりフィルム
を損傷するおそれがある。これを防止することができ、
包装体の上面に出っ張りがないようにすることができ
る。ディスプレイの見地からも特異性を発揮し得、有効
である。突出したつるを有する球形青果物としては例え
ばリンゴ、梨、洋梨等がある。

【０００８】（４）前記包装球形青果物において、前記
収容部の側面部の内面に凸部を形成したことを特徴とす
る。収容部の側面部すなわち収容部の底部から上端の間
の湾曲部、の内面に凸部を形成したため、リンゴ等の青
果物はそのおしりである凹んだ部分が該凸部に嵌まるよ
うに傾斜された状態で収容可能である。したがって、青
果物はきわめて安定した状態で収容されるとともに、突
出したつるを有するリンゴ等のつるも真上を向かないの
でつるが被包するフィルムに突き当たりフィルムを損傷
するおそれがなく、包装体の上面に出っ張りがないよう
にすることができる。しかも、包装の過程において、リ
ンゴ等の青果物を凸部に合わせて収容すればよいため、
収容作業が容易かつ確実であり、所定の向きに整然とし
た状態に収容することができる利点を有する。ディスプ
レイの見地からも特異性を発揮し得、有効である。

【０００９】（５）前記包装球形青果物において、前記
収容部の底部に膨出部が形成されていることを特徴とす
る。収容部の底部に膨出部が形成されているため、被包
装物たる球形青果物は該膨出部までには収容されず、包
装球形青果物を載置したり、積み重ねた場合等に該膨出
部がクッションの作用を奏し、青果物が痛みにくい。膨
出部が包装物の重量等により潰れたとしても、このよう
な膨出部がないものよりも青果物は痛みにくい。

【００１０】（６）前記包装球形青果物において、前記
透明性合成樹脂フィルムとして熱収縮性フィルムを用
い、シュリンク包装で被包したことを特徴とする。球形
青果物を一層がたつかせずに確実にパックすることがで
き、その製造も簡単である。

【００１１】（７）前記包装球形青果物において、前記
一体型容器の周縁において前記収容部の間に内方に向け
て切欠部が形成されていることを特徴とする。シュリン
ク包装した際に切欠部に透明性合成樹脂フィルムが入り
込む形になって、球形青果物をしっかりと包むので安定
し、がたつきが一層なくなる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図１は球形青果物がリンゴである包
装球形青果物を示すもので（ａ）は平面図、（ｂ）はｂ
−ｂ線断面図、（ｃ）はｃ−ｃ線における容器のみの断
面図（ｂ−ｂ線においても同一に表れる）、（ｄ）はｄ
−ｄ線断面図、図２は他の形態の包装球形青果物を示す
もので、（ａ）は平面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図、
（ｃ）はｃ−ｃ線における容器のみの断面図（ｂ−ｂ線
においても同一に表れる）、（ｄ）はｄ−ｄ線断面図で
ある。図３は他の形態の包装球形青果物を示すもので、
（ａ）は平面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図、（ｃ）はｃ
−ｃ線における容器のみの断面図、図４は他の形態の包
装球形青果物を示すもので、（ａ）は平面図、（ｂ）は
ｂ−ｂ線断面図、（ｃ）は容器部分のみの平面図、
（ｄ）はｄ−ｄ線における容器の断面図である。

【００１３】図１に示すとおり、包装球形青果物１は、
複数の収容部１２を有する一体型容器１１と、収容部１
２に収容される球形青果物（本例ではリンゴ）２１と、
これらを被包する透明性合成樹脂フィルム３１とからな
っている。

【００１４】一体型容器１１は、ほぼ碗状の収容部１２
を複数、整列させた平面ほぼ矩形形状をなしている。複
数のリンゴを個別に収容可能なほぼ碗状の複数の収容部
１２を整列してあるため、リンゴ２１の下半分位が収容
部１２に収まり、収容される夫々のリンゴ２１が互いに
ぶつかったり、こすれたりすることがない。本例では縦
列に２個及び横列に２個整列させているが、これに限ら
れるものではなく、例えば縦列２個・横列３個等として
もよい。収容部１２の高さ、各収容部１２間の距離等も
必要に応じて決定することができる。一体型容器１１の
周縁には鍔部１３が形成されて強度を高めており、周縁
において各収容部１２の間には内方に向けて切欠部１４
が形成されている。符号２２はリンゴのつるである。収
容部１２の内面にリブを形成して補強効果を付与しても
よい。

【００１５】収容部１２の底部には透孔１５が形成され
ている。非透明性の部材を用いても収容されるリンゴ２
１の上面だけでなく、おしり（下部）２３を見ることが
できるので、球形青果物の程度、品質を確認することが
でき、購入者の安心感を得ることができる。特にリンゴ
にあっては、旧来、甘味の尺度の手がかりとしてそのお
しりを見ることが行われているので有効である。

【００１６】前記収容部１２間の境界（収容部同士が隣
り合う部分）には、該収容部１２の上端縁線より下方に
向けてくぼんだへこみ部１６が設けられている。リンゴ
２１を収容部１２から取り出し易く、また収容もし易
い。合成樹脂材料の使用量を少なくしてコストを軽減す
ることも可能である。

【００１７】一体型容器１１は圧空成形等の熱成形その
他の公知の成形手段により、合成樹脂材を一体的に成形
して得たものが好適である。紙製の一体型成形容器を用
いることもできる。合成樹脂材としては例えば低発泡ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ＰＥＴ等の熱可塑性樹脂
が好適である。厚さは特に限定されるものではないが、
低発泡ポリエチレンの場合４００〜１０００μｍ程度の
ものを用いることができる。充分な剛性、保形性を得た
い場合にはＰＥＴを用いることも好適である。３００μ
ｍ程度のもので充分な実用性を有する。

【００１８】透明性合成樹脂フィルム３１は、ポリエチ
レンフィルム等、熱収縮性の合成樹脂フィルムを用いて
おり、これをシュリンク包装したものである。透明性合
成樹脂フィルム３１は例えば、ポリエチレン単体の３０
μｍ程度の厚さのものを使用し得るが、これに限られる
ものではなく、単層フィルムでも積層された複合フィル
ムでもよい。シュリンク包装により、球形青果物を一層
がたつかせずに確実にパックすることができる。符号３
２は熱接着による帯状シール部である。

【００１９】被包の方法は、公知の自動ラインの手段を
適用して連続的にすることができる。例えば、コンベア
上を流れる、収容部１２にリンゴ２１を収容した一体型
容器１１を、原反ロールから引き出された透明性合成樹
脂フィルム３１によって全体的にくるみ、フィルム３１
の両側縁の内面を重ね合わせて熱接着し（この熱接着に
よるシール部は便宜上、図示省略してある）、フイルム
３１が筒状体をなす状態となし、次いで、開放している
フィルム３１の両端縁を熱接着して図１（ａ），図２
（ａ），図３（ａ）のように帯状シール部３２を形成し
て切断する。さらに、熱風をかける等により加熱するこ
とにより、シュリンク包装がなされる。

【００２０】一体型容器１１の周縁において各収容部１
２の間には切欠部１４が形成されているため、シュリン
ク包装した際にこの切欠部１４に透明性合成樹脂フィル
ム３１が入り込む形になって、リンゴ２１をしっかりと
包むので安定し、がたつきが一層なくなる。切欠部１４
は、一体型容器１１の各辺に設けずに（各収容部１２の
間全てに設けずに）、互いに対向する二辺のみに設けて
もよい。

【００２１】もっとも、シュリンク包装は好適な一実施
形態を示すものである。透明性合成樹脂フィルム３１に
よる被包は上記に限定されるものではない。また、収容
部１２から下の部分（鍔部１３より下方）は被包しなく
てもよい。

【００２２】なお、本発明の包装球形青果物は完全な密
封包装とする必要はなく、透明性合成樹脂フィルム３１
の適宜位置例えば上面にガス抜き用の透孔等を設けても
よい。また、帯状シール部３２の一部に非接着部を設け
る等して内外を流通可能にしてもよい。包装内に必要に
応じて脱酸素剤、二酸化炭素吸着剤等を入れてもよい。
透明性合成樹脂フィルム３１として防曇加工したものを
用いてもよい。

【００２３】図２，３に示す包装球形青果物では、リン
ゴ２１を傾斜させた状態で収容可能なように収容部１２
を形成した点が図１のものと異なっており、ややたて長
のリンゴを寝かせた形状に合うように、収容部１２は傾
斜した楕円に沿うような断面形状に形成されている。傾
斜の角度は適宜設定し得る。図２のものは４個のリンゴ
２１を一体型容器１１の中心部に向けて傾斜させた例、
図３のものは対をなす２個のリンゴ２１を互いに向かい
合わせるように傾斜させた例を示す。

【００２４】リンゴ等のつる２２はかなり丈夫で長いた
め、図１に示すような正立状態（リンゴ等の頭部を真上
に向けた状態）で収容部に収容し、透明性合成樹脂フィ
ルムで被包すると、つるがフィルムに突き当たりフィル
ムを損傷するおそれがある。これを防止することがで
き、包装球形青果物の上面に出っ張りがないようにする
ことができる。その他の構成は図１について説明した点
と特に相違点はないので説明を省略する。

【００２５】さらに、図４に示す包装球形青果物は、収
容部１２の側面部の内面に凸部を形成したことに特徴を
有するものである。各収容部１２の側面部すなわち収容
部１２の底部から上端の間の湾曲部、の内面にほぼ球面
状に突出する凸部１７を形成してある。リンゴ２１のお
しり２３である凹んだ部分が該凸部１７に嵌まるように
傾斜された状態で収容されるため、リンゴ２１はきわめ
て安定した状態で収容されるとともに、リンゴ等のつる
２２も真上を向かず、被包するフィルムに突き当たりフ
ィルムを損傷するおそれがない。凸部１７の形状は任意
であり、また、大きさ等も、包装される青果物の種類、
大きさ等によって適宜設定し得るものである。凸部１７
の位置は図示のものでは、収容部１２の底部から上端の
間の湾曲部のほぼ中間に位置しているが、収容すべき被
包装物を傾斜させる角度に応じて適宜設定し得る。な
お、図示のものは、凸部１７が各収容部１２において同
じ位置に形成してあり被包装物が同じ方向を指向して収
容されるようにしてあるが、必ずしも同じ位置に形成し
なくてもよい。

【００２６】また、図４に示す前記包装球形青果物で
は、前記収容部１２の底部に膨出部１８が形成されてい
ることを特徴とする。膨出部１８の形状はほぼ円筒形に
形成されているが、これに限定されるものではない。該
膨出部１８が包装物の重量等により潰れたとしても、こ
のような膨出部がないものよりも青果物が痛みにくい。
その他の構成については、図１〜３について説明した形
態を適用し得るのは勿論である。

【００２７】以上、球形青果物としてリンゴを用いた包
装球形青果物を例示して説明したが、本発明は、リンゴ
の他、梨、伊予柑、オレンジ、桃、柿、びわ、いちご、
トマト等の青果物に適用し得るものであり、球形青果物
は厳密な球形であることを意味せず、可能な限り広く解
釈されるべきものである。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
球形青果物、例えばリンゴをこれら個々の被包装物が互
いにぶつからないように一つの包装球形青果物にまとめ
てパックすることができ、球形青果物が安定し、したが
って損傷もしにくい。

【００２９】また、産地等からの箱詰めを解いた後、再
度袋や容器に包装し直す作業が不要となり、余分な労
力、コストがかからず、産地から当初のままの包装形態
で何ら手を加えることなく最終需要者へと流通可能とな
り、需要者にとっても産地直送の商品をそのままの形態
で購入できる安心感が得られる。最終需要者が購入する
際の取扱性にも優れ、見栄えもよく、生産者から最終需
要者に至る流通過程において極めて有効な包装青果物と
して機能する。従来行われていなかった、少量のリンゴ
等を確実に安定させて自動的に包装する形態を実現する
もので、その効果は極めて大きい。リンゴ等の価格は、
一個一個の重さにばらつきがあるにもかかわらず従来は
一個いくら、あるいは１袋いくらというように大雑把に
決められていたが、精肉の場合のように１パック毎に単
位重量当たりの単価に基いて算出した正当な価格を表示
（しかも自動的に）することもでき、消費者にきわめて
有益である。

【００３０】また、収容部の底部に透孔を形成すること
により、球形青果物の上面だけでなく、非透明性の部材
を用いてもおしり（下部）を見ることができるので、球
形青果物の程度、品質を確認することができ、購入者の
安心感を得ることができる。特にリンゴにあっては、旧
来、甘味を推測する尺度ないし一応の目安としてそのお
しりを見ることが行われているので有効である。

【００３１】また、球形青果物は突出したつるを有する
ものであって、該球形青果物を傾斜させた状態で収容可
能なように前記収容部を形成することにより、つるがフ
ィルムに突き当たりフィルムを損傷することを防止する
ことができ、包装球形青果物の上面に出っ張りがないよ
うにすることができる。ディスプレイの見地からも特異
性を発揮し得、有効である。

【００３２】また、前記収容部の側面部の内面に凸部を
形成することにより、リンゴ等の青果物はそのおしりで
ある凹んだ部分が該凸部に嵌まるように傾斜された状態
で収容可能である。したがって、青果物はきわめて安定
した状態で収容されるとともに、リンゴ等のつるも真上
を向かないのでつるがフィルムに突き当たりフィルムを
損傷するおそれがなく、包装体の上面に出っ張りがない
ようにすることができる。しかも、包装の過程におい
て、リンゴ等の青果物を凸部に合わせて収容すればよい
ため、収容作業が容易かつ確実であり、所定の向きに整
然とした状態に収容することができる利点を有する。デ
ィスプレイの見地からも特異性を発揮し得、有効であ
る。

【００３３】また、前記収容部の底部に膨出部が形成さ
れていることにより、被包装物たる球形青果物は該膨出
部までには収容されず、包装球形青果物を載置したり、
積み重ねた場合等に該膨出部がクッションの作用を奏
し、青果物が痛みにくい。

【００３４】また、透明性合成樹脂フィルムとして熱収
縮性フィルムを用い、シュリンク包装で被包することに
より、球形青果物を一層がたつかせずに確実にパックす
ることができ、その製造も複雑な工程を要することもな
く、連続的な製造を容易かつ確実に行うことができる。

【００３５】また、一体型容器の周縁において前記収容
部の間に内方に向けて切欠部を形成することにより、シ
ュリンク包装した際に切欠部に透明性合成樹脂フィルム
が入り込む形になって、球形青果物をしっかりと包むの
で安定し、がたつきが一層なくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】球形青果物がリンゴである包装球形青果物を示
すもので（ａ）は平面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図、
（ｃ）はｃ−ｃ線における容器のみの断面図、（ｄ）は
ｄ−ｄ線断面図である。

【図２】他の形態の包装球形青果物を示すもので、
（ａ）は平面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図、（ｃ）はｃ
−ｃ線における容器のみの断面図、（ｄ）はｄ−ｄ線断
面図である。

【図３】他の形態の包装球形青果物を示すもので、
（ａ）は平面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図、（ｃ）はｃ
−ｃ線における容器のみの断面図である。

【図４】他の形態の包装球形青果物を示すもので、
（ａ）は平面図、（ｂ）はｂ−ｂ線断面図、（ｃ）は容
器部分のみの平面図、（ｄ）はｄ−ｄ線における容器の
断面図である。

【符号の説明】

１ 包装球形青果物 １１ 一体型容器 １２ 収容部 １４ 切欠部 １５ 透孔 １６ へこみ部 １７ 凸部 １８ 膨出部 ２１ 球形青果物（リンゴ） ２２ つる ３１ 透明性合成樹脂フィルム

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の球形青果物を個別に収容可能なほ
   ぼ碗状の複数の収容部を整列した一体型容器の前記各収
   容部に、球形青果物を収容した状態で、透明性合成樹脂
   フィルムで被包した包装球形青果物。
2. 【請求項２】 前記収容部の底部に透孔を形成した請求
   項１記載の包装球形青果物。
3. 【請求項３】 前記球形青果物は突出したつるを有する
   ものであって、該球形青果物を傾斜させた状態で収容可
   能なように前記収容部を形成したことを特徴とする請求
   項１又は２記載の包装球形青果物。
4. 【請求項４】 前記収容部の側面部の内面に凸部を形成
   したことを特徴とする請求項１，２又は３記載の包装球
   形青果物。
5. 【請求項５】 前記収容部の底部に膨出部が形成されて
   いることを特徴とする請求項１，２，３又は４記載の包
   装球形青果物。
6. 【請求項６】 前記透明性合成樹脂フィルムとして熱収
   縮性フィルムを用い、シュリンク包装で被包したことを
   特徴とする請求項１，２，３，４又は５記載の包装球形
   青果物。
7. 【請求項７】 前記一体型容器の周縁において前記収容
   部の間に内方に向けて切欠部が形成されていることを特
   徴とする請求項６記載の包装球形青果物。