JPH09283458A - 半導体用塗布拡散剤 - Google Patents
半導体用塗布拡散剤Info
- Publication number
- JPH09283458A JPH09283458A JP9100996A JP9100996A JPH09283458A JP H09283458 A JPH09283458 A JP H09283458A JP 9100996 A JP9100996 A JP 9100996A JP 9100996 A JP9100996 A JP 9100996A JP H09283458 A JPH09283458 A JP H09283458A
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- JP
- Japan
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- coating
- viscosity
- solvent
- diffusing agent
- semiconductor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多種多用な半導体製造方法に対して広範囲に
対応でき、更に濃度や粘度等の塗布特性を柔軟に代えら
れる半導体用塗布拡散剤を提供する。 【解決手段】 成膜剤であるシリカ源用不純物から成る
拡散源と,アルコールを基準にしたエステル類で構成さ
れる低粘度溶媒又はアルコールを基準としたジオール類
や高分子等を添加した高粘度溶媒とに本発明に係る半導
体用塗布拡散剤の特徴がある。このように溶媒を代える
ことにより塗布特性の制御範囲を拡大したものであり、
対象である半導体ウエーハの凹凸としては、500nm
から100nmの範囲が適用可能である。
対応でき、更に濃度や粘度等の塗布特性を柔軟に代えら
れる半導体用塗布拡散剤を提供する。 【解決手段】 成膜剤であるシリカ源用不純物から成る
拡散源と,アルコールを基準にしたエステル類で構成さ
れる低粘度溶媒又はアルコールを基準としたジオール類
や高分子等を添加した高粘度溶媒とに本発明に係る半導
体用塗布拡散剤の特徴がある。このように溶媒を代える
ことにより塗布特性の制御範囲を拡大したものであり、
対象である半導体ウエーハの凹凸としては、500nm
から100nmの範囲が適用可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体用塗布拡散剤
に係り、特にシリコン半導体ウエーハへの不純物拡散時
に使用するものである。
に係り、特にシリコン半導体ウエーハへの不純物拡散時
に使用するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造には不純物の導入拡散
が依然として不可欠であり、要求される特性に応じて、
不純物源のデポ、固相拡散、気相拡散更にはイオン注入
等が、選択されているのが実情である。しかも近年で
は、単結晶から成るシリコンウエーハ表面に例えばフィ
ールド酸化膜等を被覆後、いわゆるフォトリソグラフィ
工程により形成した開口部を介して不純物を導入拡散し
てPN接合を形成することにより能動素子又は受動素子
を設けている。更に各素子には電気的に接触させた導電
性物質からなる電極に配線を設置して外部機器と接続可
能にするのは周知事項である。このように半導体素子の
形成に際しては、半導体ウエーハに各種材料を被覆して
おり、500nm乃至100nmの段差が生じている。
このように段差のある半導体ウエーハに半導体用塗布拡
散剤も近年開発使用されており、アンチモン塗布拡散剤
を例にして説明する。
が依然として不可欠であり、要求される特性に応じて、
不純物源のデポ、固相拡散、気相拡散更にはイオン注入
等が、選択されているのが実情である。しかも近年で
は、単結晶から成るシリコンウエーハ表面に例えばフィ
ールド酸化膜等を被覆後、いわゆるフォトリソグラフィ
工程により形成した開口部を介して不純物を導入拡散し
てPN接合を形成することにより能動素子又は受動素子
を設けている。更に各素子には電気的に接触させた導電
性物質からなる電極に配線を設置して外部機器と接続可
能にするのは周知事項である。このように半導体素子の
形成に際しては、半導体ウエーハに各種材料を被覆して
おり、500nm乃至100nmの段差が生じている。
このように段差のある半導体ウエーハに半導体用塗布拡
散剤も近年開発使用されており、アンチモン塗布拡散剤
を例にして説明する。
【0003】このアンチモン塗布拡散剤は溶媒中にシリ
カ源並びにアンチモン源を投入して形成されており、含
有物の濃度と粘度を調整するには、シリカ源やアンチモ
ン源の含有量を変化する方法が採られている。図4には
従来の技術で使用した溶媒であるイソプロピルアルコー
ルの分子式を示す。
カ源並びにアンチモン源を投入して形成されており、含
有物の濃度と粘度を調整するには、シリカ源やアンチモ
ン源の含有量を変化する方法が採られている。図4には
従来の技術で使用した溶媒であるイソプロピルアルコー
ルの分子式を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにシリカ源や
アンチモン源の含有量を変化させて塗布剤の濃度や粘度
調整を行っていたが、溶液の安定性や塗布特性等の理由
により、種類が限定されていた。
アンチモン源の含有量を変化させて塗布剤の濃度や粘度
調整を行っていたが、溶液の安定性や塗布特性等の理由
により、種類が限定されていた。
【0005】このために半導体素子の製造過程特に不純
物拡散工程において以下の問題が生じていた。
物拡散工程において以下の問題が生じていた。
【0006】1.前記のように段差のある半導体ウエー
ハを処理する際には、不純物塗布膜に、段差の違いによ
りはがれが発生した。
ハを処理する際には、不純物塗布膜に、段差の違いによ
りはがれが発生した。
【0007】2.設定する塗布膜厚が広範囲であるため
に、半導体ウエーハ内で膜厚を制御することが困難であ
った。
に、半導体ウエーハ内で膜厚を制御することが困難であ
った。
【0008】3.拡散処理時にクラックが発生した。
【0009】本発明はこのような事情により成されたも
ので、特に、多種多用な半導体製造方法に対して広範囲
に対応でき、更に濃度や粘度等の塗布特性を柔軟に代え
られる半導体用塗布拡散剤を提供する。
ので、特に、多種多用な半導体製造方法に対して広範囲
に対応でき、更に濃度や粘度等の塗布特性を柔軟に代え
られる半導体用塗布拡散剤を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】成膜剤であるシリカ源用
不純物から成る拡散源と,アルコールを基準にしたエス
テル類で構成される低粘度溶媒又はアルコールを基準と
したジオール類や高分子等を添加した高粘度溶媒とに本
発明に係る半導体用塗布拡散剤の特徴がある。このよう
に溶媒を代えることにより塗布特性の制御範囲を拡大し
たものであり、対象である半導体ウエーハの凹凸として
は、500nmから100nmの範囲が本発明の適用可
能である。
不純物から成る拡散源と,アルコールを基準にしたエス
テル類で構成される低粘度溶媒又はアルコールを基準と
したジオール類や高分子等を添加した高粘度溶媒とに本
発明に係る半導体用塗布拡散剤の特徴がある。このよう
に溶媒を代えることにより塗布特性の制御範囲を拡大し
たものであり、対象である半導体ウエーハの凹凸として
は、500nmから100nmの範囲が本発明の適用可
能である。
【0011】更に低粘度の溶媒は、100 mPa・s以
下、高粘度の溶媒は5mPa・s以上であり、低粘度の
溶媒にはエルテル類や混合溶液、高粘度の溶媒にはジオ
ールや高分子等が適用可能である。
下、高粘度の溶媒は5mPa・s以上であり、低粘度の
溶媒にはエルテル類や混合溶液、高粘度の溶媒にはジオ
ールや高分子等が適用可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施例として半導体
用塗布拡散剤を図1〜図3を参照して説明する。シリカ
源用不純物から成る拡散源用のアルコールを基準にした
エステル類で構成される低粘度溶媒として図1に酢酸エ
チルの分子式を示した。
用塗布拡散剤を図1〜図3を参照して説明する。シリカ
源用不純物から成る拡散源用のアルコールを基準にした
エステル類で構成される低粘度溶媒として図1に酢酸エ
チルの分子式を示した。
【0013】図2には、アルコールを基準としたジオー
ル類や高分子等を添加した高粘度溶媒としてジオ−ルと
してエチレングリコ−ルの分子式を例示した。これには
水素結合(図では点線で表示)が形成されているので、
粘度が高い。
ル類や高分子等を添加した高粘度溶媒としてジオ−ルと
してエチレングリコ−ルの分子式を例示した。これには
水素結合(図では点線で表示)が形成されているので、
粘度が高い。
【0014】図3は、縦軸に溶媒の種類、横軸に粘度を
採って、各溶媒における可能な粘度範囲を明らかにして
いる。図では、イソプロピルアルコ−ルを11、エステ
ル類及び混合溶液を41、ジオ−ル及び高分子の添加溶
液を42と表示した。
採って、各溶媒における可能な粘度範囲を明らかにして
いる。図では、イソプロピルアルコ−ルを11、エステ
ル類及び混合溶液を41、ジオ−ル及び高分子の添加溶
液を42と表示した。
【0015】
【発明の効果】本発明による半導体用塗布拡散剤では、
多種多用な塗布特性の調整が可能である。従来技術で
は、現在使用されている1.9mPa・sに対して、低
粘度や高でも十数mPa・sまでが可能になる。
多種多用な塗布特性の調整が可能である。従来技術で
は、現在使用されている1.9mPa・sに対して、低
粘度や高でも十数mPa・sまでが可能になる。
【0016】しかも、不純物拡散工程での不純物拡散特
性及び製造方法に最適な塗布拡散剤を選択できる。更に
このような調整できることにより、歩留まりや品質の向
上を図ることができる。更に又、特性の違う溶媒を適用
することができるので、その濃度を広範囲に変えること
ができる。
性及び製造方法に最適な塗布拡散剤を選択できる。更に
このような調整できることにより、歩留まりや品質の向
上を図ることができる。更に又、特性の違う溶媒を適用
することができるので、その濃度を広範囲に変えること
ができる。
【図1】本発明の一実施例用の低粘度の溶媒であるエル
テル類や混合溶液として、酢酸エチルの分子式を示し
た。
テル類や混合溶液として、酢酸エチルの分子式を示し
た。
【図2】本発明の一実施例用のジオール類や高分子等を
添加した高粘度の溶媒として利用されるエチレングリコ
−ルの分子式を示した。
添加した高粘度の溶媒として利用されるエチレングリコ
−ルの分子式を示した。
【図3】縦軸に溶媒の種類、横軸に粘度を採って、各溶
媒における可能な粘度範囲を明らかにした。
媒における可能な粘度範囲を明らかにした。
【図4】従来溶媒に使用したイソプロピルアルコールの
分子式を示す。
分子式を示す。
11:イソプロピルアルコ−ル、 41:エステル類及び混合溶液、 42:ジオ−ル及び高分子の添加溶液。
Claims (1)
- 【請求項1】 成膜剤であるシリカ源用不純物から成る
拡散源と,アルコールを基準としたエステル類で構成さ
れる低粘度溶媒又はアルコールを基準としたジオール類
や高分子等を添加した高粘度溶媒とを具備することを特
徴とする半導体用塗布拡散剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100996A JPH09283458A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 半導体用塗布拡散剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100996A JPH09283458A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 半導体用塗布拡散剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09283458A true JPH09283458A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14014529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9100996A Pending JPH09283458A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 半導体用塗布拡散剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09283458A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002539615A (ja) * | 1999-03-11 | 2002-11-19 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | 半導体にp、p+およびn、n+領域を形成するためのドーパント・ペースト |
JP2006310368A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 太陽電池の製造方法及び太陽電池 |
JP2006310373A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 太陽電池の製造方法及び太陽電池並びに半導体装置の製造方法 |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP9100996A patent/JPH09283458A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002539615A (ja) * | 1999-03-11 | 2002-11-19 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | 半導体にp、p+およびn、n+領域を形成するためのドーパント・ペースト |
JP2006310368A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 太陽電池の製造方法及び太陽電池 |
JP2006310373A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 太陽電池の製造方法及び太陽電池並びに半導体装置の製造方法 |
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