JPH09283242A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JPH09283242A JPH09283242A JP8064954A JP6495496A JPH09283242A JP H09283242 A JPH09283242 A JP H09283242A JP 8064954 A JP8064954 A JP 8064954A JP 6495496 A JP6495496 A JP 6495496A JP H09283242 A JPH09283242 A JP H09283242A
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- female
- male
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- protrusion
- Prior art date
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Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
る強度が低下する不都合があった。 【解決手段】 一方の配線基体12に固定される雌側ハ
ウジング16と、他方の配線基体14に固定される雄側
ハウジング17とからコネクタ11を構成し、雌側ハウ
ジング16の側壁16a内面または雄側ハウジング17
の側面17aの少なくとも一方に、両ハウジング16,
17が嵌合させられたときに、雌側ハウジング16の底
面16b近傍において他方のハウジング17に向けて突
出させられる突起部16bを設け、その突起部16bに
おける両ハウジング16,17のはめあい隙間寸法c1
を、突起部16b以外の部分における両ハウジング1
6,17のはめあい隙間寸法c2より小さく設定する。
Description
に配される複数のプリント配線板を結合するスタッキン
グコネクタのように、間隔を開けて配される2つの配線
基体を連結すると同時に、該配線基体に設けられた配線
を電気的に接続するコネクタに関するものである。
は、図9および図10に示すように、一方のプリント配
線板2に雌側コネクタ3を固定し、他方のプリント配線
板4に雄側コネクタ5を固定し、これらを相互に嵌合さ
せることによって、プリント配線板2,4どうしの位置
決めと、当該プリント配線板2,4の配線どうしの電気
的な接続とを同時に行うようにしていた。
ント配線板2の配線に接続される複数のコンタクト6
と、これらコンタクト6を収容した横断面が長方形の有
底箱状の雌側ハウジング7とを具備し、雄側コネクタ5
は、他方のプリント配線板4の配線に接続される複数の
コンタクト8と、これらコンタクト8を一体的に保持す
る直方体のブロック状の雄側ハウジング9とを具備する
構成となっている。
タ3と雄側コネクタ5とを接続する場合には、雌側ハウ
ジング7内に雄側ハウジング9を挿入することにより、
両者が一定のはめあい隙間を成して嵌合され、当該はめ
あい隙間寸法に応じた精度でプリント配線板2,4どう
しが位置決めされるようになっていた。
歩に伴い、携帯電話等の携帯用電子機器が広く使用され
るようになった今日においては、それらの電子機器の内
部に装備されるプリント配線板2,4の小型軽量化に伴
って、これらのプリント配線板2,4を接続するコネク
タ1においても小型軽量化が図られる必要がある。この
ようなコネクタ1の小型軽量化を図るには、使用材料と
して軽量のものを採用し、コンタクト6,8の小型化を
図ることはもとより、プリント配線板の2,4位置決
め、固定に必要な最小限の強度を保持し得るようにハウ
ジング7,9、特に、雌側ハウジング7を薄肉化する必
要がある。
量化の結果、薄肉に構成された雌側ハウジング7は、衝
撃に対する強度が低下するという不都合がある。特に、
携帯電話等の携帯用の電子機器においては、使用時にお
ける落下等の衝撃が発生する頻度が高く、度重なる衝撃
によっては雌側ハウジング7が破損することも考えられ
る。
ハウジング7の長手方向に衝撃力が加わった場合に、長
手方向端部に配される雌側ハウジング7の側壁7aの開
口端7bの内角部にクラックCが生じ易い。これは、長
手方向に沿う雌側ハウジング7の側壁7cは、広い面積
で雄側ハウジング9からの衝撃力を受けるためである上
に、通常は、雌側ハウジング7の幅方向にコンタクト
6,8の接点が設けられるために、そのコンタクト6,
8の弾性変形により衝撃力が緩和される効果があるのに
対して、長手方向両端に配される雌側ハウジング7の側
壁7aは、そのような緩和効果もなく狭い面積で衝撃力
を直接受けるためである。
端7bの内角部にクラックCが生じるのは、薄肉化され
た側壁7aの剛性が弱いために、衝撃力によって雌側ハ
ウジング7内部に作用する引張力が過大なものとなるか
らである。かかる不都合を回避するためには、雌側ハウ
ジング7の長手方向両端の側壁7aの肉厚寸法を大きく
することや、雌側ハウジング7の側壁7aの内角部に応
力が集中することを避けるための丸みを帯びた形状を採
用することが考えられるが、いずれの場合も、雌側ハウ
ジング7を大型化させることとなり、好ましくない。
ものであって、小型軽量化を図りつつ、衝撃を受けても
破損し難いコネクタを提供することを目的としている。
に、本発明は、間隔を空けて配される2つの配線基体の
間に配置され、相互に嵌合させられることにより、両配
線基体を位置決め状態に連結し、かつ、該配線基体の各
々に設けられた対応する複数の配線を電気的に接続する
コネクタであって、一方の配線基体に固定され当該配線
基体の配線に接続される複数のコンタクトを収容した有
底箱状の雌側ハウジングと、他方の配線基体に固定され
当該配線基体の配線に接続される複数のコンタクトを収
容しかつ接続に際して雌側ハウジング内に嵌合させられ
る雄側ハウジングとを具備し、雌側ハウジングの内面ま
たは雄側ハウジングの外面の少なくとも一方に、両ハウ
ジングが嵌合させられたときに、雌側ハウジングの底部
またはその近傍において他方のハウジングに向けて突出
させられる突起部が設けられるとともに、その突起部に
おける両ハウジングのはめあい隙間寸法が、突起部以外
の部分における両ハウジングのはめあい隙間寸法より小
さく設定されているコネクタを提案している。
雌側ハウジングの側壁内面または雄側ハウジングの側面
に設けられていることとしてもよく、その場合には、突
起部に対向させられる他方のハウジングに、突起部を嵌
合させる溝状の凹部を形成し、その凹部の深さ寸法を、
突起部の高さ寸法より小さく設定してもよい。さらに、
上記コネクタにおいて、溝状の凹部の溝幅方向の該凹部
と突起部とのはめあい隙間寸法を、溝幅方向の両側に配
されている両ハウジング間のはめあい隙間寸法より小さ
く設定することも効果的である。
雌側ハウジングの底面または雄側ハウジングの先端面に
設け、その突起部に対向させられる雄側ハウジングの先
端面または雌側ハウジングの底面に、該突起部を嵌合さ
せる凹部を形成することとしてもよい。さらに、雌側ハ
ウジングの側壁内面の開口端近傍に、雄側ハウジングと
のはめあい隙間寸法をさらに大きく設定した導入凹部を
設ける構成としてもよい。
れている場合のみならず、単に、雌側ハウジングとこれ
に嵌合させられる雄側ハウジングとを具備し、雌側ハウ
ジングの内面または雄側ハウジングの外面の少なくとも
一方に、両ハウジングが嵌合させられたときに、雌側ハ
ウジングの底部またはその近傍において他方のハウジン
グに向けて突出させられる突起部が設けられるととも
に、その突起部における両ハウジングのはめあい隙間寸
法が、突起部以外の部分における両ハウジングのはめあ
い隙間寸法より小さく設定されているものであってもよ
い。
体に固定された雌側ハウジングと他方の配線基体に固定
された雄側ハウジングとを嵌合させることにより、これ
らのハウジング内に収容されているコンタクトどうしが
接続されかつ配線基体どうしが位置決め状態に連結され
ることになる。
または雄側ハウジングの外面の少なくとも一方に設けら
れた突起部が、雌側ハウジングの底部近傍において、他
の部分より小さいはめあい隙間寸法を成すように両ハウ
ジングが嵌合させられるので、その隙間を減少させる方
向に衝撃力が印加された場合には、まず最初に突起部に
おいて両ハウジングが当接し、その衝撃力が受け止めら
れることになる。
端から離れた底部またはその近傍に衝撃力が作用するこ
とになるが、この部分は、隣接する側壁あるいは底板に
よって頑丈に支持されているので、衝撃力により発生す
る引張力がこれらの部分に十分に分散される。また、雌
側ハウジングの開口端には、直接的に衝撃力が作用する
ことはないので、この部分にクラックが生じることも回
避されることになる。
ウジングの側壁内面または雄側ハウジングの側面に設け
ることとすれば、両ハウジングの嵌合により、突起部が
雄側ハウジングの側面または雌側ハウジングの側壁内面
に対向配置される。そして、対向方向に衝撃力が作用し
た場合には、まず最初に突起部の端面とこれに対向する
ハウジングとを雌側ハウジングの底部近傍において当接
させて、雌側ハウジングの健全性を維持することが可能
となる。
せられる他方のハウジングに、突起部を嵌合させる溝状
の凹部を形成し、その凹部の深さ寸法を、突起部の高さ
寸法より小さく設定すれば、その寸法差によって突起部
の端面のみを凹部の底面に当接させて上記と同様、衝撃
力に対する雌側ハウジングの強度を向上することが可能
となる。
部の溝幅方向の該凹部と突起部とのはめあい隙間寸法
を、溝幅方向の両側に配されている両ハウジング間のは
めあい隙間寸法より小さく設定すれば、溝幅方向に衝撃
力が作用した場合においても、まず最初に突起部におい
て両ハウジングを当接させることができ、この方向に作
用する衝撃力に対しても雌側ハウジングの強度の向上が
図られることになる。
雌側ハウジングの底面または雄側ハウジングの先端面に
設け、その突起部に対向させられる雄側ハウジングの先
端面または雌側ハウジングの底面に、該突起部を嵌合さ
せる凹部を形成すれば、両ハウジングを嵌合させること
により、突起部が凹部に嵌合される。そして、該突起部
の側面と凹部の内面とを当接させることにより、雌側ハ
ウジングの底部において、ハウジングに作用する衝撃力
を受け止め、該雌側ハウジングの側壁が損傷を受けるこ
とを確実に回避することが可能となる。
端近傍に、導入凹部を設けることとすれば、長期にわた
る使用によって突起部がつぶれ、雌側ハウジングの側壁
のその他の部分において衝撃力が受け止められることと
なっても、開口端にクラックが生じる等の不具合の発生
が防止されることになる。
グが上述の配線基体に固定されていないものである場合
においても、該雄側ハウジングまたは雌側ハウジングに
直接外力が作用するような場合には、雌側ハウジングの
底部またはその近傍において、ハウジングに作用する衝
撃力を受け止めることとすれば、上記と同様の作用効果
を達成することが可能である。
実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
本実施形態に係るコネクタ11も、図1に示すように、
一方のプリント配線板12に固定される雌側コネクタ1
3と、他方のプリント配線板14に固定される雄側コネ
クタ15とからなり、雌側コネクタ13のハウジング
(雌側ハウジング)16が有底箱状に形成されるととも
に、雄側コネクタ15のハウジング(雄側ハウジング)
17が直方体のブロック状に形成されている点で、従来
のコネクタ1と共通している。
は、ハウジング16,17の構造において従来のコネク
タ1と相違している。本実施形態のコネクタ11の雌側
ハウジング16は、その長手方向両端に配される側壁1
6aの底面(底部)16b近傍の内面に、当該雌側ハウ
ジング16の内方に向かって突出する突起部16cを具
備している。この突起部16cは、前記側壁16aの幅
方向の中央位置に配置され、一定の幅寸法と一定の高さ
寸法を有する段状に形成されている。
向の両端面17aの先端であって、幅方向の中央位置
に、一定の幅寸法と一定の深さ寸法を有する段状に形成
される凹部17bを具備している。この凹部17bの幅
寸法は、上記雌側ハウジング16の突起部16cの幅寸
法より若干大きく形成されている一方、その深さ寸法
は、前記突起部16cの高さ寸法より若干小さく形成さ
れている。この凹部17bは、雄側ハウジング17の幅
方向に配されるコンタクト18間のスペースを有効利用
して設けることができる。
の側壁16aに配されている2つの突起部16c間の間
隔寸法は、雄側ハウジング17の凹部17b底面間の寸
法より若干大きく形成されており、雄側ハウジング17
が雌側ハウジング16との間に一定のはめあい隙間を形
成して該雌側ハウジング16内に挿入されるようになっ
ている。なお、図中符号16d,17cは、雌側ハウジ
ング16内への雄側ハウジング17の嵌合を容易にする
ための面取部である。
タ11の作用について、以下に説明する。すなわち、本
実施形態のコネクタ11により2枚のプリント配線板1
2,14の配線どうしを接続するには、雌側コネクタ1
3を固定したプリント配線板12と、雄側コネクタ15
を固定したプリント配線板14とを相互に近接させて、
雌側ハウジング16内に雄側ハウジング17を嵌合させ
る。
6d,17cによって雌側ハウジング16内に導かれ、
側壁16a内面に沿って雌側ハウジング16内に挿入さ
れる。これにより、図2に示すように嵌合作業が完了す
る。この場合に、雌側ハウジング16の側壁16a内面
に設けた突起部16cは、雄側ハウジング17の側面1
7aに設けた凹部17b内に挿入させられることにな
る。
の底面との間、および、雌側ハウジング16の側壁16
a内面と雄側ハウジング17の側面17aとの間には、
それぞれ一定のはめあい隙間c1,c2が形成されること
となるが、凹部17bの深さ寸法が突起部16cの高さ
寸法より小さく形成されているために、突起部16cの
端面と凹部17bの底面とのはめあい隙間寸法c1が最
も小さくなる。
下等による衝撃力が作用した場合には、雄側ハウジング
17がその慣性力によって雌側ハウジング16内を矢印
Bと逆の方向に移動する。これにより、図3に示すよう
に、雌側ハウジング16と雄側ハウジング17とが、突
起部16cの端面と凹部17bの底面とによって当接
し、その当接部分により衝撃力が受け止められることに
なる。
ハウジング16の側壁16a内面の内、開口端16eか
ら離れた底面近傍16bに設けられており、この突起部
16c近傍の側壁16aは、雌側ハウジング16の幅方
向両端の側壁16aおよび底面16bによって頑強に支
持されている。したがって、雄側ハウジング17から受
ける衝撃力は、これらの部位に十分に分散されることに
なる。
7から雌側ハウジング16への衝撃力は、雌側ハウジン
グ16の開口端16eから離れた位置に付与されるた
め、当該開口端16e近傍に衝撃力が直接作用すること
が回避される。その結果、従来のコネクタ1のように、
衝撃力が開口端16e近傍に集中することが回避され、
当該開口端16eにクラックが生じる等の不都合が発生
することを確実に回避することができる。
7の先端に設けた凹部17bは、雄側ハウジング17の
コンタクト18間のスペースを有効に利用して形成でき
るため、これに嵌合される突起部16cも、雌側ハウジ
ング16の寸法を増大させることなく形成することがで
きる。したがって、コネクタ11を大型化させることな
く、衝撃に強いコネクタ11を構成し得る点において有
効である。
ジング16の側壁16a内側の底面16b近傍に突起部
16cを設け、雄側ハウジング17の対応する位置に、
この突起部16cを嵌合させる凹部17bを設けること
としたが、コンタクト18配列等に応じてスペースが許
せば、これらの配置を逆、すなわち、突起部を雄側ハウ
ジング17の先端に設け、当該突起部を雌側ハウジング
16の底面16bまで導くための溝状の凹部を雌側ハウ
ジング16の側壁16a内面に設けることとしてもよ
い。
ジング17に突起部16cに対応した凹部17bを設け
ることとしたが、上述した突起部16cと凹部17bと
のはめあい隙間寸法c1と雌側ハウジング16側壁16
a内面と雄側ハウジング17側面17aとのはめあい隙
間寸法c2との差c3(=c2−c1)を高さ寸法とする突
起部を雌側ハウジング16の底面16b近傍あるいは雄
側ハウジング17の先端に設け、凹部17bをなくすこ
ととしてもよい。さらに、相互に当接する突起部を雌側
ハウジング16および雄側ハウジング17の両方に設け
ても、衝撃に強いコネクタを構成することができること
になる。
形態について、図4を参照して説明する。本実施形態に
係るコネクタ21は、雌側ハウジング22の長手方向の
側壁22a内面に、当該側壁22a内面から一段低くな
る段部22bを開口端22cから底面22dに向かって
一定の深さ位置まで形成したものである。この段部22
bは、見方を変えると、当該段部22bによって一段低
くなった面を雌側ハウジング22の側壁内面として、そ
の幅方向の全長にわたって雌側ハウジング22内方に突
出する突起部が設けられていると見ることもできる。一
方、雄側ハウジング23の側面23aは平坦に形成され
ている。
雌側ハウジング22の側壁22a内面との段差c4は、
第1の実施形態におけるはめあい隙間寸法の差c3と同
等かそれ以上の寸法となるように形成されている。ま
た、雌側ハウジング22の側壁22a内面と雄側ハウジ
ング23の側面23aとのはめあい隙間寸法c5は、上
記第1の実施形態の突起部16cと凹部17bとのはめ
あい隙間寸法c1と同等となるように設定されている。
また、雌側ハウジング22の開口端22c、段部22
b、および雄側ハウジング23の先端には、両ハウジン
グ22,23の嵌合を案内するための面取部22e,2
2f,23bが形成されている。
落下等による衝撃力によって、雄側ハウジング23が雌
側ハウジング22内で変位すると、当該雄側ハウジング
23の側面23aは、雌側ハウジング22の側壁22a
の内面と段部22b以外の部分、すなわち、底面22d
近傍の部分のみにおいて当接する。これにより、雄側ハ
ウジング23からの衝撃力は当該当接部分のみにおいて
雌側ハウジング22により受け止められることになり、
上記第1実施例と同様に、雌側ハウジング22の開口部
22cに局部的に過大な応力が集中することを回避する
ことができることになる。
は、段部22bの形成によって、雌側ハウジング22の
開口端22c近傍において、両ハウジング22,23間
に隙間が形成されるので、雄側ハウジング23が倒れる
ように変位させられた場合においても、当該雄側ハウジ
ング23によって雌側ハウジング22がこじられること
がない。したがって、両ハウジング22,23の着脱時
においても、雌側ハウジング22の健全性が維持される
ことになる。
側ハウジング22側壁22aの内面底面22d近傍を他
の部分より突出させ、これに対向する雄側ハウジング2
3側面23aを平坦に構成したが、これとは逆に、雄側
ハウジング23側面23aの基端側に凹部を設け、雌側
ハウジング22の側壁22a内面を平坦に形成してもよ
い。また、上記第2の実施形態において、雄側ハウジン
グ23の側面23aの基端側に一段高くなる段差を形成
して、雌側ハウジング22とのはめあい隙間寸法を調整
することとしてもよい。
施形態について、図5を参照して説明する。本実施形態
に係るコネクタ31は、基本的には、上記第1・第2の
実施形態を組み合わせた構成となっている。
は、雌側ハウジング32の長手方向両端の側壁32a内
面の底面32b近傍に、該雌側ハウジング32内方に向
かって突出する突起部32cが設けられているととも
に、その開口端32dには、側壁32a内面から一段低
く形成された段部32eが設けられている。一方、雄側
ハウジング33は、第1の実施形態のものと同様であ
る。
記第1・第2の実施形態のコネクタ11,21の特徴を
併せ持つ。すなわち、衝撃力は、突起部32cと凹部3
3bとの接触によって受け止められるので、第1の実施
形態のコネクタ11と同様に、雌側ハウジング32の健
全性が維持される。また、雄側ハウジング33に倒れが
生じた場合でも、段部32eによって雄側ハウジング3
3の側面33aと雌側ハウジング32の側壁32a内面
との接触が回避され、第2実施例と同様、雌側ハウジン
グ32の健全性が保たれることになる。
よれば、上記効果に加えて、以下の効果がある。例え
ば、予期しない過大な衝撃力が作用して上記突起部32
cが圧縮された場合や、経年変化により、当該突起部3
2cが潰れた場合に、雄側ハウジング33の側面33a
が雌側ハウジング32の側壁32a内面に当接すること
となるが、この場合においても、雌側ハウジング32の
側壁32a内面に段部32eが設けられているので、雄
側ハウジング33からの衝撃力は雌側ハウジング32の
底面32b近傍のみにおいて受け止められ、雌側ハウジ
ング32の開口端32d近傍にクラック等が発生するこ
とを回避することができる。
形態について、図6から図8を参照して説明する。図6
は本実施形態に係るコネクタ41の嵌合前の状態を示す
斜視図、図7は本実施形態に係るコネクタ41の嵌合さ
れた状態を示す幅方向に沿う縦断面図、図8は本実施形
態に係るコネクタ41の嵌合された状態を示す長手方向
に沿う縦断面図をそれぞれ示している。
ウジング42の底面42aに、該雌側ハウジング42の
長手方向に間隔を空けて複数形成される突起部43を設
けるとともに、当該突起部43に対応する雄側ハウジン
グ44の先端面44aに、前記突起部43を嵌合させる
複数の凹部45(図7および図8参照)を形成したもの
である。
ング42の長手方向および幅方向に延びる方形横断面を
有する柱状に形成されている。また、前記凹部45は、
図7および図8に示すように、それぞれ、前記突起部4
3を収容可能な該突起部43の横断面形状よりも若干大
きい方形横断面形状を有している。これら突起部43と
凹部45との幅方向および長手方向のはめあい隙間寸法
c6,c7は、図7の(a)および図8の(a)に示され
るように、雌側ハウジング42の側壁42b,42c内
面と雄側ハウジング44の側面44b,44cとの幅方
向および長手方向のはめあい隙間寸法c8,c9よりも十
分に小さく、かつ、各突起部43について同等に設定さ
れている。
向(図7の(b)の矢印C方向)の衝撃力が作用した場
合には、雄側ハウジング44は、雌側ハウジング42内
で該雌側ハウジング42に対して、図7の(b)に示さ
れるように移動させられるが、この際に、突起部43の
側面43aと凹部45の内面45aとが当接し、雌側ハ
ウジング42の側壁42bと雄側ハウジング44の側面
44bとの間には間隙c8−c6が保持されることにな
る。したがって、コネクタ41に作用した衝撃力は、突
起部43において受け止められる。
雌側ハウジング42の底面42aに設けられているの
で、衝撃力は、該雌側ハウジング42の底面42aを介
して分散される。しかも、衝撃力が雌側ハウジング42
の側壁42bに直接作用することを回避し、かつ、コネ
クタ41の着脱の際に、上記隙間c8−c6が消滅するま
で雌側ハウジング42内において雄側ハウジング44が
倒されない限り、雌側ハウジング42の開口端が雄側ハ
ウジング44によってこじられることが防止されるの
で、上記第1から第3の実施形態と同様に、該雌側ハウ
ジング42の健全性が維持されることになる。
(b)中の矢印D方向)に衝撃力が作用した場合におい
ても、雄側ハウジング44は、図8の(b)に示すよう
に移動させられるが、突起部43と凹部45とを当接さ
せることによって衝撃力が受け止められることになる。
42の底面42aに設ける構成を採用する本実施形態の
コネクタ41によれば、コネクタ41の投影面積、すな
わち設置面積を小さくすることができる点においても有
利である。さらに、コンタクトのピッチ方向に間隔を空
けて複数配される突起部43と凹部45とのはめあいに
よって雌側ハウジング42と雄側ハウジング44とが高
い精度で位置決めされるので、極数の多いコネクタ41
においてもコンタクトどうしを位置合わせ状態に保持す
ることができ、接点ズレ等の問題の発生を回避すること
ができる。
側ハウジング42の底面42aに突起部43を設け、雄
側ハウジング44の先端面44aに凹部45を設けた
が、逆に、突起部43を雄側ハウジング44の先端面4
4aに設け、凹部45を雌側ハウジング42の底面42
aに設けてもよい。また、寸法的に余裕があれば、突起
部43を雌側ハウジング42の側壁42b内面に設け、
該突起部43を嵌合可能な溝状の凹部45を雄側ハウジ
ング44の側面44bに設けることにより、あるいはそ
の逆の組み合わせで、コネクタ41を構成してもよい。
この場合においても、凹部45の溝幅方向の突起部43
と凹部45とのはめあい隙間寸法c7を、該凹部45の
溝幅方向の両側に配されている雄側ハウジング44の側
面44bと雌側ハウジング42の側壁42b内面とのは
めあい隙間寸法c9より小さく設定すればよい。さら
に、上記第1から第4の実施形態に係る構造を適宜組み
合わせてコネクタを構成することにしてもよい。
ト配線板に固定されたハウジングを有するコネクタにつ
いて説明したが、これに代えて、例えば、プリント配線
板以外の他の構造物からなる配線基体にハウジングが固
定されている場合においても、同様の作用効果を達成し
得ることは、言うまでもない。さらに、ハウジングを配
線基体に固定しない場合であっても、ハウジングに外力
が直接作用するような場合には、上記各実施形態のコネ
クタを適用することができる。
クタは、一方の配線基体に固定された有底箱状の雌側ハ
ウジングと、他方の配線基体に固定された雄側ハウジン
グとを具備し、雌側ハウジングの内面または雄側ハウジ
ングの外面の少なくとも一方に、両ハウジングが嵌合さ
せられたときに、雌側ハウジングの底部またはその近傍
において他方のハウジングに向けて突出させられる突起
部を設けるとともに、その突起部における両ハウジング
のはめあい隙間寸法を、突起部以外の部分における両ハ
ウジングのはめあい隙間寸法より小さく設定しているの
で、雄側ハウジングと雌側ハウジングとが嵌合された状
態で両者に衝撃力が作用した場合に、雌側ハウジング内
で変位する雄側ハウジングから受ける衝撃力を雌側ハウ
ジングの底部またはその近傍のみにおいて受け止めるこ
とができる。これにより、衝撃力が雌側ハウジングの開
口端に直接作用することを回避して、当該開口端近傍に
おける雌側ハウジングの破損を防止することができる。
内面または雄側ハウジングの側面に設け、その高さ方向
に作用する衝撃力を当該突起部とこれに対向するハウジ
ングとを当接させることにより吸収することとすれば、
比較的広い当接面積を以て衝撃力を受け止めることがで
きる。さらに、上記コネクタにおいて、突起部に対向さ
せられる他方のハウジングに、突起部を嵌合させる溝状
の凹部を形成し、凹部の深さ寸法を、突起部の高さ寸法
より小さく設定しても上記と同様の効果を得ることがで
きる。
向のはめあい隙間寸法を溝幅方向の両側に配される雌ハ
ウジングの側壁内面と雄ハウジングの側面とのはめあい
隙間寸法より小さく設定することにより、溝幅方向に作
用する衝撃力に対しても上記と同様に、雌側ハウジング
の健全性を維持することができるという効果がある。
または雄側ハウジングの先端面に設け、該突起部に対向
させられる雄側ハウジングの先端面または雌側ハウジン
グの底面に、該突起部を嵌合させる凹部を形成すれば、
上記効果に加えて、コネクタの投影面積を小さくするこ
とができ、また、ハウジングどうしを高い精度で嵌合状
態に維持して接点ズレの発生を防止することができると
いう効果を奏する。
近傍に、雄側ハウジングとのはめあい隙間寸法がさらに
大きく設定された導入凹部を設ければ、雄側ハウジング
が雌側ハウジングに対して倒れる方向に変位した場合で
あっても、両ハウジングがこじられることを回避するこ
とができるという効果を奏する。さらに、突起部と導入
凹部とを併せて設ける構成とすれば、経年変化等によっ
て突起部が潰れた場合であっても、雌側コネクタの健全
性を維持することができるという効果を奏する。
す斜視図である。
を示す図2と同様の縦断面図である。
縦断面図である。
縦断面図である。
を示す斜視図である。
ある。
断した縦断面図である。
一部を示す斜視図である。
あい隙間
Claims (7)
- 【請求項1】 間隔を空けて配される2つの配線基体の
間に配置され、相互に嵌合させられることにより、両配
線基体を位置決め状態に連結し、かつ、該配線基体の各
々に設けられた対応する複数の配線を電気的に接続する
コネクタであって、 一方の配線基体に固定され当該配線基体の配線に接続さ
れる複数のコンタクトを収容した有底箱状の雌側ハウジ
ングと、 他方の配線基体に固定され当該配線基体の配線に接続さ
れる複数のコンタクトを収容しかつ接続に際して前記雌
側ハウジング内に嵌合させられる雄側ハウジングとを具
備し、 前記雌側ハウジングの内面または前記雄側ハウジングの
外面の少なくとも一方に、両ハウジングが嵌合させられ
たときに、前記雌側ハウジングの底部またはその近傍に
おいて他方のハウジングに向けて突出させられる突起部
が設けられるとともに、 当該突起部における両ハウジングのはめあい隙間寸法
が、該突起部以外の部分における両ハウジングのはめあ
い隙間寸法より小さく設定されていることを特徴とする
コネクタ。 - 【請求項2】 突起部が、雌側ハウジングの側壁内面ま
たは雄側ハウジングの側面に設けられていることを特徴
とする請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項3】 突起部に対向させられる他方のハウジン
グに、該突起部を嵌合させる溝状の凹部が形成され、 該凹部の深さ寸法が、前記突起部の高さ寸法より小さく
設定されていることを特徴とする請求項2記載のコネク
タ。 - 【請求項4】 溝状の凹部の溝幅方向の該凹部と突起部
とのはめあい隙間寸法が、溝幅方向の両側に配されてい
る両ハウジング間のはめあい隙間寸法より小さく設定さ
れていることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
れかに記載のコネクタ。 - 【請求項5】 突起部が、雌側ハウジングの底面または
雄側ハウジングの先端面に設けられ、該突起部に対向さ
せられる雄側ハウジングの先端面または雌側ハウジング
の底面に、該突起部を嵌合させる凹部が形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記
載のコネクタ。 - 【請求項6】 雌側ハウジングの側壁内面の開口端近傍
に、雄側ハウジングとのはめあい隙間寸法がさらに大き
く設定された導入凹部が設けられていることを特徴とす
る請求項1から請求項5のいずれかに記載のコネクタ。 - 【請求項7】 有底箱状の雌側ハウジングと、該雌側ハ
ウジング内に嵌合させられる雄側ハウジングとを具備
し、 前記雌側ハウジングの内面または前記雄側ハウジングの
外面の少なくとも一方に、両ハウジングが嵌合させられ
たときに、前記雌側ハウジングの底部またはその近傍に
おいて他方のハウジングに向けて突出させられる突起部
が設けられるとともに、 当該突起部における両ハウジングのはめあい隙間寸法
が、該突起部以外の部分における両ハウジングのはめあ
い隙間寸法より小さく設定されていることを特徴とする
コネクタ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8064954A JPH09283242A (ja) | 1996-02-15 | 1996-03-21 | コネクタ |
US09/155,035 US6106306A (en) | 1996-03-21 | 1997-03-19 | Electrical connector housing having projecting parts with reduced size fitting gap dimensions |
EP97907384A EP0991148B1 (en) | 1996-03-21 | 1997-03-19 | Connector |
PCT/JP1997/000900 WO1997035366A1 (fr) | 1996-03-21 | 1997-03-19 | Connecteur |
DE69737872T DE69737872T2 (de) | 1996-03-21 | 1997-03-19 | Verbinder |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-28307 | 1996-02-15 | ||
JP2830796 | 1996-02-15 | ||
JP8064954A JPH09283242A (ja) | 1996-02-15 | 1996-03-21 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09283242A true JPH09283242A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=26366378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8064954A Withdrawn JPH09283242A (ja) | 1996-02-15 | 1996-03-21 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09283242A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10780902B2 (en) | 2014-11-14 | 2020-09-22 | Siemens Mobility GmbH | Rail vehicle drive with a brake device |
JP2021197299A (ja) * | 2020-06-16 | 2021-12-27 | ヒロセ電機株式会社 | 液状物質の侵入を防止するコネクタ組立体及びコネクタ組立体を用いた電子装置 |
JP2022088211A (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-14 | ヒロセ電機株式会社 | 回路基板用電気コネクタ及び電気コネクタ組立体 |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP8064954A patent/JPH09283242A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10780902B2 (en) | 2014-11-14 | 2020-09-22 | Siemens Mobility GmbH | Rail vehicle drive with a brake device |
JP2021197299A (ja) * | 2020-06-16 | 2021-12-27 | ヒロセ電機株式会社 | 液状物質の侵入を防止するコネクタ組立体及びコネクタ組立体を用いた電子装置 |
JP2022088211A (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-14 | ヒロセ電機株式会社 | 回路基板用電気コネクタ及び電気コネクタ組立体 |
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