JPH09284138A - Codec装置及びcodecシステム - Google Patents

Codec装置及びcodecシステム

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JPH09284138A
JPH09284138A JP8672996A JP8672996A JPH09284138A JP H09284138 A JPH09284138 A JP H09284138A JP 8672996 A JP8672996 A JP 8672996A JP 8672996 A JP8672996 A JP 8672996A JP H09284138 A JPH09284138 A JP H09284138A
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JP
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JP8672996A
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Inventor
Hiroaki Tomita
浩明 冨田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力のピン数を削減したCODEC装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 符号化手段4は、ディジタルデータを符
号化する。復号化手段5は、符号データを復号化する。
ディジタル/復号データ入出力手段200は、ディジタ
ルデータの入力と復号データの出力の制御を行う。符号
化データ入出力手段300は、符号データの入力、出力
の制御を行う。内部レジスタ手段7は、内部バス10を
通じて符号化手段4あるいは復号化手段5の制御を行
う。符号化側内部レジスタアクセス手段8は、ディジタ
ル/復号データ入出力手段200から内部レジスタ手段
7へアクセスする。復号化側内部レジスタアクセス手段
9は、符号化データ入出力手段300から内部レジスタ
手段7へアクセスする。調停手段6は、アクセス競合時
に調停を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCODEC装置及び
CODECシステムにおいて、特にディジタルデータの
情報圧縮及び伸張を行うCODEC装置及びCODEC
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータとして画像データは、
特にデータ量が膨大である。例えばA4用紙サイズのカ
ラー画像を3300×4650画素で表現し、各画素を
赤、青、緑の3色で1色当たり8bitで表現すると約
46MByteのデータ量となる。このような膨大なデ
ータを半導体メモリや磁気ディスク等の記憶手段に記憶
させると多くの場所を占有してしまう。また、ある装置
から別の装置へ画像データの伝送を行うと、伝送に時間
がかかるという問題点がある。
【0003】そこで一般には、画像データが持つ冗長性
を取り除きデータ量が少なくなるようなアルゴリズムを
用いて画像を符号化することが行われている。そして、
その符号化された符号データを記憶、伝送、復号化する
ことで画像データを再生する。このような符号化、復号
化を実現するために、符号化装置、復号化装置(以下で
は符号化装置、復号化装置をまとめてCODEC装置と
呼ぶことにする)が用いられている。
【0004】一方、画像データは符号データよりもデー
タ量が多い。このためCODEC装置は、画像データを
効率よく転送するために、画像データと符号データに対
して独立した入出力ポートを用意している。すなわち画
像データは、画像データバスを介してCODEC装置の
画像データ用ポートに接続される。また、符号データ
は、符号データバスを介してCODEC装置の符号デー
タ用ポートに接続される。このように独立した入出力ポ
ートを用意することで、画像データと符号データが干渉
することがなく、高スループットの符号化あるいは復号
化処理が可能となる。
【0005】さらに、画像データの符号化あるいは復号
化の際にはCODEC装置にいくつかのパラメータを与
える必要がある。パラメータには、画像データの幅と高
さ、カラー画像あるいはモノクログレースケール画像の
区別、符号化・復号化アルゴリズムの区別等がある。こ
れらパラメータはCODEC装置内にある内部レジスタ
に保持される。また、符号化あるいは復号化の結果とし
てCODEC装置はエラー発生の有無、データ量のカウ
ント等のステータスを生成する。このステータスも、C
ODEC装置内の内部レジスタに保持される。
【0006】そして、CPUは、パラメータの書き込み
やステータスの読み出しを行うことで、画像データの符
号化あるいは復号化処理を実行する。このためCPUか
ら内部レジスタにアクセスする手段が必要となる。
【0007】図16は、従来のCODEC装置の内部レ
ジスタとメモリとの接続構成を示す図である。CODE
C装置1aは画像メモリ110aと画像データバス20
aで接続され、符号化メモリ130aと符号データバス
30aとで接続される。また、CODEC装置1a内の
内部レジスタ7aは、CPU120aと内部レジスタア
クセス用バス10aとで接続される。
【0008】このような構成を持つものとして例えば川
崎製鉄株式会社のデータシートフルカラー画像圧縮伸長
LSI KL5A71003がある。このLSIでは画
像データバス20aは画像データバスより入出力し、符
号データバス30aはホストデータバスより入出力し、
内部レジスタアクセス用バス10aに関しては制御用の
MPバスを通じて入出力する。
【0009】また、別の例としては、富士フィルムマイ
クロデバイス株式会社のMD36059Xがある。この
LSIは、画像データバス20aはピクセルデータI/
Fバスを介して入出力し、符号データバス30aはコー
ドデータI/Fバスを介して入出力し、内部レジスタア
クセス用バス10aへのアクセスはホストI/Fバスを
介して行う。
【0010】このようにCODEC装置には画像データ
バス、符号データバス、及び内部レジスタ用アクセスバ
スといった3つのバスが接続される構成をとっている。
また、上記のCODEC装置を用いて符号化/復号化処
理の高速化を実現したCODECシステムでは、一般に
画像データの転送にダイレクトメモリアクセス(以下、
DMAと呼ぶ。)が使用される。図17は、画像データ
の転送にDMAを使用する場合のCODECシステムの
従来例である。
【0011】この場合、符号化の時はCPU120aか
ら内部レジスタアクセス用バス10aを通じて、内部レ
ジスタ7aにアクセスする。そして、内部レジスタ7a
の符号化要求によりダイレクトメモリアクセス制御手段
(以下、DMAC手段と呼ぶ。)100aは、画像デー
タのフォーマットに合わせてアドレス24aを発生し、
画像メモリ110aに送る。また、画像メモリ110a
は、受信したアドレス24aに該当する画像データ21
aを読み出し、CODEC装置1aに送る。そして、画
像データ21aはCODEC装置1aで符号化され、符
号データ31aとして出力される。
【0012】また、図では示さないが復号化の場合も同
様に、DMAC手段は符号データのフォーマットに合わ
せてアドレスを発生し符号メモリに送る。符号メモリは
該当するアドレスより符号データを読み出し、符号デー
タバスを介してCODEC装置に送る。そして符号デー
タはCODEC装置で復号化され画像データとして出力
される。
【0013】一方、DMAC手段100aはCPU12
0aによってプログラムされる。そして、DMAC手段
100aによる画像データ21aの1回の転送は画像デ
ータ21aの一部の転送である。よって、DMA転送
後、CPU120aは、CODEC装置1aの内部レジ
スタ7aをアクセスし、CODEC装置1aとDMAC
手段100aとを初期化(具体的にはステータスレジス
タの検査とパラメータの再設定とコマンドの再発行)
し、再度DMA転送を行う。DMA転送完了時にはDM
AC手段100aからCPU120aに割り込みをかけ
ることでCPU120aに通知をする。この操作を繰り
返すことで、画像データ全体の転送を達成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図16で説明
した従来のCODEC装置では、内部レジスタへのアク
セスのための第3のポートとして、8bit〜32bi
tのデータバスの他に、読み出し、書き込み、WAIT
等の制御信号として内部レジスタアクセス用バスが設け
られていた。このために信号本数が増加し、CODEC
装置を集積回路を用いて実装した場合などは入出力ピン
数が増えることになる。この結果、チップサイズの増
加、あるいはピン数の多いパッケージの採用を強いら
れ、コストアップの原因となっていた。
【0015】また、図17で説明した従来のCODEC
システムでは、CPUがDMAC手段の設定とCODE
C装置の設定および検査を行い、DMA転送完了時はC
PUに割り込み通知が行われていた。このような操作を
繰り返すことで画像データのDMA転送が行われるた
め、DMA転送に伴うCPUの前処理と後処理を繰り返
す必要があった。よって、画像データの転送の性能低下
が原因となり、画像データの符号化/復号化処理の性能
を低下させていた。
【0016】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、入出力ピン数を削減することが可能なCOD
EC装置を提供することを目的とする。また、本発明の
他の目的は、集積回路のパッド数と集積回路用のパッケ
ージのピン数を削減することが可能なCODEC装置を
提供することにある。
【0017】さらに、本発明の他の目的は、符号化、復
号化の処理性能を向上させるCODECシステムを提供
することにある。また、本発明の他の目的は、集積回路
のパッド数と集積回路用のパッケージのピン数を削減す
ることが可能なCODECシステムを提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ディジタルデータの情報圧縮及び伸張を
行うCODEC装置において、前記ディジタルデータを
符号化して符号データに圧縮する符号化手段と、前記符
号データを復号化して復号データに伸張する復号化手段
と、前記ディジタルデータの入力あるいは前記復号デー
タの出力の制御を行うディジタル/復号データ入出力手
段と、前記符号データの入力あるいは出力の制御を行う
符号データ入出力手段と、前記ディジタル/復号データ
入出力手段と前記符号データ入出力手段とを接続する内
部バスを通じて、前記符号化手段または前記復号化手段
の制御を行う内部レジスタ手段と、前記ディジタル/復
号データ入出力手段から前記内部レジスタ手段へアクセ
スする符号化側内部レジスタアクセス手段と、前記符号
データ入出力手段から前記内部レジスタ手段へアクセス
する復号化側内部レジスタアクセス手段と、前記符号化
側内部レジスタアクセス手段と前記復号化側内部レジス
タアクセス手段とが、前記内部レジスタ手段へのアクセ
ス実行時に競合した場合は、調停を行う調停手段と、を
有することを特徴とするCODEC装置が提供される。
【0019】ここで、符号化手段は、ディジタルデータ
を符号化して符号データに圧縮する。復号化手段は、符
号データを復号化して復号データに伸張する。ディジタ
ル/復号データ入出力手段は、ディジタルデータの入力
と復号データの出力の制御を行う。符号データ入出力手
段は、符号データの入力、出力の制御を行う。内部レジ
スタ手段は、内部バスを通じて、符号化手段または復号
化手段の制御を行う。符号化側内部レジスタアクセス手
段は、ディジタル/復号データ入出力手段から内部レジ
スタ手段へアクセスする。復号化側内部レジスタアクセ
ス手段は、符号データ入出力手段から内部レジスタ手段
へアクセスする。調停手段は、内部レジスタ手段へのア
クセスが競合した場合に調停を行う。
【0020】また、ディジタルデータの情報圧縮及び伸
張を行うCODECシステムにおいて、前記ディジタル
データを符号化して符号データに圧縮し、入出力処理を
行う符号化処理手段と、前記符号データを復号化して復
号データに伸張し、入出力処理を行う復号化処理手段
と、前記符号化処理手段または前記復号化処理手段の制
御を行う内部レジスタ制御手段と、前記ディジタルデー
タを格納するディジタルデータメモリと、前記符号化処
理手段または前記復号化処理手段と前記ディジタルデー
タメモリとでデータ転送を行う際に、前記ディジタルデ
ータメモリと前記内部レジスタ制御手段との制御を行う
ダイレクトメモリアクセス制御手段と、を有することを
特徴とするCODECシステムが提供される。
【0021】ここで、符号化処理手段は、ディジタルデ
ータを符号化して符号データに圧縮し、入出力処理を行
う。復号化処理手段は、符号データを復号化して復号デ
ータに伸張し、入出力処理を行う。内部レジスタ制御手
段は、符号化処理手段または前記復号化処理手段の制御
を行う。ディジタルデータメモリはディジタルデータを
格納する。ダイレクトメモリアクセス制御手段は、ディ
ジタルデータメモリと内部レジスタ制御手段との制御を
行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は、CODEC装置の主要
部の原理図である。CODEC装置は、符号化を行う符
号化手段4と、復号化を行う復号化手段5と、ディジタ
ルデータの入力、復号データの出力、アドレスの入力、
制御データの入出力の制御を行うディジタル/復号デー
タ入出力手段200と、符号データの入出力、アドレス
の入力、制御データの入出力の制御を行う符号データ入
出力手段300と、内部バス10を通じ符号化手段4と
復号化手段5との制御を行う内部レジスタ手段7と、符
号化側から内部レジスタ手段7へアクセスする符号化側
内部レジスタアクセス手段8と、復号化側から内部レジ
スタ手段7へアクセスする復号化側内部レジスタアクセ
ス手段9と、内部レジスタ手段7へのアクセス実行時に
競合した場合は、調停を行う調停手段6と、から構成さ
れる。
【0023】次に、本発明のCODEC装置を画像デー
タを符号化/復号化する場合に適用した場合の具体的な
実施の形態について説明する。図2は、CODEC装置
のブロック図である。まず、画像データバス側の接続に
ついて説明する。
【0024】画像データは16bitのデータバス21
を通じて画像データ入出力手段210に接続する。CO
DEC装置1からデータバス21上へデータを読み出す
ためにRD信号22を用いる。データバス21上のデー
タをCODEC装置1に書き込むためにWT信号23を
用いる。
【0025】また、2bitのアドレス24は、データ
バス21のデータのCODEC装置1内部の読み出し元
あるいは書き込み先を指定する。WAIT信号25はC
ODEC装置1が読み出し、あるいは書き込みに直ちに
応じられない場合に画像データバス20側のバスマスタ
(図2には示されていない)に対してWAITすべきこ
とを通知する。
【0026】DMAReq信号26は、画像データ入出
力手段210が符号化時には符号化すべき画像データを
入力できる状態にあることを示し、復号化時には復号化
された画像データを出力できる状態にあることを示す。
DMAAck信号27は、DMAC手段(図2には示さ
れていない)が画像データのDMA転送として画像デー
タ入出力手段210に対してアクセスしていることを示
す。
【0027】さらに、画像データ入出力手段210は書
き込み時には、データバス21から入力したデータを内
部バス10と符号化手段4へ供給し、読み出し時には、
内部バス10上の値と復号化手段5の出力をデータバス
21に出力する。
【0028】次に、符号データバス側の接続について説
明する。CODEC装置1からデータバス31上へデー
タを読み出すためにRD信号32を用いる。データバス
31上のデータをCODEC装置1に書き込むためにW
T信号33を用いる。
【0029】また、2bitのアドレス34は、データ
バス31のデータのCODEC装置1内部の読み出し元
あるいは書き込み先を指定する。WAIT信号35はC
ODEC装置1が読み出しあるいは書き込みに直ちに応
じられない時に符号データバス30側のバスマスタ(図
2には示されていない)に対してWAITすべきことを
通知する。DMAReq信号36は符号データ入出力手
段300が、符号化時には符号データを出力できる状態
にあることを示し、復号化時には符号データを入力でき
る状態にあることを示す。DMAAck信号37は、D
MAC手段がDMA転送として符号データ入出力手段3
00に対してアクセスしていることを示す。
【0030】さらに、符号データ入出力手段300は、
書き込み時には、データバス31から入力したデータを
内部バス10と復号化手段5に供給し、読み出し時に
は、内部バス10上の値と符号化手段4の出力をデータ
バス31に出力する。
【0031】また、CODEC装置1にはCLK1aが
外部から供給され、これに同期して動作する。さらに、
外部からリセット信号Reset1bも供給される。次
に、各構成手段について説明する。符号化手段4は、カ
ラー静止画符号化の国際標準化方式としてJPEG(J
oint Photographic Experts
Group)にて提案されているBaseline
System(基本方式)の符号化方式に従った画像デ
ータの符号化を行う。符号化手段4は、画像データが入
力可能な状態ならば画像データ入出力手段210にその
旨を通知し、符号データが出力可能な状態ならば符号デ
ータ入出力手段300にその旨を通知する。
【0032】復号化手段5は、JPEG Baseli
ne Systemに従った画像符号の復号化を行う。
復号化手段5は、符号データが入力可能な状態ならば符
号データ入出力手段300にその旨を通知し、復号化さ
れた画像データが出力可能な状態ならば画像データ入出
力手段210にその旨を通知する。
【0033】次に、調停手段について説明する。調停手
段6は3つの状態を持つステートマシンで構成されてい
る。そして、画像データ入出力手段210と符号データ
入出力手段300とは、それぞれ調停手段6に対して要
求信号6a、6bを与える。
【0034】一方、調停手段6からは画像データ入出力
手段210と符号データ入出力手段300とへ、それぞ
れ許可信号6c、6dを与える。この要求信号と許可信
号によりステートマシンの状態が遷移する。図3は、調
停手段の状態遷移を示す図である。 〔Step1〕調停手段6のステートマシンはCLK1
aに同期して動作し、Reset1bでリセットした場
合はS0状態になる。 〔Step2〕画像データ入出力手段210からの要求
信号6aが1ならばステートマシンの状態はS1に遷移
する。 〔Step3〕1クロックサイクルの間S1状態を維持
した後、ステートマシンの状態はS0に戻る。 〔Step4〕画像データ入出力手段210からの要求
信号6aが0、かつ符号データ入出力手段300からの
要求信号6bが1ならば、ステートマシンはS2状態に
遷移する。 〔Step5〕1クロックサイクルの間S2状態を維持
した後、ステートマシンの状態はS0に戻る。 〔Step6〕S0状態の場合に画像データ入出力手段
210と符号データ入出力手段300との要求信号6
a、6bがいずれも0ならば、ステートマシンはS0状
態を維持する。
【0035】また、2つの許可信号6c、6dはステー
トマシンの状態によって値が決まる。例えば、画像デー
タ入出力手段210に与えられる許可信号6cは、S1
状態のときのみ1となり他の状態のときは0となる。ま
た、符号データ入出力手段300に与えられる許可信号
6dは、S2状態のときのみ1となり他の状態のときは
0となる。
【0036】次に、内部レジスタ手段について説明す
る。図4は、内部レジスタの構成を示す図である。内部
レジスタ手段7は、内部レジスタ70と、レジスタドラ
イブ74、75とから構成される。また、内部レジスタ
70はコマンドレジスタ71と、パラメータレジスタ7
2と、ステータスレジスタ73と、から構成される。コ
マンドレジスタ71、パラメータレジスタ72、ステー
タスレジスタ73はいずれも内部バス10に接続され
る。
【0037】また、3つの内部レジスタ71、72、7
3は、それぞれ2入力ORゲート74a〜74cからな
るレジスタドライブ74と、2入力ORゲート75a〜
75cからなるレジスタドライブ75と、によってドラ
イブされる。OE2A1やLD2A1などの入力信号に
ついては後で説明する。
【0038】コマンドレジスタ71は、所定の値が書き
込まれることで符号化手段4の動作/停止、復号化手段
5の動作/停止を指示することができる。パラメータレ
ジスタ72は、JPEG Baseline Syst
emの量子化/逆量子化の際に用いる量子化テーブルの
係数を増減させるためのスケーリングファクタ値を指定
するスケーリングファクタ指定手段72aと、処理すべ
き画素数を格納する画素数格納手段72bと、量子化テ
ーブルとハフマン符号化の際に用いるテーブルの選択番
号を設定するテーブル設定手段72cとから構成され
る。
【0039】スケーリングファクタ指定手段72aは、
3bitで、量子化テーブルの標準の値を2N (Nはス
ケーリングファクタ指定部72aの3bitを2の補数
表示と解釈した値)倍し、量子化(符号化時)と逆量子
化(復号時)の処理に使用する。さらに画素数格納手段
72bは処理すべき画素数を格納する。
【0040】テーブル設定手段72cは、符号化手段4
と復号化手段5との内部に含まれるカラー画像の輝度成
分(YCrCb色空間のY成分)用の量子化テーブルと
ハフマン符号テーブルと、色差成分(YCrCb色空間
のCr成分またはCb成分)用の量子化テーブルとハフ
マン符号テーブルとで、どちらを使うかを指定する。
【0041】ステータスレジスタ73は、符号化手段4
または復号化手段5の処理終了を示すフラグと、符号化
手段4または復号化手段5で検出されたエラーの有無と
エラーの詳細を示すフラグとを有する。
【0042】次に、各レジスタの内部構成について説明
する。ただし、パラメータレジスタの内部構成は、コマ
ンドレジスタの内部構成と同じなので説明は省略する。
図5は、コマンドレジスタの任意の1bitの回路図を
示す図である。コマンドレジスタ71は、セレクタ手段
71aと、DFF(D型フリップフロップ)手段71b
と、トライステートバッファ手段71cとから構成され
る。
【0043】2入力のセレクタ手段71aの出力は、D
FF手段71bのD入力に接続される。DFF手段71
bのQ出力はセレクタ手段71aの一方の入力とトライ
ステートバッファ手段71cの入力に接続され、さらに
CODEC装置1の内部でも使用される。セレクタ手段
71aのもう一方の入力は、内部バス10に接続され
る。
【0044】LDは、セレクタ手段71aの入力選択と
して使われ、LD=1のときには内部バス10の値が、
LD=0のときにはDFF手段71bのQ出力値がセレ
クタ手段71aの出力となり、DFF手段71bのD入
力に供給される。従って、DFF手段71bのCLK1
aの立ち上がりエッジの際にLD=1とすることで内部
バス10の値をDFF手段71bに書き込むことができ
る。
【0045】OEは、トライステートバッファ手段71
cのアウトプットイネーブル入力に接続されている。従
ってOE=1とするとDFF手段71bにラッチされて
いる値を内部バス10に出力することができる。OE=
0ならばトライステートバッファ手段71cはOFF
(高インピーダンス状態)となり、内部バス10に影響
を与えない。Reset1bがDFF手段71bのリセ
ット入力に接続されている。これにより、リセット時に
は、コマンドレジスタはリセットされる。
【0046】次に、ステータスレジスタの内部構成につ
いて説明する。図6は、ステータスレジスタの任意の1
bitの回路図を示す図である。2つのセレクタ手段7
3aと73b、DFF手段73c、トライステートバッ
ファ手段73d、ORゲート73eとから構成されてい
る。図6を図5と比較すると、セレクタ手段73aとO
Rゲート73eとが追加されていることがわかる。これ
らは、CODEC装置1で発生したステータス情報をレ
ジスタにロードするために設置されている。
【0047】内部バス10のデータをステータスレジス
タ73にロードしないときはLD=0となっているの
で、ステータス情報はセレクタ手段73aの一方の入力
よりセレクタ手段73aの出力に現れ、セレクタ手段7
3bの入力に供給される。
【0048】ステータスをロードする時にはCODEC
装置1内部でステータスロード信号が1となり、これに
よりORゲート73eの出力も1となる。ORゲート7
3eの出力はセレクタ手段73bの入力選択に接続され
ている。そして、ここが1となることで、セレクタ手段
73aの出力、すなわちCODEC装置1内部のステー
タス情報がDFF手段73cのD入力に現れる。従っ
て、DFF手段73cのクロック入力CLK1aの立ち
上がりエッジの時にステータスロード信号を1にし、ス
テータス情報を供給することでCODEC装置1内部の
ステータス情報をステータスレジスタ73にロードする
ことができる。
【0049】次に、画像データから内部レジスタ手段へ
のアクセスについて説明する。内部レジスタ手段へのア
クセスは、符号化側/復号化側内部レジスタアクセス手
段8、9で行われる。ここで、符号化側内部レジスタア
クセス手段8と、復号化側内部レジスタアクセス手段9
とは、構成は同じなので符号化側内部レジスタアクセス
手段8についてのみ説明する。
【0050】図7は、符号化側内部レジスタアクセス手
段の一部を示すブロック図である。符号化側内部レジス
タアクセス手段8からは3つの内部レジスタ手段7の為
のLD信号(LD2A1、LD2A2、LD2A3)と
OE信号(OE2A1、OE2A2、OE2A3)とが
生成される。これら6つの信号は6個の4入力ANDゲ
ート212a〜212fで作られる。また、4入力AN
Dゲート212a〜212fの入力は、レジスタセレク
ト信号A1、A2、A3と、WT信号23と、許可信号
6cと、DMAAck信号27のnotと、RD信号2
2とからなる。
【0051】また、アドレス24はアドレスデコーダ2
11に与えられ、レジスタセレクト信号A1、A2、A
3と制御信号A123とが生成される。図8は、アドレ
スデコーダの入出力の関係を示す真理値表である。真理
値表8aは、アドレスと、レジスタ割り当てと、レジス
タセレクト信号A1、A2、A3と制御信号A123と
から構成される。アドレスデコーダ211は、入力され
たアドレスに対してデコード信号を作成する。例えば、
アドレスが2の場合は、レジスタセレクト信号A1、A
2、A3がそれぞれ0、1、0、及び制御信号A123
が1となるようなデコード信号がパラメータレジスタに
割り当てられる。
【0052】図9にANDゲートの論理構成部を示す。
論理構成部8bの表は、ANDゲート212a〜212
fの論理と接続先とを示している。論理と接続先として
例えば、LD2A2は、A1とWT(WT信号23)と
調停手段からの許可信号6cと、DMAAck信号27
のnotとの論理積であることを示している。そして、
ANDゲート212aの出力先は、ORゲート75bの
一方に入力される。
【0053】また、図7では内部バス10は2つのトラ
イステートバッファ213、214を介してデータバス
21に接続される。トライステートバファ213はデー
タバス21を入力とし、内部バス10を出力とするトラ
イステートバッファで、(A123*WT信号23*調
停回路からの許可信号6c)=1のときに内部バス10
をドライブし、0のときにはドライブしない。
【0054】また、トライステートバッファ214は、
内部バス10を入力とし、データバス21を出力とする
トライステートバッファで、(A123*RD信号22
*調停回路からの許可信号6c)=1のときにデータバ
ス21をドライブし、(A123*RD信号22*調停
回路からの許可信号6c)=0のときにはドライブしな
い、すなわち高インピーダンスとなる。
【0055】次に、画像データバスから内部レジスタ手
段に書き込む時の動作について説明する。図10は、画
像データバスから内部レジスタ手段に書き込む時の動作
タイミングを示す図である。ここではコマンドレジスタ
71に書き込むものとし、さらに符号データバス30か
らの読み出しまたは書き込み動作はないものとする。
【0056】画像データバス20のバスマスタは、デー
タバス21に書き込みデータを出力し、RD信号22=
0、WT信号23=1、アドレス24=01(2進数)
を出力する。このとき調停手段6はS0状態にあるた
め、画像データ入出力手段210への許可信号6cは0
となり、WAIT信号25は1となる。
【0057】したがって、バスマスタは次のサイクルも
データバス21、RD信号22、WT信号23、アドレ
ス24に同じ値を出力する。また、LD2A1=0かつ
LD3A1=0のため、コマンドレジスタ71へのLD
信号も0となり、レジスタへの書き込みはまだ発生しな
い。トライステートバッファ213もOFFのままであ
る。
【0058】次のサイクルでは調停手段6はS1状態と
なるので、画像データ入出力手段210への許可信号6
cは1となる。これにより、トライステートバッファ2
13が内部バス10をデータバス21の値にドライブす
る。
【0059】また、LD2A1=1となり、ORゲート
75a出力は1となり、コマンドレジスタのLDは1と
なり、サイクルの最後のCLK1aの立ち上がり時に内
部バス10の値すなわちコマンドレジスタへの書き込み
値がコマンドレジスタ71に書き込まれる。さらにWA
IT信号=0となり、バスマスタはWAIT状態から脱
出する。コマンドレジスタ71からの読み出しも、同様
に行われるが、LD2A1の代わりにOE2A1が1と
なり、トライステートバッファ213の代わりにトライ
ステートバッファ214がドライブ状態となる。
【0060】次に、画像データバスと符号データバスの
アクセスが競合した場合の動作を説明する。図11は、
アクセスが競合した場合の動作タイミングを示す図であ
る。画像データバス20から内部レジスタ手段7にアク
セスを試みた時に既に符号データバス30からのアクセ
スがあり、調停手段6の状態がS2にあるときは、WA
IT信号25は1を出力するので、画像データバス20
側のバスマスタはWAITする。
【0061】そして、次のサイクルにて調停手段6はS
0状態となり、その次のサイクルにて調停手段6はS1
状態となる。よって、画像データバス20側の内部レジ
スタ手段7へのアクセスが行われ、さらにWAIT信号
25=0となることでバスマスタのWAITが解除され
る。
【0062】画像データバス20のバスマスタと符号デ
ータバス30のバスマスタが同時に内部レジスタ手段7
へのアクセスを試みた場合は、調停手段6の状態はS0
からS1へ移行し、画像データバス20側にアクセスが
許され、かつWAIT信号25=0が出力される。そし
て、次のサイクルにおいてS0状態となり、ここで画像
データバス20のさらなるアクセス要求がないならば、
その次のサイクルでS2状態となり、符号データバス3
0のアクセスが行われる。このように調停手段6により
2つのバスから同時に内部レジスタ手段7へのアクセス
が起きることが禁じられているため、内部バス10上で
データがぶつかり合うことはない。
【0063】一方、符号データバス30側から内部レジ
スタ手段7をアクセスする場合は、符号データ入出力手
段300を用い、上記で説明したのと全く同様に行う。
ただし、信号LD2A1、LD2A2、LD2A3、及
びOE2A1、OE2A2、OE2A3の代わりに同様
の信号LD3A1、LD3A2、LD3A3、及びOE
3A1、OE3A2、OE3A3を生成し、これらの接
続先は、それぞれORゲート74a〜74c、75a〜
75cのもう一方の入力となる。
【0064】以上説明したように本発明のCODEC装
置は、内部レジスタ手段へのアクセスのための専用の入
出力手段をなくした構成とした。これにより、CODE
C装置を実装する集積回路のパッド数と集積回路用パッ
ケージのピン数を減らすことが可能である。よって、集
積回路のコストを下げることができ、またより少ないピ
ンのパッケージに収めることができる。
【0065】次に、本発明のCODECシステムについ
て説明する。図12はCODECシステムの原理図であ
る。CODECシステムは、ディジタルデータを符号化
して、入出力処理を行う符号化処理手段400と、符号
データを復号化して、入出力処理を行う復号化処理手段
500と、符号化処理手段400または復号化処理手段
500の制御を行う内部レジスタ制御手段700と、デ
ィジタルデータを格納するディジタルデータメモリ11
0と、ディジタルデータメモリ110と内部レジスタ制
御手段700との制御を行うDMAC手段100と、か
ら構成される。
【0066】ここで、本発明のCODECシステムの符
号化処理手段400と、復号化処理手段500と、内部
レジスタ制御手段700とは、上記で説明したCODE
C装置の内部構成を一般化したものである。よって、以
下の実施の形態では、CODEC装置1を用いてシステ
ムを構築した場合のCODECシステムについて説明す
る。
【0067】次に、本発明のCODECシステムを画像
データを符号化/復号化する場合に適用した場合の第1
の実施の形態について説明する。図13は、CODEC
システムのブロック図である。CODECシステムはC
ODEC装置1と、DMAC手段100と、画像メモリ
手段と110aと、CPU120と、メインメモリ13
0と、I/O手段140と、から構成される。CPU1
20とメインメモリ130とI/O手段140とは、シ
ステムバス150に接続している。また、I/O手段1
40は、RS232C I/F141と、Disk I
/F142と、Ethernet I/F143とから
構成される。
【0068】ここで、RS232C I/F141はコ
ンソールとの接続の為にあり、コンソールを用いて本シ
ステムをオペレータが操作する。Disk I/F14
2は、Disk装置に接続され、符号データを記録する
ために用いられる。Ethernet I/F143
は、Ethernetと接続され、画像データあるいは
符号データを、受信あるいは送信するために用いられ
る。また、システムバス150はアドレスバスと、デー
タバスと、制御バスとから構成される。
【0069】次に、各構成手段の接続について説明す
る。画像メモリ手段110aは2ポートメモリであっ
て、第1のポートは画像データバス20に接続し、第2
のポートはシステムバス150に接続する。CPU12
0は第2のポートを用いて画像メモリ手段110aの内
容を読み出したり書き込んだりすることができる。DM
AC手段100は画像データバス20に接続する。
【0070】CODEC装置1の画像データ入出力手段
210側は、画像データバス20に接続される。COD
EC装置1の符号データ入出力手段300側は、符号デ
ータバスであるが、これはシステムバス150に接続す
る。CODEC装置1の画像データの転送はDMAC手
段100で行い、符号データの転送はCPU120の命
令によって行われる。CPU120の命令による転送レ
ートはDMAC手段100の転送レートと比較してはる
かに低いが、JPEGの画像データ符号化によってデー
タ量が十分に小さくなるため、CPU120の命令によ
る転送でも実施例の用途には十分である。
【0071】RD信号22、WT信号23、WAIT信
号25、DMAReq信号26、それにDMAAck信
号27はDMAC手段100に直接接続する。データバ
ス21とアドレスバス24は画像データバス20のデー
タバス部とアドレスバス部に接続する。CPU120か
らDMAC手段100へはDMAスタート信号120a
が送られ、DMAC手段100からCPU120へは割
り込み要求信号100aが送られる。
【0072】また、DMAC手段100は画像メモリ手
段110aにアクセスするためのアドレスを生成し、画
像データバス20を通じて画像メモリ手段110aに送
る。また、DMAC手段100はCODEC装置1の内
部レジスタのアドレス(2bit)を生成し、画像デー
タバス20を通じてCODEC装置1に送る。
【0073】また、DMAC手段100により画像メモ
リ手段110aから読み出された画像データは、画像デ
ータバス20のデータバス21を通じてCODEC装置
1へ送られる。CODEC装置1から出力された画像デ
ータはDMAC手段100の制御のもとでデータバス2
1を通じて画像メモリ手段110aに送られ書き込まれ
る。DMAC手段100は画像メモリ手段110aから
DMAC手段100に対する命令語を読み出し、それに
従い動作し、さらにDMAC手段100のステータスを
画像メモリ手段110aに書き込めるようになってい
る。
【0074】次に、CODEC装置1の符号データの供
給について説明する。CODEC装置1の符号データバ
ス側のDMAReq信号36をCPU120に対する割
り込み要求信号として使う。DMAC手段100がCO
DEC装置1のコマンドレジスタ71に復号化手段5の
スタートを指示すると復号化手段5が動きはじめ、符号
データを符号データ入出力手段300に要求し、符号デ
ータ入出力手段300はDMAReq信号36=1とす
る。これがCPU120に割り込み要求として通知さ
れ、CPU120は割り込みを起こす。そして、割り込
み処理ルーチンにてCPU120はメインメモリ130
から符号データを読み出し、CPU120はシステムバ
ス150を通じて、CODEC装置1に符号データを書
き込む。
【0075】これによりDMAReq信号36=0とな
りCPU120への割り込み要求は取り下げられる。そ
の後CPU120は、割り込み処理ルーチンからリター
ンし、割り込まれた時点の処理を続行する。符号データ
の供給に関するCPU120の処理は、割り込みルーチ
ン内で、メインメモリ130から符号データをロード
し、CODEC装置1にストアし、割り込みルーチンか
らリターンするというたいへん単純で短い処理となり、
CPU120にとって負担とはならない。
【0076】図14は、画像メモリ内のDMACのため
の命令語と、画像データエリアとの関係を示す図であ
る。まずCPU120が画像メモリ手段110a中の所
定のアドレス(0番地)からDMAC手段100への命
令語の集合を書き込む。その後、DMAC手段100は
命令語111を読み出し、画像メモリ手段110aとC
ODEC装置1との間でDMA転送処理を行う。そし
て、それが終わったら次に実行すべき命令語が入ってい
るアドレスを示すリンク111hを利用して次の命令語
112を読み出し、DMA転送処理を行う。
【0077】命令語の最初にはDMACコマンド111
aがある。これはDMAC手段100の動作を規定し、
データ転送(画像メモリ手段110aからCODEC装
置1へ、あるいは、CODEC装置1から画像メモリ手
段110aへ)、DMAC動作停止、サブルーチンコー
ル、リターンが定義されている。DMACコマンド11
1aが「データ転送」のとき、2番目の語は画像メモリ
中の転送先アドレス111b、3番目の語は転送すべき
バイト数111c、4番目の語はCODEC装置1のパ
ラメータレジスタ72に書き込むべき値であるパラメー
タ111dである。
【0078】さらに、5番目の語はCODEC装置1の
コマンドレジスタ71に書き込むべき値であるコマンド
111eである。6番目の語はマスクした値を示す11
1f、7番目の語はDMAC手段100のステータスを
書き込むべき画像メモリ手段110aのアドレスである
ステータス書き込み先111g、8番目の語はリンク1
11hである。
【0079】JPEGの場合、8×8画素のブロックを
1単位として扱い、このブロックを横方向に走査し符号
化する。そこで1回のDMAの単位を8×8画素のブロ
ック1列すなわち8走査線とすると便利である。そこで
1走査線当たりW画素、40走査線からなる画像を復号
化するときは、5個のデータ転送用命令語と最後に1個
のDMAC停止用命令語をCPU120によって画像メ
モリ手段110a中に予め書き込んでおく。CPU12
0は,DMAC手段100へのスタート信号120aを
1にし、DMAC手段100にスタートを指示する。D
MAC手段100は画像メモリ手段110aの0番地よ
り最初の命令語111を読み出す。
【0080】まず、DMACコマンド111aを読む。
DMACコマンド111aはCODEC装置1からのデ
ータ転送となっているので、転送先アドレス111bと
転送バイト数111cとを読み出し、DMAC手段10
0内部のレジスタにセットする。
【0081】次に、CODEC装置1のパラメータレジ
スタ72に書き込むべき値を読み出しその値をデータバ
ス21に出力し、RD信号22を0、WT信号23を
1、アドレス信号24を10(2進数)とし、CODE
C装置1のパラメータレジスタ72にパラメータ111
dを書き込む。
【0082】次にコマンド111eを読み出し、4番目
の語と同様にCODEC装置1のコマンドレジスタ71
に書き込む。ここで書き込まれる値すなわちコマンド1
11eにセットされている値は、CODEC装置1の復
号手段5をスタートさせるコマンドである。
【0083】これによりCODEC装置1が復号を始
め、DMAC手段100はDMAReq信号26が1に
なるのを待つ。DMAReq信号26が1になったら、
DMAC手段100は画像データバスのアドレスバスに
画像メモリ手段110aの書き込み先アドレスを出し、
CODEC装置1に対してはRD信号22=1、WT信
号23=0、DMAAck信号27=1を出力する。そ
して、復号した画像データをCODEC装置1からデー
タバス21に出力させ、画像メモリ手段110aに送
る。また、DMAC手段100はCODEC装置1のW
AIT信号25を監視し、これが0のときに画像メモリ
手段110aにデータバス21上のデータすなわち復号
した画像データを書き込ませる。
【0084】このデータ転送を命令語の転送バイト数1
11cを達成するまで繰り返す。繰り返し終えたら、D
MAC手段100は、まず、マスク111fの値を読み
出しす。次いで、CODEC装置1に対して、RD信号
22=1、WT信号23=0、アドレス24=11(2
進数)を出力し、CODEC手段1のステータスレジス
タ73を読み出す。ここで読み出した値とマスク値のA
NDをとり、その結果、復号がエラーなく終了したこと
を示していれば正常、そうでないならば異常とする。
【0085】DMAC手段100はリンク111hを読
み出し、正常/異常に関する情報をアドレスに書き込
む。次に、DMAC手段は命令語のリンク111hを読
み出し、リンク111hを使い2番目の命令語112を
読み、同様な処理を行う。命令語112〜115の処理
を終えたら、DMAC手段100は命令語116を読
む。この命令後のDMACコマンド(図示せず)は「D
MAC停止」なので、DMAC手段100は割り込みリ
クエスト信号を1にし、CPU120に対し割り込みを
かけ、DMACの動作が終わったことを通知し、動作を
停止する。
【0086】次に、CODECシステムの第2の実施の
形態について説明する。図15は、第2の実施の形態を
示すCODECシステムのブロック図である。第1の実
施の形態では、画像データバス上のデータ転送をDMA
で行ったが、第2の実施の形態では、画像データバス2
0側のデータ転送をつかさどるDMAC手段100のほ
かに、符号データバス30側のデータ転送をつかさどる
別のDMAC手段101が備えられている。ここで、画
像データバス側のDMAの動作は第1の実施の形態で説
明したのと全く同様であるので説明を省略し、符号デー
タバス側のDMAについて説明する。
【0087】DMAC手段101は、CODEC装置1
の符号データバス側のRD信号32と、WT信号33と
アドレス34とを生成供給する。CODEC装置1の符
号データバス30のデータバス31はDMAC手段10
1と接続している。DMAC手段101は、CODEC
装置1のWAIT信号35を入力する。さらにCODE
C装置1からDMAC手段101へDMAのリクエスト
信号であるDMAReq信号36が接続され、DMAC
手段101からCODEC装置1へはDMA許可信号で
あるDMAAck信号37が接続されている。
【0088】さらに、DMAC手段101は、システム
バス150とも接続している。これによりCPU120
からDMAC手段101の内部レジスタにアクセスする
ことが可能となり、かつDMAC手段101がシステム
バス150を介してメインメモリ130にアクセスする
ことも可能となる。CPU120からDMAC手段10
1へはDMAを起動させるためのDMACスタート信号
120bが接続されている。DMAC手段101からC
PU120へは、CPU120に対する割り込み要求信
号101aが接続されている。
【0089】次に、メインメモリに格納されている符号
データをCODEC装置1で復号し、画像メモリ手段に
格納する場合について説明する。まず、CPU120
は、メインメモリ130に格納されている符号データの
開始アドレスとデータサイズとをそれぞれDMAC手段
101の内部レジスタに格納する。その後DMACスタ
ート信号120bを1として、DMAC手段101をス
タートさせる。DMAC手段101は、システムバス1
50を経由してメインメモリ130のアドレスより符号
データを順次読みだしていく。読みだされた符号データ
は一旦DMAC手段101内部に格納される。
【0090】一方、上記処理と並行して、CPU120
は画像メモリ手段110aにDMAC手段100のため
の命令語の集合を書き込む。そして、DMACスタート
信号120aを1としてDMAC手段100を起動す
る。DMAC手段100はすでに第1の実施の形態で述
べたように命令語に従ってCODEC装置1の内部レジ
スタをセットする。これによりCODEC装置1のDM
AReq信号36が1となる。
【0091】また、DMAC手段101はDMAReq
信号36=1となったら、内部に格納した符号データを
データバス31に出力し、DMAAck信号=1として
有効な符号データがデータバス31上にあることをCO
DEC装置1に知らせる。そして、CODEC装置1は
符号データを読み、DMAReq信号36を0とする。
これによりDMAC手段101はDMAAck信号37
を0とする。このようにCODEC装置1とDMAC手
段101はDMAReq信号36とDMAAck信号3
7とを用いて、ハンドシェーク制御を行うことで、符号
データを転送する。
【0092】さらに、CODEC装置1はDMAC手段
101より1ワードあるいは複数ワードの符号データを
受け取った後にそれを復号し、画像データを作る。この
画像データはDMAC手段100により画像データバス
20を経て、画像メモリ手段110aに書き込まれる。
画像データの転送は第1の実施の形態にて説明したので
省略する。
【0093】また、DMAC手段101は、メインメモ
リ130に格納された符号データをCODEC装置1に
転送するほかに、符号データに負荷されている各種ヘッ
ダの処理を行う。ヘッダにはCODEC装置1における
圧縮・伸張アルゴリズムの選択を指定するものがある。
本実施例では多階調の画像成分についてはJPEGを使
い、白黒2値画像についてはランレングス圧縮アルゴリ
ズムを用いている。
【0094】ヘッダはJPEG符号とランレングス圧縮
とを区別する。DMAC手段101はメインメモリ13
0から読みだした符号データ中にヘッダを発見すると、
符号データバス30のWT信号33とアドレス34とデ
ータバス31とを用いてCODEC装置1のパラメータ
レジスタを書き換えて復号手段を切り替える。
【0095】そして、DMAC手段101のレジスタに
設定した量の符号データのCODEC装置1への転送が
終了すると、DMAC手段101は割り込み要求信号1
01aを1としてCPU120に完了を通知する。CP
U120は両者からの割り込みが発生したことで処理の
完了を知る。
【0096】以上では符号データを復号化すなわち伸張
するケースについて説明したが、画像データを符号化す
なわち圧縮するケースはデータが流れる方向が逆である
だけなので、説明は省略する。
【0097】以上説明したように、本発明のCODEC
システムは、複数の圧縮・伸張アルゴリズムを切り替え
て圧縮・伸張を行う場合においてもDMAC手段が内部
レジスタを操作できる構成とした。これにより、CPU
による処理を極力減らすことができ、処理速度の向上を
はかることができる。
【0098】さらに、本発明のCODECシステムは、
上記で説明したCODEC装置と同様に単一の集積回路
上に実装する構成にすることが可能である。これによ
り、集積回路のパッド数と集積回路のパッケージのピン
数を削減することが可能となる。
【0099】上記の説明では、符号化/復号化の方式と
してJPEGを採用したが、他の符号化/復号化方式を
採用してもよい。また、CODEC装置のなかに、複数
の方式の符号化手段と復号化手段を実装し、コマンドレ
ジスタにてどの符号化手段あるいは復号化手段を動作さ
せるかを選択できるようにさせてもよい。
【0100】さらに、上記の説明では、ディジタルデー
タとして画像データとしたが、それ以外のディジタル化
されたデータ一般に適用できる。また、上記の説明で
は、調停手段は画像データバス側を優先したが、符号デ
ータバス側の優先度を高くしてもよい。また、双方のバ
スの優先度をラウンドロビン方式で入れかえるようにし
てもよい。調停手段の優先順位づけ方法は、CODEC
装置を含む処理装置の用途に応じて、それぞれ好ましい
態様があるからである。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明のCODEC
装置は、内部レジスタ手段へのアクセスのための専用入
出力ポート手段をなくす構成とした。これによりCOD
EC装置の入出力のピン数を削減することが可能とな
る。
【0102】また、本発明のCODEC装置を単一の集
積回路上に実装する構成とした。これにより、集積回路
のパッド数と集積回路のパッケージのピン数を削減する
ことが可能となる。
【0103】さらに、本発明のCODECシステムは、
DMAC手段がCODEC装置の内部レジスタを制御で
きる構成とした。これにより、CODEC装置に入出力
する画像データのDMA転送の性能を向上させ、符号化
/復号化処理の性能を向上させることが可能となる。
【0104】また、本発明のCODECシステムは、画
像メモリと内部レジスタとを制御するDMAC手段と、
メインメモリと内部レジスタとを制御するDMAC手段
と、を設ける構成とした。これにより、符号化/復号化
処理の性能をさらに向上させることが可能となる。
【0105】さらに、本発明のCODECシステムは、
単一の集積回路上に実装する構成とした。これにより、
集積回路のパッド数と集積回路のパッケージのピン数を
削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCODEC装置の原理図である。
【図2】CODEC装置のブロック図である。
【図3】調停手段のステートマシンの状態遷移図であ
る。
【図4】内部レジスタ手段の構成図である。
【図5】コマンドレジスタの任意の1bitの回路図を
示す図である。
【図6】ステータスレジスタの任意の1bitの回路図
を示す図である。
【図7】符号化側内部レジスタアクセス手段の一部を示
す構成図である。
【図8】アドレスデコーダの入出力の関係を示す真理値
表である。
【図9】ANDゲートの論理と接続先を示す。
【図10】画像データバスから内部レジスタ手段に書き
込む時の動作タイミングを示す図である。
【図11】符号データバスと競合するときに、画像デー
タバス側からの内部レジスタ手段をアクセスする様子を
示すタイミング図である。
【図12】本発明のCODECシステムの原理図であ
る。
【図13】CODECシステムのブロック図である。
【図14】画像メモリ手段内のDMACのための命令語
と画像データエリアとの関係を示す図である。
【図15】CODECシステムの第2の実施の形態を示
すブロック図である。
【図16】従来技術によるCODEC装置を示す図であ
る。
【図17】従来技術によるCODECシステムを示す図
である。
【符号の説明】
4 符号化手段 5 復号化手段 6 調停手段 7 内部レジスタ手段 8 符号化側内部レジスタアクセス手段 9 復号化側内部レジスタアクセス手段 10 内部バス 200 ディジタル/復号データ入出力手段 300 符号データ入出力手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータの情報圧縮及び伸張を
    行うCODEC装置において、 前記ディジタルデータを符号化して符号データに圧縮す
    る符号化手段と、 前記符号データを復号化して復号データに伸張する復号
    化手段と、 前記ディジタルデータの入力あるいは前記復号データの
    出力の制御を行うディジタル/復号データ入出力手段
    と、 前記符号データの入力あるいは出力の制御を行う符号デ
    ータ入出力手段と、 前記ディジタル/復号データ入出力手段と前記符号デー
    タ入出力手段とを接続する内部バスを通じて、前記符号
    化手段または前記復号化手段の制御を行う内部レジスタ
    手段と、 前記ディジタル/復号データ入出力手段から前記内部レ
    ジスタ手段へアクセスする符号化側内部レジスタアクセ
    ス手段と、 前記符号データ入出力手段から前記内部レジスタ手段へ
    アクセスする復号化側内部レジスタアクセス手段と、 前記符号化側内部レジスタアクセス手段と、前記復号化
    側内部レジスタアクセス手段とが、前記内部レジスタ手
    段へのアクセス実行時に競合した場合は、調停を行う調
    停手段と、 を有することを特徴とするCODEC装置。
  2. 【請求項2】 前記CODEC装置は単一の集積回路上
    に実装されることを特徴とする請求項1記載のCODE
    C装置。
  3. 【請求項3】 ディジタルデータの情報圧縮及び伸張を
    行うCODECシステムにおいて、 前記ディジタルデータを符号化して符号データに圧縮
    し、入出力処理を行う符号化処理手段と、 前記符号データを復号化して復号データに伸張し、入出
    力処理を行う復号化処理手段と、 前記符号化処理手段または前記復号化処理手段の制御を
    行う内部レジスタ制御手段と、 前記ディジタルデータを格納するディジタルデータメモ
    リと、 前記符号化処理手段または前記復号化処理手段と前記デ
    ィジタルデータメモリとでデータ転送を行う際に、前記
    ディジタルデータメモリと前記内部レジスタ制御手段と
    の制御を行うダイレクトメモリアクセス制御手段と、 を有することを特徴とするCODECシステム。
  4. 【請求項4】 前記ダイレクトメモリアクセス制御手段
    は、前記ディジタルメモリである画像メモリ手段と前記
    内部レジスタ制御手段とを制御する第1の前記ダイレク
    トメモリアクセス制御手段と、前記ディジタルメモリで
    あるメインメモリと前記内部レジスタ制御手段とを制御
    する第2の前記ダイレクトメモリアクセス制御手段と、
    から構成されることを特徴とする請求項3記載のCOD
    ECシステム。
  5. 【請求項5】 前記CODECシステムは単一の集積回
    路上に実装されることを特徴とする請求項3記載のCO
    DECシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7782366B2 (en) 2002-09-20 2010-08-24 Seiko Epson Corporation Backlight adjustment processing of image using image generation record information

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