JPH09281591A - フィルム装填装置 - Google Patents

フィルム装填装置

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JPH09281591A
JPH09281591A JP9720596A JP9720596A JPH09281591A JP H09281591 A JPH09281591 A JP H09281591A JP 9720596 A JP9720596 A JP 9720596A JP 9720596 A JP9720596 A JP 9720596A JP H09281591 A JPH09281591 A JP H09281591A
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JP
Japan
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cartridge
cartridge chamber
film
chamber lid
lid
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JP9720596A
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Keita Takahashi
敬太 高橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カートリッジの有無に関わらずカートリッジ室
蓋の開閉が確実に行え、カートリッジ室蓋周りの占有ス
ペ−スも少ないフィルム装填装置を提供する。 【解決手段】カートリッジ装填装置におけるカートリッ
ジ室蓋付勢構造として、カートリッジ室蓋8のヒンジ部
とその近傍の外装体1との間にヒンジ軸10方向に延出
する板バネ36を配設し、その板バネ36の付勢力作用
部をカートリッジ室蓋8のヒンジ部に設けたとき8dに
当接させる。カートリッジ室蓋8は、その係止が解除さ
れると板バネ36の開放方向付勢力によりその先端部が
確実に所定量浮き上がるので、容易に開放することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム装填装
置、詳しくは、フィルムが収納されているフィルムカー
トリッジを使用するカメラのフィルム装填装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ装填前の状態では全フィル
ムが収納され、装填後、フィルムが送り出されるタイプ
のフィルムカートリッジを使用するカメラとして提案さ
れた特開平4−234744号公報に開示のカメラにお
けるフィルム装填装置は、カートリッジ室のフォークに
対向した同心位置にカートリッジを支持するための回転
自在の位置規制部材としてのカートリッジ支持部材を配
設したものである。そして、装填されたカートリッジ
は、上記フォークとカートリッジ支持部材とその両端部
が支持される。したがって、フィルムを給送するときの
カートリッジの傾きを防止でき、フィルム給送速度の安
定化を可能としたものである。なお、上記カートリッジ
支持部材は、開閉可能なカートリッジ室蓋に組み付けら
れている。
【0003】また、実開平1−101238号公報に開
示のカートリッジ装填装置は、カートリッジ装填用のカ
メラ裏蓋に開放方向に付勢する板バネを設け、カメラ裏
蓋の開放を容易にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平4−234744号公報に開示のパトローネ装填装置
では、カートリッジ装填状態でカートリッジ支持部材と
カートリッジが嵌合状態にあるため、上記カートリッジ
室蓋を開放しようとしてもカートリッジ室蓋を開放方向
に力を加えないと開放することができない。また、カー
トリッジが装填されていない状態であっても同様であ
る。
【0005】また、上述の実開平1−101238号公
報に開示のカートリッジ装填装置においては、カメラ裏
蓋を支持する開閉軸と直交する方向に腕部をもつ板バネ
を適用していることから上記開閉軸の周辺に板バネの配
設スペ−スが必要となり、カメラ裏蓋部周りの占有スペ
−スが大きくなるという不具合があった。
【0006】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであって、フィルムが収納されているフィ
ルムカートリッジを使用するカメラにおいて、カートリ
ッジの有無に関わらずカートリッジ室蓋の開閉が確実に
行え、カートリッジ室蓋周りの占有スペ−スも少ないフ
ィルム装填装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
フィルム装填装置は、フィルムが収納されているカート
リッジを使用するカメラのフィルム装填装置であって、
上記フィルムカートリッジの軸方向より装填可能な開口
を有するフィルムカートリッジ室と、上記フィルムカー
トリッジ室を閉鎖する位置と、開放する位置の間で回動
可能に取り付けられたカートリッジ室蓋と、上記カート
リッジ室蓋にその軸方向に摺動可能に取り付けられ、上
記カートリッジ室蓋が閉鎖された状態で、上記フィルム
カートリッジと係合してフィルムカートリッジの位置決
めを行う位置決め軸と、上記位置決め軸を上記フィルム
カートリッジに押し付ける方向に付勢する付勢手段とを
有するフィルム装填装置において、上記カートリッジ室
蓋を開放方向に付勢する付勢手段を設ける。上記請求項
1記載のフィルム装填装置においては、上記カートリッ
ジ室蓋は、上記付勢手段により開放方向に付勢力を受け
ており、カートリッジ室蓋は係止が外れると開放され
る。
【0008】本発明の請求項2記載のフィルム装填装置
は、上記請求項1記載のカートリッジ装填装置におい
て、上記付勢手段は、上記カートリッジ室蓋のヒンジ部
近傍に当接して、カートリッジ室蓋を開放方向に付勢す
る板バネである。上記請求項2記載のフィルム装填装置
においては、上記カートリッジ室蓋は、上記板バネによ
り開放方向に付勢力を受けており、カートリッジ室蓋は
係止が外れると開放される。
【0009】本発明の請求項3記載のフィルム装填装置
は、上記請求項1記載のカートリッジ装填装置におい
て、上記付勢手段は上記カートリッジ室蓋のヒンジ部に
設けられた突起部に当接してカートリッジ室蓋を開放方
向に付勢する板バネである。上記請求項3記載のフィル
ム装填装置においては、上記カートリッジ室蓋は、該蓋
に設けられた突起部を介して上記板バネにより開放方向
に付勢力を受けており、カートリッジ室蓋は係止が外れ
ると開放される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
るフィルム装填装置が組み込まれたカメラおよび装填し
ようとするフィルムカートリッジ3を、カメラ底面側よ
り斜めに見た斜視図であり、カートリッジ室蓋8を開放
した状態を示している。なお、本カメラに使用されるフ
ィルムカートリッジ3は、カメラ装填前の状態ではフィ
ルムがすべてカートリッジ内に収納されており、装填後
にフィルムがカートリッジ外に送り出されるフィルムカ
ートリッジ、所謂、アドバンスドフォトシステムに適用
されるタイプのフィルムカートリッジとする。
【0011】図1に示すように、本カメラの外装体1の
底面側のカートリッジ室4aの開口部にカートリッジ室
蓋8がヒンジ軸10を回動中心として開閉自在に取り付
けられている。カメラ本体4に設けられたカートリッジ
室4aは、カートリッジ3をその軸方向の向きから装填
可能な開口を有し、カートリッジ室蓋8を閉じることに
よって光密の状態に覆われる。また、カメラ前面側に
は、鏡胴2が取り付けられ、カメラ背面側の上部にはフ
ァインダ5が設けられている。カメラ側面には、カバー
部材12にガイドされたカートリッジ蓋開放ノブ6が、
スライド可能に取り付けられている。
【0012】上記カートリッジ室4aの周辺部に組み込
まれているフィルム装填装置の構造について、図2〜図
19を用いて詳細に説明する。なお、図2,3,4は、
カートリッジ蓋開放ノブ6とそれによって操作されるカ
ートリッジ室機構部をカメラの側方よりを見た各操作状
態での透視図である。そのうち、図2は、カートリッジ
室蓋を閉じた状態、図3は、上記ノブ6を操作して、カ
ートリッジ蓋8を開放した直後の状態、図4は、上記ノ
ブ6が係止された状態を示している。なお、図2,3,
4は、上記図1と異なり、カメラ底面側を下方にして示
している。
【0013】図5,6,7は、カートリッジ室をカメラ
の上面側より見た透視図であって、図5はカートリッジ
室蓋8の閉鎖時、図6は、上記蓋8の開放時の状態を示
し、図7は、データディスク読取り用のフォトリフレク
タの配置を示している。図8は、上記図5のA−A′断
面図であって、カートリッジの装填状態を示している。
図9,10は、それぞれ上記図5,6における遮光蓋開
閉レバーの状態を示す図である。
【0014】図11,12は、カメラの底面側よりカー
トリッジ室を見た図であって、それぞれカートリッジ室
蓋8を開放した状態と閉鎖した状態を示す。図13は、
上記図11のCーC′断面図である。図14,15は、
カートリッジ室蓋8の回動中心付近を示す断面図および
カメラの底面側から見た図である。図16は、図15の
B−B′断面図である。図17,18,19は、カート
リッジ室のイジェクトロッド26周りをカメラの背面側
より見た透視図であって、特に、図18は、カートリッ
ジ室蓋8閉鎖状態でのイジェクトロッド26の状態を示
し、図19は、カートリッジ室蓋8開放状態でのカート
リッジ3がカートリッジ室4a内にある状態を示す。な
お、上記各図において、図の煩雑化を防ぐために、説明
に関連のない部分については省略している。また、図
中、+点Oで示す箇所は、回転、または、回動の中心を
示している。
【0015】まず、カートリッジ室蓋開放ノブ6の周り
の構造について説明すると、図1,2および図8に示す
ように、カートリッジ室蓋開放ノブ6は、カメラ外装体
1にスライド可能に取り付けられており、ノブのつまみ
部6aの移動する範囲以外は、カバー部材12によって
覆われている。カートリッジ室蓋開放ノブ6には、操作
可能な位置にロックボタン7が、その軸方向に移動可能
に取り付けられており、カートリッジ室蓋開放ノブ6と
一体的にスライドする。
【0016】ロックボタン7は、腕部7aを有し、ロッ
クボタン7が押し込まれない状態では、カバー部材12
のストッパー部12aに当接して、カートリッジ室蓋開
放ノブ6のスライド動作を阻止する。上記ロックボタン
7の操作部と反対側には、ボタン21が、カメラ外装体
1に、軸方向に移動可能に取り付けられている。
【0017】ボタン21の他の軸端は、ビス41でカメ
ラ本体4に固着されているスイッチ(A)20(以下、
スイッチはSWと記載する)の接片に当接していて、ロ
ックボタン7が押し込まれると、ボタン21が軸方向に
移動してSW(A)20をオン状態にする。上記ボタン
21は、バネ22によって、ロックボタン7を、押し出
す方向に付勢されており、通常、ロックボタン7は、突
出位置に保持され、SW(A)20はオフ状態となって
いる。
【0018】カートリッジ室蓋開放ノブ6は、カメラ外
装体1のバネ押え1aで支持されたバネ13によって、
付勢されていて、このバネの付勢力によって、カートリ
ッジ室蓋閉鎖位置に保持されている。
【0019】カギレバー16は、カメラ外装体1に、回
動可能に軸支されており、該カギレバー16は、フック
部16aを有している。このフック部16aが、カート
リッジ室蓋8のフック部8aと係合して、カートリッジ
室蓋8を閉鎖位置に保持する。また、カギレバー16
は、突起16b,16cを有し、各々、カートリッジ室
蓋開放ノブ6の突起6d、突起6e、突起6fと係合し
て回動する。
【0020】ロックレバー14は、カメラ外装体1に、
回動可能に軸支されており、バネ15により反時計方向
に回動するように付勢されている。カートリッジ室蓋8
が、閉鎖状態にあるときは、ロック解除部8bに押され
て、ロックレバー14は、ロック解除位置で停止してい
る。また、カートリッジ室蓋8が開放状態にあるときに
は、ロックレバー14は、バネ15により回動して、カ
ギレバー16のストッパー部16dと係合して、カギレ
バー16をカートリッジ室蓋開放位置に保持する。
【0021】ギヤ(A)17は、カメラ本体4に回動可
能に軸支された大径ギヤ部17aと小径ギヤ部17bを
有する2段ギヤである。大径ギヤ部17aは、カートリ
ッジ室蓋開放ノブ6に設けられたラック部6cと噛合し
ている。ギヤ(B)18は、カメラ本体4に回動可能に
軸支され、このギヤ(B)に設けられたギヤ部18b
は、ギヤ(A)17の小径ギヤ部17bと噛合してい
る。また、ギヤ(B)18は、ギヤ部18bの反対側に
係合部18aを有し、この結合部18aは、駆動レバー
19に係合している。
【0022】次に、図5、図8、図9等を用いて、カー
トリッジ3の遮光蓋の開閉機構部について説明する。駆
動レバー19は、カメラ本体4のカートリッジ室上部
(図8)側に回動可能に軸支されている。この駆動レバ
ー19の一端は、ギヤ(B)18の係合部18aと係合
しており、ギヤ(B)18が回動することにより、駆動
レバー19も回動駆動される。また、駆動レバー19の
他の一端には突起部19b,19cが設けられている。
【0023】また、遮光蓋開閉レバー25は、カメラ本
体4のカートリッジ室上部にてカメラ本体4と地板23
とにより回動自在に支持されている。また、ストッパ2
5aを有し、カメラ本体4のストッパ4bとストッパ4
cによって、その回動位置が規制されている。
【0024】上記駆動レバー19の突起19bは、遮光
蓋開閉レバー25に設けられたカム部25bに係合して
いて、駆動レバー19の回動によって、上記遮光蓋開閉
レバー25が回動する。さらに、上記駆動レバー19の
突起部19cは、地板23に固着されているSW(B)
24の接片と当接しており、駆動レバー19の回動に合
わせて、SW(B)24をオンオフする。
【0025】なお、上記遮光蓋開閉レバー25は、図8
に示すようにカートリッジ係合部25cを有しており、
この係合部25cがフィルムカートリッジ3の遮光蓋3
aと係合し、遮光蓋開閉レバー25の回動に伴い、フィ
ルムカートリッジ3の遮光蓋3aの開閉が行われる。
【0026】次に、図5、図7、図8等を用いて、フィ
ルムローディング機構について説明する。図5に示すリ
ワインドギヤ(A)28(以下、リワインドギヤをRW
ギヤと記載する)は、図示しない地板に回転可能に軸支
されており、フィルム給送モータ101(図20参照)
に、不図示のギヤ列を介して連結されている。また、R
Wギヤ(B)29は、カメラ本体4に回転可能に軸支さ
れており、上記RWギヤ(A)28と噛合している。R
Wギヤ(C)30は、カメラ本体4と地板23に回転可
能に軸支されており、上記RWギヤ(B)29と噛合し
ている。
【0027】上記RWギヤ(C)30の軸部には、Rツ
メ31がカートリッジ室4aに向けて軸方向に移動可能
で一体的に回転するように支持されている。このRツメ
31は、キー31aを有し、フィルムカートリッジ3の
キー溝3cと係合可能である。また、Rツメ31は、R
Wギヤ(C)に軸中空部に取り付けられたバネ32によ
って、フィルムカートリッジ3に係合する方向に付勢さ
れている。上記Rツメ31のキー31aとフィルムカー
トリッジ3のキー溝3cとが係合すると、RWギヤ
(C)30の回転力がフィルムカートリッジ3に伝達可
能となり、フィルムの巻戻しや、送り出しが可能とな
る。
【0028】カメラ本体4のカートリッジ室4aの上部
には、図5,7に示すようにフォトリフレクタ(A)3
3およびフォトリフレクタ(B)34が固着されてお
り、この2つのセンサにより、フィルムカートリッジ3
aのデータディスク3dの情報を読み取ることができ
る。
【0029】次に、図5、図17を用いて、カートリッ
ジイジェクト機構部について説明する。イジェクトロッ
ド26は、カメラ本体4のカートリッジ室4aの背面に
沿って設けられたガイド溝4dにスライド可能に取り付
けられており、バネ掛け部26aと本体バネ掛け部4f
に懸架されたバネ35によって、装填されたフィルムカ
ートリッジ3をカメラ底面側の外方に押し出す方向に付
勢されている。
【0030】上記イジェクトロッド26は、カム部26
bを有しており、このカム部26bは、駆動レバー19
の弾性変形可能なバネ部19aに、該駆動レバー19が
カートリッジ室蓋開放位置まで回動したときに当接して
イジェクトロッド26にカートリッジ3を押し出す方向
の付勢力を与える。さらに、イジェクトロッド26は、
カートリッジ室4a側に突出している腕部26cを有
し、腕部26cは装填されたフィルムカートリッジ3の
底面と当接しており、バネ35と、駆動レバー19のバ
ネ部19aの付勢力により、カートリッジ3の押し出し
を行う。
【0031】次に、図8、図11〜図16を用いて、カ
ートリッジ室蓋周りの構造について説明する。カートリ
ッジ室蓋8は、カメラ外装体1に固着されたヒンジ軸1
0を回動中心として回動可能に取り付けられている。ま
た、カートリッジ室蓋8には、押え部材38が固着され
ている。
【0032】位置決め軸37は、上記押え部材38に軸
方向移動可能で回転不能の状態で取り付けられていて、
押え部材38に取り付けられたバネ39によってカート
リッジ3をRWギヤ(C)30に押し付ける方向に付勢
しており、装填されたカートリッジ3の端面をRWギヤ
(C)30にて設定される基準面30aに押し付けるよ
うに働く。また、この位置決め軸37は、カートリッジ
3の位置決め穴3fと係合することによってカートリッ
ジ3の軸と直交する平面上の位置決めも行っている。な
お、位置決め軸37の先端は、後述するようにカートリ
ッジの位置決めを確実に行わせるために傾斜面37aを
形成している。
【0033】上記押え部材38には、カートリッジ押え
部38aが設けられており、この押さえ部38aの高さ
としては、カートリッジ3をカートリッジ室4aをある
所定の深さまでの押し込み時では、カートリッジ3と当
接しており、カートリッジ3が位置決め軸37によって
押圧され、前記基準面30aに当て付けられた状態で
は、離間して当接しないような高さに設定されている。
また、押え部材38は、突状の嵌合部38bを有してお
り、カートリッジ室蓋8を閉鎖した状態でカートリッジ
室4aの挿入口内周面と嵌合可能である。
【0034】上記ヒンジ軸10と嵌合するカートリッジ
室蓋8の穴8cの形状は、図8に示すように長穴となっ
ており、また、図15に示すように、カメラ外装体1
と、カートリッジ室蓋8の間に軸方向の隙間δが設けら
れている。したがって、カートリッジ室蓋8は、嵌合前
の状態ではカートリッジ3の軸方向、および、軸と直交
する平面内で、移動可能となっている。そして、カート
リッジ室のカートリッジ3の軸と直交する平面内でのカ
ートリッジ室蓋8の位置は、押え部材38とカートリッ
ジ室4aとの嵌合で決まる。このため、カメラ本体4と
カメラ外装体1の位置関係によらず、装填されたカート
リッジ3を精度よく位置決めすることができる。
【0035】また、カートリッジ室蓋8のヒンジ部とカ
メラ外装体1のヒンジ軸10支持部の間には、図8,1
4に示すように軸方向に延出する付勢手段である板バネ
36が配置されている。この板バネ36は、付勢力F0
で、カートリッジ室蓋8のヒンジ部近傍であって、位置
決め軸37の位置する方向に偏心して設けられた突起8
dを押圧している。この付勢力F0 によって、カートリ
ッジ室蓋8は開放する方向に付勢される。
【0036】装填されたカートリッジ3を装填位置に保
持するためのカートリッジロックレバー11は、図11
に示すようにカメラ本体4に回動可能に軸支されてお
り、バネ40により、カートリッジ3のイジェクトを阻
止する位置へ移動する図の矢印W 方向に付勢されてい
る。このカートリッジロックレバー11にはカートリッ
ジロック部11aとつまみ部11bと斜面部11cが設
けられている。
【0037】上記カートリッジロックレバー11は、通
常、図11、13に示すようにカートリッジ室4a内に
ロック部11aが突出しており、カートリッジ3がイジ
ェクトロッド26によりイジェクトされるのを阻止して
いる。つまみ部11bを、図の矢印Wと逆の方向に操作
して、カートリッジロックレバー11を退避位置へ移動
させることにより、カートリッジ3の取り出しが可能と
なる。
【0038】また、カートリッジロックレバー11のカ
ートリッジロック部11aと反対側には、図13に示す
ように斜面部11cが設けてあり、カートリッジ3を装
填しようとするとカートリッジ3と上記斜面部11cが
当接する。さらに、カートリッジ3を押し込むとカート
リッジ3の端面が斜面部11cを押し、カートリッジロ
ックレバー11が退避位置へ移動して、フィルムカート
リッジ3の装填が可能となる。
【0039】図20は、本実施形態のカメラの制御装置
のフィルム装填装置に関する主要構成を示すブロック構
成図である。上記制御装置は、主にCPUで構成され、
カメラ全体のコントロールを行う制御回路102と、前
記ロックボタン7の押圧を検出して、カートリッジ蓋8
の開放操作を検出するスイッチであるSW(A)20
と、駆動レバー19の回動を検出して、カートリッジ室
蓋8の開閉状態やカートリッジ遮光蓋3aの閉状態を検
出するスイッチであるSW(B)24と、ロックボタン
7が押圧されたときフィルムが引き出された状態にあ
り、カートリッジ蓋8開放不可の状態のとき警報を発す
るPCV(圧電素子)103と、フィルムカートリッジ
3に設けられたデータディスクのフィルム未撮影,撮影
済み,フィルム感度等の撮影,フィルム情報を読み取る
フォトリフレクタ(A)33、および、フォトリフレク
タ(B)34と、フィルム給送を行うフィルム給送モー
タ101とを有している。
【0040】以上のように構成された本実施形態のカメ
ラにおけるフィルムカートリッジ装填、取り出し動作に
ついて説明する。まず、カートリッジ室蓋のロック解除
動作について、図2、図3、図4、図8を用いて説明す
ると、ロックボタン7を図8の矢印Dの方向に押し込み
ながらカートリッジ室蓋開放ノブ6を、図2の矢印Eの
方向にスライドさせる。
【0041】このとき、ロックボタン7を押し込まない
で、カートリッジ室蓋開放ノブ6を操作すると、ロック
ボタン7の腕部7aが、カバー部材12に設けられたス
トッパー部12aと当接するので、カートリッジ室蓋開
放ノブ6は、スライド操作できない。すなわち、ロック
ボタン7を押し込むことによって、カートリッジ室蓋開
放ノブ6がスライド操作が可能となる。
【0042】ロックボタン7を押し込むと、ボタン21
も図8の矢印D方向に移動して、SW(A)20がオン
となる。このとき、フィルムカートリッジ3からフィル
ムが引き出された状態であることが不図示の検知手段で
検知された場合は、PCV103で警告を行う。
【0043】カートリッジ室蓋開放ノブ6を、スライド
させていくと、カギレバー16の突起16bと、カート
リッジ室蓋開放ノブ6の係合突起6dが当接する。さら
に、カートリッジ室蓋開放ノブ6をスライドさせると、
係合突起6dによって、カギレバー16が図3の矢印F
方向に回動して、カートリッジ室蓋8のフック部8aと
カギレバー16のフック部16aの係合が解除され、カ
ートリッジ室蓋8は、開放可能となる。このとき、カー
トリッジ室蓋8は、板バネ36によって、若干、カート
リッジ室蓋8が開放される方向、図2、図8の矢印G方
向に回動する。
【0044】カートリッジ室蓋8が上述のように回動す
ることにより、カートリッジ室蓋8のロック解除部8b
が図2に示したロック解除位置から退避するので、ロッ
クレバー14が回動可能となり、バネ15の付勢力によ
り、図3および図4に示されたロック位置へ回動する。
【0045】次に、カートリッジ室蓋開放ノブ6のスラ
イド操作をやめ、手を離すと、バネ13の付勢力によ
り、カートリッジ室蓋開放ノブ6は、図4の矢印H方向
へ移動する。上記ノブ6の移動によりカートリッジ室蓋
開放ノブ6の突起6fが、カギレバー16の突起16c
に当接する。
【0046】さらに、カートリッジ室蓋開放ノブ6が移
動すると、カギレバー16は、図4の矢印I方向に回転
して、カギレバー16のストッパ部16dがロックレバ
ー14に当接して停止する。上記ストッパ16dの当接
によりカートリッジ室蓋開放ノブ6も移動が阻止され、
停止する。この状態では、カートリッジ3の取り出しと
装填が可能である。
【0047】カートリッジの取り出し、または、装填が
完了して、カートリッジ室蓋8を図4の矢印J方向へ回
動させていくと、カートリッジ室蓋8のロック解除部8
dがロックレバー14の先端を押して、ロックレバー1
4がロック解除位置へ回動する。
【0048】上記ロックレバー14の回動により該ロッ
クレバー14によるカギレバー16の係止が解除され、
カギレバー16が回動可能となる。上記カギレバー16
は、カートリッジ室蓋開放レバー6の突起6fに押され
て、カートリッジ室蓋8のフック部8aとカギレバー1
6のフック部16aが係合可能な位置に移動する。カギ
レバー16が、カートリッジ室蓋8との係合位置まで移
動すると、カートリッジ室蓋開放ノブ6の突起6fとカ
ギレバー16の突起16cとの当接が解除され、カギレ
バー16の回動が停止する。
【0049】その後は、カギレバー16は、カートリッ
ジ室蓋開放ノブ6の突起6fの側壁6f′により、カギ
レバー16と、カートリッジ室蓋8の係合を解除する方
向の回動が阻止され、係合した状態が保持される。
【0050】SW(A)20は、上述のカートリッジ室
蓋開放ノブ6のスライド動作中は、ガイドリブ6gにボ
タン21が押されて、オン状態が保持されているが、カ
ートリッジ室蓋開放ノブ6が図2,図8に示す初期位置
へ復帰すると、バネ22によりボタン21が押し出さ
れ、ロックボタン7をロック位置へ突出させるととも
に、上記SW(A)20はオフ状態になる。
【0051】次に、カートリッジ3の遮光蓋3aの開閉
動作について、図2〜図6、図8〜図11等を用いて説
明する。カートリッジ室蓋開放ノブ6を、図2の矢印E
方向へスライドさせると、カートリッジ室蓋開放ノブ6
のラック部6cと、ギヤ(A)17の大径ギヤ部17a
が噛合しているので、ギヤ(A)17は、図2の矢印K
方向へ回動する。また、ギヤ(A)17の小径ギヤ部1
7bとギヤ(B)18とが噛合しているので、ギヤ
(B)18は、図2の矢印L方向へ回動する。
【0052】そして、ギヤ(B)18の係合部18aと
駆動レバー19とが係合しているので、ギヤ(B)18
が回動すると、駆動レバー19は、図2、図5、図9の
矢印M方向へ回動して、図4および図6、図10に示す
状態となる。上述のように駆動レバー19が回動するこ
とにより、図6に示すようにSW(B)24がオンとな
る。SW(B)24のオンにより、制御回路102(図
20参照)は、カートリッジ室蓋8が開放されたと判断
する。
【0053】また、図2の状態から駆動レバー19が回
動することにより、駆動レバー突起部19bも図9の矢
印M方向へ回動する。駆動レバー19の突起部19bが
回動していくと、遮光蓋開閉レバー25のカム部25b
と当接する。駆動レバー19が、さらに回動していく
と、遮光蓋開閉レバー25のカム部25bが押されて、
遮光蓋開閉レバー25は、図10に示す位置まで回動す
る。但し、この時点で駆動レバー19の突起部19b
は、図10の位置Z1 にある。
【0054】遮光蓋開閉レバー25が図10に示した位
置Z1 まで回動すると、駆動レバー19の突起部19b
と、遮光蓋開閉レバー25のカム部25bの当接が解除
されて、遮光蓋開閉レバー25の回動が停止する。この
位置でカートリッジ3の遮光蓋3aは、閉鎖された状態
になる。
【0055】上記駆動レバー19は、さらに、回動を続
け、カートリッジ室蓋開閉ノブ6が係止された状態で最
大ストローク位置に到達する少し前に到達したとき、図
10の位置Z1 からさらに位置Z2 まで回動する。この
とき、遮光蓋開閉レバー25の矢印N方向の回転は、駆
動レバー19の突起19bに遮光蓋開閉レバー25のカ
ム部25b´が当接することにより規制される。矢印O
方向の回転は、カメラ本体4のストッパ4bに遮光蓋開
閉レバー25のストッパ25aが当接することにより規
制される。
【0056】駆動レバー19に上記突起部19bにて位
置Z1 からZ2 間のオーバーストローク区間、すなわ
ち、遮光蓋開閉レバー25の駆動完了後の駆動レバー1
9の回動区間を設けてあるので、このオーバーストロー
クの区間に到達したときに、カギレバー16とカートリ
ッジ室蓋8の係合を解除するようにカギレバー6の動作
タイミングを設定する。このように設定することにより
フィルムカートリッジ3の遮光蓋3aが完全に閉じない
うちにカートリッジ室蓋8が開いてしまうことが禁止さ
れ、フィルムが露光してしまうという事故を防止するこ
とができる。
【0057】また、遮光蓋開閉レバー25の回転は、カ
メラ本体4のストッパ4bと、駆動レバー19の突起部
19bによって規制されているから、精度よく停止位置
を保証することが可能であり、また、遮光蓋開閉レバー
25か不用意に回転してしまうことがないので、カート
リッジ3をカメラ本体4から取り出す際にフィルムカー
トリッジ3の遮光蓋3aが開いてしまうこともない。
【0058】一方、図4の矢印H方向にカートリッジ室
蓋開放ノブ6が移動していく場合には、ギヤ(A)17
およびギヤ(B)18は、それぞれ図4の矢印P方向お
よびQ方向に回動し、駆動レバー19は、図4,図6,
図10の矢印R方向へ回動する。このとき、駆動レバー
19の突起部19bも矢印R方向へ回動する。駆動レバ
ー19の突起部19bが回動していくと、遮光蓋開閉レ
バー25のカム部25bに当接する。駆動レバー19が
さらに回動していくと、遮光蓋開閉レバー25のカム部
25bが押されて、遮光蓋開閉レバー19は、図9に示
された位置まで回動する。
【0059】遮光蓋開閉レバー25が図9に示された位
置まで回動すると、駆動レバー19の突起部19bと遮
光蓋開閉レバー25のカム部25bの当接が解除され、
遮光蓋開閉レバー25の回動が停止する。この位置でカ
ートリッジ3の遮光蓋3aは開放された状態となってい
る。
【0060】なお、カートリッジ室蓋開放ノブ6が、図
2および図8に示した位置まで移動したときに、駆動レ
バー19は、上記図9に示した位置へ移動することにな
る。駆動レバー19の回動には、上記遮光蓋開閉レバー
25の回動停止後、すなわち、遮光蓋開放後のオーバー
ストローク区間を設けてあり、このオーバーストローク
の区間でSW(A)20がオフするように設定されてい
る。
【0061】また、図10に示すように駆動レバー19
が動き始めて、駆動レバー19の突起部19が、遮光蓋
開閉レバー25のカム部25bに当接するまでの遊び区
間Yが設けられていて、この遊び区間Y内でカギレバー
16とカートリッジ室蓋8の係合を行うようにカギレバ
ー16の動作タイミングを設定している。このように設
定することにより、カートリッジ室蓋8が完全に閉じな
いうちに、カートリッジ3の遮光蓋3aを開放してしま
うことを防止でき、カートリッジ室4aの遮光不完全の
ためにフィルムに露光してしまうといった事故を防止す
ることができる。
【0062】また、図9の状態では、遮光蓋開閉レバー
25の回転は、カメラ本体4のストッパ4cと、駆動レ
バー19の突起部19bによって規制されているから、
精度よく停止位置を保証することが可能であり、また、
遮光蓋開閉レバー25が不用意に回転してしまうことが
なく、フィルム給送中に遮光蓋が閉じてしまうことはな
い。
【0063】次に、図2、図5、図8および図11〜図
19を用いて、フィルムカートリッジ3の取り出しおよ
び装填動作を説明する。まず、フィルムカートリッジ3
を取り出す場合、カートリッジ室蓋開放ノブ6が操作さ
れ、カギレバー16とカートリッジ室蓋8の係合が解除
されると、カートリッジ室蓋8は、板バネ36の付勢力
により若干浮き上がるので、指をかけてカートリッジ室
蓋8の開放位置へ移動させることが可能となる。そし
て、カートリッジ3がカートリッジ室4a内にすでに装
填されている場合、カートリッジ3をカートリッジ室内
より取り出すことができる。
【0064】なお、上記板バネ36による付勢力が無く
ても、ロックレバー14や、位置決め軸37によりカー
トリッジ室蓋8は、開放方向に付勢されているから若干
は浮き上がる。しかし、浮き上がり量は不十分であり、
確実に指をかけてカートリッジ室蓋を開放することは難
しい。特に、カートリッジ3がカートリッジ室4aに挿
入されていない状態ではさらに難しくなる。そこで、本
実施形態の装置では上述したように板バネ36をヒンジ
部の突起8dに当接させ、その付勢力で確実にカートリ
ッジ室蓋8を浮き上がらせて開放を容易にしている。
【0065】そして、上記板バネ36の弾性変形する腕
部は、図16に示すようにカートリッジ室蓋8のヒンジ
軸10の軸端方向に沿って延出する形状を採用すること
によって、少いスペースでカメラを大型化することな
く、カートリッジ蓋8を開放可能位置へ回動できるよう
にしている。
【0066】カートリッジ3は、イジェクトロッド26
によってカメラ本体4により、カメラ外へ突出する方向
に付勢されているが、カートリッジロックレバー11に
よりその移動が阻止されている。これは、カメラからカ
ートリッジ3を取り出す際に、万一、カートリッジ室開
口を下向きの状態でカートリッジ室蓋8を開放した際に
カメラよりカートリッジ3が落下してしまうのを防止す
るためである。
【0067】そこで、カートリッジ室蓋8を開放した状
態でカートリッジロックレバー11のつまみ部11bを
図11の矢印W方向と逆方向に操作すると、カートリッ
ジロックレバー11とカートリッジ3の係合が解除され
る。その解除動作によりイジェクトロッド26は、後述
する駆動レバー19のバネ部19aの付勢力とバネ35
の付勢力でカメラ本体4のガイド溝4bに沿って移動し
て、カートリッジ3を押し出す。そして、カメラ本体の
ストッパ4d´に当接して停止する。フィルムカートリ
ッジ3は、カメラ底面より指で摘んで取り出せる位置ま
で移動しているので、カートリッジ3は指で摘んでカー
トリッジ室外へ取り出すことができる。
【0068】ところで、フィルムカートリッジ3が図8
の状態にあるときには、フィルムカートリッジ3にRツ
メ31や遮光蓋開閉レバー25が係合しており、これら
をカートリッジ3より引き抜くために、カートリッジ3
単体を持ち上げるよりも、余分な力量が必要である。し
かし、この余分な力量を、常時、カートリッジ3に掛け
ておくと、フィルム給送動作が不安定になってしまう。
【0069】そこで、本実施形態のカートリッジ装填装
置では、駆動レバー19にバネ部19aを設け、その弾
性変形による付勢力によって、カートリッジ3からRツ
メ31や遮光蓋開閉レバー25を引き抜くための力量を
確保している。一方、常に、カートリッジ3に負荷をか
けているバネ35は、カートリッジ3の自重に抗してカ
ートリッジ3をイジェクト可能な弱い力量に設定してい
る。つまり、カートリッジ室4aの開口部が上を向いて
いる場合でもカートリッジ3を押し上げられる程度の弱
い力量に設定している。それに対して上記駆動レバー1
9のバネ部19aは、後述するようにカム部26aに乗
り上げたとき、カートリッジ3からRツメ31や遮光蓋
開閉レバー25を引き抜くことができる程度の比較的強
い力量の付勢力を与え、そのストロ−クもRツメ31や
遮光蓋開閉レバー25を引き抜くに必要なストロ−クに
設定してある。
【0070】カートリッジ室蓋開放ノブ6が図2および
図8に示された位置にあるときには、図18に示したよ
うにイジェクトロッド26のカム部26bと駆動レバー
19のバネ部19aは接触しておらず、イジェクトロッ
ド26にはバネ35の引張力が作用しているのみであ
る。
【0071】そこで、カートリッジ室蓋開放ノブ6を図
2の矢印E方向に操作すると、前述した通りに駆動レバ
ー19は、図5の矢印M方向へ回動する。その回動によ
り駆動レバー19のバネ部19aが移動して、図19に
示すようにイジェクトロッド26のカム部26bに乗り
上げる。イジェクトロッド26は、駆動レバー19のバ
ネ部19aの弾性変形によって、図19の矢印T方向、
すなわち、カートリッジをイジェクトする方向に付勢
し、カートリッジ3をRツメ31や遮光蓋開閉レバー2
5から確実に引き抜くことができる。
【0072】次に、カートリッジ3の装填動作について
説明する。まず、カートリッジ3をカートリッジ室4a
内に押し込む。このとき、カートリッジロックレバー1
1は、バネ40で付勢されているのでカートリッジ室4
a開口内に突出した状態となっている。しかし、カート
リッジ3がカートリッジロックレバーの斜面部11cを
押すことにより、カートリッジロックレバー11が退避
位置へ移動するので、カートリッジ3を装填することが
できる。
【0073】さらに、カートリッジ3をカートリッジロ
ックレバー11でロック可能な位置まで押し込むと、カ
ートリッジ3がカートリッジロックレバー11によりロ
ックされる。このとき、カートリッジ3の遮光蓋3a
と、遮光蓋開閉レバー25のカートリッジ係合部25c
がかみ合っており、遮光蓋開閉レバー25が駆動されれ
ば、カートリッジ3の遮光蓋3aが開放可能な状態とな
っている。
【0074】次に、カートリッジ室蓋8を閉じると、ロ
ックレバー14がロック解除位置に移動して、カートリ
ッジ室蓋開放ノブ6の係止が解除され、カートリッジ室
蓋開放ノブ6が、図2および図8に示された位置へ移動
し、その間に、カートリッジ室蓋8はカギレバー16に
よって、閉鎖位置に係止され、また、カートリッジ3の
遮光蓋3aは開放され、オートロードが開始される。
【0075】このとき、カートリッジ3は、位置決め軸
37によりカートリッジ3の軸と直交する平面内での位
置が決まるとともに、バネ39により押し上げられて基
準面30aに当て付く。すなわち、カートリッジ3の軸
方向に対して位置決め軸37は、バネ39によってカー
トリッジ3に押し付けられているので、カートリッジ室
蓋8とカートリッジ室4aとのカートリッジ3の軸方向
の位置関係はそれ程影響せず、多少のバラつきは許され
る。
【0076】ところが、カートリッジ3の軸と直交する
平面内においては、カートリッジ室蓋8とカメラ本体4
にずれが生じると、位置決め軸37とRツメ31との位
置関係が狂ってしまい、カートリッジ3が傾いて、フィ
ルムが正しく給送されない可能性がある。そこで、本実
施形態のカートリッジ装填装置においては、位置決め軸
37を直接支持している押え部材38をカメラ本体4の
カートリッジ室4aの開口部と嵌合させ、カメラ本体4
と位置決め軸37の上記平面上の位置関係が正しく出る
ように配慮されている。
【0077】また、カートリッジ3が正しくカートリッ
ジ室4aの底面まで押し込まれない状態で、カートリッ
ジ室蓋8を閉じた場合には、図21のカートリッジ室蓋
閉じ始めの断面図に示すように押え部材38の押え部3
8aがカートリッジ3の端面を押圧して、定位置までカ
ートリッジ3を押し込むようになっている。
【0078】次に、図22〜図25、および、図27,
28を用いて位置決め軸37の先端形状について説明す
る。位置決め軸37が、例えば、図27のカートリッジ
室蓋周りの断面図に示す位置決め軸37Aのような球面
先端形状として、ヒンジ軸10を中心としてカートリッ
ジ室蓋8を回動させようとすると、カートリッジ3の位
置決め穴3fと上記軸37Aの先端が干渉して、回動さ
せることができずカートリッジ室蓋8を開くことができ
ない。
【0079】また、図27に示した全長を短くした位置
決め軸37Bのような形状では、カートリッジ3の位置
が正しくないと、図28のカートリッジ室蓋の閉鎖動作
を示す図のようにカートリッジ3と位置決め軸37Bと
が干渉してカートリッジ室蓋8を閉じることができな
い。
【0080】そこで、本実施形態のカートリッジ装填装
置では、上記位置決め軸37の形状を、図22〜図23
のカートリッジ室蓋周りの閉鎖直前,閉鎖状態の断面図
に示すように、回動軌跡上で干渉する側の嵌合長を短く
し、また、確実にカートリッジと噛み合えるように先端
に斜面部37aを設けている。
【0081】上述の位置決め軸37の形状により、カー
トリッジ3の位置がズレても、斜面部37aで、カート
リッジ3を正しい位置に移動させながらカートリッジ3
の位置決め穴3fと、位置決め軸37が係合し、カート
リッジ室蓋8を閉じることが容易となる。
【0082】なお、上記位置決め軸37の先端形状は、
ヒンジ軸10と直交する断面形状が図23に示したよう
な形状であればよく、例えば、図24の先端部斜視図に
示すように、円錐面37a′で形成してもよい。なお、
この円錐面37a′の円錐軸心x′は、位置決め軸37
の軸心xに対してカートリッジ室蓋8のヒンジ軸10の
軸心寄りに偏心しているものとする。また、さらに、上
記位置決め軸37の先端形状は、図25の先端部斜視図
に示すように、傾斜した平坦面37a″で形成しても良
い。
【0083】次に、本実施形態のカートリッジ装填装置
を内蔵したカメラのフィルムオートロード動作につい
て、図20の制御装置ブロック構成図,図26のフロー
チャート等を用いて説明する。まず、ステップS110
において、図8の矢印D方向に、ロックボタン7を押し
込み、SW(A)20がオンしたことが検出されると、
ステップS111にてフィルムがカートリッジから引き
出された状態であるかどうかをチェックし、引き出され
た状態であることが検知されると、ステップS112に
おいて、PCV103(図20参照)で警告を行う。こ
のようにロックボタン7を押し込まないとカートリッジ
室蓋開放ノブ6のスライド操作が不可能であることか
ら、上記ノブ操作時にフィルムが引き出された状態チェ
ックが確実に行え、警告によりその状態を知ることがで
きる。
【0084】フィルムが引き出されていない場合、ロッ
クボタン7を押し込みながら、カートリッジ室蓋開放ノ
ブ6をスライドさせると、駆動レバー19が図5の矢印
M方向へ回動して、SW(B)24がオンするととも
に、遮光蓋開閉レバー25が回動して、カートリッジ3
の遮光蓋3aを閉じる。ステップS113において、S
W(B)24のオンを検出することにより、フィルムカ
ートリッジ3の遮光蓋3aが閉じて、カートリッジ室蓋
8が開放されたことが検知される。
【0085】ステップS114にて、撮影済みのカート
リッジ3を取り出し、新しいカートリッジ3をカメラの
カートリッジ室に押し込む。このとき、遮光蓋開閉レバ
ー25のカートリッジ係合部25cとフィルムカートリ
ッジ3の遮光蓋3aとが係合し、遮光蓋開放可能状態、
すなわち、開放待機状態となる。また、上記カートリッ
ジ装填時に、フィルムカートリッジ3のキー溝3cとR
ツメ31のキー31aとが噛み合わない場合は、Rツメ
31は図8の矢印S方向へ移動して退避している。
【0086】続いて、カートリッジ室蓋8が閉鎖される
と、カートリッジ室蓋開放ノブ6は、係止が解除されて
バネ13の付勢力により図2、および、図8に示された
位置へ移動する。このとき、駆動レバー19が、図6の
矢印R方向へ回動する。この回動より遮光蓋開閉レバー
25も回動して、フィルムカートリッジ3の遮光蓋3a
が開かれる。
【0087】また、バネ22の付勢力によってロックボ
タン7が図8に示された位置へ移動し、SW(A)20
がオフする。ステップS115にて上記SW(A)のオ
フを検出し、カートリッジ室蓋8が閉じられたことを検
知すると、ステップS116に進む。
【0088】ステップS116において、フィルム給送
モータ101を逆転させる。このモータ101の逆転駆
動によりギヤ列が、図5の矢印V方向へ回転し、RWギ
ヤ(C)30の回転に合わせて、Rツメ31も回転す
る。そして、Rツメ31のキー31aがフィルムカート
リッジ3のキー溝3cと係合可能な位置まで回転すると
バネ32の付勢力によりRツメ31がスライドして、フ
ィルムカートリッジ3と係合する。この係合によりフィ
ルムカートリッジ3内のスプール(不図示)が回転し、
データディスク3dも共にに回転する。
【0089】ステップS117において、上記データデ
ィスク3dの回転状態をフォトリフレクタ(A)33お
よびフォトリフレクタ(B)34で検出し、データディ
スク3dの初期位置の判定を行う。上記初期位置の検出
結果に基づいて、ステップS118にてフィルムが未使
用かどうかの判定を行い、フィルムが未使用ではなかっ
た場合、または、現像済みであった場合、データディス
クをフィルム使用済み位置まで回転駆動し、ステップS
119にてデータディスクがフィルム使用済みの位置に
あることを確認して、ステップS120でフィルム給送
モータ101を停止させる。
【0090】一方、ステップS118にてフィルムが未
使用であると判定された場合、さらに、ステップS12
1にてデータディスク3dを回転させてデータディスク
3dの情報、すなわち、ISO感度、撮影可能コマ数等
を読み取る。上記データディスク3dの情報の読み取り
が完了したら、ステップS122にてフィルム給送モー
タ101を正転させる。この正転駆動によりギヤ列が図
5の矢印V方向とは逆方向に回転して、フィルムの送り
出しが開始される。ステップS123にて、フィルムが
所定位置、すなわち、撮影可能位置まで送り出されたこ
とが検知されたら、オートロード完了と判定し、ステッ
プS124に進み、フィルム給送モータ101を停止さ
せる。以上の動作によりフィルムのオートロードが完了
したことになる。
【0091】以上説明したように本実施形態のカートリ
ッジ装填装置におけるカートリッジ室蓋付勢構造は、カ
ートリッジ室蓋8のヒンジ部とその近傍の外装体1との
間にヒンジ軸10方向に延出する板バネ36を配設し、
その板バネ36の付勢力によりカートリッジ室蓋8を開
放方向に付勢するようにしたので、カートリッジ室蓋8
の係止が外れると、該蓋8の先端部が確実に所定量浮き
上がり、容易に開放することができる。この構造によれ
ば、複雑な付勢構造を必要とせず、カートリッジ室蓋周
りをコンパクトにまとめることができる。
【0092】なお、前記実施形態のカートリッジ装填装
置におけるカートリッジ室蓋付勢構造の変形例として、
図29〜図31に示すようなカートリッジ室蓋付勢構造
を提案することができる。なお、図29は、本変形例の
蓋付勢機構のカートリッジ室蓋の回動中心付近を示す断
面図であり、図30は、上記蓋付勢機構のカートリッジ
室蓋部をカメラの底面から見た図であり、図31は、図
30のB−B′断面図である。
【0093】この変形例の蓋付勢構造においては、図2
9等に示すようにカートリッジ室蓋48のヒンジ部にカ
ット面48dを設け、そして、上記ヒンジ部とカメラ外
装体1間にヒンジ軸10方向に延出する板バネ46を配
設し、その板バネ46の付勢力作用部を上記カット面4
8dのカートリッジ室寄りに当接させる。
【0094】以上のように構成された本変形例のカート
リッジ蓋付勢構造によれば、上記板バネ46の付勢力に
よりカートリッジ室蓋48は、前記実施形態のカートリ
ッジ室蓋8同様に係止が解除されたとき、開放側が所定
量浮き上がり、容易に開放することができる。特に、本
変形例のものにおいては、カートリッジ室蓋48のヒン
ジ部をカットしてその部分に板バネ46を配設している
ので、上記ヒンジ部まわりのカートリッジ室蓋厚み方向
の占有スペ−スを少なくすることができる。
【0095】(付記)なお、本発明の上記実施形態によ
れば、以下のごとき構成が得られる。すなわち、 (1) フィルムが収納されているカートリッジを使用
するカメラであって、上記フィルムカートリッジの軸方
向より装填可能な開口を有するフィルムカートリッジ室
と、上記フィルムカートリッジ室を閉鎖する位置と、開
放する位置の間で回動可能に取り付けられたカートリッ
ジ室蓋と、上記カートリッジ室蓋にその軸方向に摺動自
在に取り付けられ、上記カートリッジ室蓋が閉鎖された
状態で、上記フィルムカートリッジと結合してフィルム
カートリッジの位置決めを行う位置決め軸と、上記位置
決め軸を上記フィルムカートリッジに押し付ける方向に
付勢する付勢手段と、を有するフィルム装填装置におい
て、上記カートリッジ室蓋を開放方向に付勢する付勢手
段を設けたことを特徴とするフィルム装填装置。
【0096】(2) 上記付勢手段は、上記カートリッ
ジ室蓋のヒンジ部近傍に当接して、カートリッジ室蓋を
開放方向に付勢する板バネであることを特徴とする付記
(1)記載のフィルム装填装置。 (3) 上記付勢手段は上記カートリッジ室のヒンジ部
に設けられた突起部に当接してカートリッジ室蓋を開放
方向に付勢する板バネであることを特徴とする付記
(1)記載のフィルム装填装置。
【0097】(4) 上記突起部は、上記ヒンジ部よ
り、フィルムカートリッジの位置決めを行う位置決め軸
側にずれた位置に設けられていることを特徴とする付記
(3)記載のフィルム装填装置。 (5) 上記付勢手段は、上記カートリッジ室蓋の回動
中心軸方向に延設した腕部を有する板バネであることを
特徴とする付記(1)乃至付記(4)記載のフィルム装
填装置。
【0098】(6) フィルムカートリッジを収納する
収納室を開閉するための回動自在に支持された開閉蓋
と、上記開閉蓋の回動軸回りに設けられた上記開閉蓋と
一体の突起部と、上記突起部に当接し、上記開閉蓋に開
放方向の付勢力を与える付勢手段と、を具備したことを
特徴とするフィルム装填装置。
【0099】(7) フィルムカートリッジを収納する
収納室を開閉するための回動自在に支持された開閉蓋
と、上記開閉蓋の回動軸を保持すると共に、回動軸を収
納する収納空間に配置された付勢手段と、上記開閉蓋に
設けられ、上記付勢手段に当接し、上記開閉蓋を開放す
る方向に付勢力を受ける当接部と、を具備したことを特
徴とするフィルム装填装置。
【0100】(8) 上記付勢手段は上記回動軸の方向
に沿って延びた形状である付記(7)記載のフィルム装
填装置。 (9) 上記当接部は、上記回動軸回りに設けられた突
起形状である付記(7)記載のフィルム装填装置。
【0101】
【発明の効果】上述のように本発明の請求項1記載のフ
ィルム装填装置によれば、カートリッジ室蓋が付勢手段
により開放方向に付勢力を受けており、カートリッジ室
蓋の係止が外れると所定量浮き上がり、容易に開放で
き、カートリッジの装填と取り出しが可能となる。ま
た、カートリッジが装填されていない状態であってもカ
ートリッジ室蓋を容易に開放することができる。
【0102】本発明の請求項2記載のフィルム装填装置
によれば、請求項1記載のフィルム装填装置において、
カートリッジ室蓋がヒンジ近傍にて板バネによる付勢力
により開放される構造を有しており、カートリッジ室周
りの構造が複雑化することなく、コンパクトにまとま
る。
【0103】本発明の請求項3記載のフィルム装填装置
によれば、請求項1記載のフィルム装填装置において、
カートリッジ室蓋がヒンジ近傍の突起部を介して板バネ
の付勢力により開放される構造を有しおり、複雑な付勢
構造を必要とせず、カートリッジ室周りの構造がコンパ
クトにまとまる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフィルム装填装置が
組み込まれたカメラと装填しようとするフィルムカート
リッジをカメラ底面側より斜めに見た斜視図。
【図2】図1のカメラにおけるカートリッジ室機構部を
カメラの側方よりを見た透視図であって、カートリッジ
室蓋を閉じた状態を示す。
【図3】図1のカメラにおけるカートリッジ室機構部を
カメラの側方よりを見た透視図であって、カートリッジ
蓋を開放した直後の状態を示す。
【図4】図1のカメラにおけるカートリッジ室機構部を
カメラの側方よりを見た透視図であって、カートリッジ
室蓋開放ノブが係止された状態を示す。
【図5】図1のカメラにおけるカートリッジ室をカメラ
の上面側より見た透視図であって、カートリッジ室蓋の
閉鎖時の状態を示す。
【図6】図1のカメラにおけるカートリッジ室をカメラ
の上面側より見た透視図であって、カートリッジ室蓋の
開放時の状態を示す。
【図7】図1のカメラにおけるカメラ上面側よりカート
リッジ室を見た透視図であって、データディスク読取り
用のフォトリフレクタの配置を示す。
【図8】図5のA−A′断面図であって、カートリッジ
の装填状態を示す。
【図9】図5における遮光蓋開閉レバーの作動状態を示
す図。
【図10】図6における遮光蓋開閉レバーの作動状態を
示す図。
【図11】図1のカメラにおけるカートリッジ室をカメ
ラの底面側より見た図であって、カートリッジ室蓋を開
放した状態を示す。
【図12】図1のカメラにおけるカートリッジ室をカメ
ラの底面側より見た図であって、カートリッジ室蓋を閉
鎖した状態を示す。
【図13】図11のCーC′断面図である。
【図14】図1のカメラにおけるカートリッジ室蓋の回
動中心付近を示す断面図。
【図15】図1のカメラにおけるカートリッジ室蓋部を
カメラの底面から見た図。
【図16】図15のB−B′断面図。
【図17】図1のカメラにおけるカートリッジ室のイジ
ェクトロッド周りをカメラの背面側から見た透視図。
【図18】図1のカメラにおけるイジェクトロッド周り
をカメラの背面側から見た透視図であって、バネ部が作
用していない状態を示す。
【図19】図1のカメラにおけるイジェクトロッド周り
をカメラの背面側から見た透視図であって、バネ部が作
用している状態を示す。
【図20】図1のカメラの制御装置のフィルム装填装置
に関する主要構成を示すブロック図。
【図21】図1のカメラにおけるカートリッジ室蓋周り
のカートリッジ室蓋閉鎖始めの状態の断面図。
【図22】図1のカメラにおけるカートリッジ室蓋周り
のカートリッジ室蓋閉鎖直前の状態の断面図。
【図23】図1のカメラにおけるカートリッジ室蓋周り
のカートリッジ室蓋閉鎖状態の断面図。
【図24】図1のカメラにおけるカートリッジ室蓋の位
置決め軸の先端部形状の一例を示す斜視図。
【図25】図1のカメラにおけるカートリッジ室蓋の位
置決め軸の先端部形状の他の例を示す斜視図。
【図26】図1のカメラにおけるフィルムオートロード
処理のフローチャート。
【図27】本実施形態のフィルム装填装置の位置決め軸
と異なる形状の位置決め軸を適用した場合のカートリッ
ジ室蓋閉鎖状態の断面図。
【図28】本実施形態のフィルム装填装置の位置決め軸
と異なる別の形状の位置決め軸を適用した場合のカート
リッジ室蓋閉鎖状態の断面図。
【図29】図1のカメラのカートリッジ装填装置のカー
トリッジ室蓋付勢機構の変形例であってカートリッジ室
蓋の回動中心付近を示す断面図。
【図30】図29のカートリッジ室蓋部をカメラの底面
から見た図。
【図31】図30のB−B′断面図。
【符号の説明】
3 ……カートリッジ 4a ……フィルムカートリッジ室 8,48 ……フィルムカートリッジ室蓋 8d ……突起部 10 ……位置決め軸 36,46……板バネ(付勢手段) 48d ……カット面(ヒンジ部近傍の板バネ当接
部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムが収納されているカートリッジ
    を使用するカメラであって、 上記フィルムカートリッジの軸方向より装填可能な開口
    を有するフィルムカートリッジ室と、 上記フィルムカートリッジ室を閉鎖する位置と、開放す
    る位置の間で回動可能に取り付けられたカートリッジ室
    蓋と、 上記カートリッジ室蓋にその軸方向に摺動可能に取り付
    けられ、上記カートリッジ室蓋が閉鎖された状態で、上
    記フィルムカートリッジと係合してフィルムカートリッ
    ジの位置決めを行う位置決め軸と、 上記位置決め軸を上記フィルムカートリッジに押し付け
    る方向に付勢する付勢手段と、 を有するフィルム装填装置において、 上記カートリッジ室蓋を開放方向に付勢する付勢手段を
    設けたことを特徴とするフィルム装填装置。
  2. 【請求項2】 上記付勢手段は、上記カートリッジ室蓋
    のヒンジ部近傍に当接して、カートリッジ室蓋を開放方
    向に付勢する板バネであることを特徴とする請求項1に
    記載のフィルム装填装置。
  3. 【請求項3】 上記付勢手段は上記カートリッジ室蓋の
    ヒンジ部に設けられた突起部に当接してカートリッジ室
    蓋を開放方向に付勢する板バネであることを特徴とする
    請求項1に記載のフィルム装填装置。
JP9720596A 1996-04-18 1996-04-18 フィルム装填装置 Withdrawn JPH09281591A (ja)

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