JPH09282009A - Dhcプラント計画装置 - Google Patents

Dhcプラント計画装置

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JPH09282009A
JPH09282009A JP8091123A JP9112396A JPH09282009A JP H09282009 A JPH09282009 A JP H09282009A JP 8091123 A JP8091123 A JP 8091123A JP 9112396 A JP9112396 A JP 9112396A JP H09282009 A JPH09282009 A JP H09282009A
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JP
Japan
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constraint
objective function
plant
capacity
data
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Application number
JP8091123A
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English (en)
Inventor
Yuji Kubota
裕司 久保田
Tadashi Nakamaru
正 中丸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/17District heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DHCプラントを計画するに際して操作者の
入力項目を極力少なくしてプラント計画の作業能率を向
上させる。 【解決手段】 機器容量を得るための複数の制約条件、
複数種類の目標関数、各機器相互間の接続関係、プロセ
スデータ値の定義が各テーブル5,6,7に予め登録さ
れ、かつ各機器の特定データ,定数データ,外部環境デ
ータがデータファイル8,9,10に記憶されている。
そして、マンマシン装置2を介して入力された機種、制
約条件及び目的関数の種別に対応する機器相互間の接続
関係と各プロセスデータ値の定義、制約条件及び目的関
数からなる演算条件を各テーブルから読出し、読出され
た演算条件及び各データファイルに記憶された各機器の
特性データ、定数データ及び外部環境データを用いてプ
ラントを構成する各機器の容量及び目的関数値を得るた
めの制約式及び目的関数式を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DHC(地域冷暖
房)プラントを効率的に計画立案できるDHCプラント
計画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新規に、DHC(地域冷暖房)プラント
を計画立案する場合、この地域における年間の冷温熱需
要量を満たす条件下で建設コストや運用コスト、減価償
却費、排出される二酸化炭素量など多数の指標について
最適な値が得られるように、プラントに組込まれる各機
器の機種選定やその容量を決定する必要がある。
【0003】しかし、必要以上に各機器の容量を大きく
すると建設コストや運用コストが増大する。各機器は最
大定格で稼働すると効率が低下する傾向にある。また、
石油・石炭などの化石燃料を使用するプラントにおいて
は、最大の熱効率が得られる運転条件と、この石油・石
炭等の化石燃料の使用に伴う二酸化炭素の排出条件とが
一致しない場合がある。すなわち、例えばプラントの出
力が熱量と仮定すれば、単位出力熱量当り二酸化炭素の
排出量の最小値は上述した最大の熱効率が得られる運転
条件に一致しない。
【0004】このように、例えば二酸化炭素の排出量を
ある値以下に制限する制約条件や、電力消費や燃料費を
ある値以下に制限する制約条件がある。したがって、こ
の制約条件とプラントにおいて最大の熱効率を得る目的
関数との兼ね合いが問題となる。
【0005】このような相反する問題を解決して最適な
DHCプラントの計画を行うために、線形計画法に代表
される数理計画法が実用化されている。この数理計画法
においては、例えば、プラントを構成する電気機器,石
油機器,ガス機器の各容量x1 ,x2 ,x3 を変数とし
て、それぞれの設置台数をa1,a2 ,a3 とすると、
プラント全体で得られる熱量Qは下式のように示すこと
ができる。
【0006】Q=a11 +a22 +a33 また、前記プラントを構成する電気機器,石油機器,ガ
ス機器における二酸化炭素の各排出量をb1 ,b2 ,b
3 とすると、発生する二酸化炭素のプラント全体の排出
量Cを下式のように表わす。
【0007】 C=b111 +b222 +b333 そして、この排出量Cが一定値CM 以下の制約が存在す
ると、 C≦CM の制約条件で最大熱量Qmax を獲る目的関数を設定す
る。
【0008】なお、このような制約条件は、上述した二
酸化炭素の排出量Cが一定値CM 以下である制約の他
に、例えば電力会社との契約で、昼間消費電力が規定消
費電力以下である制約もある。したがって、通常、制約
条件は複数存在する。そして、これらの連立方程式を解
いて、プラントに組込む各機器の各容量x1,x2 ,x3
とを決定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た数理計画法を用いた手法においても、まだ改良すべき
次のような課題があった。すなわち、上述した数理計画
法においては、技術者が、プラント建造時の計画を行う
毎に、プラントを構成する各機器に対してその容量を変
数として必要な制約条件を求め、それを定式化している
ので、多大の時間と労力が必要であった。特に、多数の
機器が組込まれるDHCプラントを計画する場合におい
ては、必要な制約式の数が増大して、一人の技術者では
対処しきれない問題があった。
【0010】また、プラントに組込む各機器の機種と容
量とを最適化するための目的関数も、例えば、最大熱効
率を得る、消費電力を最小化する、二酸化炭素の排出量
を最小化する等の複数存在する場合もある。
【0011】このような場合、複数の目的関数のうちど
の目的関数を最適化するか、また複数の目的関数を組合
わせる場合はどのようにして最適化するか等、最適化を
行う条件を適格に設定できなかった。
【0012】さらに、プラントに組込まれた各機器が生
成する例えば冷却水の水量や水温、蒸気の圧力、温度等
の例えば1時間毎又は1日毎に時事刻々と変化するプロ
セスデータ値も考慮した高い精度の最適化を実施できな
かった。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、予め各機器の特性データや複数の制約条
件及び目的関数を記憶部に登録しておくことによって、
機種,制約条件,目的関数の種別を指定するのみで、自
動的にプラントを構成する各機器の容量及び目的関数値
を算出するための制約式が作成され、プラント計画作業
の作業能率を大幅に向上できると共に、より精度の高い
最適化計算を行えるDHCプラント計画装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1の発明は、数理計画法を用いてDHC(地
域冷暖房)プラントを構成する各機器の機種及び容量を
設定するDHCプラント計画装置において、各機器にお
ける各機器相互間の接続関係と各機器相互間を移動する
プロセスデータ値の定義を記憶するプラント構成定義テ
ーブルと、容量を決定するための複数の制約条件を記憶
する制約条件テーブルと、容量を決定するための複数種
類の目的関数を記憶する目的関数テーブルと、各機器の
特性データを記憶する機器特性データファイルと、燃料
代や各機器の単位容量当り単価等の定数データを記憶す
る定数データファイルと、プラントの運転条件を決定す
るのに必要な熱需要量や気温等の外部環境データを記憶
する外部環境データファイルと、プラント計画に必要な
機種、制約条件及び目的関数の種別が入力されるマンマ
シン装置と、このマンマシン装置を介して入力された機
種、制約条件及び目的関数の種別に対応する機器相互間
の接続関係と各プロセスデータ値の定義、制約条件及び
目的関数からなる演算条件を各テーブルから読出す読出
手段と、読出手段にて読出された演算条件及び各データ
ファイルに記憶された各機器の特性データ、定数データ
及び外部環境データを用いてプラントを構成する各機器
の容量及び目的関数値を得るための制約式及び目的関数
式を生成する制約式生成手段とを備えたものである。
【0015】また、請求項2においては、上述した発明
のDHCプラント計画装置に対して、制約式生成手段で
生成された制約式及び目的関数式を解いて機器容量と目
的関数値とを算出する制約式計算手段と、制約式計算手
段にて算出された機器容量と目的関数値とをマンマシン
装置に表示出力する表示出力手段とを備えたものであ
る。
【0016】請求項3においては、請求項2のDHCプ
ラント計画装置において、制約式生成手段が生成する制
約式には、目的関数値及び機器容量を得るための制約式
の他に、各機器が生成するプロセスデータ値を得るため
の所定時間単位に必要数の制約式を含むようにしてい
る。
【0017】さらに、請求項4は請求項3のDHCプラ
ント計画装置に対して、さらに、表示出力手段における
目的関数値と機器容量の表示出力後にマンマシン装置か
ら操作入力された機種、制約条件及び目的関数の種別の
変更指令に応動して、制約式生成手段に制約式の再生成
及び制約式計算手段に機器容量、目的関数値及びプロセ
スデータ値の再計算を指示する調整手段を備えている。
【0018】このように構成された請求項1のDHCプ
ラント計画装置おいては、DHCプラントを構成する各
機器における各機器相互間の接続関係と各機器相互間を
移動するプロセスデータ値の定義、容量を決定するため
の複数の制約条件、複数種類の目的関数が各テーブルに
予め登録されている。
【0019】さらに、各機器の特性データ、燃料代や各
機器の単位容量当り単価等の定数データ、プラントの運
転条件を決定するのに必要な熱需要量や気温等の外部環
境データ等は予め各データファイルに記憶されている。
【0020】そして、操作者がマンマシン装置を介し
て、プラントに組込む機器の機種、制約条件、目的関数
の種別を入力すると、入力された機器の機種、制約条
件、目的関数の種別に対応する各機器相互間の接続関係
と各機器相互間を移動するプロセスデータ値の定義、制
約条件、目的関数等の演算条件が各テーブルから読出さ
れる。
【0021】そして、読出された演算条件と各データフ
ァイルに記憶されている各機器の特性データ、定数デー
タ及び外部環境データを用いてプラントを構成する各機
器の容量及び目的関数値を得るための制約式及び目的関
数式が自動的に生成される。
【0022】したがって、操作者は新規にプラントを計
画するに際して、その都度、手作業で制約式及び目的関
数式を作成する必要がないので、プラントの計画作業能
率を大幅に向上できる。
【0023】また、請求項2のDHCプラント計画装置
おいては、作成された制約式及び目的関数式が演算処理
されて、プラントを構成する各機器の機器容量及び目的
関数値が求められてマンマシン装置に表示される。
【0024】さらに、請求項3のDHCプラント計画装
置おいては、上記制約式生成手段により、上述した各機
器の容量及び目的関数値の他に、例えば1時間や1日等
の各所定時間毎のプロセスデータの関係を与える制約式
をも得ることができる。
【0025】その結果、生成された制約式から、機器容
量及び各時間のプロセスデータ値をも得ることができ
る。そして、機器容量や同時に求められたプロセスデー
タ値を表示することにより、操作者はプラント計画に関
するより詳細なデータを簡単に表示画面上で確認するこ
とができる。
【0026】そして、請求項4においては、その表示さ
れた結果に対して、操作者がマンマシン装置を介して、
先に設定した機器の機種、制約条件、目的関数の種別を
再調整することにより、機器容量およびプロセスデータ
値を再度計算することができる。これにより、操作者
は、プラント計画を対話方式でより柔軟に行うことがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は実施形態に係るDHC(地域
冷暖房)プラント計画装置の概略構成を示すブロック図
である。
【0028】この実施形態のDHCプラント計画装置
は、コンピュータ等からなる一種の情報処理装置で構成
されており、各種情報処理を実行する制御部1と、CR
T表示装置2aとキーボード2b及びマウス2cからな
るマンマシン装置2と、フロッピーディスク装置、ハー
ドディスク装置等からなる外部記憶装置3と、プリンタ
4とで構成される。
【0029】前記御部1は、アプリケーションプログラ
ム上に形成された、演算条件読出部12と、制約式生成
部13と、制約式計算部14と、表示出力部15と、調
整部16とからなる。
【0030】また、前記外部記憶装置3内には、プラン
ト構成定義テーブル5と、制約条件テーブル6と、目的
関数テーブル7と、機器特性データファイル8と、定数
データファイル9と、外部環境データファイル10と、
出力ファイル11とが形成されている。
【0031】次に各部の構成及び動作を順番に説明す
る。マンマシン(M/M)装置2は、操作者がこのDH
Cプラント計画装置を用いてDHCプラントを計画する
場合における、このプラントを構成する各機器の機種や
制約条件や目的関数の種別をキーボード2bやマウス2
cで入力したり、制御部1で求められた各機器の機器容
量と目的関数値とをCRT表示装置2aに表示する。
【0032】また、このマンマシン(M/M)装置2
は、制御部1内の調整部16における表示制御に基づい
て、操作者が対話方式で操作入力とこの操作入力による
機器容量と目的関数との間の調整を行うために用いられ
る。
【0033】外部記憶装置3内に設けられたプラント構
成定義テーブル5内には、このDHCプラント計画装置
で計画可能な各プラントに組込み可能な、例えば電気、
ガス、石油等を用いる各種の機器における各機器相互間
の接続関係と各機器相互間を移動する例えば冷却水の水
量や水温、蒸気の圧力,温度等のプロセスデータ値の定
義が保存される。
【0034】制約条件テーブル6内には、プラントを構
成する各機器の相互関係や構成機器と外部環境データと
の関係からなる複数の制約条件が予め記憶されている。
この制約条件は例えば前述したように不等式の形式で記
憶されている。
【0035】目的関数テーブル7内には、プラント全体
の複数種類の目的関数が記憶されている。この制約条件
は、例えば、前述したように、最大熱効率を得るための
目的関数や、二酸化炭素の排出量を最小化するための目
的関数である。
【0036】機器特性データファイル8内には、プラン
トに組込み可能な各機器毎に、各機器の特性データが記
憶されている。この特性データとは例えば入力電力に対
する出力熱量等の特性データである。
【0037】定数データファイル9内には、DHCプラ
ントを運転する場合の重油料金,ガス料金,電力料金等
の各機器の単位容量当りの燃料単価の定数データが記憶
されている。
【0038】外部環境データファイル10内には、月別
・日別・時間別の冷温熱需要量、気温などDHCプラン
トの運転条件を決定するための外部環境データが保存さ
れる。
【0039】さらに、出力ファイル11には制御部1の
制約式計算部14で算出された各機器の機器容量及び目
的関数値が記憶保持される。次に、制御部1を構成する
各部12〜16の処理動作を順番に説明する。
【0040】演算条件読出部12は、操作者がマンマシ
ン装置2を介して入力した機種、制約条件及び目的関数
の種別に対応する機器相互間の接続関係と各プロセスデ
ータ値の定義、制約条件及び目的関数からなる演算条件
を各テーブル5,6,7から読出して、次の制約式生成
部13へ送出する。
【0041】制約式生成部13は、演算条件読出部12
にて読出された演算条件及び各データファイル8,9,
10に記憶された各機器の特性データ、定数データ及び
外部環境データを用いてプラントを構成する各機器の容
量及び目的関数値を得るための制約式及び目的関数式を
生成する。
【0042】具体的には、制約式は、プラントを構成す
る各機器の機器容量を変数x1 ,x2 ,x3 ,…,xn
とする連立一次方程式になる。制約式算出部14は、数
理計画法による問題を解くためのアルゴリズムを有し、
制約式生成部13で生成された制約式及び目的関数式を
実際に演算して、各機器の機器容量x1 〜xn と各機器
から出力された時間別のプロセス値と目的関数値を求め
る。さらに、制約式算出部14は、求めた、プラントを
構成する各機器の機器容量x1 〜xn と時間別のプロセ
スデータ値と目的関数値を出力ファイル11へ書込むと
共に、表示出力部15へ送出する。
【0043】表示出力部15は、入力した各機器の機器
容量x1 〜xn と時間別のプロセスデータ値と目的関数
値をマンマシン装置2のCRT表示装置2aに表示出力
する。
【0044】さらに、表示出力部15は、必要に応じ
て、入力した各機器の機器容量x1 〜xn と目的関数値
をプリンタ4で印字出力することも可能である。調整部
16は、マンマシン装置1のCRT表示装置2aに目的
関数値と機器容量が表示された後に、操作者がこのマン
マシン装置2を操作して、先に設定した機種、制約条件
及び目的関数の種別の変更指令を入力すると、制約式生
成部13に対して制約式及び目的関数式の再生成指令を
送出する。さらに、調整部16は、制約式計算部14に
対して機器容量、目的関数値及びプロセスデータ値の再
演算を指示する。
【0045】その結果、補正された機種、制約条件及び
目的関数の種別に対応する各機器の機器容量と目的関数
値が自動的に算出されて、表示出力部15を介してマン
マシン装置1のCRT表示装置2aに表示出力される。
【0046】次に、このように構成されたDHCプラン
ト計画装置に対する操作員の操作手順を説明する。操作
者は、DHCプラントを新規に計画する場合、先ず、マ
ンマシン装置2のキーボード2b又はマウス2cを用い
て、プラントを構成する各機器の構成の定義を行う。
【0047】例えば、冷水を生成する機器としてターボ
冷凍機とヒートポンプのいずれか、又は両方を用いるか
等の機種の選択を行う。なお、選択されていない機器が
生成するプロセスデータ値、例えばターボ冷凍機が選択
されていない場合にはターボ冷凍機が生成する冷水の水
量、水温といったプロセスデータは自動的に計算対象か
ら外される。
【0048】さらに、操作者は、マンマシン装置2を用
いて、プラント計画に必要な制約条件および目的関数の
種別の設定及び選択を行う。例えば、制約条件として、
真夏にプラントを稼働する場合に、電力会社との契約
で、昼間電力ピークカットによる消費最大電力の上限値
の設定、二酸化炭素の排出量の上限値の設定がある。
【0049】また、目的関数として、例えば熱効率を最
大にする、又は、二酸化炭素の排出量を最小限にすると
いう選択がある。ここで、制約条件と目的関数とは同一
になる可能性もある。例えば、二酸化炭素の排出量をあ
る値以下にするという制約条件と、二酸化炭素排出量を
最小限にすることを目的関数とすることは実質的に同一
と見なすことができる。
【0050】マンマシン装置2を介して操作者が指定し
た機種、制約条件、目的関数の種別に対応する各種情報
が演算条件読出部12にて各テーブル5〜7及び各デー
タファイル8〜10から読出されて制約式生成部13へ
転送される。
【0051】演算条件読出部12において、これらの情
報を用いてプラントを構成する各機器の容量及び目的関
数値を得るための制約式及び目的関数式が生成される。
制約式計算部15によって、この制約式及び目的関数式
が実際に解かれて、各機器容量と各機器が出力する時間
別プロセス値と目的関数値が求まり、表示出力部15を
介してマンマシン装置2のCRT表示装置2aに表示出
力される。
【0052】このマンマシン装置2のCRT表示装置2
aには、上述した演算結果の他に、操作者が最初に指定
したプラントを構成する各機器の機種、制約条件、目的
関数の種別も同時に表示される。
【0053】そして、操作者がCRT表示装置2aに表
示されたプラントを構成する機器の各機器容量と各機器
が出力する時間別プロセスデータ値と目的関数値が意図
しない値であったり、さらに最適な値を得たい場合があ
る。
【0054】このような場合、操作者は、キーボード2
b又はマウス2cを用いて、同時に表示されている先に
設定した各機器の機種、制約条件、目的関数の種別を変
更する。
【0055】すると、調整部16が起動されて、操作者
が変更した各機器の機種、制約条件、目的関数の種別に
基づいて、再度、制約式及び目的関数式の生成、及び制
約式及び目的関数式の演算が自動的に実行されて、演算
結果がCRT表示装置2aに表示される。
【0056】したがって、操作者としては、マンマシン
装置1を介して対話形式で、最適の機器容量及び最適の
目的関数値になるように、機種、制約条件を調整するこ
とが可能となる。
【0057】さらに、上述した各機器の容量及び目的関
数値の他に、例えば1時間や1日等の各所定時間毎のプ
ロセスデータの関係を与える制約式が作成され、作成さ
れた制約式から、機器容量及び各時間のプロセスデータ
値をも得ることができる。
【0058】その結果、マンマシン装置2のCRT表示
装置2aに機器容量や同時に求められたプロセスデータ
値が表示されるので、操作者はプラント計画に関するよ
り詳細なデータを簡単に表示画面上で確認することがで
きる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のDHCプ
ラント評価装置においては、制約式及び目的関数式を作
成するための複数の制約条件、複数種類の目標関数、各
機器相互間の接続関係、プロセスデータ値の定義が各テ
ーブルに予め登録されており、かつ各機器の特定デー
タ,定数データ,外部環境データがデータファイルに予
め記憶されている。
【0060】したがって、操作者は、マンマシン装置か
らプラント計画に必要な構成機器の機種,制約条件,目
標関数の種別等の最小限の情報を指定するのみで、自動
的に制約式及び目的関数式を生成するために必要な機器
相互間の接続関係、制約条件,目標関数が各テーブルか
ら自動的に選択されて、制約式及び目的関数式が生成さ
れ、さらに、この制約式及び目的関数式が解かれて、目
的とする各機器の機器容量,目的関数値が演算されて出
力される。
【0061】したがって、操作者は新たなプラントを計
画する毎に手作業で目的関数式や膨大な制約式を作成す
る必要がないので、ブラント計画作業能率を大幅に向上
できねる。
【0062】また、制約条件を抽象化してテーブルに設
定し、変数である機器容量やプロセスデータ値を別ファ
イルに記憶保持している。したがって、操作者が行う制
約式の選択や利用する機器の選択が他に及ぼす影響が小
さいので、制約式の選択や利用する機器の選択を簡単に
変更できる。
【0063】また、プラントを構成する機器の追加や制
約条件の追加を行う場合も該当するテーブルの記憶内容
の修正のみで済み、プログラムを変更する必要がない。
さらに、各プロセスデータ値を時間単位で変数として扱
うため、各時間のプロセスデータ値を求めることが可能
である。
【0064】また、操作者は、表示された演算結果の各
機器の機器容量,目的関数値を確認しながら対話的に先
に設定した条件設定を変更し、変更に伴う結果の変更も
同時に表示しているので、操作者は試行錯誤的に最適の
プラント計画を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るDHCプラント計
画装置の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…制御部、2…マンマシン装置、3…外部記憶装置、
4……プリンタ、5……プラント構成定義テーブル、6
…制約条件テーブル、7…目的関数テーブル、8…機器
特性データファイル、9…定数データファイル、10…
外部環境データファイル、11…出力ファイル、12…
演算条件読出部、13…制約式生成部、14…制約式計
算部、15…表示出力部、16…調整部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数理計画法を用いてDHCプラントを構
    成する各機器の機種及び容量を設定するDHCプラント
    計画装置において、 前記各機器における各機器相互間の接続関係と各機器相
    互間を移動するプロセスデータ値の定義を記憶するプラ
    ント構成定義テーブルと、 前記容量を決定するための複数の制約条件を記憶する制
    約条件テーブルと、 前記容量を決定するための複数種類の目的関数を記憶す
    る目的関数テーブルと、 前記各機器の特性データを記憶する機器特性データファ
    イルと、 燃料代や各機器の単位容量当り単価等の定数データを記
    憶する定数データファイルと、 前記プラントの運転条件を決定するのに必要な熱需要量
    や気温等の外部環境データを記憶する外部環境データフ
    ァイルと、 プラント計画に必要な機種、制約条件及び目的関数の種
    別が入力されるマンマシン装置と、 このマンマシン装置を介して入力された機種、制約条件
    及び目的関数の種別に対応する機器相互間の接続関係と
    各プロセスデータ値の定義、制約条件及び目的関数から
    なる演算条件を前記各テーブルから読出す読出手段と、 この読出手段にて読出された演算条件及び各データファ
    イルに記憶された各機器の特性データ、定数データ及び
    外部環境データを用いて前記プラントを構成する各機器
    の容量及び目的関数値を得るための制約式及び目的関数
    式を生成する制約式生成手段とを備えたDHCプラント
    計画装置。
  2. 【請求項2】 前記制約式生成手段で生成された制約式
    及び目的関数式を解いて機器容量と目的関数値とを算出
    する制約式計算手段と、 この制約式計算手段にて算出された機器容量と目的関数
    値とを前記マンマシン装置に表示出力する表示出力手段
    とを備えた請求項1記載のDHCプラント計画装置。
  3. 【請求項3】 前記制約式生成手段が生成する制約式に
    は、前記目的関数値及び機器容量を得るための制約式の
    他に、各機器が生成するプロセスデータ値を得るための
    所定時間単位に必要数の制約式を含むことを特徴とする
    請求項2記載のDHCプラント計画装置。
  4. 【請求項4】 前記表示出力手段における目的関数値と
    機器容量の表示出力後に前記マンマシン装置から操作入
    力された機種、制約条件及び目的関数の種別の変更指令
    に応動して、前記制約式生成手段に制約式の再生成及び
    前記制約式計算手段に機器容量、目的関数値及びプロセ
    スデータ値の再計算を指示する調整手段を備えた請求項
    3記載のDHCプラント計画装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116658972A (zh) * 2023-06-04 2023-08-29 河北工大科雅能源科技股份有限公司 基于用户分类的供热二网户间平衡调控方法及装置
CN116658972B (zh) * 2023-06-04 2023-10-27 河北工大科雅能源科技股份有限公司 基于用户分类的供热二网户间平衡调控方法及装置

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