JPH09285250A - 藻場造成用の食害防止具 - Google Patents

藻場造成用の食害防止具

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JPH09285250A
JPH09285250A JP12647696A JP12647696A JPH09285250A JP H09285250 A JPH09285250 A JP H09285250A JP 12647696 A JP12647696 A JP 12647696A JP 12647696 A JP12647696 A JP 12647696A JP H09285250 A JPH09285250 A JP H09285250A
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JP
Japan
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algae
food damage
prevention tool
damage prevention
seaweed bed
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JP12647696A
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Tomomi Okamoto
智美 岡本
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Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 藻場を造成する際に、藻食動物による食害を
防止する。 【解決手段】 食害防止具10は、藻食動物の進入を阻
止する棘状部12と、棘状部12を藻場造成部材等に取
付ける取付け部14とを備えたものである。棘状部12
及び取付け部14は、分解性素材からなるものとしても
よい。この場合は、棘状部12及び取付け部14の少な
くとも一方に、藻食動物の忌避剤又は有用藻類の栄養剤
を含ませてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有用藻類の藻場を
造成する際に、藻食動物による食害を防止するために用
いられる、藻場造成用の食害防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンブ類、ホンダワラ類等の有用
藻類からなる藻場が消滅して、石灰藻類が著しく繁茂す
るいわゆる「磯やけ」と呼ばれる現象が多発している。
藻場が消滅して磯やけ地域が広がることは、有用藻類が
減少するだけでなく、藻場に生息する水産動物も減少す
るので、水産資源の大きな損失につながる。この対策と
して、本出願人は、分解性樹脂からなる消失型人工藻礁
を磯やけ地域に設置することにより、藻場を回復させる
技術を提案している(例えば特願平6-208175号等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この消
失型人工藻礁を設置することにより有用藻類が定着し始
めても、ウニ、アワビ等の藻食動物による食害を受けた
のでは、十分な効果が得られない。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、藻場を造成す
る際の食害を防止できる、藻場造成用の食害防止具を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、藻場を造成
する際の食害を防止する技術について研究を重ねた。そ
の結果、棘状の部材を有用藻類の周囲に張りめぐらすこ
とにより、藻食動物が有用藻類に近づけないようにすれ
ばよいことを見い出した。本発明は、この知見に基づき
なされたものである。
【0006】すなわち、本発明に係る食害防止具は、藻
食動物の進入を阻止する棘状部と、この棘状部を藻場造
成部材等に取付ける取付け部とを備えたものである。前
記棘状部及び前記取付け部は、分解性素材からなるもの
としてもよい。この場合は、前記棘状部及び前記取付け
部の少なくとも一方に、藻食動物の忌避剤又は有用藻類
の栄養剤を含ませてもよい。
【0007】ここでいう「有用藻類」には、ワカメ、コ
ンブ、ホンダワラ等の隠花植物の他に、アマモ、コアマ
モ等の顕花植物も含まれるものとする。「分解性素材」
とは、自然環境の中で分解・消滅する金属や樹脂等をい
う。「分解性金属」としては、鉄又は鉄合金が代表的で
ある。「分解性樹脂」としては、生分解性樹脂や水溶性
樹脂等がある。生分解性樹脂としては、.ポリ(ヒド
ロキシブチレート/ヒドロキシバリレート)コポリマー
等の微生物生産型、.ポリエチレンサクシネート、ポ
リブチレンサクシネート、ポリカプロラクトン等の石油
合成型、.ポリ−L乳酸等の植物合成型、.澱粉+
ポリビニルアルコール等の天然高分子型、等がある。水
溶性樹脂としては、ポリビニルアルコール、セルロース
系ポリマー、紙、粘土等がある。
【0008】「藻食動物の忌避剤」には、藻食動物に対
する有害物質、警報物質、逃避行動誘発物質等が含まれ
る。藻食動物の忌避剤としては、リンゴ酸、ジテルペ
ン、トリテルペン、1,4-ジアセトキシブタジエン部分を
含むテルペン類、ハロゲンを含むテルペン類、ハロゲン
を含むモノテルペン、avrainvilleol 、cymopol 、タン
ニン、分子量3000〜30000 のポリフェノール画分、タン
ニン酸、遊離硫酸、stypodiol 、taondiol、dictyol E
、bifurcarenone 、ハロゲン化合物、アセチレンを含
む脂肪酸、elatol、lanosol sulfate 等が挙げられる。
特に、テルペン類はウニに対して、リンゴ酸はアワビに
対して、それぞれきわめて有効である。
【0009】「有用藻類の栄養剤」としては、硝酸塩、
アンモニア塩、硫酸塩等の水産肥料が挙げられる。ま
た、鉄イオンは、有用藻類の成長を促進する物質として
知られている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る食害防止具
の第一実施形態を示す斜視図である。以下、この図面に
基づき説明する。
【0011】本実施形態の食害防止具10は、藻食動物
の進入を阻止する棘状部12と、棘状部12を藻場造成
部材等に取付ける取付け部14とを備えたものである。
【0012】棘状部12の形状、大きさ及び間隔は、そ
の材質、対象とする藻食動物の種類等によって異なる。
例えば、材質が鉄であり、藻食動物がウニ及びアワビで
ある場合、形状が円錐形、長さaが20〜100 mm、根元の
直径bが1〜5mm、間隔cが5〜10mmである。
【0013】取付け部14は、可撓性を有する材質及び
形状を備え、例えば厚みdが0.1 〜1mmの合成樹脂製の
シートである。取付け部14の幅e及び長さfは、取付
ける藻場造成部材等の大きさに対応させる。取付け部1
4の裏面すなわち棘状部12が突出していない面には、
必要に応じ接着剤等が塗布されている。
【0014】棘状部12と取付け部14とは、嵌着、螺
合、接着、溶着又は一体成形等の方法によって固着され
ている。例えば、取付け部14には図示しない直径bよ
り小径の透孔が設けられており、この透孔に棘状部12
を先端から挿入することにより、棘状部12が取付け部
14に固着されている。
【0015】棘状部12及び取付け部14の材質は、分
解性樹脂としてもよい。実際に市販されている分解性樹
脂としては、澱粉+変性ポリビニルアルコール(商品名
「マタービー」:日本合成化学株式会社)、ポリ(ヒド
ロキシブチレート/ヒドロキシバリレート)コポリマー
(商品名「バイオポール」:株式会社ゼネカ)、澱粉系
ポリマー(商品名「ノボン」:チッソ株式会社)、ポリ
カプロラクトン(商品名「トーン」:日本ユニカー株式
会社)、脂肪族ポリエステル(商品名「ビオノーレ」:
昭和高分子株式会社)、ポリ−L乳酸(商品名「ラクテ
ィ」:島津製作所株式会社)等がある。この場合、棘状
部12又は取付け部14に藻食動物の忌避剤を含ませる
こともできる。忌避剤が混練条件において安定な物質で
ある場合には、忌避剤を直径1〜5μm程度に粉砕し、
これを溶融状態の分解性樹脂とともに混練することによ
り分解性樹脂中に分散させる。また、忌避剤が液体や熱
分解しやすい物質である場合には、忌避剤を分解性樹脂
で被覆してマイクロカプセル化した後、これを分解性樹
脂中に分散させればよい。
【0016】図2は、食害防止具10の使用状態を示す
斜視図である。以下、この図面に基づき食害防止具10
の作用を説明する。
【0017】ここで、棘状部12及び取付け部14は、
忌避剤を含ませた分解性樹脂からなるものとする。藻場
造成部材としての藻類育成容器16は、本出願人が先に
出願した特願平6-191819号に記載されているものであ
り、分解性樹脂から卵形に形成されており、内部に有用
藻類の幼芽を海水とともに収容している。
【0018】まず、藻類育成容器16の外周に接着剤を
介して取付け部14を巻回することにより、藻類育成容
器16に食害防止具10を取付ける。続いて、食害防止
具10を取付けた藻類育成容器16を磯やけ地域の海水
W中に投入し、図示しない重り又は楔等により藻類育成
容器16を岩礁Rに固定する。すると、藻類育成容器1
6の幼芽が成長し始めるとともに藻類育成容器16が上
部から崩壊し始める。そのため、このままではウニU、
アワビA等が集まってきて、幼芽が食害を受けてしま
う。このとき、藻類育成容器16に食害防止具10を取
付けていれば、ウニU、アワビA等は棘状部12が邪魔
になって藻類育成容器16に近づくことができない。そ
うしているうちに、食害防止具10が分解性樹脂の作用
によって少しづつ崩壊し、これにつれて忌避剤が海水W
中へ少しづつ溶出する。すると、ウニU、アワビA等は
藻類育成容器16の近辺にいることすらできずに退散す
る。忌避剤は、食害防止具10から少しづつ長期間にわ
たって溶出し続けるので、その作用も長期間にわたって
持続する。したがって、幼芽は、食害を受けることなく
順調に成長して成体となる。その結果、藻類育成容器1
6を設置した岩礁Rに藻場が形成される。一方、食害防
止具10及び藻類育成容器16は、最終的には消滅する
ので、成体の成長を妨害することがなく、しかも流失漁
網のような環境汚染も生じない。
【0019】なお、食害防止具10は、可撓性を有する
ので、どのような形状の藻場造成部材等(例えば種糸付
きのロープ)にも取付けることができる。藻類育成容器
16は、内部に幼芽を収容するものではなく、幼芽を外
周に付着させたものとしてもよい。
【0020】図3は、本発明に係る食害防止具の第二実
施形態を示す斜視図である。以下、この図面に基づき説
明する。
【0021】本実施形態の食害防止具20は、藻食動物
の進入を阻止する棘状部22と、棘状部22を藻場造成
部材等に取付ける取付け部24とを備えたものである。
【0022】棘状部22の形状、大きさ及び間隔は、そ
の材質、対象とする藻食動物の種類等によって異なる。
例えば、材質が鉄であり、藻食動物がウニ及びアワビで
ある場合、形状が円錐形、長さaが20〜100 mm、根元の
直径bが1〜10mm、間隔cが5〜10mmである。
【0023】取付け部24は、幅eが3〜20mmで、内径
gが取付ける藻場造成部材等の大きさに対応したリング
状を呈しており、可撓性を有するものでも変形しにくい
ものでもよい。
【0024】食害防止具20の材質については、食害防
止具10(図1)と同様である。そして、指輪を指に嵌
めるような感じで、食害防止具20を例えば藻類育成容
器16(図2)に被装する。その後の食害防止具20の
使用状態は、食害防止具10(図1)と同様である。食
害防止具20によれば、特定形状の藻場造成部材等に対
して、取付けが容易である。
【0025】図4は、本発明に係る食害防止具の第三実
施形態を示す斜視図である。以下、この図面に基づき説
明する。
【0026】本実施形態の食害防止具30は、藻食動物
の進入を阻止する棘状部32と、棘状部32を藻場造成
部材等に取付ける取付け部34とを備えたものである。
棘状部32の形状、大きさ及び間隔は、その材質、対象
とする藻食動物の種類等によって異なる。例えば、棘状
部32の長さaは20〜100 mmである。取付け部34の内
径gは、取付ける藻場造成部材等の大きさに対応させて
いる。食害防止具30は、均一な厚みt(例えば0.5 〜
5mm)で、全体としていわゆる手裏剣状を呈しており、
打ち抜き等により簡単に製造できる。その他の事項につ
いては、食害防止具10(図1及び図2)と同様である
ので、説明を省略する。
【0027】図5及び図6は本発明に係る食害防止具の
第四実施形態を示し、図5が全体斜視図、図6が使用状
態における斜視図である。以下、これらの図面に基づき
説明する。
【0028】本実施形態の食害防止具40は、藻食動物
の進入を阻止する棘状部42と、棘状部42を藻場造成
部材等に取付ける取付け部44とを備えたものである。
棘状部42は、先端が図面において下向きになってい
る。そのため、食害防止具40によれば、下方からの藻
食動物の進入に対してより効果的である。例えば、図6
に示すように、他の食害防止具10と二段重ねにして用
いるとよい。その他の事項については、食害防止具20
(図3)と同様であるので、説明を省略する。
【0029】図7は本発明に係る食害防止具の第五実施
形態を示す正面図である。以下、この図面に基づき説明
する。
【0030】本実施形態の食害防止具50は、藻食動物
の進入を阻止する棘状部52と、棘状部52を藻場造成
部材等に取付ける取付け部54とを備えたものである。
棘状部52は、例えば直径が3mm以下で長さが20〜100
mmの針金であり、多数が放射状に広がっている。取付け
部54は、針金や紐等であり、取付ける藻場造成部材等
の大きさに対応させた長さとなっている。
【0031】食害防止具50は、例えば、一定の長さに
切断された多数の針金を束ね、その中央に取付け部54
を縛り付け、取付け部54を中心に多数の針金を放射状
に折り曲げて棘状部42とすることにより製造される。
棘状部42又は取付け部54を針金とした場合、その材
質は鉄とすることが好ましい。なぜならば、鉄は、強度
が十分である、分解性である、分解に伴って溶出する鉄
イオンが藻類の成長を促進する、安価で加工が容易であ
る等の利点を有するからである。また、この場合、棘状
部42は強度を十分にするために硬い鉄が好ましく、取
付け部54はどのような形状にも適合するように柔らか
い鉄が好ましい。もちろん、棘状部42及び取付け部5
4の材質は分解性樹脂としてもよい。その他の事項につ
いては、食害防止具10(図1)と同様であるので、説
明を省略する。
【0032】図8は、食害防止具50の使用状態を示す
正面図である。以下、この図面に基づき食害防止具50
の作用について説明する。
【0033】ここで、棘状部52及び取付け部54は、
鉄の針金からなるものとする。藻場造成部材としてのロ
ープ56は、本出願人が先に出願した特願平6-208175号
に記載されているものであり、分解性樹脂からなる。
【0034】まず、ロープ56の外周に種糸58を添え
て取付け部54を巻回することにより、ロープ56に食
害防止具50を取付ける。続いて、食害防止具50を取
付けたロープ56を磯やけ地域の海水W中に投入し、図
示しない重り又は楔等によりロープ56を岩礁Rに固定
する。すると、種糸58の幼芽が成長し始めるが、この
ままではウニU、アワビA等が集まってきて、幼芽が食
害を受けてしまう。このとき、ロープ56に食害防止具
50を取付けていれば、ウニU、アワビA等は棘状部5
2が邪魔になってロープ56に近づくことができない。
また、食害防止具10が鉄の性質によって少しづつ腐食
し、これにつれて鉄イオンが海水W中へ少しづつ溶出す
る。鉄イオンは、少しづつ長期間にわたって溶出し続け
るので、その作用も長期間にわたって持続する。したが
って、幼芽は、食害を受けることなく、しかも鉄イオン
の影響により、順調に成長して成体となる。その結果、
ロープ56を設置した岩礁Rに藻場が形成される。一
方、食害防止具50及びロープ56は、最終的には消滅
するので、成体の成長を妨害することがなく、しかも流
失漁網のような環境汚染も生じない。
【0035】図9は本発明に係る食害防止具の第六実施
形態を示す正面図である。以下、この図面に基づき説明
する。
【0036】本実施形態の食害防止具60は、藻食動物
の進入を阻止する棘状部62と、棘状部62を藻場造成
部材等に取付ける取付け部64とを備えたものである。
棘状部62は、例えば鉄の針金である。取付け部64
は、例えば分解性樹脂のシートであり、裏面すなわち棘
状部62の突出していない面に接着層が形成されてい
る。食害防止具60は、例えば種糸58(図8)の周囲
のロープ56(図8)の外周に巻回して用いる。その他
の事項については、食害防止具10(図1)と同様であ
るので、説明を省略する。
【0037】なお、本発明は、いうまでもなく、上記実
施形態に限定されるものではない。例えば、本発明に係
る食害防止具を装着する藻場造成部材は、中心にロープ
を挿通させた卵型の形状であってもよい。本発明に係る
食害防止具は、藻場造成に限らず有用藻類の増養殖にも
用いることができるし、池、川、湖等の淡水中でも用い
ることができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1乃至4記載の食害防止具によれ
ば、藻食動物の進入を阻止する棘状部と、この棘状部を
藻場造成部材等に取付ける取付け部とを備えたことによ
り、藻食動物は棘状部が邪魔となって有用藻類に近づけ
なくなるので、藻場を造成する際の食害を防止できる。
したがって、より確実に藻場を造成することができる。
【0039】請求項2記載の食害防止具によれば、棘状
部及び取付け部が分解性素材からなるので、最終的には
消滅する。そのため、有用藻類の成長を妨害することが
ないばかりか、流失漁網のような環境汚染も生じないの
で、回収する必要もない。この効果は、本出願人が先に
出願した消失型人工藻礁とともに当該食害防止具を用い
ることにより、より顕著となる。
【0040】請求項3記載の食害防止具によれば、分解
性素材からなる棘状部又は取付け部に藻食動物の忌避剤
を含ませたことにより、分解性素材の作用によって食害
防止具が少しづつ崩壊し、これにつれて藻食動物の忌避
剤が少しづつ海水中へ溶出するので、長期間にわたって
藻食動物を排除することができる。
【0041】請求項4記載の食害防止具によれば、分解
性素材からなる棘状部又は取付け部に有用藻類の栄養剤
を含ませたことにより、分解性素材の作用によって食害
防止具が少しづつ崩壊し、これにつれて栄養剤が少しづ
つ有用藻類へ供給されるので、長期間にわたって有用藻
類の成長を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食害防止具の第一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1の食害防止具の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る食害防止具の第二実施形態を示す
斜視図である。
【図4】本発明に係る食害防止具の第三実施形態を示す
斜視図である。
【図5】本発明に係る食害防止具の第四実施形態を示す
斜視図である。
【図6】図5の食害防止具の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明に係る食害防止具の第五実施形態を示す
正面図である。
【図8】図7の食害防止具の使用状態を示す正面図であ
る。
【図9】本発明に係る食害防止具の第六実施形態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60 食害防止具 12,22,32,42,52,62 棘状部 14,24,34,44,54,64 取付け部 16 藻類育成容器(藻場造成部材) 56 ロープ(藻場造成部材) A アワビ(藻食動物) U ウニ(藻食動物)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 藻食動物の進入を阻止する棘状部と、こ
    の棘状部を藻場造成部材等に取付ける取付け部とを備え
    た、藻場造成用の食害防止具。
  2. 【請求項2】 前記棘状部及び前記取付け部が分解性素
    材からなる、請求項1記載の藻場造成用の食害防止具。
  3. 【請求項3】 前記棘状部及び前記取付け部の少なくと
    も一方に、藻食動物の忌避剤を含ませた、請求項2記載
    の藻場造成用の食害防止具。
  4. 【請求項4】 前記棘状部及び前記取付け部の少なくと
    も一方に、有用藻類の栄養剤を含ませた、請求項2記載
    の藻場造成用の食害防止具。
JP12647696A 1996-04-23 1996-04-23 藻場造成用の食害防止具 Withdrawn JPH09285250A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007020460A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Okabe Co Ltd 食害防除具及びこれを用いた藻場造成用構造物
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KR102400531B1 (ko) * 2021-09-03 2022-05-20 곽철우 바다숲 조성을 위한 조식동물 접근 차단 장치

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